「薬物中毒者」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 薬物中毒者とは

2021-11-23

アニメばかり見る日本人はまるで薬物中毒者だね

anond:20211123134617

アニメ創ってる連中はさしずめ麻薬の売人かね

2021-11-17

日常的に行われる殺人には慣れるよね

最近また無敵の人による殺人事件話題になってるけど

そんなの多分今後増えたとしても年20件程度だよね

一方で暴力団員精神異常や薬物中毒者による無差別殺人事件は年間100件以上に及ぶ

無差別殺人事件犯人としては無敵の人よりずっとヤバい人達がいるのに

話題にもせず慣れてしまっている訳だ

慣れって怖いですね

ここで暴力団員などについては十分考慮しているからこそ無敵の人について考えてるんだと

言い訳をする人がいるかもしれない。もう放っておくしか無い

最後に面識のある人間が起こす殺人事件は今も年間1000件以上ある

みんなも周りの人とは円満関係を築くようにしよう

2021-08-07

正解とはなにか 不正解とはなにか

完璧とはなにか 不完璧とはなにか

1日 正解不正解がない世界線を生きてみた

すごい楽だった 学校テストをみても 問題も答案も空白だった 正解不正解がないから ふっしぎー

いまは オファーについて議論してる  考える=オファーから オファーがなければ考えない

いうならもう一人の人間オファーがくる オファーというか指令というか指南というか

注射は嫌いだけど 薬物中毒者のやつらはなんか抵抗なさそう そいつらのマインドがあれば注射も怖くない

推移 推察 ぐだついてる人生が 人生がぐだついてる

2021-07-29

まーた緊急事態宣言だよ

完全に薬物中毒者のサイクルと同じじゃねーか

2021-07-22

ルックバック』は犯人統合失調症として描いているか

二番煎じ・三番煎じだろうけど書いておく。

結論から言えば、描いていると考えられる。

何故なら、作中のニュース記事等で「薬物中毒による犯行」と明言されていないから。

被害妄想幻覚幻聴統合失調症典型的症状である

と同時に、覚醒剤アンフェタミン系の精神刺激薬)の中毒症状における典型的な症状でもある。

発生メカニズム的にこの両者の症状はかなり近い(Wikipediaで「ほぼ同じ」と書かれているくらい https://ja.m.wikipedia.org/wiki/覚醒剤)ので、単純な症状の描写だけでは両者が区別できないのは当然と言える。

ところで、作中の犯人の男は明らかに理不尽に命を奪う」というイベントの引き金的に描かれている。

用意された悪役というか、憎まれるための舞台装置に近いポジションである

であれば、メカニズム的にも矛盾はないので、ヤク中だったとするのが最も角は立たない。

「ヤクやるような奴だから人を殺すのだ」は一般的に受け入れやすストーリーで、犯人が薬物中毒だったとしたら新聞記事ニュースでそこに言及がないのはほぼあり得ない。「薬物中毒者〇人殺人事件」という事件名がついたケースすらある。

逆に言えば、そういった描写をしないことで、明らかに作中では「精神を病んだ患者犯行」の可能性を匂わせている。

「いわゆる『頭のおかしい奴』との断絶」を強烈なかたちで描くことで、犯行現場へ駆けつけて京本を救うヒーローとしての「ありえたかもしれない藤野」のカタルシスを描いている。

「僕はきれいな部分とか、優しいものを描くなら残酷な部分を描かないといけないと思っていて。そのほうが優しい部分に触れたときに、映えるじゃないですか」と語る藤本氏がいかにも好みそうな「残酷な部分」の象徴として、精神疾患の犯人を描いているのである

これがヤク中の犯人では「残酷な部分」にはならない。ヤク中では掘り下げて描写しないと「クソ迷惑阿呆がヤクやって人を殺す」という、「避けられたであろう理不尽さ」が拭えない。

精神病はそうじゃない。ヤクはヤク打ちたくて打って転げ落ちるイメージがあるが、統合失調症患者はなりたくてなるようなもんじゃない。

なりたくてなったわけじゃないのに「そう」なって人を殺してしまう、というのは残酷な話だ。

からアクセントに使われた。

そう読む読み手がいるのは自然な話であり、精神病の当事者から抗議が行くのも自然な話だ。

普通に精神病への偏見助長するような、配慮の足らない描写であるからだ。

個人的にはかわいそうなやつだ、と思う。『ルックバック』の犯人の話である

ヤクか病かは知らないが、登場時点で明らかに被害妄想に苦しめられている。

正史というか京本ヒッキー世界線では、この後人を殺すという大罪を犯してしまい、世間からクソボッコにされるのだ。

ただでさえ日常意味もなく四面楚歌なのに、一線超えてしまったせいで本当に世界の敵になってしまうのだ。かわいそうに。

かわいそうと言えば藤野もかわいそうだ。「京本を部屋からさなければ死ぬことはなかった」が完全に正となってしまった。部屋からさなくてもいずれ漫画家とアシとして組めたというウルトラハッピー世界線描写が逆に後味悪い。あれを藤野が直接認識することがないのは救いだ。あんなん見てもうたら残りの人生ずっと「京本を部屋からさなければ良かった」に呪われて、再び歩き出せるようになるまでにえらい時間を食ったことだろう。

なお、『ルックバック』が京アニ放火殺人事件モデルにしているという言及があるが、京アニ犯人精神疾患があり過去に投薬治療も受けている。

京アニ犯人犯行当時責任能力があった」という言を以って『ルックバック』を擁護する向きがあるようだが、擁護になっていない雑な話と言わざるを得ない。

2021-07-20

anond:20210720142250

統合失調症である根拠もないよ

芸術系の気が触れた人かもしれないし

薬物中毒者かもしれないし

統合失調症かもしれない

答えがない以上は自身の考えが優先される

anond:20210720103723

俺は犯人半グレっぽい見た目からあれを薬物中毒者だと思ったけど

お前が統合失調症だと思った理由は何?偏見

2021-07-04

何かを始めるに遅すぎるということはない

もしあなたがいま無職ニートだったとしても、この人をモデルにやり直せば5年、遅くとも10年で完全に別人になれる

自分あきらめてはいけない

重度の薬物中毒を克服 48歳女性「衝撃ビフォーアフター写真

バートンさんが公開した写真。左が薬物使用逮捕された05年、右がワシントン大学卒業した現在バートンさんのFacebookより)

一方の女性は、目に生気がなく頬がゲッソリこけている。もう一方の女性は、健康的な笑みを浮かべ幸せそう。とても信じられないが、2枚とも同じ人物写真だ――。

ある女性が、自身Facebookにあげた画像米国で波紋を呼んでいる。被写体は、ワシントン州に住むジニーバートンさん(48)。幼いころから強度の薬物中毒に悩み、自殺未遂おかしたことも。更生したバートンさんが、薬物の恐ろしさを知ってもらうと公開したのが「ビフォーアフター写真」だ。

バートンさんは今年6月、米国放送局『KMTR』の取材に応じ、自身悲惨な半生を振り返っていますインタビューによると、両親はともに強度の薬物依存症だったとか。母親麻薬密売人。父親は、強盗を繰り返しバートンさんが4歳の時に逮捕され刑務所に入ったそうです。

バートンさんが初めて麻薬に手を染めたのは、6歳のころ。母親から勧められ、マリファナを吸ったと語っています。以来12歳で覚醒剤14歳クラック高濃度の薬物)、21歳でヘロインを知り、クスリを打ち続けていないとヒドい禁断症状が起きる身体になってしまいました」(米国在住ライター

バートンさんは、16歳の時に母親からクスリを買っていた男性レイプされ自殺を図る。17歳で別の男性の子どもを身ごもるも、彼はトラブルから銃で撃たれ死亡。直後に結婚したが、夫から毎日殴る蹴るの暴行を受けていた。

逮捕17回、刑務所収容3回

生活はどんどんすさんでいき、仲間とつるみ不法滞在中のメキシコ人麻薬仲介者を脅しクスリを入手する日々。違法入国したメキシコ人たちは、身元がバレることを恐れ警察被害届を出さないことを知っていたのだ。『KMTR』のインタビューには、次のように語っている。

〈すれ違う人がいれば、カバンをふんだくっていました。車を盗み、銃で人を撃ったこともあります。すべてはクスリを手に入れるため。無気力からシャワーを浴びる気にもならず、ヒドい体臭を放ちながら街をさまよっていたんです〉

バートンさんは17逮捕され、刑務所に3回収容された。毎朝「今日こそクスリを止めよう」と思っても、昼には注射をうっている。「もう死んだほうがまし。誰か私の命を奪ってくれないかしら」と、本気で思っていたという。インタビューは、こう続く。

最後逮捕されたのは1212月です。これが人生ターニングポイントとなりました。麻薬中毒になった多くの人々の悲惨最後を目の当たりにし、「絶対人生をやりなおす」と決意。裁判所特別更生プログラムへ参加したんです。裁判官監視のもと、薬物依存治療教育を受けました。禁断症状が出て、言葉にできない苦しみや想像を絶するツラさも経験しましたよ。しかし、おかげで私は薬物から完全に解放されたんです〉

バートンさんは自身体験いかし、ボランティア活動を始める。教会で貧しい人々や薬物中毒者支援したのだ。健康身体を手に入れると「学びたい」という意欲がわき、40歳を過ぎてから短期大学入学。成績優秀だったため奨学金をもらい、名門ワシントン大学編入政治学を学んだ。インタビューで、彼女はこう話している。

クラスで一番年上だったから、若い人たちについていくのは大変でした。私が大学卒業したのは、48歳の時ですからね。最後まで頑張れて自信になりました。こんな私でも「やればできるんだ」という実感がわき、とても嬉しいです〉

バートンさんがFacebookにあげたのが、大学卒業式と05年に逮捕された時の写真だ。彼女言葉引用する。

〈昔の写真を見ると「あの頃の自分は道を誤っていた」と思います地獄です……。私はこの数年間で20人以上の薬物依存者のお葬式に参列してきました。中毒は死と隣り合わせ。薬物依存者には、罰を与えるだけはで意味がありません。私は彼らに、「必ず復活できるわよ」と伝え希望を与えたい〉

現在バートンさんは、大学院に進み修士号取得に向け勉強中だ。プライベートでは、同じく薬物依存を克服した男性結婚。今後も薬物依存者へ自身の壮絶な半生を伝え、支援活動を続けていくという。

https://friday.kodansha.co.jp/article/190900

2021-02-23

サビ残自慢ばかりだなぁ公務員

お里が知れるとはこのことよのお。

お前らの仕事は結局サビ残した時間の長さで階級が決まるのよ。

そして、そこで一番有利なのは喫煙者

喫煙者喫煙という形で休み時間が取り放題だが、表面上は働いていることになる。

そして喫煙者であるがゆえに残業代申請に対して「いやお前ヤニ食ってたからそのぶん働けよ」と言われ、結果的サビ残が増える。

サビ残が増えるとそれだけ周りは「いつも働いてるしサビ残だし偉いぞ」と評価し、サビ残喫煙者出世する。

そうして産まれるのが仕事は遅いのに出世は早くいつもタバコを吸っていてサビ残ばかりの上司だ。

サビ残上司の下にいる職員上司サビ残しているため残業代申請しにくく、しか上司がすぐにタバコを吸いに行くから仕事が滞るので残業は増える。

結果として無賃労働を繰り返した果てに有能なやつから辞めていき残った無能仕事押し付けられ精神崩壊を起こす。

まり、ヤニ食ってる奴の残業自慢はそれ自体パワハラなんだよ。

ヤニ食うのやめるか残業自慢やめるか選べや。

薬物中毒者

2020-11-05

フェミが「動悸が止まらない」とか「呼吸が浅くなる」とか言ってるけどあれなんなん?

めっちゃ興奮してムラムラしてる時みたいな感じ?

ポリコレ棒振り回せることに発情するほど興奮してるヤバい性癖とかなの?

追記、いやだって純粋に疑問なんだもんもっといえばそんな些細なことで同期が止まらなくなって呼吸が浅くなって人をカッとなって攻撃し始めるって殺し屋イチに出てくる暴力ヤクザような異常な性格の人らって普段どうやって暮らしてんの?仕事とか絶対できないでしょ

てかシャバにいられないでしょそんな奴、絶対なんらかの刑事犯罪犯してるかそれに等しい環境にいるような人間とかじゃないの?薬物中毒者が薬が切れたときみたいな反応にシラフで苦しむってちょっと異常でしょ

電車トラブル起こしたりする糖質とか気色悪い池沼とか、こういう女の人らって「こいついったい何考えてこんなことやってんだ?」って疑問に思わない?俺は思う

てか、そこまで行くともう健常な生活送れないクラスなんだから政治活動なんかネットでしないで障害者手帳もらって養生して隠遁すればイイじゃん

何がしたいのさ?男が欲しくてそんなに堪らないの?だったらホストクラブなりなんなりどこにでもあるんだから行けばイイじゃん

金払ってる限りはどんな相手でも相手してくれるだろ、そういうお仕事なんだから

2020-10-18

anond:20201018223358

薬物中毒者かつ本能奴隷のくせに自分たちこそがメインカルチャーだと思い込んだ化け物を倒すことが先決だから他人価値観味を否定する行為の是非について考えるのは次の天皇玉座についてからでいい

酒飲んで風俗通ってるくせに他人文化バカにする老人って流石に令和が終わる頃には消えるよな?

消えてなかったら時代の敗北だと思うわ。

薬物中毒者脳みそ海綿体に自分を省みさせること、これはいわばこの時代の使命だからな。

2020-10-08

うんこ漏れる寸前の状態で汗をだらだら流しつつ小刻みに震えながら歩いていたところで、薬物中毒者勘違いされたのかしらないが警官職務質問されたことがある

「いや、時間ないんで、本当にもう漏れる寸前なんで」とめっちゃ焦って言い訳したことで更に疑いの目で見られた

そして警官に「ちょっと話聞かせて」って言われたところで肛門が無事決壊

ただここまできても警官は「薬物中毒おかしくなって漏らした」「漏らして誤魔化そうとしている」と考えていたようで、うんこ漏れたままの状態で所持品を検査されとりあえず無罪証明出来た

「なんで漏らすまで我慢してたの?」と呆れながら聞いてくる警官

「この状態で自宅まで帰るのは無理、漏らしてしまった一因は警察にもあるのでパトカーで送って欲しい」と相談するも「車内が汚れるし臭いから無理」と却下された

仕方なく近くの公園の手洗い場でズボンパンツを洗っていたら、公園子供を遊ばせていたママ友たちが警察通報したようで、また先ほどの警官がやってきた

ずぶ濡れのズボンを履こうとしている私を見て「また君か…厄介な奴だよ、君は」と呆れる警官

その後警官と二人で歩いて交番まで移動し、ドライヤーズボンパンツを乾かしてから帰宅した

2020-09-26

anond:20200926142833

BL中毒になった人間は、本当はこころの中でBLが禁止になることを望んでいるんだよ。

アル中薬物中毒者は、もしも日本国内アルコールも薬物も手に入らなければ、自分はこんな風にはならなかったはずと考える。

2020-09-18

積極財政論者の主張って「薬物中毒者から薬物を取り上げるな!」だろ

根本的な治療から目を背けてヤク中にヤクを与え続けるのが現実的対応らしい。

2020-09-04

anond:20200904201402

そう言うこと。

それで証券口座不正アクセスして、その内容を本人に仄めかし、殺害予告もして、その会社サービスを終了させた馬鹿がいるらしいな。

で、本格的にやばくなってDB部落だとか薬物中毒者だとかデタラメ捏造してやり過ごそうとしたら、事実は全く違って、マルセイ案件だったので大変な事になってると。

やっぱり薬物中毒者って事にして揉み消そうとしてると

2020-04-14

anond:20200414162036

薬物中毒者を甘くみてはいけない!

・・・かくいうワイも、傘さしてでも缶発泡酒を買いに出るやでー

2020-03-17

anond:20200317155942

SIRENハゲ薬物中毒者が演技でやってるだけに見えて本当に逮捕されるところとかすごくいいよね

2020-01-07

anond:20200107213203

薬物中毒者の輪に入って薬物を売ったり売人を紹介したりする極悪人

かわいそうな薬物中毒者

は同時に成り立つが。

もしや「薬物中毒者を責めずに見守ろう」と「薬物中毒者は本当は善良なんだ」を混同しているのか?

某薬物常習タレント擁護されてるの納得いかない

薬物はやめようと思ってもやめられない

社会は暖かく見守るべきみたいな

俺はボランティアで関わったことがあるが

単に自分が薬物やるだけでなく薬物中毒者の輪に入って薬物を売ったり売人を紹介したりする極悪人の側面を知ってるから

薬を売ったり売人を紹介するような奴は決してかわいそうな薬物中毒者じゃない

2020-01-01

テッド・チャン 息吹

テッド・チャン作品を初めて読んだのはもうだいぶ前になる。十数年前、おそらく大学生のころだ。自分は暇さえあれば本を読むといったタイプ人間で、そのころSFというジャンルにそこそこ興味がった。理系だったのもあって科学的な設定に興味をひかれたんだと思う。グレッグ・イーガンといった当時新しく出てきた作家に加え、アイザック・アシモフシリーズアーサー・C・クラークの「幼年期の終わり」、ジョージ・オーウェルの「1984」といった古典SFもすきだった。そんな中、ネット記事テッド・チャンという新人作家がいることを知った。まだ一冊しか本を出していないが、すこぶる評判がいいらしい。短編集ということで読みやすそうだとも思い、さっそくアマゾンで注文した。もうだいぶ前のことだし、大まかなストーリーも忘れてしまったが、確かにその本が面白かったことは心に残っていた。

時は変わって昨日、つまり2019年大晦日年末年始一人暮らしの自宅で過ごすことにしているのでありあまる時間があった。昔と違ってここしばらくは本をあまり読めないでいた。ネットサーフィンでとりとめもなく文字を追う行為読書の代わりになっていたのかもしれない。そんな中、テッド・チャンの第二作目「息吹」が最近発売されたことを知った。十数年たってようやく新作が出たことに驚いたが、過去作品にたいしていい印象を持っていたこともあり、Kindle版を購入してすぐに読み始めた。

前作と同様、「息吹」も短編集であり、9作品がおさめられている。ラフ感想をいうならどの作品面白かったが、順番的には本の最後位置する「不安自由めまい」について語りたい。量子論でいうところの観測による確率の揺らぎによる並行世界存在し、その並行世界自分と今いる自分とで会話ができる装置があるとしたらどうなるだろうか、という話だ。ただし、よくあるパラレルワールドものの話と違うのは、並行世界と今いる世界の差が限定されている点だ。「プリズム」という装置を介して並行世界通信できるのだが、「プリズム」を初めて起動した瞬間に世界分岐する。「プリズム」は最近普及してきたテクノロジーのため、長くても数年前に分岐した並行世界しか通信できない。量子的な効果ランダムノイズとして作用現実世界並行世界を異なるものにするが、数年間というのはノイズが大きな差異を生むにはあまりにも短く、基本的には細かなディテールが変わるのみとなる。では「プリズム」のご利益は何かというと、人は「プリズム」を介して過去自分決断を振り返ることができることだ。例えば、今後悔しているような決断過去に行っていたとしたら「プリズム」で並行世界を眺めてみるといい。もしその決断ノイズ的なもの、つまり一時の気の迷いで行ってしまったものなら並行世界自分はそのような決断はしておらず、したがって後悔もない可能性が高い。一方、その決断運命的なものだった場合、つまり自分ひとりの力では変えることができなかったことの場合並行世界でも同じように決断して同じように後悔しているか、あるいは違う決断をしたけれども結局は同じ結果に収束し、似たような後悔をしているかもしれない。

作品はこのコンセプトをもとに、アウトサイダー雰囲気もつプリズム販売員ナットプリズム中毒者の面倒をみるカウンセラーデイナの物語を描いている。ナットはもと薬物中毒者であり、恵まれない子供時代経験があった。現在は堅気の職についているが上司命令犯罪に近い行為に関わってしまう。その過程ナット自分が悪の道を運命づけられているのかと、悩みを持つようになる。一方デイナは誰からも信用を勝ち取るような立派な人で、充実した仕事生活を送っている。しかし、デイナにも後悔するような、トラウマチックな出来事があった。

最初二人の物語独立して進んでいくが、あるところで相互作用しはじめる。ネタバレを防ぐため詳細はぼやかすが、ナットはデイナに影響されて運命を乗り越えようとし、またナットはその決意としてデイナに贈り物をする。

自分は、その贈り物がとても意外なものだったので驚いたが、読み進めてその意味が分かった時、心を大きく揺さぶられて、泣いた。体が震えながら、涙が何滴も流れた。本の登場人物であることを忘れて、ナットとデイナに心から感情移入した。前に本を読んで泣いたのはいつだろう。下手したら10年も前かもしれない。

本当はもっと語りたいのだが、未消化のため今はこれ以上のことは言語化できない。このような読書体験ができたことに感謝し、感想文を終えたい。

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