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はてなキーワード: オレンジジュースとは

2022-11-09

anond:20221109144307

そんなことをわざわざ言う必要はないという話をしている

大事なのはオレンジジュースの味がおかしいか確認してくれ(もしくは交換してくれ)」ということだけであり

そこに「もしかしたら××したのかもしれないが」なんて情報付与することによって

相手が受け取るべき情報、返答すべき情報が増えて余計なディスコミュニケーションを起こす確率が上がる

そしてそれは誰も幸せにしない

なぜ素人自分の所見を差し挟んでしまうのか

男「このオレンジジュース味が変なんだけどアルコール入ってませんか?」

店員A「確認するンゴ!」

 

店員A「オレンジジュースアルコールが入ってるか聞かれたンゴ」

店員B「オレンジジュースアルコールは入ってないやろwwww」

 

この件に限らずなんだけど、素人自分判断を間に差し挟むことで余計なひと手間が発生するのよね

 

病院に来る奴で

患者お腹のこの部分がこうこうこうこういう感じで痛いので〇〇(難病)って病気だと思うんです!」

医者「いや〇〇ではないと思いますよ」

みたいなのは良くある話でさ

もろちん医者から「他の病気可能性はあるので診てみますか」とはなるけどさ

 

もっと程度が軽いことだと「PC調子が悪いんだけど××が原因かな」みたいなことを聞かれて

明らかに××じゃないってわかってるときは「××は関係ないと思うよ」みたいな話で終わっちゃうことあるじゃん?

 

素直に自分の症状だけを伝えてその対応方法に関してはプロに任せるのが一番いいんだよね

 

オーリンジジュースの件だって素直に「味がおかしいから見てくれ」とだけ伝えておけば

しょうもない伝言ゲームが発生することなんてなかったわけ

アルコール入ってんじゃなーい?」なんて所見を差し挟んだことで

問題が「味がおかしい」からアルコールが入っているか否か」にシフトしてしまった

anond:20221109142716

オレンジジュースなんかパック直入れだから間違えようがないので

あるとすると食器の消毒用のアルコールとかが拭き通れずに残ってたんじゃないかなあ。

本人たちも知らぬ存ぜずで通すだろう。

anond:20221109141027

オレンジジュースアルコールは入ってませんよ!」というピント外れの回答から見るに

そこは信じるのかーい

都合のいい野郎

anond:20221109140702

オレンジジュースに関しては出し方によると思う

濃縮オレンジを水で薄めたらジュースアルコールで薄めたらカクテルみたいな出し方してる店だと間違える可能性があるが

パックのオレンジジュースを注ぐだけなら間違えようもなくオレンジジュースだろう

コップに元々付着してたとか、わざと店員アルコール足したみたいな可能性を探る事もできるけど、そこが気になるならそもそも外食することに問題がある

anond:20221109140702

カウンターの中の店員は笑いながら言う。

こう言う部分で誠意のある対応ができない店、他の部分でも適当なことしてる可能性は否定できんよな。


クレーム話で一番信用しちゃいけないのはこういう「話者からみた印象」だよ

あくまでも主観から平気でねじ曲がっちゃう

オレンジジュースアルコールは入ってませんよ!」というピント外れの回答から見るに

フロアスタッフから伝言ゲームできちんと質問意図が伝わってない可能性が高い

オレンジジュースアルコールが入ってないか確認してくれって言ってます」みたいに端折られちゃったとかな

妊娠中の妻が注文したソフトドリンクに、アルコールが入っていた

イタリア料理のお店に行った。妻は妊娠していてもうすぐ出産だったから、これからしばらく外食できなくなるね、ということで少しオシャレなお店に行ったのだ。

コース料理を食べながら、互いに二杯目の飲み物を注文した。私がクラフトジンソーダ、妻がオレンジジュース

メニュー説明がなかったけど、どういう味のジンなんだろうと注文して飲んでみたが、味がない。中に入ったレモンの味だけがする。こういうものなのかな?(すっきり系のお酒なのかな?)と思って飲んでいた。

すると妻が、

「このオレンジジュース、変な味しない?」

と渡してきた。飲むと、たしかに変な味、においがする。

ふたりで、もしかしてお酒が入っているのではないか? という話になり、そう考えると私の注文したジンソーダは何の味もしない。アルコール臭もない。

これは多分、ジンを入れるグラスを取り違えたミスをしたのだなと思った。

私は気が小さいから、店員を呼び止めるのも緊張してしまう。でも勇気を出して呼び止めて言った。

「このオレンジジュース、変な味がして、もしかしてアルコールが入っていませんか? こちらのジンソーダに味がないので、もかしたら、取り違えていたりしないですか?」

するとそのフロア店員は、バーカウンターの中で作業をしている他の店員のところに行って、何かを言った。

カウンターの中の店員は笑いながら言う。

オレンジジュースアルコールは入ってませんよ!」

違う。そんなことはわかっている。

アルコールの入っていないオレンジジュースを頼んだのだからアルコールが入っていないのは当然だ。違和感があるから聞いているのだ。

しかしそれっきりだった。

飲み物確認するでもなく、交換するでもなく、そのままこの話は終わってしまった。

私は再度、確認をお願いしようかとも思った。でもできなかった。

気が小さいし、ハッキリとものが言えない性格。悔しいのに、そのことをこうやって増田に書くことくらいしかできない。それで、自分を慰めようとしている。とても悲しい。昔から、悲しいことがあると、いつもこうやって文章を書いて一人自分を慰めてきた……

ソフトドリンクを頼んだのにアルコールが入っていたなんて、飲食店ではそれほど珍しいことではないと思っている。でも何の確認もしてくれなかったお店は初めてだ。しかも、それを注文したのは妊婦だ。配慮があってほしかった。

どうしたらよかったんだろうかと、ここで意見を募ろうかと思ったけど、どうしたかたかはもう私の中に答えがある。

最初からちゃんと、アルコールが入っているようだから交換してくださいとお願いする。

あるいは、アルコールが入っているかいないか確認してくださいとお願いする。

この2つだ。

私は妻に本当に申し訳ないと思う。

自分の気の小ささでこれまでも、迷惑をかけたりしたことは何度かある。このまま子供が生まれて、また同じようなことが起こったときに、自分ちゃん他人ものが言えるのだろうかと心配になる。

もうあの店には怖くて二度と行けない。店の前を通るのも怖い。

2022-11-07

anond:20221106114653

まだウダウダ言ってるアホがいるのか

「読み違え」じゃねぇんだよ

お前は、牛乳オレンジジュースを売ってる店で、「飲み物を二つ買ってきて、片方はオレンジジュースにして」と頼まれときに、牛乳二本のケースを考えるのか?

「片方」って言葉に、一本目か二本目、どちらか一方を必ずオレンジジュースにしないといけないな、一本目にしようか、二本目が良いか、面倒だから両方オレンジジュースにしようとか言うか?

自分に都合よく何をどう言い換えようが

それは、「お前がそれをそう読み取った」以上の話にならないんだよ

2022-10-24

ワイ高卒食物繊維が分からない

レタスとかゴボウに入ってるってのはイメージできる。

けど、たまに飲み物の中に「食物繊維入り」と謳っているやつがわからない。

あれって飲み物の中にすっげえ細い糸がたくさん入ってるってこと?

昔あった果汁入りオレンジジュースで、繊維っぽさがあったそれな感じ?

2022-10-23

「男は砂漠の中で水を探す」に対するもっともな指摘

https://anond.hatelabo.jp/20221022214712

この34歳婚活増田についたブクマの、このコメントは実にもっともだと思った


https://b.hatena.ne.jp/entry/4727053473744699971/comment/Gl17

「「男は砂漠の中で水を探す」つまり、そういう増田の言う「ブスでもおばさんでも」扱いで予め除外される側の女性が多過ぎるという話かな。」


「男は砂漠の中で水を探す」という喩えをする男は大多数の女を砂、要は飲み物ですらないと思ってるんだよね

それでいて「女は自販機の前で迷う」と、男の事は全員が飲み物であってせいぜいコーヒー紅茶オレンジジュースか程度の違いだと思っていると。

まりにも図々しい

anond:20221023121646

オレンジジュースの前では「甘い飲み物が好き」と答えて、緑茶の前では「お茶が好きです」と答えてる。

うまいやり方だとはおもうけどさ。

オレンジジュースさん「ならどうして私にお熱にならないんだよ。ああすっぱいから?甘いだけの女がそりゃいいよね、てかホントに甘いだけの女が好きなん?」

抹茶とみせかけた青汁さん「ああ、それでか。やっぱり私のことが嫌いなんだな」

ってなりそう。

昔は少女漫画少女だけ読むものお見合い結婚する話がよくあったけど

今は男女とも恋愛もの読むし

その割に現実的経験値なんて今時おなじような低レベル

選べないと思ってるのとおなじように選ばれないとおもってるからこうやって悪い意味でのお見合い(すっぱいブドウといいきかせながら見てるだけ)がつづくんだろな。

anond:20221023145800

元増田はそうやって答える言うてるやん

オレンジジュースの前では「甘い飲み物が好き」と答えて、緑茶の前では「お茶が好きです」と答えてる。

しょうもない

女が無邪気に聞いてくる「どんなタイプの人が好き?」

あれなんなんだろうな。

男の大半は選べる立場にないんだけどな。

ブスでもおばさんでも無邪気に聞いてくる。

これ聞かれる度にネットで誰かが言ってた「女は自販機で好きなジュースを探し、男は砂漠の中で水を探す」が脳裏をよぎるんだよなあ。


オレンジジュースの前では「甘い飲み物が好き」と答えて、緑茶の前では「お茶が好きです」と答えてる。

しょうもない





でいだらに指摘されてコメントを読みなおしたけど不快コメントはごくごく一部だったわ。

こいつら非表示にして追記も消させてもらって仕舞にする。

不快にしてごめんな!

2022-09-19

anond:20220917235915

田舎だとキッチンがないとまだ困るんじゃ…と思ったけど、冷凍物の保管と温めができる程度の設備さえあればそれでいいんだな

しか外国だとコンビニ弁当みたいな冷凍食品をドラマとかで見かけるし、冷蔵庫の中はあとオレンジジュースくらいしかないし

2022-09-13

anond:20220912135002

そもそもグレープフルーツジュースじたい需要少ない

わざわざグレープフルーツジュースさがしてのむことがまずないわ

だいたいオレンジジュースとかアップルジュース

どくとくのえぐみと酸味がひとを選ぶから

このまま滅びよ

2022-08-12

anond:20220812231409

給食の思い出

僕は昔から水分がないと飯が食えないたちの人間だった

から休みの人の分の牛乳積極的にもらっていたし、牛乳オレンジジュースという献立の日は何で飲み物2個何だろうと思いながらもうれしかった

小学校から中学校に上がり、給食制はそのままだったのだが、あらた中学校で増えたメニューがあった

揚げパンである

ただでさえ喉が渇くパンを油で揚げ、砂糖をまぶし、そこにきな粉ココアと言った粉末をまぶす

不味いとは言わないが、口が油でまみれ、砂糖がのどに張り付き、粉でむせ、やっとパンを噛んだかと思うと、また口の水分を奪われる

誰が考えたんだ、このクソメニューと思っていた

あんまりもう給食のことは覚えてないから、短文になった

2022-08-01

anond:20220801234316

服を水で濡らしてそれを着る

動脈をとにかく冷やす

オレンジジュースを一気飲みして気絶して寝る

2022-07-23

バー常連になりたい

こんなマスターのいるバー常連になりたい

・汚いうるさい繁華街の地下にあるオーセンティック雰囲気バー

初老マスター(実はめちゃくちゃ戦闘力が高い)が一人で切り盛り。

カウンターに座ると何も言わずシーバスリーガル12年のロックミックスナッツを出してくれる。

・俺より先に連れが来店すると周りから見えず会話も聞こえない個室に通し、俺が店に着くと何も言わず目配せで連れの来店を教えてくれる。

・ほぼ致命傷の傷を負って脇腹を抱えながら店に行くと、何も言わずに店を「CLOSED」にして淡々治療してくれる。

・目が覚めるとマスターは買い出しに行っている。拳銃、防弾仕様スーツオレンジジュースキューリサンドイッチが用意されており「傷が開かないよう、お気をつけて」とメモが置いてある。

・店に来た普通のお客さんたちにはめちゃくちゃ優しい。女を連れて酒のうんちくを語るおじさんにもニコニコと「お詳しいんですね」と返す。

・命を狙われている女性絶対的安心感で匿ってくれる。

・その女性を捜して店に来た屈強な男たちに対しマスター最初は穏やかにしらばっくれる。話が通じないと分かるとマティーニ用のオリーブピンだけで全員始末する。

誰かこんな店知らない?

2022-07-08

ドリンクバーラインナップがおいしそうだった

普段は水で十分なのでどの店でもドリンクバーを頼まないのだが、ふとブロンコビリードリンクコーナーを見ると

ディスペンサーからでてくるジュース類じゃなくて、デキャンタ(ピッチャー? なんていうんだろ)に入ったものがいくつか

あってなんかよかった。今回は頼んでなかったので次の機会にでも。

大昔に行った観光ホテルモーニングにあった牛乳オレンジジュースを思い出す。

ところでガストは注文確定直前にやっぱりドリンクバー追加って簡単にできないの?

一旦キャンセr

2022-07-01

エロマンガを描いて生きている 2/3


長編作品DLsite投稿した次の日だった。

サイトを眺めたところ、新着のおススメ欄に自分のやつがあった。クリックしてみると……「ランキング 24時間1位」とあった。「ファッ!?」という声が出た。無意識だった。あんな声が人間から出るのだなと素朴に感じた。

pixiv活躍している絵師です」と自分のことを紹介してくれる人がいた。嬉しかった。コメントを読んでいると、こんなに多くの人が気持ちよくなってくれたんだと思って涙が出た。自分がやったことは無駄ではなかったんだ、これでよかったんだ、と心臓の奥からじんわりとした感情が湧き出した。

マックフライヤーに真新しいオイルを入れた時の、あの澄んだ小麦色の油面脳裏に浮かんだ。生卵をそこに割って落として、ポーチドエッグを作って食べるのが当時の朝マッククルーの楽しみだった(追記 お湯に落とすのが本来ポーチドエッグです。当時の呼び方尊重しました)。

朝五時くらいの周囲がまだ暗い中、夜マックから朝マックに切り替わるまさにその時、みんなでワイワイと集まって創作料理をやっていた。自分が作るのはポーチドエッグ相場が決まっていた。皆、おいしいと言ってくれた。そんな記憶が、あのランキング1位の画面を観た時に脳裏をよぎった。

デビュー作品投稿した年だけで1000万以上も稼いだ。図に乗った自分は、また同じ系統作品を作り始めた。再び三ヶ月程度は労しただろうか。前作と同程度の執筆期間だ。

いよいよその時だ。満を持して販売開始ボタンを押した。はっきりいって二番煎じだった。濃さについては前作よりも強いつもりだ。

売れ行きは……前回とほとんどいっしょだった。24時間ランキングは1位だったし、1週間ランキングでも、1ヵ月ランキングでも一番になった。コンテンツ需要があると確信した瞬間だった。

次作はこれとは違う作品を作ってみようと思い立った。妹凌辱ものではなくて、もっと社会的健全とされるエロ分野に挑戦してみようと思った。多くの大家のページを巡っていったところ、クリムゾン先生のページに辿り着いた。販売作品ひとつずつ見ていったところ、「この人すげー安定してるな」と感嘆したのを覚えている。それでいて創作ペースも早い。

自分場合はこうはいかない。下書きの段階では絵も字も死ぬほど汚いし、ペンタブを握ってもそんなに変わらない。初稿は売り物にならないレベルで、第二稿、第三稿と繰り返すたびにちょっとずつ売れる絵になっていき、販売開始をクリックする頃には第7稿とかになっている。

クリムゾン先生の安定感は素晴らしいとは思ったけど、自分には到底真似できないことも理解した。でも、これでいいのだ。自分場合は遅筆で、年に投稿できる作品は少ないけど、その代わり、とびっきり質のいいやつを出してやろう。それで読者に喜んでもらえばいい。

それから、いろんな経験をした。

DLsiteFANZAから個別に連絡があって、「今度、このようなキャンペーンで~~」といった内容で、いわゆる商談というやつだ。あとは出版社からも連絡があった。オリジナル作品をウチで出してみないか? という提案が。乗り気ではなかったが、編集者がいい人だったので1冊だけ紙の本を出した。

社会のことをもっと勉強しておけばよかった。会社員の人って、みんなけっこうシャキンとしていて、キビキビとしていて、マナーレベルが高かったりするだろう。絵描きというのは社会経験がない人が多いので、そのあたりはルーズだ。

例えば、FANZAとかで滅茶苦茶に売れている大御所の人で、態度が凄まじく横柄な人がいる。出版社の人や、イラストレーターや、もっというと初対面の人が誰だかわかっていなくても、自分が神であるかのような傲慢な態度で望む。20代はもちろん、30代、40代の人でさえそういう行動を取る人はいる。お金があれば何をしてもいいんだ、という心が透けて見えるようで気分が悪い。

自営業にとっては自然なことだ。自分が作った世界勝負して、それでお金を稼いでいるのだから会社員みたいに礼儀マナーを身に着ける必要はない。傲慢だろうと誠実だろうと、ご飯を食べていけるならそれでいい。他者への態度は、その人が自分責任で決めることだ。



かくいう自分も失敗をした。

二作目を売りに出してから少し時間が経っていた。通帳をみると、一作目の投稿から数えて約二千万円が入金されていた。このお金で何かしてみようと思ったところ、秋葉原にあるメイドカフェで豪遊してみようと思い立った。

専門学生だった頃に、友人と2回ばかり行った経験があるのだが、そこにはいい年をしたおっさん連中がいた。メイドさん達をわが物のように扱い、ほかのお客のところに行かせないようにしていた。彼らというのは基本的に、ものすごくうるさくて、ありえないほど近い距離メイドさんに接する。心理的にも物理的にも。ああいうのは苦手だ。

対照的に、ものかに食事を嗜んでいるおじさんや若い人もいたが、少数派だった――年齢は関係ない。大人びた人というのは、大抵は子どもの頃から大人だったりする。

結局、学生だった当時は、メイドさんとロクに喋ることはできず、40分ほど滞在して割高なオムライスを食べて帰った。世知辛い思い出だ。

ある秋の日、自分は一人でその店を訪れた。当時と変わらない佇まいだった。木目調のカウンターに色とりどりの置物が飾ってある。メニューもおしゃれだ。簡素だけど、手作り感が満載の。

あの時と一緒だった。おっさん連中が三人ほどいて、お気に入りメイドさんドリンクを飲ませていた。

観察してみると、カラオケサービスを頼む際にメイドAさんの胸を人差し指タッチしたり、フロアに立っているメイドBさんの隙を探して肩を揉んだりしていた。

40を過ぎた大人が、若いの子に対してお金と引き換えにセクハラをする場――学生などお呼びではない。それが当時のメイドカフェに対する認識だった。

でも今は違う。今の自分は専門学生ではなく、pixiv発のいっぱしのプロ絵描きなのだ

入店してすぐ、メイドさんこちらに気が付いた。

「お帰りなさいませ(はぁと)。ご主人様」

紋切り型の楽しげな挨拶を受けて、カウンター椅子腰かけた。今のはメイドCさんとする。ちょっとしゃがんで、上目遣いでこちらを見上げている。猫耳を付けていた。リボン付きの首輪も。

「初めてですか?」

はい。初めてです」

こちらがメニューです~(以下、お店のシステム説明)」

了解しました。1時間で帰る予定です」

「ご注文は何にいたしましょう? ご主人様」

オムライスください」

かしこまりました。オムライスの種類がこちらになります

「『くまたんはんばーぐ☆オムライス』にします。ドリンクは『ふりふりしゃかしゃか♥オレンジじゅーちゅ』で。何分くらいで来ますか」

「お飲み物はすぐに。オムライスはお時間かかります

了解です」

オレンジジュースはすぐに来た。メイドの人がふりふりしゃかしゃかすると、魔法がかかって味が変わるらしい。「今回はいいです」と断って、その場でグラスの半分まで飲んでみた。普通にうまい。前回は、お金がなかったのでウーロン茶を頼んだはずだ。

オムライスはあと20分お待ちください。私はあちらのご主人様の方にいますので、何かあったら呼んでくださいね

「そうですか。では待っている間にシャンパンを飲みます。これをください」

メニューの一番右上にあるシャンパンを指さした。ドンペリ白だった。当時、ドンペリが何なのかわかっていなかった。とりあえず高い酒ということは知っていたが。メニューには55,000円とあった。

メイドCさんは、「えっ!?」という声にならない声を上げて、おじさん方の接客をしているメイドAさんとBさんのところに駆けていった。

一時的キッチンの中に引っ込んでの作戦会議の後に、メイドBさんとCさんが自分のところにドンペリを――おそるおそる持ってきた。今思えばけっこう揺れていたかもしれない。Aさんは接客に戻っている。

ドンペリの瓶について、ずんぐりとした形状だったのを覚えている。天井LEDに照らされた酒瓶は、生まれたてナイフのような恥じらいを帯びていた。鈍い色の光沢が煌めいてる。生涯で初めてのドンペリだ。

こちらでよろしいですか」

OKです」

「ご主人様。ご自分でお開けになりますか――?」

「開け方がわかりません」

「そうなんですか。実は私達も開けたことがなくて」

「何……だと……?」(ブリーチ

Aさんの前にいるおじさん3人がこちらを睨んでいる。メイドAさんなら開け方がわかりそうなものだが、色々と事情があったのかもしれない。

やけくそだった。なんかもう適当ねじねじとしたやつを外して、ボトルの蓋を解体していった。コルクだけになったところで携帯電話をパカッと開いて、ようつべドンペリの開け方を調べた。どうやら、ねじねじとしたやつは残しておくものらしい。

ようつべの画面に映ったバーテンが、コルクの栓を捩じりながら開けていくのを見て成功確信を得た。自分も真似してやってみよう。メイド2人が手元をまじまじと眺めている。

何十秒かそこらだったと思うが、ずっとコルクを捩じり続けていた――ポォンッ!! という音を立てて、コルク天井に突き刺さった。すごい音だった。直後、メイドBさんの方にコルクが落っこちるのを観た。

冷たい、と感じた。見れば膝にドンペリが零れているではないかテーブルの上はさらにヒドイことになっている。

やってしまった、ドンペリの瓶を揺さぶり過ぎたのだ。炭酸がこんなに強いなんて。当時の自分は知らなかった。ドンペリの四分の一くらいが零れたのを見て、さっきのおじさん達がゲラゲラと笑っていた。メイドAさんがこっちに向かってきて、BさんとCさんを悲しそうな目で見た後で、

申し訳ありませんご主人様!」

謝罪したのを覚えている。

「いいですよ。みんなでゆっくり飲みましょう」としか言いようがなかった。零れたものしょうがないのだ。これが現実なのだハム太郎)。

メイドさんとしばらく話をした。あれは楽しかった。初めての体験というのが大きい。以下に抜粋してみよう、うろ覚えだ。BさんとCさんとの会話がメインで、Aさんは傍で見ていてたまにしゃべる感じだった。半ば酔っていたので、お見苦しい発言がいくつもある。

「改めて、Cといいます。どちらから来られたんですか?」

千葉の端っこからきました」(比企谷くんの近所に住んでます

「へー! わたし千葉に住んでるんです」

もしかして家が隣かもね」(なんてね!)

「かもしれませんねー」

「このお店、やって長いんですか。この木目調のカウンターとか。古さがいい感じです」(i'm lovin' it!)

「えっと、たしか五年目ですね。前ここバーだったんです」

へぇバーですか。どおりで。照明を消したらバーになりそうですね。ところで姉さん、失礼ですが年はおいくつですか」(24とみた)

「えー、いくつに見えますか?」

「22」

「ブー、違います

「うーん、25?」

「違います!」

「27?」

「ブー、ぜんぜん違います

「参った。正解を教えてよ」

「正解は……17才です!」

「あー、そっちかー」

意味わかるんですか? おにいさ……ご主人様」

「わかるよ。有名な声優さんのやつ。で、ぶっちゃけ本当は年いくつ? 自分は26。見た目はおにいさんじゃないけどね」(おにいさんってあなたもしかして夜の店で働いてた?)

「こないだ19になりました」

若いね。ところでなんだけど。なんかさ、たばこ匂いがするよ?」(この子まじでヤニ臭いんですけど……)

「そんな匂いしません! 未成年ですから

煙草は吸わないけど、ドンペリは飲むんだ」(やりますね!)

「ご主人様だから特別ですよ。内緒にしてくださいね

(ここで一瞬、AさんとBさんが神妙な顔つきに。Bさんが話してくる)

「ご主人様って、アニメ好きな人ですか~?」

「うん。アニメ好きです。毎季いろいろ見てます!」(うえぃ、酔いが回ってきた)

「え。アニメ好きなんですね。今のだったらどんなのおススメですか? 観てみたい」

「うーん。すぐにはちょっと。頭の回転が追い付かない。Bさんは、どんな感じのがお好み?」(装甲騎兵ボトムズとか? あまり答えたくないな。恥ずかしいし)

「笑えるやつがいいです」

「どんなアニメだって笑えるじゃん」(話題よ逸れてくれ)

「泣けるのが好きかな~。わたしにもおススメ教えてくださいよ」

「うん、ちょっと考えるね」(こんちきしょうめ!)

「あー、ご主人様かわいい。頭ひねってる」

「焦らずに。ちょっと待ちなって」(お答えしますよ!)

(当時のアニメ視聴リスト。○が思い出せた)

あかねさす少女 ○

・うちのメイドがウザすぎる!

アニマエール! ○

・俺が好きなのは妹だけど妹じゃない ○

寄宿学校のジュリエット

ジョジョの奇妙な冒険黄金の風

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ○

やがて君になる ○

ゾンビランドサガ

アニマエール一見やんちゃなようで、友情がしっかりしていて面白いんで見ることにしましたよ。やがて君になるも捨てがたいですねェ」(戸愚呂弟)

アニマエール見てないです。どのへんが面白いんですか」

「緩くて、緩くて、緩いところかな。1話を見たらわかる。それだけでいい」(語彙貧困

「ご主人様、すごいですね」

「恐縮です。Bさんのおススメはある?」(もっと褒めてもいいんですよ)

「色づく世界明日から、てゆうのが感動できます。泣きますよ~」

「素晴らしい作品を見てるんだね」(そんなの知らない!)

「ご主人様、見る目あるんですね」

「どういたしまして」(ヘヘッ!)

絶対みてくださいね

(※翌年、全話視聴してガン泣きした)

「ところで。そちらのお姉さんはベテランさんですか?」(Aさん!Aさん!)

はい……まあ。そうですね。オープンからいるんで」

「へー。オープンから!! それはそれは!! 大事役割を任されてるんですねェ。今日開店時間からずっといるんですねェ」

「そういう意味じゃありません」

「ごめんなさいwww」

(※このあたりから記憶がない。ドンペリ白をほとんど飲み干していた)

「ご主人様ってなんか。自分をお持ちのお顔ですね。アニメだけではなくてー、ほかにもいろいろ趣味が多そうな気がします」

はいイラスト描くの好きですよ」(わかってますね!)

「そーなんですね。渋のアカウント持ってます?」

「持ってますとも」

「見せてくださいよー」

「また今度ね。もっと別の、楽しい話題に移りませう」(絶対みせないでをかう……)

「ご主人様の見たいです。次は絶対見せてくださいね

「その時が来たら見せますよ! ところで、自分さっき、どの漫画キャラの真似してたかわかりました?」

アニメ版の戸愚呂弟かなって思いました」

あんたもなかなかやるねェ」(ヘ、ヘッ!)

「ご主人様は、イラスト以外にもモノマネお上手なんですね」

「戸愚呂が一番好きなんです」(へへッ!)

わたし、戸愚呂兄のモノマネが得意なんですよ。今からやってみますね!」

割愛

しばらく喋っているうちにドンペリ(3/4)をほぼ1人で飲み切り(メイドAさんとCさんが2杯ずつ飲んだ)、美味しいオムライスを食べた後、現金でお会計を済ませると、のんびり歩いて秋葉原駅まで行った。

おじさん連中には、キッチンから出てきた料理担当とおぼしきメイドさん対応していた。あの時のおじさん達のことは今でも覚えている。自分カウンターを立って会計をする時も、物笑いにするような目つきでこちらを眺めていた。

それで、実家への帰り道の途中、酩酊した状態自転車に乗っていたものから、見事に転んでコンクリート水路蓋に頭を打ちつけた――転んだ自分の目の前に、青い空が映っていた。千葉県某所の空に、みたいなタイトルが頭をよぎった。当時は若かった。今の自分飲酒運転など絶対にしない。

しかし。真の失敗は飲み方の汚さにあった。あの時以降も、グラスに注いだ高い酒をペースを考えずにグイグイと飲みまくった。どう考えても見た目が悪い。高い酒を飲むやつが偉いだろうと心の奥底で考えていた。その時点で、あのおじさん達と同じ穴の狢というわけだ。

今はそういう飲み方をすることはなくなった。世の中には優しいおじさんもいて、ある時だった。別のメイドカフェで、ピンクドンペリを直飲みでイッキして騒いでいたところ、隣にいたおじさんが言ったのだ。

「君の飲み方は汚い。もっと周りのことを考えて吞みなさい」

はっとした。そのとおりだった。自分調子に乗っていたのだ。「ごめんなさい」と謝ったら、「俺もね、あなたくらいの時にお酒で失敗してね……」といろいろ話してくれた。

お金を稼げたから、それだけで偉いなんてことはない。人間の偉さがあるのだとしたら結局、人柄とか、人格とか、行動とかで見られるんだと思う。まだ30手前だけどわかる。人生の明らかな事実だ。



次で最後です

https://anond.hatelabo.jp/20220701210746

2022-06-13

今日のエサ

珈琲館 モーニング チーズトーストセット

(サラダチーズトーストサンドオレンジジュース)

 

タコベル タコス一個(薄すぎ&小さすぎて泣ける)

タコベルドリンクバー (ダイエットコーラ1回ドクぺ1回)

 

ナムル 198円 1パック

キムチ100g

ヨーグルト100g

 

飯食った感がないまま一日終わった…。

2022-06-07

好きな食べ物を聞かれて

 オレンジジュースって答えるのはあり?

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