週5日間ヘトヘトになるまで働き、土曜は死んだように眠って過ごす。
今年で26歳になるが現実に彼女はいない。仲の良かった友人達は結婚や転勤で疎遠になった。
昼食はいつも一人で摂り、飲みに行くことも全然ない。酒は飲めないから別にいいんだが。
大学生からの趣味だったバイクは忙しくて乗れなくなったから売ってしまった。
さて、私はなぜ生きているんだろうか。
金曜の夜、眠りにつく直前にいつも心に浮かんでくる言葉だ。
土曜の夕方頃、冷蔵庫の中のモノを適当に口につっこんで用を足してまた眠る。
日曜の朝が来ると、私は生まれ変わっている。
肢体を伸ばし、無事に朝が来たことを全身で喜ぶ。