2013-11-01

空気の大切さを教えるために

プールに生徒を叩き落として、頭抑えた。

まだ窒息するわけないのにガボガボと暴れる。

君は若いんだから三十秒ぐらい持つだろ

まだ苦しくないはずだ。

これでは空気の大切さが伝わらない。

彼の力は結構強くて、無理やり頭を持ち上げようとしたので

さらプールの底におしやった。

彼はさらに暴れようとしたのかもしれないが

水圧のおかげで、こちらへの抵抗はかなり軽減された。

まだ10秒。苦しくないはずだ。

自身の腰を浮かせるように力をこめると

彼の頭に私の体重がのることに気付く。

その重みで、さらに底におしやる。

やっと20秒。

少し暴れたか酸素が足りなくなってきたかもしれない。

断続的にもがく事は出来なくなり、休憩をはさむようになった。

そろそろ、押さえ込まれた恐怖より、酸欠の恐怖に変わってきたかな。

30秒。

そろそろかなと思ったが、彼が暴れることによって発生する浮力

体を任せるのが少し心地よかった。あと少し。

ガクッと力が抜けた。彼を水面から引きずり出す。

これで、彼も空気の大切さを理解して、

環境問題等に取り組む大人になってくれると思う。

私はすこし彼から恨まれるかもしれない。

でも、それ以上に、彼の心に大切な何かを残せたと思う

教師冥利につきる。

もちろんフィクションです。

  • もちろんその教師はそいつをそこらに放置したんだよな? 人工呼吸の類はせず自然蘇生するよう周りの生徒に命じたんだよな? そこまでしなかったらお前は腰抜けだ。

  • いいリョナSSありがとうございます きっと意識失いそうな少年に代わって海パンの中のいきりたつもう一人の少年が あわよくばこのタイミングで精通も経験してまで 先生に敬意を示して...

  • https://anond.hatelabo.jp/20131101122822 10回は抜いた

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