「口説く」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 口説くとは

2021-07-02

anond:20210702095612

「女の主体性に任せたら増えないから、女に振られることを恐れてFGOとか馬娘ばっかやってるようなキモイ男にも女を口説く努力をさせたら出生率増える」って話だぞ

女が主体性子供を産みたくなるかどうかなんて話してないんだが、理解できんのか?

2021-06-24

閃光のハサウェイで学ぶ恋愛工学

ハサウェイは完全に恋愛工学マスターしたニュータイプと言えるだろう。

冒頭15分

YouTubeで見れるのでぜひみてほしい。

https://www.youtube.com/watch?v=iMAj6ggHEyU

ネス大佐を始め、多くのメンズがギギ・アンダルシア口説くが、美女ギギ・アンダルシアには見向きもされない。

そう、このような女性にこそ恋愛工学有効なのである

恋愛工学がどのような女性にも通用する、というのは完全な誤解で、上位20%程度のSクラス女性しか通用しない。

早速ハサウェイは、テロ集団をバッサバッサとなぎ倒し、機内で圧倒的なプレゼンスを発揮することで、ギギ・アンダルシアへのアピール成功させるのだった。


ハサウェイ's オープナー

ハサウェイが空港ロビーに入ると上品女性握手を求められ、

「皆さんにご紹介させてくださいな」などと言われ、両手に花状態で引っ張っていかれる。

そう、この時点でハサウェイの「モテスパイラル」は始まっている。

もちろん女性モテている男性=魅力のある男性認識するので、

他の女性から連鎖的にどんどんモテ出し、加速度的に魅力が高まっていく。


一人になり、ふと横を見ると、ギギ・アンダルシアフリーだ。

「さっきは、なんで笑ったんだい?」

素晴らしいオープナーである


オープナーとは、第一声のかけ方をかっこよく呼ぶ方法であり、

表参道ヒルズってどっちですか?」という道聞きオープナーや「この辺でこれくらいのペンギン見ませんでした?」と聞くペンギンオープナーなどがある。


しかし、このような凡庸なオープナーでは、

あなたってパターンしかしゃべらないんだ」

と言われてしまうことだろう。


「さっきは、なんで笑ったんだい?」

「笑った?そう?私が?」

「なんでマフティーを騙った連中だと見抜けたんだ?」

この返しには、正直、唸らされた。


美女に対して「かわいいね」「きれいだね」と伝えても、美女はそれに慣れているし、それではきっと、

あなたってパターンしかしゃべらないんだ」

と言われてしまうことだろう。


しろ自分ポジションを下げる行為であり、推奨できない。

しかし、女性は褒められなれていない意外な点を褒めてあげると喜ぶことが多い。

これは質問形式でありながら、相手の素性を見抜く能力があると伝えているわけであり、相当高度な褒めテクニックである

さすが、組織トップは違う。


そしてこの後、ハサウェイは高度な会話テクを駆使し、ハサウェイ=マフティという秘密をギギ・アンダルシアと共有することに成功する。

もちろん、秘密の共有は親密度を高める常套手段である


「人って、自分のことになると馬鹿になるって本当ね」

ここで、少しギギ・アンダルシア側に主導権を握られそうになる。

だが、ハサウェイはこれを許さない。

「だけど、言葉で人を殺すことができるということは覚えておいてほしい」


これは、ハサウェイが「調子に乗るな小娘、俺が格上だ」というメタメッセージを伝えた、ということである

女性は格下の男性には惹かれない。美女さらにその傾向が強い。

ハサウェイの術中にはまり、ギギ・アンダルシア狼狽、無事にどちらが上かを印象付けることに成功した。


冒頭23分でかなり良い試合運びとなっている。


Cフェーズ⇒SフェーズComfort Building⇒Seduction)

そしてリムジンの中。

窓の外を見つめるハサウェイにギギ・アンダルシアが「何が気になるの?」と問いかけると、

危険になるのはもっと嫌だから…しゃべらない」

と耳元で囁く。


これは、仕草と声色ばかりが注目されがちだが、言葉選びにも注目いただきたい。

「お前を危険にしたくない」という意味合い女性庇護欲をかきたてるし、「おあづけ」プレイも兼ねている。

何者なんだ…ハサウェイ・ノア


そして、ギギ・アンダルシアからの同室オファーをきっぱり断るハサウェイ。

そう、欲望最後の瞬間まで隠し通すことがマナーである

「俺はそんなに簡単に女と寝る男じゃない」と伝えることで、「俺は女に困っていないほどステータスの高い男だ」というアピールができる。

ますます女性は「このステータスの高い男性に抱いてほしい」と思うことだろう。


ギギ・アンダルシアの生足を凝視するハサウェイ。

男性は性欲を喚起させられると、おおよそ70%程度は知能が低下する(要出典)と言われているが、視線に気づいた彼女に対し、ほぼノータイム

「君が元気になってうれしいのさ」

と返せるハサウェイの知能指数はIQ300くらいと推察される。


「君がいるということで、気を遣うということはしたくない」

シャワーを浴びに行くハサウェイ。

これは再度の格上アピール

「同じよ」

攻めあぐねたか。ここでシャワー室でクールタイム

「この事態はどう考えたらいいんだ…」


続いて、問題ラッキースケベシーン。

「失礼ね」に対し、

「よく、そう言える…(中略)…どこ構わず裸でいる女は嫌いだな」

これは決まった…と思いきや、残念、GOALならず。

理想では、「散歩に出るが!?」⇒「一人にしないで」⇒GOALLLL!!!!だったものを…


軽率だったかクェス・パラヤと同じか…」

反省するハサウェイ。

さすが、女性類型化しパターン攻略しようとするのが恋愛工学基本的パラダイムと言える。


その後、ケネス大佐になびいているような素振りでハサウェイの気を引こうとするギギ・アンダルシア

これはまあ、仕事も忙しいのでスルー。同室の優位性は揺らがないのである


午前3:52のベッドシーン

ここからマフティの反撃が始まる。

そう、昼の顔はハサウェイ、夜の顔こそがマフティ

ギギ・アンダルシアの寝室に向かう。


いつ非常停止するかわからないエレベーターに乗り込むかの判断を迫られるハサウェイとギギ・アンダルシア

ここが最も決定的なシーンだった。

「乗るか?」と目で訊くハサウェイ。

大丈夫…乗ろ」と声で応えるギギ・アンダルシア

そう、恋愛工学徒は無理やり行為に及ぶことはない。

必ず相手同意を得て進めなければならない、という啓蒙要素も表現されている。


なお、「大丈夫」の母性的な安心感、「乗ろ」の清純的な少女感。上田麗奈様の表現も素晴らしかった。


「どうして私に訊いたの?」

「君のカンにかけたのさ」

「それなら、さっきのごちゃごちゃした話もすっきりさせてよ」

いいですね。こういうトークで始められるようにしたい。


賢明な読者はすでにお気づきだろうが、このあとハサウェイは「やっぱりコワいことする」(=行為に及ぶ)わけである

ギギ・アンダルシアから見たとき行為は「戦場で逃げ惑う」ようなものに見えているのであり、

ここからの逃げ惑うシーンはもちろん、行為比喩である

行為積極的女性であれば、例えばクェスのように、パイロットとして戦っていたはずだ。

そう考えれば、ギギ・アンダルシア過去にそうした虐待を受けていた可能性がある。


余談だが、ガンダムにおける男性パイロット女性パイロット戦闘行為比喩であることが多い。

直近の好事例としては、ガンダムUCのマリーダとバナージの戦闘シーンがそれだ。

途中まで無我夢中で攻め立てていたバナージが、マリーダの壮絶な過去を聞いて萎えしまったが、

マリーダはそんなバナージに優しさを感じる、というシーンは素晴らしいと思った。


ホテル外に逃げ出した2人の前に現れるエメラルダ。

これは、ベッドで2人のときスマホが鳴り、彼女からLINEが来たような状態意味しているだろう。

そうであれば、ギギ・アンダルシアの「置いていくの?」に対しては、

まさか

しかなりえない。


逃げ惑う2人。

降り注ぐ銃弾火災

ギギ・アンダルシアの恐怖、叫び、声、息遣い

男性女性ほど行為最中快感を感じられないというが、もしかすると、男性にとっては、戦闘行為での興奮が女性のそれに相当するのかもしれない。


そして、閃光。

モビルスーツは大破し、光が溢れ出す。きつく抱き合うふたり

その光は言うまでもなく、射精象徴であった。


行為のあと、大佐のもとに駆け寄るギギ・アンダルシア

ハサウェイはクェスが去るときイメージフラッシュバックし、真っ黒に塗りつぶされる。

そう、これこそが恋愛工学ニュータイプ・ハサウェイの正体である

過去女性に傷つけられたことを引きずり、いつまでたっても非モテインセル呪いは消えない。

それはどんなに良い女、例えばギギ・アンダルシアのような女性を抱いたとしても

消えることのない、本質的な自信のなさ、センシティブな心そのものなのである


それにしても、アジア圏で製作された男ふたり女ひとりの実写映画ってなんだろう?

https://febri.jp/topics/gundam_hathaway_4/


それでは今週もよろしくお願いします。


2021-06-20

anond:20210620203638

女はコミュニケーションコストを払ってないからだよ

男にとって口説くことは未経験飛び込み営業やるのと同じなんだけど女はやる必要いか

2021-06-19

anond:20210619211512

なんで既婚者が口説くのはアウトって話してる時に(一応)純粋な歳の差婚を持ち出してくるんだ?文脈的おかしすぎる

2021-05-15

anond:20210515132438

伏線も何も

女はイケメンな男に惚れて

男はスタイルがよくて美人で同世代の女に惚れた

それだけで十分だろ

周囲の女はほとんど美人からまり誰でも同じ

自分を好いていて口説くコストが一番低い織姫を選んだシンプル解釈でいい

anond:20210515130520

あてがえ論の問題点は<第三者>に対して<特定女性>を<私>に<あてがえ>と要請するところにある。

第三者>が<特定女性>をあてがうのは、<その特定女性>の自由意志毀損することになるので人権問題

そこでこの問題解決するために以下を提案したい。

特定女性に対して、「<私>にあてがわれろ」と直接口説く。】

これを「あてがわれろ論」として広めていってくれ。

2021-04-28

anond:20210428112204

それ女の側の願望

現実フードコート口説く病気まみれてそうな風俗口説く肩書の有無だけで他の仕事の男と変わらん

2021-04-13

若者恋愛離れはネットのせい

男なら理解して貰えると思うが性欲が溜まってると女性積極的になる、例えそれがブス相手だとしてもだ。

しかし今はスマホ簡単エロ動画調達できるので楽に一人で解消できる、しか女優容姿レベルもかなり高い。

性欲が溜まることが減って女性口説かなくなってるんじゃないかそもそも口説くのは時間も労力もかかる、努力が実らないケースもある。それなら好きなゲームをしたり男友達と遊んでた方が楽しい安全

また、女性恋愛では基本的受身姿勢であり男性スマートエスコートされたいと思ってる。これはドラマの影響もあると思う。告白男性からして欲しいと思ってる女の子ほとんどだ。

男は抜いて積極性がなくなり、女はじっと相手からアクションを待つ。恋愛に発展するわけがない。

金がないからとか娯楽が増えたからという考えもあるが私はAV恋愛離れの大きな原因だと考えている。

エロサイトに半年アクセスできなくなったら街中はカップルで溢れているはず

反論があったら言ってくれ

2021-04-11

anond:20210411085345

あと風俗嬢結婚はすることもある。おまえ、誤(謝)っとけよ。風俗どころかキャバクラでも

口説くどころか、千円札3枚ぐらいで、頬を叩きそう。

2021-04-07

非モテ男女とマッチングアプリ地獄について

↓の反例としてのマッチングアプリ失敗女性観と最近弱者男性云々の言い争いからなんとなく連想した事。弱者男性定義がどうだの話すつもりは無い。

https://anond.hatelabo.jp/20210403142548

男も女も、結局は向こうから来てほしいのだと思う。

女は口説いてくれる男じゃなきゃやだやだ😩😩😩って人が多数だと思うが、

口説きたい/口説かれたいに性差はあまり無いのではないかと思う。

そもそも男側からしても口説くことは社会的リスクが伴ってると思うし、ある程度は負担なはずである

恋愛では男からいけというなのはジェンダー的なものしかないのだろう。

女でも恋愛慣れしてる人は自分からアプローチするし、

男で慣れてる人は言わずもがなである

同様に男であっても女であっても、恋愛慣れしてない人にとっては自分からアプローチするのは苦痛である

にもかかわらず、非モテ男は自分からアプローチすることを(周りの人間に、あるいはマッチングアプリの女に)要求されるので、

それはきっと苦痛なのだろう。

非モテ男はその苦痛に耐え、自分なりのアプローチをするしかないが、

恋愛に慣れたモテ男アプローチに比べればゴミのようなレベルである

そのため非モテ男はマッチングすらせず、マッチングしてもメッセージ無視されながらもアプローチを続け、

女性受け身でもなんとかなるのに」と憎しみを覚える。

一方でモテ男非モテ女にもアプローチをするが、それはキー目的だったりヤリ目だったり意味は無かったりなため、

非モテ女は結婚までいくことが出来ない。そして男への憎しみを募らせる。

結果としてマッチングアプリでは慣れてるヤリ目男が非モテ女と付き合っては別れ、

まともなモテ男/モテ女は一瞬で退場し、

非モテ男はヤリ目に勝てずに付き合えず女への憎しみを募らせ、

非モテ女はヤリ目男のレベルが当たり前だと思うようになって理想だけ高まり

マッチングアプリ地獄と化す。

嗚呼、人の地獄で金を稼ぐマッチングアプリよ。

2021-04-03

anond:20210403084050

お前はまず女を口説く努力しろ。女がいる場所にいけ。相手承認欲求を満たすことを考えろ。

一度や二度フラれた程度でグチグチ言ってんじゃねーよ。

2021-03-25

anond:20210325104918

口説くまでの工程ルーティン化して作業みたいになった

セックスへのショートカット技を覚えすぎて、普通恋愛ができなくなった

セフレ化する技を覚えすぎて、普通関係を築けなくなった

 

ここらへんを教えて!

2021-03-21

anond:20210321160057

別れた。2度と合わない。口説くならいま!おんなは別れた直後が狙い目

2021-03-20

anond:20210320021810

例えば「口説く」という行為について。

女性にとって性交は「危険が伴うもの」であり、信用ができるうえに「それでもいい」と思えるような好感度が高い相手であることが理想的と言えます

逆にそうではない相手から性交渉を持ちかけられた場合、要は何のメリットもないのに危険おかしてくれ、と言われているような状態になるわけです。一般的にこういう時は「不快」という感情を抱くでしょう。

勿論お金があってもイケメンでも、相手がそれを許容するような関係では無い場合は許されません。しか資産家や顔のいい人間がより許容される傾向はあるでしょう。

冴えないおっさん若い口説くな!迷惑!って当たり前の主張にカースト制とか持ち込んでるやついるの草。見苦しい。

そもそもカーストって意味なら「年上の男性」って時点でおっさんの方が社会的に上なことが多くて、下手な対応したら乱暴されたり、上司なら仕事に支障をきたしたりする可能性があるから余計にアウトって話なんだけどね。

そもそも冴えないおっさんに限らず、親しくない、相手から好感度が高くない状態告白するのは普通に迷惑なんだよな。逆に冴えないおっさんでも好感度が高い状態なら行ってよしだし。

まぁそういうことするおっさん場合、その好感度をはかるバロメーターが狂ってんだろうな。挨拶してくれた、微笑みかけてくれた的な。

2021-03-13

かわいいとすら言っていけなくなるってやたら被害者ぶってるけれど。

いや別に口説く自体禁止されてるんじゃないんだから素直に口説けばいいじゃん

お茶なり食事なりに誘うとかして、二人きりの時にかわいいでも何でも言うんじゃ駄目なの?

なんでそんなに他の人間がいるところで大っぴらに言いたがるの?

仕事でもよく言うじゃん、部下を叱る時には他の人のいるところで叱るな、見えないところで叱れってやつ。

それと同じだと思うんだけど。

anond:20210312231729

『「べき」と言ってるから操作誘導だ』っていう指摘してるけど、本文は「(男性側が余計なことを)言わないべき」と言ってるだけだって

元の文は「(女性感情を変えるために)アクションを起こすべき」とは言ってない。

自分の行動に自制をかけてるだけ。

一方でブレーキをかける目的は、エロいことのためだとは言ってるよ。

相手気持ち尊重して口説くことは当然できるし、口説く=モノ扱いじゃないよね。

余計なことを言わないように会話して、相手から好意を得て、最終的に口説くことを、「モノ扱い」と言われると困るんだが。

2021-03-02

「ブスのおばさんは若い美人よりも落しやすい」というのは偏見しかない。

それは事実誤認だ。

しろブスで30歳を超えた女性若い美人よりも口説くのが難しくしかもだいたい精神を病んでいる。

2021-01-26

LGBT界隈に馴染めないLGBT

女として産まれて、女を愛して生きてきた。

同性を友達以上恋人未満に持ち込むのが抜群に上手いというのが私の持つ唯一の才能で、人並みに振られたり傷ついたりしながらも女だからという理由で拒絶されたことがない。そんな環境を当たり前に享受して感謝すらしないくらいに、当たり前のように女同士で恋愛をしてきた。

男と付き合おうと思ったこともある。私がノンケの女と付き合うように、私と付き合う男もいつか現れるかもしれない。そんなふうに考えてデートしてみても、口説くならここじゃないだろとか今押せば流れでセックスに持ち込めたのにとか、余計なことを考えてしまう。イケメンだろうが金持ちだろうが気が合おうがダメだった。どれだけ打ち解けても、信頼しても、肌が触れ合っても、恋愛感情性的感情も持てなかった。そういうことを何度か繰り返して、どうやら私の恋愛感情イコールで、自分の子供を産んでほしいと思うかどうかだと悟った。

好きなタイプは色白で一重の骨格ウェーブ。余程相性が悪くなければ、性格はそう重視しない。いわゆるメンヘラも愛せるし、他人の陰口で盛り上がる女の子の意地悪な目付きも可愛い自分の子供を産んでほしいと本能的に思える女を愛し、自分のものにすることに達成感を覚える。欲しがるものはなんだって買い与えてやりたいし、こんなのはじめて、と言われることに喜びを感じる。元カノたちや近しい友達に男っぽい恋愛観だと言われるたびに、男に産まれた方が楽しかっただろうに、と思う。かと言って男になりたいわけでもないし、女をやめたいと思ったこともない。

セクシャリティ以外の場所でも女という理由での不利益を被ったことがない。痴漢にあったことは数回あるが、今まで生きてきた24年を振り返ってもそれくらいしか出てこない。ゴリゴリの男社会と呼ばれる業界就職したが、誰も私を女扱いしてこないし、結婚がどうとか彼氏がどうとか、そういうことも聞いてこない。企画会議でも女性ならではの意見は求められないし、お茶出しに使われたこともない。同僚の女たちはそういうふうに扱われることに不満を覚えているようだが、私はどこか羨ましいとすら感じている。GUやsnidelで購入した在り来りな服を着て、髪を鎖骨辺りで切りそろえて緩く巻き、カミングアウトすることもなく生きているのに。誰かにとっては理想郷なのかもしれないが、私はどこか、世界に置いていかれているような疎外感をずっと抱えている。

こういうモヤモヤした気持ちを明確に言語化したのは、LGBTコミュニティというものに触れたからだ。そこで私の疎外感ははっきりと輪郭を持ってしまった。

中学時代の後輩に誘われて新宿二丁目レズビアンバーに行ったときのことだ。

いわゆるリアル友達とそういった場所に来たことをバーママやお客さんは羨ましいと言い、元カノなのかと聞かれた。私も後輩も女が好きだがそういった関係になったことはないと伝えると、学生時代カミングアウトできる環境いたことは恵まれていると教えてくれた。学生時代、私は別に公にカミングアウトしていたわけではない。後輩も然りだ。お互いがストレートでないことをいつ知ったのかも覚えてない。思春期に悩みを打ち明ける相手いたことが羨ましいとも言われたが、私は後輩に好きな女をどこに連れていこうとかプレゼントはなにがいいだろうとか、そういう当たり前の恋愛相談しかしたことがない。

客のひとりがレズビアンマッチングアプリ出会った彼女と来週はじめて会うというような話をしはじめて、周りがレズビアン恋愛ネットが基本だということ前提で恋愛相談に乗り出したあたりから、私はもうついていけなくなってしまった。そういうアプリがあることすら知らなかったし、かつてTwitter出会った人と付き合ったときもごく普通にオフ会のあと家に泊めてセックスしたというだけの馴れ初めだった。会ったことない同性と付き合うという文化は、私には奇妙に思えた。思春期自分セクシャリティで悩むという経験を、私はしたことがない。女が好きだから女と付き合う。ただそれだけを繰り返して大人になった。振られたことも何度かあるが、私が女であることと相手にとって私が恋愛対象でないことは関係ない。私が男に産まれていたって、きっと私を振る女はいただろう。孫の顔を親に見せられないと嘆くパターンもあるようだが、親のために生きてるわけじゃねぇし、と思ってしまう。

抑圧されるマイノリティ葛藤共通言語のあの場所で、私は圧倒的マイノリティだった。悪い言い方をすれば少数派同士傷を舐め合うようなあのコミュニティが、私には合わなかったのだ。マイノリティマジョリティ世界で浮いてしまった。

それから私はしばしばTwitterLGBT系のタグを閲覧するようになったが、そこでもやはりリアルではなくTwitter出会って付き合う文化根付いているし、カミングアウトできないことやリアルの女と付き合えないことへの葛藤が渦巻いている。多くはセクシャルマイノリティであることを後ろめたく思い、恋人がいないことを嘆いているようだ。

彼女たちには、そういう生き方を選ばずにいられないような環境があるのだろう。私自差別を受けたことはないと言いながら公にカミングアウトしないのはわざわざ言うまでもないことであり、付き合ってほしいわけでもない人にそんなことを言って無用な誤解を受けたくないという気持ちもあるので、全く理解できない訳ではない。それでもやはり私は、このマイノリティ世界の中でも疎外感を感じている。SNSで声を上げセクシャルマイノリティへの差別と戦おうとする人々を見ると、私は一体なんだろうと思う。女体を性的に消費し、めちゃくちゃに種をつけて孕ませてやりたいと思いながら、それが叶わないことになんの不満も抱かない。孕ませたいと思うのは性癖の話であって、実際に子育てすることを考えるとゾッとする。いっそ真剣性同一性障害であれば、私は私を理解出来る。女の身体に産まれたけど心は男だから、好きな女を自分のものにしたいし、女同士で恋愛をするレズビアンにも馴染めない。しかし実際そうではないのだ。私は私の身体について、ピルとかゴムとか関係なく確実に避妊できてラッキーしか思っていない。

一方で、男にアプローチされると心のどこかで「うわっホモじゃん気持ち悪」とも思うのだ。当事者からと言ってLGBT理解があるとは限らないし、差別をしないということは、差別心を持たないということではない。気持ち悪いと思うのは仕方の無いことであり、感情個人自由であると思う。自分のなかの差別心と向き合って理解し、表に出さない。むやみに干渉しない。自分感情他人を傷つけない。それが真の寛容であると思う。それはともかく、どうやら私は恋愛史上において、自分を男として認識しているらしいのだ。そうでなければ自分好意を抱く男性に「うわっホモじゃん」とは思わない。

女として生き、女を愛し、自分にも他人にも女として扱われず、かと言って男になりたいわけでもない。私は一体なんなんだろう。中性という性もあるようだが、私は能動的に中性になりたいわけではない。そもそも中性ではないと思う。可愛い服を着て化粧をしたいし、美人だと思われたい。それと同時に、色白で一重で尻のデカい女をめちゃくちゃにしてたくさん孕ませたい。15人くらい嫁がほしい。一緒に二丁目に行った後輩には、男女の前に雄なんだよなぁと言われた。それは少しわかる。女であると同時に雄なのだ恋愛面を抜きにしても、テストステロンの塊みたいな性格をしている。それでも私の身体は女だし、女が好きだし、それで支障ない。

マイノリティであることはつらいことかもしらないが、マイノリティのなかでさらマイノリティであることもつらい。世界自分がひとりぼっちみたいな気持ちになる。自分が新種で、図鑑にも登録されていなくて、自分存在誰も知らない。そんなふうな気持ちになる。

誰か教えてくれ、私の性別はなんだ。私はどう生きればいい。この苦しみを、誰となら分かち合えるんだ。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん