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2024-10-25

見下している友人のことが毎日から離れない

婚活中の友人がいる。

いや、正確に言うと「婚活中」ではない。

彼女としては結婚以前に「まともな恋人がほしい」と思っているところなので、「恋活中」と言った方が良いかもしれない。

しか彼女は38歳。

恋活」なんて可愛い響きは到底似合わない年齢である

少なくとも結婚願望があるなら、そんな生ぬるいことやっていないで婚活に本腰を入れるべきだと私は思う。

しか彼女自分の年齢を10歳以上見誤っており、20代前半の感覚で生きているのでそんなことには到底気付かない。

ちなみに彼女の口癖は「おばさんになったなぁ~」なので、自分の年齢を見誤っている自覚は全くない。それがまた恐ろしい。

本題に入る前に、私と彼女についての詳細を書く。


38歳女。技術職。

30歳のとき婚活し、5年前に結婚。3歳の一人娘がいる。

彼女(以降はA子と呼ぶ)

同じく38歳。事務職美人

恋愛経験といえば、若い頃に何度か好きな人セフレになったくらいで、まともな交際経験ほとんど無い。


A子と私は、地方大学サークルで知り合った。

年代にはあまり知られていない、とある映画が好きだということが発覚し、意気投合

サークル以外の時間も、一緒に過ごすことが多くなった。

多感な時期を共に過ごしたこともあり、恋バナや趣味の話、将来の話などをしていつも盛り上がっていた。

いつか結婚式するときスピーチをお願いする約束もしていたくらい、本当に仲が良かった。


大学卒業後、私は上京した。

大学の専攻とは関係のない技術職に興味を持ち、独学で技術を学んで専門職に就いた。

彼女はそのまま地元に残り、事務仕事についた。

遠く離れて暮らしていても、それなりに連絡を取り合い、帰省した際には必ず会っていた。

20代後半になった頃からだろうか。

お互いに長いこと彼氏がおらず、私たちの会話はもっぱら

彼氏ができない」

「将来結婚できるか不安

といったような悲観的な内容ばかりになっていった。

学生の頃のような趣味などの明るい話はせず、自虐を言っては「幸せになりたいね」と、互いにただ願う日々。

私たちLINEは、傷の舐め合いのトークで埋め尽くされていた。


30歳の節目を迎えたとき何となく「このままではまずい」と思った私は、本格的に婚活を始めた。

お見合いパーティーやマッチングアプリに勤しみ、様々な男性と会った。

頑張った甲斐あって、約半年間の活動後、数年ぶりに彼氏ができた。

それが今の夫。

その頃から、A子とは話が合わなくなってしまった。

悲観的になって傷の舐め合いばかりしていた私たちは、他に共通話題が無かったのだ。

私が彼氏との出来事愚痴などを話しても、A子は交際経験が無いため碌な返しが来ず、「話すだけ無駄だったな」と思わされることが多かった。

仕事の話も、A子は何年も同じ愚痴を言い続けていた。

資格取って転職したい」

公務員試験受けようか考えてる」

大手総合職に応募してみようかな」

と口だけいっちょ前な事を言うくせに、特に行動を起こさないので聞いていてイライラするようになってしまった。

悲観的な思考になってしまったせいか、これといった趣味も無い。

とにかく、話していて楽しい話題が何一つ無い。

なので会話で盛り上がることは無くなっていき、昔のようなLINEラリーもしなくなった。

彼氏ができ、同棲し、婚約し、仕事でも役職を貰えたり後進育成の立場になったりと、1歩ずつ人生ステップアップしていくにつれ、A子がいつまでもその場で足踏みしているように感じ、私は次第にA子を見下すようになった。

もう昔のように、心から楽しく話せる友達ではなくなってしまった。

ただ、連絡が途絶えたわけではない。

お互いの誕生日にはLINEを送り合ったり、ふとした時の連絡のついでに近況を話したりする程度にはやりとりをしていた。

帰省した際は以前と変わらずご飯を食べに行った。

そして会うたびに「こいつは何も変わらないな」と思っていた。

A子以外の友人は、年を重ねるにつれどんどん生活が変わっていくのに、彼女だけは相変わらずその場で足踏みしている人生を送り続けていた。少なくとも私はそう感じた。


婚活して3年後、私は結婚した。

結婚式は、お互いの地元がかなり離れていて何だかんだ面倒なので、しないことになった。

A子に結婚式のスピーチをしてもらう約束は果たせなかった。

しかし、その頃にはA子のことをすっかり見下していた私は、むしろスピーチを頼まずに済んだことに安堵したのだった。


やがて、コロナ禍が到来。

帰省することができなくなり、A子と会うこともなくなった。

そんな中で私は妊娠出産と、人生における大イベントを迎えた。

里帰り出産ではなく東京出産したため、A子にもLINEで報告。

報告ついでにA子の近況を聞くと、どうやら婚活もとい「恋活」を始めたようだった。

コロナ禍で誰にも会えない日々が続き、寂しさを感じて彼氏を作ろうと決意したらしい。

美人とはいえ碌な交際経験がないA子。

恋愛弱者にマッチングアプリは厳しそうだなぁと正直思ったが、「良い人に会えるといいね!」とだけ言っておいた。

そこからしばらく、A子からの近況報告は無かった。

誕生日のお祝いメッセージなど、たまに連絡を取ることはあったがお互いの近況を言い合うことは無かった。


そして幾年月が過ぎ、コロナ禍がようやく終焉した。

今年、私たちは38歳。

コロナ禍で生まれた私の娘は3歳になった。

仕事にも復帰し、平凡ながらも幸せな日々を過ごしている。

そんな中、半年前。A子からLINEが来た。

東京に行く用事があるので、良かったら会いたいとのこと。

コロナ禍で会わせられていなかった娘にも会いたいと言ってくれた。

A子とは4年会っていなかった。

見下していたとはいえ、4年も会っていなければ色々と変わっているだろうから近況を聞きたいなと思ったし、何より近頃は友達と会う機会がめっきり減ってしまったため、声をかけてくれたことが嬉しかった。

そうしてA子と私は4年ぶりに再会することになった。

半年ぶりの再会

結論から言おう。

A子は何も成長していなかった。

同じ年の女性と話しているとはとても思えない時間を過ごした。

まず、仕事の話。

4年前と相も変わらず同じ愚痴をこぼしていた。

資格がほしいと言っていたわりに、新たな資格特に取得していない。

今の会社では、職種を変えない限り昇進は無く、ずっと末端社員のようだ。

年齢を考えると管理職くらい経験しておかないと今後転職は難しいと思うが、そこに対する危機感は感じていないのだろうか。

別に辞める気が無いならそれでも良いと思うけど、「辞めたい」の嵐。

何年も末端社員で同じ仕事をしながら、同じ愚痴をこぼしている。

お局という名の化石が出来上がっていた。


そして、「恋活」について。

この4年間で、彼女マッチングアプリを通して4人ほど交際したらしい。

交際経験が無かったことを思えば、それだけ聞いたら少し進歩したように思える。

しかし詳しく聞いてみると、進歩どころか退化を感じた。



何度も言うが、A子は38歳である

この話は20代半ば婚活女子の話ではない。

まず「全員年下」という点について。

A子はけっこう美人だ。美意識が高く、美容お金をかけている。引け目に見ても10歳くらいサバが読める。

それが問題だ。

私を含め38歳って、皆おじさんおばさんである

目元口元にシワが出て、白髪も生えている。

同じ年の友達に会うと、「年を取ったなぁ…」と必ず感じてしまう。

しかしA子は違う。10年前と変わらず美人である

そのため、おそらく自分のことを28歳くらいだと勘違いしてしまっている。

から世代のおじさんと付き合うことができないのだ。

見た目を許容できる範囲が年下になってしまっている。

年下とばかり付き合ってしまうのは、多分そのせいである。

きっとA子は、見た目や雰囲気相手を選んでいる。

でも冷静に考えてみて。

年下(30代前半)の、そこそこ見た目が悪くない年下男子が、真剣交際相手を探していたとして、

そんな年下女子にも需要があるであろう男性が、わざわざ38歳の女を選ぶ?

選ぶわけない。

なのでマッチングする相手は、真剣交際なんてする気のないヤリモクでしょう。

「全員交際前に身体関係を持っている」というのが何よりの証拠

ちなみに私は婚活していた時に何人もの男性に会ったが、身体関係を求められたことは殆どない。(ゼロではないが。)

ヤリモクが蔓延しているマッチングアプリ真剣出会いを探すため、私は徹底して“浮気しなさそうな男性”を選んでマッチングした。

浮気しなそうな男性、つまりモテなさそうな男性である

いいね数が多い、見た目が良い、女慣れして会話が弾むような男性はヤリモクの確率がぐんと上がる。

なので、いいね数が低く、見た目が地味な人を選び、お酒の力で会話が弾んでしまわないように昼間に素面で会うことを徹底した。

そうして出会った今の夫。

交際経験の無い童貞を引いたが、浮気心配のない優しい夫になった。結果的に大当たり。

マッチングアプリってそうやって戦略的に使うものなんだよ。

なんとなく見た目や雰囲気マッチングして、会って、お酒飲んで、身体関係を持った延長線上で付き合って…を繰り返して、本当に良い人に出会えるわけなかろう。

何度も繰り返すあたり、学習能力が無いにも程がある。

また、A子の「恋活」にはもうひとつ問題点がある。

全員、A子が「付き合ったあとに違和感を感じて別れた」という点。

(ここでは、前述の「全員ヤリモクだろ」説は一旦横に置かせてもらう。)

A子は元彼たちについて、

「こういう癖がイヤだった」とか

「私の話を聞いてくれない」

デートの行き先の趣味が合わない」などといった、しょうもない不満をつらつらと述べた。

浮気モラハラなどといった致命的なことは何も無かった。

しばらくは不満に目を瞑って付き合うものの、やがて嫌になって別れてしまう、というのがお決まりの流れらしい。

聞け、A子。

この世に完璧人間なんていない。

どんな人間でも、必ず欠点がある。必ずだ。

なのでこの世のカップルは、互いに大なり小なり何かしらの不満を持っている。

から、その不満を相手に伝えて話し合って解消していったり、落とし所を見つけていく必要があるんだ。

私たち夫婦だってそう。

優しい夫とはいえ不満はあるし、逆に夫も私に対して不満が沢山ある。

正直、価値観全然合わない。喧嘩も沢山した。

でも、そのたびにお互いの落とし所を見つけてきた。そうして夫婦生活が続いている。

それが、人と長く付き合うということなんだよ。

A子は人間関係を築く能力が欠如している。

勝手に心の中で不満を溜め込んで、勝手に爆発して、勝手に「無理だ」と決めつけて、勝手関係を終わらせている。

全て自分の中だけで完結していて、そこに相手の姿は無い。

不満を感じずに付き合える人といつか出会えると思ってるの?

そんな人、いないよ。

30代以上の婚活男性なら尚更。

不満を全て我慢するのでもなく、相手を切り捨てていくのでもなく、「関係を築いていく」という作業をしていかないといけない。

それができない限り、結婚どころかまともなお付き合いなんて絶対に無理。

そもそもA子が述べた不満は、すべて交際前に数回デートすればわかることばかりだ。

人となりの確認をすっ飛ばしセックスして交際してしまうので、付き合ってからさな不満がポロポロと出てくる。

まぁ20代前半くらいならその付き合い方でもいいと思うよ。

でも、A子は38歳。

こうしている間にも、体はどんどん衰えていく。そんな年齢。

1分1秒が惜しい年齢なんだよ。

そんな非効率な付き合い方をしていたら、あっという間に40歳なっちゃうよ。


…とまぁ、近況を聞いてイライラした点を書き連ねたが、A子本人には何一つ本音を伝えることはなかった。

本音を言ったところでA子は拗ねるだけなのが目に見えている。

それに私の本音をぶちまけたところで、A子にとっては単なるクソバイスにすぎない。

ツッコミどころをぐっと堪えて聞き流し、悶々としながら「大変だね」、「頑張ってね」と薄っぺら優しい言葉をかけることしか、私にはできなかった。


ここまで散々A子の近況をバカにしてきたが、彼女は決して悪いやつではない。

「不満があっても相手に伝えない」という人柄なだけあって、基本的人畜無害人間だ。

おそらくA子の事が嫌いな人はこの世にいない。

これだけ見下しているのに付き合いが続いているのも、A子が私に対して決して害を与えない人間からだ。

A子は、娘を懸命にあやしてくれた。

独身子供がおらず、さら一人っ子で甥や姪もいないため、A子は子供に慣れていない。

それでも「子持ちの友達が多いから、子供の扱いには慣れちゃったw」と言いながら、ぎこちなく娘と遊んでくれた。

そして、その姿を見て、私は「ダセーな」と思った。

まるで子供慣れしていない若い子が、懸命に子供をあやす姿のようだった。

実態若い子じゃなくて38歳のおばさんだと思うととても滑稽で、痛くて、ダサく感じてしまった。

本来だったら、「子供の扱いに慣れていないのに、頑張って接してくれてるんだな」と嬉しく思うところだと思う。

長所として捉えるべきところを、「滑稽」「痛い」「ダサい」と、悪い方へ悪い方へと考えてしまう。

A子の話し方、立ち振る舞い全てをマイナスに捉えるようになる。

人を見下すということは、そういうことなんだ。

私はもう、彼女の全てに対して対等な目線で見ることができなくなってしまった。

20年来の友人に対し、心の中で勝手に見下し、「どうせ言っても拗ねるだけだ」と決めつけて本音を言わず、こうして文章に書き連ねて全世界に発信する。

あぁ、一番滑稽で痛くてダサいのは私なのだ

本題

さて、ここまで書いた長ったらしい文章で、私がいかにA子を見下しているか理解してもらえたと思う。

しかし、この日記の本題はそこではない。


タイトルにある通り、A子のことが頭から全く離れないのだ。


A子と会ったのは半年前の話。

私はこの半年間、毎日毎日A子の事を考えて暮らしている。

結婚し、子供を産み、仕事もして、忙しい毎日を送っている。

それでも、ふとした合間にA子の事を考えて

あいつは一生結婚できない」と改めて彼女を見下し、ひたすらそれを反芻している。

無心で何か作業するときに、考えることが多い。

シャワーを浴びているとき

髪を乾かしているとき

食器を洗っているとき

掃除をしているとき

毎日毎日半年前に話した内容を思い出し、イライラし、彼女ダメな点を洗い出し、「だからあいつはダメなんだ」と再認識する、という流れを何度も何度も繰り返している。

この半年間、一日も欠かすことなく。


どうかしてる。

何の生産性もない。

宇宙一ムダな思考だ。

そんな事を考えるなら、可愛い娘のことを1秒でも多く考えるようにしたい。

でも、できない。

どうしても考えてしまう。

このことに、私はかなり本気で悩んでいる。

寝る前にA子の事を考えて、イライラして眠れなくなってしまう、ということも何度もある。

子育てする中で貴重な睡眠時間を、わざわざA子の事を考えて削っている。

なんて馬鹿たことをしているんだ。

反芻思考対策の本を読み、実践した。

考える時間を作らないように、隙間時間語学勉強を始めたり、無心の作業中には歌を歌うなどの対策もしてみた。

それでもだめだった。どれも長続きしない。


なぜ何度も何度も繰り返して考えてしまうのだろうか。

専門的な知識がある人がいたら、教えてほしい。

もしかして、A子のことを見下すことが私の中で「快感」になってしまっているのではないだろうか。

人を見下し、自分の状況と比べ、安堵する。

そのこと自体に脳が快楽を感じるようになり、それで何度も繰り返し考えてしまうのでは?

あぁ、恥ずかしすぎる。

下を見て安心する人間、恥ずかしすぎる。

それなら尊敬できる人のことを考えて成長できる人間になりたいよ。


A子とは半年前に会った日以来、誕生祝いのメッセージを送ったくらいで、他に連絡は取っていない。

半年も経てば、またきっとA子は何か変わっているかもしれない。

それでも、「どうせ変わっていない」と決めつけて、半年前のA子をひたすら見下し続けている。

おそらく、私はこのままA子が変わらないことを望んでいる。

そして今日も、A子の事を考える。


文章にして誰かに読んでもらうことで、この反芻思考が止められるかもしれない。

そう思い、今回この日記を書いた。

こんなに長い文章、生まれて初めて書いた。

書くのにとても時間がかかった。

そのため、今日は9割くらいA子のことを考えていた。

あぁ、思っていることを書き殴ってしまたから締めの言葉が思い浮かばない。

A子にメッセージでも書いておこうかな。

…って思ったけどA子に言いたいことなにもないや。

これからも私はA子のことを見下し続けるだろうけど、そのことについてはどうでもいい。

今後、この無駄思考時間が1秒でも減りますように。

自分のことや家族のことを考える時間が増えますように。

2024-10-16

[]またまた苫小牧でチンポロ妖怪が連続出没

変質者の出没【苫小牧市明徳町】(苫小牧市明徳町1丁目)

9月25日午前7時40分頃、苫小牧市明徳町1丁目6番先路上全裸の男が目撃されました。

男は、年齢50代くらい、160センチメートルくらい、小太り、短髪で白髪まじり、肌黒い。

不審者について見聞きしたら、すぐに110番通報してください。

https://www.gaccom.jp/safety/detail-1347666

https://www.gaccom.jp/img/safety_avatar/1347/1347666/1347666_avatar_detail_1727340631493.png

公然わいせつの発生【苫小牧市のぞみ町】(苫小牧市のぞみ町1丁目)

10月5日午後4時15分頃、苫小牧市のぞみ町1丁目付近路上において、男が下半身露出する事案が発生。

男の特徴:40〜50歳くらい、身長160〜170センチメートルくらい、体格小太り、黒色半袖Tシャツ、グレー色スウェットズボン、黒縁丸メガネ

不審者について見聞きしたら、安全場所避難し、すぐに110番通報してください。

https://www.gaccom.jp/safety/detail-1353728

https://www.gaccom.jp/img/safety_avatar/1353/1353728/1353728_avatar_detail_1728174019192.png

2024-10-14

永野くるまのひっかかりニーチェに寄せられた「芸人がよく言う『大人に怒られて』にひっかかる」という投稿

これ、すごく判る

気持ちわりい言い方だなあ」って常々思ってた

世間的には老人に近い様な年齢の芸能人現場人間のことを「大人」とか言ってて、反吐が出るわ

何言ってんだお前

いつまでトイザらスキッズのつもりなんだよと

マイルド悪口」というよりも中年ピーターパンがなんか言ってる感が強い

「偉い人」とかならいいんだけど「大人」ってなんだよ

そこには「偉い人≒大人」っていう婉曲性ではなく、「俺らいつまでも若造ですからー」みたいな部分が見え隠れしとる

うぜえ

ロッカーなら別にいいのよ。豊かな金髪巻毛が汚らしい白髪になってもforever youngで

でもそれ以外のひねこびた人間が、人のことを「大人」呼ばわりして揶揄する態度は痛々しいんだよ

無理な若作りの方が笑い取れる分なんぼかマシなんだよ

番組内ではくるまが「19歳の投稿者がこんなことを言うのはネットに毒されてる証拠言葉尻捉えてる」とか言ってたが

もっと年上の人間だって「気色悪い」って思うぞ。言葉尻じゃなくて、「お前らの言い方そのもの」が気色悪いんだぞ

2024-10-12

白髪てっぺんハゲデブゲーミング白衣サングラスしわがれ声陽気爺算数Vtuber

小学生に人気が出て宿題をきちんとしてくるなら安いのか?

2024-10-04

どれが一番ショックだった?

頭髪に白髪が混じり始めた時

ヒゲ白髪が混じり始めた時

鼻毛白髪が混じり始めた時

陰毛白髪が混じり始めた時

2024-10-03

美容を諦めてしまうか否か

30代も後半になり、顔にはシミができ、目の下は窪み、頬はたるみ、白髪が増えてきた

対策として、毎晩顔にシワ改善クリームを塗り、月に一度白髪染めをし、半年に一度引き締め美容レーザーを打っている。ただ目の下の窪みと頬のたるみが気になりすぎるので、美容外科でクマ取り手術と糸リフトをしようか検討しているが、100万円くらいはかかるかな…瞼のたるみ取りもしたいな…

などと毎日悩んでいるんだが、時間お金も脳の容量ももったいないし、いっそ全て諦めちゃおうかな?!?

白髪染めもやめてベリーショートにしてメイクスキンケアも最低限にしたら楽になれるかな?!

どうかな…

2024-10-01

与次郎用事というのはこうである。――今夜の会自分たちの科の不振の事をしきりに慨嘆するから三四郎もいっしょに慨嘆しなくってはいけないんだそうだ。不振事実であるからほかの者も慨嘆するにきまっている。それから、おおぜいいっしょに挽回策を講ずることとなる。なにしろ適当日本人を一人大学に入れるのが急務だと言い出す。みんなが賛成する。当然だから賛成するのはむろんだ。次にだれがよかろうという相談に移る。その時広田先生の名を持ち出す。その時三四郎与次郎に口を添えて極力先生賞賛しろという話である。そうしないと、与次郎広田食客だということを知っている者が疑いを起こさないともかぎらない。自分は現に食客なんだから、どう思われてもかまわないが、万一煩い広田先生に及ぶようではすまんことになる。もっともほかに同志が三、四人はいから大丈夫だが、一人でも味方は多いほうが便利だから三四郎もなるべくしゃべるにしくはないとの意見である。さていよいよ衆議一決の暁は、総代を選んで学長の所へ行く、また総長の所へ行く。もっとも今夜中にそこまでは運ばないかもしれない。また運ぶ必要もない。そのへんは臨機応変である。……  与次郎はすこぶる能弁である。惜しいことにその能弁がつるつるしているので重みがない。あるところへゆくと冗談をまじめに講義しているかと疑われる。けれども本来性質のいい運動から三四郎もだいたいのうえにおいて賛成の意を表した。ただその方法が少しく細工に落ちておもしろくないと言った。その時与次郎は往来のまん中へ立ち留まった。二人はちょうど森川町神社鳥居の前にいる。 「細工に落ちるというが、ぼくのやる事は自然の手順が狂わないようにあらかじめ人力で装置するだけだ。自然にそむいた没分暁の事を企てるのとは質が違う。細工だってかまわん。細工が悪いのではない。悪い細工が悪いのだ」  三四郎はぐうの音も出なかった。なんだか文句があるようだけれども、口へ出てこない。与次郎の言いぐさのうちで、自分がまだ考えていなかった部分だけがはっきり頭へ映っている。三四郎はむしろそのほうに感服した。 「それもそうだ」とすこぶる曖昧な返事をして、また肩を並べて歩きだした。正門をはいると、急に目の前が広くなる。大きな建物が所々に黒く立っている。その屋根がはっきり尽きる所から明らかな空になる。星がおびただしく多い。 「美しい空だ」と三四郎が言った。与次郎も空を見ながら、一間ばかり歩いた。突然、 「おい、君」と三四郎を呼んだ。三四郎はまたさっきの話の続きかと思って「なんだ」と答えた。 「君、こういう空を見てどんな感じを起こす」  与次郎に似合わぬことを言った。無限とか永久かいう持ち合わせの答はいくらでもあるが、そんなことを言うと与次郎に笑われると思って三四郎は黙っていた。 「つまらんなあ我々は。あしたから、こんな運動をするのはもうやめにしようかしら。偉大なる暗闇を書いてもなんの役にも立ちそうにもない」 「なぜ急にそんな事を言いだしたのか」 「この空を見ると、そういう考えになる。――君、女にほれたことがあるか」  三四郎は即答ができなかった。 「女は恐ろしいものだよ」と与次郎が言った。 「恐ろしいものだ、ぼくも知っている」と三四郎も言った。すると与次郎が大きな声で笑いだした。静かな夜の中でたいへん高く聞こえる。 「知りもしないくせに。知りもしないくせに」  三四郎憮然としていた。 「あすもよい天気だ。運動会はしあわせだ。きれいな女がたくさん来る。ぜひ見にくるがいい」  暗い中を二人は学生集会所の前まで来た。中には電燈が輝いている。  木造廊下を回って、部屋へはいると、そうそう来た者は、もうかたまっている。そのかたまりが大きいのと小さいのと合わせて三つほどある。なかには無言で備え付けの雑誌新聞を見ながら、わざと列を離れているのもある。話は方々に聞こえる。話の数はかたまりの数より多いように思われる。しかしわあいにおちついて静かである煙草の煙のほうが猛烈に立ち上る。  そのうちだんだん寄って来る。黒い影が闇の中から吹きさらしの廊下の上へ、ぽつりと現われると、それが一人一人に明るくなって、部屋の中へはいって来る。時には五、六人続けて、明るくなることもある。が、やがて人数はほぼそろった。  与次郎は、さっきから煙草の煙の中を、しきりにあちこちと往来していた。行く所で何か小声に話している。三四郎は、そろそろ運動を始めたなと思ってながめていた。  しばらくすると幹事が大きな声で、みんなに席へ着けと言う。食卓はむろん前から用意ができていた。みんな、ごたごたに席へ着いた。順序もなにもない。食事は始まった。  三四郎熊本赤酒ばかり飲んでいた。赤酒というのは、所でできる下等な酒である熊本学生はみんな赤酒を飲む。それが当然と心得ている。たまたま飲食店へ上がれば牛肉である。その牛肉屋の牛が馬肉かもしれないという嫌疑がある。学生は皿に盛った肉を手づかみにして、座敷の壁へたたきつける。落ちれば牛肉で、ひっつけば馬肉だという。まるで呪みたような事をしていた。その三四郎にとって、こういう紳士的な学生親睦会は珍しい。喜んでナイフフォークを動かしていた。そのあいだにはビールをさかんに飲んだ。 「学生集会所の料理はまずいですね」と三四郎に隣にすわった男が話しかけた。この男は頭を坊主に刈って、金縁の眼鏡をかけたおとなしい学生であった。 「そうですな」と三四郎は生返事をした。相手与次郎なら、ぼくのようないなか者には非常にうまいと正直なところをいうはずであったが、その正直がかえって皮肉に聞こえると悪いと思ってやめにした。するとその男が、 「君はどこの高等学校ですか」と聞きだした。 「熊本です」 「熊本ですか。熊本にはぼくの従弟もいたが、ずいぶんひどい所だそうですね」 「野蛮な所です」  二人が話していると、向こうの方で、急に高い声がしだした。見ると与次郎が隣席の二、三人を相手に、しきりに何か弁じている。時々ダーターファブラと言う。なんの事だかわからない。しか与次郎相手は、この言葉を聞くたびに笑いだす。与次郎ますます得意になって、ダーターファブラ我々新時代青年は……とやっている。三四郎の筋向こうにすわっていた色の白い品のいい学生が、しばらくナイフの手を休めて、与次郎の連中をながめていたが、やがて笑いながら Il a le diable au corps(悪魔が乗り移っている)と冗談半分にフランス語を使った。向こうの連中にはまったく聞こえなかったとみえて、この時ビールのコップが四つばかり一度に高く上がった。得意そうに祝盃をあげている。 「あの人はたいへんにぎやかな人ですね」と三四郎の隣の金縁眼鏡をかけた学生が言った。 「ええ。よくしゃべります」 「ぼくはいつか、あの人に淀見軒でライスカレーをごちそうになった。まるで知らないのに、突然来て、君淀見軒へ行こうって、とうとう引っ張っていって……」  学生ハハハと笑った。三四郎は、淀見軒で与次郎からライスカレーをごちそうになったもの自分ばかりではないんだなと悟った。  やがてコーヒーが出る。一人が椅子を離れて立った。与次郎が激しく手をたたくと、ほかの者もたちまち調子を合わせた。  立った者は、新しい黒の制服を着て、鼻の下にもう髭をはやしている。背がすこぶる高い。立つには恰好のよい男である演説いたことを始めた。  我々が今夜ここへ寄って、懇親のために、一夕の歓をつくすのは、それ自身において愉快な事であるが、この懇親が単に社交上の意味ばかりでなく、それ以外に一種重要な影響を生じうると偶然ながら気がついたら自分は立ちたくなった。この会合ビールに始まってコーヒーに終っている。まったく普通会合であるしかしこのビールを飲んでコーヒーを飲んだ四十人近くの人間普通人間ではない。しかもそのビールを飲み始めてからコーヒーを飲み終るまでのあいだに、すでに自己運命の膨脹を自覚しえた。  政治自由を説いたのは昔の事である言論の自由を説いたのも過去の事である自由とは単にこれらの表面にあらわれやす事実のために専有されべき言葉ではない。我ら新時代青年は偉大なる心の自由を説かねばならぬ時運に際会したと信ずる。  我々は古き日本の圧迫に堪ええぬ青年である。同時に新しき西洋の圧迫にも堪ええぬ青年であるということを、世間に発表せねばいられぬ状況のもとに生きている。新しき西洋の圧迫は社会の上においても文芸の上においても、我ら新時代青年にとっては古き日本の圧迫と同じく、苦痛である。  我々は西洋文芸研究する者であるしか研究はどこまでも研究である。その文芸のもとに屈従するのとは根本的に相違がある。我々は西洋文芸にとらわれんがために、これを研究するのではない。とらわれたる心を解脱せしめんがために、これを研究しているのである。この方便に合せざる文芸はいかなる威圧のもとにしいらるるとも学ぶ事をあえてせざるの自信と決心とを有している。  我々はこの自信と決心とを有するの点において普通人間とは異なっている。文芸技術でもない、事務でもない。より多く人生根本義に触れた社会原動力である。我々はこの意味において文芸研究し、この意味において如上の自信と決心とを有し、この意味において今夕の会合一般以上の重大なる影響を想見するのである。  社会は激しく動きつつある。社会産物たる文芸もまた動きつつある。動く勢いに乗じて、我々の理想どおりに文芸を導くためには、零細なる個人を団結して、自己運命を充実し発展し膨脹しなくてはならぬ。今夕のビールコーヒーは、かかる隠れたる目的を、一歩前に進めた点において、普通ビールコーヒーよりも百倍以上の価ある尊きビールコーヒーである。  演説意味ざっとこんなものである演説が済んだ時、席にあった学生はことごとく喝采した。三四郎もっとも熱心なる喝采者の一人であった。すると与次郎が突然立った。 「ダーターファブラ、シェクスピヤの使った字数が何万字だの、イブセンの白髪の数が何千本だのと言ってたってしかたがない。もっともそんなばかげた講義を聞いたってとらわれる気づかいはないか大丈夫だが、大学に気の毒でいけない。どうしても新時代青年を満足させるような人間を引っ張って来なくっちゃ。西洋人じゃだめだ。第一幅がきかない。……」  満堂はまたことごとく喝采した。そうしてことごとく笑った。与次郎の隣にいた者が、 「ダーターファブラのために祝盃をあげよう」と言いだした。さっき演説をした学生がすぐに賛成した。あいにくビールがみな空である。よろしいと言って与次郎はすぐ台所の方へかけて行った。給仕が酒を持って出る。祝盃をあげるやいなや、 「もう一つ。今度は偉大なる暗闇のために」と言った者がある。与次郎の周囲にいた者は声を合して、アハハと笑った。与次郎は頭をかいている。  散会の時刻が来て、若い男がみな暗い夜の中に散った時に、三四郎与次郎に聞いた。 「ダーターファブラとはなんの事だ」 「ギリシア語だ」  与次郎はそれよりほかに答えなかった。三四郎もそれよりほかに聞かなかった。二人は美しい空をいただいて家に帰った。  あくる日は予想のごとく好天気である。今年は例年より気候がずっとゆるんでいる。ことさらきょうは暖かい三四郎は朝のうち湯に行った。閑人の少ない世の中だから、午前はすこぶるすいている。三四郎は板の間にかけてある三越呉服店看板を見た。きれいな女がかいてある。その女の顔がどこか美禰子に似ている。よく見ると目つきが違っている。歯並がわからない。美禰子の顔でもっと三四郎を驚かしたものは目つきと歯並である与次郎の説によると、あの女は反っ歯の気味だから、ああしじゅう歯が出るんだそうだが、三四郎にはけっしてそうは思えない。……  三四郎は湯につかってこんな事を考えていたので、からだのほうはあまりわずに出た。ゆうべから急に新時代青年という自覚が強くなったけれども、強いのは自覚だけで、からだのほうはもとのままである休みになるとほかの者よりずっと楽にしている。きょうは昼から大学陸上運動会を見に行く気である。  三四郎は元来あまり運動好きではない。国にいるとき兎狩りを二、三度したことがある。それから高等学校の端艇競漕の時に旗振りの役を勤めたことがある。その時青と赤と間違えて振ってたいへん苦情が出た。もっとも決勝の鉄砲を打つ係りの教授鉄砲を打ちそくなった。打つには打ったが音がしなかった。これが三四郎のあわてた原因である。それより以来三四郎運動会へ近づかなかった。しかしきょうは上京以来はじめての競技会だから、ぜひ行ってみるつもりである与次郎もぜひ行ってみろと勧めた。与次郎の言うところによると競技より女のほうが見にゆ価値があるのだそうだ。女のうちには野々宮さんの妹がいるだろう。野々宮さんの妹といっしょに美禰子もいるだろう。そこへ行って、こんちわとかなんとか挨拶をしてみたい。  昼過ぎになったから出かけた。会場の入口運動場の南のすみにある。大きな日の丸イギリス国旗が交差してある。日の丸は合点がいくが、イギリス国旗はなんのためだかからない。三四郎日英同盟のせいかとも考えた。けれども日英同盟大学陸上運動会とは、どういう関係があるか、とんと見当がつかなかった。  運動場は長方形の芝生である。秋が深いので芝の色がだいぶさめている。競技を見る所は西側にある。後に大きな築山をいっぱいに控えて、前は運動場の柵で仕切られた中へ、みんなを追い込むしかけになっている。狭いわりに見物人が多いのではなはだ窮屈である。さいわい日和がよいので寒くはない。しか外套を着ている者がだいぶある。その代り傘をさして来た女もある。  三四郎失望したのは婦人席が別になっていて、普通人間には近寄れないことであった。それからフロックコートや何か着た偉そうな男がたくさん集って、自分が存外幅のきかないようにみえたことであった。新時代青年をもってみずからおる三四郎は少し小さくなっていた。それでも人と人との間から婦人席の方を見渡すことは忘れなかった。横からからよく見えないが、ここはさすがにきれいである。ことごとく着飾っている。そのうえ遠距離から顔がみんな美しい。その代りだれが目立って美しいということもない。ただ総体総体として美しい。女が男を征服する色である。甲の女が乙の女に打ち勝つ色ではなかった。そこで三四郎はまた失望した。しかし注意したら、どこかにいるだろうと思って、よく見渡すと、はたして前列のいちばん柵に近い所に二人並んでいた。  三四郎は目のつけ所がようやくわかったので、まず一段落告げたような気で、安心していると、たちまち五、六人の男が目の前に飛んで出た。二百メートルの競走が済んだのである決勝点は美禰子とよし子がすわっている真正面で、しかも鼻の先だから、二人を見つめていた三四郎視線のうちにはぜひともこれらの壮漢がはいってくる。五、六人はやがて一二、三人にふえた。みんな呼吸をはずませているようにみえる。三四郎はこれらの学生の態度と自分の態度とを比べてみて、その相違に驚いた。どうして、ああ無分別にかける気になれたものだろうと思った。しか婦人連はことごとく熱心に見ている。そのうちでも美禰子とよし子はもっとも熱心らしい。三四郎自分無分別にかけてみたくなった。一番に到着した者が、紫の猿股をはい婦人席の方を向いて立っている。よく見ると昨夜の親睦会で演説をした学生に似ている。ああ背が高くては一番になるはずである。計測係りが黒板に二十五秒七四と書いた。書き終って、余りの白墨を向こうへなげて、こっちを向いたところを見ると野々宮さんであった。野々宮さんはいつになくまっ黒なフロックを着て、胸に係り員の徽章をつけて、だいぶ人品がいい。ハンケチを出して、洋服の袖を二、三度はたいたが、やがて黒板を離れて、芝生の上を横切って来た。ちょうど美禰子とよし子のすわっているまん前の所へ出た。低い柵の向こう側から首を婦人席の中へ延ばして、何か言っている。美禰子は立った。野々宮さんの所まで歩いてゆく。柵の向こうとこちらで話を始めたように見える。美禰子は急に振り返った。うれしそうな笑いにみちた顔である三四郎は遠くから一生懸命に二人を見守っていた。すると、よし子が立った。また柵のそばへ寄って行く。二人が三人になった。芝生の中では砲丸投げが始まった。

砲丸投げほど力のいるものはなかろう。力のいるわりにこれほどおもしろくないものもたんとない。ただ文字どおり砲丸を投げるのである。芸でもなんでもない。野々宮さんは柵の所で、ちょっとこの様子を見て笑っていた。けれども見物のじゃまになると悪いと思ったのであろう。柵を離れて芝生の中へ引き取った。二人の女も、もとの席へ復した。砲丸は時々投げられている。第一どのくらい遠くまでゆくんだか、ほとんど三四郎にはわからない。三四郎はばかばかしくなった。それでも我慢して立っていた。ようやくのことで片がついたとみえて、野々宮さんはまた黒板へ十一メートル三八と書いた。

 それからまた競走があって、長飛びがあって、その次には槌投げが始まった。三四郎はこの槌投げにいたって、とうとう辛抱がしきれなくなった。運動会めいめいかってに開くべきものである。人に見せべきものではない。あんものを熱心に見物する女はことごとく間違っているとまで思い込んで、会場を抜け出して、裏の築山の所まで来た。幕が張ってあって通れない。引き返して砂利の敷いてある所を少し来ると、会場から逃げた人がちらほら歩いている。盛装した婦人も見える。三四郎はまた右へ折れて、爪先上りを丘のてっぺんまで来た。道はてっぺんで尽きている。大きな石がある。三四郎はその上へ腰をかけて、高い崖の下にある池をながめた。下の運動会場でわあというおおぜいの声がする。

 三四郎はおよそ五分ばかり石へ腰をかけたままぼんやりしていた。やがてまた動く気になったので腰を上げて、立ちながら靴の踵を向け直すと、丘の上りぎわの、薄く色づいた紅葉の間に、さっきの女の影が見えた。並んで丘の裾を通る。

 三四郎は上から、二人を見おろしていた。二人は枝の隙から明らかな日向へ出て来た。黙っていると、前を通り抜けてしまう。三四郎は声をかけようかと考えた。距離があまり遠すぎる。急いで二、三歩芝の上を裾の方へ降りた。降り出すといいぐあいに女の一人がこっちを向いてくれた。三四郎はそれでとまった。じつはこちからまりごきげんをとりたくない。運動会が少し癪にさわっている。

あんな所に……」とよし子が言いだした。驚いて笑っている。この女はどんな陳腐ものを見ても珍しそうな目つきをするように思われる。その代り、いかな珍しいもの出会っても、やはり待ち受けていたような目つきで迎えるかと想像される。だからこの女に会うと重苦しいところが少しもなくって、しかもおちついた感じが起こる。三四郎は立ったまま、これはまったく、この大きな、常にぬれている、黒い眸のおかげだと考えた。

 美禰子も留まった。三四郎を見た。しかしその目はこの時にかぎって何物をも訴えていなかった。まるで高い木をながめるような目であった。三四郎は心のうちで、火の消えたランプを見る心持ちがした。もとの所に立ちすくんでいる。美禰子も動かない。

「なぜ競技を御覧にならないの」とよし子が下から聞いた。

「今まで見ていたんですが、つまらいからやめて来たのです」

 よし子は美禰子を顧みた。美禰子はやはり顔色を動かさない。三四郎は、

「それより、あなたたこそなぜ出て来たんです。たいへん熱心に見ていたじゃありませんか」と当てたような当てないようなことを大きな声で言った。美禰子はこの時はじめて、少し笑った。三四郎にはその笑いの意味がよくわからない。二歩ばかり女の方に近づいた。

「もう宅へ帰るんですか」

 女は二人とも答えなかった。三四郎はまた二歩ばかり女の方へ近づいた。

「どこかへ行くんですか」

「ええ、ちょっと」と美禰子が小さな声で言う。よく聞こえない。三四郎はとうとう女の前まで降りて来た。しかしどこへ行くとも追窮もしないで立っている。会場の方で喝采の声が聞こえる。

高飛びよ」とよし子が言う。「今度は何メートルになったでしょう」

 美禰子は軽く笑ったばかりである三四郎も黙っている。三四郎高飛びに口を出すのをいさぎよしとしないつもりである。すると美禰子が聞いた。

「この上には何かおもしろものがあって?」

 この上には石があって、崖があるばかりであるおもしろものがありようはずがない。

「なんにもないです」

「そう」と疑いを残したように言った。

「ちょいと上がってみましょうか」よし子が、快く言う。

あなた、まだここを御存じないの」と相手の女はおちついて出た。

「いいからいらっしゃいよ」

 よし子は先へ上る。二人はまたついて行った。よし子は足を芝生のはしまで出して、振り向きながら、

「絶壁ね」と大げさな言葉を使った。「サッフォーでも飛び込みそうな所じゃありませんか」

 美禰子と三四郎は声を出して笑った。そのくせ三四郎はサッフォーがどんな所から飛び込んだかよくわからなかった。

あなたも飛び込んでごらんなさい」と美禰子が言う。

「私? 飛び込みましょうか。でもあんまり水がきたないわね」と言いながら、こっちへ帰って来た。

 やがて女二人のあいだに用談が始まった。

あなた、いらしって」と美禰子が言う。

「ええ。あなたは」とよし子が言う。

「どうしましょう」

「どうでも。なんならわたしちょっと行ってくるから、ここに待っていらっしゃい」

「そうね」

 なかなか片づかない。三四郎が聞いてみると、よし子が病院看護婦のところへ、ついでだからちょっと礼に行ってくるんだと言う。美禰子はこの夏自分の親戚が入院していた時近づきになった看護婦を尋ねれば尋ねるのだが、これは必要でもなんでもないのだそうだ。

 よし子は、すなおに気の軽い女だからしまいに、すぐ帰って来ますと言い捨てて、早足に一人丘を降りて行った。止めるほどの必要もなし、いっしょに行くほどの事件でもないので、二人はしぜん後にのこるわけになった。二人の消極な態度からいえば、のこるというより、のこされたかたちにもなる。

 三四郎はまた石に腰をかけた。女は立っている。秋の日は鏡のように濁った池の上に落ちた。中に小さな島がある。島にはただ二本の木がはえている。青い松と薄い紅葉がぐあいよく枝をかわし合って、箱庭の趣がある。島を越して向こう側の突き当りがこんもりとどす黒く光っている。女は丘の上からその暗い木陰を指さした。

「あの木を知っていらしって」と言う。

「あれは椎」

 女は笑い出した。

「よく覚えていらっしゃること」

「あの時の看護婦ですか、あなたが今尋ねようと言ったのは」

「ええ」

「よし子さんの看護婦とは違うんですか」

「違います。これは椎――といった看護婦です」

 今度は三四郎が笑い出した。

「あすこですね。あなたがあの看護婦といっしょに団扇を持って立っていたのは」

 二人のいる所は高く池の中に突き出している。この丘とはまるで縁のない小山が一段低く、右側を走っている。大きな松と御殿一角と、運動会の幕の一部と、なだらかな芝生が見える。

「熱い日でしたね。病院あんまり暑いものから、とうとうこらえきれないで出てきたの。――あなたはまたなんであんな所にしゃがんでいらしったんです」

「熱いからです。あの日ははじめて野々宮さんに会って、それから、あすこへ来てぼんやりしていたのです。なんだか心細くなって」

「野々宮さんにお会いになってから、心細くおなりになったの」

「いいえ、そういうわけじゃない」と言いかけて、美禰子の顔を見たが、急に話頭を転じた。

「野々宮さんといえば、きょうはたいへん働いていますね」

「ええ、珍しくフロックコートをお着になって――ずいぶん御迷惑でしょう。朝から晩までですから

だってだいぶ得意のようじゃありませんか」

「だれが、野々宮さんが。――あなたもずいぶんね」

「なぜですか」

だってまさか運動会の計測係りになって得意になるようなかたでもないでしょう」

 三四郎はまた話頭を転じた。

「さっきあなたの所へ来て何か話していましたね」

「会場で?」

「ええ、運動会の柵の所で」と言ったが、三四郎はこの問を急に撤回したくなった。女は「ええ」と言ったまま男の顔をじっと見ている。少し下唇をそらして笑いかけている。三四郎はたまらなくなった。何か言ってまぎらそうとした時に、女は口を開いた。

あなたはまだこのあいだの絵はがきの返事をくださらないのね」

 三四郎はまごつきながら「あげます」と答えた。女はくれともなんとも言わない。

あなた原口さんという画工を御存じ?」と聞き直した。

「知りません」

「そう」

「どうかしましたか

「なに、その原口さんが、きょう見に来ていらしってね、みんなを写生しているから、私たちも用心しないと、ポンチにかかれるからって、野々宮さんがわざわざ注意してくだすったんです」

 美禰子はそばへ来て腰をかけた。三四郎自分いかにも愚物のような気がした。

「よし子さんはにいさんといっしょに帰らないんですか」

「いっしょに帰ろうったって帰れないわ。よし子さんは、きのうから私の家にいるんですもの

 三四郎はその時はじめて美禰子から野々宮のおっかさんが国へ帰ったということを聞いた。おっかさんが帰ると同時に、大久保を引き払って、野々宮さんは下宿をする、よし子は当分美禰子の家から学校へ通うことに、相談がきまったんだそうである

 三四郎はむしろ野々宮さんの気楽なのに驚いた。そうたやす下宿生活にもどるくらいなら、はじめから家を持たないほうがよかろう。第一鍋、釜、手桶などという世帯道具の始末はどうつけたろうと、よけいなことまで考えたが、口に出して言うほどのことでもないから、べつだんの批評は加えなかった。そのうえ、野々宮さんが一家の主人から、あともどりをして、ふたたび純書生と同様な生活状態に復するのは、とりもなおさず家族制から一歩遠のいたと同じことで、自分にとっては、目前の迷惑を少し長距離へ引き移したような好都合にもなる。その代りよし子が美禰子の家へ同居してしまった。この兄妹は絶えず往来していないと治まらないようにできあがっている。絶えず往来しているうちには野々宮さんと美禰子との関係も次第次第に移ってくる。すると野々宮さんがまたいつなんどき下宿生活永久にやめる時機がこないともかぎらない。

 三四郎は頭のなかに、こういう疑いある未来を、描きながら、美禰子と応対をしている。いっこうに気が乗らない。それを外部の態度だけでも普通のごとくつくろおうとすると苦痛になってくる。そこへうまいあいによし子が帰ってきてくれた。女同志のあいだには、もう一ぺん競技を見に行こうかという相談があったが、短くなりかけた秋の日がだいぶ回ったのと、回るにつれて、広い戸外の肌寒がようやく増してくるので、帰ることに話がきまる。

 三四郎も女連に別れて下宿へもどろうと思ったが、三人が話しながら、ずるずるべったりに歩き出したものから、きわだった挨拶をする機会がない。二人は自分を引っ張ってゆくようにみえる。自分もまた引っ張られてゆきたいような気がする。それで二人にくっついて池の端を図書館の横から、方角違いの赤門の方へ向いてきた。そのとき三四郎は、よし子に向かって、

「お兄いさんは下宿なすったそうですね」と聞いたら、よし子は、すぐ、

「ええ。とうとう。ひとを美禰子さんの所へ押しつけておいて。ひどいでしょう」と同意を求めるように言った。三四郎は何か返事をしようとした。そのまえに美禰子が口を開いた。

「宗八さんのようなかたは、我々の考えじゃわかりませんよ。ずっと高い所にいて、大きな事を考えていらっしゃるんだから」と大いに野々宮さんをほめだした。よし子は黙って聞いている。

 学問をする人がうるさい俗用を避けて、なるべく単純な生活にがまんするのは、みんな研究のためやむをえないんだからしかたがない。野々宮のような外国にまで聞こえるほどの仕事をする人が、普通学生同様な下宿はいっているのも必竟野々宮が偉いからのことで、下宿がきたなければきたないほど尊敬しなくってはならない。――美禰子の野々宮に対する賛辞のつづきは、ざっとこうである

 三四郎赤門の所で二人に別れた。追分の方へ足を向けながら考えだした。――なるほど美禰子の言ったとおりである自分と野々宮を比較してみるとだいぶ段が違う。自分田舎から出て大学はいったばかりである学問という学問もなければ、見識という見識もない。自分が、野々宮に対するほどな尊敬を美禰子から受けえないのは当然である。そういえばなんだか、あの女からかにされているようでもある。さっき、運動会はつまらいから、ここにいると、丘の上で答えた時に、美禰子はまじめな顔をして、この上には何かおもしろものがありますかと聞いた。あの時は気がつかなかったが、いま解釈してみると、故意自分を愚弄した言葉かもしれない。――三四郎は気がついて、きょうまで美禰子の自分に対する態度や言語を一々繰り返してみると、どれもこれもみんな悪い意味がつけられる。三四郎は往来のまん中でまっ赤になってうつむいた。ふと、顔を上げると向こうから与次郎とゆうべの会で演説をした学生が並んで来た。与次郎は首を縦に振ったぎり黙っている。学生帽子をとって礼をしながら、

「昨夜は。どうですか。とらわれちゃいけませんよ」と笑って行き過ぎた。

anond:20241001201601

新しい朝ドラをいきなりおむすび増田真魚日済む折泣き胃を等ドサ愛氏ら他阿(回文

おはようございます

新しい朝ドラが始まったわよね『おむすび』だったわよね。

私は前作の『虎に翼』をまだ観終わってない最終週が残っているこのちむどんどん感!

そんでその

朝ドラの『虎に翼』の寅子の娘が9月半ばに入ってから最終回間際にして第三形態の華麗なる変身を遂げ、

あれ?この登場人物が急に出てきたけどだれ?って思うぐらい

他の人物もいろいろ急に出てくるから

9月後半の朝ドラの『虎に翼』は見ていてこの人だれ?ってまず話はそこからだ!ってシーンが多くて混乱するわ。

あと星家の娘の最初ツンケンしていた性格が急に良い子ちゃんになるってこのまた急変様。

具合悪くならないのかしら?って心配になるわ。

朝ドラあるあるか分かんないけれどあるかも知れないけど、

最終回みんな急にお爺さんお婆さんになって特殊メイクするあれは明らかにうそう言うコントのでしか見えないそれなんてちむどんどん?って思うの。

さすがにちむどんどん級の老人特殊メイクには笑ってしまったわ。

なんか白けちゃうのよね。

いや白髪がって言ってるわけじゃなくて、

なんかここまで最終回までも盛り上がってきたのに

白けちゃうの。

つーかまだ見てないけど

ネット情報ネタバレがかすってしまうこの世の中。

どんなに情報避けしていていても

マイルドネタバレを喰らってしまうので、

逆に検索たからってこの項目に興味があるからってどんどん推し情報を勧めてくるのは止めて欲しいわ。

インターネッツバケツが欲しいか検索して買って購入して届いて

またインターネッツを開くと

ねえ!あなたバケツ好きなんでしょ?ほら!こんなにたくさんバケツあるよ!

防火用水の入れられる赤いバケツもあるよ!

ブリキバケツもあるよ!

いろんなバケツがあるよ!って

もうもの凄い勢いでバケツ推してくるじゃない。

もうバケツ買ったって言うのによ。

バケツ情報はもう結構ですノーサンキューボタンがあれば押しちゃうわ。

から朝ドラ登場人物のこととかを調べようなものなら、

今週の朝ドラの1回目はいよいよ新シリーズ

ってインターネッツが張り切ってネタバレオンパレード

もう橋本環奈ちゃん自転車でドブにはまったんでしょ?って

見てもないのに見たようなことを言えるようなこんな世の中。

そしていいことに朝ドラもそんな感じで私はともに暮らしているんだけど、

早速『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』で取れない宝箱があってモヤモヤするし

砂漠遺跡ボスの倒し方がいきなり分からないわ。

まあボスダメージ与えて次の形態まで変形させたからあともう一押しだと思うんだけど、

そのダンジョンに登場している

入ることのできない入り口のない閉じ込められた部屋があってそこに宝箱があるの。

たぶん、

どうやって考えて取るか腕の見せ所だと思うんだけど、

なかなか考えてもどうしていいかからないわ。

でも!

絶対攻略法は見ない!

つーか

まだその場所攻略情報も出てない!

出ても見ない!

そのぐらいの確固たる意志を持って括弧でくくって「攻略法を見ない!」って押切もえさん級に言い切りたいところだけど、

これって本当に取れない宝箱なのか、

取れる宝箱なのか

それとも、

ボスを倒してから普通に何か通路が明いて苦労せずに取れる宝箱なのか?

くそれすらも分からないのよ。

壁をスパイダーマン登りで登っても見えない天井があって遮られるし、

宝箱はトリィで掴むことができるんだけど、

もちろん壁を通り越すことができなくて。

壁を通り越せる「かりもの」があるのがヒントなのかしら?

まったくもって私にとって今の段階ではそれがちむどんどんなのよ。

もうちょっとそれにチャレンジした方がいいのか

先にボスを倒しに行ったらいいのかしら?

迷うわー。

そんなことを言っている場合じゃないことは確かなほど

私は朝ドラの新シリーズおむすび』を早々に1回目をリアルタイムでその日のうちに見れなかった反省をしつつ、

今日朝ドラ観て消化しないと!って思うのよね。

忙しいわ。

忘れていたけれど『虎に翼』も後残り最終週観てないのも観なくちゃ!って

迫り来るなにかが多くてうかうかしてられないわ。

とりあえず、

私は

取れなかったあの砂漠遺跡ダンジョンの宝箱が気になるのと、

1話でいきなり橋本環奈ちゃん自転車でドブに落っこちたってのを確認するために

今日はその2つを一所懸命に挑んで行きたいと思うわ。

うふふ。


今日朝ご飯

タマゴ焼きサンドミックスしました。

メインのタマゴ焼き厚い厚みのあるリッチタマゴに

それを両脇で支えるミックスが良い仕事してるわ!

デトックスウォーター

ホッツ白湯ストレートウォーラー

若干温めのホッツで白湯!って感じ。

ふーふーしなくてもいいような温度の飲み頃かしら

ちなみにひゅーひゅーは、

言わないわよ!

まあ朝冷えてきたからでも昼は暑い

こういう時に風邪引きがちなので留意してね!

水分補給

しっかりとね!


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2024-09-28

[]制服遊んだアカンやろ(堺市北区本町

子ども被害情報など(堺市北区本町

9月27日午後4時ころ、堺市北区本町付近路上で、自転車に乗車した不審者が通行中の小学生男児らに対し

制服遊んだアカンやろ」と言い、男児自転車の前かごを掴む事案が発生しました。

不審者は、年齢50歳位、身長175センチくらい、細身、白髪まじり、青色Tシャツ灰色ズボン、色不明自転車に乗車した男1名です。

不審者を見かければ、すぐに110通報してください。

https://www.gaccom.jp/safety/detail-1348520

2024-09-25

大谷翔平野球になりたい!

第1章:野球と僕の運命

大谷翔平は、野球になりたい!」

それは突然のひらめきだった。バットを握る手が汗ばむ中、僕、大谷翔平は自らの夢に気づいた。

ピッチャーバッターを両立する『二刀流』として、この大リーグで異例の活躍をしているが、まだ足りない。

僕が目指しているのは、もっと大きなもの。そう、野球のものになることだ。

「翔平、また突拍子もないこと言ってるな」

チームメイトマイク苦笑いしながら肩を叩く。だが、僕は本気だ。

いくら優れたプレーヤーでも、ただの一選手では、野球限界に挑むことはできない。野球のものになれば、僕は無限プレーができるはずだ。

「俺は、この世で最高の野球プレイヤーになるだけじゃ足りないんだ。俺が目指すのは、野球精神のものなんだ!」

マイクさらに笑ったが、そんなことは気にしない。試合が始まる前に、僕はふとスタジアムの外を見上げた。そこには青空が広がり、太陽が眩しく照りつけている。その瞬間、何かが心に浮かんだ。

第2章野球神様との出会い

ある日、試合後にスタジアムを出た僕は、ひとり公園のベンチに座っていた。

いつもなら、試合の振り返りをしている時間だが、その日は何か違った。何か大きな存在に引き寄せられる感覚がしていた。

突然、目の前に不思議な老人が現れた。白髪ボロボロユニフォームを着ている。

「君が、大谷翔平かい?」

「え、どうして僕の名前を…?」

老人は微笑み、僕を見つめた。

「君の願い、聞こえたよ。野球のものになりたいと…面白い願いだな。」

僕は驚いて立ち上がった。この老人、ただのファンではない。何か特別な力を持っているようだ。

「そうだ、俺は野球のものになりたいんだ。どうしてもそうならなきゃいけないんだ!」

老人はうなずいた。そして彼は、古びた野球ボールを手渡してきた。

「このボールを握ることで、君は野球の神髄に近づけるかもしれない。でも気をつけなさい。

野球になるということは、全てを背負う覚悟必要だ。喜びも、痛みも、歴史も、未来も。」

第3章:野球の魂

次の日、僕はそのボールを持ってグラウンドに立っていた。試合が始まる前に、ふとボールを握ってみると、驚くべきことが起こった。目の前が一瞬暗くなり、気がつくと僕はどこか異世界にいた。

そこは不思議空間だった。スタジアムの中にいるはずなのに、何もない広大な草原のような場所に立っていた。

「ここは…どこだ?」

「これは、野球の魂が宿る場所だよ。」

あの老人の声が響く。視界の中に、今までの偉大な野球選手たちが現れ、そして消えていく。

僕は彼らの背中を見つめながら、彼らが残してきたもの、そして僕が受け継いでいくものの重さを感じた。

「君が野球のものになるためには、野球の魂と一体になる必要がある。過去のすべてのプレイヤーの想い、試合歴史ファンたちの期待、それをすべて引き受けることだ。」

僕はうなずいた。そして、強く決意した。

第4章:野球として生きる

異世界から戻ると、僕の中には新しい感覚が芽生えていた。

まるでボールを握った瞬間、すべての動作完璧調和していた。ピッチャーマウンドに立つと、投げる前からボール軌道が鮮明に見える。バッターボックスに立てば、ピッチャーがどこに投げるかが自然とわかる。

「これが…野球になるということか…!」

試合が始まり、僕は誰も見たことがないプレーを見せ始めた。ピッチャーとしても打者としても完璧な成績を残し、まるで野球の神そのものが僕の体を通してプレーしているかのようだ。

チームメイトも、相手チームも、そして観客も、誰もが驚愕の表情を浮かべていた。

だが、その日の夜、僕は再び公園にいた。あの老人が現れた。

「君は野球の神髄に触れた。しかし、それを続けることは人間として難しいかもしれない。」

僕は黙って考えた。野球のものになるという夢は、達成したように見える。しかし、僕は人間として、このまま野球と一体化し続けることに疑問を感じ始めた。

野球でありながら、選手であることの狭間で生きる。それが真の挑戦だ。」

第5章:新たな決意

試合は続く。僕は以前と同じように、しかし新しい視点野球プレーしていた。野球のものになるという夢を抱きながら、同時に一人のプレイヤーとして、チームメイトと共に歩むことを選んだ。

野球のものになるのは難しいかもしれない。でも、俺はこのフィールドで、野球を続ける限り、野球の魂と共にいる。」

そう、僕はもう一人の選手ではない。僕は野球と共に生きる、永遠プレーヤーだ。

―完―

2024-09-23

anond:20240923133202

白髪まじりの見た目おじいちゃん(子孫なし)やけどWEBしか漫画読まないやで😟

最後に紙で読んだのは30年くらい前やで😟

2024-09-21

30歳を目前にして身体劣化をひしひしと感じている

色々劣化しているので変化を感じ始めた年齢と共に列挙してみる。

25歳くらいから変化した。

潤いが減ってきた。いわゆるハリがなくなった。

ここ2年くらいは洗顔/入浴後に顔に無印化粧水乳液を塗るようになり幾らかマシになったけど、やはりハリは回復しない。

顔以外の肌も当然渇いているのだが、最近まで放置してた。

今は1000mlで500円くらいの化粧水風呂上がりに塗りたくって少しはマシになった。

この程度のケアでも10から始めてたら全然違ったのだろうな、と後悔してる。

しかし、当時はそういうことしてる奴は女々しいと思ってた(肌男CMとかも女々しいと思ってた)

24歳くらいから変化した。

毛が細くなって髪を七三とかに分けた時に綺麗に分かれなくなった。

要するにAGA男性型脱毛症)の症状が始まってしまった。

元々子供の頃に父親によるDVと実子誘拐ストレスで場面緘黙→抜毛のコンボ発症して右側のデコが少し広かったのだが、毛量は多くて父親がフサフサだったのでそこまで心配してなかった。

しかし実はAGA遺伝って母方の祖父重要らしく、祖父はそこそこ薄くなってたのでさもありなんということだった。

AGA薬を飲み始めて数年経った今はかなり回復して気にならなくなった。

しか白髪は増えた。

AGAについては以前に東浩紀YouTube配信の中で「自己イメージから乖離」という観点で語っていたのが印象に残ってる。

例えば、若いから毛先が眉にかかるくらいの長さの髪型を愛好していた男性がいたとする。

しかAGAによってその髪型の維持が困難になってしまう。

それでも彼は尚もその髪型に拘ってしまう。

周りの人はみっともないから切るか剃るかしたほうが良いのにと思っている。

自身もそうした方が見栄えは良いことはわかっている。

それでも彼を髪を伸ばしてしまう。

何故ならその髪型の彼こそが彼の自己イメージなのであって、髪の短い自分自分ではない様に感じてしまうからである

要するに、人間自己イメージはそう易易と書き換えられるものではないという話だったと理解している。

胃腸

28歳くらいから変化した。

それまではラーメンとか焼き肉とか油っぽいものが好きだったのだが、食べるのがキツくなったのと、食べたらちょくちょくお腹を壊すようになった。

逆に野菜めっちゃ好きになった。しゃぶ葉に行ったら野菜ばっかり食べてる。

それからお酒に弱くなった。

昔はストロングのロング缶2本買って酔ってたけど今はほろ酔い1缶でしっかり酔えるくらいには弱くなった。

今は殆ど断酒していて会社飲み会とか特別な日に限り解禁する。

体重

27歳くらいから変化した。

食べた分だけしっかり太るようになった。

まり代謝が落ちた。

この頃はまだラーメンが好きだったのでよくラーメン食べてた。

この時期くらいかテレワークに移行したので通勤もしなくなり、ぶくぶくと太った。

だいたい10キロくらい太った。

少し前からダイエットを始めており今は2キロくらい減った。

28歳くらいから変化した。

実際のところ最も劣化を感じているのが脳。

伝えたい言葉がパッと出てこないことが増えた。

友達と会話しているとお互いに「アレだよ」とか言うことが増えて劣化を感じる。

あと短期記憶?もかなり劣化した。

昔は細かなタスクを書き残さずとも覚えていたのだが、今は忘れるのでメモに残す。

資格試験も昔は2日くらいで一気に詰め込めたけど、今はそれだと忘れてしまうので時間をかけて繰り返し勉強をする。

たぶん今のほうがやり方としては正しい。

一番は脳のスタミナの劣化

長文を読み込んだり、長時間動画を視聴したりするのがキツくなった。

途中でどうしても集中力が尽きる。

なので、横着して端から集中もせず適当に流すことが増えた。

はてブ炎上増田とか炎上Noteを読む時も昔は最後まで読み込んでからブコメしてたけど、今はタイトル読んでブコメ見て内容を勝手イメージしてそのイメージに対してブコメしてる。

しかもその内容も似たりよったりで基本的20代前半までに自分が学んできた概念とか知識を羅列しただけの半botと化しており、宮台真司的に言えば言葉自動機械になっている。(当の宮台真司言葉自動機械になっているという説も)

他にも色々あると思うけど書いていて疲れてきたのでこの辺で止めとく。

この程度の文章でも脳のスタミナの消費がキツい。

白髪生えたジジババ夫婦高校生大学生の孫娘の組み合わせめっちゃ好き

視界に入っただけで癒される

なんなんだろあの絶大なる癒し効果

街中で見かける度に神様ありがとうございますって感謝してるくらい好き

もっと増えてほしい

2024-09-18

この前やってたドリフ特番

テレビの収録スタジオモニターを見るのではなく市民会館みたいなところを貸し切って上映していて、

芸能人子どもたちやドリフ世代のジジババが席に座って見ていて

放送ではワイプや客席の人たちが爆笑している姿が頻繁に映されていた

それについてドリフへの敬意がないとか客席の反応はいらないとブチ切れている人たちがかなりいるが

一方で「令和の子どもたちが笑っているのが嬉しかった」っていう声もあったんだよね

真顔の時はお堅く見えそうな白髪オールバックで眼鏡のおじいちゃん下ネタコント爆笑してる姿とかもなかなかよかったよ

リアルタイムで見てた世代なんだろうなーとか志村が死んだ時はショックだっただろうなとか思いを馳せたりしてさ

テロップワイプなしで真剣に見たいって言うならドリフBSチャンネル放送されてるしサブスクDVDで見ればいいだけで

テレビ放送されてる時に本放送にないようなものがゴチャゴチャついてるのはまあそんなもんでしょって思う

こんなことにすら「ドリフに失礼だ!敬意が足りない!!」って道徳的優位に立って正義棒で叩く立場に回ろうとするの本当に狂ってると思う

2024-09-16

親孝行って何すればいい?

27歳会社員わたし、この三連休実家帰省してきたのだけど、父母が老けてきたことを実感して寂しさを感じてしまった…。

夫の親には何も感じないのは、年取ってから知り合ってるからかな…。

両親とも50後半だから白髪も増えるし皺も深くなってくるのは当たり前なんだけど、若い時の記憶があるからギャップを感じてしまうなぁ。

両親の老いを感じて何か親孝行をしたいと思いつつ、具体的に何をすればいいんだろう。

旅行に連れて行く?孫を早く産む?

何すればいいかからないけど、後悔しないうちに親孝行をしたい。

2024-09-15

浅草サンバカーニバルがやるっていうんで家族で見に行ったんだが

沿道の観覧できる場所最前列

カメコ爺さん、カメコ爺さん、カメコ若者カメコ爺さん

みたいに白髪混じりで一眼レフ持って着てるものちょっとみすぼらしい爺さんばかりで流石に俺でも引いた。

それがずっと同じような布陣で通りの最前列に連なっているの。

子供連れとかも結構来てたけどあれじゃあ子供の背で見ることなんかできなかっただろう。

サンバを2チームくらい踊ってるのを後ろから眺めてたけど最前列カメコ爺さんたち全く動かなかったし

いくら爺さんたちにとって若い女が半裸みたいな姿で腰振ってるのがただで見られる機会だからといってあれは男の俺でも気持ち悪過ぎたので流石に自重しろと思った。

コミケの男向けの日じゃないんだぞ。

2024-09-14

[]またしても苫小牧にチンポロ妖怪が連続出没

公然わいせつの発生!(苫小牧市弥生町)(苫小牧市弥生町2丁目)

9月1日午後9時15分頃、苫小牧市弥生町2丁目4番付路上において、男が女性に対し下半身露出する事件が発生しました。

男の特徴は、年齢60〜70歳くらい、身長160cmくらい、やせ型、白髪、頭髪薄め、色不明半袖Tシャツ、色不明ズボン着用。

不審者に遭遇又は目撃した際は、すぐにその場から避難し、110番通報するようお願いします。

https://www.gaccom.jp/safety/detail-1330076

https://www.gaccom.jp/img/safety_avatar/1330/1330076/1330076_avatar_detail_1725261633903.png

公然わいせつの発生(苫小牧市新開町3丁目)

9月8日午前8時25分頃、苫小牧市新開町3丁目14番付歩道上において、歩行中の女性に対し、男が下半身露出する事件が発生しました。

男の特徴は、年齢50代から60代くらい、身長170センチメートルから175センチメートルくらい、小太り、黒色短髪、上衣紺色Tシャツ下衣青色ジーンズ着用。

不審者に遭遇又は目撃した際は、安全場所避難してから110番通報するようにお願いします。

https://www.gaccom.jp/safety/detail-1333952

https://www.gaccom.jp/img/safety_avatar/1333/1333952/1333952_avatar_detail_1725779430818.png

2024-09-09

anond:20240909130131

障害児ってほどじゃなくても、たとえば保育園幼稚園小学校行きたくないヤダヤダってされたら9時出勤はほぼ絶望的だよね

ってかうちは毎日そうなんだけどさ

まあうちは嫁が専業主婦で俺も朝はそんな早くない職種からなんとかなっちゃってるけど

共働きしましょうキャリア積みましょう! ってちょっと育てにくいタイプの子供生まれた時点で完全に破綻するよねー

元増田と比べたら遥かにまれてるけどさ

小学生の全力ヤダヤダマジで辞めてほしいわー確実に白髪増えた

2024-09-07

映画館で隣ガチャ大ハズレぶっこいた

エイリアン楽しみにして一番後ろのど真ん中取れたのに隣が老害ジジイ

白髪の60代くらいのじじい。

風邪ひいてるのか持病があるのか常に席してる。

居眠りしていびきかいて、映画の音で起きて席混む。

常に息がゼェゼェいうのが聞こえてくる。

マスク取ったりつけたり痰をティッシュはいて床に落としまくる。

帰る時みたら30個くらい床に落としてた。気持ち悪すぎる。

エイリアン見ながら痛い痛い、だめだ、ゴーストバスターズみたいとか1人ごとしゃべる。

はぁ、本当ついてない。

人に迷惑かけるなら来るなよな。彼女と見に行ってたからグっと我慢してたけど1人だったらどついてたわ。

じじいだからしゃーないと思ったけどティッシュの山見てクソ野郎ってことが良く分かった。

エイリアン自体はおもろかったので忘れよう。

2024-09-06

脱毛するなら若いうちにやれ

アラフォー電気脱毛中だけど可能なら20代の内にやったほうがいいよ

ていうか医療レーザー脱毛ができる内にやったほうがよい

電気脱毛デザインしながら脱毛したけど100万ぐらいかかったな

医療レーザーなら無毛になるなら30万もかからんだろ

エステだと要らん化粧品買わされるしな

白髪でるぐらいになってから金に余裕が出来たので脱毛しようと思ったが

今思えば金借りるなり金利14%だけど60払いで医療レーザー脱毛やったほうが安くついたか

痩せたら加齢を感じた

40歳になり、ちょっと脂肪も付いてきて

このままではデブオッサンになってしまうと少し減量をしているが

脂肪が無くなって気づくのは

俺って骨と皮だけの老人みたいな身体に近づいているなということだった

そこにあるべき筋肉が無いんだよね

髪に白髪が交じってきたときよりも自分老いを感じたわ

白髪が増えてきた

毎日この時間まで起きてたらそうなるか

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