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はてなキーワード: いびきとは

2023-05-11

壁が薄すぎて隣の家のいびきが聞こえる

知らないおじさんが自分の部屋にいる夢を見るくらいにはうるせ〜 睡眠時無呼吸症候群か?

すべてにイライラして体の表面がピリピリしてきた

2023-04-23

anond:20230423180010

ワイは無の呼吸を極めた豚柱やでという話

自分いびきの音でよく目が覚めるやで

2023-04-16

anond:20230416002907

治療してないけど自分は横向きに寝る癖があって直接的な原因はこれだろうなあと思ってる

で、なんで横向きになっちゃうかというと反り腰扁桃肥大かなあ

仰向けに寝ると腰は痛いわいびきかくわでろくに眠れんのよね

増田にもなんかないんかそういうの

2023-04-11

ぜんぜん眠れない。もともと不眠気味で夜型でもあるのだけど、今眠れないのは半分くらいは同居人いびきのせいでは?と最近思い始めた。

一人暮らししたい気持ちが日に日に募る。眠い。眠れない。

2023-04-01

夫のいびきがやかまし

どうしたらいいですか?

①別れる

②起こす

③その他

2023-03-13

anond:20230313123117

頭の悪い会社に入ると、トイレからいびきが聞こえてくる。

社員サボりがちな会社満席率が高い。楽天とかもそうだったな。

anond:20230311224417

ブコメでも何人も指摘しているように睡眠(の質)に問題がありそう

睡眠時無呼吸症候群とかが具体的に疑われる

まあ、自分いびきかいいるかどうかは、独身男性じゃわからんわな

睡眠改善して疲れを取るべき

うつの方もなにか手を打つ必要がありそうだが

2023-03-11

旦那のこと好き。離婚したくない。別居したい。一緒に住んでて殺したくなるような出来事だらけだけど、生活態度以外は未だに好きなところだらけで辛い。別居したい。それで、2週間に1回くらいデートしたい。すっぴんで一緒にごはん食べる回数はもう少し多くてもいい。あーーーー恋人としては全然普通に好きなんだな。つらい。今日も在宅勤務中のこっちの仕事死ぬほど邪魔してきて、やるって言ってた片付け一切やってなくて、デカいびきゴーゴーかいて寝てる。殺してやりたい。でも大好き。

2023-02-15

旦那のこと憎いけど友達としては大好き

家事しない

食事いるいらないって何度頼んでも連絡しない

いびきうるさい

一緒に暮らすのが本当に苦痛

だけど、友達としては今でも大好き

一緒に遊んでるときだけは楽しい

離婚して友達に戻りたい

2023-02-11

[]

大湫宿に行ってまいりましたわ

江戸時代雰囲気が素敵に残っている感じがしてよかったですわ

神明神社の倒れた大杉ブロックになって置いてありましたわ

元々生えている部分の痕跡を探したけれど良く分から

展示されている写真位置判断しましたわ

まさに根こそぎ倒れてしまったのですわね

巻き添えで直径1メートル近い杉も切り株になっていましたの

黒くて下の部分が白いお猫様がいびきのような声で鳴いていらっしゃいましたわ

年寄りの猫なのかしら

途中でわたくしに吠えてきた柴犬散歩に行ったあとにトラネコさんが陣取っていて

お犬様のお皿からお水をペロペロされていましたわ

2023-02-10

anond:20230210163256

本当に衰えているのは、脳みそのほうかも。

体内ではいろんな臓器が音を立てているのに、それを認識させないように

脳みそが常にノイズキャンセリングしている。

かい音でいびきかいてる本人が気づかないのも、脳内ノイズキャンセリングが秀逸だから


集中してると耳鳴りが聞こえなくなるのも、基本的には同じ原理だけど、

脳の働きを改善させるような方向で対策を考えてみては。

2023-02-09

anond:20230209024221

俺も自分いびきで起きるくらいだから酷いんだろうとは思うが

別室で寝ても無理ってのは増田の寝つきが悪いのもあるんだと思う

俺は上に書いたくらい酷いけど奥さんは平気で一緒のベッドで寝てるから助かる

旦那いびきがうるさすぎる

信じられないレベルでうるさい。寝室を分けて別の部屋で寝てても聞こえてくる。

かに「俺いびきかくよw」と一緒に住む前から言われてた。でもちょっとこのレベルヤバい実家の犬のいびきとはわけが違う。身体の大きさも違うもんな。

いびき治療病院に行ってほしいと再三伝えているけれど、一向に行ってくれない。なんでも「昔行ったけど無意味だった」とかで。

いびき以外は特に不満がないけど、とにかく毎日眠れなくて気が狂いそうなので、結婚半年、早くも別居したい。別居でいい。離婚したいほど嫌いになったわけじゃないから。

2023-01-17

父のこの症状が嫌すぎる

毎日晩酌して、そのままリビングテレビをつけっぱなしにしたまま寝落ち、が常習犯の父。電気代上がってるし見てないのにテレビをつけっぱなしなのも、ソファいびきかいて寝てるのもだらしなくて嫌。

そんな父、仕事ストレスが溜まると深酒のしすぎなのか不可解な行動に出る。

トイレじゃないところで用を足そうとしたり、まだ朝じゃないのにシャッターを開けようとしたり、幻覚でも見てるのか?といった内容を話してくる。

とうとう頭がおかしくなったのか?と思うような言動ばかりで、かなりストレスが溜まる。無理やり止めようとすると怒鳴るし。認知症の初期症状か?と思って受診を勧めたら怒られた。だったら週3日休肝日を設けて、静かに寝てくれ。母の声でヒヤヒヤしながら起きたくない。

2023-01-02

嫁が痩せない

個人的に切実な相談

多少のフェイクを交えつつ、赤裸々に書き記します。

私は30代前半。嫁は2つ下。

同じ学校出会い同棲を経て卒業後数年で結婚しました。子無しです。

大きな前提として彼女に対する愛は深く、彼女から愛情も感じています

2人とも穏やかな性格で大きな喧嘩もなく、仕事関連で多少の波風はありながらも金銭的な不自由もなく基本的には平和日常を過ごしています

嫁の体型が気になりだしたのは5年くらい前、家着のパーカーを着ている様子を見てのことです。

普通体型だった嫁が、ややふくよかな体型にあることに衣服の膨らみから感じとっていました。

食事料理趣味彼女に対してそれを制限するのも悪いと思い、言葉を選びつつヘルシーな食事を私が心がけたいと伝え、食生活改善を弱めに促しました。

この頃、気づけば、私自身も痩せ型だった体型が標準の太めまでサイズアップをしており、食と運動に対してアンテナがたつようになっています

一緒に散歩運動をする習慣を作ろうとしたこともありましたが、彼女の足の怪我生理痛などの事情で断続的になりやすく、気づけば運動個人のサイクルになっています

ただ、この時点では、ややぽっちゃり。という程度で、食生活で維持をしてくれれば良いかな。という考えでいました。

さらに年月が経ち、我が家クイーンサイズベットで一緒の布団に寝ているのですが、彼女いびき...というよりは気道をこじ開けるようなガガガガという轟音と、キュポッっと蓋が閉じるような音で目が覚めることになります

轟音よりは淡白な閉じる音が個人的には大きなトラウマで、毎回ではないですが、今もたまに聞くことがあります

気づけば、やや というレベルはこえ、ぽっちゃり の体型になっている嫁に危機感を覚えます

何度か症状を伝え、録音したいびき?も聞かせ(これはこちらも辛かったですが)、真剣トーンでダイエットについて気持ちを伝えました。

switchゲーム散歩ジョギング、縄跳びなど、様々な運動を数日は実践するものの何かしらの理由がつき7日間続きません。

日常では楽しい会話や雰囲気を維持したいので、事細かな注意は避けたいのですが、飲食店でのトッピング・甘いもの飲食など以前は気にならなかった行動が目についてきてしまいました。

また、本人の意向もありプロに頼もうと数十万の費用貯金のうちから出すことも計画し、ジム候補と気にいるのなければ他のジムでもいい旨は伝えていますが動きはありません。

自分でできることはやり尽くした感があり、これ以上は関係破壊覚悟日常管理にまで足を踏み入れるべきか悩んでいます

痩せてほしいという思い自体が私の一方的な我儘な可能性もある一方で、体調面の不安トラウマの音がある状況も悩みの種です。

理想彼女自由意思能動的にダイエットに励んでもらうことです。良い説得方法をご意見いただけないでしょうか。

最後に、彼女笑顔は最高で絶対に手放したいものではありません。その手のコメントはお控え下さい。

長文にお付き合いいただきありがとうございます

2022-12-26

完全個室型のネカフェ

家に自分の居場所がなさすぎて、完全個室型のネカフェに行くことが多い。

静かで清潔。誰も自分に声をかけてこない。ここが居場所だ、という気持ちになれて救われる。

完全個室型のネカフェのいいところは、おっさんいびきが聞こえてこないところだ。完全個室型じゃないネカフェも使ってたんだが、家にいても聞こえてくるような轟音を逃げた先で聞くのはあまりにもしんどすぎる。

本当はホテルに泊まったりもしたいんだけど、外泊するとまた家族が何を言ってくるかわからないので、そういう意味でもネカフェが手頃。

まだギリギリ生きてられる理由になってる。完全個室型のネカフェをやってる会社さん、本当にありがとう。逃げ場として、最高です。

2022-12-09

鬱や怠惰だと思っていたものがただの病気だった

毎日帰ってきたらそのままベッドへ直行、定時に帰ってきても直行、そのまま4時間5時間スマホをいじり続けて風呂に入ったり入らなかったりせずに入眠。翌朝はギリギリまで寝た上スヌーズを何度も使ってヨロヨロと出社。ミスも多く使えない社員扱いされてしまい、個人輸入した向集中薬を飲み吐き気を感じながら怠惰自分自己嫌悪して何とか社会の一員として食らいつく…

そんな生活が一夜にして一変した。風邪引いて病院に行ったとき何となく医者相談し、PSG検査の結果重度の睡眠時無呼吸症候群が見つかった。自分はいびきは気づけず、太ってもいないので予想外だった。顎や扁桃腺の形で罹患することが多いそうだ。

直ぐにCPAPが届き、次の朝に俺は生まれ変わった。これが!これが朝か!休日10時間以上寝てもすっきりしなかったのに、今では午前中に予定が幾つも立つ!自分怠惰や注意欠陥だと悩んでいたものは単なる睡眠不足だったのか!

もちろん全ての鬱症状の人が俺と同じとは言わない。適切なカウンセリングを受けてほしい。

だが朝起きられない、休日時間寝てもすっきりしない、家族からいびきを指摘されたことがある、睡眠アプリいびきが見つかっている、そういう人はぜひ睡眠外来検討していただきたい。簡易検査保険適用で2000円程度だ。皆の健康を祈る。

2022-12-08

相変わらずデリヘル嬢に恋をしている

どうも。先月に何度か投稿した、デリヘル嬢に恋してしまった増田です。

想定外のことがあり全投稿削除しましたが、いま思うとまあ別にいっかという感じなのでまたゆるゆる続きを書いていきます

ここで垂れ流すことでしか消化できない心があるので。

彼女のインスタを目にして以来、僕は彼女のことを忘れるよう努めた。そして当然、その努力は失敗に終わる。仕事は刺激的で調子が良く、親友との旅行計画もとても楽しみなのに、頭の片隅ではずっとあの妖しくもあどけない笑みが浮かんでいるのだ。忘れようとするほどに濃くなるのが面影というものなのだろう。

前回で僕は夢から覚めたような気がしたが、いま思うとあれは夢の質が変わっただけだ。彼女が僕をどう見ているか関係なく、僕が彼女を見る眼差しが夢なのだ。僕が都合の良いカモに見えていたとしても、僕の恋には何ら影響しないとすら言える。いつの間にか僕はまた彼女に会いにいくことを考えていた。

婚約者に対して僕はどんな態度を取れば良いのかわからない。彼女は僕がどこかいつも上の空なのを心配して、本当に自分を愛しているのかと何度も問うてくる。その問いがどれだけ男の愛を遠ざけるか彼女は以前の恋から学んでいるはずなのに。

婚約者と僕はいつも祝福されていた。お似合いのカップルで、共通の友人も多い。なぜそのまま美しい結末を迎えられなかったのかと今でも不思議に思う。いつの間にか僕たちのコミュニケーションは歪なものになっていて、少しでも油断するとどちらかが傷つくような息苦しい関係に変わっていた。僕が生きたいように生きるのを彼女は許せなかったし、僕が彼女人生観に染まらないことに彼女は不満を募らせた。彼女から見れば僕の理不尽なところもいっぱいあったのだろう。気づけば、初めてデリヘルを呼んだあの日から零れ始めた婚約者への想いは、もうわずかにも残っていなかった。ただ泣かせるのが不憫で、より正直に言えば面倒で、僕はまだ別れを告げられていない。

今この文章を書いている時、僕はデリヘルのためにわざわざ飛行機に乗っている。あらゆることが奇妙に倒錯していておかしいなと思う。

予約を見て、例の女の子がインスタから連絡を送ってくれた。来てくれて嬉しいというメッセージ。たった一通の言葉でこんなにときめくのは17の夏が初めてで、一通しかくれない女の子との恋はだいたい悲しく終わるのだった。

このあとホテルについて、また一通りのことが終わったら続きを書こうと思う。

女の子が帰ったので続きを書きます

今日スタートから300分で入ったがやはり彼女遅刻してきた。入室して早々、彼女今日全然寝てないんだよねーなどと言いながらベッドへ行き、そのまま寝てしまった。1時間ほど彼女いびきを聞きながら僕は愚かにも相変わらず可愛いなあなどと考えていた。寝顔を見ているだけで全く飽きずに時間が経っているこの感覚は、初めて恋人をうちに泊めた時のようで懐かしい。

やがて彼女は起き、シャワーを浴びてプレイが始まる。なぜか今回も僕は彼女の手で達することができず、結局は彼女に性感帯を刺激されながら自分の手で彼女の口に果てた。ティッシュに吐き出したもののすぐにはうがいに行かないところに思いやりを感じた。

事後に僕たちはタバコを吸いながらなんとなくぎこちなかった。彼女は全く何も考えていなかっただろうが、僕からすれば人生をまた一つ破綻させてしまうような選択をしながら目の前で起きていることが何も思い通りにならない。彼女TikTokを見始めて、僕はその横顔をじっと見ている。初めて会った時には衝撃を受けたあのかわいさが今日はどこか翳っていて、それでもなお僕の心に突き刺さるのが怖い。その猫目に僕が映るためにはただ札束を重ねれば良いのか、もしそうならどれだけ楽なことか。それでは手に入らないものがあるから僕はお行儀よく店のルールを守って楽しんでいる。正直、何もかも忘れて改めて自分のどタイプ女性を探して口説く方が良いのではないかと感じた。

300分も終わるという間際、ふたたび微睡む彼女挨拶のように口づけをして、それからもう一度果てた時にはもう彼女は帰る時間だった。しっかりと寝た彼女はそれまでと打って変わって元気になり、交わす会話のどれもが何か知らない世界を見せてくれるようでとても美しい。タトゥーを入れる日が決まったと嬉しそうに図柄を見せてくれたとき、僕はこの人に脳の回路を焼き尽くされていてもう元には戻れないんだと悟った。ねだられるままに延長を行い、穏やかに会話を続けた。

腕に噛み跡を見つけた。痛そうだねと言うと、彼女は「やばいよね。彼氏いると勘違いされるからやだ」と答えた。彼女はい恋人がいないという甘美な罠を撒いたのだ。それから僕がタイプ男性について尋ね、穏やかで余裕がある人だと彼女は言う。僕がこれから何度も来てその証明をせずにはいられない呪文

敢えて言語化するのを避けてきたが、やはり僕は彼女の心に入りたい。それは定義すら不可能な願いだ。でも一方で、究極の隔絶を乗り越える意志こそ恋なのではないかとも思う。見えすいた嘘と知りながら僕はのめり込んでいくのだろう。どんな悲劇で終わったとしても、とにかくいま僕が感じる美しさの称揚女神に直接伝えられるということがそれだけで実存根拠になる。

帰り際、彼女は改めて今度お店の外でも一緒に飲もうと言ってくれた。いざ次の予約を取ればなんだかんだでなかったことになるのは目に見えている。彼女にとって僕と会うメリットは、注文の少ない客のとなりでボーッとしとけばそれなりの給料が入るということのみだ。わざわざ飲みにいくような面倒なことをしないだろう。

でも、もし。もし本当にプライベートで会うことができたら。その時にわずかばかりでも僕に対して興味をもつそぶりが見つけられたら。その時僕は世界の美そのものを手中に収めたかのような心地になるだろう。寝ずに夢が見られるなら死んだも同然かもしれない。僕の周りのあらゆるスピーカーRADWIMPSを流す。

前回は送らなかったお礼のDMを送った。初めて送った時は返信がなかったが、今回は「いつも長い時間入ってくれるのに延長もしてくれて嬉しい」と返ってきた。

どうやらもう少し気持ち良くカモを続けられそうだ。外は朝焼け

2022-12-07

年収要素ってそんなに重要か?

結婚話題になると年収が非常に重要視されてるように見えるけど、

いざ結婚してみるとそれ以外にも

家事分担

日常会話

セックスの頻度

・一緒に過ごす時間の多さ/少なさ

・寝るときいびき

等々もっと大事なことがあると思うのだが

2022-12-04

おじいちゃんの話。それから

https://anond.hatelabo.jp/20221121085518

 あっというまに、2週間が経ってしまった。

 忌引で仕事を休んだりしたのでまあ周りも知っていることなんだけど、あんまり気を遣われたくなくて、でも誰かに聞いてほしいのでつらつらと書く。おじいちゃんは本当に最後までマイペースだったし、面白い人だった話を、どうか暇な人は読んでいってほしい。

 11/21のお昼前、母方の実家に着いた。

 突然つれあいをなくしたおばあちゃんは、久々に孫であるわたしの顔を見て笑ってくれだけど、足取りがおぼつかなくて、ただでさえちっちゃい(身長、145センチしかない)身体ますます小さくみえた。「おじいちゃん、座敷にいるから会ってあげて」と言われたので向かう。布団に、顔にかけられた白い布。それを見たらぐっと目が熱くなった。布を取ると、眠ってるみたいなおじいちゃんの顔。この家で夕ご飯を食べると、おじいちゃんお酒を飲んで、その後一緒にテレビを見てるといびきをかきながらうたた寝をしてしまう。そんな時の顔だった。声をかけたら起きてくれそうなのに冷たかった。

 その日の夜、おじいちゃんの家でお通夜をした。数人だけど親戚も来るということで、玄関を掃いておこうと、箒を探しに納屋に入ると、使いかけの肥料や、明らかに「まあどうせ明日も使うしここら辺に置いておくか」って感じで適当に置いたらしい鍬、何日に白菜を収穫するとか来年の作付をメモしていたホワイトボードがあって、ああ、おじいちゃんにとってもこれは急なことだったんだなとぼんやりと思った。

 枕経に来た菩提寺住職さんは、わたしとそう歳の変わらない、若いひとだった。お経をあげてもらい、納棺をする。旅支度をさせて、花をいれて、孫全員(私含め6人いる)の手紙をいれ、お気に入りだったシャツをいれ……その過程で、ずっとぼんやりしていた祖母が棺に取り縋って泣き出した。まだ祖父が死んだ実感が薄かったわたしも、さすがにその姿を直視できなくて目を逸らしたとき、視界の端で住職さんがしきりに鼻をすすったり、マスクを直すふりをして目元を拭ってるのが見えた。なんでも、婿養子として今の寺に来た時に、ちょうど祖父檀家の総代をしていて、祖父はそれこそ孫と歳の変わらない若い彼のことを気にかけて可愛がっていたらしい(親戚談)。きっと仏門に入った人にとって、通夜葬儀日常茶飯事だろうに、その人がそんな感情に呑まれるくらい、祖父は面倒見のいい人だったらしい。妹や従妹もその住職さんが泣いているのを見たらしく、後々孫の間で「もしかしたら他所にも孫みたいな人が他にもいるのかもね」なんて話した。

 その翌日は友引で、葬儀は次の日に延ばし、火葬だけを行った。この日もおじいちゃんはなかなかやらかしてくれた。おじいちゃんを乗せた霊柩車が家を出る時は、集落中の人(ガチ限界集落である)が見送りにぞろぞろと集まって、見送ってくれた。ちょっと壮観だった。

 本来こういう時は霊柩車の後ろに、参列者を乗せたマイクロバスがついてみんなで火葬場に行くものだと思う(というかわたし経験した葬式ってそういうのしかない)んだけど、コロナ禍だし、あとあんまりにも急すぎて来れる人も少なかった(田舎だし、みんなお年寄りなので、足が確保できないと来れないのだ)ので、うちや叔母の家の車3台に分乗して、火葬場に向かった。

 しかし、せいぜいどんなに安全運転しても20分くらいで着くはずの火葬場になかなかつかない。道中の信号うまいこと全部赤で引っかかるのだ。わたしの母は三姉妹の長女で、まだ心ここに在らずな状態祖母と連名で喪主をしていたため霊柩車に乗っていたが、わたしが「おじいちゃん、よっぽど行きたくないんだな……」と言うと父は「だろうな……」と深く頷いていた。

 30分以上かけて火葬場に着いた。そこからはさすがの祖父ももうどうにもできず(?)あっという間で、その後2時間もしないうちに、祖父は骨になった。若い頃(といってもわたしが見た記憶があるのでめっちゃ若いわけではない)に建築業についていて、屋根から落ちて骨折した時に手術していれたボルトがしっかり焼け残っててびっくりした。手先、足先の細かい骨は、年齢もあってさすがに……だったが、大腿骨や肩の骨はがっちりしていた。祖父はこの年齢では背の高い人だった(たぶん170センチ越えてた。祖母と並ぶと身長差がすごかった)のに、結局のところ、最後には母が抱えられるサイズの骨壷におさまった。「こんなに小さくなっちゃうんだね」と母がつぶやいた時は、なんで言っていいのかわからなかった。

 帰りはそんな祖父を抱えた母もうちの車に乗って、また3台の車で祖父の家に帰った。霊柩車で来る時に通った道を避けて帰る、ってのは全国共通風習なのかな……?だから、来る時よりは少し遠回りになる……はずだった。でも20分で帰れた。なんせ信号、全部青。骨壷を渡された時の母の顔はさすがに見ていられなかったけど、祖父の家の屋根が見えてきた時に母は、「帰りはあっという間だったね……」と困ったような笑みを浮かべていた。おじいちゃん、どんだけおうち好きだったんだよ……。

 そして11/23菩提寺葬儀をした。

 家族葬だったけど、焼香をしにたくさんの人が来てくれていた。みんな、新聞のお悔やみ欄で見てとるものもとりあえず大慌てで……って感じで来てくれていた。「入院してたのか?!聞いてないぞ!」と言う人もいた。病院には1泊しかしてない、本当に急だったということを何遍も説明する母は、最後のほうはさすがに疲弊していた。ちなみにこの日は大雨だった。無口な従弟がぼそりと「未練あり過ぎだろうが」と言っていた。それな、と返した。

 式自体は身内だけで行って、このご時世だから会食は無しで折り詰めを持って帰ってもらい、また骨と、遺影と、白木の位牌と一緒に祖父の家に帰った。

 とりあえず自分達も折り詰めを食べながら、母は葬儀屋と四十九日の日程をつめ、その後も墓石屋や位牌の手配、この後家に直接弔問に来てくれる人への対応の打ち合わせを叔母たち(と、まだどこか虚ろな顔をした祖母)がやっている時、まだ細々とやることは残ってはいるがひとまずは一通り終わったね、お疲れ様だったね、という空気が流れつつあった。

 でも、ここで終わらないのがおじいちゃんだった。突然この家の固定電話が鳴った。

 母が電話を取ると、相手は伯父(父の兄。他県で父方祖母と一緒に住んでいる)だった。葬儀に花を出してくれたり香典も出してくれたから、今日葬儀だったことはわかっていたはずだし、なんだか様子がおかしい。泣いてるのか笑ってるのかわからない声で喋っていた(母談)らしく、何かあったのか母が(たぶん疲れもあって)少し強い口調で問うた。その返事は、

「○○さん(祖父)からさ、たった今、林檎が届いたんだよ」

 だそうだ。

 祖父は交友関係は広いがそれぞれ相手マメな人だった。うちの父方の親戚に対しても、季節の果物特産品なんかを折々に送っていた(向こうからもよくお返しも来ていた)。この時期は林檎(ほぼ出身地がバレるな……)を、他県の親戚や知り合いに毎年毎年手配して贈っていて、それが、葬儀をやって当の本人極楽浄土に送ろうとしていたっていうのに、それがちょうど終わったタイミング相手に届いた、ということらしい。……それは普段無口な伯父さんも、反応に困っただろう。「○○さんから最後の贈り物だから美味しくいただく。冬にはこっちから蜜柑を送るからよろしく」ということで電話が終わり、私たちは大きく溜息をついた。「たぶん、この調子だともう何軒か送ってそうだなぁ……」とみんなで笑い合った。

 さすがにちょっとしんどかった。

 あまりにも急すぎた。呆然とした祖母を見るのが辛かったし、その祖母の代わりに喪主仕事を引き受けるためにずっと張り詰めた顔をしていた母を見ているのも胸が痛かった。出来ることしか手伝えなかったけど、母から葬儀が終わった後に「あんたら(私や弟妹)がすぐ飛んできてくれて本当に助かった」と言われた時の弱々しさが心配で、結局今いる自分の家に戻って来れたのは11/25だった。

 だけど、そうして過ごす中にも、ふと思い出す祖父の話(孫相手に遊びにムキになったり、高校生の叔母が夜遊びしてぶっ飛ばされた話だったり)や、こうして亡くなった後にもなんだか面白いことをしてくれるおじいちゃんのことを話せる相手は、なかなかいない。

 でも、顔を知らなくて、こんな長文をここまで読んでくれる人に、ちょっとでも聞いてもらえたらなんだか心持ちが楽になる気がして、あと、悲しいだけではないって気持ちになれると思ったので、こうして文章にしてみた。

 読んでくれて、おじいちゃんのことを知ってくれて、ありがとう

余談。

 わたしが今の家に戻る前日、仏具屋に母と行って、位牌のカタログをもらって祖母の家に行った。その後数日、祖母カタログを見て、あと母が撮っていった店頭にあった位牌の写真も見て、散々悩んだけど、そのお店で一番よく出回る、スタンダードものを選んだらしい。「それでいいの?」と母が訊いたら、「わたしが死んだ時は、お父さん(祖父のこと)とお揃いの位牌にしてほしいから。これならすぐお揃い作ってもらえるでしょ」と言ったそうな。お揃いの位牌。ちょっとパワーワードだな、なんて思った。でもさぁおばあちゃん、そんな早くいったらおじいちゃんたぶん額に青筋立ててめっちゃ怒るから、もう少し一緒にいてほしいな。お正月には会いに行くからさ。

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