はてなキーワード: 歌手とは
結構少数派なんかな?
CD VS サブスクの話を見ると、いつも「物理媒体のCDを所有する」か「サブスクだけで音源も所有しないか」の2択みたいな話になりがちな気がする
自分の場合は学生時代からずっとレンタルに頼っていて、CDはよっぽどほしいアルバムか、レンタルや配信販売もしていないものぐらいしか買ってない。
辺りなのかなと思う。
あとは大量のCDをレンタルしてリッピングしている間に歌詞カードやライナーノーツを読んだり、Wikipediaでその歌手やアルバムの背景を調べたりする時間が楽しいというのはある。
この辺は趣味というか、どこかのラーメンハゲじゃないけど「情報を食ってる」部分はあるな~と思う。
(なのでここ数年、レンタルCDの実店舗が潰れているのはだいぶ寂しい。TSUTAYA DISCASとかでレンタルしてもジャケットやライナーノーツがついてこないんよね…)
近い将来必ず詰むと思う。
歌い手とはいっても、世の中には歌が上手い人間はめずらしくない。10人くらいでカラオケに行けば1人は上手い人がいて、その10人中の1人が数人集まったのが自分のような歌い手ユニットのメンバーだ。
その素人にモテの魔法をかけるのが二次元のイケメンのイラストであり、歌い手ユニットの主なターゲットは三次元アイドルに抵抗のあるオタクの女子層で、YouTubeでの無料コンテンツが主体になるので自然と低年齢向けになっていく。
企画なんかも子供に人気のゲームだったり、お菓子食べるやつだったり、おおよそ成人男性じゃない姿を演じることになる。
それ自体は多かれ少なかれ、なんらかの表に出る仕事をしてる人には存在すると思うが、低年齢向けの商売はとにかく疲弊と収入が割に合わない。
ここで言う低年齢は小学校高学年から中高生くらいを指すんだが、金銭面ではほぼ必然的に親金を頼ることになるので、他のコンテンツに比べるとファンの購買力の面で弱い。
多くの歌い手ユニットは、バイト代全部を注ぎ込んでくれるような学生とパパ活なんかで稼いでるとしか思えない謎の層の投げ銭に支えられている。
ただ、YouTubeで小中高生向けでやっていくと、1000人規模のライブハウスから始まってアリーナとかのライブまでの動員が確保できるようになる。
なぜなら親も一緒についてくるパターンが多いから、思ったよりチケットが売れるのだ。おかあさんといっしょのファミリーコンサートと同じ。
ただ、日程は平日の倍くらい金のかかる土日だけになるし、単発のアリーナができても大した収入にはならんので、箔をつけるだけで赤字。
かといって全国ツアーができるのかというと、ほとんどのグループはできてない。
地方にファンがいないわけじゃないが、地方の低年齢層のファンにはまったく購買力がないし、普通のアイドルやバンドと違って関東からどこまでも遠征するタイプのファンもほぼいない。親はライブにはついてきてくれても、遠征までは許さないのだ。
似たコンテンツだとYouTube主体でガワを被って歌ってるってところでVtuberが近いと思うが、Vはとにかく寿命が短い。中の人の友人が言うには長時間配信とリスナーとの距離の近さが精神と肉体にだいぶダメージを与えるらしい。あとたぶん事務所によるマネージメントが機能してない。
絵の歌い手はVほどファンとの距離も近くなく、寿命が短くないからダラダラ続けてしまう人も多い。周りにも、ちょっと売れてる40代のおっさん歌い手みたいなのがごろごろいる。
この「ちょっと売れてる」っていうのは音楽で食えてるわけじゃなくて、転売とかバイトの副業込みでなんとか生きてるレベルの話だ。
ニコニコの歌い手全盛期にちょっと売れた人は、おっさんになった今もあの頃の話をしながら大した金にならないインターネットカラオケマンを続けていたりする。
今一生懸命に歌い手コンテンツを追いかけている学生たちも、もう少ししたら自分の年齢に見合ったコンテンツにそれぞれ流れていくだろう。
学生のなけなしの小遣いによる投げ銭で日銭を稼ぐハリボテ自転車操業で、ライブはいつも赤字。こんなのが長く続けられるはずかない。
とっととグループを見限って他の芸能にチャレンジするなりなんなりすればいいのだが、そもそも歌い手には自分含めて“歌い手”というガラパゴスすぎるスキルがない。
YouTuberにしては面白くないし、アイドルにしては踊れないし、歌手にしては歌が上手くないし、そもそも芸能人にしてはビジュアルが良くないという悲しい真実がのしかかる。
このままだらだら続けていたら、少女漫画みたいな絵柄を貼り付けた40代歌い手になるのかと思うと足元が寒くなる。早く一般人になりたい。
先月、パート先で本部社員を呼んでの集計研修があったのだけど、癖つよつよな先輩の集計ミスがつもりにつもって数万円の違算に膨れ上がっていたことが発覚し、研修どころではなくなった。それで、今月の最初の集計がまた研修になった。
研修当日の朝、研修担当の社員の人から、「私が店に着くまで絶対に集計業務を始めないように。お金を触らないように」という内容が丁寧語で書かれたLINEが来た。私と癖つよつよな先輩の出勤時間は9時だが、社員の人が店に到着予定の時間は10時だった。その間の一時間は、協力して通常業務をするように、とのお達し。
それで、私は乾燥機の埃を取り、癖つよつよな先輩は店の内外を掃き掃除し、店内床のモップかけをした。作業は9時50分には終わったけれど、社員の人の来る気配がない。
「来ないですねー」
と三回くらいぼやき合ってから、不意に癖つよつよの先輩が言った。
「そうですねぇ、読s」
「あたしは追っかけ!」
「追っかけですか」
「そう、追っかけ。○○○○(某全国的に有名な歌手)と同時期にデビューした、歌謡曲を歌ってる歌手を追っかけてるの。写真あるよ」
若くてイケメン……だけど、20年以上前に流行った髪型……○○○○と同世代というと私よりも少なくとも5歳は年上……なんかすごいな、色々と……。
と、そこから本部社員の人が来るまで、癖つよつよの先輩の20年にも及ぶ推し活の話を興味深く聴いたのだけど、その話をまんま書くのは面倒なので、てきとーに書く。
・癖つよつよの先輩は推しのマネージャーと繋がっていて、連絡を取り合う仲。
・推しは知名度は○○○○ほどではないが、全国各地を興行している。
・だが最近推しは知名度が上がったのか、大きな箱にしか来なくなった。
・昔は県内にも推しのファンが癖つよつよの先輩以外にも沢山いたのだが、今は推しと同ジャンルの歌手が他にもいるせいで人気が分散してしまい、今リアルタイムで推し活してる県内のファンは癖つよつよの先輩くらい。
「え、推しって、呼べば来るもんなんですか?」
「そーよ。マネージャーに電話して、何月何日にどこそこに集まるから来てって言えば来てくれるよ」
「知らない世界観だぁ。てっきり私は、推しとは遠きにありておもふものかと」
「呼べば来るのよ。まあ、お金はかかるけどねー。だからファンの皆で少しずつ出し合って、呼ばないとなのよー」
なんだろう。明らかにメン地下ではないのだが、それよりも推しとファンの距離が近いっぽい。
たまたまつい最近、演歌歌手はテレビ出演よりも全国各地のドサ回りで食っているって話を他の人から聞いたんだけど、そういう演歌歌手は地方の温泉地にあるスナックとかに呼ばれて歌いに来るとか。それと似たような話だろうか。癖つよつよの先輩の推しは、演歌歌手ではないらしいけど。
コンビニバイトの方の仕事仲間の推し活女子(某有名VTuberを無名だと思い込みながら重課金し続け追っかけている)が聞いたらすごく羨ましがりそうだ。
50代のオッサンから見る20代後半の女の子の話だから、そこに食指がわかない奴らはすまないが帰ってくれ。
その店は居酒屋とバーの半々くらいのところで、カラオケもあって、遅くまで営業しているので、主にカウンターに座るオジサンの常連客と、テーブル席に座る次に来るのがいつになるのやらという若い新規客が入り乱れている。もちろんオッサンは常連側である。
そして予約やら先に来ていた客やらであれよあれよという間にオッサンはその女の子の隣に座ることになったのである。
その子もオッサンも会釈をしたあと会話の糸口を見つけられずなんとなく携帯をいじっていると、店主の女の子(32)が、「増田さん!その子ノニちゃん(仮称)って言って、最近よく来てくれるようになったの!ノニちゃん、この人は増田さん。いい人だから乾杯くらいしてみな!」と言うので、オッサンの酒が来たタイミングで乾杯をした。
ノニちゃんはどうやらウイスキーが好きで、1ヶ月に1杯、知らないウイスキーを、ストレート→ロック→ハイボールの順番で飲んでみるらしい。
「ここのお店は色んなウイスキーがあるので、種類の数がこのままだったら2年は飲めちゃいそうです」
ノニちゃんはそう言って笑った。ほぼ角ハイボールしか嗜まないオッサンにとっては異文化である。
メガネをかけていると垢抜けないだとか、デブだとか、目がギョロっとしていて怖いだとか。
出会った時のままでも十分すぎるほど可愛くて、でも「デブ」という言葉に対抗して減量したり、メガネを外してカラコンをしてみたり、それに対して「目が強いよね」と言われて結局またメガネに戻したりする姿は、努力家なことを思わせた。
お店のカラオケでジェネレーションギャップを感じながらも、オッサンのわかる歌として歌ってくれたヘッドライト・テールライトはオッサンの心を鷲掴みにした。
歌声についても賛否両論あるらしく、「いつか絶対全員に上手いねって言わせてやる」と息巻いていた。オッサンとしてはノニちゃんが歌手デビューして、こんなところでは歌えなくなってしまうのが心配である。
そしてオッサンとノニちゃんはなんとなく会えば話す仲になり、なんならオッサンはノニちゃんにハマり、ノニちゃんにシャンパンやらワインやらをご馳走したり、オッサンとノニちゃんが隣に座った日はノニちゃんの会計はオッサン持ちになったりしたのである。
連絡はしてくれる。飲みにも行ってくれる。オッサンの大好きな笑顔で喋ってもくれる。
ただ、ノニちゃんは自制が効かなくなっているというか、自暴自棄になっているというか、そういう状態が目立つようになった。
ノニちゃんはどうやら仕事を辞めたらしい。ほんの数週間前まで「ほんとに楽しい!天職だと思う!」と嬉しそうに語っていた仕事を辞めたのだから、相当のことがあったのだろう。ただ、懲戒免職や会社都合退職ではないと本人から聞いた。
店主の女の子:ダイアさん(仮称)は、最近ノニちゃんが危なっかしくて仕方ないから、オッサンがいる時だけでもちょっと気にかけてくれると嬉しいと言っていた。もちろんオッサンはノニちゃんが好きなので普段から気にかけているが、より気にかけて見てみた。
すると飲み放題を頼んでいるとはいえ前より圧倒的にスピードが早く、飲んでいるお酒の量は増えていた。
以前ノニちゃんは「私はゆっくり飲まないと長持ちできないから」と言って、飲み放題で元が取れるちょうどの量を飲んでいた。
それがゆっくりなのか疑問に思う人もいるかもしれないが、ノニちゃんのスピードは元々それくらいだ。
長持ちできない飲み方をしているのに長居して、結局限界を感じて吐いてしまう前に帰るということがよくあった。
この日オッサンは飲みに出かけていないのだが、ノニちゃんは1人で飲みに来たという。
そして面倒なタイプのオジサンに絡まれ、断りきれず次のお店に連れていかれた。
そして次のお店でホテルに行かないかと提案され、ダイアさんに助けてLINEを送り、ダイアさんはその場から早く逃げるようにアドバイスを返している。
ノニちゃんは友達にも連絡して友達の危機を装って逃げようとしたが、せめて出された酒は全部飲んでいけと恫喝されて、飲めばこの場から逃げられると思って飲んで店を出たところまでは覚えているらしい。
ノニちゃんの次の記憶は、路上で座り込んでしまってホストのような人に水を渡されたこと。
そしてその次の記憶は警察に声をかけられ、救急車に乗り込んだことだった。
少なくとも今までの自分なら、そもそもダイアさんのお店から出ていかないし、変なオジサンに連れていかれた変な店で飲むならグラスがあいてないのにトイレに行かないし、トイレに行ったとしても「ちょっと休憩」とでも言って何か別のソフトドリンクを頼むし、と後悔が止まらない様子だった。
仕事を辞める前のノニちゃんが出来ていたことが、出来なくなっているという。
ダイアさんは心配がっているし、ノニちゃんもこのままでは嫌だと言っている。
50代のオッサンから見る20代後半の女の子の話だから、そこに食指がわかない奴らはすまないが帰ってくれ。
その店は居酒屋とバーの半々くらいのところで、カラオケもあって、遅くまで営業しているので、主にカウンターに座るオジサンの常連客と、テーブル席に座る次に来るのがいつになるのやらという若い新規客が入り乱れている。もちろんオッサンは常連側である。
そして予約やら先に来ていた客やらであれよあれよという間にオッサンはその女の子の隣に座ることになったのである。
その子もオッサンも会釈をしたあと会話の糸口を見つけられずなんとなく携帯をいじっていると、店主の女の子(32)が、「増田さん!その子ノニちゃん(仮称)って言って、最近よく来てくれるようになったの!ノニちゃん、この人は増田さん。いい人だから乾杯くらいしてみな!」と言うので、オッサンの酒が来たタイミングで乾杯をした。
ノニちゃんはどうやらウイスキーが好きで、1ヶ月に1杯、知らないウイスキーを、ストレート→ロック→ハイボールの順番で飲んでみるらしい。
「ここのお店は色んなウイスキーがあるので、種類の数がこのままだったら2年は飲めちゃいそうです」
ノニちゃんはそう言って笑った。ほぼ角ハイボールしか嗜まないオッサンにとっては異文化である。
メガネをかけていると垢抜けないだとか、デブだとか、目がギョロっとしていて怖いだとか。
出会った時のままでも十分すぎるほど可愛くて、でも「デブ」という言葉に対抗して減量したり、メガネを外してカラコンをしてみたり、それに対して「目が強いよね」と言われて結局またメガネに戻したりする姿は、努力家なことを思わせた。
お店のカラオケでジェネレーションギャップを感じながらも、オッサンのわかる歌として歌ってくれたヘッドライト・テールライトはオッサンの心を鷲掴みにした。
歌声についても賛否両論あるらしく、「いつか絶対全員に上手いねって言わせてやる」と息巻いていた。オッサンとしてはノニちゃんが歌手デビューして、こんなところでは歌えなくなってしまうのが心配である。
そしてオッサンとノニちゃんはなんとなく会えば話す仲になり、なんならオッサンはノニちゃんにハマり、ノニちゃんにシャンパンやらワインやらをご馳走したり、オッサンとノニちゃんが隣に座った日はノニちゃんの会計はオッサン持ちになったりしたのである。
連絡はしてくれる。飲みにも行ってくれる。オッサンの大好きな笑顔で喋ってもくれる。
ただ、ノニちゃんは自制が効かなくなっているというか、自暴自棄になっているというか、そういう状態が目立つようになった。
ノニちゃんはどうやら仕事を辞めたらしい。ほんの数週間前まで「ほんとに楽しい!天職だと思う!」と嬉しそうに語っていた仕事を辞めたのだから、相当のことがあったのだろう。ただ、懲戒免職や会社都合退職ではないと本人から聞いた。
店主の女の子:ダイアさん(仮称)は、最近ノニちゃんが危なっかしくて仕方ないから、オッサンがいる時だけでもちょっと気にかけてくれると嬉しいと言っていた。もちろんオッサンはノニちゃんが好きなので普段から気にかけているが、より気にかけて見てみた。
すると飲み放題を頼んでいるとはいえ前より圧倒的にスピードが早く、飲んでいるお酒の量は増えていた。
以前ノニちゃんは「私はゆっくり飲まないと長持ちできないから」と言って、飲み放題で元が取れるちょうどの量を飲んでいた。
それがゆっくりなのか疑問に思う人もいるかもしれないが、ノニちゃんのスピードは元々それくらいだ。
長持ちできない飲み方をしているのに長居して、結局限界を感じて吐いてしまう前に帰るということがよくあった。
この日オッサンは飲みに出かけていないのだが、ノニちゃんは1人で飲みに来たという。
そして面倒なタイプのオジサンに絡まれ、断りきれず次のお店に連れていかれた。
そして次のお店でホテルに行かないかと提案され、ダイアさんに助けてLINEを送り、ダイアさんはその場から早く逃げるようにアドバイスを返している。
ノニちゃんは友達にも連絡して友達の危機を装って逃げようとしたが、せめて出された酒は全部飲んでいけと恫喝されて、飲めばこの場から逃げられると思って飲んで店を出たところまでは覚えているらしい。
ノニちゃんの次の記憶は、路上で座り込んでしまってホストのような人に水を渡されたこと。
そしてその次の記憶は警察に声をかけられ、救急車に乗り込んだことだった。
少なくとも今までの自分なら、そもそもダイアさんのお店から出ていかないし、変なオジサンに連れていかれた変な店で飲むならグラスがあいてないのにトイレに行かないし、トイレに行ったとしても「ちょっと休憩」とでも言って何か別のソフトドリンクを頼むし、と後悔が止まらない様子だった。
仕事を辞める前のノニちゃんが出来ていたことが、出来なくなっているという。
ダイアさんは心配がっているし、ノニちゃんもこのままでは嫌だと言っている。