とはいえ、隠した所で気になるものは気になるし心配になるし自責でしんどくなるしでとうとう人と話すのはおろか、人の多いところを歩くのも辛くなってきました。眼鏡やイヤホンやハンドクリームなんかを試してみましたが、視覚聴覚嗅覚をひとつでも奪われると自分に残る情報量が減りすぎて事故に合わないかと心配になって更にしんどいです。リモートワークになったお陰で他人の出す音や振動には悩まされなくなりましたが、オンラインミーティングやチャットツールでのやり取りで相手の考えていることを感じ取ろうとしたり深読みしてしまうので、これはこれでしんどいものです。

そんな訳で、いい加減疲れてしまったしこのままいくと多分病む気がするので、どうにか鈍感になる方法を探しているんですが、本もネットも「それが出来たら苦労しないわ」という解決法ばかり。もっと具体的な行動でおすすめはありませんか？その行動を取ることで結果として徐々に鈍感になっていく、みたいな事になれるのが理想です。

Permalink | 記事への反応(0) | 00:57

2022-12-13

■anond:20221213174240

美女のほうが顔面の情報量が少ないので合成しやすいのよ。ブサイクな老婆のほうが顔面に刻まれる情報量というかリアリティを高めるために多くの学習が必要。

人工合成音声も女声のほうが男声より難度が低いのもそういう理由。

Permalink | 記事への反応(0) | 18:10

2022-12-11

■anond:20221211082129

元増田を読んで、これまではてなやツイッターで見かけた光景について個人的なメモ。（何かの正しさや間違いを主張するものではなし）

最近、叩くことが出来る存在を叩いても問題がないというような風潮がある気がする。

それに加えて、相手から攻撃してきたからやりかえしているだけだという正当化意見もよく見る気がする。それとは別に、（彼・彼女たちが敵と見なしている仮想）敵がこれを見たら多分こう反応するだろうと内輪ネタで盛り上がるコメントもまま見る。例えば表現規制問題で言えば
- 「オタクたちは次は全然エロくないしと言い出すだろう笑」や
- 「フェミが激怒しそうｗｗｗ」
  とか。これらが組み合わせると
- 「あの作品は本来はエッチが売りだけど、このイラストは露出が控えめで穏当だ。でもオタクたちが調子に乗ってもっと性的なイラストを公共の場に出してこないよう、今のうちに出るかもしれない杭を叩いておこう」や
- 「表現規制勢のあいつは今回まともっぽい批判をしているけど、ここで批判内容を認めたら次はもっと大きな放火するかもしれないから徹底的に叩いておこう」

が言えてしまい、ますます党派性が強化され仮想敵への憎しみを募らせることになる。自分は正当化の意見も内輪ネタもほとんどの人はふざけて発言しているだけだと信じているけど、同時にその発言に感化されてバイアスが強化されている人がほぼ間違いなく存在することも確信している。

熱狂的に叩くことに対して最近自分が違和感を持ったのは、池袋暴走事故に対する一部の反応。上級国民という属性を被告に貼り付けて、非上級国民である我々は恵まれている彼を叩く権利があるとでもいうような雰囲気が存在した。
確かに被告の逮捕当時の反応は被害者に対する誠実さを感じないものではあったが、だからといって敵（上級国民）とラベリングしてなにもかも叩くのは異常に感じた。
ただこれは（上級国民ミームは除いて）ネットだけに限った話ではなくメディア全体で被告の姿勢への批判的な風潮があったと記憶しているので、日本人の一般の気質なのかな、と思う。ネットの反応はその上澄みが可視化されたものかもとも。

仮想敵を作って団結するのは健全じゃないと思うんだよなあ。ネットは「好き」を増幅させるが同時に「嫌い」も加速させる。
自分がネットに入った頃は、人ではなく内容で判断するのがはてなユーザだ、みたいなことを言われていた気がするのだけど、最近は人気コメントに含蓄のある意見を見るほうが珍しいか。

昔からのネットユーザは利権を毛嫌いする風潮があるように思う。自分はにちゃんねる後の人間なので当時の肌感覚は分からないけど、嫌儲だっけ？例えば2019年のeスポーツの大会で賞金が受け取れなかった問題でJeSUを非難する声（https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.yahoo.co.jp/byline/takashikiso/20190917-00142987）はすごかった。ここまで権力仕草が嫌われるのかと思った記憶がある。
現状自分が把握しているネットで叩いていいとされ、ひたすら叩かれる存在
- NHK。叩く理由は、受信料が高いよ派、かつて訪問でいやな経験をしたよ派、政権に批判的もしくは無批判であるから駄目派
- JASRAC。利権があると信じている派、MIDIの恨み派。
- 体育。過去、体育の授業で嫌な経験をした人が多いから。
- 政党全般。特にアンチが多いのは自民党と共産党

叩く人は印象で叩くからデマを再生産していることに無自覚なのがたちが悪い。

実際に中傷している人が冒頭のセリフを吐くのは論外なのだが、やっかいなのが事象の因果を説明するつもりの人がそういう意見を主張する場合。これは人間の認知のバグなのだが、自分が気に入らない存在に対する反応が「内容に無批判であり、かつ肯定的なコメントをする」場合は内容にも賛同していると認識してしまう。
例えば今回の例だと「彼女が反撃されるに十分な過去があるから」と「彼女の過去の言動に恨みを持っており反撃しても構わないと思っている人が多い」だと事象の説明としては大差ないが、発言をした本人が「どう思っているか」に対して受ける印象が大きく違う。

今回のように批判する側・批判される側双方になんとも肯定し難い点がある場合、慎重な人こそ距離を取って発言するか黙っていると思う。ただ雄弁は銀、沈黙は金と言うけれど、ネット社会では「発言しない＝存在していない」なので賢く黙るという対応は反対意見側にボーナスタイムを与えることになる。正しくても間違っていても情報量で圧倒したほうがネットバトルの勝者。
喋らない人は存在を認知されないというのは、山田胡瓜先生の漫画「そして誰かいなくなった。」（https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1404/15/news045.html）を思い出す（AIの遺電子がアニメ化されると聞いて読み直した）。

関係ないけど、やっとエントリ一覧から迷惑系まとめサイトが消えたと思っていたら、同等のレベルの【悲報】みたいな Togetter まとめが氾濫するようになって、げんなり状態です。やっぱ好きな人が多いからまとめサイトは隆盛してたんだなあ。だいだいそういうまとめを量産している人のまとめ一覧は、まとめサイトのヘッドライン状態。いい加減あの煽り構文滅びてくれないものか。

ブコメで最近、共産党系の組織票が大量に増えたとあったけど、むしろコロナ禍の少し前あたりから強く右寄り・アンチリベラルの意見が目立つようになった感覚がある。それまでも右寄り・アンチリベラルの意見は存在していたのだけども、近年のように大量に星が付いて人気コメントがそれ埋め尽くされるというような状況はほとんど無かった気がする。
個人的な感覚だと、2021年の共産党と表現規制の話のあたりでアンチ共産党の勢力が躍進したような感じ。
ただ右寄りの意見の比率が極端に大きくなったというわけではなく、中庸なコメントや左寄りのコメントも依然として存在しているので、サイレントユーザ層の変化でもあったのだろうか。どこかに定点観測しているブログがないだろうか。