はてなキーワード: クリリンとは
■ 孫悟空(70点)
■ ベジータ(75点)
将来、司令官になれる要素がある。
■ 孫御飯(50~80点)
潜在的な現場能力は高いと見込まれる一方で、実は裏方に適性があるタイプ。
見せかけでは能力の判定が付きにくく、採用はしたけど実はプーアルということも。
育成者の腕が試されるタイプ。
■ 天津飯(80と見せかけて30点)
体育会系に目立ちがちな自らの命は顧みず、質より量でカバーしようとするタイプ。
企業にとっては魅力的に映りがちだが、限界点を超えると燃え尽きたり、
以外に司令官の素質はある。
■ 餃子(10点)
ハッキリ言ってこの戦いにはついてこれそうもない…。
■ ヤジロベー(60点)
地味に長いこと働いてくれるのはこういうタイプ。
気持ちよく環境を整えておけば、ここ一番でしっぽ切断くらいやってくれる。
ただ、今の企業側にこのスペックの人間を囲っておく懐の深さがないのは悲しい。
■ ピッコロ(70点~90点)
戦闘能力は悟空やベジータには劣るけど、戦略眼や指導力での伸びが期待できるタイプ。
ちょっと無口なので、面接では拾いにくいタイプかもしれないけれども、
育成ルートを誤らずに無事に神コロ様まで進化できれば、幹部候補待ったなし!
■ トランクス(50点)
責任感と見た目に目が行って、「こいつイケるじゃん!」とか思いがちだけど、
伸び率で見たら大したことない上に、ちゃんとフォローしておかないと、
司令官適性もない。
■ 人造人間16号(60点)
戦闘能力はめちゃくちゃ高いんだけど、面接でそれを見抜くのは至難の業。
自爆してまでみんなを守ろうとしてくれるけど、ごめんなさい。
そこまでは会社としては求めてないので、そうなる前にヘルプ出してください。
■ 人造人間18号(100点)
■ チチ(100点)
戦闘力はともかく、悟空と御飯というタイプ違いにどちらも対応できる
18号と違って見た目で引っ掛かりにくいので、どう拾うかが課題。
■ ミスターサタン(80点と見せかけて100点)
上っ面を取り繕うことが上手い人間はおり、面接ではこれを弾くように推奨しているが、
・ハットリくんのケンイチと夢子。主人公の足手纏いやワガママキャラは許されないため。この二人の処刑が第1章のクライマックスになるだろう。ケムマキも多分死ぬ。
・ドラえもんのスネ夫とジャイアン。あらすじで死が明言されてもおかしく無いポジション。ひみつ道具で無双するのび太の最初の犠牲者はこの2人になるだろう。
・ドラゴンボールのクリリンとベジータ。主人公でもないのに可愛いヒロインとくっつくキャラは許されないため。(まあ、原作でも何度か死んだけど)
・ワンピのコビー。格下だったキャラが主人公に追いついて来るのは許されないため。(途中でかなりのゲスに改変される可能性が高い)。
大人になってから読むとものすごく現実の戦争を思わせるんだなー、とびっくり
やっぱり第二次大戦の記憶が今より濃いし、当時も世界で色々あったから?
サイヤ人~フリーザ編はまるっきりそうだけど、フリーザの部下で雑魚って感じの人たちも、見た目いろいろだし、
フリーザに植民された星でまあまあ強いんだったから拾われてきて戦わされてるのかなー、って初めて思った
◇
フリーザ編終わって、トランクスがタイムマシンで来て帰って、みんなで喋ってるところ(28巻の後ろのほう)
ブルマが、人造人間つくる前にドクター・ゲロをやっつけようって言うんだけど、
ベジータ怒るし、悟空は、まだ何も悪いことしてないのにやっつけちゃうのはちょっとって感じで、
タイムマシンがあったらヒトラー少年を殺すか?ってやつみたいだ
クリリンが言う、共通の敵がなかったらベジータなんて…っていうのも…
◇
みんな「おおーっ」
ぜったいにまちがってる …… 変態よ…
っていうのも、ブルマは銃後代表、女性代表、科学者代表?なんだなーって読めて面白かった
この「どこかのヤバイ独裁者」はたぶん現実世界の誰かだろうけど誰だ?
ジョイフルの隣の席でZ戦士がなんかずっと揉めてる。自分はZ戦士を今まで絵でしか見たことなかったけど、話の内容からしてZ戦士だと思う。揉めてる内容を簡単に要約すると、クリリンが今度の敵と戦うことを拒否してるらしい。それを悟空とピッコロ、ヤムチャ、大人トランクスの4人が説得してる。自分はこれまでヤムチャがヘタレでクリリンは責任感のある仕事人みたいなイメージを抱いてたけど、実際に話を盗み聞きした感じだとそのあたり逆で、ヤムチャは結構地球のことを考えてる。悟空、ピッコロ、大人トランクスはイメージ通り。ただ悟空は結構怖かった。さっきドリンクバーを取りに行く振りをしてZ戦士の席を覗いて見たら、悟空にキッと睨まれた...ような気がした。とにかくあの中では悟空が一番話しかけづらいオーラを出してる。逆にヤムチャは紳士。店員さんが水を補給した時、1人だけお礼を言ってた。トランクスは食べ方が汚い。ピッコロは...あ、あ!今クリリンが出ていった。聞き取れなかったけどなんか凄い早口で捨て台詞言って出ていった。クリリンが出ていったあと悟空がめちゃくちゃクリリンの悪口言ってる。クリリンに対して後輩キャラで接してたトランクスも同調して悪口言ってる。うわー。嫌なもん見た。
噛ませ犬キャラたちがいとおしい。
バトルの最後でいいところを持っていく、フィニッシュを決める、そんなキャラたちも大変魅力的でカッコいいとは思うのですが、それを上回って私の心を強く惹き付けるのは、下手したらバトルの途中で脱落していく噛ませ犬キャラたちです。
とは言え、ただ弱いだけじゃ噛ませ犬にもならない。噛ませ犬になるためには、そこそこの実力を兼ね備えている必要があるのです。
それなりに強くて、かつぶっ飛んだ強さでもない。その中途半端さが魅力的なバトルシーンを作るのでは?と言うのは私の持論です。
とにかく、噛ませ犬キャラたちのバトルは魅力的なんだ!!
そんな衝動が沸き上がり、文に認めたくなったので筆(キーボード)を取った次第です。お暇な方はお付き合いいただければ幸いです。
あと、私が勝手に噛ませ犬認定したキャラたちが数名出てきますが、異論はもちろん認めます。あくまで私個人の意見ですので、異論・反論はいつでも受け付けますが、「わかる~~!!」という同意の意見ももちろん受け付けます。わかってくれる人がいてくれると嬉しい。
噛ませ犬キャラなんて星の数ほどいますが、とりあえず天下の週刊少年ジャンプから有名どころを数名お呼びして語りたいと思います。
追記:気付いたらコメントいくつか貰っててありがとうございます。みんなが噛ませ犬キャラ好きでうれしい。
これ。
リー君ほど見事な噛ませ犬、いる?
いやまあNARUTOはそもそもキャラも多くて、その分噛ませ犬も多いんですけどカカシ先生とか。
一応、ロック・リーというキャラについて簡単にご紹介しておきますと、一言で言えば熱血努力バカです。あと体術がすごい。
リー君は主人公ナルトたちの1つか2つ上の学年?の先輩忍者で、中忍試験の際に、ナルトたちと初顔合わせをします。
色々な事情がありまして(その辺りはどうぞNARUTO本編をお読みください)、リー君は突如、ナルトのチームメイトでもありライバルでもあるサスケに喧嘩を売ります。
この時のサスケと言えば、ナルトたちの学年の中ではトップの成績、実力も才能も申し分なく、主人公ナルトの目指すべき、倒すべき目標でした。つまり強い。
そんなサスケを、さして歳も変わらないリー君が手玉に取ったのです。
あのサスケが手も足もでない。インパクトは充分でした。ロック・リー、こいつはつえぇぞ。
そんな、我々読者にリー君の実力を印象づけてから迎えた、vs.我愛羅戦。
我愛羅もすでに相当な実力者として描かれていました。というか強い通り越してヤバいヤツ扱いでした。実際ヤバかった。
我愛羅の砂の鉄壁防御を、スピード主体の体術で追い詰めるという、体術を極めたリーくんにしかできない攻略でした。我愛羅の頬に傷をつけたあの踵落とし最高。めっちゃカッコいい。
そして確かに、我愛羅をあと一歩のところまで追い詰めたのです。
しかし相手は尾獣持ち。そのタフさに加え、体に多大なる負担をかける攻撃をしてしまったがゆえにリー君に生じてしまった隙をつかれ、リー君は四肢を砕かれ敗北してしまうのです。
我愛羅の強さと残忍さを印象付けさせられ、リー君は途中退場と相成りました。
尾獣ってなんだよチートだろ。ずるいやん。
その後も色々エピソードがあるので是非本編を読んで頂きたいのですが、ともかくリーくんは、相当の実力者として描写されながらもラスボスには勝てずに敗北を期したのでした。てかあの当時の木ノ葉の下忍の中じゃ最強なのでは…?
でもこのバトルは熱かった。リーくんが我愛羅を追い詰めた展開には拳を握った。文句なしのベストバウトでしょう。
余談ですが、このロック・リーvs.我愛羅戦は、アニメ版の出来も大変に素晴らしいので是非見ていただきたい。アニメスタッフに愛される男ロック・リー。
国民的作品と言っていいでしょう、ドラゴンボールからこのバトル。
てかこのバトル覚えてる人いる?
ドラゴンボールなんてベストバウトいくつあんだよってレベルでいい勝負だらけなのですが、ここはあえてこの勝負を語りたい。
まあまずクリリンとマジュニアについて簡単にご紹介。いや紹介いるか?あ、ちなみにマジュニアはピッコロです。まだイキってたころのピッコロ。
クリリンはいわずもがな、主人公悟空のチビでハゲた親友ですね。髪は剃ってただけらしいんで後期にはフッサフサに生えてますが。一説によると地球人最強とも言われる男です。幼少期から悟空と共に修業し、実力が悟空を上回ったことはないものの、トリッキーな戦法や素早さを活かした機動力等を持ち味に、人造人間編くらいまでは前線で戦ってました。地球人なのにようやる。
映画の出演率も結構高かったと思います。クリリンの「なんでオレだけこうなるの…」はもはや悟飯の危機に駆けつけるピッコロさんと並んでお約束。
そしてマジュニアことピッコロさん。今でこそ仲間面してますが、そもそもピッコロさんは最初敵でした。今回語りたいのは、この敵だった頃のピッコロさんとのバトルです。
ピッコロさんは、先代が一度悟空に敗北しています(この辺りの展開についてはいいからDBを読め)。その雪辱を晴らすべく、というか世界征服するのに明らかに障害になるであろう悟空を大衆の面前で八つ裂きにすべく、律儀に天下一武道会にエントリーしてきたのでした。ピッコロ、という名前は世に知れ渡っているから、マジュニア(魔Jr.)として。その気遣いがかわいい。
天下一武道会なんで、試合形式でバトルが進みます。第何回戦か忘れましたが、得体の知れないマジュニアと当たったのが、修行を通して若干背と実力の伸びたクリリンでした。
ぶっちゃけ、悟空たちも読者も、こんなん負け試合だろとは思っていたと思います。だってクリリンが噛ませ犬だから。悟空なんか「死ぬんじゃねえぞ」的なことを言ってた気がします。負けは確定かよ。もっと別の応援の仕方あんだろ。
そして始まる試合。もちろんマジュニアが優勢ではありましたが、クリリン、粘る、粘る。これほんと、私の文章じゃ全く表わせないんで漫画を読んで欲しいんですけど(あと今手元にコミックがなくて細かいところを確認できない)、いい勝負をするんです。確か14,15巻くらいの話だったと思います。
マジュニアが、「少し驚かせてやるか」とか言って、伸びーるアームを披露するのもこの試合が初めてです。てかそれまでデコピンくらいしか披露してなかったからね。クリリンもどちらかと言えばスピードと手数で勝負する系のキャラなので、攻めて攻めて、最後とっておきとして、かめはめ波を食らわせてやれるチャンスまで生み出しました。
結果としてそれは避けられ、「クリリン後ろだーっ!」というお手本のような台詞を悟空が吐いたとおり、背後に回ったマジュニアによってクリリンは上空から地面に叩きつけられました。ダウン。そして審判によるカウント。
マジュニアはこの時点で「勢い余ってうっかり殺してしまった」的なことを宣っています。マジュニア的にも、手加減する余裕がなかったこと、そして殺す勢いの攻撃を繰り出されていることがわかる台詞です。まじ?クリリンまた死んだの?もうドラゴンボールでも生き返れねえんだぞどうしてくれる!!
しかし、カウントの途中でなんと立ち上がるクリリン!!マジュニアもめちゃくちゃびっくりしてます。しかしダメージは大きく、クリリンは降参宣言をし試合としては敗北してしまいました。
いやこれめっっっちゃくちゃ大健闘でしょ。最後のクリリンの、へにゃっとした笑みからの「まいった」も最高。ある意味カッコいい。この試合以降、マジュニアことピッコロさんも、何かとクリリンの実力は認めている素振りを見せます。悟空以外の人間をザコだと思っていたピッコロにひと泡吹かせた瞬間でした。
ドラゴンボールにおけるバトルの中では地味な方だと思いますが、個人的にはこれをクリリンのベストバウトに挙げたい。異論は認める。
ちなみにドラゴンボールもキャラが多いんで噛ませ犬はたくさんいますが(ベジータとか大人トランクスとか)、ドラゴンボールの噛ませ犬は全体的に退場早すぎると思う。かなC。
ド ン !
というわけでもはや国民的作品と言っていいでしょうワンピースからはこれ。結構初期のバトルです。
ワンピもめちゃくちゃキャラが多いから噛ませ犬だらけなんだけど、その中でもサンジは一貫して噛ませ犬な気がする。最高。
まあ紹介するまでも無いと思いますが一応サンジについて説明しておくと、主人公ルフィが船長の麦わらの一味における戦うコックさんですね。コックだから手は料理をするためのもの、というポリシーのもと、戦闘は全て足技のみで行う蹴り技主体のキャラです。ごく稀に包丁で戦うけど。
特殊能力キャラだらけのワンピにおいて、未だ身一つで戦うキャラであるところはもっと評価されていいと思う。去年と今年あたりで連載20年を迎えてようやくサンジのフルネームが明らかになるなど、何かと話題の渦中にあったキャラでしたが最近ようやく落ち着いてきたかな。
一方、敵側のクリーク海賊団は、サンジ初登場エピソードの時に出てきた海賊団。首領クリークはルフィが相手したとして、サンジが相手したのは鉄壁のパールさんとかいう防御特化キャラと、鬼人のギンとかいうトラファルガー・ローの前身みたいな目つきの悪い隈キャラ。二連戦になりましたがここはまとめて一つのベストバウトとして見ようかなと。
パールさんは正直ぽっと出キャラですが、ギンは戦闘に入る前に1エピソードあります。腹減って死にそうだった時にサンジが海鮮ピラフ?を作って食わせてやった、つまり命を救ってやったと言う展開があります。つまりギンにとってサンジさんは命の恩人。その辺りも込みでこのバトル好き。「クソうめェだろ」は名言。
第一回戦はサンジ vs.パールさん。サンジの働いていたレストランを襲ってきたクリーク海賊団を追い払おうとして、サンジが初めて戦闘を読者に見せます。
今まで一度も傷付けられたことのないらしいパールさん相手に、優勢なサンジ。鉄壁のパールの鉄壁を崩して2回くらい鼻血吹かせます。素早い動きで懐に潜り込み、的確に相手を蹴り飛ばす!てか、サンジもスピードと手数勝負なキャラだよな。そう言う戦闘スタイルなキャラが好きなだけかもしれんと言う気が若干してきた。
このまま楽勝かと思われたところで、ギンがサンジの恩人(ジジイ)を人質にとります。抵抗の出来なくなったサンジはパールさんにボッコボコ。いやずるいやんけそれ。そしてこの辺りですでに漂ってくる噛ませ犬臭。
まあでもそのあと色々あって(この辺りは本編読んで)、パールさんはギンにトドメを刺され、選手交代。サンジ vs.ギンになります。
いやサンジさんすでに満身創痍やん。ギンもそこそこ弱ってるけど。命の恩人に向かって「あんたはおれが殺る」みたいなこと言うギンのヤンデレみがすげえわ。
んで、今度はサンジさん普通にボコボコにされます。ボコボコにはされるけど、ここの戦闘がな~良いんですわ…!!パールさんとの戦闘もそうなんだけど、足技キャラというのが前面に出てて、多彩な足技を駆使してくるのと、一つ一つの流れるような動きが丁寧に描写されてんな~って思う。最近のワンピ大技ドーン!!って感じの戦闘が多いから…それでもいいんだけど別に…
サンジの戦闘に関しては、初期アニメのOPとかでやってた逆立ちからの回転蹴りとか踵落としとかそう言う感じの技の方が好きなので、なおさらこの vs. クリーク海賊団の時のバトルが良いなと思ってしまう。特に、ギンに一撃かますときの拘束から抜け出してからの蹴り落としまでの一連の流れがめっっっっちゃ好きカッコいい。
ぶっちゃけサンジはギンには負けるんですが、まあ、命だけは助けてもらうと言うか、その辺はもう漫画読んで。
そんなわけで、サンジの足技が丁寧に描写されているのと、二連戦の間に挟まるゼフとサンジの師弟愛というか親子愛的なものが素晴らしいので、個人的にはこれをサンジのベストバウトに推したい。次点でvs.ボンちゃん。
なんで最近のサンジ、ライダーキックみたいな蹴りしかしなくなってしもたん…?あの逆立ちしてぐるぐる回るキックめちゃくちゃ好きだったのに。
●ペドロ vs. ターちゃん(ジャングルの王者ターちゃん)
コメントでターちゃんの話題が出てたんで、個人的にターちゃんならこれだろうと!
わかるよ、アナベベも好き。ユンケル帝国の最後の試合でマスク取るアナベベほんとカッコいい。わかる。今度一緒に酒呑んで語ろう。
しかしアナベベは噛ませ犬とはまた違う立ち位置じゃないですか。半ばコメディリリーフというか。後半ほとんどバトルには絡んでこなかったし。
ターちゃんという作品内で言えば、そりゃペドロ・カズマイヤーが噛ませ犬キャラだろうと。異論は認める。認めるけどあんまり異論ないのではこれ?
まずペドロについて説明しておきますと、主人公ターちゃんの一番弟子です。空手の達人。確かフランス人だったかな?大学生くらいの歳だった気がする。たぶん。その辺の情報が曖昧ですまない。
アフリカのサバンナで暮らす格闘の達人であるターちゃんの噂を聞き付け勝負を挑みに来たんだけど、負けてそのあとなんやかやあって弟子入りしたという感じのキャラです。そのあとターちゃんファミリーに居候させてもらってて、家事とか手伝いながら時々ターちゃんに稽古付けてもらってる、熱血というか真面目系キャラかな?ターちゃんのことは「先生」と呼んで親っています。
ちなみにターちゃんは作品の主人公で、サバンナに捨てられた赤子がチンパンジーに拾われ野生の中で育てられ、アフリカの野生動物を狙うハンターたちを倒してるうちに強くなったという、戦闘に関しては天才タイプです。あとたまきんの皮がやたら伸びる。たまきんの皮広げてムササビみたいに飛ぶ図くらいは知ってる人も多いのではなかろうか。
で、今回語りたいのは、そのターちゃんと、弟子であるペドロとの一戦。
そもそもなんでこの二人が戦うことになったかというと、とある格闘トーナメントに二人で出場してて、普通に試合で当たったからです。まあ敵の策略でもあったんですが、トーナメントに出場してて二人とも勝ち進んで行ったならいつかは当たるだろうとも思うのでそんな不自然でもないかな。ちなみにこの時点で、ターちゃんにおける人気キャラの一人でもある梁師範は試合中に下痢便漏らして負けて退場してます(嘘は言ってない)。詳しくはコミックス読め。章で言うとクローン編です。
まあ、負け試合ですよこんなん。読者も皆そう思ったんでしょう。私も思った。ペドロは好きだけど、ターちゃんには勝てない。
いや、ペドロも強いんだよ。「並みの格闘家じゃ相手にならない」「ペドロのスピードについて行けるのはターちゃんか梁師範くらい」「素晴らしい空手家」等、数々の高評価を受けています。大体その評価を下すのは梁師範な気がします。梁ちゃんいつもありがとう。
実際、モブの格闘家たちはペドロの相手にもなりません。瞬殺です。ターちゃんのとこで常日頃鍛えてることで普通の人より格段に強くなっているのに加え、この一つ前のエピソードで、吸血鬼に噛まれてパワーアップというイベントがあったので、マジで人外の強さを手に入れてます。
それでもターちゃんには勝てないんですけど。主人公だからね、しょうがない。
そしてこの試合の何がいいかって、師弟対決なんですよね。師弟対決に外れってある?ないでしょ(林修)
己の全てを出して全力でかかってこいというターちゃん。それに応えるように、全力で向かっていくペドロ!でも中々攻撃が当たらない。そりゃそうだよターちゃんだからね相手は。
一般人では動きすら見えない応手の中、ついにペドロのパンチがターちゃんの頬を掠めます。それに対して、ターちゃんの言った言葉!!
いやこんなん感極まって泣くわ。実際ペドロも大号泣だったわ。まあその隙をついて、ターちゃんが背後からきゅっと締めてペドロをダウンさせて試合は終了なんですが、これね~~~~!!!ほんっといい試合!!!!!見ろ!!!!!(命令)
要はこれって、あの作者は感情を絵にするのが上手じゃないという単純な話だと思う。
感情表現っていっても、ワンピースや僕のヒーローアカデミアみたいに泣き顔をドアップで見せろとか、感情優先で頭の悪い展開をやれってな話じゃないよ。
ワールドトリガーって意外に感情で動くシーンも多い。というか、ストーリーの楽しみってのは感情的なもので(数式や理屈だけで展開するものを物語とは言わない)、そこを異常に毛嫌いする方が変なんだけど。
増田の書いている三輪もそうだし、そもそもチカを守ろうとするメガネくんや借りを返すためにそこに着いていく木虎とか、戦略的な見せ場でありながら戦いそのものを楽しんでいたランバネイン、自滅するエネドラなど、感情で行動するシーンもキャラもそれなりにある。
なのにその印象が弱いのは、作者がそこを強調出来てないからなんだよね。(エネドラはかなり強調されていたと思うが、逆にエネドラくらいじゃないと印象的な感情描写をしないともいえる)
展開に感情起因のゴタゴタがなくてストレスを感じにくいのはいいんだけど、それと引き換えに肝心のクライマックスでも読者の感情を煽るような絵と演出になってないってのは、やっぱりちょっと弱い。
ドラゴンボールの有名な場面も「ギャルのパンティおくれー!」「クリリンこのことかー!」「バカヤロー!」「バイバイみんな」、
ハンター×ハンターも「今すぐ君を壊したい」「余はこの瞬間のために生まれてきたのだ」など、全部感情的な瞬間。キャラの感情描写ってのは少年漫画では凄く重要なわけ。
漫画を書くならまずはキャラの表情を最低20種類は書けるようにしようという指南もある。
他のメジャー少年漫画と比べればすぐわかるけど、ワールドトリガーはそもそも喜怒哀楽その他の表情がものすごく乏しい。顔だけじゃなくて、体も感情表現をしていなくて、ある種棒立ちと言える描き方が多い。
キャラが主体となる少年漫画としてはかなり異色の作画で、ただの新人なら真っ先に直されるところだ。そこが許されてるあたりが、この作品のストーリー構成の非凡さの証明でもあるんだけど。
ピンチになってキャラがあせってる場面でも、非常に形式的な表情しか書かれていないので、「うわー大変だメガネくんどうなるんだ」と読者の感情をあおる力が弱い。人によっては、ただ答え合わせを読まされているような白けた気分にもなると思う。やはり読者はキャラと一緒にドキドキしたいのだ。
過去の回想で姉の助けを求める三輪も、涙を流してこそいるが、なんていうか物凄く曖昧な表情だ。これでは三輪が姉の死を悲しんでいることは理解できても、共感しない読者が出てもおかしくない。
印象的な場面として記憶に残らないので、三輪がいくらネイバーに憎悪をむき出しにしようとこのシーンが頭によぎらないのだ。こういう点が辛い。
感情描写が薄いところも含めて「それが味」といえなくもないけど、ネームはそのままに人物作画や表情を少し変えるだけで劇的にプラスになると思うので、これは欠点と言っていいと思う。面白いんだけどね。