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2024-04-30

anond:20240427031516

>話題作りのために民主主義根本原理に手を触れるのはどうかしている。

これなんだよね。

2024-04-28

anond:20240427031516 「0歳児から投票権」はドイツでどのように議論されているのか? の補足

 ブックマークコメントを読んで再び考えたことがあった。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20240427031516

gryphon 面白く読んだが2点。「…付託されたが、その後本格的な審査…ない」は議会が駆引と日程で動く以上あり得る話で「付託」時点で一定水準の議論推定可能か/米上院(各州2議席)等「平等選挙原則」は前提にせずとも可

 平等選挙原則の話はあとに回す。議会駆け引きと日程で動くのであれば、付託政治的取引の結果と解することもできるような気がするというのはともかくとして、確かに議会駆け引きの結果たなざらしにされているという可能性はある。そこで、先の2008年提案をもう少し細かく読んで見た。

https://dserver.bundestag.de/btd/16/098/1609868.pdf

 よく読むと、この提案は、基本法や関連法規改正連邦政府に促すべきだという「決議」の提案であり、基本法改正の条文を並び立てる案ではない。条文も具体的な制度設計も伴わない提案一定水準の議論と言って良いのか。だから賛否も問われずにたなざらしにされたのではないだろうか。以下の文章以外は、提案理由(いわゆる「世代正義」の実現が主のようだ)が長々述べられているに過ぎない。

II. Der Deutsche Bundestag fordert die Bundesregierung auf, einen Gesetzentwurf zur Einführung eines Wahlrechts von Geburt an durch Än- derung des Artikels 38 des Grundgesetzes und erforderliche weitere gesetzliche Änderungen, insbesondere im Bundeswahlgesetz, vorzulegen. Für den Fall, dass die Eltern sich in der Ausübung ihrer Stellvertreterposition in Bezug auf das Kindeswahlrecht nicht einigen können, wird die Bundesregierung aufgefor- dert, eine einfache und beide Eltern möglichst gleichberechtigende Regelung zu schaffen.

連邦議会は、連邦政府に対して、基本法第38条と他の必要法律改正特に連邦選挙法の改正を通じて出生時から選挙権を導入する法案を提出するよう求める。両親が子の選挙権についての代理行使[の方法]について一致できない場合のために、連邦政府には、簡単かつ両親双方に可能な限り同権的な規則作成することを求める。

 ちなみに、Wikipediaドイツ語版(https://de.wikipedia.org/wiki/Familienwahlrecht)を見て知ったのだが、2003年にもほぼ同じ提案がされている(https://dserver.bundestag.de/btd/15/015/1501544.pdf)。

 こうして経緯を調べてみると、議会妥協ゆえにたなざらしにされているというよりも、5年経って具体的な案も詰められなかったというのが現実であるように思われる。

kappa9 結果はともあれ海外で真面目に議論されたというのは本当の話では。

 「国会で」とか「政府で」という枠を外して学界に目を転じると、確かにドイツ人らしく(?)真面目に議論されているみたいだ。前回の調査局の報告書には、数は少ないながらこの問題を直接的に取り扱った論文がいくつか引用されていた。彼らが議論しているのは基本法の定める民主国家原理に反するのか、それを促進できるのかという点である問題は、そうした真面目な議論をきちんと踏まえた上でドイツ人ができなかった(ように見える)平等選挙原則に反しない提案を考案するどころか、子が3人だから私は4票(吉村氏)などと賛成派のドイツ人も避けようとしている発言をしてしまっていることだ。

 さて、平等選挙の話に戻る。アメリカ上院人口にかかわらず一州に2議席であるしかし、このような例があるから平等選挙は必ずしも民主主義の前提ではないというのに私は強い疑問がある。

 第一に、合衆国憲法上院議席分配については、アメリカ連邦特有のものであるアメリカのような連邦制をとらない日本でこの例を出すことは不適切だろう。

 第二に、アメリカ上院議席分配が不平等であることは、当のアメリカ人も不満を持っている。たとえば有名な政治学者ロバートダールの『アメリカ憲法民主的か』(邦訳岩波書店からある)は、上院議員が人口に比例していない「顕著な不平等代表であると述べる(邦訳58頁以下)。この仕組みは合衆国憲法制定時に諸州の妥協(いわゆるコネティカット妥協)で作られたわけであるが、そもそも合衆国憲法民主主義大事にされる時代に制定されたわけではないというのが時代背景としてある。合衆国憲法が制定された時代には、不平等選挙制度普通に見られた。ダールは一例として、19世紀存在した悪名高いプロイセンの三級選挙法を引き合いに出している。三級選挙法は、平等選挙を求める激しい非難を浴びながらもしぶとく生き残っていたが、第一次大戦の敗北と共に消え去ったのである選挙権は与えるが露骨ユンカー資本家の票を優遇するこの仕組みは極めて有名であり、今でも平等選挙の反対概念である差等選挙の一例として三級選挙法はよく言及される。今さら民主主義大事にされていたわけではない時代にできた妥協として生き残っているものを引き合いに出すのは、民主主義者の行動としてはおかしものだと思う。ちなみに、ドイツ連邦参議院(上院)は、ある程度の人口比例的に各州に議席が割り振られることになっている(また、そもそも連邦参議院はアメリカ上院ほどの権限はない)。

 ケルゼンも言っているが、民主主義は人々の平等をもって本旨とする(古代ギリシア民主政も突き詰めれば平等に行き着くだろう。民主政を表すもう一つの言葉はイソノミア(平等の法)である)。選挙権の平等民主主義と切っても切れないのであり、ドイツ人平等選挙に反しないように「代理」と言っているのは、ドイツ基本法憲法20条に抵触するのを避けるためだけではないだろう。もし平等選挙理念を取っ払うのだとすれば、金持ちが結託して再び三級選挙法のような仕組みを導入されても文句は言えない。むしろ今般の眠たい提案よりも金持ちを守るための露骨提案の方が議会を通りやすいだろう。平等選挙を引っ込めてはならない。

 選挙権の平等に歪みを加えるような制度改正をしても、政治的影響力を増すのは「代理」する大人であり、子どもではないという現実を見るべきだ。若年者の「世代平等」とやらを図りたいのであれば、方法は一つである。「代理」などという回りくどいことなどせず、選挙権の年齢を下げることだ。16歳、(オーストリア検討されている)14歳、あるいはその下でもいいが、子ども投票意思表示をすることができるギリギリまで下げてみることを提案されたい(ちなみに私は、14歳くらいまでなら割とすぐにでも引き下げて良いのではないかと思う)。

(ついでに)

 意思表示能力がない子ども排除されるのになぜ意思表示能力のない人(たとえば重度な認知症の老人)が選挙から排除されないのかという疑問を持つ人もいるらしい。理論的にいえば、確かに意思表示能力のない人は選挙、つまり国家意思形成参与する資格はない(実は理論的にいえば子どもか老人かは選挙権の決定に直接関係するわけではない)。そうすると、なぜ2013年の法改正成年後見人の選挙権が回復されたかという疑問がわきそうだが、後見あくま財産管理上の能力があるか否かの問題であり、政治的意思表示能力があるかとは厳密にいえば関係ない※。要は、現状、意思表示能力のない大人選挙から排除する仕組みはないと考えなければならない(もっとも、実際には政治的意思表示が一切できないなら投票所に来られまいし、投票所に来ても何もできないだろうが)。

 憲法が成年(ここでいう成年とは民法上の成年をいう)に選挙権を保障するのは、成年であれば政治的意思表示能力があるだろうという線引きを採用しているかである。こうした年齢によって能力の有無の線引きにするのは、一見すると確かに問題がある。子どもでも賢い子はいるし、大人でも愚鈍な人はいる。思考実験としては、年齢にかかわらずすべて政治的意思表示能力がある人をテストで判定し、テスト合格した人にみに選挙権を与えるということも考えられる。ただ、どのような方法テストを組めば公正に政治的意思表示能力があると見なせるかという問題が生じる。このようなテストを実際に恣意的活用して実質的黒人投票権を奪っていたのがかつてのアメリカ南部諸州であったことを忘れてはならない。

 結局、年齢によって形式的に線引きする方が、ヨリ問題はすくないように思う(年齢よりも問題を起こしにくい線引きの方法があったら教えてくれ)。あとはどこまで下げられるかを真剣に考えることだ。

 なお、日本憲法15条3項は、成年者には選挙権を与えなければならないとだけ言っており(公務員選挙については、成年者による普通選挙保障する)、未成年者に選挙権を与えることを禁じていない。これは、ドイツ基本法38条2項が、「満18歳の者は、選挙権を有する」と定めていることと対照的である。年齢の引き下げなら日本では憲法改正など必要なくすぐさまやれることなのに、わざわざ憲法改正どころか民主主義根本原理を改変するような提案をしてくるのは、何かおかしな底意があるのだろう。

※これは思いつきだが、禁治産者選挙から排除されていたのは、財産を持つ有徳の者にだけ選挙権は与えられるべきであるという制限選挙時代のBesitz und Bildungの観念に由来するのかな。いずれ調べてみたい。

2024-04-27

「0歳児から投票権」はドイツでどのように議論されているのか?

 維新の会共同代表吉村大阪府知事が、「0歳児投票権」(未成年の子投票は親が代理して行う)を提案し、維新マニフェストに加えたいという意向だという。

https://digital.asahi.com/articles/ASS4T2RNLS4TOXIE01TM.html

 これについて同党音喜多幹事長が、次のようなツイートリツイート(リポスト?)していた。

吉村知事の0歳児投票権=ドメイン投票の実現可能性は兎も角、海外で真面目に議論されて国会まで行った話を、あたかも与太話のようにせせら笑い取り合わない風潮をみると、この国の知識レベル心配になる

海外議論で主な論点はすでに整理されてるが、日本SNS界隈の反応はそのレベルに達してない

吉村知事が言ってるドメイン投票は例えばドイツでは連邦議会において議論され、(https://bundestag.de/resource/blob/531942/6669f3e29651882065938fc6a14fd779/wd-3-157-17-pdf-data.pdf)、無論導入にはいたらなかったものの、第三次メルケル内閣のManuela Schwesig家族相など、賛同者もいた昔からあるアイディアの一つですが

それを「頭がおかしい」はさすがに乱暴すぎでは

https://twitter.com/Barrettm95sp/status/1783579344503529489

 ドイツ連邦議会議論されたというのは、この議論が無理のあるものではないということを示す一つの傍証とされているのだろう。音喜多氏もこれを自分議論を支持する意味でリポスト(?)しているようだ。ただ、リンク先のPDFを見て色々な意味で驚いた。

 第一に、このPDFドイツ連邦議会調査局(Wissenschaftliche Dienste)が作っているものである調査局が作っている立法資料を持ってきて連邦議会において議論されたというのは羊頭狗肉の感がある(※)。たとえば日本国会図書館調査及び立法考査局が資料を書いたら国会議論されたことになるのだろうか。

 第二に、調査局の報告書タイトル:生まれた時から選挙権[構想]の諸問題)という体裁上、両論併記的であり、あまり執筆者個人意見は出ていないが、この提案に対する分析の水準は明らかに日本でいま議論されているようなレベルのものではないことに驚いた。なお、ドイツ法に詳しくない方のために申し上げるが、ここから先で述べる「基本法」とは、ドイツにおける憲法典日本憲法のような)にあたる法である

要約すると、

・親に子どもの数分の選挙権付与するモデル(Modell des originären Elternwahlrechts)は、ドイツ基本法38条1項1文が保障する平等選挙原則に反するし、平等原則原則20条の民主的連邦国家原理に含まれる。したがって、基本法79条3項の定めにしたがって、このような提案はたとえ基本法憲法改正によるとしても許されない。(4-5頁でバッサリ斬られている)

・一方子の選挙権を親が代理行使するモデル(Modell des originären Kinderwahlrechts)については、別途の考察必要になる。(同)

基本法38条2項(選挙権年齢)の改正必要という点はともかくとして、実質的な側面としてはやはり基本法79条3項が定める基本法改正限界について検討するべきであるが、そこで重要になるのは、基本法20条の民主国家原理に含まれ平等選挙原則にこのようなモデルが適合するか否かである

・親の代理投票主唱者は、親は子の票を受託に基づいて行使するので、平等選挙原則に反しないと主張する。すなわち、親自身投票権行使と子の投票権行使区別して行うべき制度であれば平等選挙原則に反しない。また、たとえ平等選挙原則に反するのであるとしても、このような制度普通選挙原則選挙権を万人に付与すること)に奉仕するから、その意味では民主主義原理に役立つ(※基本法20条、ひいては79条3項に反しない)。(7-8)

・このモデルへの批判者は、まずもって、望むか否かは別として政治プロセスに参加できない人にも選挙権を与えても、民主主義正統性は得られないとする(※普通選挙の拡大という言い分は見せかけであるということだろう)。そのうえで、親による代理投票は、事実問題として、親に複数の票を与えることに他ならない。親自身の票と子の票を区別して投票するという仕組みは非現実的であるそもそも代理投票という仕組み自体子ども成熟していないということを前提としているのであり、親が子の受託に基づいて投票するという議論矛盾する。加えて、親を通じた代理投票という仕組みは、選挙権一身専属的な権利であり、国家意思形成責任を持って参加する力をその人だけに与えるものだという側面を無視している。結局、基本法20条、ひいては79条3項に反する。(9-11

 ここから分かるのは、ドイツでは親の代理投票制度は、普通選挙の拡大に資するし、かつ、代理投票モデルであれば、平等選挙原則に反しないという形で議論されているということである。少なくとも「消滅可能自治体」があるからかいう「地方創世」で一山当てたいコンサル向けのくだらない理由提案の原点なのではない。また、少なくとも表向きは、少子化対策のために子持ちの票を増やそうという理由でもない(その理由馬鹿らしさはこれでも読めば良いhttps://mond.how/ja/topics/v35a8jk8lwp89el/jw3f2o4dj0z9fo4)。あくまでも普通選挙の拡大に資するというのが理由である。より民主的政治制度への変更を試みようという提案(として自らを位置付けている)というわけだ。ただ、民主主義平等選挙原則も同様に要請するからドイツ人がやっているように、平等選挙原則と両立するかを考えなければならない。

 平等選挙原則に反しないというためには、親自身投票と子の投票を厳密に区別する必要がある。それが現実問題として可能なのかということをしっかり考えなければならない。この仕組みの賛同者がドイツ連邦議会調査局を区別していないというぞんざいなやり方をとっていることからすると、どうもドイツ議論は話の枕に使われているだけで、ドイツ議論を真面目に受け止めて、そのような制度可能なのかを考察する者はあまりいなさそうだ。私個人意見では、親と子の投票を厳密に区分した制度を作ることは無理だろう。というのも、この仕組みが問題になるのは、子の投票意向と親の意向が相反する場合だが、その場合、子は自らの投票意向を開示して親を説得しなければならない。これでは投票秘密も何もあったものではなく、逆に子が投票秘密を守ろうとすると、親の投票意向コントロールすることはできない。それでは子から投票付託されたという代理人という建前が崩れる。また、投票意向が明らかにならない子について親が「代理」するのでは、結局親に二票与えるのと変わりがない。加えていえば、代理権を持つの母親なのだろうか、父親なのだろうか(吉村知事制度実現のあかつきには自身が子の分も含めて4票あるというので、父親が前提なのだろう)。ここは、親と子の投票を厳密に区分するという発想をとれば実は問題が生じない(子の意向に沿うならばその票を投ずるのは父でも母でも他の保護者でも構わない)のだが、先程述べたように、特に投票意向を表示できない子については区分は無理だろう。したがって、事実上「二票」入れられるのはどちらなのかという争いが生じざるを得ない。そのような場合には「0.5票」を両親に付与することも考えられるが、正面から両親に票を与えることを認めれば、ますます平等選挙原則に反しないという建前が崩れる。

 そもそも、ここから分かるように一口子どもといっても投票可能な年齢の子とそうでない子がいるのだから投票可能な年齢の子について代理投票などという面倒な仕組みを採らずに投票権の年齢を下げれば良いだけの話だ。たとえばオーストリアでは16歳まで投票権年齢が引き下げられているが、引き続き14歳投票権議論されていると聞いた覚えがある。このような議論真剣考慮に値すると思う。

 繰り返しになるが、ドイツではこの投票制度平等選挙原則に反しないと言えるか否かが議論され、それが難しいと考えられているようだ。だとすれば、ドイツ議論を踏まえて、この制度賛同者は、この制度平等選挙原則に反しないようになる制度可能性こそを真面目に考えるべきだろう。ただ思いつきでぶち上げても、もう終わった話だと一蹴されるのは当然である(※)。なお、そもそも平等選挙原則について真面目に考えないのであれば、民主主義コミットしていないと思われても仕方がない。上記議論では、平等選挙原則基本法(=憲法改正によっても曲げることは許されないと言われている(※※)。

興味本位で調べてみたところ、ドイツ連邦議会にこのような基本法改正提案が提出されたことはあるようだ(2008年提案)。ただ、連邦議会HP確認する限り、提案委員会付託されたが、その後本格的な審査が行われた様子はない。つまり、賛成・反対の議決もなく、本格的な議論もされずに一蹴された話だということだ。

https://dip.bundestag.de/vorgang/der-zukunft-eine-stimme-geben-f%C3%BCr-ein-wahlrecht-von/14939

※※

これはドイツ基本法79条3項の規定故ではあるが、憲法改正限界という純法律的論点を脇に措いたとしても選挙権平等を真面目に考えないことが民主主義であることを疑わせるのは変わりはない。なお、日本憲法も、14条1項からして平等選挙原則をとっている(そうでなければ一票の格差問題にされることはない)が、平等選挙原則排除憲法改正限界に引っかかる理論可能性はあるだろう。

追記

 それにしても、吉村氏に関しては、自身が子の分も含めて4票あるというから、「代理モデルの利点である平等選挙原則との抵触回避の利点をわざわざ捨てているように思う。利点を捨てるような発言自分からしていくあたり、本当にただの思いつきなのだろう。ドイツ人の議論を持ち出しながら(これをやったのは音喜多氏だが)、ドイツ人が回避しようとしていたことをやってしまうのは無様だ。「消滅可能自治体」に引っかけた話題作りという以上の意味はないのだろうが、話題作りのために民主主義根本原理に手を触れるのはどうかしている。それが弁護士のすることだろうか。

(再追記

 多重投稿状態になっていたものを削除しました。

(再々追記

 ブックマークコメントに触発されてさらに考えてみました。

https://anond.hatelabo.jp/20240428001438

2023-11-12

賢い人はゲームなんかやらないって根本原理に気づくのに40年を要した

2023-10-17

哲学って面白いよな

デカルト哲学って「我思う、故に我あり」から始まるけど、仏教からすればその”我”は幻影に過ぎないんだよな。

それなのに、今でも「我思う、故に我あり」を思想根本原理にしてる輩が居るんだから

2023-10-13

anond:20231013153114

意味分からん

日本海外では全く状況が違うわけでそこを雑に同列に語ってるお前から教養を感じないのがまず一つ。大学出てる?体系的知識じゃないと議論には使えないよ

フェミニズムとは4派とか3派とかが全てなのではなくて、「性差別に対する反対」「女性人権」が全ての根本原理

それ以外のことは枝葉なわけね

お前は枝葉と基本原理優先順位が入れ替わっている。滅茶苦茶で的外れな事を言ってる

言うてしまえば「性的虐待セクハラ、性暴力女性物体化、職場での性差別」とかだね。

日本では海外ほど解決できてないですね。

「第三波までのテーマだった個人自由」を剥奪し、さらには海外では立派な職業として成立していた性産業グラビアモデルといった権利を(女性女性権利を)剥奪してるわけ。

SWIWは海外でも強く批判されてます視野が偏ってますよね。こちらには触れないの頭おかしくないですかね

日本女衒風俗街への抵抗がないなど男に都合のいい文化に異常に甘い差別をいまだに色濃く残してるので、他国比較しても強い批判があって当然だと思います

2023-04-08

能力バトル漫画ゲームみたいな設定が嫌い

たとえば「属性ごとの相性」みたいなのがあると萎える。

「水は火に強い」だとか「風は土に強い」だとかだ。

登場人物ゲーム的に世界解釈しているのは別に嫌いじゃないが、作品ゲーム的な設定を持っているのは好きになれねえ。

本当にゲームの中だというのなら別にいいが、そうではなくそ世界はその世界現実だというのなら違和感ヤバイすぎる。

木火土金水になぞらえていようが西洋の四属性思想になぞらえていようが世界物理法則にそこまで深く関わるようなもんではないだろ。

まあ確かに陰陽師世界において五芒星相克関係によって霊的な力がどうこうしていたというのはあるが、あれも結局は何も起きてない状況にそれっぽい儀式をやってみせるための設定でしかないだろ。

実際に霊的な力が蔓延っているような世界になってしまったら、そんな上っ面の設定は吹き飛んで実践的なものけが残るはずだ。

別にコレは「個別の状況に対しての有効打の存在」を否定しているわけじゃない。

悪霊にターンアンデッドが効きやすいのは何もおかしくない。

カビにカビキラーを打ち込むと落としやすくなるのは、そこにゲーム的な相性設定があるのではなく、ある対象に対して効きやすい道具を開発した結果だ。

騎兵突撃に馬防柵を張るのは間違いなく効果的だ。

だがそこに「ゲーム的な倍率」みたいなのが入ってくると完全に無理になってしまう。

騎兵に対して槍兵は5倍のダメージを与えるとか言われても何のリアリティもない。

ゲームにおいて5倍の特攻効果があるものとして計算されているものが、現実にはどのような過程で起きているのかを演出するのが漫画作品映像作品役割だろう。

「判定でクリティカルが出たかダメージが倍になった」とゲーム計算されるのは、現実戦闘においても「当たりどころが悪くて大きなダメージを受けた」「装甲の隙間に完璧に入ってしまった」といった事が起きているのを簡略化したものだ。

ゲームは多くの場合現実の簡略化によってシステム設計しており、「火属性が草属性に2倍ダメージ」というのは、草木に対して炎で焼き払うのが有効であるのをゲーム的に簡略化した結果であり、それぞれのゲーム世界における実際の戦闘においても2倍ダメージが先にあってそれに相応しい演出として草が燃えているのではないはずだ。

そこを理解しているのか怪しい作品が増えてきているように思う。

世界解釈ゲーミフィケーションを持ち込むのは良いことだし、登場人物がそういった価値観を持つの現代キャラクター造形として正しいと思う。

だが、世界を形作る根本原理ゲームそのままであるのが許されるのは、その世界造物主によってそのように作られた場合のみだ。

2023-04-07

anond:20230407133250

性別ってのは単なる社会ロールで、宗教的文化的政治的理由人間勝手に決めたものしかないの

性分化疾患DSD)ほかそのどちらでもない性別の人たちが存在するように、

自然界では両性類がいたり性転換する生物がいたりする

性別による社会ロールって、「宗教的文化的政治的理由人間勝手に決めたもの」だろうか?本当に?

自然界では両性類がいたり性転換する生物がいたりするけど、

基本的に多くの哺乳類にはオスとメスがいて、メスが子を産むよね。

それは別に人間勝手に決めた役割ではないよね。

基本的には、この性別による社会ロールは人間自然原理に従って生まれものであって、

宗教的文化的政治的理由」で「勝手に決めたもの」ではないと俺は思うけど?

上記理由は後付けでしかなく、圧倒的に「生物学的理由」が大きいと思うけど?

まず「生物学的理由」による根本原理があって、その制約の中でうまく社会を営むために「宗教文化政治」が生まれたのではないのか?

2023-01-14

転売、儲かる。」報道は、商品を買わせるための嘘。ただの胴元いかさまギャンブル

 世の中には、何故、こんなもん売れてんのか分かんない物が、往々にしてあるが、転売目的で買い占められてるだけだったりする。

 マスゴミが、売れてる、大流行、という報道口コミを流すだけで、売れると騙される転売屋が現れるのだ。

 まず、全く儲からなくても、ごくたまに儲かった時の射精感が、そうしたウソ情報を、信じ込ませるのである

 株や競馬予想屋を、予想という単語を取り去って、さも本当に当たるかのように思い込ませる。

 「転売ヤーが糞ほど儲けてる」みたいなニュース話題は、みんな、いくらたか覚えてないほど見た覚えがあるだろう。

 要するに、叩いてるように見せ掛けて、転売すれば儲かるぞ、と騙し、転売目的で、売れない商品押し付けたいわけだ。

 限定○○なんてのを、やたら出すのも、限定商品なら高騰しやすい、と思い込ませるためだ。(もちろん、9割はならない)

 アニメ業界だと、DVDに、イベチケなんてのを付けて、ホモアニメだけ売れるように誘導してたが、結局、そっちも9割売れない。(というか、イベントに、本当に行きたい奴は、ちゃんと予約してるはずで、取り寄せてから売り込んだところで、普通は買わない。騙す目的でもなければ)

 アニメの売り上げが下がったのは、結局、その面で騙される奴が消えたからで、今はプラモデルなどに誘導してるらしい。

 アニメグッズは、公式へのお布施としての面が強いから、ホビーなら、商品自体に魅力があって売れる、と思い込ませやすいのだろう。(もちろん同じ、定価より高い中古なんて売れない。)

 結局のところ、ギャンブルから、嵌められる奴はどこまでも嵌められる。

 大体、どこの世界にも、プレミアがついて高騰する商品はあるが、どれが高騰するか、なんか分かるわけない。

 何故なら、ほぼ九十九%の商品は、ただの中古品として、値段は下がることがあっても、上がることなんてないからだ。

 ごくたまに値上がりする商品は、予想外の大ヒットをしてるか、供給が少ないかで、品薄になっている場合だけだ。

 生活必需品でもない限り、商品を独占したところで、値段を釣り上げれば、誰も買うわけない。(生活必需品を買い占めしたら、それは間接的な殺人であり、犯罪だが)

 というか、どんな商品だって、売ってる側は、その商品を独占してるんだから、それを全て独占したって、元の値段以上で売れることなんて、そうそう起こらない。

 企業は、大きければ大きいほど、もっと利益を最大化できる値段を、何十人もいるリサーチチームで調べて、価格を決定しているのだ。

 そうやって、大企業は、原価100円くらいのものを、あらゆるマーケティング詐称法を動員し、考え付く限りの付加価値を動員して、やっと1,000円で売ってるわけで、それを、わざわざ、1,000円で仕入れて、転売して儲かるかどうか、考えてみれば分かる。

 もちろん、広告代理店大企業の高給取りマーケティングチーム数十人でも予想できなかった、売れすぎて品薄になる商品を、あなたが予想する自信があるなら別だが。

 まあ、そんなこと出来たら、転売屋じゃなくて、株トレーダーになれば良い。

 大ヒット商品を出した企業は、株が上がるはずなんだから

 もしくは、いっそ店を開いて、売れる商品だけを仕入れて売ればいい。

 店側は、卸値で商品仕入れられるんだから転売屋より儲かるはずなのだ

 そんな店が、この世に無いということは、そんなこと、そもそも出来ない、たまに出来たとしても、それで儲け続けることは不可能証拠だ。

 だが、供給する側は、供給を絞れば、その商品が売れてなくても、ある程度、高騰させることが出来る。

 ネットで、バカみたいな値段がついてるのに、大企業の癖に、全く再販しないようなケースが良くあるが、それが目的だろう。

 よくある言い訳の、権利上というのも、それ自体自演の方が多いだろう。

 まあ、再販しても売れなかった、それ自体トラップだった、というケースもあるので、あくまで、マスゴミ関係の深い、大手の限った話しだ。

 そうやって、ごくたまに、値段が高騰する商品捏造する。

 要するに、”転売ヤー”にも、たまには儲けさせて、依存度を強めてもらおう、というわけだ。

 供給側が、堂々と結果を操作できる、遠隔操作パチンコみたいなギャンブルだ。

 ちなみに、『転売 儲からない』で検索すると、いかにも、広告代理店に作らせました、みたいな「転売で儲からない時の対処法」なるサイトばかりが、アホほど出てくる。

 転売ヤーがー、といつもうるさく叩いて、さも、転売すれば儲かるような報道を繰り返しながら、儲からない転売屋には、随分と親切なこった。

 要するに、大手広告代理店大企業マーケティングチームが、あらゆる知恵を動員し、作り上げた新しいビジネスが、この、「転売すれば売れると騙して、素人行商人に、商品在庫押し付ける」という手法だったのだろう。

 根本原理は、ギャンブルと同じであり、そりゃあんだけ成功したわけだ。

https://anond.hatelabo.jp/20230114084437

2022-02-10

anond:20220210134948

根本原理的なところで言えば正しいとおもう。

しか現在では大多数が正しいと認めて運用されている動物保護法でも

生類憐れみの令時代では正しいと認めない運用が正解だった。

将来的に動物を育てるより低コストで脳がくっついてない肉を(どんな肉質だろうが)自在生産できるようになったら、

大手を振って元増田の主張が正しいことになるだろう。

しかし今現在、それは正解ではない。

2022-01-23

anond:20220123104012

いや、明確に誤りだよ。

例えば輪廻転生あの世天国地獄のように「死後、肉体を離れた<魂>がどっかいく」ってことを前提にした死生観はすべて非科学的であり誤り。

なぜかという「物理的な肉体と対立する精神的な<何か>が存在する」って前提が現代物理学の根本原理と相いれないから。

この世のすべては物理法則に従って動いてるはずでしょ?(科学的に考えるならね)

でも仮に「精神的な<魂>が存在する」と考えるなら、「この世のすべては物理法則に従って動いてる、けどたまに精神的な<何か>が物理法則作用することがある」という風に物理学の大前提を改めないといけない。

だって肉体と魂が全く無関係で全く互いに影響を及ぼさな存在だったら魂なんてものを考える必要いからね。

 

まあこの「精神的な<何か>が物理法則作用するかも」って考えってまんまスピ商法とか超能力かに採用されてる考え方なわけだけど、科学を信じる常識的な人ならおかしいと思うよね普通

から「魂の存在を前提とした死生観」ってのはスピとかと同等レベルに誤りなんだよ。

2021-12-19

資本主義根本原理競争であるが故に

工業技術の発展や国家民主化とともに、一部の理財に長けた人間とその周辺で自然発生したものなのだろう。

要するに、人間本能に依って自ずと出来上がったものと。

一方で、この「根本原理競争」という根っこから切り込み、問いかけるクラスタカウンターパート的に生まれ草の根的に現存するわけで。

マルクスなんてよくわからんおっさんの語録みたいなモンが未だに廃れない理由も、多分ここにある。

それに「人間直感本能なんてロクなもんじゃない、何事にも知性と理性が試される」が出発点の、左翼思想ともめっちゃ親和性高い時点で、結構強力なイデオロギーでしょ。

てか、日本共産党とかが今もマルクス思想を党是の一つに組み込んでいるとすれば、彼らの言動の大半に説明つくし

それどころか、旧ソ連中国も元々はアンチ資本主義を国是に出発したはずなんだが、いつの間にか世界覇権争いの建前として標榜されているかどうかすらも怪しい状況になり、ご覧の有様。

(核ミサイルを携えて睨み合うような世界マルクスは夢見てたのか?って話)

ということで、日本共産党をはじめ、マルクスアンチ資本主義に依る勢力には、今後もう少し「まともな」頑張り方を取ってほしいと願うばかりである

人間直感本能をどこまで肯定的に捉えるかについては議論余地が大いにあるが、間違っても全肯定世界がより良くなるとは考えにくいので。

実際、冷戦後の世の中は単純に金持ち権威を持ち過ぎだと思うし。

2021-09-11

サラリーマンは常に損する

サラリーマンというよりマス層が常に損する話。

日本就業者87%サラリーマン

https://studytokyo3.com/saralyman87-startup/

サラリーマンはたくさん居るから買いたたきやすいし税金取りやすい。

サラリーマンは土日にしか動けないか旅行も割高。

土地や家も、サラリーマンが購入するような価格のものは、需要が多いので割高になりやすい。

マス層は需要供給も多くなるから

市場原理的に考えて、

不利になりやすい。

年収が低いとか厚生年金とか税金負担が大きいとか、

個別ケースに注目するのではなく、

まず根本原理に気づいたほうが良い。

サラリーマンは常に損する

サラリーマンというよりマス層が常に損する話。

日本就業者87%サラリーマン

https://studytokyo3.com/saralyman87-startup/

サラリーマンはたくさん居るから買いたたきやすいし税金取りやすい。

サラリーマンは土日にしか動けないか旅行も割高。

土地や家も、サラリーマンが購入するような価格のものは、需要が多いので割高になりやすい。

マス層は需要供給も多くなるから

市場原理的に考えて、

不利になりやすい。

年収が低いとか厚生年金とか税金負担が大きいとか、

個別ケースに注目するのではなく、

まず根本原理に気づいたほうが良い。

2021-07-03

anond:20210703170600

真空中を伝わる光の速度は299,792,458m/s(毎秒約30万km)で常に一定であるとする「光速度不変の原理」。これは、アインシュタイン相対性理論など現代物理学を支えている屋台骨のひとつだ。しかし、科学者なかには、この根本原理疑問視し、「遠い昔、宇宙の初期段階では、光速現在よりもずっと速かったのではないか」と考えている者もいる。

光速度不変の原理 自体あやしいもんだよ

2021-05-14

「売れてる反体制」という矛盾一億総無責任社会

最近、「社会に反抗する歌」「社会に反抗する歌手」をよく見るようになった。

 この言葉に対し、最近じゃなく、昔からあるという言葉もっともだ。ヒップホップロックと言った諸々の根本原理社会への反抗だ。

 しかし以前とは違う違和感がある。

 こういう「社会への反抗の歌」を、中高年のライター賞賛する。社会のみんなが口ずさむ。社会から受け入れられてるのだ。


 そんな姿を見て、若者(に一応定義される)の自分は思うわけだ。いや、違うだろと。飲み会のくだらない「しきたり」を黙認して放置したのはお前らだろと。そして新しい「しきたり」を生み出して押し付けてるのはお前らだろと。

 お前が言ってる「社会」を作り上げてきたのはお前ら自身だろと。同時に「価値観アップデート」とかいいつつ、自分たちに都合の良い価値観をこねくり回して押し売りしているお前らが「社会トップ」なんだろうと。

 端的に言えば、権力者権力者批判して被害者ぶってるようにしか見えない。お前らはもう若者じゃないんだ、もう被害者にはなれない、加害者なんだよ、と。


 考えてみれば当たり前だ。売れている反体制なんて存在しない、売れてしまえばそれは体制になるんだから社会の反抗っていうのはもっとこう、泥水を啜ってそこからひねる出されるうめき声みたいなものなんじゃないか

 子供修学旅行は中止、遊びも禁止運動会飲み会禁止若者生活を代償に日本の「多数派」の命を守ってる奴が、我先にワクチン打ってる奴らが社会に反抗できるわけないじゃん。

 老人の命より若者未来の方が大切だろ、なんでそんな根本も分らないんだよ。


 自分は思うわけだ。ADHD発達障害LGBT等々、弱者カードで対戦ゲームしてる現代、みんな責任取りたくないんだろ?ヒップホップロック体制になり、社会への反抗は自分は悪くない事を示すツールに成り下がった。

 所詮この世は多数派の為に出来た、多数派の為のお祭りなんだよ。

 俺はこんな世界に住みたくない。だからコロナ禍が終わった後、「俺は微塵も協力しませんでした、老人を殺すつもりで外で遊んでました」って自信もって言えるように生きようと思うよ。

 自分の都合の良い価値観へ移ることをアップデートとか反抗とか言ってるんじゃねえよ。今の時代に大切なのは加害者になる事とその結果を背負う事だよ

2021-03-19

anond:20210314221505

正直「正しさなどない」とか斜に構えるのは、右翼左翼よりも見っともないと思うわ。

それ右翼根本原理ですよ。

「正しさ」を最重視する啓蒙主義へのカウンターなんだから

2021-03-06

anond:20210306075309

oI(1)[i]名 ハングル母音字母の一つであるIの名称.

oI(2)[iイ]名 1 歯.

oI(3)[i]名 «虫» シラミ(虱).

oI(4)[伊][i]名oI⁇⁇(伊太利)の縮約形:伊.

oI(5)[利][i:]名1oI⁇(利益)の縮約形:利益.

       2⁇⁇(邉利)の縮約形:利子.

oI(6)[李][i:]名«姓»イ,リ,李.

oI(7)[里][i:]名 里,地方行政区域の最小単位,面、?の下.

oI(8)[理][i:]名 理,1(事物現象存在する)不変の法則道理.2(朱子学で)宇宙根本原理.対(義)??(氣)3????(理學)の縮約形.

oI(9)[i:]名 イー(英語アルファベットの第5字.E,e)

oI10

oI11

oI12

oI(13)

oI(14)

oI(15)

oI(16)

oI17

oI(18)

辞書1422ページ)

2020-05-28

名誉男性という言葉に反応してしまう人って男が悪という根本原理理解できない人なんだろうな。

2020-04-20

anond:20200420125723

そうなったらいいなぁと思うけどそうなるのかな

出来ればそういう

被害者意識に端を発する差別他者への攻撃

自体がなくなってほしいけど現代倫理根本原理上それは無理だから

この世界が徹底的に憎悪で満たされて欲しいわ

2019-11-17

anond:20191117150338

森羅万象根本原理となる何らかの存在が居て、

その存在はこの宇宙の全てを認知していて、

当然人間認知されているっていう信仰を私は持っている

因果積極的な介入はしてこないが、

ともあれ全ての人間はこの根本原理によって見つめられている

故に全ての人間孤独ではない

善も悪も、老も若も、男も女も、全ての人間がこの「観察しているだけの神」に見守られている

2019-02-02

anond:20190202021336

もちろん言っている内容の妥当性は厳しく審議されても仕方ないけど

経時的に見て主張の一貫性があるかどうか解釈すると、氏には強い一貫性があると言わざるをえない

韓国の主張を根本原理と見なした上で、演繹的に物事を主張する姿勢

敵対的立場の論者ではあるが、日和見的に半端な中庸論を唱え始める人間よりは余程の武人としての気概を感じる

2019-01-20

異世界から転生してきたので、俺の世界料理を紹介する

異世界から転生してきた。

俺は料理趣味だ。レパートリーを増やすために、異世界図書館レシピ本を読んでいたときのことだ。なんとなく手にとったそのレシピ本は、おかしなことに途中から空白のページが続いていた。なぜか途中から空白のページになっている、おかしいぞ、と思った瞬間に、本の中に吸い込まれるような感覚がして、気づいたらこ世界にいた。

それからはとにかく大変だった。俺の服装はどうもこの世界では変な格好と見られるらしく、街の人に喋りかけても9割の人に話も聞いてもらえずに逃げられた。なんとか話を聞いてもらえても、異世界から転生してきたなんて話を信じてくれるわけもなく(そりゃあそうだ)、9割の人に逃げられた。飲まず食わずで助けてくれる人を探し続けたところ、5日目でようやくまともに話を聞いてくれる人に出会えた。アパレル通販会社経営しているという中年の男だった。彼は、食事を御馳走してくれた上に、自社で取り扱っているという服を俺に与えてくれた(水玉模様モダンデザインの服で、とてもおしゃれだ。今でも勝負服として使っている。この世界は、俺のいた世界と違って良質な繊維が取れる植物があまり無いらしく、化学繊維工業がとても発展しているので、ああいったモダンデザインの服が存在するようだ)。さらに、当面の生活費として現金100万円も渡してくれた。転生したときに着ていたボロボロの服まで引き取ってくれた。俺の世界では、貨幣といえば銀貨銅貨しかなかったので、こんな紙切れ100枚ぽっちじゃ燃やして暖を取るくらいしか使いみちがないな、と思ったのは今では笑い話だ。1年くらい前のことなので彼は覚えていないかもしれないが、俺は本当にあの人に感謝している。

それから賃貸住宅を見つけ(俺の世界には住宅賃貸しするというシステムがなかったので、これにも大変驚いた) 仕事も見つけ、今ではやっとこの異世界を楽しむ余裕が出てきた。

この世界には異世界転生というジャンル小説漫画があるらしく、同じ異世界転生した境遇を持つ俺としては大変興味深かったので試しに何作品か読んでみた。どの作品も、主人公が元世界にあった知識技術を活かして異世界活躍するという内容だった(そこで描かれている異世界は、不思議なことに俺が居た世界の100年くらい前の姿とそれなりに似ていた)。しか現実小説のようにはうまく行かない。異世界転生して無双なんていうのは現実には無理だ。確かに俺の世界しかない科学技術もたくさんあるが、この世界とは根本的に物理法則が違うので、この世界じゃどう頑張っても再現できない。魔法相互作用と呼ばれる相互作用はこの世界には存在しないらしい。自然界に相互作用が4つしかないというのはなんとも不思議な感じがする。うちの世界には、魔法相互作用、つまり魔力を応用した便利な技術がたくさんある(魔力で水を活性化させてサビを取るとか)が、この世界には存在しないようだし、根本原理が存在しないので再現することもできないようだ。電磁気相互作用存在しない世界電池が作れないのと同じだ。

異世界生モノを読み慣れている人からすると「魔法を使って無双すればいいじゃん」と思うのかもしれないが、あいにく俺は元の世界ではただの商人だったから、魔法なんて使えない。魔法を使えるのは、特殊な訓練を受けた一部の人だけだ。君たちの殆どスマートフォン自動車設計できないのと同じだ。

したがって、俺はこの世界では、ときどき変なことを言う空気が読めないキモくて金がない若者としてひっそり生きて行かなければならない。もともと頭はよくないし、この世界教育を受けていないから、肉体労働身体をすり減らしながら薄給を得ることしかできない。実に虚しいことだ。虚しい気持ち異世界転生小説を読んでいると、マヨネーズと呼ばれる異常に美味しいとされる調味料を作って異世界人に尊敬される話があった(当時はマヨネーズという調味料存在を知らなかったので、急いでスーパーに行きマヨネーズを購入し、店先で味わった。異常においしかったためその場で1本飲み干してしまたことは言うまでもない)

そうだ、科学魔法ダメでも、俺には料理があるじゃないか料理を振る舞って尊敬されよう、と思った。でも、俺には料理振る舞う友達なんていないし、俺を雇ってくれる店なんてないし、開業資金なんてあるわけがない。そこで俺は、過酷肉体労働苛烈パワハラですり減っていく自尊心を補うために、ここで俺の世界料理を紹介して、君たちから称賛の声を浴びようと思う。全部家庭料理なのでとても簡単だ。この世界風の個人的アレンジが入っているものもあるが、ベースとしては俺の世界のものと大差ない。本当においしいのでぜひ試してほしい。

 

 

異世界お好み焼き(1人前)

鶏卵4個をとく。顆粒かつお出汁、なければめんつゆ鶏卵に入れてよく混ぜる。キャベツ4分の1を千切りにする。鶏卵の液にキャベツを入れて良く混ぜる。フライパン(俺の世界にはテフロンという物質が無いので、テフロン加工のフライパンを始めて使ったときは大変感動した。俺の世界フッ素化学がこの世界より100年遅れている。蛍石が魔力源として利用され枯渇してしまたことがその原因だ)にサラダ油をひいて、肉やエビなどの具を焼く。さらに先程のキャベツ鶏卵を混ぜたものを投入する。蓋をして中火で3~4分ほど焼く。完全に鶏卵に火を通さず、上の方の卵液すこし半熟なくらいが美味。裏返さずにそのまま皿に移し、お好み焼きソースマヨネーズをかける(俺の世界にはマヨネーズが無いのでソースだけで食べていたが、この世界に来てマヨネーズ存在を知ってからマヨ無しでは食べられなくなった)

この世界お好み焼きも美味だが、粉を計量して混ぜないといけないので手間だ。この料理鶏卵を溶いてキャベツを千切りするだけで作れるのでとても楽だし、なにより卵の風味やふわふわの食感が味わえて美味。

 

白菜ミルフィーユ異世界

この世界の、いわゆるミルフィーユ鍋を5時間くらい弱火で煮込む。ミルフィーユ鍋は水を入れないで作るレシピが多いが、このレシピ場合は煮込まないといけないので水は白菜が浸るまで入れる。白菜がとろとろになって美味いし、豚バラの甘みが引き立ってとろける美味しさだ。鰹出汁で味付けして七味を振って食べると今の時期最高。ミルフィーユ鍋と言っているがミルフィーユ形状にする意味はまったく無いので適当にかさねて入れれば良い。ガスコンロで5時間煮込むのは大変な手間だが、この世界にはシャトルシェフという便利な調理器具があるので活用しよう(俺の世界シャトルシェフはなかった 魔力レンジがあったので安全に煮込み料理が作れた)

 

マカロニグラタン異世界

少なめの湯でマカロニを茹でる(塩は入れない)。茹でてる途中でビーフシチューのルウを適量入れる。ルウが溶けてマカロニが茹だったら、上にシュレッドチーズをたくさん乗せる。チーズがとけたらコショウをかけて出来上がり。簡単に作れてメチャクチャ美味い。(俺の世界にはビーフシチューのルウが存在しないので、ビーフシチューを作った次の日に作るごちそう料理だったが、この世界ではルウを使って簡単に安く作れるのでとても嬉しい。、異世界転生してよかったと思える数少ない点だ)

 

海苔白菜サラダ異世界

生の白菜を千切りにする(繊維に対して垂直に切る)。海苔を細かくちぎる。白菜海苔を混ぜ合わせて、ごま油醤油(あるいはめんつゆ)をたっぷりかける。お好みでゴマをかけても良い(この世界ではあまり白菜を生で食べないらしいが、とても美味しいのでぜひ試してほしい)

 

・薄めコーラ異世界

コーラを水で2倍から5倍程度に薄める。この世界では、食事中にコーラを飲む人は味覚音痴だなんて言われがちだが、水で薄めると食事にもよく合うようになる。炭酸の刺激や甘さが抑えられて、コーラ本来スパイスの味がよくわかるようになる。お茶感覚で飲めるのでおすすめだが、休憩室でコーラを薄めているとクソ上司に哀れみの目で見られてムカつく。(この世界にはコカコーラペプシコーラしかないようだが、俺の世界ではラスコーラというのが主流だった。この世界でもラスコーラ売ってないだろうか。コカペプシを飲むと、微妙違和感があってマジで元の世界に帰りたくなる。水で薄めると違和感も薄まって飲みやすくなるのは俺にとって意外なメリットだ)

 

 

いかがでしたか

2018-03-27

会話のコツ

Daniel Wendler “Improve Your Social Skills“ が良かったので、一部抜書きを共有。

会話の根本原理: “Invitation” と “Inspication”

Invitation は、相手に会話のきっかけを与える。ほとんどの Invitation は「質問」という形を取るけれど、いい質問をするコツもある。短く言うと Invitation は、相手が話す番だと明確にキューを送ることだ。

Inspiration は、良い会話の骨組みとなるもので、会話をより自然ものにしたり、相手との親密さや意見共有を促す。短く言うと、 Inspiration は、相手自発的に話したくなるような何かを、あなたが話すことだ。

いつも高品位inspiration を発する必要はなくて、重要なことは、あなた自身について何かを共有し、会話の相手自身の何かについて共有することができるよう、スペースを作り出すことだ。

まとめ: 何か話すたびに、明確な invitation を会話相手に与えるか、または、相手が返信として何か共有することができるような inspiration を、相手と共有しよう。

Bonus: 10 Easy Tips

1. 社交的な文脈最初トピックとして参考にしよう。たとえば、教室で誰かを見かけたら昨日受けたテストについて何か考えを聞くとか。

2. 考えをまとめてからゆっくり喋れ。

3. ストーリーを共有する。事実ではなく。「どこで働いているの?」と事実を聞くのではなく、「そこで働くのはどんなかんじ?」とストーリーの共有を促すような質問をしよう。

4. あなた相手も興味が無いことをトピックとして選択しないようにしよう。

5. 相手の胴体があなたとは違う方向を向き始めたら、相手は会話を終わらせようとしている。

6. 複数open-ended question を投げかけても、相手が短い応答しかしないようだったら、相手は退屈しているか不快に思っているかもしれない。トピックを変えるか、会話を終わらせる機会を作ろう。

7. 失敗する許可自分に与えよう。どの会話も完璧にしようと思わないようにしよう。「ときどき勝利し、ときどき学ぶ」。会話に失敗してもくよくよせず、その経験から何かを学ぼう。

8. 会話について問題を感じていて、その原因が社交不安や自信についての問題によってならば、カウンセラーなどの専門家相談しよう。

9. 何も言うことが見つからないときは、会話の直近にあったあなた自身生活に関するストーリーを共有してみよう。

10. 会話は他の物事と同じで単にスキルであることを覚えておこう。毎日少しでも練習したら、次はもっと良くなるだろう。

2016-12-11

http://anond.hatelabo.jp/20161210025914

同性愛概念としていけないことだ、罪悪だというわけではない。

ただ少数派であること、弱い集団であるということは、攻撃される理由になる。

人間自分と違う相手不快に思ってしまう。

異文化異民族家族以外、身内以外、そういうのは敵になるリスクが高い存在から自然不安不快に感じる。

そして自分と違う価値観相手に対しても不安をかき立てられ不快になるもの

それでも個々人が少しずつ違っているジャンル(たとえば一人一人違う命を持っている、などだ)においては、全ての個人と全ての個人が互いに不快に思いつつも、結果としてバランスが取れてどこかに攻撃は偏らない。

たとえるなら、ビンの中に空気を入れて栓をした時、分子が一つ一つは内側からビンの壁に衝突を繰り返しているが、てんでばらばらの方向に突撃し合ってるから結果としてビンを動かすことはないようなものだ。

でも、民族とかセクシャリティとかみたいに、A集団とB集団などと認識やすジャンルで違いがある場合、A集団からはB集団への方向へ、B集団からはA集団への方向へ突撃の方向がそろってしまう。

それでもAとBの間にパワーバランスが取れていれば拮抗して攻撃が弱まることもある(泥沼の消耗戦になることもある)が、同性愛者と異性愛者の間には、マイノリティマジョリティという数の差が歴然とある

そして数差というのがパワー差である以上、弱い側がどんどん攻撃されるのはどうしようもない。

長ったらしく書いたけど要は、中学生が斜に構えて言うような「所詮この世は弱肉強食」ってのが、現代においても今なお根本原理だってこと。

マイノリティはいくら理想を語ったところで弱いまんまじゃマジョリティ迫害されるんだよ。

それが嫌なら仲間を増やしてマジョリティマイノリティを逆転させるか、頭数以外の武力とか経済力とか政治力みたいなパワーを持つっきゃない。

社会が何かの分野で昔よりも寛容になってると思うなら、それはその分野でかつて弱者だった層の人数が増えたか、力を持ってあん弱者じゃなくなって、対立側にいうこと聞かせられるようになったってだけ。

そんなん一般個人が何とかしようとしたって実現は大変難しいし、マイノリティ弱者になったらもうこの世は地獄ってことになるじゃないかと怒りたくなるかもしれんが、そうなんだよなあ地獄なんだよなあ。

はぁー生きるの辛い

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