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はてなキーワード: バブルとは

2022-01-22

今後5年はぱっとしない相場だろうな

アメリカバブルがはじけて、中国不動産バブル崩壊が秒読み状態だし。

2022-01-20

家っていつが買い時?

結婚してすぐコロナ禍きたから、家欲しかったけど買うの怖すぎるー。あと数年は価格高止まりかね?

東京オリンピックバブル

オリンピック後も都内中国人爆買い価格下がらず

・ウッドショック

インフレくるのか?

賃貸vs持ち家とか、地域差もあるんだろうけど。

詳しい人いたら教えて!

あさひ観音

 実家の近所に「あさひ観音」と呼ばれる観音様がある。国道何々線と、私の実家に至る車2台が余裕ですれ違うだけの幅はあるがボロい道路のまじわる、信号のない交差点からちょっと実家寄りに入ったところにある。

 「あさひ観音」の「あさひ」がどういう字を書くのかは知らないが、そういう名前なだけあって、東向きに建っている。トタン屋根の小さな祠のような建物の中に、二体の石像が納められている。どちらも「ばかうけ」を真ん中から折ったような形の、子供の背丈くらいある石を彫ったものだ。岩肌は長く風雨曝されたかのようにざらついている。

 真ん中に据えられた一体は本当に観音像のような形が浮き彫りされている。が、向かって右隣の石は、言われてみれば人の形のように見えるかもしれない、「ばかうけ」か皮つきフライドポテトのような形のゴツゴツとした岩だ。

 父に聞いた話では、これらの石像はもともと河原に落ちていたのを、村の誰かが拾って来てここに祀ったものだという。

 祠の前には何故か、一基の鳥居が据えられている。鳥居バブル時代の頃に新品の木の鳥居に取り替えられたものの、それ以降は全くの手付かずなので、今や黒灰色に染まり朽ちかけている。

 祠の周りには紫陽花が植わっている。梅雨になると美しい青い花を咲かせる。昔はお賽銭箱もあった。今はない。

 神社のように鈴が下がっていたかどうかは、記憶曖昧だ。あったような気もするし、なかったような気もする。ただ記憶にあるのは、そこを通りかかる際は、祖母に五円玉をせがんでお賽銭箱に投げ込み、「ご縁がありますように」とその言葉意味も知らない癖に、神妙に手を合わせていたということだけだ。

 「あさひ」というと、父から聞いた都々逸を思い出す。近所の山に住んでいた三軒の金持ちの威光を読んだもので、しめに「朝日に輝く○○(家のあった場所地名)」という。その○○のお家が父の先祖だというが、信憑性は薄い。ただ、父の言うように山の麓の駅の側に、その家の古い墓標が道祖神お地蔵さんのように草に埋もれている。見た感じ「あさひ観音」くらい古そうな、風雨に曝され磨耗した、石の墓標だ。

 なんて、まるで父の生家と「あさひ観音」に関連があるかのようなことを書いたが、全然関係はない。あさひ観音は村の皆で崇拝してきたもので、誰が拾って来たのかは、今となってはわからない。ただ言えるのは、父の先祖明治辺りにこの村に越して来た人なので、村の歴史上では根っからジモティーではないのだ。

 あまり記憶が定かではないのだが、昔、毎年寒い冬の時期に村の公民館で「甘酒祭り」が行われていて、これが「あさひ観音」に関係するお祭りだったと思う。祖母地元の人たちは「甘酒マチ」と呼んでいた。「マチ」というのが「祭り」を意味する方言のようだが、しかし市の中心部にある大きな神社の「夏祭り」のことは「マチ」とは言わないのは、謎だ。

 甘酒祭りでは村の人々に分け隔てなく甘酒が振る舞われた。お年寄り等は酔っ払っちゃうまで飲む。子供も一杯くらいは無病息災のためだから飲めと言われたものだが、私はどうも酒粕が苦手なせいで、一口舐めただけでよした。

 それ以外に、「あさひ観音」にまつわるイベントごとの記憶はない。観音様はただそこにあるだけだったが、定期的に誰かが世話をするようで、湿気った祠の中にあるわりには苔むしもせず、赤い前かけと頭巾は時々新しいものに替えられていた。祠の格子戸には錆びた鎖が巻かれ南京錠で施錠されていたが、鍵を誰が管理していたのかは知らない。ただ持ち回りではなかったと思う。うちに観音様の鍵があったことはないので。

 観音様の祠は一軒の農家敷地に隣接している。というより、農家敷地がわざと観音様の祠を避けるように垣根をそこだけ凹ましてめぐらせてある。もしかすると、実は観音様の所までその家の敷地だったりもするのかもしれないが、よくわからない。その家と同じ並びの数件と我が家には何故か付き合いがない。別に仲が悪い訳ではなく、単に家がちょっと離れているというだけだ。回覧板を回し合う「班」がうちとそことでは違うのかもしれない。

 ともかく、私の子時代はまだ、「あさひ観音」は地域の人々から大切にされていたが、いつの間にか「甘酒祭り」は行われなくなったし、お賽銭を集めることももうなく、今はたぶん放置されていると思う。Googleマップで見てみたら、祠は昔と変わらず、だが屋根は錆びて鳥居は朽ちていた。なのに紫陽花そのままで、祠の外の石碑もちゃんとあり、祠のなかには苔ひとつ生えていない観音様がある。だが赤い前かけはだいぶ色褪せていた。

2022-01-18

anond:20220118061814

クリスマスデート プレゼント ホテル」はバブル価値観なのかなとちょっと思った。

今の時代カップルになることそのものが難しくなってきているし、男女ともにそんなにお金を持っていないから、家デート普通ということなのでは。

...で「〇〇冷めちゃったね」は、そういうことか。シチュエーション妄想したらひたすらにエロイな。

2022-01-15

anond:20220115133738

そりゃ中国企業の方が金払いが良かったから、なのでせうね

 

母さん、中国のあのバブル、どうしたんでせうね?

ええ、去年、二次元規制から恒大集団デフォルト騒動が発生するまでに、

中国で発生していると言われたあのバブルですよ。

anond:20220106222511

2000年前後ネットバブルの時ですら、ベンチャー企業メッカ秋葉じゃなくて渋谷六ヒルだったしな

光モノみたいにそれっぽいもの右から左セールスするだけの"起業家"がIPOして大金を得た

技術を持っている大企業エンジニア給料が上がらず外資転出

シンセンなんかにゃおよびもつかぬ

2022-01-09

anond:20220109201305

たぶんバブルの前までもそうだったし、崩壊した後あたりもそうだったんじゃないでしょうか

2022-01-08

anond:20220108141541

まあ実際に抱かれたときにどう思うかは別だろうけどな。

バブルの余韻が残る頃、

若きサラリーマンサラリーマンやぞ・ビジネスマンでも・ビジネスパーソンでもない)やった

ワイが

取引先のおっさんにケツノアナ提供したときのはなしそのうち書いたる

2022-01-07

バブル時代マンションって

今はマンション価格バブル期並に上がってるらしいけど、ちゃんと住む人がいるよね

億ション買って自分で済むとか、月々のローンより高い家賃賃貸に出すとかして

住む人がいるから、高騰しながらも市場が成立してるわけで、それって健全でぜんぜん崩壊しそうな感じしない

バブル崩壊の時ってどうだったんだろう?

実態が伴わないって言うくらいだから投資家の間でマンションがどんどん売買されて、住んでる人はあまりいなかったってこと?

2022-01-06

anond:20220106191125

赤羽とかの20坪に満たない土地ですら4000万くらいするのすげえな。

バブル始まる前までは相模原とか松戸とかと大して変わらなかったろうに。

2022-01-05

anond:20220105113321

うちの実家なんか一時は年収1500万くらいあったけどバブルの残り香がある頃に4800万くらいの家買って結局破綻たからなあ。今は激安になっちゃって売っても二束三文だし。まあ子供が4人もいたからというのはあるけど。年収500万で4000万の家とかよく買うよな。

anond:20220105113321

お前ら知ってるか?

バブル前までは元増田さら子供2人という負担追加したような状況の人でも、自家用車持って住宅ローン完済して子供2人私立大学行かせられてたんだぜ。

2022-01-04

Hindsight is always 20/20

はてブは「俺の買った株が値上がりするのが良い経済政策しかいからな。ひどいもんだよ。

実態経済全然ついてこないんだから株価がいたずらに上がるのはバブルじゃないのかな。

円安歓迎でトヨタ株とか買ってる場合なのかな。

2022-01-02

NFTは無価値ではないのだけどバブル価値以上の値段が

ついちゃってるから手を出すときは慎重にやらないと大損となるわけですよ

チューリップと同じですよチューリップ自体価値はあるのだけどバブル価値以上の値段がつけられてしまった結果大損をやらかす人が出てきたわけで

2021-12-28

なんか最近治安悪くね?

犯罪率は下がってるし、法律違反じゃないけどマナー的に良くないよねとかが増えてる気はする

例えば公園飲酒して騒ぐとか、人間関係インスタントに繋がったり切ったりで、自分が良ければすべてオッケーな価値観が増えてるのかな

元々高潔意識とかはなかったかもしれないけど、2000年代前半がバブル残滓があって経済的にも礼節的にもピークだった気がする

体感であり、データで出てるわけでは無いけど、個で生きていくことってこういうことなのかなぁ

30年前にあった日本バブルって

日本人が優秀だと思っていた勘違い

意味不明土地高騰で土地成金お金持ちになった気分になってただけ

実力は元から無い

2021-12-26

最低賃金が1000円を超えた事を知ってた?

今日は買い物でショッピングモールをふらふら歩いていてマクドナルドを通り過ぎた

店には行列があり、そういえばポテトのMとLが販売停止ってニュースがあったなぁと思いだした

へぇナゲットが安売りしてるんだなぁとか歩きながらポスターを見ていたんだがそこに求人広告もあった

高校生の時給が1040円と書いてあった

1040円!?

マクドナルドはずいぶんと奮発するなぁカサノバ経営がうまくいっているだけのことはあるなぁ

そう思っていたが、家に帰ってから調べてみたら1040円は県の最低賃金だった

ええっ、そんなにも!?

というのが私の感想

俺が高校生の頃のバイトの時給は時給600円くらいだったのに

卒業後、自分転職で様々な仕事転々として、月給が20万円を超えればまずまずだなと思ってたのに

15年くらい前は民主党が最低でも時給1000円に上げるとマニフェストにしていて、そんなの無理だと思っていたのに

当方は今は正社員で月給20万円を超えているが、先月分給与明細で月給を労働時間で割って時給を調べてみたら1100~1150円程度と、最低賃金を少し超えるくらいだった

年収600万円だの8000万円だのといった人は一部の上流階級だけで、俺は自分のことを中流階級くらいだとずっと思っていたが、実は私は最低賃金に近い貧困層だったなんて全然知らんかった

といっても、わしは別に今の稼ぎに不満は無い

なぜなら最低賃金が上昇し、貧困層底上げされた結果だから

そもそも今日時給を計算するまで、自分最低賃金近くで生活していることも知らなかったからだ

民主党が大声を掲げていただけの最低賃金1000円のマニフェストを実現できず、自民党不言実行最低賃金を千円以上にしちゃったんだんから選挙自民党が勝ち続けるのもとうぜんのことだろう

それにしても、バブルの時は日経平均株価が4万円近くもあり、近年は株価上昇したといってもまだ3蔓延にも達していないのんに、時給はずっと右肩上がりなのはすごいなぁ

わいが若いころはゲームをするのもアニメを見るのもパソコンインターネットをするのもメチャクチャ金のかかる娯楽だったからなぁ

ゲームソフトは1本1万円を超えるのはざらだし、アニメ全話分をビデオテープで購入すれば十万円を超えてとてもじゃないが変えないかビデオ屋に陳列されているのを眺めるだけだったし(今思うと、ビデオテープブラウン管の画質はすげー悪い)、インターネットをするにもパソコン20万絵んくらいするしインターネットテレホたいむじゃなければ接続中は電話料棋院が常に加算されたからなぁ

今はスマホさえあれば、ゲームアニメインターネットもタダ同然だからいい時代になったもんだよ

そんな現在に、貧困だと叫んでいる人や、政権批判をしている人は、いったい何が不満なんだ?

バブルの時の、ノーパンしゃぶしゃぶみたいなバカげた浪費やら、土地ころがしみたいなゴルフ券売買やらを未だに夢見てるんか?

2021-12-25

クリスマスの日にセックスって、元旦セックスぐらいおかしいことじゃないか

海外からしてみればクリスマスって日本で言う正月なんだよな、そしたらバブル時代の人らって滅茶苦茶に異様な事をしていた事になるんじゃないか

 

しかクリスマスぐらいしか性交する機会や縁がない文化っておかしすぎるだろ…。

そりゃあ少子化進むわ。

 

日本人は他の国より多忙かでセックスの平均時間が短いのも納得だな。

 

しか他国様の文化を、日本勝手セックス商業イメージに塗り替えてるし他国文化ある意味踏み躙ってるよな?

まさかクリスマス前後買春ツアーなんかして本当に踏み躙ってた奴いないだろうな?

 

 

一つ聞きたいことがあるんだけど、今でもクリスマス・イヴに女子に高価な物を貢いだりして当日ホテルや家でヤラしてもらってんの?

まさか今でもバブル時代を引きずってんの?そういう世代が多数的なの?令和なのに?

貢ぐまでもいかなくてもクリスマスにヤろうとしてる人多いの?

 

偏見だけどそういうバブル世代って性教育について乏しかったりするイメージがあるんだが。特に異性側の日常の性事情とか知らなそう。

もしそうだったら、日本クリスマスセックス文化という認識が変わっていったら日本はもう少し良くなってるはずだよね?

2021-12-24

温泉むすめ見て温泉街嫌いな理由思い出した

なんとなく漠然と嫌いだから家族旅行リゾートホテルかばっか選んでいたのだけど、ストリップ取り締まったら温泉街が廃れたツイート見て思い出した。

バブル全盛期の子供の頃祖母につれられ行ったけど、何もなくて面白くなく、幼児だったから空いてる時間にいとこと一緒に男風呂風呂どっちも行ってみたら、男風呂の方が広くて立派で景色も良くてびっくりして、男女客でこれだけ差をつけるって嫌な所だなーって思ったんだよ。

やがて風俗コンパニオンストリップ目当ての買春おっさんツアーメッカと知り、汚くて猥雑で男尊女卑な所だなってイメージが強くて。

バブル崩壊しておっさん買春ツアーが消えて、風呂の男女格差もなくなって、なんとなく忘れてたけど、温泉むすめ見て、今でもあそこはエロ女体につられてきた男狙ってんだなと。

追記あり松田聖子紅白に関してジジイが思いだしたことなど

アラフィフ以上のジジイババアでないと分からないネタだろうが。

記憶曖昧だったのでネットで調べてみたら、あれは1984年末の紅白歌合戦だったらしい。

当時の紅白は、まさに“国民番組”で、視聴率は八割近かったはずである

当時、松田聖子郷ひろみ交際というのは国民的な関心事で、このとき紅白のオープニングでは郷ひろみ松田聖子の手を引いて入場するという演出がなされていた。

歌唱順も当然のごとく、紅組松田聖子白組郷ひろみが並ぶように組まれていた。

その直前がやはり交際話題になっていた(そしてその後破局した)中森明菜近藤真彦で、二組をステージに並ばせて“今、なにかと話題の二組”とかいって紹介してたと記憶する。NHK番組で。

すごい時代だ。

(なお、このとき紅白の一番の話題は“都はるみ紅白ステージ最後引退!”であった。“あと1分時間をください!”と強引にアンコールを迫った鈴木健二アナウンサーとか、生方恵一アナウンサーいちばん大事なところのナレーションで“みやこ”と“みそら”言い間違える事件とか、

記憶の方もいるかもしれない)

で、年をあけてすぐの週刊文春(これまたネットで調べたら1月22日発売だったようだ)、松田聖子郷ひろみとの破局告白したのである

当時は文春砲なんて言葉はなかったが、この記事日本中に衝撃を与え、松田聖子は緊急記者会見を行う。

このときの泣きながら「今度生まれ変わって来たときには、きっと一緒になろうねって言いました」と語る松田聖子映像は、飽きるほど繰り返しテレビで流れていた。

そして、このときも泣き顔なのになぜか涙は流れない、いつもの松田聖子だった。

(当時、松田聖子は賞レースで受賞したときなど、感激して泣くのに決して涙が出ないので有名だった。嘘泣き? 演技? いやよく知らんけど、“ぶりっ子”という言葉松田聖子とともに流行った言葉ではある)

で、話はこれで終わらない。

この直後に、主演映画ポスター撮影のため、ハワイへ飛ぶ直前の松田聖子が、映画相手役の男性交際宣言をしたのだ。

これまたネット確認したのだが、わず10日後のことだったそうだ。

そして、この相手こそが神田正輝である

(なお、まだバブルも本格化する前で航空料金も自由化されておらずLCCなんて影も形もなかった時代ハワイ日本人にとって、大スターバカンスを過ごす夢の島であった)

映画は前年11月から撮影していたらしい。そして紅白記者会見を経て翌年には交際宣言である

これ、昭和価値観なら松田聖子はとんでもない悪女になりそうなものなのだが、なぜか彼女はこれを“致命的なスキャンダル”に貶めることなく、“自分に正直に生きる強い女”みたいなキャラ確立してしまう。

そして、同年6月には神田正輝と“聖輝の結婚式”を上げる。

もちろん目黒教会での挙式からホテルニューオータニでの結婚披露宴まで生中継披露宴の司会は当時日テレの人気アナウンサーだった徳光和夫

なぜか当時の日本では、大スター結婚式というのはテレビの大イベントだったのだ。

その後、娘(神田沙也加)の誕生神田正輝との離婚、“ビビビッときた”という流行語を生んだ再婚離婚さらには略奪婚とも噂される三度目の結婚と、話はまたまだ続いていくわけだが。

先日、亡き娘の位牌を手に、遺骨を抱えた元夫と並んで会見した彼女をみて色々とショックを受けた人も多いようだが、彼女デビュー同時からずっと知ってる世代の人々は、わりと自然に“彼女らしいな”と受け止めたんじゃないかと思う。

紅白に出場を決めたことも。

ただ、そんな彼女の“昭和スター”な振る舞いも、なんだか時代とはずれてきてるのかな?という感じもする。

なお、元彼郷ひろみはその後、二谷友里恵交際交際中に二谷友里恵の書いた『愛される理由』がベストセラーになったり、結婚披露宴古舘伊知郎の司会でテレビ中継されたりしたのだが、このふたり離婚してしまった。

二谷友里恵はその後、「家庭教師のトライ」の創業者再婚している…という話を聞いて以来、あの「トライさん」のCMを見るたびに、なんとなく余計なことを思い浮かべてしまう。

いまや紅白歌合戦で、松田聖子郷ひろみは大ベテランで、かつての華やかで派手で、だけど歪な芸能界空気をまとった数少ない出演者になっている。

今年も何事もなかったように、“松田聖子”と“郷ひろみ”を舞台で炸裂させるのだろうが、そろそろ時代との乖離が覆い隠せなくなってきたような感じはしている。

追記正式松田聖子の辞退が発表されたようだ。一部スポーツ紙報道を信頼して、“まあそりゃ松田聖子なら出るだろうな”という確信の元、駄文をしたためたが、やはりどこか自分の中に“昭和バイアス”があったのだなぁと感じている。

来年以降、復帰するのは難しいかもしれないな。なにかスマッシュヒットでもあれば別だが、しれっと復帰しても“そういえば去年は…”となりそうだし。

今日読んだ本。

ゴールデン街コーリング』(馳星周

 クラムノベル作家 馳星周自伝小説馳星周先生若い頃にゴールデン街の「深夜プラス1」でアルバイトをしていた頃のことをモチーフとして書かれた。

あらすじ

 バブル時代。本好きの大学生坂本は、ゴールデン街バーマーロウ」でバーテンのバイトをしていた。コメディアン書評家の斎藤顕の勧めで上京し、ハードボイルドミステリ冒険小説好きの本読みが集まるというマーロウで働くことになったものの、斎藤顕の酒癖の悪さとゴールデン街酔っぱらい達に辟易し、心が鬱屈した中年のように老けてしまっていた。

 そんな坂本を、ナベさんやリリーバイト仲間の田丸や常連客など、ゴールデン街の仲間達が慰め支えてくれていた。

 ところが、そんなゴールデン街に暗雲が立ち込める。地上げ屋達がゴールデン街土地に目を着けたのだ。なかなか土地や店を手放そうとしない、ゴールデン街の人々に業を煮やした地上げ屋が、店に放火しているとの噂が立つ。そこで、坂本敬愛するナベさんがゴールデン街を守ろうと立ち上がったのだが……。


増田感想

 これが馳星周先生の書いた小説なのか!? 最近の馳先生作品をさっぱり読んでいなかったので、文体の変わりように驚いた。地の文が柔らかい。トゲトゲしていない。ものを投擲しないし、あんまり呪詛言葉を吐かない。ひぇぇ、まるで別人! でも根のピュアなところは昔のまま残っている。

 ノスタルジックストーリーだ。昔のこと書いてあるんだから当たり前か。あー、青春だなぁって感じ。同じような経験はないけど気持ちだけは共通するような若い懐かしい時代自分にもあるから、同時に思い出してしんみりしてしまう。

 直近に『鎮魂歌』を読んだので、坂本が犬を飼いたいって思ってるシーンで『鎮魂歌』の主人公の一人郭秋生を思い出してふふってなった。

 どうしても斎藤顕をゆるせない坂本、許してやれと諭すナベさんや佳子母さん、どっちの気持ちもわかる気がするのは自分も年を取ったからかな。

 最近の馳先生作品も読んでみようかなー。

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