はてなキーワード: オデッセイとは
俺が中高時代の頃はよほど欲しいと思ってたゲーム以外は、980円くらいで投げ売りでされてる所謂ワゴンのゲームばっかり買ってたんだよ。なにせ通常なら5000円くらいするのに、わずか1/5で買えてしまう。それがさらに中古ならもっと安い。
微妙にクロノトリガーの影響を受けてるような受けてないような過去に遡るRPG「カエルBバック」、今思えば妙にオタク臭い内容だった「ZERO ONE SP」、なんかシリーズファンから評判悪いらしいけど他は知らんから普通に遊んでた「ダライアスR」、右スクロールになったり左スクロールになったりで混乱した「鋼鉄帝国」、だんだんストーリーが狂っていく「ナポレオン」、姉と2人で無人島に流れ着くというシチュエーションが刺さった「南の海のオデッセイ」、専用のフィギュアがないと遊べない早すぎたamiiboの「プラスターワールド」……ふと思い出したのは、そんなもんか。
で、こいつら何となく値段を調べてみたら、メチャクチャ高騰してるんだな。南の海のオデッセイなんか、値段がエグすぎる。そんなに姉萌えが多かったんか。評判の悪いはずのダライアスRも普通に高いしどうなってるんだ。
誰も買わないゲームだからワゴンになってたわけで、誰も買わないゲームだから出回ってないわけで、そんな誰も買わないゲームを大切に扱う人も少ないわけで。
いや、そもそも都市を完全再現するゲームじゃないんだわアサクリ。
当時の風俗をイメージしつつ主要なランドマークを美味いところ食いしたテーマパークだよ。
よくやった。
このフォーラムを読むかぎり、「オデッセイ以降はグダグダ」ではなく、むしろ「(オリジンズや)オデッセイはかなり正確だったのにヴァルハラでは正確性が低下している」という論調のようだな。
もちろん「アサクリに求められる水準に満たなかった」というだけで、「完全に正確性を捨てた」という話ではないのだろうが。
当然ながらヴァルハラだって専門家が協力していたわけで、ツッコミが入っているような点は承知の上でアレンジしたのか、単に専門家の質が低かったのか(ツッコミ側の知識のほうが間違っているという可能性もあるか)。
ミラージュはどうだったんだろうな。舞台が広大でいくつかの都市があったヴァルハラと比べて、ほとんど一つの都市を舞台にしていたぶん作り込みやすかったのではないかと思うが。
こういうこと言うといまだと「三体」「オデッセイ」「シュタインズ・ゲート」みたいな単語だけ挙げて「ドヤァ・・おれのかちぃ・・」とかやってくるアホが湧くけど、じゃあそれらと同じレベルで売れてる小説・映画・ゲーム全体のうちSFって何%なんすか?って話ですよ。
そもそもね、元々SFなんてものがまともに流行ったことはないの。
でもギミック中心のコンテンツだから、なんらかのギミックが用いられた作品が出てくると類似作品としてSFの名前がよく挙がって、それによってさも皆がSFに親しんでたと勘違いしてるわけ。
つーかね、何らかのギミックがあったら何でもかんでもSFだし、サイエンスしてるかスペースしてたら全部SFと言い張るからね奴らは。
未来のガジェットが出てきたらSF、宇宙が出てきたらSF、超能力はSF、モンスターの生態もSF、未来が舞台ならSF、過去が舞台でも架空要素があったらSF、ジェンダー扱ったらSF、政治を扱ってもSF、仮説が出てきたらSF、ファンタジーは全部SF、とにかくSFっていう暴力的な理由で恋愛者だろうが魔法少女だろうが怪文書だろうがなんでもSFと言い張って全部SFにして勝手に「SFってめっちゃ流行ってるなあ」とやってるだけのアホの集団だから。
マジでアホ。
私は車を所有してはいるが、車について全く興味がなく、もっぱら移動手段の一つとして考えているので手頃な価格の中古車を買った。
だが、仕事の付き合いで色んな人と話していると、車に詳しい人はともかく、それなりに車に関心がない人でも当たり前に「アルファード」「ヤリス」「ヴォクシー」「オデッセイ」「ステップワゴン」という単語を基礎教養かのようにバンバン出してくる。
私は全く車種名には疎いので、「アルファード」と聞かれてもどんな車なのか?全然想像できない。名前聞いて分かる車と言えばせいぜい「ベンツ」くらいだ。(といっても、高級車なんだな、とエンブレムがついている車だな、ぐらいの認識)
上記の条件のうち、いくつかを満たしているものを作家ごとに紹介する。
作品のオチには触れないつもりだが、途中に何が出てくるかとかそういったレベルでは作品の内容に触れる。
思い入れが多い。ただ、近年のイーガンの長編は自然科学の素養が無いと何を言っているかまったくわからない作品が多いので(高校どころかひどいのになると大学院レベル)、短篇集から入るのがオススメ。人類の寿命が実質無限大なので、天文観測のために2人きりで宇宙に出て平気で数万年かけて工事するなんてエピソードもあったりするんだけど、わかりやすい宇宙人ヤバい系だったら「ワンの絨毯」かな。この長編版の「ディアスポラ」は未読。イーガン大好きなんだけど、たまに作者の顔がちょっと透けちゃう。
「火星の人」はなぜか「オデッセイ」の邦題で公開された映画の原作で、火星にたった一人取り残された男が持ち前のオプティミズムで生き延びていく話だ。不足する酸素を作り出し、糞便からジャガイモを育て、何とか地球とコンタクトを取り、必死で地球への帰還を目指す。コンタクトを取れた瞬間に希望が開けていく様子が素晴らしい。
「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は、基本的にネタバレなしで読んでほしい。冒頭は記憶喪失の人物が意識を取り戻したところから始まり、振り子の周期から重力加速度を割り出すことで自分は地球にいないことを悟る。そして、ご地球外のミッションに送り出された理由を思い出す(ブクマの指摘でネタバレ削除)。
仲間の二人が死んでミイラ化しているという絶望的な状況からスタート。この作品も、サイエンスに対する信頼が読んでいて楽しい。
近未来、スーパープルームで海面上昇と地殻変動が起こり、人口が減少した世界。日本列島もさらに小さな島嶼の群れになっている。この世界には現生人類に似た陸の民と、魚のような生き物と双子として生まれ、その魚を肉親・パートナーとして暮らす海の民がいる。短編も長編もあり、海の民と交渉する陸の民の物語もあれば、やがて次の訪れるであろう、人類滅亡クラスのさらに大きなスーパープルームから人類を何とか生き残らせようと健闘する人びとが主役の話もある。なんとか宇宙に進出するとか、人類を海に適応した海生生物にしてしまうとか、核融合炉で地下都市を建設するとか、その絶望的で悲痛な努力が胸を打つ。作品によっては「異形コレクション」にも収められている。ある意味では「日本沈没」の精神的な続編でもある。
「最後の宇宙飛行士」は後述の「宇宙のランデブー」にプロットが似ていて、太陽系に未知の物体が侵入してくるんだけど、オウムアムアの正体に対する考察にもなっていて面白い。また、主役がどうしても宇宙に出たいんだけど、ミスで同僚を死なせてしまったがゆえに長らく宇宙とは無縁の生活を強いられているところからスタートする。挫折したヒーロー、いい意味で映画的で、リーダビリティが高い。ややホラー寄り。
古典のはずなんだけど児童書をのぞいて意外と読めていないなって作家。なんだけど、自分は「タイム・マシン」という小説で「複数の種に分岐してしまう人類」「知性を失った人類の子孫」「太陽が死んで滅亡に瀕する地球」という趣味を開花させてしまった。そういう意味では自分の読書傾向に決定的な影響を与えたと言っていい。
言語や数学をモチーフにした幾分難解な作品が多いのだが、最初の作品の1つである「Self Reference Engine」は少し肩の力を抜いて読める。舞台は現実改変能力を手に入れてしまったAIの発生により、無数のパラレルワールドに分裂してしまった宇宙で、AI同士が互いの存在を物理法則もろとも演算して書き換えようと争っている。壮大な世界観だが、22の断章の中ではシリアスありユーモアあり小噺あり抒情的短編ありと、何でもありだ。とにかく翻弄される人類がおかしい。
この人は「天冥の標」で有名なんだけど、長すぎるし自分も未読だ。「老ヴォールの惑星」とか「フリーランチの時代」とか、短篇集も面白いのが多くて、特に「老ヴォールの惑星」はエイリアンの生態ものでは特に面白かった。上記の条件を満たす作品じゃないけど好き。
この人はどちらかと言えば「筺底のエルピス」で有名かもしれないけど、僕が好きなのは短編の連作集「What We Want」「平林君と魚の裔」「止まり木の暖簾」だ。これは銀河系が巨大な通商連盟に支配されているという設定で、アメリカは大統領の契約違反で国民ごとエイリアンに売り飛ばされている。主人公は必死になって地球に帰還した関西弁の日系アメリカ人。特に面白かったのが2作目の「平林君と魚の裔」で、この通商連盟の究極の目的が明らかになる。
問題なのは、この短篇集があちこちのアンソロジーでバラバラに収録されていることかな。せっかくなのでそれぞれ購入したうえで他の作品も読んで、お気に入りの作家を増やしてほしい。僕も河出書房の「NOVA」とか東京創元社の年間傑作選とかでお気に入りの日本人作家を増やした。後者は新人賞作品も載ってるしお得だよ。
「幼年期の終わり」については一度ここに書いたけど、人間が進化していって人間の形を失っていく未来が好きだ。それでも残る人間らしさとは何だろうか。共感だろうか、知識だろうか、はたまた血縁だろうか。
「2001年宇宙の旅」はキューブリックの映画で有名で、「ツァラトゥストラかく語りき」のパロディが笑えるほど量産されているんだけど、これもまた人類の進化を扱った作品なのでオススメというか、進化ものでは避けて通れない作品。悪役である人工知能HAL9000がなぜ狂ったのかは「2010年」で明かされるんだけど、理由がわかるとちょっとかわいそうになる。「3001年」は「ぼくのかんがえた最強の未来社会」っぽくてそういう楽しみがある。
あえて注意することとしたら、解説で紹介されているキューブリックの映画に関するブラッドベリとクラークの発言に現代の価値観では不穏当な個所があることかな。
あとは「宇宙のランデブー」。太陽系に侵入してきた物体を探査するという一直線のプロットなんだけど、とかく未知のものに触れる驚きがいい。人物描写が浅いと批判されるのもわかるんだけど、人類が訳の分からないものに触れて戸惑うのが好きなんだからしょうがない。
意外とクラークを読んでいないことに気づく。
「果てしなき流れの果に」については前に書いたね。基本的の小松左京の作品の傾向は宇宙と人類と日本人の運命がテーマらしいので、「三体」が好きだった相性がよさそう。実は残念ながら長篇は「日本沈没」しか読めていない。と言うか三体は宇宙と人類と中国人の運命がテーマだよね。
なんでこんなことになっちゃったの?
つか、なんでアドバンスなの。同時期のPS2とかは大してプレミアが付いてるわけでもないのに。
もう、マリオだとか当時のキャラゲーみたいなメジャータイトル以外はほぼほぼ良い値段がしとるぞ。
アドバンス時代は、なんか妙なオリジナルソフトが大量にあって、そういうのはほぼ投げ売りのワゴン商品だったのに、そういうゲームは数万円の値段が付いててビビるよ。「ZERO ONE SP」「南の海のオデッセイ」「ゴーストトラップ」とか980円でワゴンで売られてた時期に買っときゃ良かった。
あと、メジャーでもマイナーでもない、中途半端な知名度のタイトルでも普通に数千円してるからな。「黄金の太陽」「トマトアドベンチャー」「トルネコの大冒険」とかね。何気にエニックスのタイトルは結構良い値段するものも多い。
もちろん箱とか全部揃ってた場合だけど、それでもな。