はてなキーワード: 不妊とは
http://tokunoriben.hatenablog.com/entry/2014/06/25/001825
http://blogos.com/article/88767/でこの時の質問を書き起こしされているのを見れば分かるが
ここでの質問は「妊娠・出産に対する女性の悩みについての対策、特に不妊(男性不妊含む)について」であって晩婚化対策ではない。
同じ勘違いをしている人を時々見かけるので、何で勘違いするのか謎だと思ってニュース見直したら
http://www.asahi.com/articles/ASG6R5H11G6RUTIL04C.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140624-OYT1T50179.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1406/23/news087.html
これらの記事を書いた記者や、一連の報道(勿論「晩婚化対策」とは書いていない報道も含む、
例えば一番最初に出た記事であるhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140618-00000130-mai-soci)を見て
「塩村議員の質問は晩婚化対策についてである」と言う印象が強く残っている人達の脳内では、
「女性の妊娠・出産に対する悩みとは不妊についての事であり、その原因は晩婚化によるものであり、早く結婚すれば解決する」んだろうな。
何かもう何もかもが分かってない感がする。
塩村議員に対する野次。
隊長や某コラムニストらのゲスい「塩村ビッチ論」はおいといても、塩村議員がどう感じ何に涙したのかはわからない。
だけど、このニュースは不妊に悩む女性にとってはショッキングなことであったことは間違いないと思う。
かくいう私も都内在住で30代不妊に悩む女性として憤ったり悲しかったり。
不妊って、本当にしんどい。「子供ができなかったなら仕方ない」と覚悟を決めないとやってられない。
数ヶ月前から不妊治療のクリニックに行き始めた。日本の(というより東京都の)不妊治療の現状を知って衝撃を受けた。
時間予約ができないので2時間待ちは普通。いつ行っても待ち合いスペースは20代〜40代の女性であふれている。
こんなにたくさんの女性が不妊に悩んでいるんだ、と衝撃的だった。
第二に、保険が利かない診療科目が多いので当然ながら治療費が高額。
通常なら1回の通院で3000円〜10000円以上かかる。
これが週に数回かかるとなるとかなり痛い。
もちろん、体外受精をすると1回につき数十万円が飛んでいきます。
そして、どれだけ高額の治療を受けても、それが必ずしも「結果」(=妊娠・出産)に結びつく訳ではない。
第三に、時間の融通が効かないということ。
初期のタイミング指導なら、排卵日1週間前くらいから毎日のようにクリニックに通って、超音波で卵子の育ち具合を見て、十分な大きさになってきたら医師から「今晩タイミングとってくださいね〜(=sexしてね)」と指導される。
困るのは、「じゃあ、明日の朝、もう一度来てください」と言われること。
働いている身としては「いや、無理です!」としか言えない。
私は教員をしている。授業計画に沿って授業をしているので、突然「授業を休む」なんてとんでもない。今日の明日で、代わりの人に授業をやってもらうわけにもいかない。
もちろん「私、不妊治療してるんで突然休むことあります!」と宣言すれば、受け入れてくれる職場ではあると思う。(学校にもよるだろうけど、教育現場は出産・育児に関することについては割と寛容です)
だけどその場合、授業を頻繁に休講にする理由として、生徒や保護者にも「不妊治療宣言」をする必要があるだろう。保護者からは「そんなにすぐ休む人をうちの子の担当にするな」というクレームも来るだろう。
結局、仕事を休む訳には行かないので、不妊治療クリニックの通院は今のところやめている。
私のように、仕事の都合で不妊治療を続けられない女性って少なくないと思う。
長々と書いてしまいましたが、とにかく不妊って「しんどい」ってこと。
不妊治療の一番辛いところは「私が悪いのか」と自己批判・自己嫌悪に陥りがちなところだと思います。
妊娠できない自分が悪い、妊娠するための治療も受けられない自分が悪い、と。(科学的には、不妊の原因は男性と女性で半々だけどね)
そういう実感を持ちつつ、件の野次のニュースを見ると「あぁ・・・」って絶望しかないですよ。
おっさん世代には「産めない女性が問題」という認識が未だにあることとか、そして今後不妊治療が受けやすくなるような社会制度が作られたり、社会的な認知が広がることはないだろうこととか。
というわけで本題ですが、そういうおっさんに同じような痛みを持たせられるセクハラ野次って何がありますか?!
「お前のくされチンポ、いつ勃つんだよ!」みたいな?
すでに削除済みの小笠原誠治さんの記事
http://bylines.news.yahoo.co.jp/ogasawaraseiji/20140620-00036569/
以下転載
6月18日に開かれた東京都議会の本会議で、みんなの党会派の塩村文夏(あやか)議員がセクハラまがいの野次を受けたということで、野次を飛ばした議員に批判が殺到しています。
なんでも塩村議員が女性の妊娠・出産に対して都がもっとサポートすべきではないかとの質問をしている最中になされた野次だったらしいのですが...
では、どんな酷い言葉を浴びせたのか?
浴びせられた言葉は次のとおりです。
うーむ、流石にこれは頂けませんね。確かにセクハラの疑いもある。
ただ、その一方で、これしきのことでこんなに大騒ぎする必要があるのか、とも思うのです。
何故か?
結婚した方がいいのではないか、なんて言われなくてもどれだけでもボーイフレンドがいそうな感じがするのです。野次を飛ばした議員も、この女性議員に少し気が合ったのではないのでしょうか。
それに、この顔どこかで見たような...もし、あなたがさんまちゃんのテレビ番組をよく見る人なら覚えているかもしれません。
私思うのは、恋の空騒ぎに出ていた彼女を知っている人と、そうでない人では、今回の野次に対する印象が大きく異なると思うのです。
だって、今回、非常に多くの人が彼女に同情をしているでしょう?
確かに、今回の野次は品性のかけらも感じることができません。
いずれにしても、議会でどのようなやり取りが行われたのか? 再現してみることに致します。
「続きまして、女性のサポート、子育て支援についてお伺いをいたします。東京の女性は他の都市よりも晩婚、晩産です。都道府県別の第一子出産時の母の平均年齢は、東京都がズバ抜けて高く、32歳近いことが分かっており、高齢出産や不妊治療を受ける女性が増加をしています。東京は都会であるがゆえに周囲との関係性が希薄で、女性が妊娠、出産、育児に関わる悩みを一人で抱えてしまうという弊害があります。こうした問題を抱える女性たちのサポートは、サポートを東京都は積極的に進めていくべきで、特に周囲に相談できる人がいない妊婦さんを支える仕組みはとても重要であり、私も所属する厚生委員会で、この件に関する充実をお願いしてきました。
(塩村議員が、はあ、と苦笑する)
(笑い声)
東京都として今後、妊娠、出産に関して、悩みを抱える女性に対し、どのような対策を打っていくつもりなのか、具体的な取り組みをお願いします。また、不妊の原因は女性だけではなく男性にも原因があります。男性の協力を得る難しさから、悩みが大きくなる女性達のサポートも必要です。男性不妊に関する知識について、男性も含めて若い世代に啓発する必要があると考えますが、都の見解と取り組みをお伺いいたします。(この辺りで、塩村議員が涙声に)
関連しまして、都営地下鉄におけるベビーカーの利用についてお伺いいたします。 国土交通省は、電車内などでベビーカーを畳まなくてもよいとする共通ルールを示しました」
如何でしょうか? 文字だけでは雰囲気が伝わりにくいかもしれません。少し補足をするならば、彼女は大変に早口で質問をしていたのです。どうしてそんなに早口で、と思いたくなるほど。割り当てられた時間が短い一方で、質問したいことが多かったからでしょうか?
いずれにしても、彼女が女性の妊娠や出産に関して質問をしているときに、どこからともなく野次が飛んだのです。「早く結婚したほうがいいんじゃないか」と。
では、その野次に対して塩村議員はどう反応したのか?
彼女は、はあ、と言って苦笑しただけなのです。その後、彼女はまた質問を続ける訳ですが...その質問の終わり頃になって、どういう訳か涙声風になるのです。
でも、再び、気を取り直して質問を続けた、と。如何です?
誰が発したか知りませんが、なんと品のない野次!
但し、こんな野次の一つや二つで議会の貴重な時間を無駄にして欲しくないという気もするのです。だって、そうでしょう? 早く結婚しろと言われた程度なのですから...それに、彼女自身、そんなに傷ついたとはとても思えないのです。
これが、本当に婚期を逃したような、そして子供を産めない事情にある女性に対して言った言葉なら無視することはできないでしょうが...こんなにべっぴんさんなのだから、結婚ができないとは思えないのです。
つまり、野次を飛ばした議員も、彼女の外見が良かったからつい構ってみたくなったのでしょう。そして、もう一つの理由は、彼女が若かったので、つい女性を軽んじた発言をしてしまったのでしょう。
野次を発した議員は、本当にどうしようもない人なのです。今時女性に対して差別感情を持っているだなんて。
ただ、その一方で、彼女も相当なものではないかという思いもするのです。それは、思わず涙声になれる才能があるからです。勝手な想像ですが、その涙はサッカーのシミュレーションみたいなものではなかったのでしょうか。
私の言っていることはおかしいでしょうか?
なるほど。
考えてみれば給与1/3って時点で元々が相当高そうだしなあ
しかしいくら不妊治療したと言っても、それと住民税で危機感感じるレベルまで貯金使い果たすって今までどんだけ豪勢な生活してたんだよ…
あと旦那の扶養に入っても住民税払わなければならない事に変わりはないだろ。収入がゼロになったって事で減免措置くらいはあるかもしれないが。
お疲れ。うちも不妊治療からの妊娠でした。 あなたを取り巻く状況にもよるので一概には言えないのですが、
もちろん女性が働きつづけるのは社会的な意義もあるし、昨今の夫婦関係って女性も働く前提で社会が作られてきてるのもあるしで、働くのもよいとは思うけど(どちらの選択も尊いものだと思うよ)
私が男性だからかもしれないけど、つわりも辛いのだけれど、本当に辛いのは産後、保育園いれて働き始めてからが辛そうに見える(現在進行形)
産後休暇の時は嫁さんは非常に穏やかだった(嫁「育児が辛いっていう人もいるけど、あれはなんでなんでしょうね?」私「いや母子密着とか怖いじゃない?」みたいな遣り取りがあった)
ただ働き初めてからは本当に心の底から大変。私も家事育児はする、家事に関してはだいぶ男性でも置き換えられる。嫁もそれは認めてくれている。
ただ育児に関しては幼児はどうしようもなく母親を求める瞬間があると思う。
保育園足りないって背景もあるので、育児に専念するって選択も尊重されても良いと思うけどね。君が自分で育てる分、誰かが保育園に入れられる。
あと、専業主婦だと祖母とか祖父とか、一日、1時間でもいいので、子供をあやしてくれる人がいると良い。自分の時間が持てない育児はそれはそれで大変。
そういう人が身近にいないなら、保育園いかせながら働く(保育園料と君の給与が同額程度なら意味がある)と思う。
母子密着は危険。子供を愛してない訳じゃない、でも、ずっと一緒というのは自分がなくなるみたいで辛い、という母親は(ネットで見る限り)多いように見られる。
仕事は頑張っていて、給料もそこそこ、共働きで裕福な生活を送っていた。
立場的に休みがちになるのも微妙だったので、体外受精するとの判断と共に休職を選んだ。
休職したこともあり、5ヶ月ほどで授かることができた。とても嬉しい。
休職したと言ったが、不妊治療は傷病ではない。なので、傷病手当金は出ない。欠勤扱いだったので、給与はゼロになった。
給与はゼロになったのに、社会保険料数万円の支払いはしなくてはならなかった。給与0で税金払う意味がわからなかった。
この数年で、たっぷり納めただろ。と思った。
しかも体外受精は一回にかかる金額は50万を越える。保険では支払えない。
子供のために将来のために、と思っていた貯金はガンガン減って行った。
授かることができたあとも、つわりで休んだりした。吐くことがとまらなく、1日トイレにいることもあった。
もう、有給はつかいきっていたので、休んだ分だけ給与は入らない。けれど体が無理なのだ。せっかく何十万もかけて授かった我が子がいるのに無理をする選択はできない。
給与は全盛期の1/3ぐらいになった。しかし、住民税は昨年度の給与が反映されるため、容赦無く大金を持っていく。
給与から天引きだったから気にしてなかったが、税金の納税通知書を見るとガックリする。
出来婚批判は朝鮮批判や中国批判、ナマポ批判と同じ香りがする。
出来婚はかなりメリットあると思う。
出来ちゃった結婚は悪いという風潮もうやめない?を読んだ。
想像以上に、デキ婚に対して悪い印象を持つコメントが多かった。
子供がほしくなったら、双方の親の許可を得たうえで同棲して、避妊しない。
子供ができたら結婚する。しばらく子供ができないなら、不妊検査を受ける。
俺は子供が欲しい。誰が相手であっても、子供できないなら別の相手を選ぶと思う。
自分が原因で子供ができず、相手が子供を望んでいたら別れてあげたい。
結婚したら別れるハードルがあがるので、結婚する前にそれを見極めたい。
「子供できなくてもこの人と一生一緒にいます。子供できたらさらに嬉しい。」
みんなそんなこと思って結婚するの?それとも、子供できない可能性なんて考えないの?
子供ができないなら、別の人と結婚します。そういう人はいないのだろうか。
計画的かどうかを判別する術はないが、
ずっと同棲して子供できないから結婚しない人がおかしくない社会、計画的にデキ婚したら後ろ指をさされない社会
であってほしい。
そもそも、計画的であろうがなかろうが、デキ婚は悪であるという意見が多数であれば、上記のような社会はあり得ないと思う。
一番心配しているのは、でき婚に対する子供と自分に向けられる社会的な目。望まれて生まれる子供に後ろめたさを感じてほしくないし、
まあ気狂いじみてる自覚はあるよ。
おっぱいのでかさでも生殖機能でも何でもいいが「嫁のここが不満だから浮気したいけど仕方ないので妥協してる」なんて亭主に影で思われながら生きていくよりは、そんな亭主捨てちまってひとりぼっちで生きてた方がよっぽど寂しくないから早く独りに戻りたいと思う程度にはね。
「『子供産む生まないが結婚のすべて』みたいな妄想」と言うけど、嫁が不妊だから外に子供でも作りてーってのが、男の「ネタとか煽りでなく、単なる事実」なのであれば、それは妄想でも何でもない単なる事実だよ。子供欲しさに不貞という婚姻における有責事由を軽々と犯しても構わないほど、子供が「男にとって」重要な存在ってことなんだからさ。そもそもそんな重要なとこ妥協してないで他探せよカスといっそ言いたいけど。
※5月29~31日ツイート再掲
★「東進ハイスクール」「四谷大塚」の長瀬社長が、日経に意見広告出していて、爆笑した。
いわく「子ども手当1,000万円出して、2050年には人口2億人の日本に」。あまりにもポジショントークがキツ過ぎる
子供手当を1,000万円にしようが、1億円にしようが、出生率は1.41⇒1.8程度までしか上昇できないから。
人口置換水準の2.07にするのは不可能
★「出生率1.41」というのは、なんとなく「一人の女性が、万遍なく1.41人の子供を持ってる」
イメージ与えるが、これは間違い。
仮に100人女性がいたとして、うち37人は一生子供がいない。
一方で63人の女性には子供がいて、子供数の総合計は141人。そういうこと。
つまり100人のうち37人は一生子供がいない。その原因は「独身」「子供嫌い」「不妊」.
★逆に言えば、子供がいる63人は、総合計141人の子供がいるのだから、子供の平均数は2.23人。
実は子持ちファミリーの平均子供数は、2を超えているのだが、この事実は殆ど知られていない
目黒区あたり、出生率が1.0そこそこだが、これは100人の女性村理論だと
「子供がいる女性が50人、いない女性が50人で、子供がいる女性の子供総数は100人」の世界。
★出生率を人口置換水準の2.07にする、ということは、先述の「女性だらけ100人の村」の子供の数を、
141人⇒207人にすること。つまり66人の赤ちゃんを追加する必要ある。
★よく「既に子供を持っている女性に追加で1人産ませる方が、子供ゼロの女性に1人産ませるより、ハードルが低い」と言われる。
ではこの女性100人村で、経産婦63人に「総計66人、追加出産して下さい」とお願いできるか?
既に平均2.23人の子供がいるのに。
経産婦63人のうち、出産時年齢が35歳以上の高齢出産は5人に1人。つまり63人のうち12人。
この12人に追加出産を依頼するのは、医学的に無理だろう。だから医学的にお願い可能な経産婦は51人しかいない。
よって、66人の赤ちゃんのうち15人は「経産婦以外」に産んでもらう必要あり
★つまり、100人の女性村で、経産婦51人、未産婦15人にプラス1人の出産をお願い出来て、初めて出生率2.07が達成できる。
この場合、子あり女性は総計78人になり、トータル207人の子供。平均出産数2.65。
3人子持ちが多数派の世界.
★しかし、もともとの子無し女性37人のうち、16人は不妊原因と言われている。(夫婦の6組に1組は不妊)。
なので、妊娠能力ある子無し女性は、実は100人村の中で21人。この21人の中から、新たに15人が結婚出産してもらわないといけない。
つまり「イケメンがあらわれなければ、そもそも結婚しない」とか「子供大嫌い」とか「出産は痛くてイヤだ」とか
「子育ての自信がない」・・・というもろもろもろの「子供を作らない理由」を突破して、
21人のうち15人に出産してもらわなければならない。無理ゲー
★特殊出生率を1.41→2.07に引き上げるには、平均初産年齢を今の30歳から25歳に大幅に引き下げないと医学的に不可能。
ステレオタイプ的に書けば、現状は「28辺りで結婚して、30歳辺りで第一子を出産して、35歳辺りで第二子を出産」が標準。
第三子出産は、医学的に難しい/プラス一人の出産の為には、結婚出産スケジュールを5年程度前倒ししなければならない
★「だから、24歳迄に結婚するように、女性は4大進学を諦めるべきだ」と書けばフェミニストに殺される。
しかし無理やり出生率2.07にしようと思ったら、「医学的理由で」そういう結論になる。
大学進学を勧める立場の東進ハイスクール社長が、女性の4大進学に水を差す発言してる、だから爆笑モノ
★あるとしたら
「4大に入って、大学3年辺りで妊娠し、大学4年で出産し、子供を大学内保育園に預けたママで就活し、社会人に子持ちでデビュー」
しかしこのスケジュール、少し狂ったら、つわりや臨月の状態で会社訪問、就活するハメになる
安全サイドで見たら、大学1年2年辺りで妊娠を「済ませて」、大学3年迄に「出産を済ませ」なければ、就活に差し障りがある
★人口統計で「第一子出産年齢統計」は存在するが、「最終子出産年齢統計」は存在しない。
最終子出産年齢が平均33歳程度なら、「追加でもう1子」の出産も可能だが、平均37歳程度だと、「追加でもう1子」は生殖医学的に難しい
★出生率1.41を2.07に引き戻すには、「女子の4年制大学進学率を一桁にまで引き下げる」か
「大学在学中、ないし入学前の妊娠出産をポピュラーにする」という論理的帰結になるのだが、そういう論理を理解できる人は少ない
トカイイシキタカイ民エリアだと限りなく100%に近いし、マイルドヤンキーエリアだと20%もないだろう。
★「実は子持ち家族の平均子供数は2以上」「出生率2.07は初婚年齢を5歳前倒ししないと達成不可能」ツイートは、
予想以上のRTをいただいた。
ロジカルに「生涯無子率」や「高齢出産率」「不妊比率」「第一子出産年齢」「初婚年齢」などの数値データを
積み上げたらカンタンに判る結論なんだが
★その辺の一般人が思い付きで「出生率が2.07になればいいのに」とツイートするのは、まあ仕方ない。
しかしいわゆる「識者」「オピニオンリーダー」と言われる人々が、こういう積み上げ作業をせずに
安易に「出生率2.07を!」と叫ぶのは何とかならんか?ましてや、政府の委員会で発言したりする
多分「出生率2.07社会における、平均的女性の結婚出産ライフスケジュール」を、「識者」は誰もシミュレーションしたことないんだろうなあ
★出生率2.07社会達成の一番の近道は、子供手当拡充でもライフスタイルの押し付けでもなく、
案外、「冷凍卵子バンク」普及が、出生率2.07回復の特効薬だったりする
多分、「政府が保育園に1000億円投入」した場合の出生率上昇幅より
「政府が冷凍卵子バンクに1000億円投入」した場合の出生率上昇幅の方が高い
クローズアップ現代は「卵子老化」と凄まじいタイトルで、不妊原因の可視化に成功
★「子宮力を高める!」のページ見たが、ニセ科学の匂い満載。子宮を冷やさないようにしましょう云々
女性不妊だと奥さんも「子供が欲しいから」って以外の理由で必死になるだろうね。自分のせいで夫に子供が/舅姑に孫の顔が見せられなくなってしまう罪悪感とか、女として欠陥品みたいな外部のレッテルを張られまいとするプライドとか、いろいろな感情が関わってくるだろうし。
少し話が逸れるけど「子供はいてもいなくてもどっちでもいい」と「できれば子供は欲しい。授からなかったら仕方ない」って、似てるようで天と地のように違うよね。
自分もそうなんだけど、後者の配偶者を持っちゃった人にとって「仕方ない」って言葉は地味に堪えるよ。「子供作れないお前には大した価値を感じないけど、しょうがないから妥協してやる」と言われてるように感じる。妥協されてまで一緒にいさせて頂きたくねえやって思っちゃうわ。
「不妊の配偶者なんていらないから捨てたい」って意味じゃなくて、その逆。
いつか「不妊の配偶者なんていらないから捨てたい」って思われるかもしれないのが怖い。
人間って、なまじ手の中にカードがあると「もっといいカードを引けたかも」って思っちゃうじゃん?
中高年のオッサンがひとりいたとして、このオッサンが独身なら、周りにいる同年代のオッサンが休日に妻子と一緒に遊んでいるところを見ても「俺も結婚してたらあんな風に嫁さんや子供と幸せになれてたかもなあ」とぼんやりした妄想に浸るだけで終わる。
でもこのオッサンの隣に、かれこれ10年以上連れ添ったが結局子供に恵まれる事の無かった古女房のオバハンがいたらどうだろう。
「俺だってこいつじゃなくて他の、例えばもっと若い女と結婚してたら今頃子供を抱けたかも知れないのに」とオッサンは未練を感じ、隣にいるオバハンに対して疎ましさを覚えるのではないだろうか。
うまく言えないけど、同じように子供に恵まれない10年後を迎えるのであったら
「あーあ、やっぱりあの時この女と結婚しなきゃ良かった。そうすればギリギリ子供産める嫁と結婚出来たかもしれないのに」と隣で密かに不満がられるより「あーあ、やっぱりあの時嫁と離婚しなきゃ良かった。そうすれば子供には恵まれなくても二人で仲良く過ごせていたのに」と遠くで後悔して欲しい。
いや、別に離婚直後に良い相手が見つかって「あーあ、やっぱりあの時嫁と離婚しといて良かった。新嫁も子供も可愛いし超最高」と幸せ全開でも別に良い。密かに不満がられており、よそで若い女とダメ元の種付けなどに励まれているよりはかなり良い。
「自分は子供はいてもいなくても良いと考えていた、夫は子供を欲しがっていたが授からなかった」という夫婦の奥さんは、どうやってこのモヤっとしたものを乗り越えていたのだろうと思う。
最近は休日に遊んでいる親子連れを見ると「うちの夫もああいう風に子供と遊びたいと思ってるんだろうな、それを叶えてやるのが幸せなんだろうな」と思う一方で、さっさと子供の出来ない体だと確定して離婚して独身に戻ってしまいたい気持ちもある。
・経緯
結婚前から結婚後数年はセックスの頻度も多いほうだったと思う。最近は回数は減ったものの、週に1回以上はしていた。コンドームは射精の時に使うだけで、挿入は生でするのが基本だった。(自分の勃起時間が短いので、コンドーム装着中に萎えてしまうことが多く、ついついそのまま挿入してしまっていた)
それでも妊娠することはなく、お互いに「不妊なのではないか?」と思うほどであり、ここに油断があった。あるとき我慢出来ず、中で出してしまった。
妻から生理が遅れていて、検査薬を使ったところ反応が出たことを聞く。驚いたが、父親になることを覚悟した。しかし妻は中絶を希望した。理由は二つ。現状では仕事との両立が難しく、退職も簡単にはできない状況だということ。また準備した上ではない妊娠では、精神的及び肉体的な負担を考慮しておらず、子供の健康状態にも不安があり、母体がベストな状態で産みたいということ。
自分はすべてを万全な状態で産むことなど出来るはずはないわけで、中絶による母体への影響も考慮して、産むという選択肢はないかと提示したが、妻の意思は固く、自分が産むわけではない以上無理やり産ませることは無駄だと思い、最終的には中絶に賛成し、産婦人科を受診した。
中絶させた際に思ったことは「次の妊娠ができなくなり、あのとき子供をもてばよかったと後悔するかもしれない」「母体にダメージがあるかもしれない」「子供をもったとき、生まれなかった子供と比較してしまうかもしれない」「出産前とはいえこれも一種の殺人なのでは」ということだった。
インターネットで調べた限りでは、中絶による次回妊娠への影響ははっきりせず、母体への影響もほとんどないとのことだった。
将来の子供のことや殺人への恐れは自分が受け入れれば済むことであり、これも愚かな自分への罰であると考えることで受け入れた。
・産婦人科
妊娠検査薬の反応が出たすぐに産婦人科を受診し、中絶の希望を伝えたが、エコーを撮影したところまだ早すぎてはっきりわからないということで、次週の受診を指示された。保険が効かないため、受診料金は約一万円だった。
翌週の診察で、妊娠が確認された。できるだけ早い中絶手術を希望し、翌週の手術が決定した。手術の代金は約二十万円、これは最低額で妊娠の週数によりさらに高額となるようだった。(どうも前日準備が必要ななく、麻酔医が常駐しているとかで相場より高額らしい)
双子の場合も高額となり、ある週数をこえると手術は不可となるということだった。
受診した病院は男性入場不可であり、男性の役目は妊娠の承諾書にサインをするのみだった。
・手術当日
五時間程度で終わった。時間は全身麻酔のため、その準備と回復がほとんどで、実際の手術はかなり短時間だと思われた。母体は無事だった。麻酔のため手術直後は顔面蒼白だったが、歩いて帰宅でき、数時間後には食事できるまでに回復した。
・妻の状態
手術後二週間後経過したが、まだ出血は継続している。取り残しで再手術の可能性も低くはないとのことで、診察は手術後一週間後に一回目行ったがその際は問題なしだった。
次回の診察は手術後三週間後に行うらしい。
妻の様子は手術前も手術後も変わらずあっけらかんとしている。しかしこれが内心の想いを押し殺したものなのかはよくわからない。支えねばと思っている。
中絶させる側に自分がなるなど、想像もしなかった。すべては自分の愚かさのためであり、人生の都度思い出し後悔することになるだろう。
しかし同時に、すぐに忘れてしまう可能性もあると思っている。それにこんなことを匿名ダイアリーに書いてしまう自分自身はやはり異常なのではないかとも感じ、不安になる。
殺人ではないかなんて考えていたくせに、少し時間がたてば立ち直る、それが人間の強さであり愚かさだと思わなくもない。クズだと思われるだろうが。
あと、水子供養なんかは今のところなにも考えていない。供養することで救われたように思うくらいなら呪われるなり、一生悔やみ続けるべきだと思うからだ。ただこれも数年、数十年後には変わるのかもしれないと思う。
自分自身を棚に上げて恐縮だが、こんな行為をさせる人が少しでも減ればと思う。
ちゃんと避妊していれば防げたかもしれず、無駄に母体を危険に晒した自分は責められてしかるべきだ。ただ、コンドームを常につけるのは当然だがそれでも妊娠の確率はゼロではない。セックスする以上妊娠と中絶の可能性があるわけで、そのことを念頭に置いてほしいと思う。
自分自身の愚かさのためだが、同じことを繰り返さないために、そしてこんな行為をさせる人が少しでも減るように、反省と共有の意味も含め匿名ダイアリーに投稿しておきたい。
※ちなみに病院によると「実は中絶が多い年代は40代以上、妊娠しないだろうと思った中年夫婦というパターンが多い」とのことだった。