2015-12-02

http://anond.hatelabo.jp/20151202172746

まともに書くと長くなるが、戦闘中水上艦が沈むのは2パターンある

元増田とかが書いてる爆発して沈むのは轟沈ってやつだが、これは普通火薬庫に火が入って誘爆することで起きる。何時間もかけて撃つつもりの弾薬が一度に爆発したら、そりゃ無事では済まない。当然、戦艦場合、一番厳重に守られているのも火薬庫で、よほど当たり所が悪くない限りそんなことは起きない。起きないはずだが実際には結構起きている。

魚雷を搭載している艦だと、そいつらが誘爆することでも轟沈になりがち。砲弾場合、主砲砲塔はその艦で一番装甲が厚い場所から、そうそう誘爆なんておきないが、魚雷はむき出しの台にすえて使う物だし、しか魚雷発射管が2連とか3連とか束になってることもあって、結構起きる。

誘爆を伴わない轟沈もある。端的には核攻撃くらったとか、複数魚雷連続して命中したとか、戦艦の主砲に綺麗に艦内主要部を貫通された上に船底に大穴が開いたとかで、大量の浸水浮力を奪われて沈没する。

普通軍艦は簡単に沈没しないように、水面下の区画を細かく防水構造で区切って、何区画浸水しても浮いていられるようにしてある。しかし、複数区画に短時間で大量に浸水すると、対応が間に合わない。

対応が間に合えば、そうそ軍艦は沈まない。浸水しても、ポンプ排水したり、反対舷に注水して転覆しないようにバランスを取ったり、浸水口を塞いだりできる。

最初に書いた「それ以外」が起きるのは、そういう対応が追いつかないぐらい浸水した、ということ。箇条書きするとこんな感じ。

  1. さらなる攻撃浸水が拡大してどうにもならなかった
  2. 浸水口が大きすぎるか多すぎるかして、塞ぐ/排水が追いつかなかった
  3. 発生した火災を消火できなかった
  4. 発電機浸水して電力が失われ、ポンプが動かなくなった

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