2024-09-25

立憲民主党代表選投票結果から見る党内のねじ

まずはルール確認(知ってる人、興味のない人はスルーで)

全740ポイントのうち、

・現役国会議員が一人2ポイントで合計272ポイント(約37%)

国政選挙立候補予定者が一人1ポイント合計98ポイント(約13%)

・全国1236人の地方議員の得票案分で合計185ポイント(25%)

11万4792人の党員サポーターの得票案分で合計185ポイント(25%)

そして第一投票結果がこち

以下敬称略

()内は投票カテゴリ内での順位

候補者国会議員立候補予定者票地方議員党員
野田90(1)38(1)58(2)81(1)
枝野66(2)17(3)71(1)52(2)
58(3)26(2)33(3)26(3)
吉田56(4)17(3)23(4)26(3)

この投票結果って、それぞれの人の立場がよく表れてると思うんですよね。

党員

党員の願いって、自民党から政権を奪取することで日本の政治を建て直してほしい、ってことだと思う。

党員がそう思っているだろうということで、野田立憲民主が建て直せるかどうかという意見は受け付けていません。)

よって、政権交代が可能そうな人、せめて質問時間を確保する意味議席数を増やせそうな人、そういう人が投票対象になる。

その結果が、野田枝野>泉=吉田という判断だった。

現役国会議員

国会議員の願いはもちろん政権交代を実現する事...

じゃないかもしれないけど少なくとも自分落選する状況になることはマズい。

よって理想政権交代、せめて現状維持

その結果が、野田枝野>泉>吉田という判断だった。

立候補予定者

基本的スタンスは現役国会議員と同じだけど、当落線上かそれ以下の人が多い。

よって現役国会議員以上に党勢拡大してもらわないと困ると考える人が多い。

その結果が、野田>泉>枝野吉田という判断だった。

ここで重要なのは泉と枝野順位が入れ替わっていること。

まり立候補予定者から枝野では党勢拡大は狙えないだろう、とみられているという事。

なんだったら実績はないけど女性である吉田のほうが選挙アピール上ましだ、と思う人もいた結果、同数になっている。

地方議員

一番の問題がここ。

結果は、枝野野田>泉>吉田

地方議員だけ枝野が一位。

なぜこうなるかといえば、国政選挙地方議員選挙システムの違いだと思うんですよね。

衆議院選挙参議院1人区は当然一人しか当選しない。

ということは自公候補に勝たないと当選できない。(比例復活参院都市部複数人当選することもあるけど。)

それに対して地方議員当選枠が複数あることが多い。

市区町村議は市区町村内全域が選挙区だから都市部なら数十位、議員定数日本最小の沖縄県北大東村ですら5位に入れば当選できる。

都道府県議は区割りによって1人区もあるけど、多くは2位か3位に入れば当選できる。

となると現状維持、せいぜい最大野党でいい。

しろ共産党との協力関係が壊れて共産党候補を出される方が怖いし、

下手に政権交代して支持者ウケの悪い政策2012年消費増税八ッ場ダム中止から建設再開など)を始められる方が痛い。

 

とまぁ政権交代するくらいに党勢拡大してほしい人もいれば現状維持でいいと思ってる人もいる、というのが現状の立憲民主党を表している気がする。

 

じゃあ自民党総裁選はどうなんだと思って見てみようと思ったら、自民党そもそも国会議員党員カテゴリしかないのね。

  • 立憲は野田が選挙の顔になると思ってるの? 消費税増税の戦犯なのに? わけわかんねーな

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