2012-02-28

ダイビングと素潜りの違いをメモしておく

単なる備忘録自分blogに書いてもいいんだけど、仕事しろって話になるのが嫌なのでこちらに(っても会ったら日焼けしているのでまるわかりだが

素潜りはやってて、ダイビングを知らない人用。

機材とかの話は教科書に書いてあるとおりなので省略。なんもかんも違うんだけど、もっとも違うのは運動原理一部の人にだけ通じる例え方でいくと、素潜りの運動原理航空機で、ダイビングは(そのまんまだけど)潜水艦

素潜りをしているときは推力で水流に対する揚力(厳密にあってるか知らん)を得て、体のひねりとかで行き先をコントロールする(少なくとも自分は)。そのために、素潜り中はあまり動きをやめることはしない(だいたいの場合止まったら浮いちゃうか沈んじゃうか)。例えば水中で何か観察するときは、観察後離脱する方向を何らかの形で考えておかないと観察対象にぶつかったりする(珊瑚を傷つけないようにしましょう!)。プラス浮力場合は倒立に近い形でバランスをとって、上方向に離脱するし、そうでないときは横方向にアプローチして観察するのが楽。まぁ、手を使えるところなら手を使ってもいいんだけど。逆に、流れている場所で流れに乗って対象にアプローチしようとしても、流れに乗った状態では揚力が発生しないため、難しい。

ダイビング潜水艦。浮き袋は自分の肺。呼吸を一定ペースでやったとすると、肺の容量はノコギリ波に近いものになる。肺活量が0ccから3000ccまであったとして、苦しくないための呼吸には1000ccのガス交換が必要だったとする。このとき、肺活量でいうところの0cc~1000ccの範囲で呼吸するか、2000cc~3000ccの範囲で呼吸するかで浮力がかなり変わってくる((もちろん、交換速度はガスの濃度に依存するので、こんな単純ではないはずだけど))。具体的には水の比重は有効桁数2ケタと思えば1g/ccでいいので、このモデルではそれぞれの中点の2500-500=2kg分の遊びが浮力にできることになる。この遊び部分をコントロールして浮上したり沈降したりするのがダイビングの移動方法のその1のようだ。もちろんその2はフィンキックだけど、水平移動にしか使わないのが正解。垂直移動に使うと息を使ってしまうので、もったいない、と。

ちなみに、急いで浮きたいからって肺に空気を入れて止めるのは厳禁。死ぬぞ。

(↑次回自分がやりかねないので警告)

また、素潜りの時は姿勢変更に素直に揚力がついてくるので、コントロールの時定数が小さい(あるいは、自分慣性に対する最大出力が大きい)。一方、ダイビング場合慣性に対して出力の範囲が小さいので(BCDを全開にするという反則技を除けば)時定数が大きくなり、早め早めのコントロールが必要になる。このコントロールがへちょいと、僕みたいに上がったり下がったり一定しない人になるわけです。

次回泳ぐときのための反省材料として記録。

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