はてなキーワード: 新人君とは
新卒1年目の新人が先輩のミスをかぶせられて上司からめちゃくちゃに詰められていた。
指示待ちの気はあるが指示したことはわりと卒なくこなす今時の子って感じだった。
今回のミスは簡単に言うとその場にいない先輩の指示が間違っていて、彼は先輩の指示通りに動いただけだった。
これはもう訴えられたら負けるやつでは?という勢いで怒鳴り散らす上司をぬぼーっと眺めている新人君。
その様子が上司を刺激するらしくどんどんボルテージが上がっていく上司。
「おい!今どう思ってるんだ!言ってみろ!」
「渋いですね、干されますか?」
え、柿
詳細はボカすが吐き出したくなったので投稿。
厳密に言うと同じ現場の別業種の他会社の( その業種はそこの1社しかない)話で、直接俺とは関係ない。
そこの会社の業務はサービス業の側面が強く、客先の従業員への窓口対応がメインの業務で、テキパキと迅速な対応が求められる場面が多い。
その為か、指導が割と厳しい。服装の乱れや持ち物から髪色まで細かく言われる。ミスが発覚すると裏で詰められる。(1人で多くの人数を捌くので早く覚えて欲しいという意図もあるんだと思う)物言いがキツい社員と穏やかな社員で二極化していて、割合は半々ぐらい。
そこの会社に新人が入ってきた。20代の男性で、物静かそうな、大人しそうな子だ。こっちが挨拶をすれば返ってくる。
そこの会社の従業員たちが言うには、その子はとてつもなく仕事覚えが悪いらしい。受け答えが覚束ず、メモばっかり取っていて、ろくに客と対応が出来ないと嘆いてた。最初は物言いのキツい社員たちが口を揃えて言っていたので、「新人の子も大変だな」と思いながら小耳に挟んでいたが、次第に穏やかな社員たちも痺れを切らしてイラついてきているのがわかった。今まではミスが多い新人が入っても、穏健派の社員たちはイラだっている気配が無かったから、これには驚いた。指導員のひとり(穏健派)がノイローゼになりそうだとボヤいていたので、他会社の問題ではあるが、野次馬心で気になってしまった。
そこの社員たちの話を盗み聞きしてたら、俺はなんだか具合が悪くなってきてしまった。なぜなら新人君は新卒時代の俺、なんならその延長線にいる俺に死ぬ程そっくりだったからだ。
彼は間違いなく、「俺と同じで脳のメモリがとりわけ小さいタイプ」だ。事務処理を中断して電話対応したり、目の前の人の対応をしている時に後ろに人が並んでることを認識しただけで脳みそがオーバーフローしてショートして目の前の処理が一気に吹っ飛ぶ。その癖すぐにパニックになったり頭のキャパが小さいくせになまじ責任感があるので、「間違えたり失礼な対応をしては行けない」という強迫観念みたいなものがあって、速攻で脳が逝く。
キツい社員が言う、「あんだけメモとってんのに、メモの内容間違ってんだもん、その場で書き直させたわ」
違うンだわ、もうな、人前で読んで理解するってのは俺たちは出来ねンだよ、理解出来ねえし頭で噛み砕けねえけどメモとるしかねえし、メモとれって言われたらメモとるしか出来ねえし、その場で理解して噛み砕いてメモに落とし込んで咀嚼する事も出来ねえから音声として言われたことをそのまま文字に書き落とすしかできねンだわ。いっぱいいっぱいなンだわ。噛み砕けない食べ物を口に入れられた状態で引き続き業務に戻らされて、また噛み砕けない別の食べ物口に突っ込まれる感覚なンだわ。仕事終わったら焦燥感と疲弊感で全部吐き出して、残るものと言えば恐怖感と食べかす程度の業務知識しかなンだわ。
キツい社員が言う、「あんまりキツく言うと萎縮しちまうからよぉ、なるべく優しく教えてんのに、途中で返事しなくなるんだよ、やる気あんのかアイツ」
頭の中真っ白になって、声すら出なくなンだわ。こっちが欲しいのは落ち着いて仕事覚えられて少しでも仕事を覚えられてる実感と、分からないことを聞きやすい心理的安全性であって、お前が思ってるお前の優しさなんて糞の足しにもなんねンだわ。お前ら同じこと聞いたら怒るンだわ。でも俺らは同じことを何度も聞いてようやく刷り込めるンだわ。「前にも教えたよな!?」って眉間にしわ寄せて聞いてくるけど、沢山のこと詰め込まれて全部覚えられねンだわ。アンタらは覚えられるかもしれねンだわ。ストレスや緊張感が職場にいるあいだ普通の人はニュートラルが30だとしたら俺たちはニュートラルで80ぐらいなンだわ。仕事始まるだけで不安感とか緊張感とかまた責め立てられるフラッシュバックで140とか150まで上がンだわ。(これに気づくのはGARMINのスマートウォッチを手にする三十路過ぎまでかかった)もうさ、いっぱいいっぱいなンだわ。
そりゃなんでこんなに理解できねえのかお前らわかんねえよな。俺だってお前らがなんでほんなにすらすら出来るのかわかんねンだわ。
キツい社員が言う、「客の前でメモ読ませるの止めさせたわ、間違えてもいいからメモみないで喋れってよ、そしたら挙動不審になんだよ。コミュニケーション能力が低すぎるんだよ」
もうね、地獄かと。いや、コミュニケーション能力が低いのは間違いなく当たってるンだわ。俺たちみたいな脳小さい奴は口頭のコミュニケーションは壊滅的に苦手なンだわ。だけどこういう奴は文書だと人並みにコミュニケーション取れたりすンだわ。何故なら文書ベースだと自分のペースで相手の文章を何度も繰り返し読めるから漏らさず理解も出来るし、自分でメモとる工程もないから相手の要件や必要としてるものを理解することにリソースを費やせるからなンだわ。お前らが一瞬でできる事を、俺たちはジャグリングしながらリフティングする曲芸をしてるの見てる気分で滅茶苦茶なゴミみたいな頭を抱えながら目の当たりにしてンだわ。何が言いたいかっていうと、俺たちはメモの内容を完全に理解していても喋れるフィールドに立ててないンだわ。何故なら俺たちはワーキングメモリ極小故にそもそも喋ること自体が難しいからなンだわ。メモを見るのは、喋る直前のパニックを抑えるルーチンなンだわ。
そんな事を思いながら、俺は新卒で入ってすぐ辞めた職場を思い出して、あの時の地獄のような苦しみが鮮明に思い出されて、食慾が失せて、憂鬱な気持ちになってしまった。
特性上、俺も彼も、彼の仕事は向いていない。俺は今の職場でも無能ではあるが、仕事の補助のOA事務(vbaや関数の知識)能力がたまたまあった故に、周りの人の苦手な部分を補えてハマっただけであって、要は職場ガチャで当たっただけなのだ。俺は今でも彼であり、彼は職場が違うだけの俺なのだ。
俺は彼の地獄の苦しみを誰よりも深く理解しつつ、ほか会社の従業員から「増田さーん、聞いてくださいよぉ、うちの新人がポンコツすぎてぇ……」と愚痴を聞かされながら、こみ上げてくる吐き気と暗い気持ちを抑えながら「大変そうですねぇ」と相槌を打つ日々を送っている。
「残業の申請時間と、実際の時間があってない。これはつつかれたら会社が訴えられますよ」
とのことだ。
まあそれはいい。
出勤時間と退社時間を入力するソフトが配られ、みんなが淡々とそれを入力して2週間が経った。
また聞きのまた聞きらしくウチの上司はたどたどしく内容を説明してくれたが、要約すると
「出勤時間と退社時間の欄だけじゃなく、フレックスなどにおける本来の退社時間も入力して欲しい。そこと退社時間の差分で残業時間は計算する。このままだと朝早く来た時間が残業時間として計上されてしまう」
らしい。
なるほど。
とんでもないことをいいやがる。
残業時間の実態調査として入ってきたコンサルが堂々と「早出は残業じゃない」と抜かしやがった。
そしてその話を我社のコンプラ部署はなるほどなるほどと頷いていたらしい。
だが待って欲しい。
毎朝コーヒーと机拭きとコピー用紙の補充をやらされている新人君は上司から「これは新人の仕事だ。君が朝1時間早く来てまとめてこれをやることでみんながバラバラにやるより効率的なんだ」と伝えられていたはずだ。
俺だって上司から「夜遅くに取引先からメールが来ていることがある。そしてそれは次の日の午前中に急いで回答する必要があったりする。だから朝は出社時間よりも1時間ほど早く来て欲しい」と伝えられているが、これはまさに業務命令というやつじゃないのか?
おいおいおい。
残業代はちょこちょこチョロマカサれてるけど時給換算で割ったら同期の派遣よりは金を貰っているっぽいから我慢してきたが、まさかコンプラ対策進める中でここまで堂々と「お前らが朝早く来てやってるソレな。仕事じゃねーから。お前らが勝手にやってるだけ。金なんてやらねーよバーカバーカ」と言われちゃあ俺も労働意欲ってもんが無くなっちまうぜ?
さすがは俺が求人広告を見て「これだけトンチンカンで間抜けなことを書いてる連中なら俺みたいなアホでも取ってくれるだろ」と目をつけただけのことはある。
うちはぶっちゃけると会社そのものは報連相が出来ていない人が多くて、そういう意味では働きづらい。
ただし所属する部署によっては、仕事量も少なく、それでいてゆとりがあるので比較的のんびりと自分のペースを崩さずに仕事ができる。要はスケジュールが緩やか。
で、私の部署は緩やかな職場で大抵の人は所属すると長期勤務出来る人ばかりだったりする。
そこに新人が入ってきたのが嬉しかったのだが、今まで働いたことがほとんど無いと言う。俗に言うニートだ。
二十歳になって1年だけ警備員をやった事があると言っていたが実際調べた所3ヶ月もっていない事がわかった。
30になるまでずっと家で作家の真似事をしてきたのだそうだ。
そんな彼が働く気になったらしいので、ウチにきた…という事らしい。
ずっとニートだったろうが、こちらとしては普通に対応するのだが研修3日めにして音を上げた。
理由を聞いてみると、会社に来るのが面倒くさい…という実に馬鹿らしい理由だった。
前もそんな事で辞めていたの?と聞いたら、警備の時は周りの人があれこれ難しい事ばかりいうので辞めたとの事
難しい…?疑問に感じたが、軽く聞いたら巡回する道順がいくつもあって覚えられないという。
「あ、これ駄目だな」と思ったが、一応説得してみることにしたが駄目だった。
最後の面談で「そんなくらいで辞めていたら、どこも雇ってくれなくなっちゃうよ。作家活動だってうまくいってないんじゃないの?」と伝えたが懲りてなかった。
そんなわけで喜んで迎え入れた新人が辞めていった。他の若い子たちは「えー…ここ、楽なのに」と残念そうだったが、こちらとしてはやる気がない人は不要なので諦めたのだった
何しに来たのか聞いてみたら呆れた。
「コロナでどこも雇ってもらえない。就職がうまくいかないのでもう一度働かせて欲しい」
まあ確かに今は雇ってくれないところも増えている。
それにしたって自分の勝手なわがままで辞めたのに、また自分勝手な考えで来られても困る。
ということで断った。
それというのも1ヶ月前に雇用した新人くんがかなり当たりだったのだ。
教えればスポンジのように知識を吸収するし、この元新人君とは雲泥の差だ。
人手も足りているのに雇う必要はないし、また自分勝手な都合で辞められても困る。
だが、面倒くさかったのはこれからだった。
断られたら「駄目ですか…?」くらい言って駄目って言われて諦めるくらいが大体の普通じゃないかと思ったのだが
「もう辞めません」「大丈夫です。しっかり覚えます」「一度雇ってくれたじゃないですか」としつこい。
その活力があるなら、もっと他の場所でアピールすればいいのにと思うのだけど。
とにかく断った。というのも「大丈夫です」と軽く言う人は信用しない。
それに「一度雇ってくれたじゃないですか」という言葉が不誠実にしか聞こえない。
おおよそ20分くらいやりとりをしたが、断った。無理。ありえない。
ウーバーイーツで頑張ったらどうかな?配達員の人すごい頑張ってるよ?と伝えてみたら…
「配達するのは面倒なので…」と恐ろしく呆れることを答えたのが印象強い。
こういう人は何をやっても面倒だと言って続かないんだろうなと思いながら、彼の後ろ姿を見ていた。
という感じで、実際にあった事をノベルっぽく書いてみた。
内容はだいたい「これの根拠を完璧に説明しろ」→「俺が若い頃はもっと大変だった」→「俺なんてゴミクズだって上司に言われ続けてきたけど出世出来た」→「優秀な若者様なら俺より出来るはずだろ」→「仕事を舐めるな」の定番コース
そんで上司はそのあと「はあーこんな毎日お前に付き合ってたら俺の時間無くなっちまうよー」みたいなこといつも言ってる。
で、俺はというとその上司に逆らえない。
例の如く「個人としての仕事」は出来るタイプで、それによって得た人脈があるし、そこからハブられると今の職場で苦しくなるから誰も逆らわない。
とりあえず新人君が振られそうな雑務は先に回収してせめて本来の仕事に集中できるようにしてる。
あとは自分の仕事と新人君の仕事で領域が被る部分に対して将来の引き継ぎ資料ということで分かりにくい部分の説明を残したりしてる。
でも新人君はどんどん疲弊していって、最近はいつも眠そうだし服とかも洗濯が間に合ってない感じになってきた。
あと、上司の新人舐めムーブが職場全体に広がってきて「コイツはとことん下に見ていい人間」って扱いが加速してきた。
正直どうすればいいのか分からん。
俺の認識な。今のプロジェクト、人の入れ替わりが激しくて気になったから人事部や派遣のネゴ担当とかにも相談して調査してもらったら子会社の社員が派遣いじめして退職させてたことが判明したんだ。それも1人2人どころの話じゃなかったから俺真っ青。
本社社員も一緒になってやってたのではないかと不安になってさ、それも調査してもらったらどうやら本社社員や協力会社の人たちから見えないところで行われていたんだと。仲良さそうだから当時現場で働いてた俺も全然気づかなかった。悔しい。
よく本社による派遣いじめが問題になることあるじゃん?だからうちのプロジェクトでは、できるだけ福利厚生とか、使えるものとかも本社と同じレベルに揃えてたんだ。
社員にも同じ仕事をしてくれる仲間だから所属で差別はしないようにと言われ続けてたんだ。少し偉くなった今は部下に俺がそれを言い続けてる。みんな守ってくれてると思ったんだ。
それが、子会社のやつらには全く届いてなかったんだ。新人君いわく、本社(笑)の言うことなんて誰が聞くもんか、ってスタンスらしい。
俺たちは君たちのこと子会社(笑)って思ったことなかったし、同じ職場と仲間だとずっと思ってたんだけどね。本当に悲しい。
もう子会社は全員うちのプロジェクトから追い出したい。出禁にしたい。派遣さんに帰ってきてほしい。子会社レベルならいなくなってくれて問題ない。この程度の人材に給与払ってるのがバカらしくなってきた。残業代稼ぎのために無駄に残ってるやつも多い。基本給がなかなかあがらないからとか言い訳してるけどさ、スキルも成果もないかやつの給料あげられるかよ。当たり前だよな。必要な資格ちゃんと取ってくる派遣さんのが時給高いよ。
本社の俺が言うのもなんだけど子会社の立ち位置って何なんだ?問題児ばっかじゃん。全体的にスキルも低いしアタリがない。新卒で入ってくるのも使えないやつばっかなんだけど。子会社の管理職もろくなやついないんだろうな。一緒に仕事したくない。だけど会社じゃ言えるわけがない。酔いが醒めたらしっかりしなきゃな俺。さてどうすっかね。
喫茶店が空いてたんで自粛中だがたまにはと思ってケーキ食べてたら、前の席にスーツ姿のいかにも新入社員って感じの人がコーヒー片手にスマホをいじっていた。
3分後くらいにその先輩らしき30代くらいの人が来て出し抜けに「お前スマホで何やってんの。どうせゲームとか漫画みてんだろ」と強い口調で言った。
「だめだぞ。そんなんじゃ。お前スマートニュースって知ってるか」
「はあ全く。これだから最近の若いもんは。スマートニュースは最近話題のほとんどのニュース網羅できるアプリだぞ。あれみなきゃ社会人として失格だぞ」と先輩社員は説教口調。
新人君はショックを受けたようでうつ向いてしまった。穏やかな店の雰囲気は最悪。私は、可哀想になあそこまで言わなくてもと思っていた。
すると隣の席に座っていた老人がいきなり立ち上がって「ちょっといいですか?」と先輩社員に声を掛けた。
「さっきから聞いていましたらね。その言い方はなんですか。それにね。君ちょっといいかな」と言って新人君にスマホを見せるように指示した。
「彼がさっき見ていたのはゲームや漫画じゃないですよ。これです。はてなブックマークです」と言ってスマホの青い画面を先輩社員に向けた。この紋所が目に入らぬかとやる水戸黄門のようだった。
「はてなブックマークです。これはニュース記事も含むあらゆるサイトをブックマークしてコメントしネット上で共有できる代物です。ブックマークの数でどういう事柄が世間で耳目を集めているか一目瞭然ですし、なによりブックマークに伴って残されるコメントには叡智が溢れまさにインターネットの集合知を体現しているのです」
「あなた知らないんですか? 馬鹿みたいに昔からあるんですよこのサービス。さっきの新人君に対する発言、謝ったらどうです」
2時間はコーヒー取りに行ったり電話したりオシッコタイムですね。
島根にパソコンなんてないと言われたのも20年前の話で、今は中国・四国地方の公務員も普通にパソコンの前で働いてます。
そもそもこの法案がなんなのかと言われても私もよく分かりません。
ただ一つ言えるのは、香川県で働いている人間の中にフランケンシュタインコンプレックスを抱えている人はほとんどいないということです。
パソコンを使って仕事をするのは当たり前ですし、新人君にパソコン使ったことがないと言われると面倒くせえなあってみんな思ってしまいます。
子供をITから離れさせるという条例でこの県が何をしたいのか、私にもわかりません。
そもそもこんなことを語る前にまずは、未成年の飲酒をちゃんと取り締まって欲しいですね。
中国・四国地方はくされド田舎なので、お酒は言葉が喋れるようになったら呑んでオッケーです。
クソです。
滅びよ
「ミスするな!」「ちゃんとやれ!」と日ごろから言ってたりしないんだろうか。
新人君がミスをすることを極端に恐れる理由を取り除くのが先でしょ。
その辺を掘り下げて対応することもなく、単に怒鳴りつけるのは単なるパワハラ。
単に調べるのが足りないだけなら、調べ方を教えないといつまでたってもその人が聞いて増田が答えるの繰り返しでしょう。
失敗をすることを極端に恐れる性格の新人なら、「何かあったら俺が責任をとるから伸び伸びやろう」と言うべきだよ。
あと、失敗をしないというのは個人の注意力とか努力でするものではなくて、仕組みでするものだね。
失敗をしても、どうやったら失敗をしない仕組みを作れるかを考えるべきだね。
ちょっと昔話。
大学卒業したての新人君が「何からお願いします」とたまに言っていた。
ん?と違和感を覚えたことは記憶しているが、何から何までお願いしますということかなと勝手に納得していた。
イントネーションが標準語の「何から何まで」の「何から」と同じだったというのもある。
徐々に気にならなくなっていった。
なんだこれ、と思った直後、点と点が線で繋がった。
何卒を何辛と言っているのだと察した。
え、最近の若い子って何卒って知らないのかな。まさか知らないわけないよなあと思いながら、本人が傷つかないようにやんわりと指摘した。
敬語の話などをしながら回り道して何卒トークに持っていったと思う。
話を聞くと、「なにとぞ」という響きに聞き覚えはあるが、それは彼の言う「何辛」とはリンクせず独立していて、いわゆる「何卒」を「何辛」と誤認しているということがわかった。
なーんだ、と安心した。知らなかっただけなら、覚えてくれればいい。
そんな彼も今では立派に成長し、リーダーとしてチームを引っ張る存在になっている。
ミスをしても迅速に対応するし、誠実で頼りがいがある。それはあの時から変わっていない。誰とでも良い関係を築くことができる、私も大好きな上司だ。