はてなキーワード: 浮力とは
https://twitter.com/0830yukkey/status/764047717567832066
ユキオ0830 @0830yukkey
@Fruskiy001 はじめまして。先生の記事やご本を買いまして勉強してます。ところで、先生の本のない言おうを内田弘樹という作家が盗作した疑惑がありますがご存知ですか。http://anond.hatelabo.jp/20160627202408 調べたほうがいいと思います。失礼します。#盗作
https://twitter.com/0830yukkey/status/764048377247961088
ユキオ0830
@0830yukkey
@Fruskiy001 先生の本は、見つからないのでもできる限り新刊で買いますので、がんばってください。盗作だったら悪いことなので許しちゃいけないと思います。
https://twitter.com/Fruskiy001/status/764073832046927873
敵国のご隠居 @Fruskiy001
@0830yukkey どうも拙書をお読みいただき、有り難うございます。その件は当方は存じ上げておりませんが、体調が回復したら、少し調べてみようかと思います。 本当にわざわざご連絡いただき、有り難うございました。
以下経緯
内田弘樹氏寄稿による雑誌「丸」掲載の記事に対し、2chにて当該文には、アイオワ級に関するWikipedia記事
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AF%E7%B4%9A%E6%88%A6%E8%89%A6)
からの引き写し、および当該Wikipedia記事の底文となっている、
『歴史群像太平洋戦史シリーズVol.58「アメリカの戦艦」』 学研、2007年5月。ISBN 978-4-05-604692-2。
大塚好古 『【第6章・第1部】3万5000トン型新戦艦「ノース・カロライナ」級』。
上掲記事からの文章剽窃が認められるのではないかという疑義がなされたものである。
====
http://shiba.2ch.net/test/read.cgi/anime/1458575380/460-507
軍事趣味雑誌「丸」7月号に内田先生が「不動の高速戦艦チャンプ「アイオワ」級」なる記事を書いているが、わずか6ページの記事に、一読して「おや?」と思うような記述がどっさり。
以下に明らかにおかしい個所を列挙する。
「1938年」が「エスカレーター条項が」にかかるのなら、「……したため、1938年にエスカレーター条項が発動」と書かないといけないだろう。
国語的におかしい。「保有枠を戦艦、」のあとに脱文があるのではないか。
「最大統制口径」なる用語は初めて見た。「主砲口径制限」が普通だろう。
ここでの「条約」は、日本が1934年に不延長を宣言したワシントン条約のことである。
文中「ワシントン」が出てこないのはどういうことか。
ワシントン条約失効に伴い新戦艦を計画したのは米英も同じであり。日本だけの話ではない。
ここは「ワシントン条約失効により建造される日本の新戦艦の性能を」で文を始めるべきであった。
1940年予算建造の「イリノイ」「ケンタッキー」はどこへ行った。
船体が長くなり、機関が強化されるとなぜ重心が上がるのか?
船の用語で wet は「湿った」ではないだろう。意味をとれば「波をかぶる」ということである。
また、アイオワ級がウェットだと言われるのは、艦首寄りの船体を細く絞ったために艦首浮力が減り、水面下に突っ込んだ時に浮き上がる力が少なくなったからである。
このへんウィキペの丸写し。
「口径が延長」はおかしいだろう。「砲身長が延長されたため」だけでよく、カッコ内は不要。
ほぼウィキペの丸写し。
4機積めるはず。
矛盾してるだろう。
これはサウスダコタが狭すぎたということで、アイオワだって狭くて不評なのである。
「しかし居住設備は当初計画時1900名強だったのが、戦時の実際の運用では2800名~2900名と1000名近く増加し、極めて苦しい状態だったのは事実である。艦内スペースはかなり不足していたらしい(世界の艦船545集より)」
ローズヴェルト大統領を降ろしたのはカサブランカではなく、500km以上東のメルセルケビル(オラン)。
こう書くと、いかにも「ミズーリ」が仁川を砲撃したように感じられるが、実際に砲撃したのは東海岸の三陟である。
アメリカは古い巡洋艦を何隻もミサイル艦に改造している一方、1950年代に新造されたミサイル巡洋艦は1隻だけ。
いまウィキペをざっと見てみたら、「ミズーリ」に特攻機が突入したところの記述もウィキペの丸写しだった。ひどいもんだよ。
降伏調印式の日付、明らかにwikipedeiaの戦艦ミズーリの項内の
>ミズーリは8月21日に東京に上陸する占領部隊のため200名の士官及び兵士をアイオワに移乗させた。その後8月29日に降伏調印式準備のため東京湾に入った。
を早とちりしたままその後の
>日本政府および軍の降伏文書調印式は、9月2日に東京湾(中の瀬水道中央部千葉県よりの海域)に停泊するミズーリの甲板上で
>副砲は当初ウースター級軽巡洋艦に搭載された一五・二センチ両用連装砲が搭載予定だったが、重量の問題と同砲の開発が遅れたとこで、サウスダコタ級と同じ
>三八口径五インチ連装高角砲が両舷中央部に各五基装備された。射撃指揮装置としては、Mk4レーダー付きのMk37射撃指揮装置が合計四基搭載された。
>副砲は当初ウースター級軽巡洋艦に搭載された15.2cm47口径両用連装砲を採用予定だったが、重量問題と開発遅延のため、結局ノース・カロライナ級
>やサウスダコタ級と同じ12.7cm38口径両用連装砲が採用され、これらを両舷中央部に各5基搭載された。
>副砲の射撃指揮装置は、Mk4レーダーを装着したMk37 射撃指揮装置が艦橋全部に各1基、加えて一番煙突の両舷部に各1基の計4基が搭載された。
>当初、副砲はのちに「ウースター」級軽巡洋艦が搭載した六インチ四七口径連装両用砲の採用も検討されたが、重量の問題と同砲の開発遅延によって、前級と同型の
>五インチ三八口径連装高角砲が艦の中央部に各四基搭載されている。高角砲の射撃指揮用としては、Mk4レーダー付きのMk37射撃指揮装置が前後の艦橋部に各一基、
>一番煙突側部の両舷部に各一基の計四基搭載されていた。
丸パクリとは失礼な。wikiの参考文献をパクリつつwikiからは要約の仕方をパクってるだけだぞ
肛門を通過する粘性率が一定のうんこや、非圧縮性のうんこの流れを計算することができるようになった。
おかげで、痔に苦しむ人や下痢便気味の人の便通が改善され、おおいに支持された。
一方、彼は高いところからうんこをする性癖があり、よく屋根の上からうんこをして怒られていた。
アナル・スカトロスはより高いところを求め、近所にある山の崖からうんこをすることを試みた。
彼がひりだしたうんこは崖の上から落下し、重力により加速するが、いずれ速度は一定になった。
これはうんこの空気の抵抗力および浮力と重力とが釣り合ったためにおこる。
このときの速度は、週末チンコ速度と呼ばれる(週末のチンコのように一定の精子を放出するというのが由来だと言われているが、諸説ある)。
しかし、スカトロスが何度もうんこをしていると、この週末チンコ速度はうんこの形状によって変わることが分かった。
スカトロスには正確にうんこの落下速度を計算しなければならない理由があった。
彼が屋根の上からうんこをするときに落下速度が分からなければ、通行人にうんこが当たってしまうのだ。
近所からものすごい勢いでクレームが来ていたスカトロスには死活問題であった。
うんこの形を球だと仮定した場合、そのうんこは半径 x の球と同じ週末チンコ速度を持つ。
この仮定した球の半径を、スカトロスはスカトロ半径と名付けた。
このスカトロ半径はアナルの半径と一致するのでは?と考えたスカトロスであったが、
あまり精度はよくなく、アナル量子力学とボーアナルという人物の登場まで待たなければならなかった。
次回はアナルの半径を物理的に計算し、アナル開発に尽力を注いだ偉大なるアナル物理学者アーヌス・ボーアナルについて語ります。
*参考文献
Scatolos A. et al., (1852) the Journal of anal science 142:156-85, 'Terminal velocity of the Unko',
潮書房光人社、月刊「丸」2016年7月号掲載記事、筆者、内田弘樹氏
http://shiba.2ch.net/test/read.cgi/anime/1458575380/460-507
軍事趣味雑誌「丸」7月号に内田先生が「不動の高速戦艦チャンプ「アイオワ」級」なる記事を書いているが、わずか6ページの記事に、一読して「おや?」と思うような記述がどっさり。
以下に明らかにおかしい個所を列挙する。
「1938年」が「エスカレーター条項が」にかかるのなら、「……したため、1938年にエスカレーター条項が発動」と書かないといけないだろう。
国語的におかしい。「保有枠を戦艦、」のあとに脱文があるのではないか。
「最大統制口径」なる用語は初めて見た。「主砲口径制限」が普通だろう。
ここでの「条約」は、日本が1934年に不延長を宣言したワシントン条約のことである。
文中「ワシントン」が出てこないのはどういうことか。
ワシントン条約失効に伴い新戦艦を計画したのは米英も同じであり。日本だけの話ではない。
ここは「ワシントン条約失効により建造される日本の新戦艦の性能を」で文を始めるべきであった。
1940年予算建造の「イリノイ」「ケンタッキー」はどこへ行った。
船体が長くなり、機関が強化されるとなぜ重心が上がるのか?
船の用語で wet は「湿った」ではないだろう。意味をとれば「波をかぶる」ということである。
また、アイオワ級がウェットだと言われるのは、艦首寄りの船体を細く絞ったために艦首浮力が減り、水面下に突っ込んだ時に浮き上がる力が少なくなったからである。
このへんウィキペの丸写し。
「口径が延長」はおかしいだろう。「砲身長が延長されたため」だけでよく、カッコ内は不要。
ほぼウィキペの丸写し。
4機積めるはず。
矛盾してるだろう。
これはサウスダコタが狭すぎたということで、アイオワだって狭くて不評なのである。
「しかし居住設備は当初計画時1900名強だったのが、戦時の実際の運用では2800名~2900名と1000名近く増加し、極めて苦しい状態だったのは事実である。艦内スペースはかなり不足していたらしい(世界の艦船545集より)」
ローズヴェルト大統領を降ろしたのはカサブランカではなく、500km以上東のメルセルケビル(オラン)。
こう書くと、いかにも「ミズーリ」が仁川を砲撃したように感じられるが、実際に砲撃したのは東海岸の三陟である。
アメリカは古い巡洋艦を何隻もミサイル艦に改造している一方、1950年代に新造されたミサイル巡洋艦は1隻だけ。
いまウィキペをざっと見てみたら、「ミズーリ」に特攻機が突入したところの記述もウィキペの丸写しだった。ひどいもんだよ。
降伏調印式の日付、明らかにwikipedeiaの戦艦ミズーリの項内の
>ミズーリは8月21日に東京に上陸する占領部隊のため200名の士官及び兵士をアイオワに移乗させた。その後8月29日に降伏調印式準備のため東京湾に入った。
を早とちりしたままその後の
>日本政府および軍の降伏文書調印式は、9月2日に東京湾(中の瀬水道中央部千葉県よりの海域)に停泊するミズーリの甲板上で
>副砲は当初ウースター級軽巡洋艦に搭載された一五・二センチ両用連装砲が搭載予定だったが、重量の問題と同砲の開発が遅れたとこで、サウスダコタ級と同じ
>三八口径五インチ連装高角砲が両舷中央部に各五基装備された。射撃指揮装置としては、Mk4レーダー付きのMk37射撃指揮装置が合計四基搭載された。
>副砲は当初ウースター級軽巡洋艦に搭載された15.2cm47口径両用連装砲を採用予定だったが、重量問題と開発遅延のため、結局ノース・カロライナ級
>やサウスダコタ級と同じ12.7cm38口径両用連装砲が採用され、これらを両舷中央部に各5基搭載された。
>副砲の射撃指揮装置は、Mk4レーダーを装着したMk37 射撃指揮装置が艦橋全部に各1基、加えて一番煙突の両舷部に各1基の計4基が搭載された。
>当初、副砲はのちに「ウースター」級軽巡洋艦が搭載した六インチ四七口径連装両用砲の採用も検討されたが、重量の問題と同砲の開発遅延によって、前級と同型の
>五インチ三八口径連装高角砲が艦の中央部に各四基搭載されている。高角砲の射撃指揮用としては、Mk4レーダー付きのMk37射撃指揮装置が前後の艦橋部に各一基、
>一番煙突側部の両舷部に各一基の計四基搭載されていた。
丸パクリとは失礼な。wikiの参考文献をパクリつつwikiからは要約の仕方をパクってるだけだぞ
「うるさい、余は初陣であったのだぞ」
「はいは一回にせぬか。だいたい左翼に比べて右翼がふがいないのが――」
「まあまあ、そのあたりで……」
地味な増田家(五)の当主が最高司令官と軍師の言い争いを止めた。
彼がいたことに驚いて、二人は口をつぐむ。増田家(五)の当主は汁をおかわりした。
増田連合軍は敵味方あわせて三十五万の大合戦に敗れたが、そこからしぶとく反撃を開始した。
気がつけば、北の増峠は増田騎馬軍団に封鎖され、西は増田軍の本隊が、南は後衛部隊が何とか押さえている。
敵にゆいいつ残された東は増田島の脊梁山脈とその麓にうずまく樹海であった。
増田騎馬軍団は愛馬を屠って生肉を食べる状態になっても戦い抜き、北方異民族の連絡や離脱を阻止した。
南の後衛部隊も同様であり、彼らは補給線に繋がっているだけ抵抗が容易かった。
いわば増田連合軍は「常山の蛇」となり、増田騎馬軍団が叩かれれば本隊と後衛部隊が、
後衛部隊が叩かれれば本隊が、本隊が叩かれれば後衛部隊が味方を援護した。
そして、異民族軍が入り込んだ樹海の中には緒戦で追い散らされた武熊たちが巣くっていた。
蛮族は獰猛な熊たちに急襲され、眠れない夜をいくつも過ごした。
「やっぱり武熊は頼りになるのう」と手のひらを返す増田もいたが、
増田の誇る忍者たちもこの「狩り」に投入された。増田家(四)の軒猿たちもおり、オールスター状態である。
ある日、薄暗い森の中、武熊さんに出会った侵略者は恐ろしい恐ろしい勢いでしとめられていく。
「を書くを書く」
発泡する元ソースにはバミューダトライアングルにおける魔の海水のごとく浮力がない。溺れる蛮族は沈んでいった。
その隣では蛮族が熱湯落ちして煮られていた。
野営地を小さなかわいい影が走り回っていた。気がつくと、蛮族は寝首を掛かれ額に「うんこ」と札を付けられていた。
瞳を閉じた忍びが突撃してくる蛮族の前に立ち、至近距離で不気味な目をかっと見開いた。
目が合った敵の動きは硬直し、忍びが呪文を唱えると、一枚の何事か書かれた紙切れに化けてしまった。
ブチの忍犬は茂みに武熊たちを集めて語った。
「この円い鳥たちはな、みなワシが描いたのじゃ(手裏剣ください)」
興奮した武熊たちは習合すると合体して熱い鳥になり、羽ばたき一つで異民族を吹き飛ばした。
七連手裏剣と山彦手裏剣から逃げる蛮族の前に全裸の小僧があらわれた。
「けいお、しっこうする!!」
その忍者の姿は見るたびに次々と変わり、本性を確かめるすべがなかったが、忍者としては普通だった。
ある場所では夏なのに完全凍結した蛮族の死体が大量に発生した。
「うーむ、ふーむ」
「にゃにゃにゃにゃなーん(ご主人様の顔なんてもう忘れたのにゃーん)」
探検隊をも壊滅させる力をもった熊猫部隊は、その熊猫の一匹に数えられただけでも二百匹を超えた。
彼らは第六指で異民族をつかんでは投げつかんでは投げしていった。
その忍者は増田忍者には珍しく五方手裏剣ではなく、四方手裏剣を用いた。
いや、よく見るとそれは十字の切れ込みが入った乾物であった。
「たべものをしいたげるな!」
メガネをかけた好青年が木の陰から蛮族をみつめていた。みつめ続けていた。
「20162016!」
好青年がどこまでも追いかけてくるので、蛮族の世界はいつしかモノクロに染まった。
「~~」
「忍者検非違使です。本来、忍者の呼称が現れるのは近世になってからです。軒猿も同時代資料では言われていません」
森から延々と引き出される北方異民族の死体をみて、床几に腰掛けた当主のひとりがつぶやく。
匿兵衛が答えた。
「増田島におけるいくさとは本来このようなもの。それでも上様方はもっと御覧になりたいと仰せられるか?」
アルファマスダたちは揃って首を横に振った。
別の場所では女神?が現れていた。彼女は低音から高音までノイズのない深みのある声で言った。
「ぼいんは必要ないのです」
パァアアアアと光が異民族たちに突き刺さり、ヒンニュー教に改心した彼らは増田軍に降伏した。
「神だ!神が降臨された!!」とカラトラヴァ騎士団は大騒ぎした。
その時、増田左混はめずらしく言葉の通じる蛮族と対峙していた。
「俺は降伏しないぞ」
傲然と胸を張る敵を左混は一喝した。
「武装をつけようとする者は、武装を解く者のように誇ってはならない」
合戦から六日目に、晴れ時々鯖が降った。傀儡使いのまじかる系軍師はそれを吉兆と占った。
事実、北方異民族は完膚なきまでに壊滅したのだった。増田領(一)の奪還がなされるのは、一月後のことである。
自意識過剰の金髪縦ロール忍者は化粧に二年五ヶ月、自画像の角度とかの調整に一年が掛かってしまったため、参戦が間に合わなかった。
みやこで同時代史料「遊戯日記」を書き続けている公家は、伝え聞いた密林での戦いを以上のごとく記した。
前回
http://anond.hatelabo.jp/20160621021245
次回
09/16 けのび3mから5mに上達 板キックくそ遅い。本当はダルマ浮きやろうと思ったが恥ずかしいので断念w
09/19 けのび7m 潜水しながらスカーリングで進めた。体が浮いてこないから必然的に潜水練習
09/25 けのび7m 潜水8m 水中での力の抜き方が少しわかった。浮力を感じる。
10/15 TIドリルの手を水面に出さないクロールに挑戦。12m泳げた コレ→ https://www.youtube.com/watch?v=neokpjNKMYE
10/28 片手だけ使ったクロールで最高10m泳げた。左手はバランス崩すorz
10/31 京王プラザホテル札幌にて。彼女と板キックの勝負。1勝2敗。3回目でローリングのコツをつかみ彼女に勝利!
11/01 京プ札幌にて。一人で背浮き練習。ちょうちょう背泳ぎのバタ足verで25m完泳!貸切状態でリラックス出来たのが功奏
12/01 一ヶ月ぶりのスイム。体が泳ぎを覚えている!13mの小さいプールを面かぶりクロールで端から端まで泳げた。
12/02 前日に続き13mプールで練習。前日よりは13mプールを泳ぎきるの必死だったけど、だいぶラクに泳げるように。
12/08 13mプールで練習。クロールの息継ぎが出来ない。頭があがって足が下がる。
12/09 13mプールで練習。クロールの息継ぎが出来ない。頭があがって足が下がる。水飲んでもうた。
12/10 13mプールで練習。クロールの息継ぎが出来ない。だいぶバランスとれるようになるがやっぱり無理。
12/11 13mプールで練習。息継ぎはいったん諦める。プルブイを使ってプルの練習に専念。
12/12 プルブイを使ってプルの練習に専念。足の力を抜くコツを覚える。体が浮きやすくなった。
12/13 プルブイを使ってプルの練習に専念。2ビートの外国人に並んで同じ速さで泳ぐ。水中で目があう。
12/14 外国人に並んで同じ速さで泳ぐ。外国人にまたお前かって顔されるw プルブイ外して外個人真似したら2ビートで泳げた。まじ感慨深い!!!!!!!!!!!
12/15 2ビートのフォーム固め。13mプールでひたすらゆったりクロール。息継ぎのフォームも徐々にできてきた。
12/19 2ビートのフォーム固め。13mプールでひたすらゆったりクロール。9/16時点の俺みたいな初心者あらわる。笑っちゃいけないけど下手すぎワロタ。
12/20 25m泳いでみたくていつもと違うプールへいく。いつものプールでは気恥ずかしい。25m完泳!ただし息継ぎなしでw 息継ぎすると逆に苦しい。
これは中耳炎と喘息によって水泳と交わることのなかった37歳によるゼロからの水泳習得日記である。
09/16 けのび3mから5mに上達 板キックくそ遅い。本当はダルマ浮きやろうと思ったが恥ずかしいので断念w
09/19 けのび7m 潜水しながらスカーリングで進めた。体が浮いてこないから必然的に潜水練習
09/25 けのび7m 潜水8m 水中での力の抜き方が少しわかった。浮力を感じる。
10/15 TIドリルの手を水面に出さないクロールに挑戦。12m泳げた コレ→ https://www.youtube.com/watch?v=neokpjNKMYE
10/28 片手だけ使ったクロールで最高10m泳げた。左手はバランス崩すorz
10/31 京王プラザホテル札幌にて。彼女と板キックの勝負。1勝2敗。3回目でローリングのコツをつかみ彼女に勝利!
11/01 京プ札幌にて。一人で背浮き練習。ちょうちょう背泳ぎのバタ足verで25m完泳!貸切状態でリラックス出来たのが功奏
12/01 一ヶ月ぶりのスイム。体が泳ぎを覚えている!13mの小さいプールを面かぶりクロールで端から端まで泳げた。
12/02 前日に続き13mプールで練習。前日よりは13mプールを泳ぎきるの必死だったけど、だいぶラクに泳げるように。
12/08 13mプールで練習。クロールの息継ぎが出来ない。頭があがって足が下がる。
12/09 13mプールで練習。クロールの息継ぎが出来ない。頭があがって足が下がる。水飲んでもうた。
12/10 13mプールで練習。クロールの息継ぎが出来ない。だいぶバランスとれるようになるがやっぱり無理。
12/11 13mプールで練習。息継ぎはいったん諦める。プルブイを使ってプルの練習に専念。
12/12 プルブイを使ってプルの練習に専念。足の力を抜くコツを覚える。体が浮きやすくなった。
12/13 プルブイを使ってプルの練習に専念。2ビートの外国人に並んで同じ速さで泳ぐ。水中で目があう。
12/14 外国人に並んで同じ速さで泳ぐ。外国人にまたお前かって顔されるw プルブイ外して外個人真似したら2ビートで泳げた。まじ感慨深い!!!!!!!!!!!
これは中耳炎と喘息によって水泳と交わることのなかった37歳によるゼロからの水泳習得日記である。
09/16 けのび3mから5mに上達 板キックくそ遅い。本当はダルマ浮きやろうと思ったが恥ずかしいので断念w
09/19 けのび7m 潜水しながらスカーリングで進めた。体が浮いてこないから必然的に潜水練習
09/25 けのび7m 潜水8m 水中での力の抜き方が少しわかった。浮力を感じる。
10/15 TIドリルの手を水面に出さないクロールに挑戦。12m泳げた コレ→ https://www.youtube.com/watch?v=neokpjNKMYE
10/28 片手だけ使ったクロールで最高10m泳げた。左手はバランス崩すorz
10/31 京王プラザホテル札幌にて。彼女と板キックの勝負。1勝2敗。3回目でローリングのコツをつかみ彼女に勝利!
11/01 京プ札幌にて。一人で背浮き練習。ちょうちょう背泳ぎのバタ足verで25m完泳!貸切状態でリラックス出来たのが功奏
まともに書くと長くなるが、戦闘中の水上艦が沈むのは2パターンある
元増田とかが書いてる爆発して沈むのは轟沈ってやつだが、これは普通は火薬庫に火が入って誘爆することで起きる。何時間もかけて撃つつもりの弾薬が一度に爆発したら、そりゃ無事では済まない。当然、戦艦の場合、一番厳重に守られているのも火薬庫で、よほど当たり所が悪くない限りそんなことは起きない。起きないはずだが実際には結構起きている。
魚雷を搭載している艦だと、そいつらが誘爆することでも轟沈になりがち。砲弾の場合、主砲砲塔はその艦で一番装甲が厚い場所だから、そうそう誘爆なんておきないが、魚雷はむき出しの台にすえて使う物だし、しかも魚雷発射管が2連とか3連とか束になってることもあって、結構起きる。
誘爆を伴わない轟沈もある。端的には核攻撃くらったとか、複数の魚雷が連続して命中したとか、戦艦の主砲に綺麗に艦内主要部を貫通された上に船底に大穴が開いたとかで、大量の浸水で浮力を奪われて沈没する。
普通の軍艦は簡単に沈没しないように、水面下の区画を細かく防水構造で区切って、何区画か浸水しても浮いていられるようにしてある。しかし、複数の区画に短時間で大量に浸水すると、対応が間に合わない。
対応が間に合えば、そうそう軍艦は沈まない。浸水しても、ポンプで排水したり、反対舷に注水して転覆しないようにバランスを取ったり、浸水口を塞いだりできる。
これは中耳炎と喘息によって水泳と交わることのなかった37歳によるゼロからの水泳習得日記である。
09/16 けのび3mから5mに上達 板キックくそ遅い。本当はダルマ浮きやろうと思ったが恥ずかしいので断念w
09/19 けのび7m 潜水しながらスカーリングで進めた。体が浮いてこないから必然的に潜水練習
09/25 けのび7m 潜水8m 水中での力の抜き方が少しわかった。浮力を感じる。
10/15 TIドリルの手を水面に出さないクロールに挑戦。12m泳げた コレ→ https://www.youtube.com/watch?v=neokpjNKMYE
10/28 片手だけ使ったクロールで最高10m泳げた。左手はバランス崩すorz
10/31 京王プラザホテル札幌にて。彼女と板キックの勝負。1勝2敗。3回目でローリングのコツをつかみ彼女に勝利!
11/01 京プ札幌にて。一人で背浮き練習。ちょうちょう背泳ぎのバタ足verで25m完泳!貸切状態でリラックス出来たのが功奏
温水じゃない7、8月は200円。
25mプールで、7レーン。
その内の1レーンは歩行者専用になっている。
来ている人はおじさんが多い。
歩行者レーンには小太りのおじさん、
泳ぐ人のレーンには、元水泳部みたいなむっちりしたおじさん。
この時期だと、大体1レーンに1,2人いる。
わたしは「ゆっくり泳ぐ人」のレーンで泳ぐ。
プールに通うと良いことがたくさんある。
プールで歩いたり泳いだりするのは、
その割に、汗もかかないし、あまり息切れもしない。しんどさを感じにくい。
スイミングの何倍も辛い。
学校のプールの授業のあと、ぐっすり居眠りした経験を持つ人は多いだろう。
プールでの運動はキツくは感じないが、全身に水圧がかかるので、実際は体力を使う。
その日の夜は引き込まれるようにぐっすり眠れる。
食べてもあまり太らなくなる。
体だって引き締まる。
水で冷える体の体温を保とうとするために、カロリーをより消費しやすい。
水の中の浮遊感に癒されて、ストレス解消になる。
浮力に支えられるのは心地よい。
泳ぐと肩こりもよくなる。
====
夜9時までやっているので、
私は大体仕事帰りに行って
家に帰ってお風呂に入って寝る。
みんなやれば良いのにと思うけど
知ってる人に会ったらいやだから
知り合いには勧めない。
プールに生徒を叩き落として、頭抑えた。
まだ窒息するわけないのにガボガボと暴れる。
まだ苦しくないはずだ。
これでは空気の大切さが伝わらない。
彼の力は結構強くて、無理やり頭を持ち上げようとしたので
彼はさらに暴れようとしたのかもしれないが
水圧のおかげで、こちらへの抵抗はかなり軽減された。
まだ10秒。苦しくないはずだ。
自身の腰を浮かせるように力をこめると
彼の頭に私の体重がのることに気付く。
その重みで、さらに底におしやる。
やっと20秒。
断続的にもがく事は出来なくなり、休憩をはさむようになった。
そろそろ、押さえ込まれた恐怖より、酸欠の恐怖に変わってきたかな。
30秒。
そろそろかなと思ったが、彼が暴れることによって発生する浮力に
体を任せるのが少し心地よかった。あと少し。
ガクッと力が抜けた。彼を水面から引きずり出す。
これで、彼も空気の大切さを理解して、
環境問題等に取り組む大人になってくれると思う。
私はすこし彼から恨まれるかもしれない。
でも、それ以上に、彼の心に大切な何かを残せたと思う
教師冥利につきる。
もちろんフィクションです。
今思いついた1つの簡単な方法としては、透明なビニール袋に水と空気半分くらい入れて水に浮かす。
勿論、浮力云々の正確な話じゃないけど。
そこからその水が全体に満遍なく広がった場合とか密度とか、そういうのまで説明するのはまた一手間だけど、
それをシミュレーションで理解させるよりはよっぽど簡単かと。
粒子法でもなんでもいいけど、まずそれを、空気だの水だのと同じものなんだ、と認識することが難しいと思うんだけど。
さらに、画面の中にある点が動いてるのを見せられてもなんのこっちゃ、と思うよ。
理解度のレベルによるし、小学生でも理解出来る人は居るかもしれないし、
ちょっと複雑な事をやろうとすればシミュレーションのが簡単だけど、
小学生にシミュレーションで"直感的"に理解させるのはとても難しいことで、
ちょっとした実験でも手で触れる動かせる様なモノのほうがよっぽど簡単に直感的に理解できると思う。
シミュレーションだとしても、直感的に理解するには頭の中で何らか具体的にイメージする必要があるから。
(大学生できちんと理解したレベルになれば、その具体的のレベルが下がって、をある程度抽象的なシミュレーションイメージでも充分直感的に理解出来るようになってくんだと思うけど。)
単なる備忘録。自分のblogに書いてもいいんだけど、仕事しろって話になるのが嫌なのでこちらに(っても会ったら日焼けしているのでまるわかりだが
素潜りはやってて、ダイビングを知らない人用。
機材とかの話は教科書に書いてあるとおりなので省略。なんもかんも違うんだけど、もっとも違うのは運動原理。一部の人にだけ通じる例え方でいくと、素潜りの運動原理は航空機で、ダイビングは(そのまんまだけど)潜水艦。
素潜りをしているときは推力で水流に対する揚力(厳密にあってるか知らん)を得て、体のひねりとかで行き先をコントロールする(少なくとも自分は)。そのために、素潜り中はあまり動きをやめることはしない(だいたいの場合止まったら浮いちゃうか沈んじゃうか)。例えば水中で何か観察するときは、観察後離脱する方向を何らかの形で考えておかないと観察対象にぶつかったりする(珊瑚を傷つけないようにしましょう!)。プラス浮力の場合は倒立に近い形でバランスをとって、上方向に離脱するし、そうでないときは横方向にアプローチして観察するのが楽。まぁ、手を使えるところなら手を使ってもいいんだけど。逆に、流れている場所で流れに乗って対象にアプローチしようとしても、流れに乗った状態では揚力が発生しないため、難しい。
ダイビングは潜水艦。浮き袋は自分の肺。呼吸を一定ペースでやったとすると、肺の容量はノコギリ波に近いものになる。肺活量が0ccから3000ccまであったとして、苦しくないための呼吸には1000ccのガス交換が必要だったとする。このとき、肺活量でいうところの0cc~1000ccの範囲で呼吸するか、2000cc~3000ccの範囲で呼吸するかで浮力がかなり変わってくる((もちろん、交換速度はガスの濃度に依存するので、こんな単純ではないはずだけど))。具体的には水の比重は有効桁数2ケタと思えば1g/ccでいいので、このモデルではそれぞれの中点の2500-500=2kg分の遊びが浮力にできることになる。この遊び部分をコントロールして浮上したり沈降したりするのがダイビングの移動方法のその1のようだ。もちろんその2はフィンキックだけど、水平移動にしか使わないのが正解。垂直移動に使うと息を使ってしまうので、もったいない、と。
ちなみに、急いで浮きたいからって肺に空気を入れて止めるのは厳禁。死ぬぞ。
(↑次回自分がやりかねないので警告)
また、素潜りの時は姿勢変更に素直に揚力がついてくるので、コントロールの時定数が小さい(あるいは、自分の慣性に対する最大出力が大きい)。一方、ダイビングの場合は慣性に対して出力の範囲が小さいので(BCDを全開にするという反則技を除けば)時定数が大きくなり、早め早めのコントロールが必要になる。このコントロールがへちょいと、僕みたいに上がったり下がったり一定しない人になるわけです。
究極のエコ! 重力と浮力で発電する装置をさいたまの80歳男性が開発
東日本大震災でエネルギー政策の転換が叫ばれる中、重力と浮力だけを利用して電気を発生させる装置をさいたま市浦和区の会社役員、阿久津一郎さん(80)が発明した。パチンコ玉を内蔵したピンポン球を高い位置から落として歯車を回して発電、水の入ったパイプの中で球を再び浮力で上昇させて循環させるもので、平成22年10月に特許を取得した。実用化されれば、天候や時間に左右されない“究極の自然エネルギー”として注目を集めそうだ。(安岡一成)
こういう記事書いてる人達が原発がどうだ放射能がこうだと書いてると思うと段々不安になってくるんだよね。
目の前に短いまっすぐな棒を水平に持って,これを延々と伸ばしていくと
または二隻の船の間に長さが無限の綱を張って反対方向に走らせると
ちがう。
棒が本当にまっすぐなら、平面状での円の接線のように伸びて大気圏を突き抜ける。
飛行機は地球の重力に引っ張られるのと、そもそも空気が無いと浮力が発生しないせいで、まっすぐ飛べない。
強力なロケットなら地球にある程度引っ張られて軌道を曲げられつつも、大気圏外や軌道外にも脱出できるよ。
綱の中央がいずれ海の表面に触れるなんてことはないだろう.
本当に両端からピンッ!と張って直線になっていれば、綱の中央がいずれ海の表面に触れる。綱が直線なのに対して、海は曲面だから。
地球が存在するせいで、直線の意味が変わると思っているようだけど、そんなことはない。
(丸の上に四角の下の辺を除いたものの上に三角乗せた絵)は間違いなのか?
星の王子様みたいに小さな惑星に家が一軒ある感じ?惑星の丸みは気にせずに直線で家作った方が、人間には住みやすいよ。
大気圏を突き抜ける(両端は大気圏外で中央は圏内にある状態の)棒を作ろうとしたら,
まっすぐな棒ではなく,弧の形をした棒を作らないといけない?
まっすぐな棒でいい。
http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2008/09/post-af53.html
「無重力を肌で感じれば人の意識だって変わるさ」と脳内の富野キャラが言ってますが(時候の挨拶)。
人が感覚的に理解しがたいのは、無重力状態よりむしろ、真空状態なんじゃないだろうかと思った。
無重力状態は擬似的には体験することができて、宇宙飛行士の水中での作業訓練はまさにそれなわけで、そんなに厳密でなくていいなら、プールにでも何でも入れば(たいていは浮力を受けるけど)、まあそれっぽい体験はできる。しかし、真空状態、粘度0の世界はなかなかに難しい。空気抵抗、空気の粘度というのは案外に大きくて、おかげでパラシュートは墜落しないわけだけど、その高い粘度の世界で普段生きている人間にとって、真空状態での物体の挙動というのはなかなかに理解しがたい。
例えば、真空状態で羽毛と鉄球を落とすと同じ(加)速度で落ちるというコラムが小学校の科学の教科書に書いてあったけど、知識があるからこそそうなるんだということは分かっているけれど、想像するのはけっこう難しい。振っている旗の挙動にしたって同じで、ただでさえ複雑な運動でわかりにくいのに、普段体験したことのない、運動量がそのまま保存される世界でどう動くかなんて想像の埒外だ。
んで、自分の感覚と一致しないものを目の当たりにしたとき(正直自分で動画を見たときも「嘘くさい」挙動だと思った)、自分の側に引き寄せる、水中での撮影であると断ずる、というのは愚かな行為ではあるけれど、なかなかに変えがたい感性なのかなとも思った。
暦の上ではひとつの節目。ほら、と指折り数えるように季節は過ぎ行く。夏と秋の間には確かにのっぺりと横たわるものがあり、それが僕らの気づかない進度で歩を進めた。徐々に徐々に森羅万象、そこかしこにその歩みの影を落としていった。僕らは気づかなかった。何故なら海はまだ青く、膝までつかった水温が迫りくるものが到来する時が遥か遠く先であることを語った。
際限なく無限増殖する細胞のような入道雲は今にも落ちてきそうな程低く、僕らの町と空との間には気持ちの優しい屈強な巨人がその四肢でもって落ちてくるものを支えていたに違いない。それほど空の不透明度は低く、ときおり聞こえる巨人の唸り声や大地を擦って踵からつま先へと重心を移動するときの運びまで僕には雑音なくクリアに染みた。巨人が身を呈して守るこの町には軍事基地があり、そのお膝元では軍人の天下となっている。昔からの住人である人々には笑顔を顔に張りつける以外には生きぬく術がなかった。長い長い歴史の中で培われた護身術のひとつである。
今しがた西の方から飛行機が飛び立った。
「あ、また飛行機」
僕は銛を片手に堤防の岩肌が突き出した場所に腰掛けた少女の方を見て、呟くように言った。強い日差しの下でもなお黒い印象的に短い髪を風が撫でた。分け目なく乱れた前髪を手で払うようにしてから、彼女はその褐色に焼けた肌を惜しげもなく露出させたキャミソールに点々とついた水飛沫のあとを人差し指で追った。波礁のかけらが今また振りかかる。
「珍しいね。何かあったのかな?ここんとこ見なかったのにね」
有無は膝丈のジーンズをロールアップしたパンツから出した足をぶらぶらとさせ、パンツのポケットからメンソールの煙草の箱を出して包みのセロファンを開けて言った。
「有無。タバコやめろって」と僕は即座に咎める。
「またぁ。ほんと親みたいなこと言うね、コムは。いいじゃない別に。何がどうなるものでもなし」
フリップトップの箱を開けて、銀紙を取り去る。ぎゅうぎゅうに詰った20本のうち1本を抜き取り、首から提げたヘンプのライター入れから百円ライターを出して火をつけて有無は笑った。
「コムじゃねぇよ。虚無。間違えんな」
僕は口を尖らせて言った。
「知ってる?籠みたいなの被った人が時代劇とかに出てくるじゃない、アレ『虚無僧』って言うんだよ。あんたと一緒。おかたいのよ、あんた僧侶だから」
有無はけらけらと笑っていた。僕は口がたたないのでいつもこうやって最後には有無にオチをつけられてしまう。僕は僧侶ではないのだけど、有無の言うように「おかたい」のかも知れない。確かにうまいことを言うかも知れないがそれでも駄目なものは駄目だと思う。僕はそれ以上は取り合わず、水の中を覗くレンズで水中の魚の動きを追った。前かがみになり静かに刺激しないように獲物の動きを観察した。ふくらはぎの半分ほどの深さしかないこんな浅瀬でも魚はいるのだ。僕は彼らに悟られぬよう体を空気中の成分と同化させねばならない、水上で構えた銛の影だって彼らには察知出来るからだ。自分を狙う者の殺気を読めぬようではとてもじゃないけど自然界では生きてゆけない。僕はそういったことを父から習った。僕の銛が水中に落とされる。
「オオッシャ!」
僕は思わず拳を天に突き出し、歓声をあげた。銛の先には体をよじる反復運動を繰り返す魚がまだ息を絶えずにいた。その大きさは「大物」とは言いがたいが、とりあえずは僕がしとめた。僕は有無の顔を見る。
「すごいじゃない。上達したのね」
彼女は少し感心したような表情で、フィルターの近くまで吸った煙草を指に挟んだまま言った。短く切った髪を耳にかけて露出した耳には銀色のピアスが太陽の陽光を眩しく反射させた。
「その煙草、ポイ捨てすんなよ」
僕は目を細めて、ぴしゃりと言った。
家の玄関の引き戸を音を立てて開け、僕は「ただいま」と言っていつものように帰宅した。玄関先に婆ちゃんが駆けてきて、
「あらあら、おかえり」と迎えてくれた。
僕は獲れた魚が入ったびくを見せ、反応を伺う。婆ちゃんはやはり父には適わない、と言う。だけれど、僕だってそのうち父のように立派に成れるに違いあるまいと思うのだ。晩御飯の食卓にあがった自分の魚を想像して僕はにまりとした。
「虚無、町に行って叔父さんのところに見せてくれば」
婆ちゃんの提案に僕は「そりゃ名案だ」と同意して僕は自転車の籠に魚の入ったびくを載せて跨った。ゆっくりとこぎ出し、加速して町へ向かう坂道を駆け下りてゆく。頬にあたる風が普段の熱風とはうって変わって心地良いものになっていた。僕は心を躍らせて、叔父の賞賛の言葉と大きな手のひらが頭の上にのせられるのを想像してまたもにやりとした顔つきで自転車をこいだ。僕の着ていた白いTシャツはもう脇のあたりが大きな染みになる程汗を吸収し、ショートパンツは海の匂いが香った。汗でも海水でもいずれにせよ塩くさいのだが、僕の着るものがどれも余所行きではなくとも僕はそんなことは気にとめない。僕は頓着しない。
町の中心部にある叔父さんの経営する釣具店へ向けて、僕はひたすら自転車をこいだ。
栄えた大きな通りは夕ともなれば軍人で溢れる。彼らはそこで日々鬱憤を晴らすように酒を飲み、ときには暴力を振るう。そんな空気の中を僕は進んだ。
規模は小さいが売春や買春が行われる繁華街の一角で見慣れぬ光景を発見した。大概、一目でそれと分かる言ってみれば時代錯誤な「売春婦」風の女の人の立ち姿が見うけられるのだが、そのとき僕が見たのは僕と同世代か少し年上ぐらいのあきらかに条例違反であろう年代の女の子の姿である。僕は目を疑ったが真相など確かめる気もなかった。
叔父の釣具店の扉を押すと、「波浪」と客に声を掛ける調子で叔父が言い、
「おう、虚無か。どうした?」
と僕と気づいた叔父は言い直した。
「魚獲れるようになったよ」と僕は答える。やはり期待に違わず叔父は誉めてくれた。
「すごいじゃねぇか。たいしたもんだよ、誰にも教わらずなぁ。銛じゃぁオレも教えられないし。どうだ?この際、針と糸に宗旨変えしねぇか?そしたらオレがみっちり鍛えてやるぞ」
叔父はいつもそう言う。どうにも僕を釣り中間にしたいらしい。
「それじゃぁ、食べられないじゃないの」
と言って共に笑った。
叔母さんの出してくれたオレンジジュースとお菓子を食べながら、叔父さんと話した。
「そういえば、諭くんどうしてるの?オレ昔良く遊んで貰ったよね、銛も上手かった」
「あいつぁ、ダメだ」
急に叔父の顔が険しくなり、僕は余計なことを尋ねた気分になった。叔父は続ける。
「もう、虚無も大人だ。話してもいいだろう。いいか、虚無。おまえはしっかりしてるしそれに頭も良い。おまえだから話すんだぞ」
「うん」と僕は異様な雰囲気に半ば飲まれながら頷いた。
「諭。あいつはなぁ、チンピラだ。軍人の腰ぎんちゃくに成り下がって、ろくでもないことばかりしとる。麻薬の売人とかと組んでおるらしい。最近は地元の子らを軍人に紹介する橋渡しのようなことをやっていると聞いた。要はな、売春の斡旋だ。分かるか?あいつだきゃぁ、クズだ」
「ねぇ、叔父さん。じゃぁもしかして『桜番地』にいた僕と同じぐらいの年の子って…」
僕は恐る恐る尋ねる。
「あぁ、そうだ。昔は『桜番地』はきちんとした風俗街だったけど、今じゃぁ何だ、援助交際っていうのか?すっかり芯まで腐りきっちまったよ、この町も」
叔父が煙草に火をつけたところで叔母が話に入る。
「お父さん、やめなさいな。虚無ちゃんにこんな話。この子はまだ中学生なんだから。そうだ!虚無ちゃん、ご飯食べてく?」
「何を言ってる。虚無はな、そこらのガキとは出来が違うぞ。そこらへんちゃぁんと分かっとる。な?虚無」
僕は収拾をつけられなくなったので、「家で食べる」と言って店を出た。しかし、僕はさっき聞いた叔父の話で頭が一杯だった。僕がこんなにも動揺するのは集団の中に恐らく有無らしき姿を発見してしまったからに他ならない。まさかとは思う。ただ、どうしたらいいかは分からない。
僕は家路に着いた。
いつも魚を狙う場所があって、そこは観光客がくるようなところではなく地形も厳しく地元の子でもおおよそ僕ぐらいしか来ないプライベートな場所であった。今が夏休みだろうとそうでなかろうと、僕はそこで海につかった。 とろけそうな陽気の中有無はけだるそうに切り立った岩の上に立ち、僕を見下ろしている。彼女は紺色のキャミソールを着ていて肩にかかった部分から黒い下着のストラップがはみ出ているのが見えた。僕も彼女の立つところまで岩をよじ登る。爪や指先、そういった箇所が痛んだ。有無はやはり面倒臭そうに煙草を吸っていた。
「今年は客足悪いんだってさ」
彼女は自分の家が営む民宿の話をする。僕の家も観光客相手の商売を多少なりともしているので、そこらへんの話は良く耳にする。今年に限らず年々客足が減ってきているらしい。僕の住む町はそういったことに依った収入が不可欠な町なのだ。切り立った岩のすぐ下の水の中では僕が父から譲り受けた銛が天に向かって真っ直ぐに生えている。それは水没している部分がゆらゆらと正体不明に揺れて、眩しい光りを水面に放った。
「喉乾かない?買ってこようか?」
僕は振り返って有無の顔を見て言った。
「ん」
自分の財布を放り、咥え煙草のまま返事とも言えない返事で答えた。煙草を離した唇から白く風に棚引く煙を吹いて「奢る。あたし炭酸ね」と付け加えた。
ガードレールなどない取りあえず舗装された道路を歩き、生活雑貨から何から売っている商店の前の自動販売機の前に立ち有無の二つ折りの財布を開いてお金を取り出そうとする。銀行のカードや何かの会員証やらが差してあるスペースに異物感を感じて僕はそれを取り出した。僕は思わず絶句して立ち尽くす。コンドーム。男性用避妊具である。丁寧に連なったふたつのそれを慌てて元の場所にしまい、小銭が入るポケット部分から手早く出したお金でジュースを2本買った。有無のいる場所へ戻る最中、ずっと考えていたのだけど僕は僕の妄想を頭から払いのけることが出来はしなかった。
缶を彼女に手渡すとき、偶然とは言いかねるが彼女の服と下着の中に眠るふたつの丘陵のゆるやかなカーブが見えて僕は激しく興奮してしまう。多分原因はさっき財布の中で見た、「性的な行為を行うときの確信」みたいなもので僕のその妄想を確かに現実の場所へ引きづりだすのだ。有無がいくら前かがみの体勢をしていたとしたってそれを覗くのは偶然でなく僕が見たかったからに相違ない。
夏は終わりにさしかかっているようで終わりは一向に見えやしない。まだまだ雲はその力を誇示するかのごとく胸を張って広がりを見せる。空は低く。巨人はさわやかな笑みを浮かべ。
僕は思い切って尋ねた。
「なぁ、おまえ、やったの?」
僕はこれ以上具体的には言えなかった。空気は全ての空間と繋がっていると僕は思っていたのだけど、それは違った。人と人を繋ぐ関係性の濃密によって区切られていたのだ。そして、僕は空気がこれ程硬く固まるものだなんて知らなかった。伝う汗さえも流れ落ちない程度時間が流れた。
「見たんだ?」
と言って有無は目を閉じて立ちあがった。そしてゆっくりとこちらを向き、太陽に背を向け逆光の中褐色の肌が通常よりもそのトーンを落とすのを僕は見た。明度も彩度もが一段落ちる。そして瞼を開いて微笑んで言った。
「そうだよ。セックスしたよ」
僕ははっきりと滑舌良く発音したその単語と服と下着の中から覗いたふくらみを脳裏に描いて、まるで猿のように際限なく永久機関のように終わりなくオナニーした。マスターベーション、自慰行為と言い代えても良い。そう、十年一日のごとく来る日も来る日も布団の中でそればかりしていた。最低の男であった。他にするべきことも見つかりはしなかった。想像が加速してブレーキが利かず、有無は僕の想定した架空の世界の架空の部屋で日を追うごとに一枚ずつ脱いでゆき、日を追うごとに僕のどんな無理な要求にも応えるようになった。そしてある日の夕方一切立ち寄らなくなった海へ行き、計り知れなく大きい太陽ですらすっぽりと難なく包んでゆく水平線を見て自分が一体何者かを己に問うた。
朝起きると適当な袋の中に水着やタオルそういったものを積め込んで、海へ出かけた。銛は持たず、ただ体ひとつで海を泳ぐ。海水中の塩分が浮力を生み僕の体をまるで拒絶するかのように押し上げ水面に浮かせた。僕が潜ることを嫌がっているようでもあった。体中に蔓延した不健康な老廃物を全て排出する腹づもりで、体の奥深く何処かで息を潜める病巣の中核を探し当てねばならない。そうでもしないと僕は存在異議を失うのだ。夜毎陰茎をしごくだけの「もの」であって堪るものか。自分だけが知る海岸線でなく、公衆遊泳場に来ていた。時期もピークではないので割と地元の若者が多いようである。そういった経緯で日がな泳いだ。
僕はこれ以前にだって自慰行為をしていた。考えていた。ずっと。何故僕はこうまでみっともなくならなければいけなかったのか。何故僕はかさぶたを掻き毟るように。何故。何故。そういったことを呟きながら水中から回答の眠った宝箱を探す、見渡す。遊泳中のカップルの片割れで目的も持たずにふらふらと漂い泳ぐ女が平泳ぎの恰好で股の間の小さな布で隠された部分を晒すのを長い間ずっと潜り続けて凝視していた自分を発見したとき、僕は同時に答えをも発見した。なんのことはない。これが僕だったんだ。塩水で目を擦った。
僕は大人になるまでこの自分自身の下半身的問題を平和的に解決出来ない。要するに女を買えない、ということだ。しかしながら僕は望みもしたが勿論憎みもした。有無が買われるという現実を、この両目ではっきりと見ておかなければならなかった。より深く自分を呪う為に。
町へ降りると、金曜だけあって人は多い。都会の盛り場と比べたら本当にちっぽけなものだ。色町『桜番地』へ近づくにつれ、ぎょろぎょろとした目つきであたりを見まわす。ここの色町は変わっている。それらしい店を全部一角に集めただけで、表の通りから丸見えの場所で平然とさも普通のことのように売り・買いが成される。同時に良くある繁華街でもあるから、例えば僕や同級生やなんかが居ても特に誰も咎めない。
僕は諭くんを見つけた。面影が残っていたのですぐに分かった。その後について歩くのは有無と同級生の友達であった。僕の予想は出来れば外れて欲しかった。全員知った顔で、それもクラスの中でも特に大人びていて顔だちが美しく整った者ばかりだった。そして有無は群を抜いている。
僕は叔父さんの家にお使いに行く名目で町に来ていた、そして恐らく彼女らも似たような嘘を並べて来たことであろう。預かってきたトマトを握りつぶした。
何てこった。あいつらか。
僕は自転車の籠の中のトマトを軍人の足元に投げつけた。そして僕自身、我を失い何事か夢中で叫んだ。自分ですら果たして何を言っているのか分からない。僕は右手の中指を立て、
「間座墓!」
と叫んだ。軍人は首だけで振り返り、それから僕の方へ歩みを寄せる。僕よりも40センチは身長が高い彼の眼光は既に「子供のしたこと」を笑って許すような雰囲気ではなかった。軍人はその上等な皮のブーツで僕のももの付け根をポケットに手を突っ込んだままで蹴った。大人の力の衝撃がその箇所から電流のように地面に抜け、さながらアースの役割でも果たしたかのように僕の左足は焼け焦げて落ちた。立っていられなくなり、地面に倒れ込むとすぐ目の前に皮製の靴のつま先がある。目をつぶる暇もなく鼻から大量の血が流れ出して、息が出来なくなった。口の中が熱くて、鼻水と血が混ざってマーブル模様を織り成しその不自然な美しいコントラストを眺めた。涙で視界が利かなくなると、今度はわき腹に針で刺されるような衝撃が訪れた。正体不明の嗚咽を漏らす僕を助けようなどという者は現れるはずもなく、結局は僕が何者であるかを問われるだけだった。彼の顔は笑っていた。
「坂!…国家!」
僕は片足を押さえ膝を付いた姿勢まで体を起こし再び中指を立てた。彼はそれまで顔の表情は笑った形を作って努めていたがその瞬間には完全に笑顔もおちゃらけた態度もなくなった。ポケットから出した拳で僕を思いきり殴りつけた。僕は誰だ?彼は最早軍人として僕を殴らない。そして笑わない。ならば、立ちあがろうとする僕は一体何者だ?今さっきまで軍人であった男は問う。オレは誰だと。オレは一生陰部を擦り続ける醜い生き物か?そんな男か?退いて生きるか?
僕はふいに笑いがこみ上げた。
「オレは海の男だ」
僕は声に出して言った。
彼は飽きたという身振りで友人らしき軍人を連れて、帰っていった。だらりとぶら下がった動かない腕はファイティング・ポーズのつもりだった。
叔父さんの家で目が覚めた。叔父さんは安堵した表情で
「あぁ、良かった。このまま目を開けないんじゃないかと思ったよ。しかし、すげぇ顔だなぁ」
と僕に話し掛ける。叔父さんの説明によると僕は気を失い、そして軍人が帰っていった後で見ていた人達がここまで運んでくれたということらしい。有無がどうなったか知りたかったけれど、そんなことは勿論訊けはしなかった。叔母さんが出してくれたお粥を食べようとして口の中に入れたらすごい衝撃が走って、僕は思わず宙に浮く。
叔父さんも叔母さんも笑って言った。
「虚無の親父さん、未曾有さんもケンカはしたけどさすがに奴らにケンカふっかけるなんざ聞いたことねぇや」
「そうよ。もうちょっと相手を考えなさい。殺されてたかも知れないのよ」
やはり叔母さんは泣き、僕はあとで家族にみっちりと怒られた。
だけれど、僕は自分が何者かを取り戻した。
以前にも増して僕は亡き父のように立派な漁師になろうと強く思う。鋭く切り立った岩壁を背に、汐が引いて膝丈程もなくなった外界から隔絶された知られぬ海で僕は銛を片手に空を見上げた。いつまでも空は夏の様相を呈していて水面に落ちた人影で僕は背後の岩の上に有無がいることを察知する。
「そこだ!」
僕は小指の爪ほどの大きさの小石を放ちながらそう言った。
「久しぶりじゃない」と小石のことには触れずに進める。思わず冗談めかした自分が恥ずかしくなるほど冷静に。
「そうだな」
僕も冷静に。
「虚無、少し変わった?」
「そうかな」
「何してんの?」
「銛の練習。オレはやっぱり漁師になるよ」
「そう」
そんな会話を交わした。有無はメンソールの煙草に火をつけて煙を吐き出すと同時に顔を上げた。僕は相変わらず銛で水の中の地面を形をなぞるように落ちつきなく突ついていた。彼女は指に煙草を挟んだまま、切り立った岩のわずかな取っ掛かりを慎重に滑るように降りた。僕の隣に腰を下ろし尻をつけて砂浜に座る。僕も砂の上に座るが水着が濡れていた為に濡れた砂が尻の形にくっきりとついた。あまりスムーズに言葉が出ない。
「有無は?何になるの?」
僕は沈黙の堰を切るように話し掛ける。
「分からない。あんたのお嫁さんにでもして貰おうかな」
僕が驚いた顔をしていると「冗談よ」と言った。
二人で動きのない海を見ていた。海鳥が遠くの島へ飛んでゆく。すると、有無は立ちあがり
「気持ち良さそうね。あたしも入ろ」
とそのままの姿で駆けて波を掻き分けてその身を浸した。僕があっけにとられ制止する暇もないまま彼女はずぶぬれの恰好で海からあがってきた。
「やっぱ服着たままだと辛いね」
僕の目は彼女の透けた服から浮き出た秘密しか入らず、完全に思考は停止し例えば気の利いたセリフのひとつも出てこないままとめどなく湧いてくる唾で急激に乾いていく喉を潤していた。髪をかきあげる仕草をした後、有無は
「虚無はセックスしたいの?」
と訊いた。
僕は「オレはセックスしたいよ」と答えた。
僕は煮え切らない情欲を抱えて悶々としたままの紳士に分かれを告げた。僕は快楽を貪る者だが、決してそれのみには存在しない。彼女に抱いた幻想や彼女に抱いたいかがわしい妄想、己に都合の良い空想、そういったものを1箇所にまとめて全部破棄した。それから僕は有無と交わった。
鋭く切り立った岩影で、外界から情報がシャット・アウトされた知られぬ砂の上で、落ちかけた太陽に焼かれ背中を水飛沫に濡らし僕は一際大きな声を出して果てた。
僕も有無も裸だった。彼女のお腹の上にはまだ生々しく行為の証が記されたままである。濡れた有無の服は薄いタンクトップですらまだ乾かず先ほどと全く変わらない。時間の経過も感じられない。脱ぎ散らかされた衣類の位置もそのままだ。
「気持ち良かった?」
と一番最後に有無は乾いた服をそそくさと着ながら訊いた。
自転車で海岸線を走っていると、東の方角へ飛行機が飛んでいった。僕が数えただけでももうさっきから一体何台の飛行機が飛び立っただろうか。気体がもの凄い速さで小さくなっていくのを見届けてから、再び自転車に跨りエデンに似た外界から隔絶された場所へ向かう。遠目に有無の姿を発見して片手でハンドルを握りながら大きく手を振った。彼女も体全体を使って信号を僕に返す。
「あ、また飛行機」
有無は上空を見上げて言う。
「オレも見たよ。来るときだけですごい数の飛行機見たなぁ」
「あたしも。何かあるのかなぁ。演習とか?」
僕は「さぁ、どうだろうね」と言い終わらないうちに、すぐ隣に座る有無の乳房を背面越しに触ろうとした。彼女は僕の手をまるで蝿や蚊をはたくような感じで叩いた。僕が彼女に会うのが待ち遠しかったのはいわずもがななのだけど。有無は
「あの時だけだよ。そんなねぇ、都合良くホイホイやらせるわけないでしょうが」
と手厳しく言った。僕はしつこく懇願したが、彼女が要求を飲むことは無かった。岩場に立てかけた銛が太陽の光りを反射して光線を生み出す。僕や有無に浴びせ掛けられた兆しの元を探し、空を見上げた。往き付く先は夏を完全に体現しその大きな両手で包み込むような入道雲。空を支える巨人はやはりその笑みを絶やさずやがて秋が来るまで微笑み続けるのだろう。
「まったく、言わなくちゃ分からないの?」
有無は胸の高さの水面に左手を入れて、水の中で僕の手を握り引き寄せた。帆を張った舟のように水面に浮かんだ僕の体もその小さな力で彼女の体にぶつかる形で引き寄せられる。お互いに向き合い体の前面を押しつけるように抱き合った。彼女は僕の股間を水中で触る。空は高く広大で、僕たちは身を寄せ合い抗わずそこに含まれた。東の空からまた飛行機が飛んで来て、僕たちの上空を過ぎ去るのを見ていた。
僕たちは飛行機の来た方角の空を見る。空では入道雲とは違う、けれど、ひときわ大きな球体のような雲が風船が膨らむ様を連想させた。心なしか荘厳で見ているものを魅了する何処かで見たことのある形の雲だった。ずっと、ずっと遠くまで、僕は僕の父も祖父もが愛したこの海の果てまで思いを飛ばす。
「わぁ、見て。綺麗」
と有無は水中から出した手をかざし、遥か遠くの海で立ち昇る雲を指差した。
そうそう。さらに関係ない話を補足すると、浮力を維持しつつうまくブレスするには、顔を上げる直前ギリギリに、一気に息を吐くこと。いかにまとめて一瞬でどばっと吐けるかどうかが水泳の呼気のコツですね。
でも元増田の症状って、水泳とは全く関係ないんだよね。当然水泳の呼吸法も何の役にも立たないし、それ(つまり運動時呼吸)を元に解決しようとしても無理。
私も若い頃の一時期、なったことがある。何というか、呼吸の仕方がわからなくなるというような感覚。私は寝る前、横になっているときによくなった。このまま呼吸ができなくなって死ぬんじゃないかなんて思いに駆られたこともあった。私の場合は数年後にふと気付くと「そういえば…」という感じでいつの間にかならなくなっていた。そんなものじゃないかと思う。敢えて何とかしようということなら、やばいと思ったら一旦思いっきり吸えるだけ吸って、その後10秒くらい止めて、あとはできるだけ長ーく時間をかけて(最低40秒以上)吐いてごらん。死ぬほどゆっくり深呼吸5回でもいいや。
>ロボットと一緒に暮らしていた動物たちは、ラピュタの崩壊が原因で絶命・・・
無論そうですよ。でも浮力派の人々とか監督とかは、少女を無自覚の大量殺戮者にしたくないので
何とか妥当な高度で収まらないかと考えているわけです、おそらく。
高度一万メートルならロボとオーバーテクノロジーで何とかなってるんじゃないかと思いたいのです。
私は上昇力一定で重力が弱くなるに従って加速度アップでやがて亜光速で宇宙の彼方派です。
さいれんとらんにんぐ
理科年表経由、"U.S.Standard Atomosphere 1976"によると、大気の密度は、ざっと以下のような所だ。
さて、問題はラピュタの平均密度がいかほどか?って所。
上部の木は900kg/m^3位、石造りの下部は重めの2,700kg/m^3でどうだろうかだろうか。
体積比で木部1に対し、石部2とすると、平均密度は2,100kg/m^3、平地で1750倍ということになる。
ここで、浮力を強めるのではなく、重力を抑える方向で考えて、スピードを抑えよう。
たとえば重力が2千分の一になったとすると、地表での浮力は単位体積あたり、おおよそ
となる。
これに対し、平均密度は2,100kg/m^3なので、0.0014m/s^2の加速度となる。
この場合、1時間後には18km/h程度の速度となる。って、ちょっと遅めかな。
いずれにしろ、浮力が釣合う、高度約2km程度まで上がる事になる。
続き。同様に木部だけになると、900kg/m^3が0.45kg/m^3相当の浮力を得て、高度約10km程度までは上がる事になる。
高度約2kmからの加速とすると
で、10分後には14km/h、数十分で高度約10kmに達するでしょう。
こんなもんでどうでしょ。