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はてなキーワード: 線形空間とは

2024-09-12

[] 無差別曲線分析の基礎

定義 1 (消費集合)

消費集合 X を局所位相線形空間の凸錐部分集合とする。

定義 2 (選好関係)

X 上の二項関係 ≿ を選好関係とする。

公理 1 (完備性)

∀x, y ∈ X, x ≿ y ∨ y ≿ x

公理 2 (推移性)

∀x, y, z ∈ X, (x ≿ y ∧ y ≿ z) ⇒ x ≿ z

公理 3 (連続性)

∀x ∈ X, {y ∈ X | y ≿ x} と {y ∈ X | x ≿ y} は X において閉集合

公理 4 (凸性)

∀x, y, z ∈ X, ∀α ∈ (0, 1), (x ≿ z ∧ y ≿ z) ⇒ αx + (1-α)y ≿ z

定義 3 (効用関数)

関数 u: X → ℝ が以下を満たすとき、u を選好関係 ≿ の効用関数と呼ぶ:

∀x, y ∈ X, x ≿ y ⇔ u(x) ≥ u(y)

定義 4 (無差別集合)

効用関数 u: X → ℝ に対して、任意の r ∈ ℝ に対する無差別集合 I_r を以下で定義する:

I_r = {x ∈ X | u(x) = r}

定理 1 (無差別集合の位相性質)

公理 1-4 を満たす選好関係 ≿ に対応する効用関数 u が連続であるとき任意の r ∈ ℝ に対して、I_r は X の閉集合である

証明

u の連続性より、I_r = u^(-1)({r}) は X の閉集合である

定理 2 (無差別集合の凸性)

公理 1-4 を満たす選好関係 ≿ に対応する効用関数 u が準凹であるとき任意の r ∈ ℝ に対して、I_r は凸集合である

証明

x, y ∈ I_r, α ∈ (0, 1) とする。u の準凹性より、

u(αx + (1-α)y) ≥ min{u(x), u(y)} = r

一方、u(αx + (1-α)y) > r とすると、公理 4 に矛盾する。

よって、u(αx + (1-α)y) = r となり、αx + (1-α)y ∈ I_r が示される。

定義 5 (Gâteaux 微分可能性)

X が Banach 空間とき関数 f: X → ℝ が点 x ∈ X で Gâteaux 微分可能であるとは、任意の h ∈ X に対して以下の極限が存在することをいう:

δf(x; h) = lim_{t→0} (f(x + th) - f(x)) / t

定義 6 (限界代替率)

効用関数 u: X → ℝ が Gâteaux 微分可能であるとき、点 x ∈ X における財 i と財 j の間の限界代替率 MRS_{ij}(x) を以下で定義する:

MRS_{ij}(x) = -δu(x; e_i) / δu(x; e_j)

ただし、e_i, e_j は i 番目、j 番目の基底ベクトルとする。

定理 3 (限界代替率逓減の一般化)

X が Hilbert 空間で、効用関数 u: X → ℝ が二回連続 Fréchet 微分可能かつ強凹であるとき任意の x ∈ X と任意の i ≠ j に対して、

∂MRS_{ij}(x) / ∂x_i < 0

証明

u の強凹性より、任意の h ≠ 0 に対して、

⟨D²u(x)h, h⟩ < 0

これを用いて、MRS の偏導関数符号評価することで証明完了する。

定理 4 (効用最大化問題の解の特徴付け)

X が局所位相線形空間、p ∈ X* (X の双対空間)、w ∈ ℝ とする。

効用関数 u: X → ℝ が連続かつ準凹で、以下の問題の解 x* が存在するとき

max u(x) subject to ⟨p, x⟩ ≤ w, x ∈ X

ある λ ≥ 0 が存在して、以下が成り立つ:

1. ⟨p, x*⟩ = w

2. ∀y ∈ X, u(y) > u(x*) ⇒ ⟨p, y⟩ > w

3. δu(x*; h) ≤ λ⟨p, h⟩, ∀h ∈ X

証明

超平面分離定理を用いて、{y ∈ X | u(y) > u(x*)} と {y ∈ X | ⟨p, y⟩ ≤ w} が分離可能であることを示し、そこから条件を導出する。

2024-09-02

[] 実現可能集合から全体の効用を最大化

定式化

1. (X, 𝒯) を局所ハウスドル位相線形空間とする。

2. ℱ ⊂ X を弱コンパクト凸集合とする。

3. 各 i ∈ I (ここで I は可算または非可算の指標集合) に対して、効用汎関数 Uᵢ: X → ℝ を定義する。Uᵢ は弱連続かつ擬凹とする。

4. 社会厚生汎関数 W: ℝᴵ → ℝ を定義する。W は弱連続かつ単調増加とする。

最適化問題

sup[y∈ℱ] W((Uᵢ(y))ᵢ∈I)

理論分析

1. 存在定理:

定理: ℱ が弱コンパクトで、全ての Uᵢ が弱上半連続、W が上半連続ならば、最適解が存在する。

証明: Ky Fan の不動点定理を応用する。

2. 双対性理論:

プリマ問題を以下のように定義する:

P: sup[y∈ℱ] W((Uᵢ(y))ᵢ∈I)

対応する双対問題

D: inf[λ∈Λ] sup[y∈X] {W((Uᵢ(y))ᵢ∈I) - ⟨λ, y⟩}

ここで、Λ は適切に定義された双対空間である

定理 (強双対性): 適切な制約想定のもとで、sup P = inf D が成立する。

3. 変分解析アプローチ:

∂W を W の劣微分とし、∂Uᵢ を各 Uᵢ の劣微分とする。

定理: y* ∈ ℱ が最適解であるための必要十分条件は、

0 ∈ ∂(W ∘ (Uᵢ)ᵢ∈I)(y*) + Nℱ(y*)

ここで、Nℱ(y*) は y* における ℱ の法錐である

4. 函数解析的特性付け:

T: X → X* を以下のように定義する:

Ty, h⟩ = Σ[i∈I] wᵢ ⟨∂Uᵢ(y), h⟩

ここで、wᵢ ∈ ∂W((Uᵢ(y))ᵢ∈I) である

定理: y* ∈ ℱ が最適解であるための必要十分条件は、

Ty*, y - y*⟩ ≤ 0, ∀y ∈ ℱ

5. 非線形スペクトル理論:

L: X → X を L = T ∘ Pℱ と定義する。ここで Pℱ は ℱ 上への射影作用素である

定理: L のスペクトル半径 r(L) が1未満であれば、最適解は一意に存在し、反復法 y[n+1] = Ly[n] は最適解に収束する。

6. 測度論的アプローチ:

(Ω, 𝒜, μ) を確率空間とし、U: Ω × X → ℝ を可測な効用関数とする。

定理: 適切な条件下で、以下が成立する:

sup[y∈ℱ] ∫[Ω] U(ω, y) dμ(ω) = ∫[Ω] sup[y∈ℱ] U(ω, y) dμ(ω)

7. カテゴリー論的解釈:

効用関数の族 (Uᵢ)ᵢ∈I を圏 𝐓𝐨𝐩 における関手 U: I → 𝐓𝐨𝐩 と見なす。ここで I は離散圏である

定理: 適切な条件下で、最適化問題の解は U の余極限として特徴付けられる。

2024-08-19

ヒルベルト空間分析

1. 多様体としてのヒルベルト空間

ヒルベルト空間無限次元線形空間だが、射影ヒルベルト空間として有限次元多様体のように扱うことができる。射影ヒルベルト空間 P(H) は、ヒルベルト空間 H の単位球面上のベクトルスカラー倍による同値類で割った空間であり、量子状態の集合を位相的に解析するための空間だ。局所座標系は、例えば、正規直交基底を用いてチャートとして定義され、局所的にユークリッド空間に似た構造を持つ。この構造により、量子状態位相特性を解析することが可能となる。

2. スキームとしてのヒルベルト空間

スキーム理論代数幾何学概念であり、ヒルベルト空間においては作用素環を通じて状態空間を解析するために用いる。特に自己共役作用素スペクトル分解を考慮し、各点を極大イデアル対応させる。このアプローチにより、量子状態観測可能量を代数的にモデル化することができる。例えば、観測可能量としての作用素 A のスペクトルは、A = ∫ λ dE(λ) という形で表され、ここで E(λ) は射影値測度である。これにより、量子状態代数特性を解析することが可能となる。

3. Hom(-, S)による記述

ヒルベルト空間における射は、線形作用素として表現される。特にユニタリ作用素 U: H → H は、U*U = UU* = I を満たし、量子力学における対称変換を表す。これにより、系の時間発展や対称性を解析することができる。射影作用素は、量子状態の測定を表現し、観測可能量の期待値や測定結果の確率計算する際に用いられる。これにより、量子状態の射影的性質を解析することが可能となる。

4. コホモロジー

ヒルベルト空間コホモロジーは、量子系のトポロジカル不変量を解析するための手段提供する。例えば、ベリー接続 A = ⟨ψ(R) | ∇ | ψ(R)⟩ やベリー曲率 F = ∇ × A は、量子状態パラメータ空間における幾何学位相性質記述する。チャーン数は、∫ F により計算され、トポロジカル不変量として系のトポロジカル相を特徴付ける。これにより、量子系のトポロジカル特性を解析することが可能となる。

5. 局所的断片からの再構築

ヒルベルト空間の基底を用いて、空間を再構築する。直交基底 { |e_i⟩ } は、量子状態の展開に用いられ、|ψ⟩ = Σ_i c_i |e_i⟩ と表現される。これにより、状態表現簡素化し、特定物理的状況に応じた解析を行う際に有用である。例えば、フーリエ変換は、状態を異なる基底で表現するための手法であり、量子状態の解析において重要役割を果たす。

6. 構造を保つ変換の群

ヒルベルト空間における構造を保つ変換は、ユニタリ群 U(H) として表現される。これらの群は、量子系の対称性記述し、保存量や選択則の解析に利用される。例えば、回転対称性角運動量保存に対応し、ユニタリ変換は系の時間発展や対称性変換を記述する。これにより、量子系の対称性特性を解析することが可能となる。

7. 距離空間としてのヒルベルト空間

ヒルベルト空間は、内積により誘導される距離を持つ完備距離空間である。具体的には、任意状態ベクトル |ψ⟩ と |φ⟩ の間の距離は、||ψ - φ|| = √⟨ψ - φ, ψ - φ⟩ で定義される。この距離は、量子状態類似性を測る指標として用いられ、状態間の遷移確率やフィデリティ計算に利用される。これにより、量子状態距離特性を解析することが可能となる。

2024-07-22

[] 動的一般均衡理論抽象拡張

1. 基本設定

経済表現する空間を E とし、これを局所位相線形空間とする。価格空間 P を E の双対空間 E* の部分集合とし、商品空間 X を E の部分集合とする。

2. 一般化された超過需要関数

Z: P × Ω → X を一般化された超過需要関数とする。ここで Ω は外生パラメータ空間である。Z は以下の性質を満たす:

(a) 連続性:Z は P × Ω 上で連続

(b) 一般化された同次性:任意の λ > 0 に対して Z(λp, ω) ≈ Z(p, ω)

ここで ≈ は適切に定義された同値関係

(c) 一般化されたワルラス法則:<p, Z(p, ω)> = 0

ここで <・,・> は E* と E の間の双対性を表す

(d) 境界条件:p が P の境界に近づくとき、||Z(p, ω)|| は無限大に発散

3. 価格調整メカニズム

価格の動的調整を表現するために、以下の無限次元力学系を導入する:

dp/dt = F(Z(p, ω))

ここで F: X → TP は C^1 級写像であり、TP は P の接束を表す。

4. 均衡の存在と安定性

定理1(均衡の存在):適切な位相的条件下で、Z(p*, ω) = 0 を満たす p* ∈ P が存在する。

証明の概略:KKM(Knaster-Kuratowski-Mazurkiewicz)の定理一般化した不動点定理を応用する。

 

定理2(局所安定性):p* の近傍 U が存在し、初期値 p(0) ∈ U に対して、解軌道 p(t) は t → ∞ のとき p* に収束する。

証明の概略:リャプノフ関数 V(p) = ||Z(p, ω)||^2 / 2 を構成し、V の時間微分が負定値となることを示す。

5. 不均衡動学

不均衡状態における経済主体の行動を記述するために、以下の最適化問題を導入する:

 

経済主体 i に対して、

最大化 U_i(x_i)

制約条件 <p, x_i> ≤ w_i + Σ_j p_j min{z_ij, 0}

 

ここで U_i は効用汎関数、w_i は初期富、z_ij は財 j に対する主体 i の超過需要である

6. 確率拡張

確率空間 (Ω, F, P) 上で、以下の確率微分方程式を考察する:

dp(t) = F(Z(p(t), ω))dt + σ(p(t), ω)dW(t)

ここで W(t) は適切な次元のウィーナー過程、σ はボラティリティ作用素である

7. 漸近解析

ε → 0 のとき、以下の特異摂動問題考察する:

ε dp/dt = F(Z(p, ω))

この解析により、短期的な価格調整と長期的な均衡の関係を明らかにする。

8. 一般化された不動点定理

定理3(一般化された不動点定理):P が局所位相線形空間 E の非空、凸、コンパクト部分集合であり、F: P → P が連続写像であるとき、F は不動点を持つ。

この定理を用いて、より一般的な経済モデルにおける均衡の存在証明できる。

 

定理 4: 漸近挙動定理

ε → 0 のとき、特異摂動問題 ε dp/dt = F(Z(p, ω)) の解の漸近挙動は、元の動的システムの長期的均衡と一致する。

2022-12-13

anond:20221213162631

例えばアルゴリズム作るときベクトル空間(計量線形空間)とか多様体とか微分方程式とかそういう言葉もたくさん出てくるんだけど、そんなのをいちいち「誰にでもわかる言葉」になんてしてたら仕事にならないんだよね。

2020-12-29

anond:20201229125554

物理ベクトル」というのがちょっと分からんけど、高校数学かに出てくるような単純なベクトル(=有限次元線形空間)に比べると物理の方が遥かに数学的に高度な概念を実は使ってるよ。

2018-09-20

anond:20180919164125

統計必要なら統計だけやればいいと思うけど。

大学数学って理系ですらびっくらこいて半分くらいはドロップアウトする代物だから、まあなんというかがんばれ。

大事なのは手を動かすこと。

写経かよってくらい書くこと。

でも写経のようにただ移すのではなくて、式の変形や論理自分理解しながら進めること。

でもわからないときは思い切って飛ばすこと。半年一年くらい頭の中に置いておくとなぜか突然腑に落ちたりする。

単に線形代数と言っても、工学系は行列計算理系線形空間とやることが全く違ったりする。

確率統計理論計算全然違う。

自分必要なのがなんなのかわからないなら計算ばかりやっておくと理論理解の助けにはなるかもしれない。

2016-02-18

http://anond.hatelabo.jp/20160218110504

てかマジで言ってたの???読んでないんじゃなくて???

理解に苦しむなあ。射影空間についてでもググってくればいいんじゃないかな。

あるいはグラスマ多様体って知ってる?埋め込まれた低次元線形空間の全体が作る多様体ことなんだけど。あの辺を少し知ると雰囲気理解できるんじゃないかな。

2016-01-05

http://anond.hatelabo.jp/20160105040730

あん関係ないけど、自分高校時代を思い出すと、高校数学教師って有り得ないくら数学分かってない人多くない?

俺の高校が低レベルだったからなのかな。中には分かってそうな人もいたけど、簡単な微分方程式すら解けなそうなやつとか、線形空間公理すら理解してなさそうな奴とかいた気がする。

2015-01-28

http://anond.hatelabo.jp/20150127103835

そのslideshareの人はただのgiftedなのでもう少し他のを参考にした方がいいと思う。

機械学習に興味を持ってビショップ本に行くのもあまりお勧めできない。

過剰にベイジアンだし実際問題あそこまで徹底的にベイズにする必要は無いことも多いから

よく知らんけどMRIとかの方面もだいぶ魑魅魍魎なので(DTIとか微分幾何学的な話がモリモリ出てくる)、

近づくなら覚悟と見通しを持ってやった方がいいんじゃないかなあという気はする。

オライリーの本は読んだことないけど悪くなさそう。「わかパタ」とか「続パタ」とかは定番でよい。

ビッグデータがどうとか世間では言ってるけど、データビッグさはあんま気にしなくていいと思う。

ビッグデータを処理するためのインフラ技術というものはあるけど、数理的な手法としては別に大して変わらない。

オンライン学習とか分散学習とかの手法はあるけど、わざわざそっち方面に行く意味も無いと思う。

超大規模遺伝子データベースからパターン検出したい、とかだとその辺が必要かもしれないけど…)

数学については、線形代数は本当に全ての基礎なのでやはり分かっておくとよい。

キーポイント線形代数」とか「なっとくする行列ベクトル」とか、他にも色々わかりやすいいい本がある。

(まあ固有値固有ベクトル計算できて計量線形空間イメージがわかって行列式とかトレースとかにまつわる計算が手に馴染むくらい。ジョルダン標準形とかは別にいらん)

プログラミングはそのくらいやってるならそれでいいんじゃないか、という気はする。行列演算が入る適当アルゴリズムカルマンフィルタとか)が書けるくらいか。かく言う俺もあまり人の事は言えないけど。

処理をなるべく簡潔かつ構造的に関数に分割したり、抽象化して(同じ処理をする)異なるアルゴリズムに対するインターフェースを共通化したりとかのプログラミング技術的なところも意識できるとなおよい。

ggplot2は独自世界観ですげえ構造化してあるんだけどやりすぎてて逆に使いづらい…と俺は思う…。

遺伝子ネットワークとかなんかそれ系の話をし出すと離散数学的なアルゴリズム必要になってきて一気に辛くなるが、必要性を感じるまでは無視かなあ。

プログラミング学習は向き不向きが本当に強烈で、個々人の脳の傾向によってどうしたらいいかが結構異なる気がしてる。

向いてるなら割とホイホイ書けるようになっちゃうし、向いてないなら(俺もだけど)試行錯誤必要になる。

まあせいぜい頑張りましょう。

2013-09-18

http://anond.hatelabo.jp/20130918042535

普通に大学院の在学中の人だけで集まっても、そこで「二階微分」どうこうの例え出したらひきますがな。。。

それはさすがにレベル低過ぎじゃね???

俺が学生の頃は「あの子内積とりたい」とか(ディラックブラケットを思い浮かべること)、数少ない女の子に群がる男を見て「ボーズアインシュタイン凝縮してる」とか、そういうのが普通に日常会話だったが。

今は社会に出てるので線形代数あたりのネタが多いな。内積も当然線形空間ネタなんだが、なんというか、ディラック記法を踏まえた文脈かどうかの違いが本質的物理系のヒルベルト空間必然的にその上に作用する作用素とセットだから

数学科人間なら二階微分なんて雑魚い例えしないし、

2階微分は2階微分であって、雑魚もなにもないでしょ。

そもそも例えじゃなくて文化資本格差時間関数と見たときの厳密な表現だぞ。

他の科ならわざわざ数学に例えるなんてひくわぁ

文系ならそうだろうけど、理系でそれ言うと自分馬鹿さ加減を宣伝してることになるぞ。

まともな理系の知識持ってる人間だったら「2階微分」で意味不明と思うなんて有り得ないよ。

うちの会社とか、どう逆立ちしても入社すらできないだろうなあ。

しかしこういう「勉強ダセェw」みたいな子、10年ぶりくらいに見たな…。なんか懐かしい感じ。どういうバックグラウンドの子なんだろう。

2013-08-09

http://anond.hatelabo.jp/20130809025733

そもそも空間内積が入ってるというのは、内積から自然に誘導されるノルムや距離や位相がある空間だということだ。

ノルム、距離、位相だけでは記述できない、内積によって規定される構造というのは、角度であり特に重要なのは直交という概念だね。

直交性というのは、その(線形空間の中である意味「お互いに独立」な要素を決める。

n次元ユークリッド空間なら、n本の直交ベクトル定義することができて、空間中の点はそれぞれのベクトルの方向に、「他のベクトルの方向には影響を与えず」独立に動かすことができる。

逆に、平行なベクトル同士では、互いに完全に影響を与え合う形でしか動かすことができない。平行性も内積によって定義される性質であり、これを従属と言う。

n本以下の平行でない適当ベクトルの組を持ってきたときに、内積を使って直交したベクトルの組を得ることもできる。グラムシュミットの直交化とかで。

空間中の直交ベクトルの組を見出すということは、空間の性質をかなり詳しく知るということになっていて、そのための演算として空間定義された内積は超重要

ベクトルに関する操作は、和、スカラー倍、ノルム、そして内積くらいしか高校では使っていない。内積という操作を禁止すると何ができなくなるかを考えてみるといい。

ちなみに内積は標準内積と呼ばれる高校で習う定義に限るものではなくて、内積公理を満たす演算ならなんでもいい。

これは逆に空間にどういう構造を入れるか?というユーザの意思や物理要請から決まるもの内積定義が各点で変わるような空間もあって、これは空間が曲がっているということに対応する。

ユークリッド空間みたいに平坦で内積が一様な空間というのは特別な空間ということだな。

また、線形空間という概念は実はユークリッド空間に限ったものでもなくて、空間の元に対して和やスカラー倍、単位元や逆元が定義されていて、いくつかの性質を満たせばよい。

これは例えば関数をたくさん集めてきた関数空間についても成り立つことがあって、そこに内積定義することでユークリッド空間ベクトルの議論と完全に同じ話をすることができる。

互いに直交関数達を見出して、それらの「独立な」線形和でその空間内の任意関数表現できたりするわけだ。

http://anond.hatelabo.jp/20130809024711

俺の高校時代物理の教師はまだマシだったかな。それでも今にして思えば分かってねーなというところはあるが。

数学教師の方が数が圧倒的に多いから、変なのに当たる確率も高かったのかもしれない。

それにしても計量線形空間やらヒルベルト空間なんて、数学科なら線形代数関数解析最初の1コマ目でやるレベルだろうに。

どんな落ちこぼれだろうとそのくらいは理解しろマジでって思う。

http://anond.hatelabo.jp/20130809020458

それを説明するのにどれだけの前提が必要になるか、

あんたがもしほんとに計量線形空間ヒルベルト空間概念を理解してるなら分かるだろう?

まあ、きっちり説明出来ない先生が大多数なのは事実だけど、

それらを本気で教えようと思ったら、

授業の話しどころではなく、個人的に何日にもかけて教える必要がある。

それくらい分かるだろう?

それとも貴方は1時間程度で高校生ベクトル内積存在意義を教えられます

簡単で良いので書いてもらいたい。

http://anond.hatelabo.jp/20130809005103

高校の時、ベクトル内積存在意義がわからなくて何度も先生を問い詰めたが「道具だからそういうもんだと思え」しか言わなかったのを思い出す。

あいうのは最悪だね。高校数学教えるくらいなら、計量線形空間ヒルベルト空間概念くらい理解して高校生にも教えられるようにしとけと言いたい。今なら。

往々にして教師もレベルが低すぎるんだよ。

2013-05-02

http://anond.hatelabo.jp/20130502135149

「別ベクトル」という表現普通思いつくのは「別の線形空間を張るベクトルであるはずで、増田みたいな変な解釈ちゃう人は数学分かってないと思ったんだよね。

 
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