はてなキーワード: インスリンとは
ここ数年健康診断で血糖値もHbA1cも標準ギリギリの高い値だがまだ尿に糖もでておらず自分は糖尿病ではないと思っていた。
あるとき、「尿がやたら泡立つんですが糖尿病の初期症状では……」と相談した。結論は−(ネガティブ)。医師の判断は「尿が濃いだけ」「糖尿で蛋白がダダ漏れの時はもっと長い時間消えません」がしかし。
ここまで血糖値もHbA1cも高値が続いているとすでに糖尿病である可能性は十分あると。体重は標準より大目だしねと。たしかに血糖値が基準値より高いと糖尿病が疑われるし、HbA1cもそう。では、血糖値が基準値より低ければ違うのか?実は、そうじゃないと言われ、糖耐能の検査をすることになって、してみたら糖代謝には異常ありとなった。この時、同時に検査したコレステロールとHbA1cも基準値越え。投薬開始。
メトホルミンというインスリン抵抗性改善薬を飲むことになった。太めはまず自分でインスリンの効きを弱くする物質を作ってしまっていることが多いようだ。
飲み始めたら、どうなったか。
最初の週は便が緩くなったがすくおさまった。
次の週あたりで変化に気付いた。「疲れにくくなった?」
10時ごろには1日の疲れで眠くなっていたのがより持つようになった。
1月過ぎるころには、日中それまで普通だと思っていたのが実は軽くだるかったのだなと気付くようになった。
3ヶ月すぎるころには体重も少しだが減っていた。起きていられるのも12時過ぎても問題なくなった。
疲れが抜けにくくなったのが歳の問題じゃなくて病気の問題であることもある。
「まだ標準値だから大丈夫(震え声」「歳だから仕方ないよな(震え声」と思わず、標準値内でも、高値安定のときは、体力がなくなった、疲れやすいと思ったときは、病院にいって精査されるべきだと今ではマジで思う。思えば健康診断の前は1ヶ月ぐらい前から節制するからその分下駄履いた値だったんだな。
最近、増田で非モテだったけど、脱喪したみたいなエントリーが流行っているよね。
それを見るにつけて思うのは、女のブスは甘えだよなぁ、ってこと。
なぜ甘えか。女性の容姿は、後天的な努力でどうとてでも出来る部分が大きいからだ。
女性の容姿における良し・悪しはメイク技術が大半を担っている。たとえば、『【化粧詐欺】女の化粧凄すぎワロタwwwww http://girlsvip-matome.com/acv/1008800641.html』とかを見てもわかるように、メイクや髪型のセットでかなりの部分がどうにかなる。
たとえば、顔の輪郭が悪いなら、上手く顔の輪郭をカバーできるような髪型にすればいい。目が小さいなら、アイプチをして、つけまつげをつけ、アイラインを引けばいい。多少の毛穴なら、ファンデーションで隠せる。特に、目に関しては、ほとんど「お絵かき」に近いくらい化粧で描画可能だろう。顔面というキャンパスに、カワイイ顔を描いていけばいいのだ。人間の印象、特に女性の印象は、目元が大きく影響する。これを化粧でいじくれるのだから、女性の容姿は努力次第でかなりどうとでもなるといえる。
もちろん、努力でどうにもならないものもある。たとえば、身長だ。だけど、問題ない。日本には「スタイルがいい女性が好き」という人もいれば「可愛くて守ってあげたい子が好き」みたいな需要も存在するからだ。低身長に生まれても、高身長に生まれても、どちらにもそれなりにそれを好む異性がいる。
つまり、顔に関しては、作画技術を磨けばいいのだし、生まれ持ったスタイルについては、それを好む異性を狙えばいい。だから、女性の非モテというのは、かなり努力不足、甘えによるものが大きいんじゃないだろうか。
一方で、男性はどうだろうか。
まず、化粧ができない。髪型の自由度が低い。これで、生まれ持った顔面をカバーできる度合いがかなり低くなる。もちろん、髪型をそれなりオシャレに変えることもできるだろう、眉毛をセットしてキリッとした印象に変えることのできるだろう。でも、足りないんだ。女性がメイク次第でコイキングからギャラドスくらいには進化するけれど、男性はキャタピラーがトランセルになるくらいのもの。「わるあがき」をしてレベルをあげても、僕らはギャラドスにはなれないんだ。
また、身長に関してもそうだ。男性は生まれ持ったスタイルで、モテ度が決まってしまう。低身長が好きという女性はあまり見たことがない。かなりハンサムでも、身長が170cmないと、実際に見た時にはかなり見劣りする(V6の岡田君くらいかっこ良ければ別だけども)
パイオツに関して、貧乳には貧乳好きというジャンルがあるけれど、チンコに関して粗チンが好きって人はあまり見たことがない。イケメンでも、粗チンの人はそれなりにコンプレックスを持って生きてるんじゃないだろうか。
もちろん、男性にもできる努力はある。デブなら痩せるべきだし、ガリなら筋トレをするべきだ。銭湯に行くとき、僕は男性の体を観察してしまうんだけど、十分痩せているのに、腹筋は割れていなくて、お腹がポコンと出ている。このくらいは直すべきだろう。お腹がっぽっこりでているのは、姿勢が悪いのがひとつ。姿勢が悪いのは、姿勢を支える脊柱起立筋が弱いから。もうひとつの原因は、腹横筋(腹筋の深層にあり、腹圧を高める=お腹を引き締めている 筋肉)が未発達だから。これを改善するには、スナッチグリップのデッドリフトが良い。脊柱起立筋、腹筋、腹横筋、広背筋を同時に鍛えることができるスグレモノのエクササイズで、これをやっているだけで、整った姿勢と、広い背中、引き締まった腹筋が手に入る。これに加えて、チンニング、ディップス、スクワットでもやっておけば、十分すぎる。
あと、思うのは、みなジムでは一生懸命トレーニングするのだけれど、その熱意を台所に向けていない。体をつくるのは栄養だ。君が食らっているものが、血となり肉となる。ダンベルに向ける熱意を、献立にも向けなければならない。筋肉が育つのは、ストレス(ウェイトトレーニング)への適応現象で、ヘビーなウェイトで負荷をかすことで、体が「この重さに対応できるようにならねば」と復讐を誓い、筋肉を育てようとする。だけど、あくまで筋トレとは「筋肉をつくらなければダメだぞ」という合図でしかない。設計図だけで、ビルはできない。材料が必要だ。均整のとれた体は、それをつくりあげる栄養素がなければ生まれない。たとえば、タンパク質。筋肉を育てるには、だいたい除脂肪体重×2.5〜3.3g程度のタンパク質をとる必要がある(腎臓に負担がかかると心配する人もいるかもしれないが、健康な人は大量のタンパク質をとっても問題ないと、FDAも厚労省もいっている)実験によって、タンパク質を2〜3時間おきにとるのがベストと示されている。タンパク質を1日に6〜8回に小分けにして、体重×2.5gとろう。(職場でプロテインを飲みにくいという人は、水筒に入れておけば、バレにくい。まぁ、1日3食でも、量さえ確保すれば、それなりの効果はあるから無理をする必要はない。)これで3ヶ月くらいトレーニングをすれば、君の体は見違えるほど変わってくるはずだ。
もっと結果を求めるなら、炭水化物にも気を配ろう。炭水化物を摂取した時に分泌されるインスリンは、最強のアナボリックホルモンだ。(テストステロンよりもはるかに強い)インスリンは、体の中にある栄養素を筋肉に届ける。その結果、筋肉が成長する。先ほど、筋肉が育つ過程を建築にたとえたけど、インスリンは現場に資材を運ぶトラックのようなもので、トラックが資材を運ばなければ建築(筋合成)なんてしようがない。炭水化物を、若い人なら体重×4g、オッサンでも3.5gはとりたいところだ。
だからといって、白米を食べればいいわけでもない。白米のような吸収されやすい炭水化物(高GI)は、すぐに血糖値をあげてしまう。いきなり高くなった血糖値に反応して、インスリンが大量に分泌され、血糖値を一気に下げる。すると、低血糖の状態になりやすくなるんだ。十分な栄養が行き渡っている(適性な血糖値に保たれている)時間が少なくなってしまう。これを防ぐには、低GIの炭水化物をとること。たとえば、オートミール、たとえばパスタ、たとえば玄米。食物繊維と一緒に取ると更によい。こういった食品はゆっくり吸収される。だから、長い時間にわたって、筋肉に十分な栄養が行き渡っている状態が続く。結果、筋トレの効率が飛躍的に高まるんだ。吸収の早い炭水化物(ブドウ糖、白米等)は、トレーニング中、トレーニング後、朝などのインスリン感受性が高い時にとるようにしよう。
筋トレをはじめたけれど、いまいち結果がでなくて、やめてしまったという男性はかなりいるだろう。男の子なら、誰でも一度は、ブルース・リーを夢見て、自宅のリビングで腕立て伏せをしてみる。でも、頑張って続けても、たいして体に変化が現れずにやめてしまう。俺には向いていないってね。だけど、献立を変えれば、体が変わる。週3回ジムに行き、献立に気を配りさえすれば、3ヶ月もしないうちに目でわかる結果が出てくるはずなんだ。だから、それまで頑張って欲しい。
まぁ、そのくらいの努力はするべきだろう。とはいっても、マッチョになったからといって、女性にモテるわけではないけれど…むしろ、腹筋を見せる(裸になっている、あるいは水着で海に行く)のフェーズまで持ち込めるなら、それはもう十分モテているんじゃないかと思うよ。マッチョになってもモテない、持てるようになるのはバーベルだけだ。だけど、バーベルを持ち上げることが自信につながる。それはきっといいことのはずだよ。
最後に、どんなにいい男でも、少しずつ魅力を蝕んでいくハゲについて触れなければならない。切れ長の、深い瞳をして、鼻筋は通り、身長は高く、筋骨隆々だとしても、禿げ上がっていると「ハゲた人」になってしまう。女性や一部の男性の中には、ハゲは努力不足(頭皮ケア・栄養不足)と勘違いしている人がいるけど、それは違う。ハゲは遺伝だ。遺伝なんだ。遺伝なんだよ。
DHT(ジヒドテストステロン)というホルモンが、頭皮にあるアンドロゲンレセプターと結びつくと、皮脂を大量に分泌することになる。その結果、頭皮の育毛サイクルが乱れ、ハゲが進行する。頭皮にあるアンドロゲンレセプターの数は、遺伝により決まっている。頭皮にアンドロゲンレセプターが少ない人は、たとえシャンプーを全くしなかったとしてもハゲない。(たとえば、作家の五木寛之はシャンプーがキライで、一ヶ月ん一回くらいしかシャンプーをしなかったが、フサフサだったというのは有名な話)DHTが頭皮のレセプターと結びつくのは、ある薬を飲めばブロックできるけれど、薬事法に触れるので、ここでは取り上げない。
でも、多くの男性は、そういうことも知らずに、せっせと亜鉛のサプリを飲み、スカルプDに無駄な金を払い、戦争で焼けた大地を慈しみ育むように懸命に頭皮マッサージをしているけれど、その結果、「まだ頭皮が消耗しているの?」とばかりに、どんどんと禿げ上がっていくんだ。これを「努力不足」と叩くのは可愛そうだよ。ちなみに、自分がハゲの遺伝子を持っているかどうかは、DNA検査で簡単に調べることができるから、気になっている人は調べてみるといいかもしれない。
書いているうちに、ブスとかそういうのはどうでも良くなってきました。男性でも女性でも、与えられたカードの中で最大限努力する人は素敵だと思うし、それを馬鹿にする人にはなりたくないものですね
日本の医療費がなんかおかしいことになっているのは、素人の方々はなかなか気づくまい。
しかし医者から見るとこれほど「平均レベル以下の医者」が悠々と食っていけるような、そして「海外なら100万ドルプレーヤーのトップレベルの医者」でも日本では平均レベルの給与だという興味深い社会主義的な制度だ。
今度の4月でもまた料金改定がなされ、いろいろ取り沙汰されている。ひとつは精神科で、お薬を沢山出すほど安くなる、という設定がなされた。
もう一つは主治医制度の導入で高い報酬が設定されたが、絵に描いた餅である。
あと一つは糖尿病治療へのますますの高点数の設定である。ほいっとなにかすると、癌を治療したりするより点数が高くなる。異常だと思うほどの高点数だけれど、これにはどういう意味があろうか。糖尿病の先生方の車がゲレンデワーゲンから何になるのだろうと興味津々である。
やはりその意味は糖尿病の治療に取り組む医師が少ないというのがあろう。実際、一月30日、720時間のうち、0.25時間だけ拘束して教育をしても、ほとんどの人は良くはならずにズルズルといく。このストレスに耐えられる医者は実は多くはない。できれば専門の先生に、と言いたがるのは良くならないという現実を見たくないからだ。
個人的には教育時間を増やすために、時間を1時間以上拘束する、専門の看護師がしっかりと教育する施設に高点数を設定したい。看護師は医師に責任を転嫁が出来るから目の前の患者さんがあまり良くならなくともその責任を一身に引き受けるほどのストレスは少なかろう。いずれにせよお疲れ様です。
一方で教育の行き届いた患者さんへの点数は下げるべきだ。私は裏ワザを使って安くしている。インスリンを2ヶ月3ヶ月分出す方法だ。これは劇的に患者さんの負担が安いのだが、よほど優れた患者さん限定の話である。99%の患者さんは2週間に1度来院して欲しいほどである。
たぶんアスパルテームかな。
安全性に疑問符が出たり出なかったりで認可されたり取り消されたりを繰り返してるサッカリンは日本じゃあんまり清涼飲料水には使ってない。
アスパルテームは代謝産物のアミノ酸のフェニルアラニンがフェニルケトン尿症の人にはよくないとされている。
といっても、砂糖の200倍甘いわけだから使用量も砂糖の200分の1なわけだから、フェニルケトン尿症であっても飲みすぎなければ。
それから、アスパルテームのラットへの発癌性についての報告があったけれど、眉唾なデータ。
ただ、アメリカだと一部の健康志向の消費者が敏感になっていて、アスパルテームフリーと書かれた菓子がけっこうある。
そんなわけで、アセスルファムカリウム、スクラロースに取って代わられつつある。
あとは、たとえカロリーがなくとも甘みがあるものを食べるとインスリン感受性に影響があるという報告があるけど、それも健康被害という視点からすると無視していいレベル。
まあそんなところか。
あとは、買ってはいけないの人はサッカリンとアスパルテームにはベンゼン環が含まれてるから発癌性があるかもしれないからダメみたいなことを言ってたけど、ベンゼン環なんて蛋白質を構成するアミノ酸によく含まれてるわけで、それがダメなら肉類のほとんどがアウトだから気にしたら生きていけない。
http://anond.hatelabo.jp/20090401200113
ども、↑の元増田です。
僕はイデオローグでも何でもなく、個人の体験談として書いただけで、それがこんなにブクマされるとは思っていませんでした。ただ、これだけブクマされたら少しは補足しないと変なことになりそうなので、昨日までに自己レスで書いた分もふくめてタイトルをつけて書きます。トラバだけだと読んでもらえないようなので。
p_shirokumaさんの指摘ですが、客観的に見て正しい指摘だと思います。ただ、観点が当然違うのでそこを指摘させてください。
これはたしかにそうなんですけど、むしろ、僕にとってはこれは前提で、僕みたいな症状の人は低血糖症を疑ってはどうでしょうか?と言いたかったというのがあります。これは書き方が悪かったかもしれません。
おっしゃる通りです。参考にします。炭水化物を少しずつとっているというのはその通りです。なんで炭水化物を完全に絶つって短絡されるかな。
このポイントは重要だと思います。治験やなんかでエビデンスがない以上、そうであると医者の人は言ってはいけないと思います。僕もエンジニアなのでそれが科学的な態度だと思います。僕の場合、5年前に強烈な鬱病になりました。その時の感覚は、ホワイトノイズにつぶされているようで、腕を上げることもできませんでした。なので、もとのエントリーの最初に書いた症状は、その鬱病が治ったあとの症状です。「20年来のつらさ」なんていうと、メンタルをずっと病んでいたのが治ったみたいですが、そうじゃなくて、体の症状とそれにともなう、ひどいうつ病に比べたらまだましな精神症状が良くなったと言っています。エントリーの最後に「長期のうつ病」と書いてしまったのでそうとられてしまったんだと思います(これは言いすぎです)。そういう意味で食事っていうか、血糖値で気分が変わるというのは、DSM-IVの一般身体疾患による精神疾患に分類するのは正しくて明快ですね。テクニカルにはまったく私も同意します。
ただ問題は、現場の医師がそこまで意識しているかどうかです。私の知っている心療内科の医師でそういう判断をする人はいません。食事で気分が変わるんですがと言ったとしても、単に抗鬱剤や安定剤を出されるだけでしょう。その原因は、低血糖症に対する理解が日本ではほとんどないからだと思います。本当にしつこいですが、糖尿病の人がなる低血糖と低血糖症は別です。http://d.hatena.ne.jp/yachimon/20090403/1238685142にあるような感じで血糖値が食事でおかしくなる現象です。私はここのグラフで上が200以上、下が50くらいで、山は一つです(yachimonさんは山が二つあって気分の動きが相当つらいだろうなと思います)。
トンデモとか疑似科学とか言われてもプラクティカルに効果があればどうでもいいんですが、英語だとDummiesシリーズの本が出ています。
"Hypoglycemia for DUMMIES" Cheryl Chow and James Chow, MD
この本にも、symptonとしてanxietyとDepression/mood swingsがあります。もちろん医学書ではありませんが、アメリカの本屋だったら絶対にあるDummiesシリーズになるくらい一般的なんだろうと思います。
で、病院に行かずに素人の浅知恵なんてコメントをする人もいますが、まず病院には行っているし、この本もふくめ学術的ではないけど相当研究はしました。普通に血液検査をしても標準値内に入ってしまうし、運動(筋トレとランニング)もしているし、いい妻にも恵まれているのに、なんでいつまでも朝は憂鬱で、昼食後はだるくてイライラして不安と焦燥感に駆られるのか、が不思議でしょうがなく、、あとは元のエントリーに書いたとおりです。
もしかして、以下のサイクル自体が信じられないという人も多いのかも知れません。
糖質とる→(糖尿病になりかけているせいで)血糖値上がりすぎる→眠くなり、インスリン出過ぎる→血糖値が急に下がりすぎる→血糖値を上げようとアドレナリンとノルアドレナリンが出る→イライラしたり、不安になったり、無気力になったり
↓
糖質減らす→血糖値上がらない→眠くならず、インスリンもあまり出ない→血糖値下がらない→アドレナリンとノルアドレナリンが出ない→いい気分
毎食後勝手に飢餓状態に置かれてしまうこの現象と解決法を否定されたら意味がないんですが、p_shirokumaさんやfinalventさんの指摘はここではなく、この現象がメンタルヘルスの対象である精神疾患かどうか?ということであるととらえています。
もともと言いたかったことの一つは、もし同じような症状っていうか現象が出ているなら、この食事はそんなに大変じゃないからちょっとためしてみてはどうですか?ということです。一度寝る前に無糖ヨーグルトやSoyJoyを食べてみてそれで朝が楽になるならそれだけでもいいし、昼食を軽めにして卵やチーズや豆の間食をしたら夕方が楽になるならそれでもいいでしょう、ということです。その変化が劇的だったら、医者に行って詳しく見てもらうといいでしょう。ただほとんどの医者は低血糖症を知りませんが。あと、食事の取り方はindividualizeしないといけない、というのは別のhypoglycemiaの本なんかにも書いてありました。確かに腎臓が悪い人がこの食事は良くないでしょうね。
少し覚悟はしていたけど、左右両方に曲解されて極端なコメント(メンヘラがマクロビやったらすべてがうまくいった!のレベルの賛否になっていたりする)をもらうのはちょっと疲れたので、こういうことを増田に書くのはやっぱよくないですね。なのでこれでおしまいにします。
個人的にうれしかったのは、文章がうまいと数名の方に言ってもらえたことです。それだけで十分かも。
ども、元増田です。
ブクマの数にびっくりしました。一応言っておきますが、エイプリルフールのネタじゃありません。その他ランダムに補足します。ここに書いても本文しか読まれないみたいですが。
疑似科学って言うか、別に効けばなんでもいいんでこだわっていません。ただ、低血糖症は日本ではまだ保険適用の症状になっていませんが、一応英語でhypoglycemiaをググると2,790,000件出てきますので。
このサイトの写真の女性の様子は低血糖症をよくあらわしていると思います。
あと、マクロビって言葉を出しただけでなんで信者だって思われるかな。肉食べてんのに。
低血糖症は糖尿病の人がなる低血糖とは別です。あれは本当にその時に砂糖を食べないと死んでしまいます。親族にインスリン注射をしている糖尿病患者がいてそうなったのを何度か見ました。そのせいで糖代謝系を疑ったというのもあります。
アメリカでしばらく仕事をしていた時に、アジア人は昼飯を食べると寝てしまうという共通の特徴を見つけたこともありますし、アメリカ育ちでない一時的に来ているアジア人のほうが鬱屈しているなとも思いました。それはやっぱ糖代謝の関係なのかなぁと考えています。
僕の体質の話もあるので、この通りにやればなんでもOKなんて思っていませんし、たまたま当たってつらいのがなくなったら嬉しいです。あそこに書いた通りだとビタミンやミネラルが不足するかなとも思うので、海藻系をたくさん食べるともっといいかもしれません。僕はランニングをやっていたので改善が早かったのかもしれません。医者のガイドでは3か月くらかけてとあったし、ウォーキングのような軽い運動と組み合わせるのも必須みたいです。
あの食生活は個人的には全然つらくないです。小食なのはすぐ慣れるし、足りなくてもすぐ食べれるからです。だから気軽にどうですか?のノリだったんですが、意外なところが反響を呼んでしまったみたいです。
ちなみに、朝がつらい人が簡単に試すとしたら、一度寝る前にSoyJoyか無糖のヨーグルトを食べてみたらいいかもしれません。それで朝が楽になるならずっとそれでもいいし、それから医者で調べてもいいでしょう。昼を少しだけ軽くして3時に卵かなんかを食べてみて、それで夕方が楽になるならそれでもいいでしょうし。僕は指摘されているみたいに症状が極端だったので、改善も極端なんでしょうか。いっぺん休日の朝に何も食べないでいきなり砂糖を大匙いっぱい食べてみてどうなるか試してみたい誘惑に駆られます。今日は昼食のサラダドレッシングを油断して食べてしまって、3時までふらふらでした。
繰り返しますが、普通の医者じゃ認知度がとても低いので、検査を受けるなら紹介はしませんが5時間糖負荷試験で探して行ってください。ちなみに、日本の医者は厚労省に甘やかされてまったく勉強しないから、保険適用の流れ作業しかできない人が多すぎると思います。ドラマのERを10年以上見ていますが、アメリカはあのレベルが普通なのかとうらやましいです。ドイツにいた人に聞いても同じ感想でした。
幸せのくだりはちょっと誤解を招くような表現かなと反省しています。20年来のつらさはほぼなくなったけど、他の日常のつらいことなんかがなくなるなんて思っていません。ただ、ベースが楽になったので、それなりにつらいことがあってもつぶれないくらいにはなれたかなというのがあります。何もしていない時がつらい、から、何もしていなくても楽しい、に変わったのは大きいです。
もともと十分アクティブじゃんという指摘については、むしろつらいから昔からエキセントリックな方向に行く傾向があって、それでなんとかやってきていた、というのはあります。でも常に無理をしていたのでますますつらかったです。
妻に関しては、僕の人生で一番ラッキーなことだと思っています。心理的に健康で情が深い人に出会えたのは幸運以外の何物でもありません。彼女のおかげで僕のイライラは僕の中が原因なんだとわかって調べる気になれました。本当に感謝です。
学生のころからつい最近まで、僕は生きるというのは基本的につらいことだと思っていた。ところが、そのつらさの大部分が簡単に消えてしまったのでこんなこともあるんだという意味で伝えてみたい。長いので興味があったら読んでください。
中学生のころから、いつも体のだるさを感じていた。お腹も弱く、何かあると下痢してばかり。当然元気なんかあるわけなく、高校生のころもあんまり前向きな人間ではなかった。でも頑張ればなんとかなると思える若さもあり、インスタントコーヒーに砂糖をぶちまけて勉強をしたら大学には合格した。大学では典型的な怠惰な学生で、起きるのはデフォルトで午後、授業には半分も出ていないと思う。無気力で今にして思うと鬱状態だった。
何とか卒業してIT系に就職したが、そこでの仕事の仕方も追いたてられてやっているような感じで、いつも綱渡りをしているような気分で全く余裕はなかった。それでも20代のうちはなんとかなったし、結構業績もあげたので30前半も20代の貯金でなんとかやっていけていた。けれど30半ばになって全く新しい仕事をやらなくてはならなくなり、そこでクラッシュして休職した。復職してからは自分の頭や体の調子を冷静に見るようになって、ヘビースモーカーだったのを禁煙したり、ランニングを始めたり、食べ物に気をつけたりしたところ、少しずつだけど調子は上向きになっていったけど、根本的に何かおかしいと思っていた。以下ここまでで出ていた症状。
(追記)
仕事は、失敗するのが怖くて異常にワークロードをかけてやる。だからうまくいくときはいいけど、失敗すると目も当てられない。うまくいってもうまくいかなくても疲弊してしまう。うまくいった仕事は、人の手助けとか責任がなくて気軽にやったものがほとんど。
こういう状態だから、とても悩んでいろんなメンヘルの本や啓発系の本を読んだけど解決にはならなかった(違う意味で色んな示唆は受けたけど、特に瞑想とか)。ある時アメリカ人の書いた本を読んだところこんなことが書いてあった。
炭水化物を減らす
炭水化物は"全粒"がキーワードです。白いパンや白いご飯、白いパスタなどの精製された炭水化物は血糖値を急激に変化させ、気分をコロコロ変えてしまいます。
「脳にいいことだけをやりなさい」マーシー・シャイモフ、三笠書房
アメリカの啓発系の本は説教くさくなくプラクティカルなので好き(追記:個人的にこの本全体を評価するわけではありません。最後のほうにはカルトっぽい記述もありましたし。要は部分的にでも役立てばなんでもいいということです。)なんだけど、早速玄米やライ麦パンを試してみたところ、頭がすっきりした感じがした。のでさらに調べてみたところ「低血糖症」のキーワードにたどりついた。特にこの本には驚いた。
「低血糖症と精神疾患治療の手引き」マリヤ・クリニック院長 柏崎良子、イーグレープ
この本によると、低血糖症患者(反応性低血糖症の場合))は食後の血糖値が急激に上昇するために、インスリンが出過ぎてしまい3-4時間後に血糖値が異常に低くなってしまうとのこと。血糖値が低くなりすぎたりすると、血糖値を上げるためにアドレナリンやノルアドレナリンが分泌され、
分泌されたアドレナリンやノルアドレナリンが情動を司る脳の分野(大脳辺縁系)を刺激し、感情的興奮(怒り、憎しみ、敵意、焦燥感、恐怖感、落ち込み、悪夢、不眠、自殺観念)を引き起こすため、脳全体の機能のバランスが悪くなり、感情をコントロールできずに「キレる」症状を起こす原因の一つともなります。
攻撃的行動、うつ的衝動、性格の異常化、感情の抑制ができない、判断の統合ができない、引きこもり、自律神経失調症、完璧主義になる、健康の認識基準が低い、自責の念が強い、過度に目的志向型になる、幻聴幻覚の症状、不眠と悪夢、「キレて」止まらない症状、ストレスへの対応、感情表現の欠如
また、コルチゾールも分泌されるが、血糖値を上げるためだけに使われてしまい、アレルギーや炎症が出るとのこと。これも症状ぴったり。
極め付けはこの文章。
青少年期から低血糖症の患者は、低血糖の異常状態に慣れていて、それを通常の状態であると誤認していることもあります。低血糖症がもたらす他の症状のために来院し、検査の結果、低血糖症であることがわかり、治療して後、体質も性格も変わり、自分の健康状態、正常な状態を知って驚くことも多くあります。
これだけ言われたら試すしかないと思い、これで駄目だったら田舎にでも引っ込んで低位安定の人生を送ろうと決心して食生活を試行錯誤の末こんな風に変えてみた。
朝食:ライ麦パン、生野菜、卵、カフェイン抜きコーヒー、果物少し、ジュースなし
間食1:コンビニのミックスナッツを150kcalくらい
昼食:肉か魚でご飯は2口くらい、玄米が選べたら茶碗半分くらい
間食2:ゆで卵
間食3:プロテインとナッツの残り
間食4:寝る前にナッツとプロテイン
(追記:最適な食べ方は人によって違います。低GIで少量頻食にするのがポイントですが、ミネラルバランスを気にして、内臓疾患がないか検査は必要でしょう。)
ポイントは、お腹半分でまでしか食べないことと、空腹のタイミングを作らないことと、ソースも含め砂糖とブドウ糖果糖液を徹底的に避けること。食べるものは基本的にマクロビオティクスに肉と卵を足したものだと思えばいい。最初はSoyJoyも食べていた(症状が重くなければ十分効果があると思う)。酒は翌日に残っていたのが残らなくなったのであんまりセーブしていない(追記:飲む種類は蒸留酒と赤ワインがメインになりました。ビールを飲むととたんにおかしくなるので)。むしろ野菜と肉と魚で飲むと眠くならないし飲むのが楽しくなってきた(甘いつまみは厳禁だけど)。ちなみに、頭が働かない時にブドウ糖や甘いものを、と宣伝されているけど、あれは砂糖業界の陰謀だとしか思えない。その一瞬はいいけど、すぐに悪循環に入ってむしろ悪化する。たんぱく質だって脂肪だって時間はかかるけどブドウ糖に分解される(追記:厳密に言うと糖新生ですね)ので最終的な効果は一緒で、いきなり吸収されないぶん血糖値を上げず安全だったりする。だから泰葉みたいに砂糖を食べてはいけなくて、ふらふらする前にたんぱく質か低GI食品を食べるのが正解。
効果は笑っちゃうくらいすぐ(2-3日で)出た。まず仕事の集中力が圧倒的に戻ってきて、いい資料は作れるし、ミーティングで効果的な発言はできるし、客に嫌味を言われてもこたえない(冷静に指摘としてとらえる)ようになった。寝る前に食べるせいだろうけど、朝は気持ちよく目覚めるし、いらいらすることがないから性格も丸くなった。なによりうれしいのは、以前だったら調子のいい時に思いついたアイデア(プライベート、仕事を問わず)が、昼食をとるとリセットされて全然進展しなかったのが、継続して発展させられること。結構ややこしい問題に関する説明資料を1ヵ月かけてつくって客のお偉方に説明したりなんてことが簡単ではないにしても充実してできるようになって、もしもう少し若い時に同じことができたら、高給取りのコンサルになれたのになと思ったりした。今や仕事の企画を考えるのが楽しくて仕方がない。
ランニングも調子よく、以前だったらハーフマラソンに出るたびに怪我をしていたのが、今回はフルマラソンを走っても3日後には練習が再開できるくらい。胃腸については、お腹を壊すことはほぼなくなり、肉を大量に食べても難なく消化できるようになった。
おまけに、インスリンダイエットとプロテインダイエットを同時にやっているようなものだからいい感じにやせてきた。(追記:もともとやせていましたが、体型は良くありませんでした)
一応病院にも行って、保険適用外の5時間糖負荷検査というのを受けた。検査の最中から慣れ親しんだ嫌な身体的心理的症状が出て、結果は見事に反応性低血糖症(200以上に上がった血糖値が4時間後に50近くまで落ちた)だった。念のためこれも保険適用外のサプリ(結構高い)も買ったけど、なくても食事だけで十分効果があるのはわかっているのでいつでもやめられる。低血糖症を治療することでうつ病だけでなく、統合失調症も良くなるらしいとのこと。統合失調症になったことはないのでよくわからないけど。ただ、不定愁訴系はかなり治るような気がするし、いらいらしてキレやすい犯罪者やDQNは、自分もそうだったから治療可能だと思う。
何をやったらいいかわからなくて無為に時間を過ごして、無力感と自責感にさいなまれながらだらだら遅くまでいた以前とは大違い。一日集中できるということがいかに素晴らしいか痛感する。マネージャーだったころに人系のぐだぐだでとても疲れたことがあったけど、そういう仕事も懐深くできるような気がする(あくまで気がするだけだけど)。
プライベートでもランニングがこれまで以上に楽しくなったほか、もともと好きだった音楽や映画も心の底から楽しめる感覚が本当に久しぶりに戻ってきた。今はドアーズを聞きなおして曲の良さにほれぼれしているところ。味覚も鋭くなって、豆や野菜の自然なおいしさがよくわかる。自然のおいしさを理解して生かしている料理を食べると嬉しい。二度とチェーンの居酒屋なんか行けないけど。妻や友人と過ごす時間も増え、こんな簡単に幸せになっていいんだろうかと思う。経済的な不安はまだまだあるけど、幸せっていうのは結局自分の状態のことなんだなと実感した。
ともかく空腹感や満腹感で良くも悪くも気分や体調が変わってしまう人は試したほうがいいかも。症状が治まった目で見るとそういう人がとても多いように見える。アメリカでは保険適用で、4,000万人くらい潜在患者がいるとのこと。日本で普通の治療になったら、長期のうつ病や進行した結果としての糖尿病やメタボが過去のものになるかもしれないと思う。
(凄い久々の追記)
基本的に同じ食生活を続けていい調子ですが、最近もしかしてセリアック病なんじゃないかと考えだしました。セリアック病による自己免疫不全でお腹の具合が悪く、小腸から栄養が吸収できないということなのかもしれません。糖尿病の併発も多いようで、結局は低血糖症で言われているのと同じ現象が発生し、治療法もほぼ同じとのことです。将来的にここらへんが統一的に説明がつくようになるのかもしれません。
(またまた追記)
セリアック病のテストではネガティブでした。ただセリアック病を疑うのと前後して、ハーフマラソン後に誤って飲んだオレンジジュース(炭水化物30g)で体が発狂(痙攣と胃腸障害)したので炭水化物不耐性なのだろうなと思います。炭水化物不耐性→現象としての低血糖症という感じです。
http://anond.hatelabo.jp/20070812200016
大体、子どもは昔々の物語なんかどうでもいいのだ。もっと世間や社会のことが知りたいのだ。
小学生は中学校のことが知りたいし、中学生は高校のことが知りたいのだ。東京の同年代の生活が知りたいのだ。
自分の子供の頃に引き寄せて考えてみると、学校推薦図書のラインナップたるや、おそらく20年前とそう変わらないのではないか、という事に気づき、少なからず愕然とする部分があるのが、泣ける。
ほかにも、大人から見た小中高の頃というのは、「子供時代」という十把一絡げのカテゴリーの中に記憶が押し込まれてしまっている事が多いため、扱いが大雑把になってしまう嫌いはある。これに対し、自分の将来に対してさまざまな希望と不安を抱いている子たちにとっては、自分の属する世代の少し先の、まだ見知らぬ世界が気になるのは、ある意味当然のことであるとは言える。
良識ある大人は何も子どもが欲しいと思っているものを与えてくれない。子どもを使って商売をしようと思ってる大人だけが、
欲しいものを与えてくれるのだ。代わりのものも与えられないくせに、罵倒して放っておいて大人面されれば、
そりゃー大人ウゼエって話になるわな。
詳細は『中二病』の項目に解説をゆずるとして、子供世代から見た「世の中について知りたいこと」というものと、大人世代から振り返ってみた「子供時代にできれば知っておくべきだったこと」が違うのは、至極当然の話である。
だいたい『良薬は口に苦し』という言葉の通り、本当に人間にとって有用なものは、けっして口当たりの良いものなどではなく、むしろ苦味を感じることのほうが多いのだ。だからといって、それを嫌がって自分の好きなものばかり食べていれば、いつしかビタミンの欠乏やインスリンの分泌過多などを起こして、やがては身体を壊すハメになる。
「自分の気に入ったものが得られない」といった理由で周囲の大人を憎み、「自分の好むものを与えてくれる大人」にホイホイと付いていった結果、道を誤ってヤクザのパシリになったり、あるいはアングラな業界に入ってしまったりする未成年が、世の中にいったいどれだけいるのかと想像すると、自分は心が寒くなる。
そういった、まさに「似たような失敗をする者」が少しでも減る事を願って、先人たちは『地獄への道は善意で敷き詰められている』といったようなことわざを、貴重なメッセージとして後世に残してくれているのである。
だがそれでも、きょうもまた悲喜劇は繰り返される。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」のことわざの通り、身を以て体感することでしか予防・学習ができないという悲しい性(さが)を持っているのが、人間というものだからだ。ましてや、人生経験も浅い子たちにとって、「今はつらいが、将来それがきっと役に立つ時が来る」ことの意味が実感できるには、彼らの分別というものはあまりに浅い。そしてそれを導き正すのは、大人たちの努めというものである。
だからこそ、大人は子供たちにウザがられても、「世の中でやっていい事・悪い事」「子供時代に最低限しなくてはならない事」「歴史を元にしたケーススタディ」を、口を酸っぱくして教えるものなのだ。近い将来に、彼ら・彼女らが、その意味を実感してくれる事を願って。
http://anond.hatelabo.jp/20070411000308
人間も元は野生生物だった関係上、飢餓に対する防御システムは持っているが飽食に対するシステムは持っていない。(例えば、血糖値を上げるホルモンは何種類もあるが、血糖値を下げるホルモンはインスリンただ1種類しか持っていない。)だから、食べようと思えばいつでも、いくらでも食べられる現代のこの状況は、生物としての人間にとって未曾有の危機的状況とも言える。食欲は最適体重に向かってコントロールされるわけではないから、食べ続ける限り、間違いなく食べ過ぎになる。過剰に摂取された栄養は、飢餓の記憶しか持たない体によって、貯められるだけ貯められてゆく。
そして、太っていると何がまずいかというと、内臓諸器官に過負荷がかかる。特に循環器系、わけても心臓。筋肉や軟骨なども物理的に消耗する。つまり、寿命を削ることになる。
問題は、食べるという行為そのものが恐るべきストレス解消効果を持っているということである。この効果を侮っているものは必ずダイエットに失敗する。食べることの量・質を減らす場合、その代償が必要となる。強靱な目的意識はその1つとなりうるが、誰もが維持できるものではない。ストレス食いの自覚のある人は、注意が必要だ。生活でストレスを蓄積し、食事でそのぶんを解消する、という輪廻を既に構築してしまっている、ということである。
肥満が気になり始めているということは、ノーブレーキで漕ぎ出していることに本能が薄々勘づいている証拠かもしれない。どこかで輪廻を断ち切らない限り、命は削られ続ける。