はてなキーワード: ギャグ漫画とは
昭和漫画マニアのワイが、合法・無料で読めるおもしろ漫画を紹介する。
前記事→ https://anond.hatelabo.jp/20200107005242
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3巻以降の展開が支離滅裂だが、芳谷圭児・小池一夫のコンビは、この後、『カニバケツ』『学校の探偵』という傑作を生み出す(この2作品は未掲載)。
https://www.mangaz.com/series/detail/66501
『ダメおやじ』『寄席芸人伝』など昭和・平成漫画史に残る傑作を生み出した古谷三敏の初期のお下劣超お金持ちギャグ漫画。小林よしのりの『おぼっちゃまくん』はこの漫画を元ネタにしているのかもしれない。古本で全巻揃えると1万円もする名作がここでは無料で読める。
https://www.mangaz.com/book/detail/43841
天才みなもと太郎の名著を描く傑作漫画。その他にも多数、著作がみられる。
https://www.mangaz.com/series/detail/171731
寒くなってきましたね。
寒くなってくると、嫌でも思い出してしまうことがある。
あれから一週間、1ヶ月、半年、一年と経つたびに整理しようと文章を書こうとしたけど、いつも纏まらなかった
なぜか今なら書ける気がするので、書いておきたい
それで急にいつか必ず来る、吉野くんがやめた時のことを真剣に考えようと思った。
「その時が来たときは青いペンライト持って、KMBのときはユーキさんだけを双眼鏡で追って、新曲は3枚買って、タカシくんの歌を真剣に聞くのだ」
具体的なプランを据えて、私は推しの引退に備えられる優秀なオタクだなぁなんて誇らしげにしてた。
翌朝、起きて一番に見たのが吉野晃一が脱退するという報告だった
正直昨日の今日でこんなことある?って頭で自分は笑っているつもりだったし、「分かっていたことだから仕方ない」と落ち着いてるように錯覚してた。
ただ頭から順番に爪先まで急に血が凍ったみたいに冷たくなって、自分の意思で動かせない肉の塊になったのは感じていた。
きっと身体の方が正直だったのだと思う。
その日は学校があったから、動かないと思っていた肉の塊をなんとか人間みたいに仕立て上げて家を出た。
涙は出なくて、まだ悲しいも寂しいも腹が立つも感じることはできてなかった
今思えばよくやったなぁと思う。
脱退する、と未来形みたいな言い方だったけどもう仕事はなくて、今撮り終えたものの放送が終わればその時点でいなくなる
事実上の事後報告だった。
ファンと直接お別れする場がないどころか、何かの放送を通してメンバーが吉野くんを送り出す事もない
極め付けは脱退報告の謝罪文が、リョウガさんのものだったことだった。
何回読んでも分からない。
「方向性の違い」?
何も悪くないリーダーに謝罪させておいて自分は一言も発さずこのまま逃げるつもりなのか?
個人で更新してるブログで謝る可能性は充分にあったけど、公式の脱退発表での報告は本人のものであれよ。
そろそろ2年も経つし、すっかり忘れたつもりでも思い出す度に腹わたが煮え繰り返る感覚を思い出す。
朝からボーッとする頭で授業を受けているうちに頭が正常に戻り始める。
脳が回り始めるとだんだん疑問が生まれてきて、感情が沸き起こってくる。
悲しいとか寂しいとかより真っ先に悔しいとムカつくが溢れ出してきて、昼まではとにかく笑うしかないっていつもよりハイテンションだったのが、午後からは一言でも発せば大暴れしてブチギレてしまいそうで喋れなくなった
初めて涙が出たのは夕方実習が終わってやっと1人になった帰り道で、「お前が辞めても絶対超特急は東京ドーム行くからな」と思った瞬間だった
だって本当に、上がり目だったんだ
日に日に大きくなるキャパシティと分かりやすく伸びていくYouTubeの再生回数を見れば誰だって分かった
超特急が今一番最強の7人だってファンに思わせることができる人たちだった
そんなところにこんな最悪の水の差し方するなんて、推しとか関係なく許せなかった。
辞めることはわかりきってたくせに、いざ辞めると言われれば「もっと後でよかったじゃん」とか言ってる自分が滑稽だったけど、理性で感情は抑えられないものだと知った
そんな怒りは一週間も続いて、怒って泣いてを繰り返すうちに、ある日やっと寂しいという感情が湧いてきた。
好きなところを思い返したり過去の映像を見たりして吉野くんが恋しくて泣くようになった。
もう彼が楽しそうに歌う姿もクセ強すぎて目立つダンスも、MCのときニヤニヤしながら6人を眺める姿も何もかも見れなくなると思うと辛くて苦しくて寂しくて耐えられなかった。
早く彼のことを綺麗さっぱり忘れたかった
そう、脱退が発表されて初めて涙を流してから、私はずーっと吉野晃一という存在を忘却したかった
差し迫るテストに集中するのに、彼を思い出してる暇なんてなかった
好きだったこと、寂しいこと、怒ってること、悲しいこと、彼に付随してくる感情はどれも強すぎて私の心では受け止めきれなかった
心を守る正常な防衛本能だったと思う。だって彼を忘れてしまえばこんな不毛な感情は全部消える。
私にとってコーイチは初めて好きになったアイドルだったけど、その後色んなグループを好きになっていたから情報の海に飲まれようと思った。
ライブにもたくさんいったし、色んな番組見たし、雑誌もたくさんかって色んなところに散らばった好きな人たちを追うことで忘れようとしてた
私にとって、他のグループは超特急をグループとして特徴づけるための比較対象として見ている部分があったことに、そこで気が付いた気がする。
例えば後輩グループは超特急が切り開いた道を広げてくれる人たちだったし、もっと大きな事務所のグループは追い越す対象だった。
超特急は私にとってアイドルだったけど、いろんなアイドルを見ることによって超特急はやっぱりちょっと王道じゃないことを確認できた。
だから他のグループを見ていると、どうしてもこれからコーイチの脱退によって落ちるであろう超特急の人気のことを考えてしまっていた気がする。
その辺の時期の記憶はあまりなくて、ただ段々自分がアイドルの応援に疲れていることをなんとなく自覚していた。
特に、脱退発表直後から「自分は絶対コーイチがいなくなったことに引きずられない」と豪語していたくせに、日を追うごとに周りが好きなタレントを純粋に応援できていることを羨む気持ちが芽生えてしまっていることがつらかった。
あんなこと言ったくせに、自分はいつまでも彼を引きずっていることが恥ずかしくて言えなかった。
そうして私は、夏のある日ぷっつりとアイドルを見るのをやめてしまった。
情報が全く入ってこないアカウントで、いろんな二次元ジャンルに手を出してみたりした。
昔好きだった作品をたくさん見返して、今までちゃんとできてなかった勉強をして、私がドルヲタしてたことを知ってる周りの友達には何度も「休日何してるの?」と聞かれた。
本当に何してたかあんまり記憶がないけど、その間にもずっと吉野君のことは忘れたかった。まだ思い出してチクチク胸が痛んでいたし、考えることがなくなると吉野君のことばかり思い出してしまっていた。
早い段階で彼は個人での活動を開始していたけど、早く忘れたいから見なかったことにしていた。超特急が進むための一員としての彼が好きだったから、自分のために歌う彼は私にとって知らない人だった。
維持を張っていたから、今でも超特急のCDは絶対買っているしFCの更新も迷わずしているけど、現場に行くことはなくなってしまったし全ての仕事は追っていない。
今、二年目の冬にしてやっと、吉野くんが好きだったことを忘れ始めている
そして同時に、忘れることが怖くなってきている。
このままきっと私は吉野くんのソロの現場に行くこともないし、昔の友達に会って吉野君の話をすることもないと思う
十年引きずるだろうと思っていたけど、案外1/5の時間で記憶はなくなってきた
彼のどんなところが好きだったかは思い出せるけど、それで胸がぎゅっとなったりはしないし、彼の顔やかたちは鮮明に思い出せるけどそれで死にたくなったりはなくなった
きっと今思い出せることもいつかばやけていって消えるのだ
私が一番怒って泣いて傷ついて死にたくなったのはタカシ君のことをかんがえるときだった
まだ二人が実家に住んでいたとき、仕事で東京に行くのは二人だった
タカシくんが実家から東京に行くとき、泊まるのが吉野くんの家になった夜は二人だった
動物園に行った二人
初めて顔を合わせて、「めっちゃ真面目」「すごい人」と思い合った二人
最年長と最年少だった二人
凸凹だった二人
黒と白だった二人
月と太陽だった二人
背中合わせの二人
きっと気もそんなに合わなかったと思う
大親友でもなかったし、家族でもなかったし、師弟でもなかった気がする
だけど二人だった
日に日に歌が上手くなるタカシをいつまでも待っていた吉野くんと、いい加減並んだように見えるのにいつまでも吉野くんを遠い目標みたいに語るタカシくん
みんなが持ち上げるほど濃い仲じゃなかったと思っているけど、きっと蓋を開けてみれば私が思いもしない仲があったような気もする
ここが好きとか、こういうエピソードがあったから好きとかじゃなくって、二人が出会って一緒に歌を歌うことになって、超特急としてふたりが奏でる歌声が大好きだった
私は勝手に、タカシくんがおいていかれたと思った。捨てられた、放り出された、一人にされたって勝手に傷ついていた。
きっとそんなことはなくて、タカシくんは私が思うよりずっと大人でそうでなくとも五人が守ってくれた
だけど吉野くんがタカシくんと袂を分かつ決断をしたことが本当に本当にショックだった
色んな「ふたり」の別れを聞いたけど、こんなにつらいことはないと思った。
だってお互い話し合って決めた別れじゃなくて、一方の明確な拒絶なんだ。そんなの受け入れなきゃいけないのはつらすぎるし、そんなことを言い渡す方は最低だと思った。
不幸なんて比べれるものじゃないってわかってたけど、その時心の中で私は世界一不幸だと思った。
1・17に更新されたタカシくんのブログは、他のみんなと違ってまだ受け入れられていないのが感じられて涙が止まらなかった
カイくんがタカシをサポートするから安心して、って言ってくれたのがうれしかったけど、やっぱり吉野くんがいなくなることで一番助けが必要になるのがタカシくんなんだって思うと悔しくて悲しかった
こんな終わり方は嫌だった。ずっと嫌だ。
二人の物語は、きれいでなくてもいいからせめて終わらせてほしかった。
かなわないと知りながらも、今でも二人が終わらせてくれるのを待ってる。
吉野くんのことを好きになったのは彼が我慢できないくらい楽しそうに歌う姿を見たからだ。こっちが笑っちゃうくらい、馬鹿みたいに楽しそうにステージで歌い舞う姿は誰よりもかっこよく見えた。
しゃべるとおもしろくて、もっとしゃべってるところを見たいと思った。
日本語の曲もバラードも全く聞かなかったけど、この人とタカシくんが歌うならずっと聞いていたいと思った。
好きな理由なんていくらでも後付けできるからあんまり意味はないけど、アイドルが嫌いだった私がこんなにも人を応援したいと思わせてお金も時間も感情も捧げるようになったのは吉野くんのせいだってことは事実で、それが何より私にとっての影響の大きさを示していると思う。
大好きだった。きっと今も大好きだ。だけど、それを確かめることはもう怖くてできない。
これから先、誰も応援できないとは限らない。きっと浮気性で人間観察が好きな私だから好きなアイドルができて、自主的にコンサートも行けるかもしれない。
もしかしたら、その人のために何かしてあげたいと思えるような人が現れるかもしれない。
だけど、きっと吉野くんのことみたいに全てを投げ出して好きになることはないだろう。
それは初めて好きになって、一番長く見ていたからでもあるけど、なってはいけないとも思うからだ。
きっとあれは私にとっては毒で、あなたにとっても重荷だった。だからそんなことはないと、明言しておきたい。
そうして世界に、吉野晃一が私という人間の中では世界一の存在であり続けるということをささやかながら伝えておきたい。
ずっと悔しいから言えなかったけど、せっかくだから最後に言っておこう
吉野晃一くん、どうかこれから先あなたが幸せでありますように。
微塵も思えなかったあの日から二年が経って、やっぱりあなたが幸せじゃないと誰も報われないと思うから。
そんな不純な動機だけど、あなたにとっても私にとってもこれから比率が小さくなるあの大好きだった時間は、やっぱり本当だったと思うから
それを忘れたくない、と思う今なら幸せになってほしいと心の底から願える気がする
あなたにとっての幸せが私にはわからないから、あなたがそう思える形に落ち着けますように。
っていうのを一か月前に書いたんだけど、マジで今回の炎上でなにもかもぶち壊されました
大嫌いだと思えば思うほど好きだったこと、今もまだ実は好きなことを思い出す
大好きだった時間を否定しなきゃいけないのがつらくてしんどいよ
赤の他人に入れ込むことのこわさを知ったよね
ブコメでは、
(射精を対比で出したコメントに関して)「この件を茶化すな!」
※この辺りのブコメに対して
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191125-00030892-forbes-soci
■茶化すな!について
そもそも元の漫画は「オモコロ」発だし、例えば「性欲くん」が登場して生理ちゃんに「生理パンチ」を喰らい、
「スペルマ(精子)!」「中折れ」などと叫ぶシーンがあるように明らかにギャグ漫画なんだけど、それを使ってる時点で茶化してると思われるんじゃないか?
本当に真面目に話をしたいなら、ギャグ漫画とコラボせず(最低でもバッジには生理ちゃんの絵柄を使わず)、若葉マークみたいなシンプルな記号にすべきだろう。
※てか大丸のマーケ戦略と、あと芸能人を使った漫画の映画化があり、がっつり広告代理店が絡んでるので本来はただの商業的な話題作りなんだがな
これも元の漫画に描かれているが、生理ちゃんの対比として「性欲くん」が何度か出てくる。
例えば男女が入れ替わった回の話だと、男になった女性は男の辛い性欲を体験し、性欲がつらく自慰で射精したりする様子も描かれる。
こんな風に明らかに生理の対比としての「男の性欲・射精」が描かれてるんだけど、この漫画とコラボしてる時点でその話が出てもおかしくないよな。
あと「生理は神聖で射精は茶化し」というのもおかしな話だろ。なんで射精が下に見られてんの?どちらもヒトの生理現象で、それ自体が恥ずかしいことではなく、但し他人にアピールするような事ではない。
「生理は射精と違って体がつらいから全く違う」と主張する人もいるだろうが、それを言いたいのなら、今回つけるべきバッジは生理と射精の差異である「体がつらい」バッジだろって話。
生理バッジには生理ですよというアピール以外の意味は無く、それはセクシャルな個人情報と言う意味において異性の生理現象と対比されても仕方ないだろう。原作漫画がそうであったように。
生理そのものがセクハラって言ってる奴いんの?いないだろ。藁人形やめろ。
「生理を『他人』に『アピール』することがセクハラになりかねん」って話だろう。
射精は子作りをするために夫婦に必要な崇高な行為でもあるが、それを他人にアピールしたらセクハラだろう。
馬鹿が勘違いして話してるけど、「生理そのものがセクハラ」だと誰も言っていない。
なお個人的には、仮に生理をアピールすること自体がセクハラではないのなら、上司が部下に生理か聞いてもセクハラではないという、対称性のある社会にすべきだと思う。
俺自身は良く知らない女性に生理アピールをされたら気持ち悪いしセクハラだと感じるし、彼女が上司から生理を尋ねられるのも嫌なので、どちらも他人に言うべきじゃないと思うけど。
(はてブ的には受け取り側がセクハラと感じたらセクハラなんだよな)
■でも議論が深まったろ?に対して
議論が深まるのが良い事ならば、それこそ男性の性欲と射精についても女性は理解できない部分があるので、原作漫画で生理ちゃんの男性版である「性欲くん」のバッジをつけるべきでは?
新しい事を潰すな!とか言ってる層は、大丸の男性コーナーでもいいけど、「性欲バッジ」をつけても応援するんだろうな?
原作でも描かれてるように男の性欲は(個人差があるけど)辛いからな。
■最後に
『生理ちゃん』の作者である小山健氏は、女性への性加害をギャグマンガにしたり、それどころか「時効」と題して「【侵入した女子トイレ】で【使用済みの生理用ナプキン】を手に取る」過去の行為をマンガで自ら明らかにしたりしていた。
https://twitter.com/Haruka_5748/status/1198263872802541568
https://twitter.com/tachimimi_makio/status/1197920591384154112
https://togetter.com/li/1434909
女店員の月経をバッジにて明示するというこの大胆な試みには賛否両論あり、概観する限りでは「便利でいい」と支持される一方で、「セクハラ」や「変態へのご褒美」との批判が根強く多数派を占めている(特にTwitterでは)。
「生理バッジ」は、漫画作品『生理ちゃん』とのコラボ企画で、オモコロに掲載された「ツキイチ!生理ちゃん」の第19話に初登場。ネット上の各所で話題になった。
https://omocoro.jp/kiji/199147/
作中では、「生理バッジ」に否定的な人たちはあたかも保守的であるかのように描かれていて、女性が社会の中で前進するには「生理バッジ」が重要なんですと言わんばかりだ。
年配の女性を否定派、西洋人を賛成派、との描き分けをするあたりがいかにも恣意的で、作者の意図があからさまに反映されている。
しかし生理バッジは、果たして本当に「女性のため」になりうるのだろうか。
実際には、「生理バッジ」で女店員が下半身の個人情報を公共に明け渡すことで、女性の身体への社会管理や消費を強化しているにすぎないのではないか。
上半身裸になる欧米のフェミニストと同様、文脈が共有されないために、かえって女性の物象化を促しているだけなのではないか。
本当に必要なのは、バッジなどではなく、月経困難症などへの社会からの理解なのではないか?
さて。この第19話が閲覧できるウェブページには、「今回の「生理ちゃん」は株式会社大丸松坂屋百貨店への取材をもとにしたフィクションです。」との注意書きがあり、こうして、案の定大丸梅田店にて「生理バッジ」が現実のものとなったのだった。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191125-00030892-forbes-soci
記事を読む限り、大丸の立場は、作中に描かれた百貨店(の女店員であるヒロイン)と同じく「生理バッジ」には肯定的で、先進的な取り組みとして前向きのようである。
保守的でなくともその過激さを指摘する声は少なくなく、男女問わず、女店員の「セクハラ」被害では、との意見が中心だ。
そしてTwitterでは女性の意見の方が目立つ。下半身の状態を晒し「変態へのご褒美」を与えてしまう苦行、との見方が大方共通している。
そんな中、「生理バッジ」の生みの親である、『生理ちゃん』の作者小山健氏の過去と過去作に注目が集まった。
(冒頭と同じURL)
https://twitter.com/Haruka_5748/status/1198263872802541568
https://twitter.com/tachimimi_makio/status/1197920591384154112
https://togetter.com/li/1434909
小山健氏は、女性への性加害をギャグマンガにしたり、それどころか「時効」と題して「【侵入した女子トイレ】で【使用済みの生理用ナプキン】を手に取る」過去の行為をマンガで自ら明らかにしたりしていたのだった。
男性の作者が月経について語っているのが気持ち悪い、との声は、極端に受け止められるだろうが、しかしその男性作者が小山健氏となると話は別だ。
気持ち悪いとの声は、今思えば、作品の背景にある欲望を直感した真っ当な感想だったと言えるだろう。
(本論からは多少逸れるが)さらにこの漫画の特徴として、女性の読者に寄り添っているという錯覚を与える技巧に秀でている点が挙げられる。
この漫画は、「ツキイチ」第19話に限らず、生理に関する物事について、とかく二元論的に語りがちである。二元論的に捉えるよう読者を誘導し、その二元論の選択肢からわかりやすい「正答」を選び出し、作者が読者と同じ価値観をもつ味方だと、読者に錯覚させる手法が頻々と用いられている。
結局のところ小山健氏は、性加害さえも戯画化する強烈なギャグ漫画家と、生理をネタに女性読者からの支持を集める「チンポ騎士団員」とのハイブリッドであると匂わせる状況証拠を、とうに出揃わせていたのだった。
この件を茶化すな!男の射精の話を混ぜるのが不思議!生理をセクハラ扱いすんな!などという意見があって、違和感しかないので書いておく。
※この辺りのブコメに対して
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191125-00030892-forbes-soci
■茶化すなについて
そもそも元の漫画は「オモコロ」発だし、例えば「性欲くん」が登場して生理ちゃんに「生理パンチ」を喰らい、
「スペルマ(精子)!」「中折れ」などと叫ぶシーンがあるように明らかにギャグ漫画なんだけど、それを使ってる時点で茶化してると思われるんじゃないか?
本当に真面目に話をしたいなら、ギャグ漫画とコラボせず、若葉マークみたいなシンプルな記号にすべきだろう。
※てか大丸のマーケ戦略と、あと芸能人を使った漫画の映画化があり、がっつり広告代理店が絡んでるので本来はただの商業的な話題作りなんだけどね
これも元の漫画に描かれているが、生理ちゃんの対比として「性欲くん」がよく表れる。
男女が入れ替わった回の話だと、男になった女性は男の性欲を体験し、性欲がつらく自慰で射精したりする様子も描かれる。
…という風に明らかに生理の対比としての「男の性欲・射精」が描かれてるんだけど、この漫画とコラボしてる時点でその話が出てもおかしくないよな。
あと「生理は神聖で射精は茶化し」というのもおかしな話だろ。なんで射精が下に見られてんの?どちらもヒトの生理現象で、それ自体が恥ずかしいことではなく、但し他人にアピールするような事ではない。
「生理は射精と違って体がつらいから全く違う」と主張する人もいるだろうが、それを言いたいのなら、今回つけるべきバッジは生理と射精の差異である「体がつらい」バッジだろって話。
生理バッジには生理ですよというアピール以外の意味は無く、それはセクシャルな個人情報と言う意味において異性の生理現象と対比されても仕方ないだろう。
生理そのものがセクハラって言ってる奴いんの?いないだろ。藁人形やめろ。
セクハラだと言ってる人は、生理を「他人」に「アピール」することがセクハラになりかねんって話だろう。
射精は子作りをするために夫婦に必要な崇高な行為でもあるが、それを他人にアピールしたらセクハラだろう。
馬鹿が勘違いして話してるけど、生理そのものがセクハラだと誰も言っていない。
なお個人的には、仮に生理をアピールすること自体がセクハラではないのなら、上司が部下に生理か聞いてもセクハラではないという、対称性のある社会にすべきだと思う。
俺自身は良く知らない女性に生理アピールをされたら気持ち悪いしセクハラだと感じるし、彼女が上司から生理を尋ねられるのも嫌なので、どちらも他人に言うべきじゃないと思うけど。
(はてブ的には受け取り側がセクハラと感じたらセクハラなんだよな)
■でも議論が深まったろ?に対して
議論が深まるのが良い事ならば、それこそ男性の性欲と射精についても女性は理解できない部分があるので、原作漫画で生理ちゃんの男性版である「性欲くん」のバッジをつけるべきでは?
原作でも描かれてるように男の性欲は(個人差があるけど)辛いからな。
■最後に
それだとギャグ漫画になるし…。