まともに書くと長くなるが、戦闘中の水上艦が沈むのは2パターンある
元増田とかが書いてる爆発して沈むのは轟沈ってやつだが、これは普通は火薬庫に火が入って誘爆することで起きる。何時間もかけて撃つつもりの弾薬が一度に爆発したら、そりゃ無事では済まない。当然、戦艦の場合、一番厳重に守られているのも火薬庫で、よほど当たり所が悪くない限りそんなことは起きない。起きないはずだが実際には結構起きている。
魚雷を搭載している艦だと、そいつらが誘爆することでも轟沈になりがち。砲弾の場合、主砲砲塔はその艦で一番装甲が厚い場所だから、そうそう誘爆なんておきないが、魚雷はむき出しの台にすえて使う物だし、しかも魚雷発射管が2連とか3連とか束になってることもあって、結構起きる。
誘爆を伴わない轟沈もある。端的には核攻撃くらったとか、複数の魚雷が連続して命中したとか、戦艦の主砲に綺麗に艦内主要部を貫通された上に船底に大穴が開いたとかで、大量の浸水で浮力を奪われて沈没する。
普通の軍艦は簡単に沈没しないように、水面下の区画を細かく防水構造で区切って、何区画か浸水しても浮いていられるようにしてある。しかし、複数の区画に短時間で大量に浸水すると、対応が間に合わない。
対応が間に合えば、そうそう軍艦は沈まない。浸水しても、ポンプで排水したり、反対舷に注水して転覆しないようにバランスを取ったり、浸水口を塞いだりできる。