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はてなキーワード: 春画とは

2021-08-24

床こすりつけオナニーはいつの時代からあったのか?

江戸時代春画なかにルーツが残されているのではないか取材班真相を突き止めるべきか?

2021-08-10

商業BL漫画読み始めて一年半時点でのおすすめ作品

anond:20210809180450

anond:20210809223543

ごみんね! じゃあ書くよ。

ただし、私の商業BL漫画読書範囲はそうとう偏っているので、万人ウケはしない(特に商業BLを現に読んでいる人には……)と思う。

ワンルームエンジェルはらだ)

あらすじ

 クソみたいな人生を送ってきたヤカラ系コンビニ店員の幸紀は、仕事中にチンピラ喧嘩して刺されてしまう。彼は意識を喪う寸前、空から美しい少年天使が舞い降りて来るのを目撃するが……。

カップリングエロ

幸紀(主人公)+天使

 カップルというよりはコンビ。性描写0。キスすらしない。エロ度は限りなく無に近い。主人公のチン毛がチラリズムする程度の下ネタはあり。登場人物言葉遣い問題とかで、エロなしだけど小学生以下に見せられるものではない。

増田コメント

 エロがまるでないという点では非BL読者には取っつき易いと思うのだけど、そういう作品に限って商業BLの中では極上に面白いやつなので、それで味をしめて他の作品に手を出すとガッカリすると思う。

 コマ割りで魅せる。コマ割で涙を搾り取る。会話のテンポが良い。

どんな人におすすめ

Dear, MY GOD朝田ねむい)

 ロース神父が買い出しに行った先の店に強盗が入った。ロース強盗犯を追跡し発見したが、強盗犯の正体は年端のいかない少年リブだった。怪しい新興宗教を盲信しているリブを、ロースは救出しようとするが……。(他一編)

カップリングエロ

リブ×ロース

 性描写ガッツリあるものの、俗にいう「シコい表現ではないと思う、たぶん。レイプ表現あり。

 同時収録の『はなばなし』はキスまり

 

増田コメント

 表題作舞台アメリカ田舎町っぽい雰囲気キリスト教同性愛という、宗教的ギリギリアウトくらいをせめてる感じ。日本国外では発禁になりそう。

 拉致監禁からレイプからの絆され系?)という性表現としてはヤバめのやつだけど、性的な誇張表現はないので、物語必要なのかなーくらいに読めると思う。それだけに、BLエロを求めてる人には満足いただけないかもしれない。

 宗教的博愛個人的感情欲望の間で揺れるロース神父の心情の表現がいい。

 リアル寄りの作風&画風だけど、id:hisa_ino 氏にはブーイングされそうだなぁー(おっさん度の低さ、顔面トカゲレベル※の高さで)

※女の好きなイケメンの顔はトカゲみたいに見える、という、いつかのid:hisa_ino 氏の発言から

どんな人におすすめ


ミッドナイトレイン(CTK)

 父親が遺した借金の返済を長年続けてきたイーサン。何の意味もない人生に嫌気が差し、生きる気力が尽きそうになっていた夜、彼の部屋に重症を負ったチンピラマイクが転がり込んでくる。

カップリングエロ

イーサン×マイク

 おっさん×お兄さんのカップリングエロ度はとても高いものの、BL漫画広告によくあるような逸脱系ド派手危険エロではない。

増田コメント

 舞台アメリカデトロイトっぽい渋い世界観だけど、ストーリーは案外少女漫画に近い。

 腐向けには珍しく、攻め受け両者ともガチムチ筋肉質で髭あり、攻めはラッコ鍋ムワァである

 絵が上手いが、私の中の法則「絵が上手い人は話を作るのも上手い」にはちょっと当てはまらない……。ごく普通少女漫画かな。

 BL入門書としては『ワンルームエンジェル』よりもむしろこっちな気がする。ガチムチ男祭りという点で、読者を選びまくるものの。

 作者が日本語話者ではないようで、台詞回しがほんもの翻訳調である

 絵面はゴリゴリの男同士のエロ表現だが、やろうと思ったらゴムなしで即ハメれるというファンタスティックエロでもある。

 商業BLは案外萌えが少ない気がするのだけど、本作はわりと萌え表現が多いと思う。キャラがピチピチ美少年でないだけに萌える。

 id:hisa_ino 氏のお眼鏡ギリギリ叶いそうな叶わなそうなかんじ。

どんな人におすすめ


シャングリラの鳥(座裏屋蘭丸

あらすじ

 とある事情でまとまったお金必要になったアポロは、男性向けの高級娼館シャングリラ」のスタッフとして働くことにした。

 アポロに与えられた仕事は「試情夫」といって、娼夫が客の相手をする前の下準備をお手伝いする仕事新人ノンケアポロのために、ベテランの娼夫フィーが専属で試情夫仕事いろはを教え込むことになる。

カップリングエロ

アポロ×フィー

 私にはエロ度非常に高く見えるのだが、某BLレビューサイトでは「エロ度少なめ」として紹介されている。腐の人たちエロセンサー麻痺ってない?

 しかし確かに、メインの二人はキスすらしてないけど……キスはしないのに穴は掘るぞ。

 エロ表現エッチもの危険プレイはあまりなく、物語の設定上やさしいプレイが主。

 背景レベルで男女の性行為児童売春描写が出てくる。

増田コメント

 うわーっ、ポルノ春画春宮図だーーー! 目がぁ、目がーーーーっ!! って感じの、ゴージャスでラグジュアリーな絵の眩さに目が潰れそうになるが、腐の人に言わせれば「エロ少なめ」だそうだ。マジかよ。そう言われてみればメインカプの二人はセックスも恋もできないことになっているけど、いや、エロいのはエロいだろ。

 エロい絵柄だけど、なかなかじれったい感じのラブストーリーである現在2巻まで出てるけど、攻めと受けがまだくっつかない。単話で3巻収録予定ぶんも読んだけど、まだくっついてない。

 南の島の楽園感、娼館の中の素敵な調度と美しくて陽気な小鳥(娼夫)たちが目の保養。

 個人的に細かいキャラ造形が興味深くて好き。フィーの、オンモードの時の優雅な立ち居振る舞いや、アポロちょっかいをかける時の妖艶さと、オフモードの時の若い男の子らしい仕草の描き分けがすごい。街をぶらぶらしてる時、がに股で頭を左右に振ってそうでいからせた肩で風きって歩いてる様子は、東南アジア系の男の子にこんな歩き方してる子いるよねー☆ってリアルさがある。

 そんなフィーも魅力的でありつつ、攻めのアポロがなかなか興味深いキャラをしている。本人はトゥルーフォーエバーラブ希望だが、行動にはドン・ファンの素質が見え隠れする。

 物語も何やら事件が起こりそうで、次回が待ち遠しい。

どんな人におすすめ

2021-08-01

昔ってキモオタいたのかな

嗜好すること自体キモいものって昔は無かったよね。

春画くらい?

2021-07-01

触手エロの何がいいのかわからない

江戸時代春画にもタコが出てくるから人類もしくは日本人共通のうれしさが触手エロにはあるのだろうか

2021-06-24

anond:20210624155816

そもそも巨乳子育てに適してすらいないからな。どんな絶壁だって異常がなければ乳は出るし、逆に巨乳だって出ないやつはでない。飾りとしても機能しないか人間以外の哺乳類で乳の大きさを気にする生き物なんていないし、人間だって地域によっては全く評価されない。

もともと日本おっぱいに興味ない人種で、欲望に忠実な表現の筆頭である春画はいっさいおっぱいへの拘りがみられない。「でかいおっぱい」を表す単語だってなかったくらいに興味もたれてなくて、巨乳とかボインとかはここ数十年の発明

性器への物理的刺激以外への性欲なんて文化しかない。

2021-06-19

anond:20210619022342

それな、なんでラブホ行くか広い家に住まんのや?

江戸春画には、まぐわってるカップルの横に子どもが描かれていたりするので、日本的といえば日本的なのだろうけど

セックスに対してあっけらかんとしていて、宗教的に愛は神聖(子作りするための性交神聖)とされ、性教育をしている国でも

両親のセックス を見せるのは「児童虐待」って反応で、

who went as far as to call it “child abuse”.


“I think its totally wrong,” commented Kim. “It’s bordering on child abuse and social services would not be pleased.” The commenter then went on to suggest that the parents could face legal ramifications for having sex in front of their child. “What if they wake up? Revolting and I wouldn’t be able to not say anything. There’s absolutely no need to do it in the same room so the fact they do is just disgusting.”


Is it ever okay to have sex with your child in the room?
https://www.mamamia.com.au/having-sex-with-child-in-the-room/

日本よりも部屋のスペース広いのに音を出して誤魔化したり、ベビーシッター雇ったり、

▼ How To Have Sex With Your Kids In The House — An Age-By-Age Guide
https://www.romper.com/p/how-to-have-sex-with-your-kids-in-the-house-age-by-age-guide-9070

結構苦労してセックスしているみたいなのだけど、

こういう人たちは現代でも江戸しぐさを貫いてるのかな?

2021-06-12

anond:20210612121914

江戸時代春画に、腹がけした赤ちゃんの横で致してる夫婦という、上級者向けのやつあったね。

2021-04-27

ニコニコ春画企画が事前番組の時点でめちゃくちゃ面白い

ニコニコネット会議2021でドワンゴ主催春画展を社屋で行っていて、こちらが企画ページ

https://chokaigi.jp/2021/plan/shunga.html

春画の前に全年齢が見れる番組として4月24日23から翌26時半頃まで行われた、

春画展」 第一夜 :浮世絵の名品からあぶな絵まで

がめちゃくちゃ面白かったので簡単に紹介する。

半分は展示協力していただいた浦上満氏が7月に予定している北斎づくしにつながるところも大きいと思うのだけど、

(こちらはこちらで北斎漫画原本を15巻*100冊を使って全頁展示するらしくって楽しみでしかない)

北斎漫画を集めつくしていても15組しかもっていない木箱入り全巻セットから取り出した初版と、

版を重ねた後期での線の潰れや人物名の変更を見比べ、祖父江氏の気のいいおっちゃんのようで鋭い言葉で行きつ戻りつして1時間半。

LIFE誌の世界100人葛飾北斎自画像として備後の三郎高徳掲載された理由や、

西洋画への引用について、あぶな絵が見えてそうなのをアップするところを変えて対応したり。

本番は今週末5月1日なので、アカウント持ってて見れる人は見てほしい。

他の企画だと

テキストモンスターNTT https://www.digitalcity.gr.jp/txmon/usage/)は語彙力を試せて

磁石祭(N高・S高 https://nnn.ed.jp/school_festival/)は熱量を感じられて好き。

2021-04-11

anond:20210409103655

今は正直、江戸時代とそう変わらないよねとは思ってる。

江戸時代、男あまりがすごかったらしい。

そのすごさに対応するため春画なり遊郭なりがあったわけ。

お世継ぎがいないとお家断絶になるなど制度必要な人たちや裕福な人たちが妾などを囲っていたそんな時代

今はそれなりの稼ぎがないと男は結婚できない...つまり貧乏長屋に詰めている男たち状態

そして、女は学費などのために春を売ったりパパ活をしたりする...これは緩い意味での遊郭なり妾なりだろうな。

これが唯一解決されていた時代高度経済成長時代

あのころ、男はがむしゃらに働き、女は家を守るのが当たり前だった。

女が働きに出るのはよほど世帯収入問題があるときだけだった。

リンクされていたトリレンマ記事を見る限り、そういうシステムになっていることで、全員結婚するという安定した時代が築けていた。

...女性社会進出と声高に叫ばれる今、確かに女性仕事を選べるようになった...いや、仕事をするのが当たり前になった。

ただ、多くは口に糊するために否応がなしに働かざるを得ない。

果たして人々の幸せさはあの頃よりも今の方が増えたと言えるのだろうか。

2021-02-22

必読書コピペマジレスしてみる・日本文学

方針

森鴎外舞姫

留学先で女性妊娠させて見捨ててしまう話なので、近頃は評判が非常によろしくない。そのくせ、この文体のせいで美しいと感じてしま自分がいて、実はこれ、レトリック文体によって騙されることに注意しろっていう警告なんじゃないかって気もする。「自分おすすめ編」にも書くつもりなんだけど、ナボコフロリータ」もそういう自己正当化がとにかくうまい

余談だが、鴎外自身東洋人だったこともあり、留学先では写真を撮らせてくれと頼まれたことがあったという。それに対して、構わないけどもあなた写真も逆に撮らせてくれ、と言って、相手も満足させつつ日本人としての尊厳も守ったことがあって、これは割と好きなエピソードの一つ。まあ、漱石よりは世渡りうまいよな。

樋口一葉にごりえ

古風な文体挫折しかかるも何とか読破。これよりは幼馴染系の「たけくらべ」のほうが好きだったなあ。増田では古文いるかどうかで議論になったことがあったらしいが、古文がすらすら読めるほうがこういう趣味というか楽しみが増える気もするし、純粋実用面だけでいえば法律用語や古い公文書を読む必要がまだあるんじゃないのかな。

舞姫」の話の続きだけど、古典文学にもやっぱりクズエピソード結構あり、じゃあどれを教えてどれを教えないかは割と難しい。

泉鏡花高野聖

僧侶山間で美しい妖怪出会う話。文庫ちくま日本文学全集で読んだ。全集と銘打っているけど、このシリーズ日本の近現代文学作家ベスト盤みたいな感じで、チョイスはいいのだけれどときどき抄、つまりダイジェスト版みたいなのが紛れていて、コンプリートしようとは思わなかった。

話としては幻想的ですごく好き。幻想譚が好きな自分がどうして泉鏡花にどっぷりはまるまでいかなかったのかが不思議なほどだ。当時は、著名な作品をどんどん消化しようと思って乱読していたからかもしれない。そういう意味でも、課題図書読破することが自己目的化した読書には幾分害がある。

国木田独歩武蔵野

とても好き。小説が読めなくなったときには、文豪の書いたこうした随筆というか、風景描写の豊かな文章を読むことで、自分リズムを整えたくなる。外出の難しい昨今、こうして空想世界でだけでも豊かな自然のなかで過ごしたいものだ。五感が刺激される文章というのはなかなかない。

夏目漱石吾輩は猫である

我輩を吾輩に修正

ここ最近漱石の評判はあまりよろしくないと聞く。所詮は当時の欧米文学の輸入に過ぎないとか、結局は男社会文学だとか。言われてみれば確かにその通りなのだけれども、日本近代文学開拓者にそこまで求めちゃうのも酷でしょうと思わないでもないし、この作品からたったの十年で「明暗」にまでたどり着いたのだから、やっぱりすごい人ではないかと思う。五十になる前に亡くなったのが惜しまれる。

で、肝心の内容だが。基本的おっさんおっさんの家をたまり場にしてわいわいやる日常ものなので、当時の人にしか面白くないギャグを除けば、普通に笑える。最終回は突然後ろ向きになるが、もしかしたら漱石の本分はユーモアにあるのかもしれない。

余談だが漱石留学時代日記に付き合いのお茶会について「行カネバナラヌ。厭ダナー」とのコメントを残している。

島崎藤村破戒

素直に面白かった。若干のプロパガンダっぽさがなくはないが、読んだ当時は差別する側のねちっこさや意地の悪さが良く書けているように思われた。とはいえ、昨今は善意から来る差別についても考える時代であり、問題はより複雑になった。

被差別部落問題については気になっているのだがなかなか追えていない。日本史について読んでさまざまな地域実例について断片的にかじった程度だ。それでも、地域によって温度差やあったり、差別対象が全く異なっていたりすることがわかり、どこかで日本全体の実情について知りたく思っている。

田山花袋蒲団

女中の布団の残り香を嗅いで悶々とする話だってことは覚えているんだけれども、読んだときにはあまり印象に残らなかった。なぜだろう。自分が読んできた近代文学は、基本的ダメな奴がダメなままうだうだする話ばかりだったからかもしれない。その多くの一つとして処理してしまたか

で、自分が好きなのは飢え死にするほど悲惨じゃないくらいのダメさであり、親戚のちょっと困ったおじさんくらいのダメさなんだろうと思う。

有島武郎或る女

読んだことがない。ただ、ドナルド・キーンの「百代の過客〈続〉 日記に見る日本人」によればこんなことを書き残しているそうだ。「僕ハ是レカラ日記ハ僕ノ身ニ大事件ガ起ツタ時ノミ記ケルコトニ仕様ト思ツタガ、矢張夫レハ駄目な様デアル。日記ヲ記ケ慣レタ身ニハ日記ヲ一日惰ルコトハ一日ヲ全生涯カラ控除シタ様子ナ気ガスル。夫レ故是レカラ再ビ毎日日記ヲ始メ様ト思フ」(意訳。日記書かないとその日が無かったみたいで落ち着かない)。ここでツイッターに常駐している自分としては大いに共感したのである。そのうち読もう。

志賀直哉小僧の神様

読んだはずだが記憶にない。「暗夜行路」で娼婦の胸をもみながら「豊年だ! 豊年だ!」と叫ぶよくわからないシーンがあったが、そこばかり記憶に残っている。これを読んだ当時は、この小説のように自分がどれほど理想を抱いていたとしても、モテいからいつかソープランドに行くのだろうな、とぼんやり思ったことを覚えている。

ちなみに、自分が初めて関係を持った女性貧乳だった。だがそれがいい

お父さんとうまくいっていない人は子供の才能をつぶす話である清兵衛と瓢箪」が刺さるんじゃないかな。あとは少女誘拐視点の「児を盗む話」もよかった。

内田百閒『冥途・旅順入城式』

大学時代知り合った文学少女から薦められて読んだはずなのだが、覚えているのは「阿房列車」の何編かだけだ。それと、いつも金に困っていて給料を前借りしていて、そのことのまつわるドタバタを描いた作品日記もあって、そうした印象ばかり残っている。

関係ないけど就職活動中に、この文学少女から二次関数を教えてくれと言われ、片想いしていた自分はそのためだけに都内にまで足を延ばしたことがある。いいように使われていたなあ、自分あいつには二度と会いたくないが、元気にしているかどうかだけは気になる。

宮澤賢治銀河鉄道の夜

めんどくさいファンがいることで有名な作家全集には第三稿や第四原稿が収録されており、比較するのも楽しい。俺は〇〇は好きだが〇〇が好きだと言ってるやつは嫌いだ、の○○に入れたくなる作家の一人。○○には「ライ麦畑で捕まえて」「村上春樹」「新世紀エヴァンゲリオン」「東京事変」などが入る(註:この四つのものとその愛好家に対する歪んだ愛情から来る発言です。僕も全部好きです。すみません)。サブカル系にはこれがモチーフになっているものが数多くあり、その点では「不思議の国のアリス」と並ぶ。

思想に偏りはあるが、独特の言語感覚や観察眼は今でもすごく好きだ。余談だが新書の「童貞としての宮沢賢治」は面白い。

江戸川乱歩押絵と旅する男

知り合いにいつもぬいぐるみキーホルダーを持ち歩いてかわいがっていた男がいたが、それで本人が落ち着くのならいいと思う。不安の多い世の中で、人が何か具体的に触れるものにすがるってどういうことなんだろう、って、ってことをこの作品を思い出すといつも考える。どこで読んだか思い出せなかったが、これもちくま文庫全集でだった。

横光利一機械

狭いコミュニティの中でこじれていく人間関係の話ではあるけれども、新潮文庫場合表題作よりも他の話のほうが気に入った。印象に残っているのは十二人の旅芸人夜逃げする「時間」と、ナポレオンヨーロッパ征服に乗り出したのはタムシのせいだったという「ナポレオンと田虫」。

谷崎潤一郎春琴抄

実はこの作品は読めていない。谷崎作品は割と好きで、「痴人の愛」「刺青秘密」「猫と庄造と二人のおんな」「細雪」は読んだ。「痴人の愛」という美少女を育てようと思ったら逆に飼育される話は自分人生観に多大な影響を与えたし(例の文学少女気持ちをもてあそばれても怒らなくなってしまったのもこれが遠因だろう)、「細雪」はただ文章リズムにぷかぷかと浮くだけで心底気持ちがいい。ついでに、戦時中生活爆弾が実際に降ってくるまでは震災コロナでただよう自粛雰囲気そっくりだったこととよくわかる。

ところで、最近久しぶりに谷崎作品を読もうと思ったら、ヒロイン名前が母と同じだったのですっかり萎えしまった。というか、ここ最近趣味が「健全」になり始めていて、谷崎作品に魅力を感じられなくなっている。感覚がどんどん保守的になっていく。これはいかん。

夢野久作ドグラ・マグラ

ミステリ編参照。anond:20210215101500

川端康成雪国

高校生の頃に読んだのは確かに記憶に残っているのだけれど、高校生川端康成エロティシズムが理解できたかどうかはよくわからない。たぶんわかっていない。せいぜい伊豆の踊子の裸の少女を読んで、ロリコン発症させたことくらいだろう。

太宰治斜陽

太宰はいいぞ。自分は愛される値打ちがあるんだろうか、というテーマを本人の育った境遇パーソナリティの偏りや性的虐待疑惑に求める説は多いが、そういう心理普遍的ものでもあり、だから多感な時期に読むとわかったつもりになる。芸術に何歳までに読むべきという賞味期限原則としてないが、これもできるだけ若いうちに読んでおくといい。太宰の理解者ぶるつもりはないが。

もっとも、本ばかり読んで他の活動をないがしろにしていいものだとは全く思わない。あまりにもドマイナーな本を読んでマウンティングするくらいならバンジージャンプでもやったほうが話の種にもなるし人間的な厚みも出るというものだ。たぶん。

三島由紀夫仮面の告白

天才的。男性のあらゆる種類のコンプレックスとその拗らせ方を書かせたら彼の右に出るものは少なかろう。ただ、大学卒業してから突然読めなくなってしまった作家でもある。息苦しくなるまで端正に磨きこまれ文章のせいかもしれない。

武田泰淳ひかりごけ

極限状況下でのカニバリズムテーマにした小説なんだけれども、途中から戯曲になって、「食べちまう葬式ってえのは、あっかなあ」などとやけにのんびりした台詞が出てくるなんともユニーク小説。ただし、これは単なるブラックジョークではない。物語は序章、戯曲第一部、第二部と別れているのだけれども、その構成にきちんとした意味がある。

人類全体の原罪を問うようなラストは必見。あなたは、本当に人を食べたことがないと言えますか?

安部公房砂の女

祖父母の家から貰ってきた作品で、愛蔵版らしくカバーに入っていた。カフカにはまっていた時期だから楽しんだ。カフカ父親の影から逃れられない主人公とは別の種類の渦巻にとらわれてしまった主人公がだらだら、ぐだぐだしてしまうのだが、カフカ男性によって抑圧されているとしたら、こちらは女性に飲み込まれている文章だ。

大西巨人神聖喜劇

未読。不条理陸軍の中で、最強の記憶力を頼りにサバイブする話だと聞いて面白そうだと思い購入したのだが、ずっと積んだままだ。これに限らず、自分戦争もの小説漫画をあまり読んでない。戦争に関しては文学よりも歴史書からアプローチすることが多い。

これは自分の悪癖だが、戦争ものになると庶民よりも知識人にばかり感情移入してしまう。

大江健三郎万延元年のフットボール

大江健三郎は初期の作品をいくつかと、「燃え上がる緑の木」三部作を読んだきりで、どういう態度を取ればいいのかよくわかっていない作家の一人だ。狭い人間関係の中のいじめだとかそうした描写に病的に関心のあった時期に読んだせいで適切な評価ができていない。

燃え上がる緑の木」は新興宗教原子力発電といった(結果的には)非常に予言的であった作品であったが、癖が強くカトリック宗教教育を受けた自分であっても世界観に入り込むのに時間がかかった。「1Q84」よりもきつい。面白いが。

萩原朔太郎『月に吠える』

大学時代の友人に薦められて読んだ。「この家の主人は病気です」と、飢えて自分を食ってしまったタコの詩ばかりを覚えている。覚えているのはこれだけだが、この二つが読めたからいいか、と考えている。大体、詩集ってのはピンとくる表現ひとつでもあれば当たりなのだ。そして、それはあらゆる書物にも当てはまることである

福沢諭吉福翁自伝

祖父学生時代に送ってくれたのだけれども、ぱらぱらとしか読んでいない。

子供向けのものだった気もするし、近々原文にチャレンジするべきか。自助論西国立志編)なんかと合わせて、自己啓発書の歴史を知る意味でも興味深いかもしれない。

正岡子規歌よみに与ふる書

読もうと思って読めていないけれども、これまたドナルド・キーンの本で面白記述を見つけた。「墨汁一滴」の中に、つまらない俳句乱造しているやつの作品にはどうせ碌なもんなんてありゃしないんだから、そういう連中は糸瓜でも作ってるほうがマシだ、という趣旨のくだりがあるそうだ。創作する上でのこういう厳しさは、いい。

石川啄木時代閉塞の現状』

ローマ字日記しか読んだことがない。たぶん日本最初フィストファックが描写された文学かもしれない。春画はどうか知らないけど。

小林秀雄『様々なる意匠

詩集翻訳しか読んだことがない……。

坂口安吾堕落論

堕落と言いつつもある種の誠実さについて語った本だった気がするが、それよりも新潮文庫で同時に収録されていた、天智天皇天武天皇家系にまつわる謎についてのほうが印象に残っている。

哲学編に続く→anond:20210222080300

関係ないけど芥川が載ってないのは納得できないぞ。

2021-02-20

フェミニズム発の「エロいAVを作るべきではないのか

性教育教科書AVになってしま日本男性セックス貧困セックス=愛の勘違いに気づけるか | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/president.jp/articles/-/43131

 

非常に重要問題提起なんだけど、これを読んで残念だったのはこの人達自分達で問題解決する気は無いんだな、と気付いた事だった

誰かが解決してくれるのを待つだけで、自分達はそれにダメ出ししたり品評する立場だとしか思っていないんだな、と

 

記事の4ページ目(https://president.jp/articles/-/43131?page=4)、結論部で太田啓子氏は「~はイヤだなという思いがあります」「~ほしいです」「~はやめてほしい」と連発するんだけど、

お願いベース社会スケール問題解決すると本気で思っているんだろうか?

例えば自分の子供一人に対する説教なら、それで解決する事も有る、しかあなた達が相手にしているのは大多数の大衆な訳で、それを変えられるのは強制的権力か、大衆に浸透する娯楽しかない

 

まず何故、性教育教科書AVになってしまうのかと言えば、それは日本性教育がAVにフリーライドしているからだ

保守リベラルもこぞって子供を性コンテンツに触れない様に努力し、その結果子供達に与えられるのは保健の教科書の数ページ程度、

それ以外はネット上の性コンテンツ子供勝手に見るのを期待するしかないというのが現状だ

18禁でない性コンテンツが少なすぎる(と言うより保険教科書コンテンツではないのでほぼゼロだ)、その状態でAV以外が性教育教科書成る事を期待しているという事は、子ども脳内に独りでに性知識が湧いてくるのを期待しているのだろうか?どうかしている

こうした問題フェミニズムが与えるであろう解答(勿論予想でしかないので的外れだったら謝る)は信じ難い程役に立たない

まず一つが子供が触れる性コンテンツもっと少なくする事、状況をさら悪化させて居るだけだが悲しい事にこういう層は実際居る(全部ではない)

次に性コンテンツから暴力性を排除しようとする事、これを行うには表現規制等、権力による徹底的な抑圧をどうしても必要とするのだが、都合良く忘れる人が多い、またこれは発想としては上とほぼ同じだ、押さえ付けようとすれば悪化する

次に学校等で行う性教育の拡充、これは悪くは無い、一部の真面目な子の手助けになる程度の効果は上げるかもしれない、しかし忘れてはならないのは我々が相手にしているのは「大衆」だという事だ、大衆はつまらないお勉強などでは動かない

次にフェミニズム発の性コンテンツの開発、これも悪くは無い、ただ、現状を鑑みればフェミニズムの作る性コンテンツは恐ろしくつまらなく、エロくもなんともないお勉強に堕してしまうのが関の山だろう

もう一度言う、あなた達が相手にしているのは大衆なのだ

一部の意識の高い子供や、先生の言いつけをよく聞く良い子ちゃんではない、それ以外の大勢を含む大衆なのだ

大衆強制的では無くリーチするもの、それは娯楽である

フェミニズム発であり、更に娯楽性を伴う性コンテンツ、これである

 

AVに代わる性教育教科書を作りたいなら自分達で作るしかない、当たり前の話だ

そして強制的では無いやり方でそれを成し遂げたいなら娯楽性を磨く必要がある、これも当たり前の話だ

それ以外の発想は結局、考えるのをサボって他人任せにフリーライドしているだけなのだ

記事の対談者達の様に「誰かが変えてくれるのを待つ」だけでは何も変わらない

フェミニズムが目指すべきはフリーライドする側からフリーライドされる側へ変わる事、フリーライドされる側に回れば乗る者達をある程度導く事が出来る

 

もしあなた暴力性や支配性の強くない娯楽性、エロを思い付かないなら、あなたはAVを教科書にした男性に負けず劣らず、エロに対して狭い知識しかもっていない未熟な状態にある

暴力性や支配性が強くないエロはあり得る(勿論、暴力性や支配性が一切無いエロは有り得ない、それは欺瞞であり、暴力性や支配性を隠して見えなくしているだけだ)だからそれを作れば良い、それだけである

例えば記事の対談では「江戸時代に描かれた春画などを見ると、とても開放的で、男女ともに快楽を楽しんでいた様子がうかがえます。」「春画には、女性主体的に楽しんでいる描写も多いですよね。」と肯定的な形で性コンテンツを取り上げても居る

そして対談者達は知らないのだろうが、そのような開放的女性側が主体的に楽しむ描写のある性コンテンツ現在既に存在するし、別にニッチでもない

ただ現状に問題が有るとすれば、それらのコンテンツ18禁であり、暴力性の高いコンテンツと同レベルしか扱われていない事だ

暴力性の低い、女性主体的に楽しむ性コンテンツリテラシーを身に着け、その後なら暴力性のあるコンテンツに触れるなら問題は無い(と、対談でもちゃんと言われている)なら、その通りの順序を人工的に作り出すのが当たり前の対処ではないか

まり18禁より先に12や15禁程度で暴力性の低い、女性主体的に楽しむ性コンテンツ提供する

たったそれだけで驚くほどすんなり事は解決するだろう、何故ならそれらの12禁、15禁コンテンツ豊富な娯楽性を持ち、つまりエロい」から

たったこれだけの事もしようとせずに、真剣に考えているつもりなら、真剣禁欲を取り違えているか真剣さに見合う知性を持っていないのだ

2021-02-17

おっぱい

以下の記事に関する意見に「女性の胸は普遍的エロではない」的なものを見たので、反論

(いや、他人の体を勝手エロ対象物にするな、という意見は置いといて。もっとふわっとした話ね)

サル乳房に興味ないってことは、おっぱいエッチさを見出し特殊性癖のパイオニアがどこかにいたってことだよな

https://togetter.com/li/1668772

ここのブコメにあるような変な論を見る機会が最近増えた気がして、これってある種の「江戸しぐさ」的な奴が浸透してるのではないだろうか、と危機感を持ったので書く。


江戸時代風呂混浴だったから胸はエロではなかった(からそれ以降の舶来の文化である

→だったら風呂場で露出する性器自体エロじゃなくなる理屈だ。そんなわけあるか。

もっと安易でアホな意見だと思う。

ちなみに、着衣で入る蒸し風呂は「男は湯褌だけ」で、「女は湯巻(薄い着物のようなもの)」である。(「湯」はふつうに裸で入る)

ここからも「上裸における男女の扱いの違い」を感じないだろうか。

※ちなみに、風呂場で乱交する困った春画もたくさんある。混浴で辛抱たまらなくなる人もいたわけですね。(また、それに共感する人が大勢たから絵になっている)

ていうか、風呂での売春が多かったことや女湯の覗きが取り締まられてたのも有名な話だよね。


昔の農村部で胸を露出するのは日常だったので、胸はエロではなかった

着物構造を考えればわかるが、胸どころか下だって大して隠してないわ。

作業や力仕事をするときは裾を捲ることだって多かったわけで、大して意味のある話ではない。

まり昔は、裸に対する認識そもそも違ったと考える方が理解やすい。

風呂」「畑」のような日常空間もっといえば道ばたでも)で見る裸は多くの人にとって「エロいと認識されなかった」ということ。

「裸がエロい」んじゃなくて、「エロいことする空間」だから裸がエロくなるという理屈だ。

現在のたとえで言うと、ヌーディストビーチなんかも実際行くと興奮しないというのと同じである

逆に、現代の街中で全裸の人がいた場合でもエロより先に恐怖を感じるはずだ。


江戸時代春画では胸がエロ扱いされていなかった(から、昔の日本では胸はエロではなかった)

→確かにそういうものが多いが、普通におっぱい好きの絵師だってますがな。都合よく無視せんといて。

「着衣でおっぱい吸ってるだけ」の授乳プレイ春画すらあんねんぞ。

明らかにエロ目線で「胸だけチラリしてる」浮世絵いくらだってある。子供への授乳画もやたら多いし。

というか「江戸時代春画だけ」で昔を語る方が主語がでかすぎる。

そんなん、レイプ絵や輪姦アクメ堕ちの絵が春画に沢山あるから「そらみたことか!女はレイプされたがっている!」と豪語するくらいに間抜けである

逆に春画おっぱい軽視な特殊例だという発想はないのだろうか。


胸は尻に似せるように進化したものである

→本題とは直接関係ないが、最近やたら目にして気になってるのでこれにも反論

進化などに詳しくないのでわからないが、結構胡散臭い話だと思う。

なぜなら発情期の猿の尻の写真を見ればわかるが、人間の尻とは似ても似つかないのだ。赤く膨らんだ猿の尻はどっちかというと「腫瘍とかそれ系」である普段の尻も全然違う形だ。

人間の尻は「二足歩行進化することによって」、人間の尻という独自の形状になったのである

人間のように直立すると肛門真下位置するため、垂れ流しにならないよう括約筋や周囲の筋肉が発達し、あの独自の尻たぶができたのだ。

概念上は同じ「尻」でも、現実の形は別物なのである

人間けが排泄後に念入りに尻を拭く必要があるということ自体人間の尻が特有の形をしている証明だ。

猿は尻で求愛するし、シマウマなど魅力的な尻を持つ哺乳類もいる(検索してみてほしい)が、からといって「胸=尻に似せて進化した」説はあまり安易だと考える。

どの尻に似せて進化したんだ。

※また、女性の胸のふくらみも、人間特有頭蓋骨進化が関連しているという説がある。

猿含め他の哺乳類は口蓋が前に突き出しているので平らな胸でも乳を吸えるが、人間は脳の発達により頭蓋骨が変化し顔面が平らになったため、乳児が乳を吸いやすいように胸が突出したという説である

真偽のほどは定かではないが。


サル乳房に興味ない」ってのも本当なんだろうか

→正直詳しいことは何も知らんのだが、猿の外見から簡単に雄雌を見分ける手段として「乳首が目立てばメス」というのは動物系のドキュメンタリーでよく聞く話である

これだけで判断はできないが、少なくともある種のシンボルではあると思うのだが。

※また、少し話がそれるが、「発情期を有する猿」と「年がら年中発情期の人間」を単純に比べること自体、実はかなりおかしいのではないかとも思う。

大体、猿のほとんどはポコチンにも骨があるのだ。そこからして違うのに、猿の延長で人間セックスを考えるのって正しいことなのかね。

専門家ではないので、どの程度切り分けるべきかはわからないが。


女性目線は?

→これも無視されがちですが、女性の内のかなりの人数(すべてとは言わない)が性行為中に胸というか乳首を触ると、わかりやす快感を覚えるわけです。

そこにエロを見出す方がむしろ自然なのではないか


そもそも

そもそも「性を意識する年頃」に合わせて女性の胸が目立ち始める、という根本的な大事件を忘れていないだろうか。

「性が!性が!異性!異性!」となっているときに、同世代女性はお胸が膨らんでいるのである

意識しない方がおかしい。

しかも触ったらなんかやわっこくて気持ちいいのである

エッチときに触られて気持ちいい女性も多いのである

時代文化によって興味の差はあれど、エロ対象にならない方が不思議だと思うのだが。

2020-12-05

anond:20201205094301

ぜんぜん基準になってませんよ。ものさしには普遍性必要なんですよ。

会田誠ダメだった。じゃあ歌麿北斎春画やギュスターヴ・クールベ世界起源はどうなのか?

そんなの誰もわかんないから今後美大は萎縮して自衛のためにセクハラ糾弾されそうな内容はどんどん自粛することになる。

富士はいいけど蛸はダメだとかそんな偏狭価値観で偉大な画家が残した仕事を切り崩していいんですかね。

大英博物館春画展が大々的に開催されて成功を収めたのに春画故郷日本では開催できる美術館なくて小さな美術館でこそこそとやるような状況がさらに拡大しちゃいますよ。

女の子はすごくえっちな絵を見たら心が傷ついちゃうんですとか裁判官はどんだけ保守的女性観してるんですか。実にくだらない。

2020-11-14

anond:20201113205532

タコって江戸時代の女は北斎春画みたいなエロ妄想が好きだったのか先進的だなと思った。普通に食い物の話かな?

2020-10-26

anond:20201026121158

江戸時代おっぱい性的な部位じゃなかったんだよな

春画性器に比べておっぱい描写適当だし

着物おっぱいの膨らみを隠す方が美しいとされていた

お前らは西洋価値観に毒されておっぱいエロい目で見てしまってるんだよ

2020-08-30

[]登場・未登場人物

楠永玉秀(くすながたまひで):元居戸家家臣。ある意味主人公武威戦国トリックスター武威ノ本中の忍びから監視されている。

小鯨白姫(こくじらはくき):おほHoIおほHoIと外交をになう昇国の惣領兵科は槍折人。

馬場阿茶局(ばばあちゃのつぼね):昇国家老。居戸家家臣団の乳母役。

桜桃みやこ(おうとうみやこ):居戸家家臣。いつも三百人役(石高一万あたり兵三百を動員)で領民に優しい。

虫愛軽路(むしめづけいじ):居戸家家臣。釣り野伏の囮役が得意。

古田三目(ふるたさんもく):居戸家家臣。佩用する臑当てが左右で異なる。

鈴木神楽(すずきかぐら):居戸家家臣。トリガーハッピー鉄砲大将

地弥呼(ちみこ):幌生家足軽大将。東南の風を吹かせる。春画絵芝居を嗜む。

澪生狼(みぶろ):幌生家足軽大将トリックスターを楠永玉秀と争う。

凹田米国衛門(へこだこめくにえもん):幌生家足軽大将。兎耳形兜を着用する。

カルロス・某(かるろす):南蛮商人。楠永玉秀の乱後、幌生家の御用商人に収まる。

犬縣某(いぬあがた):楠永の家来。一説によれば一門衆とも。

愛宕縁(あたごえにし):最初戦国大名人外自称する。

蟐娥光圀(じょうがみつくに):為力家の副将軍二名の同僚を伴って諸国を漫遊する安国寺恵瓊武威ノ本における外交僧のこと)。飢饉に備え、領民雑草の食べ方を知らしめる。

深紅龍(しんくりゅう):元居戸家家臣。楠永と共に出奔したが、その後は距離を置いている。

蘇祝媛(そのほぎひめ):昇国組下大名。怪力の小兵。

留守麗(るすれい):幌生家足軽大将合戦時、床机の横に打つためのかまぼこ板を置くことから、板武将と呼ばれる。家中を強力に掌握している。

義原鰭(よしはらひれ):為力家の郎党。その胴間声は敵味方を震撼させる。

松杉衿(まつすぎえり):為力家奉公衆。火計を得意とする。

舞農庫(まいのうこ):為力家一領具足。火計を受けるのが得意。

天使香取(あまつかかとり):為力家陰陽師。「遅参つかまつった!」が口癖。

縷々美大(るるよしひろ):為力家先手大将。酒を注いだ盃に蜘蛛が落ちてきた際、鬼にその盃を干させた逸話を有する。

野良猫(のらねこ):為力家家猫。

用語

酸茶(すいティー):荘園などから兵に徴発させた兵糧のこと

 以前、馬場阿茶局を居戸家の家老と書き申したが間違いにて候🙇

楠永玉秀の謀略

https://anond.hatelabo.jp/20200823175138

株兎の屈辱

https://anond.hatelabo.jp/20200825185224

赤備えロンダリングゆめうつつ

https://anond.hatelabo.jp/20200830143411

この増田フィクションです。実在仮想人物団体などとは一切関係ありません。

2020-08-04

anond:20200804175240

単純に「春画」でググってみたけど全裸もけっこうある気がするなあ

後知恵で考えるなら浮世絵フルカラーから全裸だと白くなりすぎる

着物を描いてカラフルにしたいとかはある気がするけど

あと着衣のほうがマイルドに見えるので

本やテレビでは着衣の春画をよく紹介していて

から着衣の印象が強いとかかな

春画ってなんで着衣ックスが基本なの?

全部が全部とは言わないが男女のどちらか、あるいはどちらもが全裸春画ってレアな気がする

下着つけてなかったかセックスときに服を脱ぐという概念がなかったんだろうか?

2020-07-21

anond:20200721214530

たことまじわる春画といえば日本 しょせん大阪USJ 西洋かぶれ おもうやろ?

2020-04-28

anond:20200428115534

自慰で満足する層 ⇔ 女と実際にヤりたい層というのがある

 

 

春画

エロ漫画

=== 実写・二次元の壁 ===

AV

====================

====================

======= 自慰の壁 ======

====================

====================

性風俗

anond:20200428115143

という事実特にない

弾圧しても弾圧しても春画はつぶせなかった

2019-12-09

昔は巨乳が虐げられていたってマジだろうか

細川ふみえが出るまではかなり厳しい扱いだったと聞くが本当だろうか。

着物巨乳には似合わない、春画を見ると胸は隠れているか、小さく描かれているものが多い、ブラを付けていないので形が崩れるのも早かっただろう、多分江戸時代までの巨乳モテなかったと推察できる。

でも細川ふみえは流石に時代が下がり過ぎでは無かろうか。

しかし、年配になるほどうざき献血ポスター問題を感じる人が多いという調査結果に対して、初老巨乳女性が、巨乳差別をしている年代だと切れていたのを見て、本当にバブル世代辺りまでは差別され虐げられていたのかもしれないと気になった。

2019-11-06

anond:20191106195609

この前、春画には巨乳出てこないか江戸時代男性は乳に特に興味なかったんじゃねって言ってる人もいたよね。

2019-11-04

anond:20191103211705

なぜ件のポスターの是非に関する文脈でこの話が出てきたの。

問題提起が出来て、議論が始まった段階で「社会的構築」が何かとか、ふにゃふにゃだ、とか関係なくない?

順序逆じゃね? 社会構築主義の話が出てきたのって,アンチフェミの人が社会構築主義を攻撃したからじゃん?

しろなんで社会構築主義の話が出てくるのか文系の俺が知りたい.

であれば、社会的構築は論点整理までの話であって、それ自体正当性も不当性も導くものではないと思うのだけど

これはそうなんだよね.それは社会的に構築されたものに過ぎない! で,それの何が悪いの? まったくもってそのとおり.

社会構築主義が出てくるのは,あるものが「本質的であり自然である」と看做されていることに対するカウンターだ.

たとえば,民族民族主義者は民族を「古くから連綿と続く人間集団であるかのように主張する.でも歴史学は,「民族」という概念が発生したのは近代であること,それ以前にはそんな統一されたアイデンティティ存在しなかったこと,「古くから続く」という幻想最近になって作られたものであること,を明らかにしてきた.

もしくは,ジェンダー性別役割分業を支持する人は,男と女は好みからから根本的に違っていて,分業は自然ものだと論じる.それに対してフェミニストは,「女は赤を好む」のような固定観念最近になって生まれたこと,かつては男女のなすべき仕事が異なっていたこと,そういったことを論証してきた.

そういう仕事理論的な根拠社会構築主義なんだよね.人間社会にあるもので「本質的」だったり「自然」だったりするものなどない.どれも社会のなかで形作られそれが「本質的であるかのように見えているだけで,実際には何一つ「自然」ではない.

からまあ,構築されたもの何が悪い? と言われればおしまいなんですよ.

それでおしまいにならないのは,「本質的」という言説が世の中に溢れているから.

同性愛を嫌うのは当然」と主張する人がいる.実際には多様な性愛の有り様のなかで同性どうしの行為悪魔化され抑圧されてきたのはごく最近の話に過ぎないのに.「悠久の日本の歴史を讃えよ」と真顔で言う人がいる.統一された「日本」という観念民族という理念もごく最近まれたに過ぎないのに.「女が家事育児担当するのは自然」とのたまう人がいる.それは様々な家族形態のなかでたまたま現在定着しているモデルに過ぎないのに.

さらにいえば,学者本質的だと仮定して用いている概念もまた構築されたものでありうる.1世紀前の学者は「民族」が実在すると思っていて,世界の様々な「民族」の歴史をたどることが学問なんだと信じていた.でも現在は,その「民族」という概念は構築されたものであるとして,かつての歴史学批判を受ける羽目になっている.構築主義はそうやって世界認識アップデートしていく営みなんだよね.

もちろんこういう言明にも理論的隘路はあって,それはまあとっくにゼロ年代頭に指摘されていることなので詳しくは色々読んでみてほしいのだけれど,最近学者構築主義を前提としてでもそれじゃ何も言ったことにはならないよねとかこの部分おかしいんじゃないのとかじゃあこれをもとに何が言えるかとかそういう議論をしているので,社会構築主義おかしい! とちゃぶ台返しされても,華麗にスルーするしかないじゃん? それが社会構築主義に基づくパラダイム欠点を暴き出し世界認識を一変させるものなら喜んで飛びつくけど,現状そういうちゃんとした議論が出てきてるようには見えないわけで.悪いけど社会構築主義に基づいた方がより厳密な研究ができるしやってて面白いんですわ.

まり社会的構築の話は1ミリ議論を進めない上に、ただ議論を発散させるだけでは

そーなんだよね.はっきり言うとこの件社会構築主義とか微塵も関係ないですよ.普通に自由とか権利とか公共とかの話をすべきところでしょ.そして自由とか権利とか公共とかの話をするなら持ち出すべきは社会構築主義じゃなくて政治哲学とか法哲学とかそういう分野でしょう.

俺はあのポスター公共空間にあっても問題ないと擁護するしバッシングバカバカしいと思うのだが,それと社会構築主義の是非はまるっきり別の話で,なんで社会構築主義が目の敵にされるのかはマジで理解不能

ただ「男がおっぱい好きなのは自然の摂理」とか言い出すと「え? 江戸時代春画おっぱいをすごい雑に扱っていたけど? そもそも何がエロいかという認識あるいは羞恥心自然ものではなく社会的に構築されていて,たとえば日本パンチラが恥ずかしがられるようになったのも20世紀以降の話で,そこから考えると現代日本男性おっぱいに関心を示すのは……」みたいな社会構築主義に基づく反論が飛んでくるから気をつけてな! オタク美少女萌えるのも腐女子BLを愛でるのも同性愛が「禁断」と看做されるのも胸の大きい絵が性的と思われるのも全部社会的に構築されたことだからそこんとこ夜露死苦! あと「公共概念歴史的に帯びているヨーロッパ中心主義的なバイアスに気づかないのは鈍感すぎると思います先生

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