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2024-10-25

近代麻雀史上、最も重要マンガ5選

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20選 - https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

週刊ビッグコミックスピリッツ史上最も重要マンガ5選 https://anond.hatelabo.jp/20241014232424

週刊ヤングマガジン史上、最重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241016182953

月刊アフタヌーン史上、最重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241017235116

月刊コロコロコミック史上、最も重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241018225514

漫画アクション史上、最も重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241020163403

週刊少年サンデー史上、最も重要マンガ10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241021181149

モーニング史上最も重要マンガ10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241023001913

ビッグコミックスペリオール史上最も重要マンガ5選 - https://anond.hatelabo.jp/20241024031536

誰かがやるだろうと思って放置していたが誰も書かないので。

異論反論は大いに受け付けたい。特に1970年代2020年代はほとんど読めていないので追記があれば是非。

近代麻雀だけでなく、その前身の別冊近代麻雀やその他関係誌(近代麻雀オリジナル等)も含む。

思いついたままに描いたので順不同で。

麻雀飛翔伝 哭きの竜能條純一

当時(80年代)、麻雀イメージ裏社会反社)と表裏一体。それを舞台にしたものとして最も有名と思われるこれを選定。

「あンた背中が煤けてるぜ」

の名台詞を生み出しただけでも十分に価値のある漫画。何故「ン」がカタカナなのか、煤けているからなんなのかの意味はわからないがなにやら凄い説得力があり、当時の男子大学生がこぞって真似をしていた。

天和通りの快男児福本伸行

こちらも裏社会からで、福本伸行出世作

途中から完全にサブキャラアカギに主役が取って代わられ、スピンオフ作品の「アカギ」の方が長期連載・人気作になったのは御愛嬌

ただ、まがりなりにも完結させたのは他の福本作品よりも評価し得るのではないだろうか。

この後、近代麻雀以外でも「銀と金」(アクションピザッツ)、「賭博黙示録カイジ」(ヤングマガジン)など立て続けにヒット作を出し、人気漫画家となっていった。

あじゃんほうろうき(西原理恵子

西原理恵子が悪いお友達に唆されて麻雀を覚えていくマンガ西原理恵子はこの連載開始時は完全に無名漫画家だった。

絵もお世辞にも上手いものではなかったが、ギャンブルをする人には分かる悲喜交交は素晴らしく面白い

西原理恵子出世作であり、西原理恵子を世に送り出したのは功罪両面で影響が大きい。

お金をかけて麻雀をやったことがある人向け、ならば間違いなく西原理恵子最高傑作オススメできる(これ以降の西原理恵子が合わない人もこれだけは別、手に入るのであれば是非読んでほしい)。

車が買えるほど負けたと笑っていたら家が買えるほど負けていた、という笑えなく笑える漫画

ノーマーク爆牌党片山まさゆき

麻雀漫画第一人者、片チンこと片山まさゆきからはこれ。

出世作という意味では他誌だが「ぎゅわんぶらあ自己中心派」(ヤングマガジン)、近代麻雀での出世作は「スーパーヅガン」の両ギャグ漫画かもしれないが。

本作も当初はギャグとしてはじまりキャラ勝手に動いていってストーリー漫画になった印象が強い。

本作に限らないが、裏社会との関わりがイメージされる麻雀を題材にしながら、ほぼそういったものを登場させずに描いているのも好印象で、今のプロ麻雀の隆盛に貢献していると思われる。

更に、麻雀漫画の主役敵役超能力じみた能力を持っていることが多いが、それを可能な限り排除しようとしているのも特徴的。

リアルな闘牌も見どころ(馬場裕一プロが協力していたそうな)で、他作品と一線を画す。

片チン自身はこのかなり後に描いた「打姫オバカミーコ」を代表作としているし、「牌賊! オカルティ」、「ミリオンシャンテンさだめだ!!」なども面白いが、新境地を切り開いたという意味でやはりこれで。

個人的には麻雀関係ないが「SWEET三国志」がかなり好き。

ムダヅモ無き改革大和田秀樹

どう見ても実在政治家モデル(主役が小泉ジュンイチローだし)にしながら、各種の政治的課題麻雀解決していく怪作。

大和田秀樹といえば「大魔法峠」や「ガンダムさん」の方が有名かもしれないが、個人的にはムダヅモの方が面白い

今やったら大炎上間違いなし(安倍シンゾーの切腹など)な政治ネタ満載だが、当時はおおらかな時代だったのだろう。

2017年から続編が発表されているが、登場人物の多くが過去の人になっているのも炎上対策なのだろうか。

「この作品フィクションです。実在人物とは“あまり関係ありません」

選外

フリテンくん植田まさし

知名度としては5選に入るべき作品だが、近代麻雀以外にも複数誌で連載した後に完全にまんがライフ誌に移籍してしまったので選外に。

近代麻雀発とは言え、近代麻雀作品と見ている人はほとんどいないのでは(「フリテン」という麻雀用語タイトルになっていることから名残はあるが。)。

哲也-雀聖と呼ばれた男(さいふうめい星野泰視

麻雀放浪記」で有名な阿佐田哲也色川武大)をモデル戦後すぐの社会を描いた作品

2000年に第24講談社漫画賞少年部門を受賞しており、間違いなく当時の麻雀人口の増加に貢献した作品だが、連載誌が週刊少年マガジン講談社)であり、選には入らない。

咲-Saki-小林立

麻雀漫画と言えば男ばかりまたは絵が個性的オブラート)な作品が多い中、メインに美少女を並べ裾野を拡大した功績は極めて大きい。

が、連載誌はなんとヤングガンガンスクウェア・エニックス)、近代麻雀連載なら間違いなく選に入っていた。

これ以降、近代麻雀にもかわいい絵柄の麻雀漫画が大幅に増え、影響は大きい。

むこうぶち(天獅子悦也)

安藤満プロ(連載中に逝去)の協力の元、バブルの頃の高レートを舞台活躍した「傀」を主人公に当時の世界を描いていた。

連載が長くなり間延びしている感はあるものの、「傀」の決め台詞である「御無礼」を真似て点棒を投げ付けられた人も多いのでは。

多数のスピンオフを生み出した人気作で面白いが、漫画として特筆する物があるとまでは思えないので次点で。

ムダヅモと入れ替える人も多いかもしれない。

かわぐちかいじ各種作品

何故か近代麻雀に多数の短編掲載していた。

当時は正直言って、絵も内容も箸にも棒にもかからない作品が多かったが、「沈黙の艦隊」(モーニング)で一躍人気漫画家に。

近代麻雀がなければ漫画家として成功していなかったかもしれない。

フリー雀荘最強伝説 萬(本そういち)、根こそぎフランケン押川雲太朗)、兎-野性の闘牌(伊藤誠)など

近代麻雀内の人気作ではあり、たしか面白いが、重要かどうかという点からは選外かと。

雀士麻雀打ち)桜井章一テーマとする作品

80年代から90年代にかけて異様に人気があり、雀鬼桜井章一を主役とする作品が大量に(1020ではない)作られた。その意味で、桜井章一麻雀漫画史に重要かもしれないが、見るべき漫画はほぼないと思われるので選外に。

追記

バード青山広美山根和俊)、鉄牌のジャン(西条真二

完全に忘れていた。選外の「近代麻雀内の人気作」に分類したい。

3年B組一八先生(錦ソクラ)

単行本にできない各種パロディ面白いし錦ソクラがシティーハンタースピンオフを描くきっかけになったという意味でも重要だけど、これを入れるならムダヅモを入れたい。

単行本化したら買うけどね

7選なら〜、10選なら〜

週刊少年ジャンプでさえ20選にまで絞ってるのだから近代麻雀なら最大にしても5選かなぁと。

7までひろげていいならむこうぶちと兎を入れたい

追記2

いろんな意見は大歓迎だけど本文を読めてないのは勘弁してくれ

本文に書いてあるとおり近代麻雀及び系列からラインナップになっているか天牌とかは入りようがない。

選外で取り上げても良かったかもとは思うが。

2024-10-20

漫画アクション史上、最も重要漫画10


 誰かが今まさに書いてるであろう他の雑誌と被らなそうな所


 漫画アクションは、週刊→休刊→隔週で復刊して発行中、というちょっと特殊な経緯を持った雑誌

 双葉社ピンチになると神風が吹く、とも言われて、その神風でほぼ埋まるんだよね

 一作者一作品しばりではあるが、このしばりが必要ないんだよなあ



  1. ルパン三世(モンキー・パンチ)
  2. 嗚呼!!花の応援団(どおくまん)
  3. がんばれ!!タブチくん!!(いしいひさいち)
  4. 子連れ狼(原作小池一夫漫画小島剛夕)
  5. じゃりン子チエ(はるき悦巳)
  6. かりあげクン(植田まさし)
  7. BARレモン・ハート(古谷三敏)
  8. クレヨンしんちゃん(臼井儀人)
  9. 坊ちゃん」の時代(原作関川夏央漫画谷口ジロー)
  10. この世界の片隅に(こうの史代)



2023-12-08

anond:20231208112744

岡田さんがいなくなって本当に寂しい

あといとこで結婚といえば色川武大阿佐田哲也)だよね

2021-06-24

anond:20200108185439

麻雀ものは何はともあれ

阿佐田哲也麻雀放浪記だろ

と考える古い男です。

2018-09-30

anond:20180930081205

符をa、飜数をnとすると、a*2^(n+2) が子が払う点数。その倍 2*a*2^(n+2) が親が払う点数。で、100点未満は切り上げてる。

から30符1飜だと 30*2^(1+2) = 30*2^3 = 30*8 = 240 子の払う点数。親はその倍 480 。

100点未満を切り上げると子が300、親が500で、いわゆるゴミ

40符2飜なら 40*2^(2+2) = 40*2^4 = 40*16 = 640 が子。親はその倍の 1280。

100点未満を切り上げると 700/1300 でナナトーサン

親のツモ和了りのときは、子はみんな親が払う点数を払う。

和了あがりのときは、三人分を一人で払う。

(例は面倒なので省略)

何回か計算してみると覚えられる。30符2飜が60符1飜と同じ点数なのもなっとく。

阿佐田哲也小説に「場に二翻ついた」みたいな表現が出てくるけど、これが 2^n じゃなくて 2^(n+2) で計算してる理由なんだと思う。

2018-08-01

anond:20180801145023

一人称三人称という点についてマヂレスすると

現在ラノベは、ノベルゲームシナリオから発展した側面があるからではないのか

1990年代末~2000年代初頭に隆盛したエロゲとかの影響

実際、エロゲシナリオライターから転じたラノベ作家とか、エロゲシナリオ転用したノベライスとかあるし

ただ、1980年代まで遡ると初期のスニーカー文庫作品の多くはアニメノベライズか、アニメ脚本家オリジナル作品だったか三人称も多かった(富野由悠季小説版ガンダムとか)

***

余談だが、基本が一人称なのに途中でいきなり三人称になったり話者が変わる文体といえば、阿佐田哲也麻雀放浪記ラノベなのか?(「勝負師哲也」のイラストつけて売ればそのまま行けるかもや知れぬ。坊や哲とドサ健のBLとか絶対出るな)

2018-07-08

麻雀戦術本オタが非オタ彼女麻雀世界を軽く紹介するための10

まあ、どのくらいの数の麻雀戦術本オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、

「オタではまったくないんだが、しか自分のオタ趣味肯定的に黙認してくれて、

 その上で全く知らない麻雀本の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」

ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、麻雀本のことを紹介するために

見せるべき10本を選んでみたいのだけれど。

(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女麻雀本を布教するのではなく

 相互コミュニケーション入口として)

あくまで「入口」なので、時間的に過大な負担を伴う「現代麻雀技術論(web版)レベルは避けたい。

できれば1冊、長くても漫画単行本10冊程度にとどめたい。

あと、いくら麻雀本的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。

麻雀本好きが『リーチ麻雀改革派』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。

そういう感じ。

彼女の設定は

麻雀知識はいわゆる「アカギ悪魔戦術」的なものを除けば、「マンガでわかる! 東大麻雀入門」程度は読んでる

サブカル度も低いが、頭はけっこう良い

という条件で。

まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。

科学する麻雀(とつげき東北

まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「科学する麻雀以前」を濃縮しきっていて、「科学する麻雀以後」を決定づけたという点では

外せないんだよなあ。長さも新書だし。

ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。

この数式過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報彼女

伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」試験としてはいタスクだろうと思う。

打姫オバカミーコ片山まさゆき)、鉄鳴きの麒麟児(塚脇永久

アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな麻雀戦術漫画(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの

という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには

一番よさそうな素材なんじゃないのかな。

麻雀本オタとしてはこの二つは“漫画”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。

ブラコン女子大生の最短で強くなる麻雀(西園寺靖子)

ある種の麻雀本オタが持ってる兄妹への憧憬と、JD監修のオタ的な考証へのこだわりを

彼女に紹介するという意味はいいなと思うのと、それに加えていかにもジャス家な

童貞的なださカッコよさ」を体現する正義

童貞的に好みな女」を体現する靖子

の二人をはじめとして、オタ好きのするキャラを紙面にちりばめているのが、紹介してみたい理由

東大を出たけれど 麻雀に憑かれた男(須田良規

たぶんこれを見た彼女は「麻雀放浪記だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。

この系譜作品がその後続いていないこと、これが近代麻雀では大人気になったこと、

近代麻雀ならVシネマになって、それがTSUTAYAに入荷されてもおかしくはなさそうなのに、

地上波でこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。

勝つための現代麻雀技術論(ネマタ)

「やっぱり麻雀本は雀力アップのためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「フリー麻雀で食う上級雀ゴロゼミ」

でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかけるネマタの思いが好きだから

断腸の思いで削りに削ってそれでも239ページ、っていう尺が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、

その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから

ゲンマの長さを俺自身冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが

竹書房マイナビだったらきっちり200ページにしてしまうだろうとも思う。

なのに、各所に頭下げて迷惑かけて239ページを作ってしまう、というあたり、どうしても

自分の雀風を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえネマタがそういうキャラでなかったとしても、

親近感を禁じ得ない。作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。

クラス麻雀阿佐田哲也

今の若年層でAクラス麻雀読んだことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。

リーチ麻雀改革派よりも前の段階で、阿佐田哲学とか麻雀打法とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、

こういうクオリティ作品がこの時代出版されていたんだよ、というのは、

別に自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく麻雀本好きとしては不思議に誇らしいし、

いわゆるマガジン版哲也でしか佐田を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。

麻雀 傑作「何切る」300選(G・ウザク

ウザクの「目」あるいは「何切るづくり」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。

デジタルな打牌を毎日繰り返す」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、

からこそアニメ版『咲』最終話俺たちの戦いはこれからだエンド以外ではあり得なかったとも思う。

デジタルな打牌を毎日繰り返す」というオタの感覚今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の

源はウザク本にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、

単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。

絶対負けない麻雀―読むだけで強くなる驚異の麻雀戦術小島武夫)

これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。

こういうオカルト打法風味の雀風をこういうかたちで単行本化して、それが非オタに受け入れられるか

気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。

統計学」のマージャン戦術(みーにん)

9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的に、みーにん本を選んだ。

から始まってみーにん本で終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、天鳳以降のデータ麻雀時代の先駆けと

なった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。

というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら

教えてください。

「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。

こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。

追記

私だったらタイトル選んで紹介されるより、一緒にジュンク堂行って「どのへんいけそう?」とか聞いて自分で選ばせてほしいな。

何選んでもバカにしないで、内容解説してくれたら彼を尊敬する

最終的に狙うのは、まさにその状態ですね。

このセレクションキモって、「科学する麻雀」のところで書いているように、あくま

オタク非オタのためにどこまでオタ臭を出さずに麻雀本を説明できるか」

そのコミュニケーションテスト意図なんですよ。

脱オタクファッションガイド』と方向性真逆だけど、狙っていることは同じ。

それができそうなのが私の場合この10本ということであって、シチュエーションとしては彼女の方が

ちょっと麻雀本のことが聞きたいんだけど、何を見たらいい」と聞いてきた場合を想定しています

科学する麻雀のほうがディープそうで引く(゜Д゜)!

そこをディープさを感じさせずに見せられなかったら、なんのためのオタクだよと。

目指せ淀長さん!という気概で。

打姫オバカミーコよりノーマーク爆牌党の方が口当たりは良さそう。

他に現代麻雀押し引きの教科書麻雀テクニックシリーズ(長いが)等の福地本も無難かな。

ノーマーク爆牌党』は頻繁な爆牌が人を選びそうなので、それよりは正統的なコマ割りのオバカミーコを。

ふくちんこギャンブラー麻雀はいいと思うんですね。押し引きは最終候補に残しましたし、『麻雀テクニック』も

東大式との比較という点で、長くなければぜひ入れてみたかった。

10本目から押し引きを外したのは、17麻雀本で一番非オタにとっても見応えのあるものだと思うがゆえに、

 逆にここに入れなくてもいいかなという理由で)

以下略 元ネタアニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本

2014-07-22

どうしてこんな馬鹿げたことが

ガザ写真を見る。悲嘆にくれる父親が手にする幼子の頭はからっぽだ。薄い肉が見え、薄い頭蓋骨が見え、そしてからっぽの頭が見える。

阿佐田哲也の泥の話を思い出す。家が建ち人が暮らす街も少しめくればただの泥だ。東京空襲の後の話。人も少しめくればただの肉だ。わかりきってる。でもわかりにくいこと。

どうしてこんな馬鹿げたことが起こっているのだろう。そんな考えが湧く。でもたぶん逆なんだろう。どうしてこんな馬鹿げたことが起こらないですんでいるのだろう。

皮肉なことに軍隊があるからだろう。あるいは本当に9条効果かもしれない。どっちなのかはわからない。確からしさを語ることはできるが、いざとなるまでは確定しないし、いざとなったところでそれを受け入れるとも限らない。

戦争に負け犯され殺され他国に捕囚されても神を捨てず、神がいないからこんな目にあうわけではない、神はいるが今までの行いに不備があった我々に反省を促すため神は試練を与えたのだと考えたユダヤ人のような人たちもいる。

戦線から遠退くと楽観主義が現実に取って代る。70年も遠ざかったいまの日本ではどちらにしても大したちがいはないだろう。軍事的に考えようが、ロウソクを灯そうが。

しかし、それにしても。お前それガザでも同じこと言えんの?とは思う。煽りでも、なんでもなく。ただただ素朴な疑問として。からっぽの頭をした幼子を抱える父親の前には、ほとんどのものが無力化してしまうのではないかと思えてしまう。そういったファンタジーのなにもかもが。9条だとかロウソクだとか署名だとか小説だとか。

どうしてこんな馬鹿げたことが。でもちょっと考えてみれば我々はこんな馬鹿げたことばかりをしてきて今ここに至る。数万年、数十万年と。だからこんな戯言を言ってられるのもほんの束の間だろうから、ほんの70年前にはこんな馬鹿げたことをしていたにもかかわらず、せいぜいわーわー言うておこう。ぴーちくぱーちく。

2010-04-14

開くことと閉じること

 ここしばらくのところ、開かれた人間と閉じられた人間、ということを考えてきた。

それを考えるに至った理由は、高校時代には良いことだと思ってきた好奇心が、

大学に入って、なんだか悪いことのように思えてきたからだ。僕自身、周りの影響を受けて遠慮するようになってきたのだ。

それが大人になることなのかもしれない。だけど全く楽しくなかったし、読んできた無数の本の内容が

全て否定されるような気がした。それに否定してくる人たちはみんな退屈だったんだ。

 これは悲しいことだった。そしてそれに共感する人間もいた。

退屈は悪いことだ。新しいものを生み出すことをしない。

退屈の空気に慣れると、変化を嫌がるようになる。

だけど変化を否定した組織共同体は、死んでいるんだ。変わるとしても、腐敗するだけなんだ。

 僕の周りでは、どうやって変えるかについて議論をする奴はいなかった。

開かれた人間は閉じた人間には興味がなくて、自分たちでやっていけばいい、と言うんだ。

そうなのかもしれない。変わりたくないって言ってるやつを無理に変えることはない。

でも、変わりたいけど変わり方がわからないやつに対して、何ができるかを考えることには意味がある。

それともう一つ。この文章をここまで読んでいるだけでも、完全に閉じてはいないことを分かってほしい。

 僕の周囲を見渡してみると、好奇心を肯定する人間と、否定する人間、そういう基準で人間を二つに分けられることに気付いた。

ここで書かれている「好奇心」は、質問を歓迎するか、ということで言い変えてみてもいい。

 好奇心を肯定する人間は吸収し続けている。これを開いている人間と呼ぶことにしよう。

好奇心を否定する人間は、ルール学習した後は、それを変えることを好まない。

これを、閉じている人間と呼ぶことにしよう。

一般的に学校先生は殆ど閉じている。学校という組織が開くことを否定するものだからだ。

彼らは、質問はありませんか、と言う。

だけど、僕らの疑問に興味を持ってはくれないんだ。

予習が足りないとか、授業をちゃんと聞けとか、そんなことを言うんだ。

 開かれた人間は大体が、閉じられちゃったら仕方ないよね、と考えている。

諦めてしまっているんだ。ただ開かれている人間を見つけたら、一気に仲良くなる。

例えば、筒井康隆や、阿佐田哲也の交友関係みたいに。

で、僕が考えるのは、なんとか人間をこじ開けることができないかということだ。

 それを小説でやろうと考えていたんだが、小説を動かすエンジンになる「思想」

が明確化されていないのに小説の結論を出すのは難しい。

だからエッセイを使ってみることにしたんだ。

エッセイというのは、ポール・グレアムが「エッセイの時代」

http://blog.livedoor.jp/simoom634/archives/50189369.html

というエッセイで言及していたことだ。

つまり、頭の中で考えるんじゃなくて、文章にして考えてみるんだ。

 グレアムの流儀に従ってみることにしよう。

エッセイは質問から始まる。

閉じた人ってどんな人?開かれた人ってどんな人?って具合に。

で、僕にはあらかじめ考えがあったわけじゃないんだ。どこにたどり着くかもわかってないんだ。

 ここで2つ目の質問を出そう。これは大事なテーマだ。

「閉じた人はどうやったら、開いた人になれるの?」

これは最初に書いた定義に従えば、どうすれば好奇心を取り戻せるかってことだ。

それは閉じた組織にいるときには難しいことだ。閉じた組織は疑問を持つことを否定するんだ。

じゃあどうする?反抗するのがいいのか?従って、だけど頭では違うことを考えているのがいいのか?

 

 これはどちらも間違っている。

 反抗したところで、閉じた思考の持ち主は、とりわけあなたの上司は、閉じることに関してはあなたよりも一枚上手だ。

なにしろ彼はあなたよりも長い間、どうやったら疑問を抑えられるかを学んできたのだから。

 

 もし従ったならば、あなたの思考は多かれ少なかれ、それに適応してしまう。

思考を麻痺させるプロセスに抗い続けるのは難しい。

 開かれた人間はコースアウトするんだ。面白そうなところに向かおうとするんだ。

そして自分ルールを見つけて、楽しく生きるために必要な原則を見つけるんだ。

開くために必要な手段は、素朴な疑問を持って、それを潰さないようにすることだ。

それと、楽しんで生きることができる例をもっと沢山知ることだ。仕事は義務で、趣味に生きるっていうのではなくてね。

 開かれている人の集まる場所を考えてみよう。一人になることだって、麻痺させないためには悪くないんだけど、

それは寂しいし、慣れないだろう。

だから開かれた人のいる場所を考えてみることにしよう。

彼らは大体が一人でいるか、小さな組織にいる。

もしくは、大きな組織の中でも、独立性の高い小さな組織にいる。

大きな組織と開かれた人は相性が良くないんだ。

彼らが彼ら自身のルールに従うから。。

 子供の頃はみんな開いている。みんな素朴な疑問や、旺盛な好奇心を持っている。

それが「正しい」ものかは別にしてね。

 それが大人になるにつれて、規律とか、常識とか、空気とかを理解するようになっていく。

親や学校社会教育で、そういうものに従うのが正しいものだと思うようになっていく。

閉じた人間はこう答える。でもこれは伝統だから。歴史には理由があるんだよ。

もっと閉じた人間はこう答える。これはルールだから。ちゃんと守らないと。

それはトートロジー(Q女とは?A人間のうち男でない方みたいな説明のこと)じゃない?って疑問には、沈黙を持って答える。

 開かれた人間には確信がある。それは自分で考えたものだ。

閉じた人間には確信がある。それは何度も教えられたものだ。

どちらでもない人間は迷う。おかしいなあ、と思う。

それを開いてやろう、とぼくは思うわけだ。

音楽小説映画エッセイや美しい学問は、人を開く役に立つ。

必要なのは、相互に矛盾するような性質のものを両方受容することだ。

たとえば、自然主義小説と、ファンタジー

パンクロックと、クラシック

古典力学と、量子力学

こんな具合に。

 

 だけど、どちらでもない人間は、少ししか空いてないわけだ。

だから一度に沢山の物を入れることはできない。

それに強烈なメッセージには拒否反応を示すかもしれない。

始めは、変わってしまうのは怖いことだから。

「教え」が入り込んでくるのは、自分自分でなくなるような気がするからだ。

だけど、「考え」だって、「教え」の総和にすぎないわけだ。

素敵な大人達が厳選したものではあるけどね。

 それに対抗するには、沢山の教えを学んで、シャッフルすることだ。

沢山の教えの中には、閉じたものも、開いたものもある。

だけど歴史に残るものには、開いた人の作るものが圧倒的に多い。

彼らが何かを変えてきたからだ。

だからそういうものを受け入れることによって、開いた人になることができる。

 だけど、閉じた大人たちだって、本を読めとは言うんだ。

どの本を読めとは言わないけどね。

それは彼らがどの本が良いかを理解できないからだ。

そういう訓練を(つまり沢山の本を読むことだ)してこなかったからだ。

 別に本に限らないんだ。音楽でも、映画でも、漫画でもいいんだけど。

とにかく自分の中に規制を設けないことだ。読みもしないのに、聞きもしないのに批判をしないことだ。

そしてとりあえずちょっとずつ試してみることだ。

何か気に入ったものがあれば、その作者の他の作品や、その作者が好きだったものや、薦めているものや、

amazonで薦められているものを調べたりしてみることだ。

一つ注意点。昔の小説は、昔の作品は、長い前置きがあるんだ。

忙しい現代人の為には作られていないんだ。

それを耐えるためには、読みやすい文章のものを選ぶこと。そしてそういう事実を理解することだ。

 だけどそうやって開いたところで、社会押し付けはしつこく続く。

これに対抗する方法は、戦うことじゃない。さっさと逃げることなんだ。

 素晴らしい場所を見つけるんだ。技術や知識を磨きながらね。

なんなら素晴らしい場所を作ったっていい。

素晴らしい場所を作るっていうのは、尊敬できる友人と起業するってことだ。

 そうすれば素晴らしい人生を送れるはずだ。少なくとも閉じた人間よりは、沢山のことを見ることができるし、

沢山の感情を感じることができるんだ。

2009-11-30

ふたば二次裏でまとめられていた、中高生のための100冊 その2

ふたば二次裏でまとめられていた、中高生のための100冊

http://anond.hatelabo.jp/20090503233005

これは二次裏でもimg鯖でまとめられたオススメ本一覧2008年バージョンだったらしい。

元は「中高生のため」と限定したわけじゃなく単純に他の人に薦めたいというものだとか。

1年毎にまとめられているようで、これの2007年バージョンを見つけたので貼ってみる。

1 激突カンフーファイター  清水良英

2 戦闘妖精雪風 神林長平

3 黒死館殺人事件 小栗虫太郎

4 シラノ・ド・ベルジュラック エドモン・ロスタン

5 涼宮ハルヒの憂鬱 谷川流

6 グリーンマイル スティーヴン・キング

7 繁栄の法―未来をつくる新パラダイム 大川隆法

8 悪魔の下回り 小林信彦

9 風が吹くとき レイモンド・ブリッグズ

10 黄金の法 大川隆法

11 駿河城御前試合 南條範夫

12 発明超人ニコラ・テスラ 新戸雅章

13 実録・外道の条件 町田康

14 蝿の王 ウィリアムゴールディング

15 パンセ パスカル

16 豹頭の仮面 栗本薫

17 ドグラ・マグラ  夢野久作

18 仮面の告白 三島由紀夫

19 虚無への供物 中居英夫

20 シブミ トレヴァニア

21 EGコンバット よしみる,秋山瑞人

22 もの食う人びと 辺見庸

23 人類は衰退しました③ 田中ロミオ

24 麻雀放浪記青春編> 阿佐田哲也

25 ニューロマンサー ウィリアム・ギブスン

26 愛に時間を ロバート・A・ハインライン

27 創竜伝 田中芳樹

28 ベルカ、吠えないのか?  古川日出男

29 エロ事師たち 野坂昭如

30 マルドゥック・スクランブル 冲方丁

31 ミッドナイト・ミートトレイン クライヴ・バーカー

32 薬菜飯店 筒井康隆

33 ばいばい、アース 冲方丁

34 変身 カフカ

35 チリ地震クライスト短篇集 ハインリヒ・フォン・クライスト

36 罪と罰 ドストエフスキー

37 七瀬ふたたび 筒井康隆

38 宦官中国四千年を操った異形の集団 顧蓉

39 帝都物語1神霊篇 荒俣宏

40 恋のかけひき他11篇 マルキ・ド・サド

41 フィネガンズ・ウェイク ジェイムズ・ジョイス

42 ラヴクラフト全集 (1) H・P・ラヴクラフト

43 大菩薩峠<1> 中里介山

44 ロリータ ウラジーミル・ナボコフ

45 日本百名山 深田久弥

46 灰とダイヤモンド アンジェイェフスキ

47 最悪 奥田英朗

48 旧約聖書創世記 改版 関根 正雄訳

49 少女地獄 夢野久作

50 泥流地帯 三浦綾子

51 ハローサマーグッドバイ マイクル・コニイ

52 平行植物 レオレオーニ

53 李陵山月記 中島敦

54 特犬捜査みちる 羽沢向一

55 スカイ・クロラ 森博嗣

56 ペドロ・パラモ フアン・ルルフォ

57 魂の駆動体  神林長平

58 剣客商売 池波正太郎

59 フランス革命史 ジュールミシュレ

60 エルマーとりゅう-Elmer and the Dragon ルーススタイルス・ガネット

61 ファイアスターター スティーヴン・キング

62 決戦・日本シリーズ かんべむさし

63 ドリトル先生アフリカゆき ヒュー・ロフティング

64 一握の砂・悲しき玩具 石川啄木

65 一万一千本の鞭 ギヨーム・アポリネール

66 暗闇のスキャナー フィリップ・K・ディック

67 夏草冬涛 井上靖

68 家守奇譚 梨木香歩

69 沈黙 遠藤周作

70 1999年ゲームキッズ 渡辺浩弐

71 ソフトマシーン ウィリアムバロウズ

72 アリスAlice in the right hemisphere 中井拓志

73 ハイペリオン ダン・シモンズ

74 かめくん 北野勇作

75 スローブギにしてくれ 片岡義男

76 てのひらの闇 藤原伊織

77 極大射程 スティーヴン・ハンター

78 初秋 ロバート・B・パーカー

79 マルテの手記 ライナーマリアリルケ

80 彼女が死んだ夜 西澤保彦

81 カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキー

82 邪宗門 高橋和巳

83 裸のランチ ウィリアムバロウズ

84 インスマス年代記 スティーヴァン・ジョーンズ

85 鬼麿斬人剣 隆慶一郎

86 夏への扉 ロバート・A・ハインライン

87 明治断頭台 山田風太郎

88 舞姫 森鴎外

89 淫行時間割わいせつ母 睦月影郎

90 サムライ・レンズマン 古橋秀之

91 京美ちゃんの家出ミルキーピア物語 東野

92 死者の代弁者 オースン・スコット・カード

93 新約聖書福音書 塚本虎二

94 ウィーン愛憎 中島義道

95 ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち リチャード・アダム

96 薔薇のマリア I.夢追い女王永遠に眠れ 十文字青

97 左巻キ式ラストリゾート 海猫沢めろん

98 されど罪人は竜と踊る 浅井ラボ

99 暗黒館の殺人 綾辻行人

100 ジョゼフ・フーシェ―ある政治人間の肖像 シュテファン・ツワイク

2008-03-05

きょうのできごと

・16:00過ぎまでぐっすり。日が長くなった。

・通し券を売らないアテネフランセなど外壁が恥ずかしい肉棒色になっておしまい

フレデリック・ワイズマン特集、「臨死」のみリピート上映なし。ちぇけらー。

・春なのに豹柄ふわふわファーコートほしい。

阿佐田哲也のためだけに麻雀牌一式ほしい。

・買わないの買えないの買わないの買えないの買わないの買えないの?

・愛さないの愛せないの愛さないの愛せないの愛さないの愛せないの?

 
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