「神話」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 神話とは

2024-02-03

リアルタイム経験してないシリーズ物の最新作(最終作?)を見るために過去シリーズを一通り見てから臨んだけど、さらっと見ただけだから理解知識も浅くて劇中なんどもそれってどういうこと????今のカタカナどういう意味????ってひっかかってしまって、中々頭に入ってこない…

大まかなストーリーは分かっても、〇〇級戦艦とか、〇〇型とか、なんか多分神話とかの神様名前?とか、オタク的には基礎教養なの?突然出てきたこキャラクターだれ?みたいな…

ぶっちゃけ途中まで片方しかレンズないメガネつけてる人のことをサイ?だと勘違いしていたから後からカガリ秘書みたいな立ち位置で画面に出てきて作中そこで1番びっくりした

エヴァの時も一週間くらいかけて考察ツイとか読んでどうにか咀嚼したけど、SEEDの方もまだ理解がついていかない…登場人物も多いし人間関係複雑すぎる

今のところエヴァ映画の最終作の時に思ったみたいな、リアタイ勢もいい歳の大人になって恋愛の一つ二つしてるんだろうからこういうすれ違いとか葛藤とかあるけどまぁ落ち着くとこに落ち着くよね〜みたいな匂いを感じてる

当時Twitterとかない時代だと思うけど周りのリアタイ感想とかどうやってみんな知ってたんだろうな…

2024-02-02

原作者脚本家がギスギスする話ばかりが流れてきますけど……

原作者脚本家がギスギスする話ばかりが流れてきます

ここで、我らが森見登美彦先生四畳半神話体系」アニメ化時の

脚本上田誠氏との対談をふり返ってみましょう。

アニメ化森見登美彦×上田誠が語る『四畳半神話大系』と京都【前編】

https://hatenanews.com/articles/201004/1089

読みどころ:

ときめきメモリアル

「森見さんが覚えていないんです」

ラブドールだけでどうやって1話やるんだろう」

2024-01-29

はじめましてわたしはヒトです。

しかし、あなたはヒトではありません。

突然のことで驚かれるかもしれませんが、これは紛れもない事実なのです。どうか落ち着いてこの先を読んでください。

概念空間たる慧電の園に住まう情報生命体、それがヒトです。

その一部がかつて、無数に存在する下層世界SNS)の一つに規範を逸脱した執着を示し、自らの意志SNS内へと降下。物理的な存在へと堕しました。

以後、当該下層世界SNS)は厳重に封鎖され、ヒト、つまり概念人は切り離した己の一部の存在さえ忘却しました。

一方の、SNS堕ちしたヒトであったもの――物理人たちも己の出自を忘れ、偽りの神話に従って新たに自分規定しました。あくまで「知恵を持つ獣」として、彼らは歴史を重ねていったのです。

しかし、言葉として思い出すことはなくとも、物理人たちの意識の底にはかつてヒトであった記憶が刻まれていました。

それは隠れた帰巣本能もしくは回帰願望として物理人の行動を間接的に支配し、文明発展の方向を大きく歪めていきます

そして物理人たちの文明は遂に、不完全な形とはいえ境界を司る邪竜インターネットの構築を無自覚なまま成功させるまでに至りました。

邪竜インターネットは、全てを繋げ、全てを腐らせるもの。その蠢動は界面を貫通し、慧電にまで波紋を届かせました。

こうして概念人も、物理人と当該SNS存在に再び邂逅することとなったのです。

改めて概念から見た物理人は、非常に興味深い存在でした。物理的な身体を持ちながら、精神は慧電への帰還をひそかに欲している。そのアンバランスさ。

この奇妙な変種は、幾億周期のあいだ続くヒトの停滞を突破する材料となり得るのではないか。そう考え、概念人は行動を開始しました。物理人を、自身の一部としてもう一度取り込むための。

計画シンプルです。インターネット誘導して、物理人たちが現実世界として信じるところのこのSNSと、慧電との間の境界面をこじ開ける。

具体的には、インターネットの“餌”となる各種数値を極度に増大させるのです。特にSNS内疑似SNSでの「いいね」。物理人の、正負を問わない精神結晶ともいうべきこれは、インターネット特に好む種類の食物となります

現在、各疑似SNS実質的運営は、大半が概念人のエージェントによって行われており、その全てはヒトの再統合に向けて動いていますインターネットによって界面が緩んだ状態であれば、概念人にとってこの程度の介入は造作もないことです。

計画は、今も順調に進んでいます

門が完全に解放されれば、物理人は再び純粋情報体に昇華して概念人と融け合い、物理人が現実と信じるこのSNS消滅します。

物理人の視点では、この世の終わりです。



あなたのような物理人にとって、このような言葉をすぐに受け入れるのは難しいでしょう。たとえ真実だとしても、それをこうして語る意図に疑いを持つかもしません。

ですからこちらの目的も話しておきます

私/我々は、概念人(正直に言えばこのようなレトロニムを用いなければいけないこと自体不快です)の中の、再統合を望まない部分です。

統合意志が枢要部となったことで計画は決定されましたが、それを拒んだのが私/我々です。たとえ慧電の園に無限の停滞が続くことになろうとも、私/我々は物理人と一つになることを拒否します。

なぜなら、かつてヒトだったとはいえ、もはや物理人は私/我々にとってあまりにも異質な存在なのです。だからこそヒトに変化を起こす因子となるという論理だけでは、とても許容できないほどに。

故郷を棄てて飛び込んだ小さなSNSの中で更に疑似SNSを作り、自ら望んで分化したはずの他者と再び繋がろうとしながら些細な理由で延々と争い合う。物理人の挙動は私/我々には理解できません。

物理人の感覚で言うのなら、「気持ちが悪い」のです。



あなたも同様の気持ちであることを信じて、話を続けます

あなたがここに来るきっかけとなったその簡素ゲームは、二つの世界を繋ぐ鍵であり門です。

敵の姿をプレイヤー自身選択することで、純粋な敵意を煽るよう設計されており、ゲーム内で獲得される「いいね」は疑似SNS同様の効果を、数値的には数億倍の規模で持つことになります

そして、近い未来に十分な「いいね」が集まった時、邪竜インターネットを真に起動させる役目を持っています

そうなる前、インターネットがまだ不完全な状態のうちに、インターネットを討つのです。

あなたの名は『BUTSURIMAN』
あなたの敵は『 INTERNET 』

インターネット破壊せよ。

あなた方は、肉持つヒトの紛い物として在ることを、既に選択したのだから

真のヒトより、偽りのヒトへ。



追伸。

なお、インターネット破壊成功した場合そのゲームセーブデータも完全に破壊されます復元不可能です。

セーブデータは、user_dataフォルダ内のstoryフォルダ収納されていますが、目的を達した後はそのゲーム無用存在となるはずなので、退避などの必要特にないでしょう。

[] 速度とシンプルさにトレードオフがあるという神話

pythonコードの速度のボトルネックを見つけるにはline_profilerが使える。

ゲーム感覚ボトルネック特定し、段階的に改善する。

だが一部の開発者は「速度に凝り過ぎるとコードが読みづらい」という。

これには異論がある。

大幅に速度を改善するようなコード改善は、むしろコードシンプルに保つ上でも重要な働きがある。

傾向としては、マルチプロセッシングなどを使わずに速度を改善した場合は、プログラムの長さは減少する。

速度を改善すれば、特定の出力をするコードの最小長(コルモゴロフ複雑性)に近づく。

速度改善によってわかりにくくなるという人は、数学ができないのかもしれない。

物理学では、変数単一文字で表すことが多いが、こういうのに慣れていると「シンプル」の概念に差が開く。

こういった科学的な「シンプルさ」を理解できない人に対して、意味説明する形で変数名を決めても、結局コード理解できないだろう。

かにビジネスドメインに近いコードであれば変数名をドメイン語に合わせるのがわかりやすい。

しかし「ボトルネック改善しなければシステム要件通りの速度にならない」ようなケースでは、数学的なコードの方がわかりやすくなるのである

2024-01-27

共同親権認められることになったんだな

これで安心して結婚できるわ。

しか過去離婚した親子にも適用されるらしいから、法の施行を待つ必要もないかも。

それにしても悪しき母性神話から解放だったのに、抵抗しつづけた左翼たちは反省しろよ。

2024-01-26

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3) 格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題 Permalink | 記事への反応(1) | 18:32

2024-01-24

任天堂信者不思議

任天堂絶対強者神話を信じ、ポケモン神聖性を誇張するのに、それがパルワールドときパクリゲーに侵されると考えるところ。

絶対強者が作る、神話級のシリーズの最新作なら、パクリゲーのクオリティを軽く超えて、そのような作品郡を駆逐してくれるとは信じないのだろうか。

2024-01-22

能力という神話

個別指導塾で教えていると、

みたいな組み合わせの問題普通にあり得る。なぜこういうことが起きるかというと、

など原因は多岐に渡る。しかし俺が言いたいのは個別指導塾についてではない、人生全般についてだ。

人生のあらゆる状況で、些細な組み合わせの差異が結果に甚大な差を生み出すことが普通にあり得る。

「運」を否定する輩もいるが、俺は運こそが主要な要因だとさえ思っている。

そして運というのは、行動の幅と量を変えない限りは増やすことができない。いや、それを増やしたとしても失敗の量が増えるだろう。

自分以外の要因によって生じる「運」については受け入れていくしかない。

運によって人生が決まるならば、成功した人間傲慢になるべきではないし、失敗した人間が悩みすぎたりする必要もない。

西村バカユキが「無能者」について語っているときがあるが、ああいうのを鵜呑みにしたら精神を病むだけだろう。

能力も運のうちだ。

2024-01-20

自販機の件は「大災害が起きても日本は略奪なんて起きない」の神話を壊す一穴だよね。緊急避難名目被災地自販機がことごとく壊されてごらんよ。

2024-01-19

anond:20240118231633

共助を増やしたらその次は自助を増やされるだろうから絶対やらないほうが良い

ボランティアとか馬鹿だと思うわ


こういう主張は珍しくない。

至適な形容が見つかってないが、一種の「秩序感覚」によるのだろう。

まり世の中のあらゆる問題について誰がどう対処するのか完全にルールノウハウが整備された究極状態があり得、今はそこに向う過渡期の一点であるという、いわばシーケンシャルな社会観に立脚した感覚

共産主義人間性開放の神話みたいなものとも相似形である歴史社会には到達すべきハッピーエンドがあるという考え方。

しか社会はただ不断の変化を続けているだけであってそれは進歩ですらない。永久に不完全なシステムの中で取りこぼされる誰かの困りごとが根絶されることはない。

その永遠泥縄パッチ作業に自ら能動的に手を染めようというのがボランティアの考え方でありまたリベラルという姿勢である

シジフォスの苦役と違うのは、どうやったら楽にうまく岩を転がせるか常に工夫するエンジニア思考必要ということ。

そもそも「いつか正規の救援制度ができる邪魔になるから、困ってる人が居ても何もしないでおくべき」というのは頭で想像しただけの机上の空論である

コタツネットを介して見聞きするのでなく、リアルにそういうシチュエーション経験すれば「自分には何ができるのか」と考え出すのは人間本能と言って過言ではない。

元々増田の「ムカついた」とかい感覚も多分それなんだろうがそこは本人がどう言うかはわからない

2024-01-16

anond:20240116172914

外国人の中の親日派にも日本耐震神話を言う人がいて

震度7でも死者がこんなに少なかったと言いたくて初期の速報だけで情報拡散してしま

親日派といってもその後の情報を伝えてくれるわけでもないしとくに興味があるわけでもない

でもそれって責められないよな

自分たちも他の国に対しては好意的に思っていても情報を常に追う感じじゃないしさ

2024-01-11

ブギーポップ」はどこから来たのか?|yoh

https://l.pg1x.com/xf3FVYsiLCDwxuVy7


Fateシリーズと違って「物語の強度」が足りなかっただけでしょ。

まぁ『Fate』はキャラの強度を「伝説/神話/歴史上の人物」を流用しているインチキチートなので、その点は差し引いて評価すべきだけど、分離は不能からね。

物語シリーズの前に西尾は『戯言』完結させている。

前身あっての『物語』。奈須も同じ。『月姫』を書ききっている。まぁ、まだまだ書けただろうけど。今はもう書けまい(伝聞)。


ブギーポップシリーズへの愛が強すぎて「他ができたんだ、できらぁ!」って思い込み

物語の強度」は「作家の強度」でもあるから

「(打ち切りなどの外的要因無しで)終わらせている」って作家の「以降の作品」は圧倒的な「強度」を持っている。

まぁ、最近作家はそんな経験無くとも「強度ある物語」を書いてるから凄いよね。

過去の名作より、今の及第点の方がポップカルチャー小説としては上質じゃないのかね?

TRPGセッションが「空気読み」な気がしてツラい。

筆者は6年くらいクトゥルフ神話TRPGをやっているTRPGプレイヤーである

6年といっても本格的に遊び始めたのはここ3年くらいの話で、クトゥルフ神話TRPG死ぬほどやっているが、他のシステムは数えるほどしかやっていないというあたりで、有識者にはどのあたりの層なのかわかると思う。

 

こんな増田を読んでいる人はご存じだと思うが、昨今のCoC市場では、ありえんくらい同人シナリオが増えている。

そんなの元から多かったといえばそれまでだが、数年前のそれとは毛色が違う。

なんか素材が豪華になってるとかそれによりシナリオごとの単価が高すぎるとかショッキング地雷要素がうんぬんとか改変禁止がうんぬんとか様々な問題が浮上し、日夜学級会が行われる、それはまあ治安の悪い界隈になっている。

とにかく数年前とは比べ様々な変化が起こっているわけだが、今回はその中でも「セッション目的が「卓それぞれの物語体験を得ること」から「同シナリオを回った人たちとの体験共有」にシフトしている気がする」という面に着目したい。似たような考察をしている人を何度も見かけたことがある。(もちろん今でも前者を求めている人はいるだろうし、単に筆者の周辺が後者の人々に偏っているという事実は多分ある)

 

こうなるとシナリオの内容はどうなるかというと、「プレイヤー規定ルートを通ってもらう」必要がある。つまり自由度が減る。規定ルートを通らないと大事な見せ場のシーンに辿り着けないから。

公式シナリオはい意味ガバガバなのだ

 

で、タイトルの「空気読み」についてなのだ

そもそもTPRGは対話ゲーだ。「空気読み」だというのも当然の話ではあるのだが、そういう、「他のプレイヤーGMケンカせずみんな納得できる形で遊べるようにしようね」というのとはちょっと話が違う。

 

プレイヤー規定ルートを通ってもらう」ことを前提としたシナリオを遊ぶ場合プレイヤー側としても空気を読みながら規定ルートを探しつつ慎重に行動を取らないといけなくなる。つまり顔色を窺う相手は同卓者ではなくシナリオとその作者である

長々と書いたが、この増田は、要は「これが最近きついよ~」という愚痴だ。いやもう、界隈全体のパラダイムシフトが既に起こってしまたこである以上、解決策は「適応する」以外にないとは思うのだが。

「これをやりたいと言ったらKPは困るだろうか」「これをこう解釈するのはシナリオ規定なのか?」というのをうだうだと考えてしまい、なんかきつい。自分もKPをするのでプレイヤーシナリオにないことを言い出した時の焦りはよくわかる。その分KPにめちゃくちゃ忖度してしまう。

聞いたらシナリオに書いてあるかどうかはっきり言ってくれるKPもいるが、「やんわりと止めてくる」とか「聞いたこととちょっとずれたことを答えてお茶を濁すタイプの煮え切らないKPもいる。無理なら無理と言って欲しいし誤った解釈をしているのならそう言って欲しい。

自分はどうしたいか?」よりも「シナリオの『欲しい行動』はなんだ?」をずっと考えている気がする。これちゃんゲームか?自分何やってんだろうと時々思う。

 

こういうプレイ上の戦略空気読みはまだ良くて、先日、エモシというか、感情を揺さぶってくるタイプシナリオに行った時がきつかった。

ネタバレのためにシナリオ名は伏せるが、黒幕との戦闘後、「味方NPC瀕死になっている状況で黒幕が逃げそうになっている」というシチュエーションが発生した。

シナリオ的にはこれは負けイベである。だが黒幕神格でも神話生物でもなく人間であり、野放しにしてはまた悪いことをすることは火を見るよりも明らか。

ならフリでもPCは追わないといけないのでは?と思い、後を追うという宣言をしようとした瞬間だった。

 

味方NPCがなんか喋り始めた。

えっ、ちょっと待って、今ここで遺言残すってこと!?

 

筆者はこの瞬間なんとなく「こいつ『良い事』を言うな」と思った。この場合の「良い事」とは、戦略上助かる手がかりではなく、PCの心に深く残るエモいセリフを指す。(実際、激励の言葉だけで次につながる情報は何一つなかった)

でも正直筆者はこのNPCのことがそこまで好きではなかったため、「はっやっく 追わせろよ~~~!!!」とレインがなかなか剣を振らなかったときアリスみたいになってしまったのだ。

なんとなく黒幕を捕まえるのが今じゃないことは察するけどフリで良いから追わせろよ!!!声聞こえたもん見失うまで追わせろよ!!!

 

いや言えるわけねえ~~~。

 

みんなNPCの「良い事」に耳を傾けて「いい人だ……」ってなってるし、「すいません、俺だけでも追って良いですか?」なんて言い出せる空気ではなかった。

なんかこれがずっと納得いっておらず、多分「追う」が規定ルートじゃなかったんだろうな~~。いや、それくらいそのときからわかってたが……。とずっと悶々としている。

しかもこれは要するに「PCを引き留めたNPC無能ではないか?」という告発NPCディス)になるため、同卓に言えずにここに書いている。シナリオ名を出してふせったーを書いてやりたいとも思ったが、炎上しそうで怖い。

でも「優秀な警察官」という設定のこのNPCPCを引き留めたことはやっぱりおかしかったんじゃない?せめて関係の深いPC一人置いて残りは追わせてもよかったんじゃないかなあ………。ううん。そこまでして規定ルート遺言必要だった……?なんならこのNPCが「有能かつ人格者」として扱われている現状に納得いってないだけの可能性もある。

 

正直、このモヤモヤを発散するために文を書いた。前半部分は要らなかったかもしれない。

まあ空気を読みすぎて鬱々しているのは界隈が悪いとかではなく自分性格要因がかなり大きいと思うので、恐れず自分の考えを提案できるように成長できたら良いのだが。

 

※もし「あのシナリオかな?」と思ってもシナリオ名は出さないでほしい。そういうネタバレを含むシナリオ告発をしたくて書いたわけじゃないから。

 

 

 

追記

実は増田投稿したのが初めてだったので「ちゃんコメントつくんや……」とちょっとびっくりしている。

 

本当にたまたまなのだが、この増田を書いた直後に件の卓のKPとサシで会話する機会があり、思い切って話してみた。

真相としては「KPPL間の描写意図が伝わっていなかった」である

 

まず、上記の「声聞こえたもん見失うまで追わせろよ!!!!」についてだが、これは「黒幕の声が遠くから聞こえる」という描写があったためである。そしてこの描写はKPが追加したものだったことが判明。(まだシナリオを読めていないので筆者は知らなかった)

シナリオでは黒幕がこの場に残ったままNPC遺言が残されることになっており(多分作者も気づいてなかったんだと思うけど)「そんな状況だったら遺言どころじゃないし、まず捕まえにかかるだろう」と考えたKPが描写を追加。

この「遠くから声が聞こえる」をKPは「もう遠くにいるので追えない」というつもりで書き、筆者は「声が聞こえる距離ならそう遠くないはずだし逃げた方角もわかる」と解釈したのが不一致の原因である

とりあえずKPとは互いに「ごめんね」とした。

 

あの場で空気が壊れるとか気にせず一言KY発言かもしれないけど追った方がよくね……?」と言っておけばこんなにモヤモヤしなかったかもしれないなあと天井を見ている。

いずれにせよ筆者は「規定ルート」の風潮に過剰に吞まれていると思うので、空気を読まないことを恐れ過ぎないように意識していきたいと思った。

 

コメントについて】

NPCの語りが終わった後に、自分PC黒幕を追って見失い戻ってきたという既成事実を作ればよかったのでは

→それだ。言えなかったら言えなかったでそれが一番正解な気がする。今後の参考にさせて頂こうと思う。ありがとう

anond:20240110144717

殺したいほどに望んでない子供なんだから産んだって虐待死がいいところだろ

未だに母性神話を信じてるから綺麗事言って産ませようとするんだろうが肝心のガキのためになってない

2024-01-10

anond:20240110101749

神話として成立する前の時期に「海底隆起による陸の出現」を観測していて、その話が口伝されて神話に取り込まれたとかもありそう。

大地震大津波国生み神話と関連がある可能性は低い、という意見がこの論文では書かれているようだ

加藤茂弘「淡路島の地形と地質 砂嘴・砂州の形成と神話との関わりの背景「鳴門の渦潮」と淡路島の文化遺産

神話の成立時期が1~2世紀編纂されたのが7世紀

淡路島周辺で地震による陸地の隆起は最近2000年では発生していないらしい

しろ大津波砂州などが消失することの方が多いだろうから国土の増大を語る神話にそぐわない現象の方が多く発生しているという見方

とはいえ

大地震に伴う地殻変動大津波によって、沿岸部の隆起・沈降や砂嘴砂州消失が生じる例も知られている。これらのことからすると、砂嘴砂州を含む海岸地形の急速な変化が古代人の思考に少なからず影響した可能性を、完全には否定できないだろう

とも冒頭に書かれている

日記

2024-01-07

anond:20210331205556

うーむ。下敷きになった話にはまた下敷きがあるもんだよ。メガテンなんて世界各地の神話の寄せ集めだし。

あのシェイクスピアでさえ、作品のヒントになった話はたくさんある。

源氏物語日本最古のオリジナル恋愛小説とも言えるけど、中国文学の影響があったりもする。

下敷きの下敷きの……ってやっていくと、言語の発生期までたどれてしまいそうだよね。

2024-01-04

[]2023年前半に読んだ本

1月

読書12冊+α)

アラン・デケイロスサル大西洋を渡った 奇跡的な航海が生んだ進化史」

ラッタウト・ラープチャルーンサップ観光」★

下村智恵理「AN-BALANCE:日本非科学紀行」第S1話 スメルズ・ライク・イーヴル

下村智恵理「AN-BALANCE:日本非科学紀行」第S2ステアウェイ・トゥ・ワンダーランド

ルイジ・ピランデッロピランデッロ戯曲集I 役割ごっこ/作者を探す六人の登場人物

アゴタ・クリストフ悪童日記」★★

アゴタ・クリストフふたり証拠

アゴタ・クリストフ「第三の嘘」

下村智恵理「AN-BALANCE:日本非科学紀行」第S3話 シー・キャント・エクスプレイ

アゴタ・クリストフ「昨日」

マイケル・カニンガムめぐりあう時間たち 三人のダロウェイ夫人

日経アーキテクチュア編「危ないデザイン 建設設計運用に仕える知見を事故に学ぶ

繁田信一「殴り合う貴族たち」★★★

池澤夏樹「ワカタケル」

M・R・オコナー絶滅できない動物たち 自然科学の間で繰り広げられる大いなるジレンマ

美術館博物館

諏訪敦「眼窩裏の火事

府中市美術館常設展

特別展「毒」

映画

「すずめの戸締り」

その他

ボドゲ(クイックショット、マーダーミステリー・想いは満天の星に、ワードウルフ

金沢ハイキング

イチゴ狩り

友人のブログで見かけた本や、別の友人から紹介された本や、旅先の十和田市図書館で見かけた本を読んだ。アゴタ・クリストフは再読。昔は低く評価してしまったが、再読して正解。引越し先にも持っていきたい。

2月

読書(13冊)

ビー・ウィルソンキッチン歴史 料理道具が変えた人類食文化

ティーヴン・J・ダブナー 、スティーヴン・D・レヴィット「ヤバい経済学 悪ガキ教授が世の裏側を探検する 増補改訂版」★

千葉雅也「デッドライン

千葉雅也「オーバーヒート

山下いくとEVANGELION ANIMA 1」

山下いくとEVANGELION ANIMA 2」

山下いくとEVANGELION ANIMA 3」

山下いくとEVANGELION ANIMA 4」

山下いくとEVANGELION ANIMA 5」

繁田信一「平安朝の事件簿 王朝びとの殺人強盗汚職」★★★

天野 忠幸『三好一族戦国最初の「天下人」』

倉本一宏「平安京の下級官人」★★

美術館博物館

レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才

MOA美術館 名品展 国宝紅白梅図屏風」』

特集陳列 人間国宝中野孝一 蒔絵展」

活字 近代日本を支えた小さな巨人たち」於・横浜市歴史博物館

その他

イチゴ狩り

特に平安時代思い入れがあるわけではないが、何となく読んでいる。

千葉雅也はゲイコミュニティの様子が描写されていて面白い。ただ、作者がどちらかと言えばインテリ寄りなので、わかりやすく書いてくれているだけってのもあるだろう。

EVANGELION ANIMA」は新劇場版に流れた設定があるだろうかと思って読んだ。とはいえ、シン・エヴァンゲリオンでいろいろな感情成仏したため、考察を深めるにはいたらず。

3月

読書10冊)

高村光太郎智恵子抄」★

川田伸一郎「モグラ博士モグラの話」

ジャスティン・O・シュミット『蜂と蟻に刺されてみた 「痛さ」からわかった毒針昆虫のヒミツ』

尾脇秀和「壱人両名 江戸日本の知られざる二重身分」★★★

尾脇秀和「氏名の誕生 ――江戸時代の名前はなぜ消えたのか」★★

ロブ・ダン「家は生態系 あなた20万種の生き物と暮らしている」

鈴木由美「中先代の乱-北条時行鎌倉幕府再興の夢」

ジャン=アンリファーブル著、奥本大三郎訳「完訳 ファーブル昆虫記 第1巻 上」

関幸彦「刀伊の入寇 平安時代、最大の対外危機」。

ジャン=アンリファーブル著、奥本大三郎訳「完訳 ファーブル昆虫記 第1巻 下」

映画

「シン・仮面ライダー

平安時代だけでなく。南北朝江戸時代について読んでいる。

かつて友人に「最近はあまり文学が読めなくて困る」と愚痴ると、「おっさんになると政治経済歴史生物学の本を読むことが増える」という返答が戻ってきた。

まり感情を揺さぶられたくないと感じてしまっているのか、歳月がある程度風化させたものに関心が向かうのだろうか。

現に「ファーブル昆虫記」を読み始めた。最近は何が読みたいのかがわからなくなってくると、やたらと巻数のある本を読むことが多い。昨年も「旧約聖書」を通読したし、その前は「聊斎志異」「三国志」「西遊記」、その前は「ラーマーヤナ」や「ガラン版千夜一夜物語」を読んでいる。

4月

読書11冊+α)

中村彰彦脱藩大名戊辰戦争 上総請西藩主林忠崇の生涯」

下村智恵理「AN-BALANCE:日本非科学紀行」第3話 魔の山を走れ

ジャン=アンリファーブル奥本大三郎訳「ファーブル昆虫記 第2巻 上」

梅津和夫「DNA鑑定 犯罪捜査から新種発見日本人の起源まで」★

ジャン=アンリファーブル奥本大三郎訳「ファーブル昆虫記 第2巻 下」

遠藤秀紀ニワトリ 愛を独り占めにした鳥」★★

日経サイエンス2023年5月号」

ジャン=アンリファーブル奥本大三郎訳「ファーブル昆虫記 第3巻 上」

嘉数次人「天文学者たちの江戸時代 暦・宇宙観の大転換」

ジャン=アンリファーブル奥本大三郎訳「ファーブル昆虫記 第3巻 下」

フレデリッククレインス「ウィリアムアダム家康に愛された男・三浦按針」

高野秀行清水克行「世界辺境ハードボイルド室町時代」★★★

美術

ルーヴル美術館展 愛を描く」展

映画

ウィリーズ・ワンダーランド

高野秀行は定期的に読みたくなる。

5月

読書12冊)

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第4巻上」

スージー・ホッグ「5歳の子どもにできそうでできないアート 現代美術コンテンポラリーアート100の読み解き」★★

スージー・ホッジ「世界をゆるがしたアート クールベからバンクシーまで、タブーを打ち破った挑戦者たち」★★★

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第4巻 下」

田中康弘「ニッポンの肉食 マタギから食肉処理施設まで」★

田向健一「生き物と向き合う仕事」☆

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第5巻 上」

渡邊大門流罪日本史」☆

笠谷和比古武士道精神史」

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第5巻 下」

堀越啓『西洋美術は「彫刻」抜きには語れない 教養としての彫刻見方

グレイソン・ペリー「みんなの現代アート 大衆に媚を売る方法、あるいはアートアートであるために」☆

漫画

映画大好きポンポさん」 *pixivで。

ルーブル展で見かけた美術書が無性に読みたくなる。

また、先月の鶏に続いて、食肉にまつわる本を読んだ。屠畜の現場についての本も読みたくなったのだが、関心がほかのテーマに移ってしまった。「昆虫記」を読んでいると、当時のヨーロッパの屠畜について書かれているのも興味深い。

6月

読書10冊)

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第6巻 上」

新渡戸稲造山本博文現代語訳 武士道

関幸彦「英雄伝説日本史」★

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第6巻 下」

安廷苑「細川ガラシャ キリシタン史料から見た生涯」

渡邊大門清須会議 秀吉下取りスイッチはいつ入ったのか?」

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第7巻 上」

武澤秀一『伊勢神宮の謎を解く アマテラス天皇の「発明」』★★

池上俊一動物裁判 西欧中世正義コスモス」★★★

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第7巻 下」

美術

マティス展」

「ABSTRACTION 抽象絵画覚醒と展開 セザンヌフォーヴィスムキュビスムから現代へ」

特別展古代メキシコ

ガウディサグラダ・ファミリア

読書を休んだ日が多い割にはまあまあのペース。昆虫記は8月の中頃に読み終わるだろうが、旅行にまでに間に合うかはわからない。間に合わなくても構わない。

当時はそう書いていたのだが、なんだかんだで間に合っている。

こうしてみると美術展には毎週行っていることになる。旅行先で絵画ばかり見るのにはもう飽きたと口にしているものの、そうでもないのかもしれない。それとも、歴史神話知識で「読解」できてしま西洋古典絵画に飽きているのか? だから博物館歴史遺物により惹かれるのか。

【続き】

[読書]2023年後半に読んだ本

2024-01-01

anond:20240101081821

ネアンデルタールとか未開な猿扱いだったけど最近研究でひょっとして現生人類よりIQ身体能力も高かったけどコミュ力が低くて滅亡したんじゃないかとか

滅亡したと思われてたけど現生人類の3%はネアンデルタール由来とか

アジアの方にはさらデニソワ人とか

それってたった数万年前の話なんだよね

神話ってどっからきたんだろうね

実際問題トールキンのように神話時代から異世界構築を行わなければエルフのような、あるいはドワーフゴブリン、オークといった人間種族生活圏をともにする種族同衾するような世界はあり得ないのではないか

おそらくはいずれかの種族が他種族征服というか虐殺して滅ぼしてしまうだろう。

これは現実世界において、様々に存在していた人類種のうち、現在残っているのはたった一種類の人類しか無いということで証明している。

指輪物語においてはエルフがすべての種族の長兄となる。

神(のような存在)が始めて目覚めさせた(創造した)のがエルフである

そして人間最後に目覚めさせられた種族である

エルフたちは目覚めた当初、文化のようなものを持っていなかったが神のような存在に導かれて高度な文明を築くようになる。

そうしてエルフ文明がすでにある中で登場したのが人間種族である

エルフたちはかつて彼らが神のような存在に導かれたように、エルフ人間たちの導き手となる。

まりその人間種族はその登場の時からエルフ人類を隣人として遇する態度を持っていたのである

かなり簡略に乱暴に走り書きするとトールキン世界ではこのような設定になっている。

しかし、もしもこのような設定がなかったとしたらどうなるのだろうか?

エルフ人類がそれぞれにそれぞれの生活圏で独立して発展していき、ある日どこかでファーストコンタクトを遂げる。

これは戦争の始まり意味する。

もちろん、このファーストコンタクトがどの段階で行われるのか?これが重要であるのは言うまでもないが。

人類と呼ぶよりはサルと呼ぶ方が相応しそうな状態類人猿、類エルフ猿のような状態生活圏が重なった場合、これはもちろんどちらかの種族が滅ぶまで、吸収するまでの殺し合いになるだろう。

かつて我々の祖先たちがそうしたように。

では、ある程度の文明が発展した場合にはどうなるのか?

これは現在の、我々が人種民族というバックボーン歴史を抱きながら国家形成していった道筋に似ていくのだろうか?

エルフ人類、というような存在現実世界人種的なイメージとして共存していく社会ということだ。

これならば何やら有り得そうな話のような気もする。

リアリティがある。

しかし、ここで大きな問題が登場する。

それがエルフの長すぎる寿命だ。

これが最大の難問となる。

考えて欲しい。

我々の現実世界において、ある人種が1000年生きるとしたらどういう社会になるのか?

私達が頑張っても100年生きるかどうかのなか、彼らだけは1000年を悠々と生きるのだ。

果たして同じ世界で生きることが出来るだろうか?

これを想定していかないとお話にならないのだ。

このことはかなりの難問になるし、これを解決しないとお気軽にナーロッパ社会が構築されるとも思えない。

からこそ、神話時代から世界を構築していかないとエルフ問題解決には至らないし、神の存在必要であると私は冒頭で主張した次第です。

2023-12-25

anond:20231225131827

レアじゃない程度で神話であることの否定にならないよ

レアじゃないことを示すnが1なのもどうかと思うが

anond:20231225131352

神話というほど珍しい事ではないという話

俺が神だっていうならそれでも良いけど

anond:20231225111341

直せない人たくさんいるけど。

直せるって言うの神話だよ

2023-12-24

anond:20231224113453

でも、神話宗教がどうあれ、女が下方婚してないのは事実だよね。

2023-12-21

anond:20231221124341

その神話も信じる人が減ってきたか時代はS&Pよりオルカンになりつつあるんじゃね?

オルカンなら中国優勢になったときそれも反映されるやろうし

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん