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はてなキーワード: 八ッ場ダムとは

2019-10-24

八ッ場ダムは壊れた方が日本のためになった

八ッ場ダム台風19号活躍したが、日本のためを考えるなら、この機会に壊れたほうが良かった。

なぜなら、民主党事業仕分けのせいで壊れたことに出来たからだ。

民主党八ッ場ダム建設を一時中止したのは事実しかし再開したのも民主党で、民主党建設妨害してたら八ッ場ダムが無く、台風19号大惨事になっていたという批判は間違い。

しかし仮に今回の台風八ッ場ダムが壊れた場合は、完全に民主党のせいに出来た。民主党建設を一時停止してなければ今は八ッ場ダム試験堪水を終えて本稼働に入れていたからだ。これは誰も反論出来ない。

から旧民主党の息を止めるには、八ッ場ダムが壊れたほうが良かった。八ッ場ダム活用は壊れても壊れなくても民主党叩きに使える無敵の武器だったが、今回は運悪く旧民主党勢力にとどめを刺せない程度の強度に止まった。

愛国諸君、また次回の機会を待とう。

2019-10-17

埼玉をまるごとダム貯水池にしてしまえば東京千葉安全になるんじゃないの?

八ッ場ダムみたいな上流だと効果薄いなら下流に巨大なの作ればよくない?

2019-10-16

まーたサヨクのいつもの伝統芸能が始まったよ・・・

台風19号の大雨で八ッ場ダムは一気に最高水位に達し、結果として利根川流域の水害は防がれた。

これは民主党政権時代八ッ場ダム建設を中止にされたことを根に持った自民党仕業である

自衛隊命令して南海に巨大台風を作らせて、ダム試験灌水が始まったタイミング関東地方を直撃させたのである

これは自民党陰謀である

2019-10-15

選挙で票を集められる人に限って理系センスがない気がする。

事業仕分けをやった旧民主党政権といい、脱ダム宣言をした田中康夫といい、千葉台風15号で散々な目に遭っているときに呑気に過ごしていた森田健作といい、選挙で上手く人心をつかんで権力の座についた人々って人の感情の扱いには長けていたんだろうけど、治水とか土木建築とか理系技術的な話を理解する能力なさそう。

もともとそういう専門家として選挙当選したわけじゃないか知識がないのは仕方ないけど、専門家意見謙虚に聞いて「何をどうするのがベストか」を判断するのが権力者のあるべき姿じゃないだろうか。

もっと平和ときだと「既存役所の枠組みを壊して何か新しいことをやってくれそう」な人に投票する手合いが結構いるから、八ッ場ダムみたいに今までの政権(というか官僚機構)が粛々と進めてきたものをぶち壊すのがカッコいいみたいに思われちゃったんだろうなと思う。

が、今回の台風でそういう「何か新しいことやってくれそう」な人々は実際非常事態にぶち当たると結局何もできないことが判明した。

霞ヶ関官僚機構には非効率な部分や縦割り行政弊害かいろいろあるかも知れないけど、基本的にはエリート集団なので、彼らを「税金泥棒」とか「人員を削減しろ」とか非難してモチベーションを下げ、組織疲弊させる連中は最終的に国民の首を締めることになると思う。

自衛隊に関しては災害のたびに株を上げているとは思うが、それでも彼らに厳しい目を向ける人々は一定数いる。

東大京大(当然その他のエリート校を含む)を出た連中が霞ヶ関就職先として選ばなくなるのはけっこう深刻な事態だと思うぞ。

教員に対する要求が過度に高くなり、「ブラック職業」として認識されたがために教員採用試験の倍率が下がって優秀な人材を集められなくなってきているのと同じ現象が起こると思う。

公務員の安定した身分給料に対する妬みが、かえって重要仕事を黙ってやってくれる人々の足を引っ張っていることに選挙民は気づくべきではないだろうか。

ダム作る仕事をしてる人だよ

八ッ場ダムも関わってるよ

うまくいってよかったなぁと思って書き込みました

2019-10-14

八ッ場ダムがほんとに役に立ったのか概算してみた

ネットで軽く検索した結果と、小学生でもできる算数計算した結果なので、細かい突込みは勘弁して。

数字たくさん表に出てるのに、議論に使われてないなーと思ったのでやってみた。

結論

八ッ場ダム無茶苦茶効いていた可能性が高い。なかったら伊勢崎(以北)はあぶなかった。ダムが空でよかった。

【以下計算過程

https://news.livedoor.com/article/detail/17229861/

国土交通省の発表では、八ツ場ダムには11日午前2時から13日午前5時の間に約7500万立方メートルの水が流入した。

ここからざっくり計算すると、この間にダムが止めていた流量は7000m3/sくらい。

https://www.mlit.go.jp/river/basic_info/jigyo_keikaku/gaiyou/seibi/pdf/tone-2.pdf

>基本高水ピー流量は、各基準地点における確率流量観測史上最大流量のいずれか大きい方を採用し、八斗島地点 22,000 m3/s,(中略)と決定した。

八ッ場ダムの止めていた流量は、八斗島(伊勢崎市)地点のピー流量に対して30%に相当する。インパクトは大きい。

http://www.river.go.jp/kawabou/ipSuiiKobetu.do?obsrvId=2125900400033&gamenId=01-1003&stgGrpKind=survForeKjExpl&fldCtlParty=no&fvrt=yes

国交省河川の水位の時間変化グラフ

なお八斗島地点では、1223時に4.07mの最高水位を記録している。

ここで、八ッ場ダムの止めた水量が八斗島地点でどのくらいのインパクトを持つか見積もってみる。

上記ページの川の断面図から、氾濫危険水位時の川幅は1000m、水位は10mくらい。

川の断面積を(断面形状を三角形仮定して)求めると5000m2。

ここを4m/sくらいで水が流れるピー流量になる計算だ。

12日深夜、上記水位4.07mから氾濫危険水位4.8mまでの余裕部分に流せる水量は、

(断面がほぼ長方形となる部分なので)730m2。ここを流れが4m/sで流れるとして、2920m3/sとなる。

この時間に、2-5時に八ッ場ダムが止めていた水量である7000m3/sが利根川に加わると、氾濫危険水位に達していた可能性は高い。

(止めていた水量は、上記地点では水位上昇にして1.75m相当となる)

八ッ場ダムへの流入見積もった時間帯と、利根川の最高水位の時間帯が異なるので直接比較はできないが、インパクトがない、などということはあり得ないんじゃない?

民主党政権が中止させた八ッ場ダム建設安倍政権が再開させた」はデマ

概要

八ッ場ダム建設の中止も再開も民主党政権の内に行われた。

詳細

民主党マニフェストとして掲げられた「八ッ場ダム建設中止」だったが、2011年12月八ッ場ダム建設は再開された。

八ッ場ダム事業継続を決定しました」(前田武志国交相〔当時〕2011年12月

 政府は押し切られるように、再び建設再開に舵を切りました。

https://www.tbs.co.jp/senkyo2012/preelection/shuinsen/20121128_01.html

民主党政権の期間は2009年2012年の事であり、2011年建設再開決定時はまだ安倍政権下ではない。

その為、「民主党政権が中止させた八ッ場ダム建設安倍政権が再開させた」はデマである

国土強靱化いつやるの?今でしょう!

"「もう堤防には頼れない」 国頼みの防災から転換を" 日本経済新聞 2019/10/14 0:38[有料会員限定

"堤防の増強が議論になるだろうが、公共工事安易な積み増しは慎むべきだ。台風の強大化や豪雨の頻発は地球温暖化との関連が疑われ、堤防をかさ上げしても水害を防げる保証はない。人口減少が続くなか、費用対効果の面でも疑問が多い。西日本豪雨を受け、中央防災会議有識者会議がまとめた報告は、行政主導の対策ハードソフト両面で限界があるとし、「自らの命は自ら守る意識を持つべきだ」と発想の転換を促した。"

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50958710T11C19A0MM8000/

自然災害まで自己責任となると、そもそも国家とはなんのためなのかと思いますが、その点はともかく公共事業の積み増しはそんなに悪いことでしょうか?

公共事業関係予算は「コンクリートから人へ」を掲げた民主党政権予算編成を行った平成22、2324年度の当初予算において大幅に減少しましたが、東日本大震災被害を受けた災害復旧対策を計上した平成23年度補正予算で大きく増えました。その後「第二の矢」として国土強靱化を含む積極的財政政策を掲げるアベノミクススタートにより平成25年度予算では災害復旧以外の公共事業費も増えました。しかしながらその後は税収が順調に伸びているのに基本的に6兆円にフィックスされたままです。現在予算規模は昭和53年、40年前と同じ規模です。私は、アベノミクスの「第二の矢」は口先だけだと思っています。令和元年からは3カ年緊急対策として上乗せ分がありますが、消費税増税を睨んだマクロ経済対策の一環でしょう。

おそらくネットでは台風19号の被害を受けて、民主党批判からめてスーパー堤防がどうの、八ッ場ダムがどうのという議論があるのだと思いますが(確認はしていません)、私は個々の対策については効果判断するだけの知識はないので、そこは専門家がきっちり議論してほしいと思います問題にしたいのは、こうも災害が続くと、人の命を守るために「国土強靱化」の加速が必要なのではないか財政再建を強調して公共事業予算昭和50年代と同じかそれ以下に留めておくことが、財源として国債発行によるべきでないという意見が、現在マクロ経済環境のもと相当なのかということです。

むろん、専門家議論に基づいたワイズ・スペンディングが前提ですが、必要対策を施さないまま大きな被害が生じれば、復旧のために予算が使われるのですから防災対策としての公共事業費と復興のための公共事業費は、「人が死ぬ前に出すか、人が死んでから出すか」の違いでしかありません。「コンクリートから人へ」のスローガンのもと、公共事業費を当初予算で5兆円以下にまで削減した民主党政権が、東日本大震災復興のために3兆円近くの補正予算を組んだのがその実例です。

そして公共事業によりまず恩恵を受けるのは、地方に住む高卒以下の限られた学歴しかない労働者、次いで災害危険さらされている地方住民です。彼らは1997年からしつこく続くデフレ圧力のもと、もっとも大きな経済的な困難に見舞われた人たちです。

ところで、公債発行による財政支出の拡大は、そもそも何が悪いのでしょうか? 公債は、償還期限が来ても借り換えができれば問題ないので、個人借金と異なり、国が続いている限り、返済して残高をゼロにする必要はありません。

にもかかわらず公債発行が問題になる理由は、第1に民間投資を阻害してクラウディング・アウトを生じさせることです。そのメカニズムについてはマクロ経済学の教科書IS-LM分析をみていただきたいのですが、利子率がゼロ近辺かそれ以下に達し、LM曲線が水平に近い状況、「ゼロ金利制約」「流動性の罠」が発生しているときには、クラウディング・アウトは生じません。現在日本はその状態にあります

第2に大量の公債発行が続くと、財政支出に占める公債費の割合が上昇し、財政硬直化の原因になることです。しかしながら、2000年度の財政支出に占める公債費の割合24%であったのに対して、2019年度は23.6%です。公債費の割合は近時特に上昇しているわけではありません。近年、新規国債発行額、公債依存はいずれも低下しています。利払いは年間9兆円弱、これは昭和59年と同じ水準です。利払いの健全性はフローとの比率でみるべきですが、GDPにしめる利払いの割合は史上最低レベルにあります

第3に、負担を将来世代転嫁して、世代間の公正を阻害することです。よく言われる「子孫に借金を残すな」というフレーズは多分これを指していますしかしながら、国債外国人にもたれている場合は、償還の際に外国資産流出しますが、日本国内に留まる場合は、仮に償還の資金増税ファイナンスしても、税金を払うのも償還を受けるのも日本人です。利用可能資源の総額は変わりません。現在日本国債の90%は日本国内で保有されていますしかも半分は日銀です。さらに、防災・減災対策としての公共事業により、子孫は災害に強い社会資本享受することができます受益するのが子孫であれば借金を子孫に残しても不合理ではありません。

すべての政策決定には必然的リスクがあります。確かに政府債務の増大は破綻リスクを高めます問題は将来実現するかも知れない、実現しないかも知れないリスク考慮して、実現し、実現しつつあるリスク対処しないでよいのか、ということです。私は現在環境自然災害の多発、慢性的デフレ圧力需要不足、その結果としての地方疲弊・限られた学歴労働者の困難・超低~マイナス金利-で、国債発行による公共事業積極的な拡大は、是非とも必要だと考えています

国土強靱化いつやるの?今でしょう!」どうか政治家のみなさま、よろしくお願いします。

過去増田です

"れい新選組立憲民主党 どちらが正しいか (自民党とどちらが正しいか追記しました) "

https://anond.hatelabo.jp/20190622204530

"金融政策はこれからマクロ経済の安定化ツールであり続けることができるのか サマーズとクルーグマンツイートより"

https://anond.hatelabo.jp/20190824134241

追記

ご参考までに。

"公的債務に対するより寛容な態度を批判する人たちがまちがっている理由" オリヴィエブランシャール&アンヘル・ウビデ 2019年7月15日8:00 AM

https://www.piie.com/blogs/realtime-economic-issues-watch/why-critics-more-relaxed-attitude-public-debt-are-wrong

"世界経済金融政策ブラックホールリスクさらされている-政府は長期停滞を食い止めるためにもっと借金を"  ローレンス・サマーズ  2019年10月12日フィナンシャル・タイムズ

https://www.ft.com/content/0d585c88-ebfc-11e9-aefb-a946d2463e4b

千曲川破堤氾濫について、八ッ場ダムとか脱ダム宣言がどうとかTwitterであれこれ言われているので、素人だけど個人的に整理してみた。

まず地理関係千曲川の流れは、氾濫がおきた上田市から千曲市を通り、長野市に来る。ここで上高地梓川の流れを汲み、松本方面から来る犀川と合流する。犀川千曲川との合流手前で長野北側山地を源流とする裾花川と合流する。千曲川犀川合流地点の先で今回の破堤氾濫が起きた。その下流浅川と合流する。浅川の上流で脱ダム宣言話題となった浅川ダムがある。浅川ダムは最終的に完成しているが、穴あきダムとして一定流量以上にならないようにする機能のみ有する(貯めたり放流したりあれこれ操作することは想定されていない。)。

まとめると、上田市千曲市犀川合流地点→穂保地区破堤地点)→浅川合流地点

次に降水量や流量関係千曲川流域の東北地域はかなりの降水量があった。上流部の軽井沢菅平あたりが特に多い。

https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/pre_rct/alltable/pre24h00.html#a48

上田市千曲市でも氾濫が起きており、犀川合流前の観測点ですでに氾濫危険水位を大きく超過している。

http://www.sabo-nagano.jp/dps/disp?disp=400500&mode=60&last=0&page=78&obsp=21545_4_3&etim=2019-10-13-12-00

犀川の影響をみてみると、千曲川との合流前の観測地点は破堤氾濫があった13日未明に氾濫注意水位になった程度で、そこまで流量は多くない。

http://www.sabo-nagano.jp/dps/disp?disp=400500&mode=60&last=0&page=84&obsp=21545_4_10&etim=2019-10-13-08-00

花川観測点では氾濫注意水位に届いていない。長野地域は累積雨量は多いが1時間雨量が突出しておらず急激な流量増加はなかったようである

http://www.sabo-nagano.jp/dps/disp?disp=400500&mode=60&last=0&page=43&obsp=2001_4_94&etim=2019-10-13-08-00

浅川を上流からみてみる。浅川の源流は裾花川に近い。浅川ダムは少し水位が上がった程度。

http://www.sabo-nagano.jp/dps/disp?disp=700500&mode=60&last=0&page=14&obsp=2001_7_14&etim=2019-10-13-12-00

浅川ダム下流観測点。氾濫注意水位には達していない。

http://www.sabo-nagano.jp/dps/disp?disp=400500&mode=60&last=0&page=38&obsp=2001_4_67&etim=2019-10-13-08-00

浅川の終末、千曲川合流地点破滅している。長野市ホームページでも内水氾濫情報千曲川破堤とほぼ同じ13日未明に出ている。これは千曲川の水位が高いと浅川に逆流する地形となっており、ポンプ排水が追い付かなければ浅川の水の行き場がなくなるという事情がある。

http://www.sabo-nagano.jp/dps/disp?disp=400500&mode=60&last=0&page=32&obsp=2001_4_61&etim=2019-10-13-08-00

ここまでを整理すると、今回の氾濫は単純に千曲川本流の流量が多かったというのが大きそうである。脱ダム対象となった浅川ダムは、上のとおり浅川流量を調整して浅川自体の外水氾濫の危険対処するものである千曲川との合流地点内水氾濫はまた別に対策が考えられているが、これを読む限り根本的な解決策を出すのは難しいように感じる。

https://www.pref.nagano.lg.jp/kasen/infra/kasen/keikaku/asakawanaisui/keikaku.html

最後管理主体について、千曲川本流の管理は国である八ッ場ダムも国である)。千曲川本流のダム計画は脱ダム宣言より前に頓挫しているようである。県が管理する支流ダム計画のあれこれはあまり関係なさそうである

anond:20191014090813

焼肉屋やってる在日朝鮮人から金をもらってたあの人なんて「(八ッ場ダム)本体工事予算がつけば、国交省予算のものを認めることができない」とまで恫喝したんだぜ

亡国のシナリオが怖すぎるわ

治水について

追記

とても勉強になるまとめをみつけたのでお知らせしたい。

岐阜大の先生が今回の災害を振り返っている。

どういうわけかうまくリンクを貼れないが、ここ→ www.green.gifu-u.ac.jp/~bhdlab/?p=1391

以下、増田駄文。大変不勉強で、特定の方々をディスったりして申し訳なかった。こんなものをみる無駄時間節約してほしい。

ーーーーー

台風19号治水の大切さについていろいろと考えさせられた。

実は、恥ずかしながら、治水ことなど今まではっきり考えたことはなかった。

休日で暇だったのが幸いして文献を読みまくることができた。

一部、ツイッターなどでは事実上運転を開始した八ッ場ダムが2日間で満水にしたこと

利根川洪水を防いだのではないか話題になっている。

何が税金の無駄だ…台風19号 「八ッ場ダム」賞賛の声が相次いでいる – ジャストニュース

ガンダムになぞらえるなど、まるでヒーローのような扱いだ。へー、ダムってすごいんだな、と思った。

それに対して、冷静な反論も多く見られた。いわれてみれば、

利根川水系の治水対策は、八ッ場ダムけが頼みの綱だったわけではないし、むしろ未完成現在では既存利根川流域の治水計画範囲外のはずだ。

台風接近中、いろいろ文献を読んでみた。日本治水というのは、思ったより興味深いものだった。

数々のツイッターが注意しているように、今回の台風19号八ッ場ダム治水効果技術的な検証を待ってから、というのはその通りだと思う。満水したからといって大騒ぎするのは早計。

一見すると冷静っぽいけど、乱暴反論もあった。

Spica on Twitter: "そもそも論として、八ッ場ダムは利根川水系全体のダム貯水量の何%を占めるのか、八ッ場ダムの貯水量を利根川の流域面積で割るといくつになのか(=防いだ水面上昇量)、という定量的な視点なしに「八ッ場ダムが利根川を救った!」という単純な物語に収束していくのが危険で滑稽 https://t.co/IGUM0RUJCc"

とかね。

百歩譲って、流域全体に均一に雨が降るという前提なら成り立つんかね??定量的って、、、、全く。

そのなかでも、ちょっと気になったのは、以前より長い間、八ッ場ダム反対運動をしてきていると思しき人たちのツイッターブログの書きぶり。

あしたの会とかそんなやつ。以下、「彼ら」。

ひとことでいうと、彼ら、存在しない夢の総合治水像ですべての物事を語っている印象だ。しか上記ツイッターと同レベル科学を装っているから始末にわるい。

具体的にもっと違和感を覚えたのは、堤防管理では越水耐性を強化すべきとしている点。

堤防で水際の越水対策をきちんとやっていればダムなど必要ないというわけだ。

一方、国交省は、堤防の耐越水技術確立されていないとして、導入にすら消極的だ。

それに対して、彼らは、いやそれはダム偏重治水だケシカラン!安価で確実なものができるはずだ!ダム派の陰謀だ!と主張。

おおむね、こんな感じ。

応答する論理がぶっ飛んでしまって、彼らは自分だけ左翼っぽい政治闘争のレールに勝手に乗っかってしゃべっていて、

話がかみ合わなくなっている印象だ。

ダム反対派ってこういう感じなのか、、と実感した。今後はそっ閉じかな、と。

少し時間をさかのぼって、昨日の未明のことを話す。読売新聞が、「利根川決壊の恐れ」とのニュース報道した。

国土交通省関東地方整備局によると、埼玉県久喜市栗橋利根川で氾濫危険水位を超え、13日午前3時以降、同県加須市利根川渡良瀬川の合流点で越水し、堤防決壊する恐れもあるという。このため、両市は防災行政無線などで近隣住民避難を呼びかけている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20191013-OYT1T50008/?fbclid=IwAR3Qx2agzmJXMNhcbSqHfv0ikhreIMAzdALb9YHpsKiUg-hJL24qPzcWqgM

すでに、昨日の時点で、いろいろ文献をあさってて、関東平野治水ちょっとは詳しくなった気になっていたころだった。

決壊すれば、近隣住民避難どころの話ではなく、下流域の春日部市から江戸川区に至るまで広範囲に水没し、カスリーン台風の二の舞になる恐れがある、ということがとっさに分かった。

水位情報確認すると、確かに栗橋観測地点において、氾濫危険水位を超えてじわじわ水位上昇中だった。堤頂から2mくらい下まで水位が来ており、台風強風によるうねり考慮すると、越水が気が気でない状況。

そこで同地点の洪水対策をググってみたら、彼らのウェブサイトがヒットした。

NHKが報道した利根川の決壊を想定した浸水のシミュレーション | 八ッ場(やんば)あしたの会

彼らは、2017年当時、NHK報道した利根川決壊を想定した浸水シミュレーション批判し、次のように主張する。

今回のシミュレーションは、利根川栗橋付近埼玉県久喜市)の決壊で溢れた洪水が、中川農業用水の排水河川)を通して東京都内まで短時間で到達するとしたものです。利根川の氾濫洪水が流下するバイパス中川がなることはあり得ることだとは思いますが、そもそも利根川栗橋付近堤防決壊する危険性がどの程度あるかが問題です。

 栗橋付近から上流の利根川中流右岸および江戸川上流部右岸では、土地を買収して堤防の裾を大きく拡げる首都圏氾濫区域堤防強化対策事業国交省関東地方整備局によって進められています

へー、そうなんだ!やるじゃん、国交省!と安心したのが、彼らの主張を見た最初だった。

ところが、このページの締めくくりに書いてあった文章違和感を覚えた。次のように彼らは締めている。

この事業は浸透に対する堤防安全性を確保することを目的とし、国交省は超過洪水対策ではないとしていますが、これだけの堤防強化が行われれば、決壊する危険性がほとんどなくなることは明らかです。その点で、今回のシミュレーションは前提が現実と遊離した仮想計算といえます

 NHK報道は、利根川栗橋付近で行われてきた首都圏氾濫区域堤防強化対策事業堤防の現況などには触れませんでした。洪水への備えは必要ですが、利根川決壊の恐怖を必要以上に強調する報道は、果たして防災の役に立つのでしょうか。

まず第一に引っ掛かったのは、国交省が同地点で実施した堤防強化事業を"超過洪水対策”ではない、としている点。

超過洪水対策?なんのことを指しているのかわからなかったので、検索してみたら、例の耐越水堤防をめぐるダム反対派と国交省のやり取りがヒットしたというわけだ。

次に疑問を持ったのは、

「これだけの堤防強化が行われれば、決壊する危険性がほとんどなくなることは明らか」

結論づけていることだ。国交省が超過洪水対策じゃないっていってるじゃん??根拠がわからない。

しかも、この記事を読んだのは、国交省がまさに台風19号により栗橋付近での決壊の恐れを警告したニュースをみているときだ。

まり、彼らは国交省堤防強化事業について、越水対策下駄勝手に履かせて、その効果を信じているが、国交省は昨日時点で、すでに堤防強化された箇所において、なおも越水危険を警告した、という構図。

現実と遊離しているのは一体どちらなのか??

さらに、たった今気が付いたのだけど、

http://www.ktr.mlit.go.jp/tonejo/tonejo00552.html

によれば、栗橋付近工事、まだ終わってないか、ほぼ終わったばかりじゃねーか!

2017年に終わってるとか嘘じゃねーか、騙されたぜ。

もうひとつ違和感が残った彼らの主張に、カスリーン台風評価がある。

カスリーン台風襲来時、たまたま運よく吾妻川流域の降雨が少なかったというのが俺の理解だ。

それに対して彼らは、国交省カスリーン台風同程度の台風が来たら被害が大きくなるというが、それは妄想だ、カスリーン台風時でも吾妻川流域は持ちこたえたんだよ、と主張。おおまかにいうと。

これもさっきのツイッターと似て、彼らのお花畑では、流域全体に常に均一に雨が降ってんだろう。

https://yamba-net.org/37932/

これ、朝日新聞朝日新聞で悪い。かみ合うはずがない。

それにしても、彼らは、なぜ、それほどまでに堤防事業を全力で信頼しているのか。その答えは、彼らの思い描く理想総合治水像にあった。詳細は彼らのサイト

大まかにいうと、ダムに過度に依存せず河川改修やソフト対策を中心とした総合治水モデル。へー、脱ダムの主張ってこんな感じなんだと感心。

かに、流域によっては、河川改修の方が費用は少ないという試算を出せる場合もあるだろう。雨水対策や遊水地効果を狙って水を河道から逃がす発想も大切だ。

従来の治水思想は、「貯めて、流す」という言葉表現されるように、「水を河道に封じ込めて人間流量コントロールする」というもの

近年は、彼らになびいたわけではないだろうけれど、ダムを大きな治水の柱としつつも、特に首都圏では雨水対策はかなり充実してきているように思える。

しかし、問題は、近年の気象現象の変化によって増大する大規模水害。この発想でどこまでいけるのか?

一体、どこまでのハザードを国や広域自治体(県)が想定すべきかどうかにも関わってくる。

財政的な現実性を踏まえれば、100年確率検討するよりも、50年、30年確率検討したほうが安価だ。

人命を守ることを優先し、床上浸水は阻むが、場合によっては、床下浸水我慢してもらうといった発想だ。

例えば、2010年に当時の橋下大阪府知事が決定した槙尾川ダム建設中止はそうした費用効果分析に基づいている。

流域を個別にみていけば、最適解はそれぞれ異なるだろう。

比較的規模の小さな流域では、高いコストダムを作って「貯める」中心の治水を行うよりも、むしろ頻度の高い少々の洪水には我慢してもらう、という発想はありうるかもしれない。

なんでもかんでも山河コンクリートで固める時代は確かに終わったと思う。

からこそ土砂災害防止法2001年制定され、避難などのソフト対策へのシフトも謳われた(土砂災害ちょっとジャンルだが)。

しかし、政治的意思決定は、自治体財政的なインセンティブに左右されてしま可能性もあるかもしれない、というのが当時の橋下府政に関する文献をみた印象だった。

そうすると、広域自治体によっては、経済的安価なよりコンパクト治水事業が知らず知らずに選択されかねない。

住民の目からすれば「ちょっと床下浸水くらい我慢してね、あとは自助だよ、自助、逃げろ走れ、だよ」と広域自治体から言われ、

基礎自治体からは、市町村合併して公務員縮小してるところなんで、避難体制整備まで人回せません。。みたいな、ね。

正直、日本中山間地域含む地方は、そんな風に途上国化してもやむを得ない状況だと思っている。

しかし、首都圏洪水から守るという発想は正直、次元が違うというのが、ここ二日間、暇に任せて学んだ印象だ。

総合治水の在り方は、守るべき価値の大きさとのバランスだと思う。栗橋付近決壊で、東京ダウンタウン住民数百万人に、一斉に逃げろ、みたいな構図は、正直ありえない、あってはならない。

国のシナリオでは100兆円34兆円(*訂正)をこえる被害想定も算出されている。

百歩譲って、首都圏を守るための治水事業においても、脱ダムして、河川改修を中心とした対策シフトすべきだ、としても

彼らのように、現実にありもしない堤防越水対策などを謳って独自の想定シナリオ提案し、脱ダム必要性を訴えるのは、行政サイドからは話がズレているとしか思われず、空回りするだけだろうと思われた。

河川改修の重要性、これに異論があるわけではない。例えば新潟三条流れる五十嵐川とか、拡幅工事がなかったら終わってたわけだし。だけどダム否定する論理にはならない。

しかし、議論するなら説得力は相当に必要だ。相手にされなかったときに、やっぱりダム利権が絡んでいるからだ!と政治闘争路線に走るのも彼らのお決まりコースなのが残念なところ。

ドラえもんの道具を謳いたいなら、それは科学論文証明してもらわないと。

科学技術的な論文勝負してもらいたい話を政治の話にすり替えるのは卑怯だし、見苦しい。

そんなことを思いながら、貴重な休日が終盤に差し掛かりつつある。。

+++++

追記その1訂正

首都圏大規模水害の被害想定は34兆円が正解。土木学会が取りまとめた高潮被害混同してました。。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%96%E9%83%BD%E5%9C%8F%E6%B0%BE%E6%BF%AB%E5%8C%BA%E5%9F%9F%E5%A0%A4%E9%98%B2%E5%BC%B7%E5%8C%96%E5%AF%BE%E7%AD%96

http://committees.jsce.or.jp/chair/system/files/%E4%BB%98%E9%8C%B23_%E6%B2%B3%E5%B7%9D%E5%88%86%E7%A7%91%E4%BC%9A%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8.pdf

追記その2

長くなりすぎるので割愛したけど、調べている途中で見つけた新潟県及び三条市の過去15年年にわたる五十嵐川治水の取り組み、見附市刈谷田川田んぼダムソフトハード絶妙な組み合わせ。素晴らしいものがあると思った。

市町村合併云々のくだりは倉敷市真備町の事例を参考にした。雨水対策は、中堅都市では岡崎市住民参加型の取り組みも興味深く拝見した。

本来このような話を本文で書くべきだったのかもしれないがあしからず

追記その3

「彼ら」含めた原告団最高裁まで争って敗訴決定したのは2015年こと。住民の疑問点は一顧だにされなかったと憤慨されている記事もある。しかし、そのあとにも引き続き、いろいろと従前の主張を繰り返しご発言なさってるという状況は留意しておいてもいいことだと思ってる。治水の話かと思いきや、左翼レッテル張りの記事に見える(個人の感想です - fn7のコメント / はてなブックマークに対するコメントとして。→ええ、そうだよ、思いっきりディスってるよ。

負けたなら黙れっていってるわけじゃないが、高裁判決に対してろくに反論もしてない時点で、キャッチボールになってないんだよ。そういうもの無視して同じ主張を繰り返すくらいなら、主戦場を変えたら?って思う。

マスコミさんも野盗さんも八ッ場ダムにはダンマリなの?

ガソリンを値下げしたい=ちっとも下がってないけど」、「コンクリートから人へ生活保護ハードルを下げただけ」とか喚いていた党がありましたよね

やっぱ「直ちに影響はない」で済ませていたんでしょうかね?

2019-10-13

八ッ場ダムの功績が旧民主党野田政権にあるという左翼

流石にウルトラすぎる擁護で頭がクラクラした

だって自民党政権時代に着工してたんだぜ?

野田政権は単にポッポの時に止めてたのを再開しただけだろ

意味わかんねえよ、クソ頭イカレチンポ

19号のせいで1日Twitter見てて思ったこ

ちょっと台風過ぎ去ったら喉元過ぎたかのように八ッ場ダム問題で見事なデマデマ応酬が始まっててほんまジャパニーズツイッタラー…ってなった

あとなんかよー分からんハッシュタグにくっ付いて「ぼくのかんがえたかっこいいぶらっくきぎょうあおり」があっちこちで大量に放流されててそこら辺も見てて頭抱えてた

安部さんは運がいい

台風対策本部ではなく公邸に引きこもって何もしてなかったのに

特に都心被害が及ぶこともなくネトウヨたちが八ッ場ダムスーパー堤防を掘り返して民主党政権の悪いイメージをまた強化してしまった

2019-08-06

外国まれ外国育ちの日本語学習者が一番苦しんでそうなところ

どこなんだろ。

「1つ2つ3つ…」、「1個、2個、3個…」

とかか?

それとも

豊見城(とみぐすく)」、「八ッ場ダム」、「御徒町」みたいな知らなきゃ正しく読めねーよ的なトリッキー固有名詞が知ってて当然のものとして共有されてるところとかか?

ドイツ語勉強してるとき単語ごとに変わる3種類の性よりも形容詞変化に苦しんだ。

とくにセンテンス作文するときに要所要所で変化の判定が必要になるのは地獄だった。

2018-07-08

200年に一度起こると言われる災害から首都を守るために八ッ場ダムがあるわけだけど

もちろん今回程度の大雨では放流しないよね

2012-12-10

http://anond.hatelabo.jp/20121209175151

単純な選挙結果民意として政治を動かせるんなら、いまの民主党政権もっとマニフェストを忠実に実行できていたはず。沖縄から基地がなくなってたし八ッ場ダムも凍結されていたはず。

>本気で政治に参加したかったら、一票を投じるより、気に入らない候補者を刺したほうがずっと効率的だろ。

いやお前が立候補しろ

2012-08-31

ダム原発

原発津波対策に10mとか20mとかみみっちいこと言ってないで、

日本世界に誇るダム建設技術を生かして、50mとか100mの壁で原発を囲めばいいのに。

いくら津波でもダムが決壊することなんてないだろうから、内部に非常用発電機を置けば安全になるし、

仮に直下型地震に襲われてもダムが壊れることなんてないだろう。

もちろん対策費は跳ね上がるだろうけど、

八ッ場ダムがどうなったか知らないけれども、

ダムへの風当たりが強い中で、

ダム技術者労働者雇用にも繋がるし、

公共事業の正しい方向性に持っていける気がする。

電力会社だけでムリなら、ダムよろしく完全に公共事業にしてしまえばいい。

誰も損しない気がする。

素人考えに過ぎるのだろうか。

2011-07-05

出入り禁止が増殖中

前原誠司群馬県への出入り禁止:八ッ場ダム建設中止問題

鳩山由紀夫沖縄県への出入り禁止:普天間基地移設問題

松本龍被災地地元九州への出入り禁止:恫喝問題とB型九州人問題

菅直人 ~ あっちこっちで出入り禁止

2011-03-12

蓮舫民主党が仕分け ・ 廃止したもの

 ・ 石油と塩の備蓄 ( 仕分けパフォーマンスの生贄 )

 ・ 防衛費 ⇒ 自衛隊災害救出活動も縮小 ( 日本の自衛・防衛弱体化は民主党継続悲願 )

 ・ スーパー堤防 ( 100年に1度の大震災対策は不要 )

 ・ 災害対策予備費生活保護枠拡大(母子家庭)の財源化 )

 ・ 地震再保険特別会計子ども手当の財源化 )

 ・ 耐震補強工事費 ( 高校無償化の財源化 )

 ・ 学校耐震予算自民党が推進していた政策 )

 ・ 除雪費用蓮舫東北地方整備局を目の敵に、結果は言わずもがな )

 ・ 八ッ場ダム ( 「河川自然堤防のままが環境にやさしい」 )

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