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はてなキーワード: 無垢とは

2023-10-24

anond:20231024085351

現代社会で賢く生き残るためには、純真無垢では居られないって話をしてるんだよ。

anond:20231024083630

そりゃ現実の女が、あまり純真無垢じゃなさすぎるから

純真無垢設定にロマンとか憧れを感じてしまうんでしょ。

anond:20231024083630

わかる

純真無垢、素直、天真爛漫、みたいな何かになる

人間って色々いるだろ

変だよな

2023-10-23

anond:20231023144513

あれも炎上を焚きつける側があることないこと盛りまくって拡散したせいでほぼ嘘ベース炎上になってしまって釈明するって何に??みたいな状況になったからなんだよなぁ…

無垢ファンを装って説明を求めつつ、騒ぎを捻じ曲げて説明では収集つかなくして詰ませるのは女オタの常套手段なのかな?

2023-10-18

anond:20231018141144

しか無垢天使ちゃんとか言って無理やり自分を騙してる感じも痛々しい

生活で得られない承認欲求ネットで満たしてるんだろうね

2023-10-04

とある結婚式に参加した時のこと

女友達結婚した。

彼女若い頃に、妻子ある男と付き合っていた。つまり不倫だ。「すぐに妻とは離婚するから、一緒になろうね」などと吹き込まれながら甘い時間を過ごしていたようだが、そんな計画永遠に実行されなかった。

そして、10年くらいの月日が経ってようやく結婚した。相手会社の同僚。親族、友人みんな泣いていたが、俺はこの女は一つの家庭を破滅させようとしてたんだよなと考えるとどうしても乗れなかった。

彼女説教するつもりは毛頭ないが、ただただ不思議なのだ。なぜ、そんな純真無垢な顔をし続けられるのか。俺が知らないだけでそれ相応のペナルティを払って清算完了たからなのか、生まれ持っての厚顔なのか。ちなみに彼女は外見や友人に向ける態度から不倫したことがあるようには見えないため、我々サイドの誰かが密告しない限り新郎側の人間絶対に気づかない。

彼女は残りの人生を良き妻として生きていくことだろう。こんな怪物がこの世には沢山いるのだ。ますます生きるのが辛くなった。

2023-10-03

anond:20231003114907

公の場で本音っぽさ、みたいなものを上手く出せる人ってなんか警戒してしま

これすごくわかる

無垢な感じを演出してるように見えてしまうのと、やりすぎるとひろゆきみたいに見える

2023-10-02

胸糞映画と名高い『無垢祈り』は原作小説テーマが違うんですねぇ

虐待性的虐待殺人についての話があります

ネタバレしてる

映画を鑑賞したのはだいぶ前。原作者監督のアフタートークがセットになってたやつ。

今は本編はDICE+というサイトレンタル配信中らしい。トークはここから動画と書き起こしが読める。

https://diceplus.online/feature/94

映画見た後に原作小説読んだけどけっこ〜違うのね!ってなった。

原作平山夢明独白するユニバーサル横メルカトル』収録の短編小説無垢祈り

まずは映画のもの感想

 とにかくインパクトが凄まじかった。虐待のシーンは全面的に恐ろしく、特に性的虐待のシーンは人形を使っているとはいえ気持ち悪い。曇りしかない世界には陰鬱雰囲気が漂っていて、どこにも救いが見い出せない。音楽雰囲気作りもクオリティが高く、90分があっと言う間だった。

 スラッシャー映画における「殺人鬼」はある種のかっこよさを備えている。悪魔のいけにえレザーフェイスしかり、エルム街の悪夢のフレディしかり。バッタバッタと人を殺していく様はワクワクとドキドキを呼び起こすし、時には「嫌いな奴を殺してくれる/自分を殺してくれる」存在として胸を躍らせることもある。

 あらすじを読んだ時にはそういう文脈の、「殺人鬼に嫌いな奴を殺してほしい/自分が殺されたい」という祈りとそれが叶う展開を想像していた。ちなみにざっくり言うと映画祈りは「自分を殺して欲しい」がメインで原作祈りは「嫌いな奴を殺して欲しい」がメインだと思う。

 でもこの映画には救いがなかった。最後の「殺してください」の絶叫、殺人鬼が握りしめる鉈から、画面に映されてはいないもの殺人鬼は少女を殺してあげたんだ、救いはあったんだ、と思いたくなる。だけど恐らくこの作品時系列をごちゃまぜにしている。着けたり外したりする眼帯、西暦の違うラジオと謎の首吊り現場、すれ違う2人などを考えるに、祈りは届いていないし救いはなかった。

 時系列はどう考えても良いと監督が言ったらしいが、恐らく殺人鬼に殺してもらえなかった主人公犯罪者になって殺人鬼の死刑と同時に首吊り自殺?してると認識した。一度見ただけなので間違ってるかもだけど。ここらへんの徹底的な救いのなさが、原作と一番異なる部分だ。

原作小説との比較

 なんとなくだけど、短編集の一連のテーマ、書かれているものグロテスクな閉鎖空間うつくしく光る小さな何か」だと思った。

 ざっくり言うと映画児童虐待下にある少女の状況を深く掘り下げるのがメインで(もちろん暴力を受ける子供をただ写すだけではない前提で)、原作は酷い状況下にもどこかにある輝くもの(この場合は祈ることそのものや救いへの希望)を表現するのがメインなんじゃないか

 

 あと、映画刑事役をした原作者が改変に積極的に見えた。刑事台詞原作とは正反対から原作刑事「ああい人間は誰かがそばにいてやらなくちゃいけない。/本人も苦しんでいるはずだ」と言っているが、映画ではキチガイは早く捕まえないと繰り返す」である

 かなりニュアンスが違うし、刑事にとって殺人鬼が単なる悪なのか助けるべき者なのかは作品テーマに大きく関わってくるはず。個人的には原作映画でやろうとしていることが違う、のを原作者が分かっていて台詞を変えたと思う。

 そもそも主人公虐待いじめを受けてる少女)の性格や考え方からして違う。

 原作殺人鬼が喋るし救いとして機能してるし主人公未来希望を持っているけど、映画殺人鬼に対する祈りを「嫌なやつを殺して欲しい」から自分を殺して欲しい」に変えてる上に殺人鬼が救ってくれない、主人公希望を持ってないので後味がキツくなったし「胸糞悪い」と言われているんだろう。

 「救い」という意味では、例え原作主人公がこの先幸せになれずに死んでも、人生の内に優しく手を差し伸べてくれた人は確かにいたんだ、ということが「救い」になる。トークショーでの原作者コメント「たった一人でも理解者がいれば」も合わせて考えるとおかしくない。

 それに原作は、社会から排除され、必要とされてない者同士が互いを必要とすることによって生きる目的になる、そういう希望がある終わりだった。

 原作ファンはこの映画版を見てどんな感想持ったのかすごく知りたい。

 原作小説では「Ωの聖餐」と「C10H14N2(ニコチン)と少年」が面白かった!

 今度は前に話題になってた『ダイナー』も見てみようかなと思う。

2023-09-28

anond:20230928113603

でも毎回純真無垢な教えたがりエンジニア君が釣れるんだよね。

今回も2匹釣れました。

0匹になるまで俺は頑張るよ。

参考

https://anond.hatelabo.jp/20230927183333

2023-09-27

anond:20230927214853

答えよう

ノンケ気持ちよくなってる姿に興奮するのだ

嫌がってるから嬉しいのだ

あちらから来たら萎え

半ば無理やりだから悦びになるのだ

こちらの権力を傘に、未成熟少年をいたぶる

嫌がってるのに、男の体が興奮してるのが分かる

嫌がってるのに気持ち良がってる

これほどの愉悦はあるか?

少年は美しい

汚れていない

その純粋無垢さを自分が汚すことにより、自身の力となるのだ

私の世界を作りたい

私が王だ

のもの

私の言う通りに彼らは動く

そんな王国を作ったのだ

男性だって、幼い少女を手籠にしたいと思うだろ?

それと一緒さ

ただ我々はその対象が男だったというだけだ

anond:20230926171754

無垢材じゃない板材なんて大抵はハニカムコアだろうし実質ダンボールと言っても差し支えないのでは

2023-09-19

anond:20230918195757

性格は?

自己犠牲精神が強いなら、「なんらかを封印するために、特定場所から動けない。実質死んでるようなもの」でクリア可能だろ。

封印対象は「非常に邪悪だが、こいつが存在することで世界気候バランスが保たれてる」とか、「存在すること自体有害だが、当人は非常に無垢なので殺すには忍びない」とかでいける。

2023-09-16

anond:20230915093809

妄想

何と言うか…日頃の行いやろなあ、としか

そこに至るまでに、親もニコニコで「あなたの好きなようにやりなさい」ってしてたわけじゃないだろうに。

さんざんぶつかって、親を騙して、「もうこいつはそういう奴やししゃーない。」ってなってるうえでの中学三年生なわけよ。

目の前の無垢赤ちゃんとは全然違う。自分をさんざん裏切り、嘘をついてきた相手なわけで。

日頃の行いが悪いから「そいつ信じろっていうのは無理がある。」はずだ。

…とかい合理化

脳内勝手に作り上げた設定を目の前の人間に押しつける。

そうやってさんざん嘘をついて、自分を騙してきたんだろうね。

2023-09-15

anond:20230914181924

何と言うか…日頃の行いやろなあ、としか

中学三年生でカラオケ雀荘漫喫オールするんやろ?そこに至るまでに、親もニコニコで「あなたの好きなようにやりなさい」ってしてたわけじゃないだろうに。

さんざんぶつかって、親を騙して、「もうこいつはそういう奴やししゃーない。」ってなってるうえでの中学三年生なわけよ。

目の前の無垢赤ちゃんとは全然違う。自分をさんざん裏切り、嘘をついてきた相手なわけで。そいつ信じろっていうのは無理がある。

そして「だって人間ってウソつくし。」と言って自分ウソは許容するのに、後輩のウソは許容しない偏狭さ。ワルを気取るなら「次はもっとうまくやろうぜ」くらい言えないものか。

事態収束した後に謝罪しない親を責める声があったが、こんなやつに謝罪したらつけ上がること間違いなしだよ。

親は良くがんばったと思う。

2023-09-12

ジャニオタには罪が無い

はいはい

いつもの被害者仕草

はだしのゲンで、若者戦争に送り出す銃後の女達を激烈に批判してた部分があったけど、そういう構造すら理解できないんじゃもう生きてる価値すら無いな

ナチス自分から支持した人達無垢ではなくて邪悪人間だよ、結果としてはね

わからんかな、これくらいの事

2023-09-11

anond:20230908004753

連中は無垢なる子羊ではない。

蟲の頭を引きちぎる悪魔やぞ。

2023-09-10

anond:20230908105938

れいうと、「疑似恋愛」で金銭を稼いでいる、タレント業がほぼほぼ全滅になるのよね

そういう業界で、枕を聞かないことって無いじゃん

でもみんな、男女問わず、無神経に金を放り込むわけよ

金がうなる業界なんだから、そこを目指す犠牲者も後を絶たない


ここに関して、「純粋アイドルに憧れた純真無垢な、漫画みたいな存在を信じるファン」とか、妄想も大概にしろよって感じじゃん

声優ですら枕やら何やら言われていて

被害に限らずヒデェ話が湧いて出るのに

みんな目をつぶって推しだの尊いだのやるわけで

変な話、Vtuberママを気取るのだって、性加害よ


コレに関して、日本けが特殊とか、欠片も思わないね

フランスで、21万人以上の未成年聖職者の“餌食”になんてな事が起こってるけど

こっちはオマエ、司祭が「地獄に堕ちる」とか言って犯して枢機卿隠蔽してんだぞ

2023-09-08

ジャニーズ事務所所属タレントたちが11日、同事務所ジャニー喜多川社長が9日に87歳で亡くなったことについてファクスコメントを寄せた。

 KinKi Kids堂本剛

ジャニーさんへ この世の中にある すべての言葉と想いで綴っても 僕の胸の中は伝えることが出来ないよ あなたが命尽きるまでの 最後最後までの時間を使って 

出逢ったすべての人へと宛てた 無垢な愛に胸が熱くなったよ これからは 住む世界が変わってしまうけれど あなたが想えば… 僕が想えば… いつだって繋がれるよ 

あなたが その命の色彩を惜しみなく 捧げてくれたことを いつまでも抱き締めて生きていくよ 涙は流さずにこの体と心へと彩って あなたを愛しているという 

変わらない毎日を大切に生きていくよ 愛しているよ ありがとう 宇宙一 大好きだよ」

スポーツ報知

生徒にドッジボールやらせてるとき教師の心境

なんかデスゲーム主催者みたいな感じだったわ

ボール相手にぶつけるという暴力的行為に耽る生徒達を眺めてめっちゃ興奮してしまった

無垢なる子羊をけしかけて争わせるの最高すぎる

2023-09-03

少女蹂躙されたい

悪意でも善意でもなく、無垢少女蹂躙されて、人生を滅茶苦茶にされて死にたい

少女はそのことを一切振り返らないで欲しい。

「生き辛さを抱えている人への応援」を受け取れなかった生き辛い人間

「生き辛さを抱えている人への応援」としてパッケージングされ、製作からもそのように作ったと付記されたとある作品に触れた。社会が求める"普通"とのずれに思い悩む主人公描写は真に迫るものがあった。『寛容のパラドックス』を用いて怜悧かつ明快に"世間"に迎合できない人間存在肯定していた。ああ、確かにこの作品は"普通"になれない人間に寄り添ってくれる作品なのだと、この作品を生み出すことのできた時代の流れと共に感嘆を覚えた。

しかし、結果として主人公が自らの居場所を見つけ、生き辛さを抱えながらも人生を歩み続けると決めることのできた要因に『無自覚ながらも生まれつきの愛らしい容姿を持ち、ひたむきで庇護欲をそそる無垢若い女性であったから』が含まれいたことで急に突き放された気分となり、戻って来れないまま作品は幕を閉じた。まあ理解はできる。人を応援する為に描かれた物語の中くらいはハッピーエンドだっていいじゃないか、と思う。それでも、正直納得は出来なかった。結局、寄り添ってくれた訳じゃないのか、と勝手に期待して勝手に裏切られた気分になった。

インターネット上の感想には「勇気を貰えた」「感動した」との文字列が並んでいる"傑作"に対し、こんな事しか感じられない自分貧困感性が心底疎ましく思った。ありもしない他意を深読みしてしまうほど精神的に疲弊しているのかな、とも思った。「生き辛さを抱えている人への応援」すら素直に受け取れない人間自身をどう癒せばいいのかの答えなど出るはずも無かったが。

鈍感力があって本当に良かった (何もしてないのに壊れた)

何もしてないのに怒鳴られるし

何もしてないのにクラクション鳴らされるし

何もしてないのに再投稿って言われるし

何もしてないのに俺のせいにされる。

 

恐らく何かしてるんだろうけど全く心当たりが無いので「いや俺は何もしてないんだけど。。。」と無垢な善良市民ポジションで居られるので本当に鈍感力備わってて良かったなと思う。

まあ俺の周囲はフォローで大変だと思う。気配りできる人が損するのが今の世の中だからね。君らも鈍感力備わってればみんな平和に暮らせたのにね。

2023-08-20

フリマ一般お盆間中に悪びれも無く純真無垢に「お休みの中失礼申し上げます」って挨拶してる年配の主婦感でてる人、社会に出ないとこうなってしまうのかと思ったら怖いな

別に彼女を貶めたいわけではない)

[]8月19日

ご飯

朝:なし。昼:玉ねぎ炒め。焼きそば。夜:だし豆腐納豆ピーマンシメジ玉ねぎスープ魚肉ソーセージブルーベリーヨーグルト。間食:オーザック。豆菓子ハチミツ味のポテチばかうけ。(お菓子食べ過ぎ)

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみ

お菓子食べすぎた上にご飯ちゃんと食べちゃった。

まあ休日だし許して欲しい。いや内臓休日概念はないし、許してくれないのだけれど。

Dear My Abyss

・はじめに

陰気で友達が少ない女子高生スバルと、その数少ない友人で正反対な陽気な性格ミスカの友情と断言しがたい歪な関係が、お人形さんの様と評される美少女転校生ルウの登場で変化していく様を楽しむノベルゲーム

だけでなく、混沌蔓延ってきて日常侵略するホラー要素もあるのだけど、そちらは元ネタありきの展開が多くそういうものとしてふんわりとしか理解できる読んだので感想特にないためこの一行以降はふれないことにする。

学校という閉じた人間関係と、思春期らしい自己の有りように悩む様とが、ある場面では丁寧に、別の場面では幻想的に描かれていて、この二点が文量の多くを占めている。

甘い恋愛的なイチャイチャする読んでいて楽しい気分になるシーンよりも、関係性に悩み他人を気遣うがあまり自傷的に自己言及を繰り返す辛くて悲しいエピソードが多め。

そんなこと一人で考えても答えは出ないし一生悩んだり楽観的になったりを繰り返すしかないよ、と大人になった今でこそ思うものの、自己他者関係性の有り様を悩む様は読んでていて共感する場面が多かった。

そんな辛い中でも食事のシーンは彼女達の悩みも何処へやらで舌鼓を打ってくれるので、夕飯の時間が待ち遠しくなったりもした。

献身的ミスカと自己中心的なスバル関係性が辛い

陽気で友人が多く、テストの成績こそ悪いもの教師からの覚えもよく、容姿可愛いと褒められ、前向きで良い子なミスカ。

そんなミスカはスバルのために一生懸命に色々と尽くす。

しかし、スバルの方はミスから向けられる好意を素直に受け止めない。

それどころか、些細な表現物言いをどんどん悪意を膨らませてしまスバル生き方は苦しそうだった。

ミスカの一人称と、スバル一人称を行き来することになるのだけれど、二人はすれ違い続ける。

ミスカは衒いがあるわけでなく、本当にただの根明で、楽しいことが好きなだけの普通の子

ところがスバルはどこからでも悪意を見つけ、彼女好意を受け取ろうとしない。

この関係値の噛み合わなさは読んでいて本当に辛かった。

ミスカが友情でなく恋愛としても惹かれていて、その理由スバルの言う悪意のあるものでないにも関わらず、それが本当に一切伝わらない。

誕生日ケーキをご馳走するという、善意100しか考えられない行為ですら、スバル穿ったもの見方をし、ミスから気持ちを真っ直ぐ受け止めない。

ペットボトルの回し飲みでミスカが間接キスにドキドキするも、スバルは喉が渇いたとしか思っていないシーンなんかは、もう読んでて可哀想だった。

空回りするミスカの好意が、物語的な意味でも何も前進させないのも読んでいてしんどかった。

献身的スバルに尽くすミスカと、自分内面世界のことでいっぱいなスバルのすれ違い。

スバルが素直になれば、開幕5分でハッピーエンドまっしぐらなぐらい、ミスカの好きは真っ直ぐで一貫してるのがもどかしい

そして何よりスバルの素直な気持ちミスカではなく、転校生のルウに向けられてしまう。

無垢なルウと素直なスバル可哀想ミス

そんな端的に言ってしまうと性格が悪いスバルが、海外から転校してきたルウと交流することで変わっていく。

ルウは箸の使い方を知らず、麻婆豆腐唐揚げメロンパンを食べたことがない程に無垢存在

危うげというわけではなく思慮深いのだが、学校という枠組みからは大きく外れたような物言いもする。

そんな無垢さがスバルの悪意増幅センサー回避するのか、ミスから好意を悪意に変換し距離を置こうとしていたのとは対象的に、ルウとはドンドン距離を詰める。

ミスカの好意一方的ものだったのに対して、スバル好意はルウに受け止められ、スバルとルウはドンドン関係を深めていく。

ルウの方も、スバルのことを深く知りたい、会話したいと甘えるように距離を詰める。

繋ぎデート、夕飯を一緒に作るなどの高校生らしいそれもあれば、添い寝過激スキンシップなどもあり、CERO Cとしてはそれなりに攻めたシーンも。

ルウとスバルイチャイチャすればイチャイチャするほどに、ミスカは空回り続ける。

こうなっても客観的にはミスカはオカシイことをするわけではなく、ひたすらに良い子なのが可哀想さが増す。

ミスカは僕が先に好きになったのにと反転するでもなく、転校生の面倒を見れるスバルの成長を喜ぶ良い子なのだ

スバル精神世界

では、なぜスバルはこのような歪な性格になってしまったのか。

ミスから好意は悪意に変換するのに、ルウから好意はそのまま受け止めるのか。

ということは、スバル精神世界幻想的に描くシーンで抽象的に描かれる。

まだ人権概念が無く子供を産むことだけが女性価値であった時代を生きていたとある女性エピソード他人がおらず四季の移ろいをただ楽しむだけの世界などの、夢のエピソードと共にスバル内面ゆっくりと掘り起こされていく。

一人で無限牛乳果実を食べ続ける生活示唆するスバル本音は、納得できるところもあったが、だからと言ってミスカの可哀想な空回りが救われるわけではない。

ここが本作の賛否別れる大きな箇所だろう。

スバルにはスバルなりの理由があるとはいえミスカの気持ちはどうにもならないのは、正直僕はあまり好みではなかった。

あんなにも根っからスバルのことが好きで純粋にそのために良いことだけをして来たミスカが、フラれるとか、恋愛対象として見れないとかじゃなく、嫌われるのは、辛い。

ただこのミスカの好意の空回りの先が知りたい気持ちの牽引力は凄く、楽しいとか面白いではない、マイナス方面感情で読ませる物語はよく出来ていた。

・さいごに

スバルを好きだけど見向きもされないミスカの空回りと、スバルとルウのイチャイチャという三角形の一辺が欠けた歪な関係に着目して感想を書いた。

ミスカの一人称ではスバルのことが大好きで一生懸命善意で良いことをする前向きさが、

スバル一人称ではことごとく空回りし、

ルウの無垢さに惚れていく展開は、辛いけど読み進める手が止まらなかった。

ミステリやコメディといったわかりやすハッピーエンドが好きなので、好みとは大きく異なっていたが、終わってみるとコレはコレで好きな作品だった。

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