はてなキーワード: エロゲーとは
※あまり正確でないまとめ
2. 長さを制限しようとするストッパーがエロゲーにはあまり無い
4. 長大化で小回りが利かなくなったので衰退した
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積んでた夏空のペルセウスやってたらこんな記事が話題になってたので、以前考えてたことを出力してみた。
まずもって、世の中のたいていのものは放っておくと長くなる。全部突っ込めばそれだけ長くなるし、切り捨てるのにはセンスと覚悟が要求される。
論点を置き換えて「他のジャンルの作品は何故長くならないのか」と問うてみた方が話が早くて、フォーマットや制作体制や商業的事情や物理的法則に種々のストッパーを見つけることができる。テレビアニメには放送枠があるから1話30分弱に収まるし、読者アンケートの結果が悪い漫画は打ち切られる。ボリュームと制作期間と費用は通常比例するから10時間の映画はペイしづらい。観客の体力も保たない。製本技術には限界があるので京極夏彦や川上稔がある種のチャレンジャーとして驚かれる。商業作品である以上、諸々の制約と歴史的経緯によって現在のジャンルの姿がけしてベストな形ではないにしろあり、いまも着々と変化している。
ところで家庭用ビデオゲームというのはある意味で特殊なジャンルで、この手の制約が相対的に弱い。(どういう経緯があったからかは知らないが)企業の成果物として単品売り切りで販売されるために一作で完結していることをより強く求められる。連載形式や短編連作は馴染んでいない。アーケードのように課金制ではないため私的な場で長時間にわたってプレイされる。デジタルデータであるがゆえにボリュームの制約が相対的に弱い(勿論家庭用ゲーム機の歴史とは一側面ではすなわちデータ容量との戦いでもあったということを知らないわけではないが、しかしそれは、書籍のページ枚数やテレビの放送時間とは本質的に異なった枠組みだろう)。そしてエロゲーもこの例に漏れない。
いま、エロゲーを長くさせない/シナリオ量やCG枚数や楽曲数やキャスト数、ゲームエンジンの性能、その他全てを含めて総体的に立ち現れる「ボリューム」を一定程度にとどめようとするなにがしかの制約を想定してみたとき、せいぜいメーカーの経営体力とメディアの容量、それからマシンスペックくらいしか思い浮かばない。後ろ2つは開発環境が消費者のプレイ環境にある程度近いのもさることながら、そもそもPCの廉売とスペックの進歩、間接的にはブロードバンド環境の普及がエロゲーの長大化を物理面で下支えしてきたように中長期的にはむしろブースターとして働いている節がある。トップブランドのフラッグシップタイトルが折に触れて消費者側のマシン更新を促してきた事実もあるように、決定的な歯止めとなっているようには見えない。1点目にしたところで、勿論この業界の危うさ、開発企業の経営基盤の脆弱さは消費者にもつとに知られたところではあるが、零細ゆえに諸々の手段で延命可能であることもまた、たとえば半ばアパレルメーカーと化し盆と正月に衣服や楽器を売りさばく某ブランドの例から知ることができよう(もっともこの手の主客転倒した経営と現状の市場を席巻している初回特典偏重の商法が相まっていくらかのエロゲーメーカーのグッズ屋化を促進しているのだが、さすがに本論から逸れているので一旦措く)。そもそも零細的な企業体制でも比較的手軽に参入可能な市場として開発者の側からかつてエロゲーは持て囃されたという歴史もある。
ところで、「ボリューム」と書いた。実は「CG枚数や楽曲数やキャスト数」は、これはきちんとデータをとって検証したわけではないけども(誰かやってください、というかもう先行記事があるでしょう)、一部の大作を除けば体感としてはここ10年、さして増加はしていない。勿論マシンスペックの向上に伴って画質も音質も向上してきたが、数量としてはほぼ横這いじゃなかろうか。むしろ攻略ヒロイン数なんかは全体として微減の印象がある。じゃあどこに工数が注ぎ込まれて「ボリューム」感を実現しているのかっていうと演出のスクリプトとゲームエンジンの融通とシナリオ量で、だから「長大化」として語られる。そうしてヒロイン数が割を食う。
畢竟、「これ以上長くすると開発スタッフが死ぬ」以外に天井が見当たらないのがエロゲーであり(実際菜種油を搾るように業界人の首が絞められた末に納品された成果物を今われわれはプレイしている)、そして消費者はぼんやりと長大化を期待した。マルチエンディングのADVが市場の大勢を占めるようになったがために、ビデオゲームでありながら作品間で「ボリューム」を直接的に比較することが可能となったのも後押ししたのかもしれない。あるいは国内経済のデフレーションと関連付けることだって可能で、フルプライス=税抜8,800円の価格設定はここ10年以上にわたってほとんど揺らいでいない。数年前からいくつかの大手メーカーが大作に限ってようやく税抜9,800円に手をつけた程度のありさまで、であれば同一価格内での「品質向上」を求める圧力が加わるのは自然の成り行きだろう。それでなくても市場は2000年前後をピークかくしてエロゲーは長大化の一途を辿り、ジャンルとしては衰退した。
これは当然の展開で、しばしば指摘されるように現代はコンテンツ飽食の時代、趣味は時間の食い合いとなるので長ければ長いほど不利になる。そんなの知ったこっちゃねえ俺は何十時間何百時間でもエロゲーを続けるぜって御仁には頭が下がるばかりだが、ジャンルの/市場の健全性とはかようなストイシズムとは対極の、ヌルい裾野の広がりによって担保されるのであって、エロゲー修験者ばかりではジャンルは早々に先細る。複数買い&積みで支援するのも似たようなもので、そこに健全な言説(そもそもインターネット上のエロゲーについての言説が「健全」であったためしなぞいまだかつてあったのか甚だ疑問だが)は生まれ得ないし、エロゲーは他のオタフィクション同様、本質的には中・下層の大衆、賃金労働者の変種としてのオタクによって担われる速度重視のサブカルチャーの一種であるのだから、ルネサンス期のメインカルチャーのような貴族のパトロンによる全面的支援などという夢は早晩挫折しよう。
速度。現代のインターネットで語られるオタフィクションとしては何よりも速度、1単位のコンパクトさと間口の広さ、新陳代謝の活発さが重要で、そして先にも触れたように「ボリューム」と開発期間はふつう比例する。込められたアイディアも思想も発売時には陳腐化している。ゆえに、足回りの悪くなったエロゲーが往時の勢いを失うのも自然の流れだろう。
・おわりに
突っ込みどころ多いしエビデンス挙げてないし、取り扱うのが面倒でわざとスルーした話題がいくつかあるけどまあいいや。気力の保つあたりでアップしておく。
それにしても、平均年収300万円以下って、まあ天引きor確定申告前の数字なんだろうけど、俺より貰ってるじゃねーか。まあ激務やスキルやクリエイター幻想に見合わないって趣旨なんだろうけど。
この手の、市場の縮小と消費者層の年収減と割れの話はオバフロの人はじめ、色んな人が語ってるから適宜ググるといいと思うよ。
夏空のペルセウスは大変エロかったですが他に言うことがありません。minoriの歴代作品に比べて開発期間=資金の限られている中で最善を尽くしたんだろうなあ、とは思うけど。
すぴぱらの続きマダー?
anond:20121208033255のほうがいろいろと間違ってる
業界人ぶるのは勝手だが、ネットでも調べられるような知識を把握しないとバレるよ
1、あなたが強くお勧めしたアマゾンもDMM通販も店舗と同じ、流通から商品を卸してくる
「さっきから大手大手って言うけど、実際どれぐらいのシェアなの?」
「具体的な名前は出せないけど(笑)、店舗と通販合わせてで一番手がエロゲー市場のほぼ半分を
占めてるよ。二番手が残りの半分のさらに半分……つまり全体では1/4。ネット通販だけでこれだから
スゴイよね。最後の1/4をその他が分け合ってる状態」
「つまり、最大手が50%。次が25%。その他が25%って……噂には聞いていたがまさかこれほどまでとは……。」
3、これについては確信はないが、DLの2割はシェアのことじゃなく、タイトル数のことだ
または微増といったところ。
各社の反応もそういった内容が多かったです。
http://pc-press.info/news/index.cgi/permalink/20120227154155
今はもう殆どみんないなくなっちゃったよね……とかこの前思ったのでちょっと調べてみました。当時のはてなブックマーク「エロゲ」タグを見て、何回も出てきているようなブログ限定です。あと2chまとめ系とか、アキバブログとかそういったのは除きます。
【現役】
■Half Moon Dairy http://ralf-halfmoon.jugem.jp/
当時のブログは消えちゃってますが、今は別のところで書かれているようです。
■ロリコンファル http://d.hatena.ne.jp/kagami/
同じく当時のブログは消えていますが、今は別のところで書かれているもよう。
■August Dojin Data Base http://addb.jp/index.php
こちらの方もまた同じく今は別のところで。てゆーかADDBさんの過去ログ見れないとか人類の損失レベルやん。
■鍵っ子ブログ http://www.i-love-key.net/
【更新されてるけどエロゲ関連はなし、あるいは数ヶ月に一回程度】
■思考錯誤(当時=ネットの片隅で適当なこと書く人のブログ) http://tekitounaotoko.blog4.fc2.com/
■Something Orange http://d.hatena.ne.jp/kaien/
■りきおの雑記 http://d.hatena.ne.jp/rikio0505/
■アセティック・シルバー http://d.hatena.ne.jp/hasidream/
■tukinohaの絶対ブログ領域 http://d.hatena.ne.jp/tukinoha/
■REVの日記 @はてな http://d.hatena.ne.jp/REV/
【更新頻度がかなり少ない】
■sixtysevenの日記 http://d.hatena.ne.jp/sixtyseven/
■美少女ゲーム年代記 http://rosebud.g.hatena.ne.jp/
■エロヒャク(当時=エロゲー批評空間を100倍楽しむ方法) http://dakuryu.at.webry.info/
【更新停止】
■散録イリノイア http://irimadonna2.blog105.fc2.com/
■notable or ordainary http://d.hatena.ne.jp/Nota/
■ニトロサイボーグ http://nitrocyborg.blog50.fc2.com/
■BLUE ON BLUE(XPD SIDE) http://d.hatena.ne.jp/crow_henmi/
【いわゆるプライベートモードなどで見れない】
■適応係数17 http://3thgrade.blog79.fc2.com/
■羽山(当時=羊肉うまうま) http://d.hatena.ne.jp/hachimasa/
【閉鎖】
■モノーキー http://blog.goo.ne.jp/kamimagi/
■かぎにっき http://d.hatena.ne.jp/son_air/
■ForExample… http://d.hatena.ne.jp/sakuraIarukas/
ということで、大多数のブログが当時のようにエロゲについて書かなくなってしまいました。みんな死んだ、みんな死んだんだ……! 実際のところTwitterで元気にエロゲ話されていたり、別のブログをやっていたりという方は結構いらっしゃるのですが。しかし当時と同じ情熱をブログでぶちまける方は最早片手で数えられるほどで、自分もいつの間にか老けておったんだなと感じております。たぶんエロゲ論系ブログをやめちゃった理由は、
エロゲ論系テキストサイトは2年で飽きる? - August Dojin Data Base
http://b.hatena.ne.jp/entry/addb.jp/index.php?Diary/2008-07-29
ADDBさんのこの記事で説明できるのかもしれませんけど、過去ログ読めないんすよね。なんとかしてくだせえマジでー。
とはいうものの、当時はてブにはあまり出ていなかったので上には書いていませんが、某店長さんとかnix in desretisさんなどなど、この頃から(今でも現役で)エロゲについて書かれたりしている方もいらっしゃるわけで。それを見ると嬉しく思います。
できるかぎりみんなつづけてほしいな。
今また!ってやられても
驚きとかなんにもないよ。
もうほんとそれについては完璧に飽きて無感動なんだよ
脳のレセプターが一生分摩滅してるんだ
やめてくれ、つまらん。
何故かあれを「旧版からのファン向け」とか言ってる奴がネットに結構居るけど逆だろ。
晋から入ったファンなら「暗!」「なにこれ!」とガッカリしながらも一応楽しめるんじゃないか。
話の構成にもテンポもクソもない。
極度に人が少ないネットゲーの町を欝欝と放浪してるみたいなダレた気分。
カヲルもレイもゲンドウも見たことある反応しかしないNPCみたいな奴で。
欝欝以外だとなんか結構長い尺戦ってる感じがして、作画的には健闘してるのかもしれないけど
何やってるのか全然わからん状況でどかどかアクションされても無感動で見ちゃうだろ。
そんなバリエーションでいちいちキャアキャア言うほどの心はもう無いし。
カヲルが”首”に巻く…っていう時点で
「まーたやりやがる気だな!」っていうのがわかって、
でももうTVシリーズでカヲルくん握り締める展開見てたときのドキドキやゾワゾワはかけらもないわけじゃん。
最後まで見なきゃリスタート出来ない糞仕様のせいでボタン連打してるような気分だよ。
あれは嘘予告かもしれないけど、しかし、
また2年3年待たせる気なのか?
どんな判断だ?
俺は結構真面目に、
その為にあえてこういう不満しか残らない変な物を出したんでは?
そう考えないと腑に落ちない。
仮にまたあんのの頭がおかしくなってるんだとしても
鶴巻和哉あたりがこんな判断するわけない。
http://anond.hatelabo.jp/20100606171830
萌えアニメに適用すると、スカートめくりしてあんちゃんがんばれーしてくれる少年が出てこないってことか?
なるほど、興味深い視点だ。
西又葵原画のエロゲー(Nableの、と表現するより適切だろう)だと毎回出てくるんだよな。
エロゲだと肝心のパンツの中身は主人公(プレーヤー)だけのものなのだから、おこぼれとしてのパンツぐらいなら少年に見せてやっても許容範囲だ。
またエロゲユーザーは18歳以上の大人だから、エロを若い少年たちに分け与えてやるのが大人の役割だと認識している。
一方、萌えアニメならパンツの中身は本編には存在しない。同人誌では補完されるが。
せいぜいパンツか、パンツ放映禁止ならお風呂がサービスの本体なのだから、それを主人公(視聴者)以外に分け与えるなどとんでもない!
スカートめくりしてあんちゃん支援してくれる少年が萌えアニメに出ないのは無理もないだろう。
だが、スカートめくりしてあんちゃん支援してくれる少年がいたら厚みのある萌えアニメになるのだろうか?
えっちなことはいけないとおもいますと言って分かってくれない壮年層に圧迫される青年層の主人公とヒロインが、無邪気に曇りのない純粋なスカートめくりする少年層を見て自分も凝り固まっているのではないかと悩めば、みっしりした萌えアニメになるだろうか?
2010年のある日、エロゲネタ&業界板(通称、葱板)の「エロゲに関する悲惨な経験」スレに一つの話題が書き込まれた。
要約:エロゲやってるところに姉、妹、妹の幼なじみの3人が「トランプしようよ」と入ってきた。特にHシーンでもなかったのでPCもエロゲも起動したまま放置していたのだが、オートモード切るのを忘れていてHシーンに入ってきまずくなった。
そのとき攻略していたのが黒髪ロングの巨乳キャラで、妹の幼なじみはまさに黒髪ロングヘアの巨乳だから特に気まずかった。
翌日、続きが投下された。ただし……「現実で立ったフラグを報告するスレ」に。
要約:
・姉もエロゲーマーで、部屋に来たとき自分がプレイしてたエロゲも所持していた。
・姉はコスプレイヤーだった。
・姉&妹は重度のシスコンだった。
・妹はブラコンでもあった。
さらに数日後、続きが……「エロゲーのような生活ってリアルにあるの?」スレに投下された。
要約:
・妹は姉を発端にほかにもレズっていた。中学時代、7人の男から告白されたが「女の子の方がいいもん!」と断っていた。
・妹はブラコンで、自分が脱いだ服がいつの間にか妹の部屋にあった。
・妹の幼なじみとはつきあうことになりました。