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2022-07-13

タワマンが終わりそう

優れた土地はもはや売り手がおらず、大規模再開発が仕掛けられない。

都内はかつてのドヤや低所得向け団地、古い工場倉庫

埋立地といった「強権で立ち退きさせるのが容易な場所」に

次々とタワマンや大規模オフィスビルを乱立させた。

特に墨田区品川区江東区がひどい。

古い住民が目をそむけてきたエリアリブランディングして

強引に高級な雰囲気を作ってきたせいで、

地方出身者と外国人だらけになってしまった。

(ただし小金持ちが入居するので住民レベルはある程度担保されている)

かつて鉄道会社がこの手法成功してきたが、

その手法はすべて高度成長期の焼き直しでしかない。

現代では強引すぎたし、外資に頼りすぎた。

もう語り尽くされているが、

タワマン資産価値は今後目減りする一方となり、

バブル期リゾートホテルとまったく同じ道をたどる。

年々上がる管理費共益費修繕積立金

一般的マンションとかけ離れたメンテコスト

なにより、低金利を背景にした無謀なローン。

すべて導火線が異常に短い時限爆弾だ。

一見リセールバリューが高く見えても、

同じコストで次々に新築が出てくるなかで

ブランドで生き残る建物は結局「昔からいい土地だった場所」だけだ。

劣悪な立地を深く深く掘り起こして無理やり立てた楼閣は、

これ以上インフラ面の上積みも期待できず、

災害におびえ、ゴーストタウン化におびえ、

単位で「新築時がピーク」の、

成長期待値がない街の象徴に成り果てる。

もう不動産関係者ほとんどタワマンに住んでいない。

せいぜい一部の新しいもの好きが賃貸で住むだけだ。

本業の人ほど買わない。

同じ額を出すなら、立地のいい中古マンションを豪華にリフォームしたほうが、

圧倒的に安くて広く、リセールバリューも高く、ランニングコストも安い。

そして豪華な住まいにできる。

タワマンがゴージャスなのは外観だけだし、

そこに価値を見出す人は次々と引っ越ししまうのを、

不動産はいやというほど見てきている。

あと10年もかからないうちに管理崩壊するタワマンが続出する。

ビッグ3デベのハイレベルなハコでも、

すでに3割以上の管理組合は詰んでいる。

又貸しや投資用で居住実態がなかったり、

住人が非協力的で管理運営がままならないのがザラで、

総会が成立しない(組合決議で半数または2/3取る手段がない)。

結果、一部の良識ある住人ががんばったところで、

大規模修繕の積立金は慢性的に不足し、

自慢の施設は閉鎖されていく。

一時金を徴収しようにも、足並みが揃わないので成立しない。

お金がある人ほど、そういうわずらわしさから離れるために引っ越ししまう。

保育施設スポーツジムなどを併設しているタイプ悲惨

入居から10年ほどはいいが、子供が育てば住人の回転率が悪く、

施設稼働率の落ち込みを支えきれない。

施設利用料を上げてまで維持する管理組合は相当レアだ。

富裕層そもそも最初から富裕層向けの施設ヘルパーを使っている。

中途半端な自前施設をありがたがっているのは

見栄で住んでいるギリギリの層だけだ。

役所や小中学校など、各種公共施設の設置ペースも無計画すぎる。早晩破綻するだろう。

高島平三郷西川口あたりの大規模公団の失敗から何も学ばなかったのだろうか。

子育て世帯の入れ替わりが比較的うまくいき、

人口流入出がきわどくバランスしている

浦安光が丘ですら学校の統廃合が進んでいるというのに。

タワマン富裕層の一時のリッチな住居として今後も増えるだろうが、

投資対象としてはすでにほぼ終わっている。

住まいとしてまともに考える人も激減する。

まり、ローンで買ってもまともな値では売れなくなり、

中国不動産崩壊と同じ道をたどるだろう。

そして非常にお手軽な価格で手に入るタワマンの空室が世にあふれるが、

ローンと平行して支払うコストは増える一方なので、

結局一般人が住めるような建物にはならない。

空室率が高いほどランニングコストが激増していくためだ。

まったく遠い未来ではない。10年以内の話。

2022-07-09

転売ヤー自己正当化です

海外(主に中国ドイツアメリカから国内流通していないもの仕入れ販売する転売ヤーです。

商材は日用雑貨とかではなく専門性の高い品物です。酷い商売とか言う人がいるので自己正当化します。

まあよろしく

2022-07-05

システムを完全無停止にせよって妄言吐くタイプ人間

障害対策システム費用が利用料として跳ね返ってくることを理解してないよな。

通常時は、格安ランニングコストでその利得を甘受してるのにね。

すくなくとも法人に関しては利用できない状況への対策を定めていないことの方を恥じたほうがいいよ。

2022-06-15

anond:20220615004217

説明あったわ

2.貯水槽水道方式

kyusui-housiki_02

「貯水槽水道方式」とは、配水管からの水を貯水槽にためてからポンプ加圧して給水する方式です。病院学校ホテル工場、大型飲食店など一度に大量の水を必要とする施設や、災害緊急時供給必要とする施設は、貯水槽方式にしなければなりません。建物屋上に貯水槽を設置するなど仕様はさまざまです。

「貯水槽水道方式」のメリットとしては、貯水槽の規模を大きくすることにより、建物の規模を大きくすることが可能です。それに加え、断水した時でも貯水槽にためられた水を使用できます

一方、貯水槽が不衛生な場合安全な水が供給されない恐れがあります。設置者による定期点検・清掃等が必要であるため、それに伴う維持管理費がかかるのと、貯水槽には寿命があり通常20から25年程度で取り換えが必要となるため、ランニングコストはかなり高いです。

プラスして、貯水槽を設置するスペースが必要になるのもネックに。貯水槽は大小さまさまありますが、平均的には駐車場3台分ものスペースを要します。配水管の水圧を利用せずにポンプ使用するため、省エネではありません。

上記のような事情から東京都水道局では貯水槽水道方式から直結給水方式への切り替えを促進しています

https://www.flair-water.jp/column/tap-water/water-feeding-system/

2022-05-07

従業員50人ほどの中小IT企業のFLOSS活用事例 n = 1

弊社ではその設立当初、というよりも創業者(=私)が個人事業主だった頃から業務にFLOSSを多用しています
今回その事例を情報共有するためにエントリ作成いたしました。

従業員50人ほど(学生アルバイト含む)の会社です。ちなみにかなりボカして書きます

社内文書ODF

弊社では社内文書SDGs観点からペーパーレスに努めており……と表現すると些か格好付けすぎなので正直に言えば個人事業主時代印刷機複合機ランニングコストバカにならなかったので物理ペーパーへ出力するのを控えていた運用がそのまま法人化されても続いているだけです。

社内文書として用いられる文書フォーマットODF形式統一している……というかコレもまた個人事業主時代OpenOffice活用しており、現在社内で使われている主なオフィススイートLibreOfficeとなっています
注意点としては弊社がルールとして定めているのはODFを用いることでありLibreOfficeの利用を強制しているわけではないという点です。
従業員の中にはLibreOfficeを常用せず、AbiWordやGnumericを普段使いしている者も居ます
弊社は社外とオフィス文書ファイルをやり取りすることが一切なく、オフィス文書ファイル表現するには正しくないですが社外とはPDFをやり取りするくらいなので何か問題が起きたことが今まで特にないです。

えんたぁぷらいず……

ただ1つ問題があり、弊社はこれまでLibreOffice無償活用させて頂いており、これまでの感謝を示すためLibreOffice Enterpriseへの移行を考えているもの日本国内LibreOffice Enterpriseを利用するための情報が一切なく困り果てています
最悪、海外企業を頼る方法もありますサポート時間の都合などがあるため可能ならば国内で探したいと考えています。どうにかならないものですかね?
社内では「むしろウチがやったら?」なんて声もチラホラ聞こえますが……。

ちなみに社内デファクトスタンダードフォントはNoto Sans Japaneseです。一部でTakao(IPA)が使われています

OSの縛りを設けていない

弊社ではFLOSSを活用しているせいもあって特にOSの縛りを設けていません。何なら経理担当Chromebook使ってます
社内のOSシェアはChromeOSを含めたLinuxディストリビューションが5割、macOSが2割、残りがWindowsとその他です。

気になるであろう開発環境についてですが、Dockerを用いて開発環境統一化を計っており、その時々に応じてDockerコンテナを切り替えて開発しています
Dockerを用いているせいもありLinuxディストリビューションの社内OSシェアが高くなっているのです。
プライベート従業員は様々なOS選択しているようです。ゲームとかVR趣味であるならばWindowsしか選択肢ないでしょうしね。

ちなみに業務用のPCBYODで購入補助あります
結局は従業員現物給与として課税されてしまうだけなので「いくらでも良いけど高すぎるの買うと年収増えすぎて痛い目みるよ?」とは助言してます
会社はまとまったお金を出しているに過ぎないのでメリットデメリットがありますよね。

GNUプロジェクトソフトウェアは無申請で利用可

いちいち申請出す方もチェックする方も面倒なのでGNUプロジェクトソフトウェアは無申請で利用可としています
ただし制限公式リポジトリまたは弊社が安全だと判断しているリポジトリで配布しているバイナリのみという条件が付きます

本番環境ホスト先は色々

どこの会社もそうでしょうけれどもAWSAzureGCPなどたいてい大手に置いてますね、予算の都合もあるけれど。

デザイナーは主にWindowsを使っている

これは弊社が強制しているわけではなく、弊社デザイナーの第1号従業員Windowsユーザであったので惰性のままWindowsとなっているだけであり、中にはMac仕事している従業員も居ますし、状況によってLinuxディストリビューション(主にUbuntu)上で仕事しているときもあります

Linux環境では苦手なIllustratorAI形式などはSVGラスタ画像に落とし込んでもらって開発者適用するという運用になっています
社内では特定環境依存するファイル形式はとことん嫌われる傾向にあります(妙な仕事が増えるから)。

みんなGitが使える

開発者から経理デザイナーに至るまで弊社従業員はみんなGitが使えます
ただし使えると言っても全員がCLIからコマンドを打てるわけでなくGUIクライアントから操作しか出来ない者も居ます
主に使われているGitGUIクライアントGitKrakenです。

入社時の受け入れ教育LibreOfficeGit指導をすることになっており、全従業員が浅くともGitとは何ぞや?を理解している状態にあります
ちなみにGitリポジトリは主にGitLabへ置いていてUltimateを契約させてもらってます

社内にセルフホストしているGitLabサーバもありますが、こっちは従業員個人開発しているものを投げているようですね。業務にあまり使われていません。緊急時バックアップと思われるものがちょこちょこありますが。

プロジェクト管理ツールはopenproject.org

プロジェクト管理ツールはいろいろと試したのですがOpenProjectへ落ち着きつつあります
プロジェクト管理ツールの選定は各プロジェクトマネージャへ任せているのですが、旧来からあるRedmine操作性が近い上にGitLabとの連携も容易でなかなか良いとのこと。

社内チャットは主にElement(Matrix)

他社とのやり取りにSlackやTeamsやZoomが出てくることもありますが、社内だけで完結する際はたいていElementが使われています
これは当時インターン生だった弊社の現従業員若者の熱意と共に持ち込み、サーバを与えたら喜々として運用をはじめたので、それをきっかけに便利だったからそのまま使わせてもらってます

ぶっちゃけて言えば私個人のこだわりはチャットにありません。従業員が楽しそうに使っていればそれで良いんじゃないかと。
IRCとか持ち出されたら「今どきそれはどうなの・・・まぁ良いけど」って言うかも知れませんが。

会計はFreee

会計はFreeeです。特にこだわりはありません。たまたまWebブラウザから使えたのでFreeeとなってます

弊社は95%リモートワーク

残り5%は主に私が出社しているからw
社内にサーバがあるので私以外も出社してくることはあります基本的コロナ禍以降は全従業員リモートワークです。
そもそもコロナ禍以前でもリモートワークしてた気がしなくもないのですが当時は3割4割くらいだったでしょうかね?週に何度か出社して来ないが自宅からdoneしてくる従業員が何名も居たので。
タイムカードもElementのbotへ投げると自動的に処理するようになってます……が、実際のところ最後の処理で私が大目時間を付けてます。打刻を忘れることもあるしね。少ないより良いやろw

結局、郵送物(今ならコロナワクチン関連とか)を処理する必要があったりなど誰かしら会社に人が居なければならず、自分でも忘れがちですが創業者なので私が会社に居るよってことで私だけがほぼ出社するという状況になってます
オフィス処分も一時期考えたのですが、増員への教育とか考えるとやっぱりオフィスあったほうが良いよなぁなんて思ってそのままです。もしかしたら引っ越しするかも?

1つだけ申し訳ないことがあって、コロナ禍の状況下でどうやって増員したら良いのか教育したら良いのか私の能力を超えていまして現在新規募集を停止中です。いやホント申し訳ない。
事業軌道に乗った以降は毎年最低1人は取ろうねと古株と話していたんですが、こうなっては無理だよねと苦笑しあってます
どうやって世間の同規模中小企業新人教育やってるのか解らなすぎる。会社に誰も居ないじゃんと。

上場する気も更々ないし無借金なので、のん気にこのままゆっくりと会社を維持していきたいなぁと思ってます
早くコロナ禍終わらんかなぁ……。

2022-05-05

anond:20220505100017

歯列矯正ハーフリンガルでやってたから総額160万円ぐらいかな。

前髪の部分矯正カット込みで1万円ぐらいのランニングコストで済んでるよ。

2022-05-04

足クサの悩みを、水虫薬で解消できたかもしれない

思えば学生ときからずっと、足の臭いと戦ってきた。

貧乏なころは、なるべく草履サンダルなどを裸足で履いて、そもそも臭いが出づらくしていたし、

ある程度お金不自由が解消されてからは、

各社のデオドラントスプレーフットスプレー)や「ピロエース石鹸」などのグッズ類を試したり。

もちろん靴のローテーションを工夫したり、出社したらサンダルに履き替えたりしていたし、

グランズレメディなどの「白い粉」や銅製の効果を靴に入れたり酸性の液体に足をつけたり、いろいろやったなぁ。

消臭グッズの類はだいたいの場合それなりに効果があって、たしか臭いは減る。

とはいえ所詮は生き物の一部。ちょっと油断をすると臭いはすぐに復活する。

フットスプレーを吹き、靴には粉を振り撒き、靴をローテさせたり日に当てたり買い替えたりし、、、、

そこまでやっても人前で靴を脱ぐときにはちょっと緊張してしまう(今思えばメンタル的なものもあったのかもしれない)。

2020年コロナ禍で人前で自分の足をさらすことは激減し、

反面、万が一人前で足が臭かったら死にますね、という気持ちは高まった。

身体臭いにも慣性の法則みたいなものはあって、1回念入りに洗っても臭いは取れない。

したことはないけれども、たとえば1ヶ月足クサ対策を怠った場合

その後リカバリしようとしても、1週間くらいは臭いんだと思う。

なので、出かける機会は減ったのに消臭は油断ができない。

フットスプレーや薬用石鹸お金的にも手間的にもランニングコストが高くて、少しアホらしくなってしまった。

そんなとき日本皮膚科学会のページを見ていたときに、下記のページをみつけた。

Q25足白癬にならないようにするためにはどうしたらよいですか?

https://www.dermatol.or.jp/qa/qa10/q25.html

引用させていただくと「一番確実なのは水虫の塗り薬を指の間から足の裏全体に1日1回つけていれば、足白癬になることはありません」とある

えっ、アリなの?

となって、水虫の薬をネット通販で手に入れ、足に塗り始めてみた。

足クサの原因はなんらかの細菌的なものなので、これが歴然と効いた。

水虫に悩むおじさんたちの足は臭くなかったんだな。変なところで感心した。

問題は、これまでの処置よりも低コスト(楽で安価であるか、

というところだが、それは水虫薬のタイプによって大きく異なることもわかった。

クリーム、軟膏、スプレー、液体の順番で試してみて、

クリームは塗りやすいが高い。

・軟膏は硬くて塗りづらい(おそらく薬効は強いのだろう)。

スプレーは手を洗う手間もなく楽だが割高(コントロールしづらく、付けすぎてしまう)。

という感想をもった。

現在は、足クサ対策には液状の水虫薬が一番良さそうと落ち着いている。

ジュクジュクの白癬菌を退治したいわけでもないので、安い薬で十分なようだ。

言うなれば最新型の自動小銃ではなくリボルバー型の拳銃治安は守れるよね、という気持ち

ひと昔前にはカウンタ越しにしか受け取れなかったような、製薬会社エース級な水虫である必要はない。

ネット通販でたまにヤケクソのようにポイント還元があるとき

在庫処分と思しき枯れた製品ポチるようにしているのだが、おそらくフットスプレーを買い続けるよりも安価である

そして液体であれば足の指の間にチュチュっと垂らすだけなので手間もかからない。

製薬メーカーがもし、薬効薄め(副作用少なめ)、値段控えめ、使いやすさマシマシの水虫・足クサ予防製品を出したら、売れるんじゃないかな。

もし足クサにお悩みであれば、水虫薬をお試しいただけるとよいのではと思う。

2022-02-15

anond:20220215150909

まぁ、そこはいいんじゃない?

時間拘束される人がいなくなるし、ドライバーだけで10店舗回せるなら効率的とも言える

ただ、AI画像処理ランニングコストが時給1000円では全然回らないってとこだよね・・・

2022-01-06

anond:20220106115554

Suicaで決済出来るなら普通に便利では?

Suicaの利用ランニングコストに引き合うくらいの利用者がいたかは知らんけどな

任天堂くらいの規模感だと手数料の割引は当然されるのだろうけど

小規模小売店だと手数料が4%から7%とか言われてるしな

2021-12-04

嫉妬じゃねぇよ

Vtuberが嫌いだけどそれ云うとV豚が売れてるヤツに嫉妬してるだのなんだの言ってる

もこないだ増田見てたらVtuberって初期投資ランニングコスト滅茶苦茶かかるらしいじゃん

俺の中では仮に目障りでもビジネスモデルとしてよければそりゃ真似するんだけどそうでも無い様子じゃん

そうなってくるとVtuberってビジネスモデル自体害悪だよね

俺に認知させるな

2021-12-02

anond:20211202015421

いやいやもう全然違う、なんもわかってねーよおまえ。

あのな、Vtuberが短命なのはつの要因だ。

経費がバカたけえのと人間関係めんどくせえの二つだ。

そのいづれの要因もそもそもVtuberが分業制なところが原因なんだがな。

 

要因1 経費

ユーチューバー流行ったのはなぜじゃ?動画を作るのが簡単で安くて、その割に広告収入が良かったからだ。

撮影用のカメラ1台と編集用のパソコン1台、そしてパフォーマーである自分ひとりで始められたのがユーチューバー

初期費用が高くても数十万、月々の経費も自分が食えるだけ稼げればいいから年300万も売り上げれば十分食っていける。

一方のVtuberはどうかって?

初期費用だけで数百万。技術スタッフ一人、撮影編集スタッフ一人、営業一人、演者一人、統括一人の最小チームでも5人を食わせなきゃならない。(キズナアイの初期チームは5人だったらしい)

人件費だけで月100万以上かかるし、そこにスタジオ代、オフィス代やらなんや固定費がのっかってくる。

なので1000万売り上げたって大赤字、3000万でも自転車操業、1億くらい売り上げてようやくまともな生活をさせてやれるといったところ。

ちなみに上記黎明期活躍した3D企業勢での話だが、昨今主流となったlive2Dの生配信勢も大きくは変わらない。

とにかくランニングコストが高い。完全に個人でできるユーチューバー配信者に比べたら採算ラインが高めに設定されてる。

から打ち切り引退卒業といった形で契約終了、事業撤退で消えてくんだよ。

 

要因2 人間関係

上にも書いた通りVtuberは協業制だろ?まともに稼ごうと思ったら必ず分業する必要がある。キャラクターデザイナーモデラーエンジニア営業広報演者マネージャー

ひとりのVtuberの裏側には何人ものスタッフがいる。

このあたりの構造アニメ制作と似ているが、ひとつ決定的に違うところがある。

演者の力がバカ強い。

アニメ制作でいえばただのいちC.V.にすぎないところの演者が、Vtuberではプロジェクトの命運を左右するほどの力を持っている。

演者をクビにしようとしたり、入れ替えようとしたり、増やそうとしたりすると、高確率大炎上が巻き起こり、プロジェクト自体ポシャる

演者狂言炎上したこともあった。ここ数年に何度もな。

しかし、だ。

演者あくまスタッフの一人にすぎない。しかスタッフの中でも比較権限がなく、責任を負う必要もないスタッフ。多くの場合ただの個人事業主であったり、契約社員に過ぎないのが演者だ。

アニメ制作で言うところの原作者でもないし、製作費を出してる出資者でもない、プロジェクト成否の責任を負うプロデューサーでもない、ただの雇われスタッフしかないはずなのにな。

本来であれば他のスタッフと同程度の扱いであって然るべきなのだ実態は御覧の通り。

演者実質的権力が集中してしまってる。

この歪な構造が、数々の不和を生み出して、プロジェクト崩壊させた。

 

まあ結局のところ分業制ですげえ金掛かるのに所詮タレントビジネスしかなくて売り上げが小さいから無理が出てきて潰れてんのよ。

個人勢の方が長生きなのがその証左

2021-11-23

性欲逆転世界考察

もし性欲が逆転した世界があるとしたらどのような世界だろうか?

極めて簡単安価でかつ身体負担の少ない避妊手段がある

現実女性避妊手段一定施術必要であったり身体負担がかかる避妊手段であることが多く、

またピルのような経口タイプ避妊手段身体への負担以上にランニングコストがかかる。

そのため、性欲が逆転する前提として安価身体負担がかからず、女性自身の意志によって簡単避妊できる手段必要となる。

男はみんな賢者モードが基本になる

性欲が無い状態が基本状態なので、世の中の男は基本賢者モードとなるだろう。

また、男性には生理が無いためその状態が変動する要因も基本的に無い。

レイプ昏睡レイプがメインとなる

性欲が逆転しても肉体の差が逆転されない場合レイプの基本は昏睡レイプとなるだろう。

あえて避妊せず危険日にレイプを行い出産する行為は非同意生殖罪として犯罪となるものと考えられる。

「汚いおばさん」がエロ漫画ジャンルとして定着する

「汚いおばさん」が現実世界ジャンルとして存在しないのは性欲の非対称性によるものだが、

性欲が逆転した場合は汚いおばさんがイケメンレイプする漫画ジャンルとして成立するだろう。

女性の変質者が激増する(追記)

女性露出狂痴漢ほとんど存在しない理由男性の性欲が強く女体の需要が高いかである

性欲が逆転した場合は当然女性痴漢露出狂現在男性痴漢露出狂に取って代わるだろう。

 

他にある?

2021-10-25

anond:20211025155617

ランニングコストは0やろ。ソーラーパネルほとんど故障せんで。

これに対するレスでその返しはないやろw

顔真っ赤になってないか?冷静になろうなw

2021-10-07

anond:20211006211009

かに騙されている可能性はある。何度だって再考してもいいだろう。

共産主義、つまり富の分配を嫌がるのは損をする平均以上の資本家、そのとおりだ。

だが平均以下にとって「共産主義」がソレに対してお得と言い切れるのかという点はまだ一考の余地があるように思う。

均されるということは、平均以上稼いでも何のアドバンテージもないということである政策で別の形でアドを設けようとしても、そういう勾配が格差を生むだろうから許されないだろう。共産主義的な考えなら

高所得者の実質税率が低いだ何だ言っても、高所得者層が税金の多くを負担しているのが現状なわけだが、これを負担するために頑張る理由が慈愛か趣味ぐらいしかなくなる。

一部の物好き除いて、やめちまうか海外行くわな。

すると当然税収がガクッと下がる。つまり平均も下がる。平均上層の頑張る理由がなくなる。負のループだわな。

資本主義根付く国に共産主義を持ち込んだらそういう方向の下がり方をするのは間違いない。

もちろん実際やるならそんな負の方向に進まないよう、愛国教育なりでモチベ上げる運動をするだろう。

で、このモチベ上げをどうやるかっていうのを考えた時に、自由主義的な国はとことん相性が悪い。

民主主義の利点は色んな人の意見を取り入れて最大幸福を目指すところにあって、一番のモチベが金・資本とかの「自分たち利益」って事考えたら、まぁ間違いなく資本主義に逆戻ってとりあえず総収入上げようとするだろうし。

というあたりを考えると、強い共産主義独裁政権からしか生えてこない。

じゃあ弱い共産主義ならどうだろうかっていうの考えたら、富の再分配程度ならもう取り入れてるよねって。分配の割合の調整は色々議論はあるだろうけど、結局そこの調整でいいよねってなる。

中国共産主義限界感じてそのモチベのために資本主義的なところを取り入れてるからある意味弱い共産主義と言えちゃうかもしれない。ウイグル自治区だのの話を聞くと再分配がちゃんとできてるのか怪しいし。

というか取り入れすぎだし格差はアレだし、中央が強い独裁政権なところ除いたらもう資本主義とさして変わらんくねっていう気さえしてくるけど。

じゃあ今の技術で最強の共産主義は作れないのか、というのを考えると、これも怪しい。

パフォーマンスうまい政治家とか聞こえの良い政策を出すところを選ぶとこは変わってないし、システムとしてヒトラーを弾けるような構造になってるわけでもないし。(独裁になりにくいシステムはあれど)

計画経済政策に従わせるほどの強権を政府に与えることは多分民衆が許さないし。今あるもの自由化の一方だろうし。

インターネットは色々な情報をもたらしてくれたけど、自由主義的な国民管理社会を嫌がるし。

第3次AIブーム商業的にも有用な様々な利益提供してくれて、マザーコンピュータには程遠いし。そもそもコンピュータランニングコスト人間より高い始末だし。AI責任能力ないし。

強いて言うなら統計取って国策きめるぐらいのことはまぁやってるよ昔からビッグデータなりで情報は増えたけどそんな大層な感じではない。

失敗から学んで次こそは……みたいなのあるかもしれないけど、残機は俺たちみたいな状態でやりたくないし……

資本主義一辺倒良くないよね、共産主義エッセンス気持ち取り入れる分にはできるよね、富を分配してみよか、というところはもうあって、今現在

低所得者高所得者資本を独占してずるい!」

高所得者低所得者の分も負担させられて!」

みたいなバランスで、可も不可もないところにはあるよね。

法人から金取れの動きあるけど、法人って家みたいなもんだし。内部留保だなんだ言われてるけど、絞って体力落ちたとこはコロナ禍生き残れなかったろうし。そもそも多くの人間にとっての収入源だから法人は。金の卵を産む鶏みたいなもんよ。増税議論はあるべきだと思うけど、金のなる木みたいなノリで軽率に叩いていいようなもんとは思えない。

結局、「格差を作らずにモチベを上げたり生産性を上げようとすると、独裁・強い権限がいる」「独裁はポカると軽率に詰む」「強い権限自由主義が嫌がる」あたりを根本的に脱せずに居る今、現状に更に取り入れるべき「共産主義」は浮かばいから「共産主義人類にはまだ早い」としか言えんかな。

精々ベーシックインカム的なキッツイ富の再分配制度を追加するとかそういうとこだけど、それは今ある社会保障・格差是正の延長でしか無いのではないか

これ以上共産主義に何を期待しているのか?

深夜テンションで頭全然回ってない状態で書いたので文章まとまってるか怪しいけど、ガバガバガバガバをぶつけたもんってことで許してや

2021-10-05

anond:20200522004219

これEOL対応をまた繰り返すことになるのがしんどいので

ConoHa Wingに移行しました。とくに不具合も起きてないし、普通にサクサクなので

切り替えてよかった。ちょっとだけランニングコストは上がったけどEOL対応がなくなったので嬉しい

2021-09-26

技術革新が進まないと再エネで電力賄うのは無理じゃないか

太陽光は曇りだと終わりだし、もし日本住宅全戸に設置するコストが高すぎる。

雪国だと冬は雪積もって無理。

夏場も太陽光パネルが高温になると効率が下がる。

風力は風ないと終わりだし、そもそも日本で常に風が期待できる場所がほぼないので欧米みたいにいかない。

他の水力、地熱、揚水はメインにできるほど目途がたってないので無理。

廃炉とかの問題はあるけどランニングコストは低い原発でつないで再エネの技術革新待たないときびしいんじゃないか

2021-09-17

ガチャと#精子提供しま

NHK「それでも子どもをもちたい 広がるSNS精子提供」を見ててぼんやり考えてたらちょうど親ガチャトレンド入りしてたので消化させてくれ。

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4582/index.html

わたし平成生まれ この国の景気は下がったニュースしかほぼ聞いたことがなく、  

豊かさは一部のものしかないハリボテで、その実ずっと昏く見える。  

腐ったものにはフタを、バズったツイートにはクソリプを。  

エンタメですらわかりやすくかみ砕いたもので満足して、他人感想解釈を読むことですべてわかったような顔をして、  

政治家でも芸能人でも失言をしようものならヤフコメで重箱の隅をつつき回し、追い込み打ちのめしたことで正義面をしている。  

いびつ薄っぺらなこの国をわたしは貧しいと思う。  

  

ガチャなんて言葉が生まれるくらい目に見える格差があること自体、あるべき国の体制として破綻していると思うけれど

令和の時代清貧なんて言葉を崇めている時点でお察し。  

島国特有とも言われる排他的な体質・価値観は、多様性を認める今の時代フィットするまで多分まだまだ時間がかかるのだろう。  

  

わたしのうちは生まれからずっと貧乏で、何かにつけうちは貧乏なんだから、と言われて育ってきたし実際そうだったんだと思う。  

それでも今思うとネグレクトもされず貧乏なりにお金をかけてもらったと思うが  

(この国に於いての子育て、本当にお金がかかるよね 世の親の立場の人たち、本当にすげーという気持ちしかない)  

いわゆる“普通レベルのくらしをしてきた家庭とは常に一本、うっすらと線が引かれているように感じていた。  

友達からそれを態度で示されたこともなかったので実際にその線を引いていたのは自分なのだろうけど  

普段の会話の端ばし、おさがりでない服や持ち物の買い替え頻度などから生活水準の違いを子供ながらに感じてしまっていた。  

  

幼いころの母親の影響力は大きかった。  

母は若くから働いていたらしく、本人曰く学がなかった。  

(そこで困ったことも多かった経験から習い事はいろいろさせてもらった、というかさせられた)  

母が自分卑下して言うので母には学がないのだと染みついていて見くびっていたのだと思う、  

母はわたしを褒めたけど、母自身を貶めて褒められる自分に対して自己肯定感を育てることはできなかった。  

なぜならその人間からまれ自分の程度なんてたかが知れているとわかっていたからだ。  

  

進路で悩んだときに、進学するという考えは生まれもしなかった。  

頭の出来はまあ普通だったので進学をしようと思えばできたのだろうし  

進路指導先生には進学を進められたりもしたけれど おおよそそんな余裕があるとは思えなかったし、  

奨学金をもらってまで進学したところで程度の知れている自分に何ができるとも思わなかったので、そのうち諦めることばかりが上手になった。  

  

結局、それはずっとコンプレックスとして残り続けている。  

いまだに学歴でふるいにかけられることは少なくないし、給与体系やキャリア選択肢が異なるのもざらだ。  

学歴でふるいにかけ続けた職を転々とし、取り繕った生活をしては逃げて、を繰り返してきた。  

(と言いつつ、バックレる胆力はないのでこちとらいつでも円満退職よ)  

一番薄っぺらなのはわたしの方で、自分を変える努力なしに何者かになれるわけでもないのだから何をか言わんやだが  

一緒に仕事をしていてどんなに頭の回転が遅く要領の悪い人間も、実はみなそれなりの暮らしをしていたりする。  

この身で思い至る前にそれを知りたかったが、知る努力を諦めたのは自分の方だ。  

  

人生を変えるのは努力次第、努力は決して裏切らないというのは耳ざわりのよい言葉で  

これらは100%の嘘ではないけれど、この場合努力とは、何かを犠牲にする程のたゆまぬ努力が結実された場合を指すことが多いと思う。  

しか低賃金に明け暮れる人間には血のにじむような努力をする余裕はない。  

努力にもお金が要るのだ。  

(あとは運要素もあるだろうが、諦めスキルレベルカンストすると運に対するスルースキルも高確率で発動してしまう)  

  

運で親ガチャの話に戻るが、思い返してもわたしは「この親じゃなかったら」と思うこともあるし  

親が云々よりそもそもまれてきてしまたことを恨めしく思う。  

  

人生の先輩に出会うと、結婚しても子供を産まない選択肢もあると言ってもらえたり、  

子供を産み育ててからの方が人生が楽になった話を聞かせてもらったりもして、  

人生の主役から一度自分解放してやりたいと思うことはあった。  

多分これも親ガチャから報われる乱数調整方法ひとつなのだろう。  

  

でもわたしは誰かと生きることも考えていないし、子供を産む気もない。  

この経験を共有したところで所詮わたしだけのものだし、もし子供を産んでも自分のような人間を増やすだけで幸福にしてやれるとは思えない。  

結局傷つくくらいなら最初から誰にも何にも期待しない方が楽だからだ。  

ネグレクトの末にわが子に手を・・というニュースを見るたび、自分はそっち側になる可能性が存分にあるぞと己を戒めている。  

高齢出産が増えた今、あと10年以上は続く呪いだ。  

  

親にかけてもらったお金を返せるわけでも、孫の顔を見せてあげられるわけでもなく  

我ながらコスパの低い仕上がりで申し訳ないと思うが  

貧乏なのに子供を産んだのだからしょうがないと思ってもらうしかない。  

ここまでの無思考他責的で浅慮な言葉が出てきてしまうほど、わたしには生れ落ちてしまたことが恨めしい。  

  

だってやっぱり土壌が整っていないのに生みたい・育てたいはエゴだと思うもの。  

  

その土壌を少しでも肥沃にするのは国の務めだとは思うんだけどね  

中身が古いままなのにラベルだけ張り替えて先進国のような顔をするな  

サスティナブルとか言ってないで先ず自国を持続可能な形に整えてくれ  

  

できれば産み育てる環境が整っていて子供を持つことを望む方たちには母子ともに健康に、  

難事なく産み育んでいただきたくお祈り申し上げたいところですが  

何せ献血納税選挙権行使くらいしかできることがない  

  

今はひとりでも楽しいことを見つけて生きているけど、人間はみないつかは死ぬ。  

死ぬまでずっとお金の苦労には付きまとわれる、しか老いるにつれてランニングコストはどんどん膨らむばかりだ。  

息が止まるということは単純に苦しいのでわたし積極的に迎えたくないけれど  

お金から解放されるなら早く迎えたいとも思う。  

  

せめて安楽死できる国に行く旅費と費用くらいは賄えるようになりたい  

なんてあかるい未来なんだ。

2021-09-16

皆さん、「ベース電源」って言葉は忘れないでください

https://anond.hatelabo.jp/20210912143002

https://anond.hatelabo.jp/20210911215734

割と無理がある話なので、注釈を入れようと思うよ。

まず基本的なことを確認すると、「ベース電源」、もしくは「ベースロード電源」っていうのは、コストが安くて24時間定常に発電する電源のこと。消費の変動に追従するのは難しいけど安い火力や原子力発電を動かしっぱなしにすると良いよね。という話。

そういう話なので、再エネの値段が原発などより下がって、再エネで24時間まかなえるようになったら、わざわざ「ベース電源」という言葉を使う必要はなくなる(原発も火発も廃止される)。というのは正しい。で、「メリットオーダー」という言葉は、各電源のコストを並べているので、「メリットオーダーで再エネが勝ってるから原発も火発もいらねぇ」、というのは一見正しそうに見える。でもそこには2つ落とし穴がある。

1つ目の落とし穴メリットオーダー=電力価格の順番」ではない

これは、元増田も言ってるけど、限界費用(発電に必要ランニングコスト)で決めてるというのがトリック限界費用はざっくり言い換えると燃料費もっというと発電設備建築費などの初期費用は含まないもの。でも冷静に考えたら、初期費用だって消費者負担してるはずなんだよね。メリットオーダーはあくまで電力卸取引市場での指標であって、消費者が支払うコストには初期費用減価償却的に含まれる。にもかかわらず、メリットオーダー主義で再エネを増やすとどうなるか?国民負担する電気代がドコドコ上がるのである。逆に言うとそのつもりがないなら原発や火発はまだまだ現役になる。この手の話に興味のある人なら、「太陽光は高い」、「原発は安い」という話を聞いたことがあると思う。これとメリットオーダー云々は実は矛盾なく両立するのだけど、これはメリットオーダーには初期費用などを含まない、というカラクリがあるから成り立つ話。

ドイツなんかはこの辺無視してメリットオーダー論などでゴリ押しして脱原発と再エネ増強を推し進めてるので、電気料金は2000年代の倍にまで膨れ上がっている。これについては、ドイツのような「再エネを増やすためなら国民が苦しんでも構わぬ」スタイル菅直人日本でもやっている(一般消費者電気料金に、高いのに無理やり増やした再エネ分の価格再エネ賦課金として上乗せされている)ので他人事ではない。一般消費者産業界から批判されて減速しているが、今でも再エネ増強至上主義国民負担軽減派で綱引きをしている状態である

なんであれ、メリットオーダーなどではない、本当の意味で「再エネの方が原発や火発より安い」日が来ない限り「ベース電源」という言葉は生き続ける。

2つ目の落とし穴ベースロード分まで再エネでまかなえるほど電力網は強靭ではない」

要は、再エネを増やしすぎると電力網が変動に耐えられず破綻するよ。って話。再エネは出力が安定しないが、電力というのは24時間365日「消費電力=発電電力」でないとならない。雨の日で太陽光パネルが発電しなくても工場は動くし、風の強い日にガンガン風車が回っても消費者は寝てるかもしれない。これを逸脱すると、普通に停電が起きるようになる。ヨーロッパアメリカ一部地域停電が多いのはそれも要因になっている。

現状再エネの変動にどう対処しているかというと、まずは広めの地域で電力網を接続することで、変動をマシなものにしている(平滑化)。つまり「こっちの地域は曇って太陽光の発電が減ってるけど、あっちは晴れてるから変動がマシになってる」的なやつであるとはいえ、それは限界があるので、日本場合だと揚水発電を含む水力発電のような変動に追従できる電源が吸収して最終的には帳尻を合わせている。そして、そこの吸収力を超える分は電力会社拒否している。無理に吸収すると電力価格が上がるからである

ヨーロッパドイツの先導で「吸収できるかどうかなんて関係ねぇ、再エネ増やすぞ」をやってるので、電力会社(というか電力網)は再エネを拒否しない。ヨーロッパ日本より広いので平滑化は上なのだけど、それでは足りないので変動を全然吸収しきれてない。どうしているかというと、値段が上がる代わりに変動に追従できる火力発電を炊いたりしてなんとかしている。前述の電力価格上昇の一因にもなっているし、ドイツ気候変動対策も掲げて再エネ増やしたはずなのに、二酸化炭素排出がなかなか減らないという状態に陥っている。

現状「再エネ先進国」として元増田が想定しているであろうヨーロッパ各国は、原子力や火発をベース電源的に動かしている(のでそもそもその時点で「ベースロード電源という概念は、再エネ先進国ではもう意味がなくなった」はおかしいのだけど)ので、再エネで本当にベース電源という概念を捨てるためにはもうひと頑張り再エネを増やす必要があるのだけど、実際にはもう相当無理が来ていて、元増田推している電力卸売市場でも「負の電力価格」がちょくちょく出てきている。つまり「金を払って再エネで発電した電力を吸収してもらう」という状態である。今の所負の価格発動はあくまで短時間ではあるが、更に再エネを増やせば当然こういう時間は増えることになる。この辺さらに無理をすると、発電屋さんから電力網への電力の売値が平均値でも下がりすぎるということなので、再エネ発電屋さんは初期費用を回収できなくなるので発電事業が成り立たなくなる。この辺は1つ目の落とし穴とも絡む話である

てなわけで

ベース電源が消えるためには上記解決しないといけないが、現状は解決していないので、ベース電源という概念はまだまだ現役である。というのが結論。まぁ、ドイツの電力価格ガンガン下がったり、火力発電の発電割合が下がって来ないうちは、そのへんは解決されてないと思って良い。

おまけ、なんかデロイトとかいうところがレポートを出してるって言ってたけど?

基本的ヨーロッパ政治は、日本的な「実現可能そうな目標を掲げる」ではなく、「最初に無理な目標を掲げて、何年もかけて実現可能レベル修正する」という流れがあって、有権者もそれを許容しているところがある。ドイツ脱原発とかもそう。それは別に必ずしも悪いことじゃないのだけど、最初のぶち上げのときにもそれなりの論理が求められるので、政治家がハチャメチャ目標を掲げる時にはシンクタンクによるハチャメチャ試算がくっついてるのがヨーロッパである日本でも少子化対策について政府が出してる試算に無理がありすぎるとかって時々話題になる(いつの試算でも2~3年後には出生率がV字回復を始める試算になっている)が、ヨーロッパでもそれはあるというか、よりひどい傾向がある。なのでヨーロッパ発信の先進的なアイデアについて、それらしい試算が出ていても眉につばを付けたほうが良いよ。って話。

そういう背景があるので「baseload outdated」とかってググるとそういう記述は出てくるかもしれないけど、今の所はそういう記述活動家が「そういうことにしたい」から書いてるだけだと思って良い。まぁ、そもそも日本語でも「ベーシックインカムをやるしかない!」とか「英語学習には「ながら聞き」が最適解!」とか突飛な記事なんかいくらでも出てくるので、そもそもある記述グーグル検索で引っかかるからってそれがその言語圏での常識ではないよね。というリテラシーも欲しいところである

ネットが普及して不労所得何某が多いけど"ガチ"の不労所得ってないよね

ここでいう不労所得について定義しておくけど、

・初期の時間的コストが低い(1年未満、できれば2,3か月で達成できる)

ランニングコストが低い(金銭的、時間的にも低く見積もれる)

継続性がある

 

上記定義でいうと、

・親から不動産相続して不動産収入だけで生きていけます

くらいしかないよね

 

直近のhotentryで見たFIRE達成しましたの人も結局稼働時間は少ないけど持ってる不動産飛び回って管理したり新しいの買ったりしてるし

あんまり不労所得って訳じゃなさそう

 

他に不労所得ってなるのってどういうのがあるかな

2021-09-14

anond:20210911215734

限界費用(1単位供給を増やすのに必要コスト)がほぼ0」ってことなんだよ。なんせランニングコストメンテ費用以外は0で、あとは自然エネルギーを使って設備勝手に発電してるわけだからね。

「ただより高いものは無い」主義者のワイ、ここに詐欺臭さを感じてしま

2021-09-11

皆さん、そろそろ「ベース電源」て言葉は忘れてください

anond:20210910190224

ここでもうダメなのギャグ

ベース電源とか知ってる?

元増田ではないけれど、ここで「ベース電源」て言葉を出すのは、それこそギャグなっちゃうよ。

電力卸取引市場が導入された地域では、もう「ベース電源(正確にはベースロード電源)」て概念消失しつつある。「メリットオーダー」って言葉検索して調べてみて。元増田も言ってるけど、再稼動運用・停止という一連のフローに多くのコストがかかる発電設備で作る電力は、コスト面で再エネに負けて市場に買われなくなる。火発も原発もそうだし、実は再エネでもバイオマス火発はそれにあたる。

これは再エネの本質的特性の割に、多くの人が見過ごしがちなことなんだけど、太陽光・風力・地熱・(揚水してない)水力などの燃料不要な再エネの根本的優位性は、環境にやさしいとか何とかじゃなくて、「限界費用(1単位供給を増やすのに必要コスト)がほぼ0」ってことなんだよ。なんせランニングコストメンテ費用以外は0で、あとは自然エネルギーを使って設備勝手に発電してるわけだからね。

から再エネ発電事業者は、卸取引市場で多少でも値がつくならその値段で売る。償却費用を考えたら採算が合わなくても、発電しちゃった電力を捨てるよりはキャッシュインがあるぶん得、ということ。

から再エネは、電力卸取引市場では一番最初取引され、買われていく。これを、メリットオーダー(コスト比較による取引順位)の最上位に来る、という。再エネで確保しきれなかった電力量、たとえば翌日の想定需要電力量に対して不足する電力を、電力小売会社メリットオーダーの次の順位にある、再エネの次に安い発電設備から買う。

現状だと、メリットオーダーで再エネの次に安いのは、だいたい原子力石炭火発で、次にLNG火発、石油火発…という順で並んでいる。つまり原子力は、理論的にはもはや固定的に市場に電力を供給し続けるベースロード電源ではなく、一番安い再エネ系電力が全部買われた後に、まだ足りない分だけ買われるスポット電源になっている。いまは原子力発電所がある地域の多くで「まだ足りない分」がそこそこあるので、原子力発電の電力も全部買われて、さらに足りない分が火発で補われてるという状態だけど、それはあくまで再エネ導入量がまだ少ないかたまたまそうなってるだけで、原発が「ベースロード電源」だからではない。フランスでは、時間帯によっては効率の悪い原発不採算状態になっている。

再エネに変動性という欠点があることはよく知られてるけど、再エネ化が進んでいる地域の多くでは、太陽光と風力が時間帯的にも季節的にも補完関係にある(昼は太陽光/夜は風力が優位、夏は太陽光/冬は風力が優位)ので、メリットオーダーの最上位という立場は、再エネ群全体で見れば24時間・365日、揺るがなくなっている。

別の言葉で言えば、原発化石燃料火発の発電設備は、再エネの導入量が増えるとともに、メリットオーダー上の位置が悪くなり、電力を買われない時間や日が増え、稼動率が落ち、収益性が低下し、事業的に成立しなくなっていく宿命にある。しかも、稼動と停止に時間と手間がかかる発電設備は、スポット価格の採算が合わなくても簡単には止められない。止めたりつけたりするごとに余計な金がかかるし、一度止めたら、売りたい時にすぐ売れないから。つまりこういう発電設備原発は、将来的には、実際に採算が合う価格で売れるかどうかもわからん電力を、ウラン燃料を燃やしながら作り続けることになる。元増田原発の稼働・休止コスト言及してるのは、そういうこと。


今は欧州でも米国でも、この認識が定着しつつある。安田先生記事とか読めばわかるよ。

https://www.energy-democracy.jp/1002

日本でも、電力卸取引市場の拡大と洋上風力発電の導入が進めば、これと同じことになる。

まあ、くどくど書いても予備知識ないとわかりにくい話だよね。だから今日はこれだけ覚えて帰ってください。ベースロード電源という概念は、再エネ先進国ではもう意味がなくなった」はいもう一度。ベースロード電源という概念は、再エネ先進国ではもう意味がなくなった」。以上、よろしくお願いします。

(追記しました。続・皆さん、そろそろ「ベース電源」て言葉は忘れてください

2021-09-10

anond:20210910142249

糞しょっぱい会社で働いてそう

短期的な利益だけ追及してたら、無駄ランニングコストが莫大になったりするんやで

2021-08-30

anond:20210830131703

初期投資よりもランニングコストのが嫌がられたな。というかアプデとか保守理解できないっぽい。

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