はてなキーワード: 回天とは
https://anond.hatelabo.jp/20171218231443
批判派の一人として言わせてもらうけど、少なくても俺が批判してるとこそこじゃないから!
酷評してる人の評価みると大体、今までのスターウォーズシリーズで培ってきた世界観をほとんど覆してしまった、というのが主な所なのかな。
違うよ。全然違うよ。
ルークのやさぐれ感は全然違和感なかったよ。むしろ予想通り。だって前作で自分が作ったジェダイアカデミーを弟子のカイロにぶっ潰されておまけにカイロが暗黒落ちしてファーストオーダーに入っても何もせずにほったらかししてた状態だもん。そりゃ面倒なぐあいにこじれちゃったんだろうなぐらいには思ってたよ。むしろジェダイの古い経典を後生大事にしてるルークの目の前で「ヒャッハー!!」と派手に過去の遺産を燃やし尽くしてくれたヨーダの英霊にはスカッとしたよ!
レイの出生の謎がなんでもなかった点もよかったよ。俺もスカイウォーカー家の内輪もめ話にはうんざりしてきたから、それを綺麗さっぱり吹っ飛ばしてくれたのはむしろ良かったよ。まぁ突然フォースの新要素が次々追加されて、あれはご都合良すぎじゃね?と思いつつも許容範囲内だよ。
俺がボロクソいっているのは、こういう新要素を吟味する以前にベースとなる話運びが酷すぎる!!!ってこと。結果的に話が何も進展しなかったあのコードブレーカーを探す流れ(これ40分ちかくあったよね?)、終盤の「マジで?うそでしょ?」と思わず叫んだ取ってつけたようなキスシーン、とにかくバカばっかりのレジスタンス軍。。。
とくにイライラ絶頂だったのがバカぞろいのレジスタンス!まともな戦略もなくただ特攻&玉砕するだけしか能がないってお前らは旧日本帝国軍か???大体序盤の戦闘なんて前作で新デススターをぶっ壊した後の撤退戦の続きなんだから、ポー・ダメロンもただ味方が逃げ切れるまで時間稼ぎしてればいいのになんで戦略上まったく意味のない敵艦隊攻撃にうつるの?あれで死んだ味方ってはっきりって犬死よ?後半の籠城戦でもまったく意味わかんない特攻をしかけて同じく数少ない生き残りの部下もどんどん無駄死にさせていく。
とくにあのレジスタンス軍の対敵艦爆撃機のダメっぷり。デカい、トロイ、その上すこしでも敵からの攻撃を受けたらあっというまに誘爆おこして撃沈という糞デザイン。あんなの味方の戦力が圧倒的で制空権を完全に握ってないと乗組員はほぼ死亡確定の日本海軍の回天ばりのクソ兵器やん!!!そのうえ無重力状態の宇宙で敵艦に「爆弾投下」してる絵を見せられたあたりで序盤そうそうで「あーこの映画ダメだわ」ってまじめに見る気なくしたよ。
むしろあんな無能レジスタンスはさっさと全滅させてファーストオーダーに宇宙征服してもらったほうがよっぽど宇宙も平和になると思いました。
あとあのカジノ街でのエピソードも、捕まってたまたま牢屋に入れられた部屋にコードブレーカーもどきがいて、怪しい男のまま一緒について行って、最後は結局はファーストオーダーとつながってた裏切り者でしたって。まじ???なんのフリも伏線もなくあんな重要キャラを偶然登場させてあの展開ってありえなくね???
SF映画を見てるんだから、現実にはないウソの映像みてるってことはわかってるんだよ。いまさら「宇宙空間で爆音なんてない!」なんて野暮なこと言うつもりないよ。ただSF映画を作るんなら、もっと上手に観客をだましてくれってことだよ。それが脚本の流れや設定があまりに雑すぎて肝心のストーリーに入り込めないの!
俺はむしろ見終わったあとツイッターみたら町山さんとかが絶賛してたのを「ネタばれ警察がうるさいから皮肉でほめてる風にいっているんだろうな」ぐらいにしか思ってなかったもん。数日たってあれ本気でほめてたんだってわかったときの断絶間!!!
あと「最後のジェダイ」の評価が二分してるのは本国の米国でも一緒だよ。もうおれは映画本編よりも数週間もしたらyoutubeにアップされるであろう「最後のジェダイ」をネタにしたツッコミ動画やコメディ動画だけを楽しみに次回作まで生き延びますわ。
神風特別攻撃隊は、最初の敷島隊が運よく護衛空母を沈めたものの、その後は途中で撃墜されてさしたる戦果も上げられなかったというじゃないか。桜花とか回天とかは最初からだめだったんだっけ。
こんなのに事実上無理矢理志願させられて、しかも戦争にはほとんど影響も与えられずに惨敗ってんじゃ、これは完璧に、紛うことなき無駄死にだ。これほど完全に無意味な無駄死にだからこそ、後世の我々は、そんな無駄死にをさせた連中を、遠慮なく非難できるわけだ。無駄死にさせられた若者達を悼みつつ。
もし、1機2機の戦闘機の犠牲で空母や戦艦が沈められたのだとしたら、それは戦術的には大成功だろう。特攻が思いのほかうまくいって、米軍もうまいこと対策を取れず、客観的に十分以上の戦果を上げていたとしたら、後世の我々はそれを「統率の外道」とか言って非難できただろうか。
戦闘となればどうやったって一定確率で死者は出るのであって、たとえば10人の部隊で敵基地に突撃したら高確率で5人は死ぬがひとりに爆弾持たせて特攻させたらひとりの犠牲で済む、という場合、ひとりに特攻させるのは本当に悪か。トロッコ問題のような話で、簡単には結論が出せない話ではないか。
もっと言えば、事は「100%死ぬ」状況に限らない。日本では自衛隊に国を守ってもらっているが、自衛官の人たちは、いざ有事となれば、一般人よりは死ぬ確率が高いのは間違いないだろう。そういう役割を、志願した一部の人に担わせているというのは、死ぬ確率が100%でないというだけで、「少数の人に特攻させる」のと構造的には変わらないのではないか。
特攻が無駄死にだったからこそ、今の我々は、そういうことを考えず、気楽に特攻させた側を非難できるわけだ。
さらに言えばだ、現実の歴史では、特攻は効果を上げられずみんな無駄死にして日本は完膚なきまでに敗けたわけだけが、うっかり特攻がうまくいってしまって、敗戦も、GHQによる民主化も行われず、大日本帝国が継続していたらどうなっていたか。そりゃ時代が変わったのだからあの戦争の頃よりは多少の民主化はされただろうが、徴兵制ぐらいは残ってたかもしれない。特攻の成功体験を持った大日本帝国なんて、どんな国になっていたことか。考えるだに恐ろしい。
元増田じゃないけど、回天の黒島亀人や桜花の大田正一は右左関係なく人間のクズだから
そんな無理して擁護しなくてもええと思うんだが
・黒島亀人
黒島は終戦時に宇垣纏の日記『戦藻録』の一部を勝手に処分している。
黒島は極東国際軍事裁判の証人として出廷するために借りたいと遺族から受け取り、該当部分のみ電車に置き忘れたとしているが、黒島は裁判に出廷していなかった[65]。
連合艦隊通信参謀・市来崎秀丸からも連合艦隊電令作綴を受け取り焼却処分している[66]。
何らかの保身のため、黒島にとって都合の悪い部分が書いてある箇所を処分したのではないのかと指摘されている
・大田正一
8月18日、茨城県の神ノ池基地において零式練習戦闘機に突然乗り込んで離陸、そのまま行方不明となった。
大田は、新聞に桜花の発案者として華々しく取り上げられて以来、不遜な態度をとるようになっていた上、桜花搭乗員の人命を軽視する発言も行っていたため、報復を恐れていたという説もある。
大田は基地から離れた金華山沖の洋上に着水し漁船に救助され生還。
行方不明者として名乗り出ることもなく、戦後の混乱に乗じて別人を装っ た(ただし、生涯無戸籍のままであった
妻時子の入婿になればいいと勧めたが、「実は他に女がいます。子供も一人」と答えた。
三男が生まれる前後の1949年(昭和24年)6月に北海道へ小豆を買いに行くと言って大金を持って消えてからは音信不通になった。
フィリピンで陸軍の航空特攻を指揮。マッカーサー軍が迫ってくると、司令部の許可なしに側近と芸者とウィスキー瓶のみを載せて台湾に逃亡。天寿を全うする。
陸軍特攻の中心だった第六航空軍の司令官。10代の少年を特攻隊を次々を送り出し、エンジン不調などで戻ってくると「卑怯者!俺も後で行く!」と殴り倒した。
敗戦で部下が自決をすすめたが「死ぬのだけが責任を取る事ではない」と逃げ回り、96歳で天寿を全うした。
菅原道大の部下で第六航空軍の参謀。特攻隊を次々と送り出し、機体不良で戻ってきた搭乗員を監禁して毎日毎日
「死ねないようないくじなしは特攻隊の面汚しだ。国賊だ!」と罵り殴りまくった。悔しさのあまり自殺したものもいる。
戦後は元特攻隊員の復讐を恐れてピストルを持ち歩き、寝る時は枕元に日本刀を置いて寝た。天寿を全うする。
「待て!お前は特攻隊で死んでもらう事になっている」と輸送機から引きずりおろし、自分が乗り込んで本土へ帰っていった。
残酷な人間魚雷「回天」を立案。「必ず脱出装置を付けます」と嘘をついて認可を得た。
戦後は会社社長として何不自由ない暮らしを送る。宇垣纒の戦争体験手記を遺族から借り出し、自身に都合の悪い部分を破棄した。天寿を全うする。
学徒兵つながりで書きますが戦争の悲劇の代名詞とも言える特攻隊ですがその総数は4000名いません。(回天、大和の沖縄出撃を除く)米国でも学徒兵の多くを空軍で使います。
対独戦略爆撃を行った米空軍の戦死者は最低でも6万人強です。彼等は25回の出撃で国に帰れるとされてましたが一回の出撃の損害が半端じゃない、初期は平均で2割近かったといいます。計算してみるといい、2割の損害で25回、最初の何割が残りますか?
計算してみた。25回出撃は、1回当たり20%の損害で0.4%、15%の損害でも1.7%しか生存できない。
兵隊を使う戦術なんて指揮官が兵隊の命を賭けに使って戦果を出しているに過ぎない。
四方八方を飛び交う銃弾や周囲何十メートルも吹き飛ばす爆弾を回避できる人間なんてそうはいない。
個人ではどうしようもない確率的な問題だから特攻と他の戦術は本質的に同じだと思う。
話題になってたので。http://spotlight-media.jp/article/177393058109443530
なるべくTHE BOOMの解散からは目を背けて生きていたんだけど、
ブームの解散を惜しんで・・・好きな曲&歌詞の私的ベストランキング | 回天組
を読んでしまったので、自分の好きな曲をまとめたくなった。先の記事では初期の曲が中心だったので、アルバム「FACELESS MAN」以降から。
https://www.youtube.com/watch?v=AiOuuqantdA
色気・狂気系
なにをやらかしたのか破滅的な歌詞と、最後の繰り返し、あと間奏もグッとくる。最高。
ライブアレンジよりCDの方が好み(どの楽曲もだいたいそう)。
https://www.youtube.com/watch?v=3yircEejY3c
色気・海より深い愛系
なにもかも捨てておいで あなただけ連れておいで
月さえも眠る夜
PVでかぶってるデカい帽子、いつ見ても頭から落ちてしまいそうで心配になる。最高。
色気系
誰も祝福しない 恋でもいい
から最高に色気度高い。最高。で、すぐ終わる。最高。
狂気・海よりも深い愛系
人を恨み 人を裁き 生きる君が なぜか愛しい
人を憎み 人を拒み 生きる君が なぜか恋しい
https://www.youtube.com/watch?v=hr4roa60mhY
狂気系
幾多の嘘を信じたふりしても 巣作りしてたら幸せだった
これは大人になって、人の裏切りを知ってからものすごく好きになった。ライブだと南流石さんが歌う部分があるけど通しでMIYAが歌うCD版のほうがいい。でもライブは狂気ぽさが増してていい。最高。
手のひらに舞い降りた雪虫 涙の雨に溺れて死んだ
の低音がかっこいい。最高。
https://www.youtube.com/watch?v=qcnoF4mJzeo
海よりも深い愛系
最高。とにかく最高。
単に幕末維新の歴史の知識だけなら、百科事典講釈師のような物知りも沢山いるが、この対談は人物評が現代的で、政治家として官僚としての力量を問う通信簿的な作業でもあり、ことごとくがリアリスティックなのである。
しかも幕末維新を、本筋を外さないで不思議な逸話で溢れさせ、しかし歴史観の骨髄をしっかり守っている。
経済の視野から薩長と会津を比較してみると、京都守護職を越前の松平春嶽から押しつけられた会津の松平容保は、財政的艱難辛苦に耐えなければならず、藩士1000名の京と駐留経費の捻出は並大抵ではなかった。京都は島原の遊郭で遊ぶカネがなく、だから会津武士は京都人から嫌われ、薩長はすかれた。
なぜか。長州は竹島経由で、薩摩は沖縄を梃子に「密輸」をやっていて資金が潤沢、最新鋭の軍艦も鉄砲も買えた。中村彰彦によれば加賀前田藩も日本海の北と密貿易を展開した銭屋五兵衛を黙認した形跡があるという。
密輸で設けた諸藩の志士らは、経費をちょろまかして島原で遊興もできた。
本書で両人からコテンパンな酷評を受ける一つは御三家のなかでもイデオロギーの強い水戸藩、天下の副将軍と勝手に僭称した水戸光圀は、伝説では「名君」だが、じつはとんでもない御仁だった。
水戸学が、やがて水戸藩を分裂させ、悲惨な内訌が天狗党の悲劇を生んだが、じつはその後も明治三年まで復讐劇が続き、難を逃れて群馬や栃木あたりに逃げ、その末裔が現在もいるという後日談も、なんだか、西南戦争に負けた西郷軍のうちの1500名ほどが台湾へ逃れ、現地民に同化したという歴史の裏面の話に通じる。
本書は、薩摩が長州と歴史意識も政治構造も科学・天文学への心構え、軍事思想など似ているようで全く異なることを、これまた目から鱗のように別の視点からえぐり出している。
たとえば坂本龍馬が斡旋した薩長同盟の基軸の発想は公武合体の実現だった。
山内教授は「オーストリア・ハンガリー二重帝国」の例があるように、天皇を頂き、徳川と薩長が二分するアイディアの存在を告げる。
イギリスのオールコックなどの歴史観や世界の情勢から、倒幕に踏み切っていくプロセスで西郷、大久保は坂本が邪魔になったという闇の部分にも光を当てる。これは中村がまだ直木賞受賞前にかいた『龍馬伝説を追う』(世界文化社)にも詳しい。
また榎本武陽の「蝦夷共和国」構想も、じつはハプスブルグ家の「オーストリア・ハンガリー二重帝国」が発想にあった、と示唆する。
脱線ながら、評者(宮崎)が鹿児島は指宿の「伝承館」でみたパリ万博の記録展示の或る部分に驚いた。パリ万博は薩摩と徳川幕府が出展した。薩摩焼など、パリジャンの度肝を抜いた。ともにそれぞれの勲章をつくった。
薩摩は「薩摩・琉球国」として勲章をだした。つまり独立国として、国際社会にアピールしていたわけである。
もう一人、こっぴどく批判されているのは福沢諭吉だ。
福沢が欧米派遣のおりに経費を誤魔化して図書を買いあげたが、それは小学生程度の英語の本が多く、小栗上野介は「あの男の選択眼は節穴、語学能力はその程度だ」と評した逸話は有名だろう。
福沢は本来なら切腹ものだが、ばれて詮議にかかろうとしたとき徳川幕府が瓦解した。
他方では講釈やら近年の小説の裁き方や世評はともかくも、食えなくなった旧幕臣らの面倒をよくみた勝海舟と榎本武陽への評価が高い。
さて表題も示唆する「黒船来航以後」の話であるが、アメリカとロシアが日本にとって最初の接触だったのは、幕末の混乱期における日本にとって僥倖であり、もし英仏のような『ならず者国家』が日本に先に乗り込んできたらどうなっていたか。
シナにしかけたアヘン戦争のような略奪と、国内分裂は防げなかったのではないか。幕府はフランスに薩摩は英国に頼ったが、本気で内戦にのめり込んでいったら、日本は良いように利用されたあげくに英仏の植民地化されていた恐れがあった。
しかし幕末に徳川幕府をさしおいて薩長が最新鋭の武器を大量に買えたのも、その先見性や薩英戦争、馬関戦争敗北の体験から軍事知識と実践があり、おりしも南北戦争が終わって大量の武器をもてあましたアメリカから大量に買い付ける。
市場開拓を狙うドイツ人の武器商人だったスネル兄弟は河井継之助の長岡藩にガットリング銃を売りつけたが、会津に強力にテコ入れし、最後は榎本軍に従って函館戦争をともに戦った。
ドイツはむろん、英仏米露の隙間を狙って日本での武器外交が主眼だった。
しかし幕府敗戦により、スネルは代金を回収できず、兄はやがて会津武士団の食い詰め組を率いてカリフォルニアに移住したり、弟は御維新後、浅草で落語を聞いていたとか。脱線する逸話もまた本質に付随した、人間の描写なのである。
それにしても幕末維新を縦横に語る中村彰彦は歴史作家だから回天の内幕に詳しいのは当然にしても、なぜイスラム中世の専門家である山内昌之が、ときに中村を唸らせるほど幕末日本に精通しているのだろう。
もう一つ不思議に思ってきたことがある。山内昌之教授は、『世界』と『諸君』の両方に論文を書く器用な論客でもあり、保守なのか旧左翼なのか、いまもよく分からないところがある。
山内がいみじくも「後書き」に書いている。
国際会議で、オスマントルコ帝国の解体過程やイスラム政治の歴史と、日本の近世・近代との比較をよく問われる。国際的要請でもある。まして日本史を知らずして世界史を語れる筈があろうか、と。
最後節あたりの日露戦争から大東亜戦争に至る山内の歴史講釈には、ちょっと首肯できない史観部分があるが、山内教授の主観だから、その部分は聞かないことにする。