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はてなキーワード: ナルニアとは

2019-10-20

anond:20191019194813

萌え絵というよりはただの女児向けの絵では?

赤毛のアンとか小公女とかフランダースの犬とかもこういう絵で出てるよね。単にナルニアが「名作」のラインナップに入ったということでは

2019-10-10

anond:20191010104704

指輪ナルニアラノベもなろうもエアプのくせに偉そうに語るなよ。

anond:20190524083033

日本島国で逃げ場なんてないから戦うしかない

逃げるのは主人公ホビット子供からだよ

指輪物語も仲間の人間たちはバリバリ戦ってたし、ナルニアはよく知らないけど

2019-03-31

全ての物語ミステリである

みたいなことを大真面目に言っていた友達がいたが、俺も「全て」は言いすぎにしても一定程度同意できると思った。

正確には「完成度の高い物語は全てミステリ文法に則っている」というのが俺の主張。

ミステリっぽい作品しか面白くない、と言う話ではない。

たとえばラノベやなろう系であっても、人気のもの基本的ミステリ文法に則っている。

最初にそれを感じたのは「灼眼のシャナ」1巻で相手作戦を打ち破るために主人公起死回生一言を発するシーン。

それまでの話に出てきた要素や説明を全て踏まえて、ちゃんと考えなければ出てこない解決策だった。

あれは、まさにミステリ文法のものだと思う。

ハルヒ」も「禁書目録」も「サクラダリセット」も「はたらく魔王さま!」も「ロウきゅーぶ!」も「りゅうおうのおしごと!」も、章ごとの核となる部分でしばしばミステリ文法が使われる。

すなわちミステリ文法とは、【物語の転換点に出てくる困難な障害を、それまでの物語に散りばめられた情報だけを使って解決する】ような話作りのことだ。

これに対してその場で急に出てくる設定や、根気と努力、謎パワーなどで乗り越えてしまうのは、ミステリ文法ではない。ファンタジー文法とでもいうべきか。

俺が思うに、面白い、また読みたいと思うような話は、基本的このミステリの文法に則って作られている。

漫画でもそれは変わらない。

バーテンダー」は1話構成で、毎回異なる客の悩みをマスターが酒や話術さりげなく解決する運びだが、

マスターの使う、客の素性の推理、客が自分からは言わない悩みの突き止め方、その解決方法などは完全にミステリであり、ホームズ彷彿とさせるところがある。

ドラえもん」もひみつ道具の使い方がミステリじみていることがしばしばある。大長編ドラえもんなどはその典型で、基本的に終盤でぽっと出の道具が問題解決することはない。

序中盤にさりげなく出てきたなんてことない道具が、最後のカタルシスを導いたりする。これも完全にミステリの話運びだと言えよう。

「五等分の花嫁」は、零奈が五人のうちの誰かという謎の解決が、物語の主軸となる。伏線をしっかり張った謎と解決は、ミステリ文法だ。

ジョジョハンタ能力戦で、相手能力や相性を考えて、どうすれば勝てるのか、単に力比べでない解決を導くところも、もちろんミステリ

そういえばワンピースの空島編も、ミステリ的だった。

一般小説でも、なおさらミステリ文法は重視される。作例はありすぎるのでいちいち挙げたりはしないが。

とにかく、謎と解決伏線と回収。

バトルやスポーツなら相手の何が弱点か。

恋愛ならどうすれば相手の心を掴めるか。

何にだって謎があるのだからジャンルによらず、それをしっかりと伏線を貼って回収すべきだ。

これをきっちりやっている作品面白くて、逆に、全てがファンタジー文法だけで作られた物語は、完成度に欠けるよね、と、そういう話。

追記

当然ミステリは読んでるしどちらかというと生粋ミステリ読みに近いよ俺は

でも全ての物語ミステリであるって言う時に本当のミステリの話をしたって意味がないでしょう

それに一般小説は書いたら書ききれないしここじゃ反応も微妙だろうから省略しただけで、中高時代はともかく今はラノベより一般小説の方ばっかり読んでる人間だよ

あと数は少ないけどファンタジーも一応は読むよ。少なくとも有名どころの指輪ナルニアハリーポッターは読んだよ

例に挙げた範囲内だけが観測範囲だと思わないでいただきたい

2019-01-19

なろうってバカにしてたけど面白い

主人公になりきってファンタジー世界をぬるく楽しむってナルニアとかと同じ王道の子供向け小説じゃん

童心に帰ったわ

2019-01-16

anond:20190116153817

正直ナルニアと見分けがついてない

シロクマチャンが出るやつよな…

三大続編を見込んで作ったものの無事1作目で死亡した映画

エア・ベンダー

ハリポタどころかナルニアに続こうというのか路線

主人公マルコメ少年という地味さがきつかった

ウォンテッド

なんか銃をクンってすると曲がるやつー

君の仇はコブラがとってくれるよ(願望)サイコガンも曲がるし

マトリクス路線を狙っていたのではないだろうか

ゲームも出てた。ただのFPSだった

ジャンパー

なんかワープ能力手に入れたら騎士団に追いかけられた的な

主人公共感できないのがきつい

アイ・アム・ナンバー4

冒頭は結構面白かった気がするけど

ファンタスティック4とおなじく4番は鬼門なのか?

2018-10-02

アリスだってオズだってナルニアだって、そこが不思議世界であることをすんなり受け入れてた。

「ここは異世界じゃない」と思うほうがメタ的なんだよ。

2018-01-24

anond:20180119200212

>「表紙がキラキラしててかっこいい!」「表紙にドラゴンが載っててかっけー!」などの理由で、漢字どころかカタカナもまともに読めないような小さい子が、挿絵もルビもない重厚ファンタジー小説を借りようとすることがあるが「借りても全然読めないでしょ」と説得して貸し出しをやめさせる

ええ……

挿絵もルビもない重厚ファンタジー小説がどれを指しているのか分かりませんが、私は

ストラヴァガンザ、ネシャン・サーガナルニアetc

小1~小3に上がる前に読んでたけれど、未だに内容ある程度覚えてるぐらいには理解してました。

あなたが小さいとき理解できなかったからと言ってみんながみんなそうじゃないって分からないのでしょうか?

私の小学校司書さんは、小二の冬休み前にやたら分厚い本を何冊も借りて帰ろうとする私に

「本たくさん読んで偉いね

と言ってくれましたよ。

逆に中学校司書先生に『悪童日記』を勧められて読んでちょっと反応に困ったことはありますが、司書さんって読書の楽しみを伝えるのも仕事の1つなのかと思ってました。

読みたかったファンタジーを貸してもらえなかった子がかわいそう。

読書の機会を奪われて読書嫌いになっていませんように。

2017-07-14

https://anond.hatelabo.jp/20170713215512

アニメの「転生もの」とラノベの「転生もの」をごっちゃにしてるやつ多いよね。

アニメでは「このすば」が最初の転生ものなのに「既存の転生系とは差別化して」とか言うし。

逆にWeb小説では転生テンプレネタ化パロディ化は当たり前なので差別化にはならないし。

どっちの話しとるねんという。

追記。

ここでの「転生もの」っていうのは「このすばがネタにした転生もの」、つまりなろう系のいわゆる「異世界生物」のことな

同じWeb小説でも、ログホラのような集団転移や、オーバーロードのようなゲーム実体化とは別の形態だし、

少し前の「前世もの」や、伝統的な「ナルニア型」とも違う文脈がある。

2016-09-29

十二国記って異世界転生もののはしり

だったんだろうなあ。

単に異世界トリップするだけのものは沢山あったし自分意思で向こうの世界に残るものもあったが(ナルニアは一応自分意思で残る方だと思ってる)

世界では見た目からから変わるし既に死んでるのと同じですもう戻って来れませんというのは珍しかったと思う。

まあ正確には異世界の方が故郷だったって設定だが。

2016-08-09

出す間がない回文ついに!ツイン部イカ稲賀増田回文

ドンドンヒューヒューパフパフ!

お便りいただきました!

先日行われたネイキッドロフトでの

デトックスウォーターライブトークショーとても面白かったです!

簡単でこれなら私にもできると思いました。

またやってみようと思います

あのー、たぶんそのライブトークショー、私じゃないと思います……。

さて、今日ガチイベントの紹介よ!

ことばの魔術師ことプロ回文家による

回文界のアベンジャーがつどい血湧き肉躍るイベント

銀座にある教文館ナルニアホールで行われるらしいわ!

私とは随分スタイルが違うんだけど、

プロ回文家の作品一度は見てみたいわね!

行けたら行ってみるわ!

興味ある人は適当にググってみてね!

関係ないけど、

私、ドンドンヒューヒューパフパフ!ってのが好きなんだけど

そこに秘められた、

ヒュージャックマン感が好きよ。


今日朝ご飯ゆで玉子だけにしたわ。

最近、しっかりダイエット効果というか

ただの夏バテだと思うんだけど、

体重いい感じで減ってきてるので、

ちょっと控えるわ。

るーひーはろんのもちでしっかり食べるわよ!

うふふ。

今日デトックスウォーター

今私の中で話題沸騰!

水出し緑茶ウォーター

コツはちょっと茶葉を少なめにして、

作るのがいいかもね。

あんまり

チャッパが多いと

ちょっと渋くなっちゃうのよ。

茶葉は少なめにね!

試してみて!


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2016-07-12

ハイファンタジー」の定義をめぐる問題

小説家になろう」のジャンル再編の影響で、「ハイファンタジー/ローファンタジー」の定義について議論になっている。

http://syosetu.com/teaser/genre/

問題の原因は、「ハイファンタジー」の定義が、異世界舞台としたファンタジー異世界歴史文化が作りこまれ重厚ファンタジーとに分裂している点にある。特に後者定義採用している人物が、Web小説ライトノベルファンタジーを指して「あんものハイファンタジーではない」と発言し、周囲の反発を招くことが多い。以下、便宜的に前者を「舞台」派、後者を「重厚」派と呼ぶ。

まずは「小説家になろう」の定義を見てみよう。ジャンル改編に際しての説明の中で、「なろう」の運営は「ハイファンタジー」を以下のように定義している。

ハイファンタジー

現実世界とは異なる世界を主な舞台とした小説

ローファンタジー

現実世界に近しい世界ファンタジー要素を取り入れた小説

まり舞台」派である異世界転移系の扱いについて当初は混乱があったが、「主な舞台」が異世界であれば、異世界転移系でもハイファンタジーに分類するのが、「なろう」基準では妥当だと思われる(実際に多くの作品がそう分類されている)。

次にWikipediaを参照しよう。

ハイファンタジー (High Fantasy) は、ファンタジーサブジャンルの1つ。「異世界ファンタジー」と呼ばれる事もある。

独自世界観や歴史もつ架空世界異世界)を主な舞台とし、現実世界(の直線的な歴史風俗)とはかかわりが薄いのが特徴の物語で、ロー・ファンタジーと対比して使われる語句である。明確な定義ではないが、

どうやら「舞台」派の定義採用されているようである

ただし続けて、

本稿では主にハードファンタジー視点とした内容を記述する。

として、「その世界に生きる者や世界の成り立ちそのものから作られている」「作品傾向としては重厚」「シリアストーンで進行する」「叙事詩エピック)的である」「勢力の壮大な対抗をテーマとする」などの特徴が挙げられている。「重厚」派にも配慮した記述と言えよう。また、異世界転移系は基本的にはハイファンタジーに含めるが、ときに分類されないことがあるとも書かれている。

英語版Wikipediaも見てみよう。筆者に英語力は皆無なので誤訳もあろうかと思うがご容赦願いたい。

High fantasy is defined as fantasy set in an alternative, fictional ("secondary") world, rather than "the real", or "primary" world. The secondary world is usually internally consistent, but its rules differ from those of the primary world. By contrast, low fantasy is characterized by being set in the primary, or "real" world, or a rational and familiar fictional world, with the inclusion of magical elements.

ハイファンタジーは「現実世界」とは異なるもう一つの架空世界を描いたファンタジーとして定義される。異世界の内側には一貫した法則性存在するが、それは現実世界のものとは異なっている。対照的にローファンタジーは、現実か、もしくは現実に近い架空世界の中に、魔法的な要素が内包されるという点で特徴づけられる。

やはり「舞台」派である

ハイファンタジーにしばしば含まれる特徴的な要素として、「特別な才能を持った主人公」「ビルドゥングスロマン」「善と悪の対決」「エルフドワーフゴブリンドラゴンなどの種族」「魔法使い」「人工言語」などが挙げられている。

また、「異世界召喚ものであるナルニア国物語』は、こちらでもハイファンタジーに分類されている。

重厚」派の一部には、「エルフゴブリンが出てくるようなゲーム的なファンタジーは(始祖たる指輪物語を除いては)ハイファンタジーとは言えない」とか、「善なる英雄が悪を倒すというようなファンタジー(いわゆるヒロイックファンタジー)はハイファンタジーではない」とする者たちも存在するが、英語版Wikipedia記述は彼らの主張とは異なるように思われる。

ローファンタジーの項目では、

The word "low" refers to the level of prominence of traditional fantasy elements within the work, and is not any sort of remark on the work's quality.

「ロー」という言葉は、作品内における昔ながらのファンタジー要素の度合いについて語っているもので、作品品質についてのことではない。

などとわざわざ書かれていることにも触れておこう。

ちなみに英語版Wikipediaが「High Fantasy」の命名者として指定しているLloyd Alexanderのエッセイ『High Fantasy and Heroic Romance』(1971)はこちら。

The Horn Book

In modern literature, one form that draws most directly from the fountainhead of mythology, and does it consciously and deliberately, is the heroic romance, which is a form of high fantasy.

現代文学において、神話という水源から最も直接的に流れを汲んだ一つの形態として、それは意識的かつ意図的ものだが、ハイファンタジーの一形態であるヒロイックロマンスがある。

微妙に訳しづらいのだが、要するに「神話を源流とするヒロイックロマンスハイファンタジーの一形態である」としてしまってよいのか。

さらヒロイックロマンスで高い評価を得ている作家として、『世界のかなたの森』のウィリアム・モリス、『ペガーナの神々』のロード・ダンセイニ、『ウロボロス』のエリック・エディスン、『マニュエル伝』のジェームスブランチ・キャベル、『ナルニア国物語』のC・S・ルイス、『永遠の王』のT・H・ホワイト、そして『指輪物語』のJ・R・R・トールキンらの名前が挙がっている。

ハイファンタジー定義を具体的に説明している箇所は無く、あまり参考にならないような気がする。

実際に「ハイ異世界」「ロー=現実世界」が明確に定義された最初期の例としては、R.H.BoyerとK.J.Zahorskiによって編纂された『Dark imaginings』(1978)の序文がある。

Dark imaginings: a collection of Gothic fantasy - Google ブックス

Dark Imaginings is also unique in bringing together two distinct types of fantasy under one cover: High Fantasy with its imaginary, secondary worlds and Low Fantasy with its realistic primary world.

想像上の異世界を扱ったハイファンタジーと、現実的なこの世界を扱ったローファンタジーという、二つの異なるファンタジー類型を一冊にまとめている点もDark Imaginingsの特徴です。

これで少なくとも「舞台」派の用法が、ごく最近になって現れたものではないということが分かる。

もちろん、これをもって「重厚」派が完全に否定されるわけではない。

昔は「異世界舞台にする」といえば「異世界歴史文化を作り込む」のがほとんど自明だったのだろうし、また現在ほどの多様なファンタジー形式を想定していたとも思えない。

ただ、とにもかくにも現代においては「ハイ異世界」「ロー=現実世界」という区分けのほうが、より明確で、より普及し、より平和であることは間違いない。

追記

ハイファンタジー」「異世界ファンタジー」を巡る問題についてはこちらも参照のこと。

『ロードス島戦記』は異世界ファンタジーではない……のかもしれない。 - 限界中年生存日記(仮)

追記2。

異世界召喚もの」についてもう少し言及しておく。

舞台」派を採用するならば、多くの「なろう」系作品ハイファンタジー問題ないと思われる。

多くの場合ナルニアハイファンタジーに分類されるのであるし、主人公知識現実に由来するものであっても、作品舞台異世界であることは紛れもない事実からだ。

ただし「異世界かどうか」の判断は実のところ難しい。

たとえば、ハイファンタジー代表格たる『指輪物語』の世界は、現実地球古代の姿であることが明言されている。

ハリー・ポッターシリーズホグワーツ魔法魔術学校は、まるで異世界のように描かれつつも、設定では「イギリスのどこかにある」とされる。

深く考えるほど、異世界舞台にしているか現実世界舞台にしているか判断するのは困難となる。

2015-08-27

ゲド戦記

確か2巻くらいまで読んだんだけど、2巻のあとがきだか、3巻のまえがきだかに盛大なネタバレがあって最終巻を読む気がなくなってしまったんだよな

ほんとあれはクソだった

今でてるのはどうかしらんが

から20年位前に小学校の図書室にあったのはそうだった

ナルニアの後に読んでたんだけどすごくがっかりした

2014-03-25

仮想現実という幻想

直接を受けてはこれ。

http://fanfiction-novel.com/archives/544

仮想現実物のアニメラノベについての雑記

ただし、別に反論とかそーいう代物ではないです。

?B から REV さんの

http://lightnovel.g.hatena.ne.jp/REV/20100128/p2

ゲームの中が舞台ラノベ

も参考にしてます

 

web小説のVRMMORPG物とかが書籍でまであふれていて、いくつかのそういうラノベの状況への批評を読んで、そういうのに対してもにょもにょとした感覚を持ってたのだが、アウトプットしてないなと。で、アウトプットしたいなという感覚がとっても大きくなってしまったので落書いてます

で、自分領域だと ?D も ?H も Tw も読む人が皆無なので、自分のところよりは読む人が多いであろう増田借ります

結局のところ独りよがりチラシの裏なので、嫌いな方はページを閉じてください。

また、ねたばれを平気で入れます

 

よござんすか?

 

よござんすね?

 

そんじゃ、チラシの裏を徒然なるままに。

物語類型

一番最初に気になったのは、物語類型としての分類。

ぽすてぃぶさんが

仮想世界物の「SF」がSAO

仮想世界物の「異世界召喚物」がログ・ホラ

仮想世界物の「サスペンス」が.hackこうではないでしょうか?

としていたのですが、これの SAO を疑問に思いました。

SAO最初は、ゲーム仮想世界に閉じ込められて、命がけのデスゲームを行うというものです。

そこで、確かに世界の作り方は SF なのですが、では「物語世界」を考えると、これは「ファンタジー」の方が近いのではないかと考えています

ぽすてぃぶさんが持ち出した SAO の要素として

思考加速、人工知能ロボット、A.Iが住み管理する街、これだけ聞くと完全にSFです。

とあるのですが、作中でこれらのギミックが「SFとして」活用され始めるのは、少なくともアインクラッドを抜けた後になりますユイのボディを現実につくるためには?など。

そう考えたとき、少なくとも最初アインクラッドでは、彼らの世界ファンタジーと同一の代物でしかありません。行き過ぎた科学により魔法と見分けがつかない代物です。そして彼らにとっては、それだけが世界」です。

 

同様の構造クリス・クロスにも見られます

ダンジョンの中に閉じ込められ、クリアするまでログアウトできない。ゲーム中の死はそのまま本人の死につながる。

作中のスキル「ゲーム」という設定なので「SF」ではありますが、キャラクター世界にとらわれいることからゲームの中だけが知覚できる「世界」になっています。そしてその「世界」の中には SF ギミックは問題ではありません。

 

これらに比べてログホラで違うのは「キャラクターの死」が「プレーヤーの死」と直結していない、というルールが典型でしょうか。

しかし、作中キャラクターにとっての「世界」とは何か?を考えたとき、彼らの世界はもともとの現実と全くつながっていない、「世界はいま生きているそこだけ、という意味では、同じになります

 

その意味で、彼らの物語類型を考えた時に重要なのは

このように設定された「世界であるのではないかと考えています

 

となると、これらはすべて「貴種漂流譚」の系譜とみるべきではないかと最初に思いつきます

貴種漂流譚?

しかし貴種漂流譚とした場合物語類型としては明らかに違うものがあります

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%B4%E7%A8%AE%E6%B5%81%E9%9B%A2%E8%AD%9A

VRMMORPGMMORPG場合主人公は貴種というわけではなく、また、多くの同様の他人と一緒に異界に漂流しています

これは明らかに貴種漂流譚とは違う特徴です。そもそも貴種漂流譚は神話類型で、英雄譚のいくつかにみられる特徴なので、そのまま当てはまるものではありません。

行きて帰りし物語

となると、他に近い分類を考えると、「行きて帰りし物語」というのが出てきます

http://hiki.cre.jp/write/?YukiteKaerisiMonogatari

これは乱暴な言い方ですが、貴種漂流から「貴種」の特徴をとっぱらったものといえます

結果残るもの

というパターンになります

多くの場合冒険に駆り出される理由は「日常からの欠落」が起き、「冒険の中でその欠落したもの、あるいは替わるものを見つけ」「日常に帰ってくる」というものです。スターウォーズなんかこれの典型ですね。

 

ここまで来ると、物語類型であり、一方で物語論として「読者に受ける物語とは何か」という話にもなってくるのですが、そちらの論は話の方向性微妙に違うので割愛

 

さて、では素直に「行きて帰りし物語」の類型としてまとまるでよいのでしょうか?

集団漂流というジャンル

ところがここでも問題が、行きて帰りし物語場合冒険に投げ出されるのは「主人公」とかその周辺がせいぜいです。

また、「日常に帰ってくる」というのも重要になりますログホラの場合ゲーム中に行われている冒険では「日常に帰ってくる」のですが、「現実世界」の意味では帰ってきていません。

 

では、さらに共通項をと考えた時に残ってくるのが「集団漂流物」というジャンルになります

これの古典で有名なのは十五少年漂流記(小説)ですね。

個人的に思い出すのは、空飛ぶ!竜峰学園(ラノベ)とか、勇者110番(NG97)とか、かなりマイナーどころになるわけですが。

類型とその違い

ということでもう一度元に戻り、SAOログホラ、.hack で考えてみた場合

という分類になるのではないか……と考えたのであります

なお SAO ですが、実際には細かく変わっていて

というのが物語類型での分類になると思われます

異界へのギミックや、異界で使う技術「ゲーム」ベースであるため、一見 SF なのですが、実際なところはあれらは「魔法」と物語上ほぼ変わらないものほとんどです。

となると、物語類型を見る場合にはもっと重要ギミックがあるのではないか?ということで、このような分類を夢想しています

ゲームという題材が特殊なのか?

ここで気になったのが、では「ゲームという題材が特殊なのか?」ということです。

で、最初の方に戻る。

web 小説や、そこから現実書籍になったものが、いろいろと「似通ってるな」という印象は、はたして「本当なのか?」。そして「似通ってるな」と思ったものは「何か?」。

個人的に多くなったなと感じているのに、確かに VRMMORPG に取り込まれるってのがあります。そして俺TUEEEEE。

しかし同様に、異界漂流物も多くなってるなとも思うわけです。ファンタジー世界で「生まれ変わる」とか「召喚された」とか。そして俺TUEEEE

で、これらを考えた時、ある意味昔っから変わってないのではないかと思うわけです。ファンタジー世界に行って無双っての。ゲートも戦国自衛隊ファンタジーにしただけだ、と乱暴に切り取ってみたり。

結局「無双の理由づけ」に何を使っているのかという部分で、VRMMORPG というのが身近になったのかなと。

 

そもそも「コンピュータを用いたゲーム的異世界」で冒険というのであれば、いろいろと話は出てきます

それこそ、最初は「ジャックイン」でしょうか。ニューロマンサー('84)。これのジャンルだと SFサイバーパンクですね。この場合マトリクス現実世界の裏にある(人工)異世界という視点で見れば、ファンタジーの一種とみることも不可能ではありません。

同じくサイバーパンク電脳世界があるもので、漫画で有名になったのがサイレントメビウス('88)でしょうか。

他、こちらはハビタットのような電脳街という感じの世界ですが、BOOMTOWN('92)という漫画もありますAI が住み、自己増殖する電脳世界に入り込み、バグ退治を行います表現SF 側です。

そして、ゲームといっても電源不要東京N◎VA('93)なんかが思い浮かびますサイバーパンクなTRPG

一方、完全にゲームの味付けでは、クリス・クロスが '94、クラインの壺だと'89ですね。

 

そしてこの「ゲームな味付け」で「異世界」となると、コンピュータを捨ててファンタジーにぐっと寄ったものとして思い出せるのが遥かなる異郷ガーディアン('90)。死亡無し、バイト感覚ファンタジー世界魔王を倒そう!という話です。あるいは、日帰りクエスト('93)なんかも近い代物でしょうか。これらは日常の延長として異世界ちょっと冒険してくる代物ですね。

これらと .hack が似てると思ってて、ギミックに「異世界」が絡む程度なんですよね。物語世界の構築法の話であって、物語としてはその異世界重要なのですが。

 

そして、完全にファンタジーに話を持って行ってしまえば、作品は一気に広がります

世界現実を行き来するってのでは、ナルニアとか。

個人的には魔法使いになる方法(ダイアン・デュアン著)を持ってきたいです。翻訳がまた止まった……。こちらは、現実世界の「裏」にある世界なので、ナルニアのように現実世界の「隣」にあるのとは違っていますが。

 

ここで VRMMO を題材に使っているのを考えてみますと。

VRMMO は現実世界の「隣」にしかなれません。アクセルワールドのように現実世界を模した世界であっても、現実世界に影響は与えていません。

その中で主人公プレーヤー集団が「命」であったり「記憶」であったり「思考」であったりの影響を受けるという、世界以外が対象になります

となるとこれは別にゲームではなくファンタジーであっても同じなので、ここの類型から考慮しないでも済みます

 

一方、魔法使いになる方法では、魔法使いだけに見える世界というのは、現実世界と表裏一体です。魔法世界で変化があれば、それは現実世界にも影響を及ぼします。

これは電脳世界を用いた場合でも同じギミックがあるように作ることもできます

N◎VAもそうですし、サイレントメビウスもそうですね。

 

このような違いを見るに、ようするに「VRMMO などに見えるゲーム世界・異世界」というのは「現実に影響を与えない箱庭」という概念でくくれるように見えます

世界漂流ファンタジーもその多くは「現実に影響を与えない箱庭」的世界です。

このように、完全に切り離されている異世界かどうかというのが重要ポイントなのかもしれません。

俺TUEEEの源泉

ちょっと話が散乱したので、少し戻します。

無双の理由づけ」です。

VRMMO 、あるいは「ゲームルールがある異世界」を用いた場合、「俺 TUEEEE」に対してこじつけが作りやすいのが、この分野が氾濫している理由なのかなと思ってみたりしてます

どういうことか?

 

多くの場合対象となる異世界は、技術文化水準が現代より低いです。

FPSSLベースにした場合は逆もありますが、氾濫しているのは多くが「ファンタジー世界」として「中世西洋」がベースです。

そこで俺TUEEEとして従来のファンタジー神話伝説英雄譚、ファンタジー小説などがとった手法が「貴種」です。

これは現実にも祭事が政であった時代に、「神の信託を授かる巫女」(卑弥呼など)とか「神(竜)の血統」(中国皇帝日本天皇)とか「神に認められた」(キリスト教や同影響下の国々の王など)が用いた手法で、何か特殊存在が力を認めているから「偉い」という考えから来ている物と思われます精霊信仰や祖霊信仰なども同様なので、世界中で行われた、あるいは現在進行形の考え方ですね。

 

そして、漫画アニメラノベでもこの手法はいくらでも使われています。作品は割愛。 

では、一般人ではダメなのかってところから始まったのが、異界に行った時に「異物」なので強くなったというものです。この場合だと貴種である必要性がなくなります

この場合重要になるのが、多くは「機転」や「思考」だったりします。その世界にない視点で物事を考えることで、打開するなどもありますね。

 

VRMMO の場合、この後者の考え方を用いて俺TUEEEをするというのが基本ですね。

ログホラがわかりやすいですが、異世界にはないけど現実世界にあったものを再現することで、異世界でのアドバンテージを得る。蒸気機関はこのギミック

この手の異世界で発想で先手を取るってのが、他だとアウトブレイク・カンパニーであったり。あるいはくじびき勇者さまを思い出してみる。他にも新書であったような記憶があるのに、題名全然出てこない。

まおゆうも「その世界になかった概念を持ち込む」事で「世界に影響を与える」という部分で、ログホラとそっくりなことを味付け変えてやってます

 

てなところで、俺TUEEEの源泉をあれこれいじってきてるのは増えてきてはいるなとは思った。

今までだと単純に戦闘つえー、魔法つえー、だからねぇ。

とめどなく

結局まとまらないので、適当なまま増田に投げつけて終了。

続きも別に考えてないで投げっぱなし。

2008-06-11

中途半端

モテモテ系というかスイーツ系では明らかに無いんだけども、

じゃあかといって、バリバリオタクか、といえば、コミケへ行くほどでもないし全然オタクとは言えない。でも、スイーツと称される人たちよりは明らかに漫画を読んでいることも確か。

んじゃ近頃流行りの理系女子ですか、といえば、たまたま大学理系だけどそれは社会科目は暗記ばっかで面倒くさいと思ったから数学理科に逃げただけのことで、大学への数学とかを毎月買ってバリバリ解くような理系っ子でもなかったし、プログラミングなんかやったこともないし(やったといえばHTMLをかじったくらいだっつうの…中学生でもやってるっつうの)パソコンスイーツよりは使ってるだろうけど、別にたいしたことに使ってるわけでもなく。

なんだか私という人間は全てが中途半端だ。どっちつかず。「スイーツ(笑)」と言えるほど自分にスイーツ分が無いわけじゃないし、といって、スイーツたちの間に入れば浮いている。といって、オタクの輪に入れば所詮ライトオタ、いや、ライトライトオタゆえその知識量についていけず。私ができるのはせいぜい「寄生獣ってほんとに映画化されるのかな?ハリウッドでミギーのあの絶妙な可愛さって表現できるのか心配だね」というレベルの話題である。

ファッションは食費切り詰めてでも買うほどの情熱は無いけど、でも服に全く興味ありません、あんなのどこがいいわけ?ってわけでもなくそこそこ好きであるし

読書はそこそこする方だけど、変わった本を読んでいるわけでもなく、漫画も、結構読むけど、有名どころばっかりで、たいして言うべきことはない。

ハリウッド映画は割りと見に行くけど(近頃だとナルニア)、ハリソン・フォードが誰かを知らなかった半端さ。おかげでハリウッド嫌いのマイナー映画好きからは嘲笑され、スイーツたちからは「ハリソン・フォードも知らないって……w」と嘲笑される。中途半端

音楽趣味中途半端すぎる。近頃はテレビというと夕食時にクイズ番組はしごをしているだけのため最新の音楽など分からない。バレーボールの試合はずっと見ていたため、あのジャニーズの歌だけは半端に覚えてしまった(しかしグループ名が分からない。私の中のジャニーズは嵐で止まっている)。かといって、マイナーミュージシャン知ってるぜ、って訳でも全然ない。「近頃の音楽知らなくって」と言うと、音楽好きの子から「ゆらゆら帝国って知ってる?私好きなんだ」って、「見つけた、私の同志!」みたいに話しかけられたが、「ご、ごめん……聞いたこと無い……」となっただけであった。「マイナー好きなあまり、メジャーなんて知らない」のじゃなく、「マイナーも、メジャーも、知りません」なのである。単なる無知だ。唯一聞いている音楽といえば、のだめカンタービレクラシックCDという、マイナーでもない半端にメジャーどころ……

そもそも買っている雑誌ジャンプとsoup(ファッション雑誌)とSQという平凡さ。

これではオタクというには薄すぎ、といって、soupレベルではcancamにもついていけず、装苑系にもついていけず

アートはわからんし、モテに特に興味ないし、といってコミケ行くほどのオタでもなく、あぁ、一体私は何なのか。

なんか立ち位置が色々と中途半端すぎてどこにも属せない。

こんな自分が嫌だ。何か一つ飛びぬけたものを持ちたい。

オタクも、スイーツも、どっちもなんだか羨ましい。スイーツモテに特化して楽しそうだし、オタクオタクで楽しそうだ。芸術系は独自の世界を持っている感じで言わずもがなだし、あぁ。

そんな私が近頃ようやく出来た趣味といえば高速道路パーキングエリアめぐりである。といっても「全国制覇する!」というほど気力は入っていないためひたすらヌルい。

なんていうか、とがりたい。

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