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はてなキーワード: 絵師とは

2024-10-21

anond:20241021195321

お金払えば絵師も許したのにな

AIが生成するこどに価格の1分とかなら許す絵師もいただろうに

anond:20241021004208

PixivTwitterといったサイトからテラバイト規模で画像根こそぎ学習データに放り込んで、それを使って「画集」を大量生成、無断販売してるのを目の当たりにして不愉快にならない絵師は多くない

生成されるのがオリジナリティを出そうとしてる画風や構図であるならまだましな方で、人気絵師データだけを集中的に学習して勝手に「◯◯絵師イラスト集」とか売りさばいてる輩も少なくない

中には、全年齢向けしか描かない人のイラスト学習させたエロ絵を何万枚と売ってるやつもいる

さらに、そういった「画像成業者」の中にはAI否定的絵師引退させるために集中的に荒らしアカウントを凍結させたり精神的に追い詰めて新作のモチベーションを削ろうとすらしている

某国コミュニティでは反AI絵師アカウントを潰すことを「消灭」とか「品种改良」と呼んでたりするから

嫌われるのにはそれなりに理由があるんだよ

AI意見絵師の総意みたいに撒き散らすのやめてくれないか

生成AIが出る10年ぐらい前からずーっとAIによる無断学習が当たり前にあってそれで作られたプロダクトが社会に浸透してることをこっちは知ってんの

そのうえでお絵描きやってるのにヒステリック叫び散らかすうえに、「AI対策しない絵描きAIに餌を与えてる敵だ」とか言っちゃってるの。バカなの?

さっさとブルスカなりミスキーなりに行ってくれよ。こっちはライバルがいなくなって清々するから

絵師とかプログラマーとか自分で手を動かす職人なんて日本じゃ地位がクソ低いんだからさっさとやめた方がいい

AIやらせた方がいい

anond:20241021004208

絵師、画師(えし)の身分大初位上相当なんで、五位以上の貴族には程遠い、現代技能労務公務員ぐらいのものかと。

anond:20241021004208

プロンプトエンジニアなる職業新時代クリエイターの一形態になるのかというとそんな気もしない。

高度な技術代替するのが目的AIがそこを代替しない訳がなく、絵師以上に短く消えてく職種だと思う

創作という分野をAIの使い手が担って新しい文化を築いていくというのは楽観すぎる

手を使おうがAIを使おうが等しく価値がないものになって消えるだけで絵師の代わりにプロンプトエンジニアなんて未来はない

まぁ恐らくそういう未来をこそ素晴らしいものだと望んでるんだろうけど

反生成AIソシャゲバブルイラストレータになってしまった人たちにとって都合がいい

生成AI絵師界隈ではそもそも否定しないことが罪のようになっているが、これは有名イラストレータを潰すのに都合がいい。

なぜなら、大手ゲーム会社から仕事を受けているようなイラストレータはその立場から生成AI存在否定しづいから。

例えばさいとうなおきウマ娘原案をやっているが、ウマ娘開発のCygamesは生成AI活用を推進しているサイバーエージェントグループ企業である

この立場のある人が生成AI存在のもの否定できるわけがないので否定しない罪で炎上させる。

こうして有名イラストレータの足を引っ張ることで自分にチャンスが来ると思い込んでいる。

10年前くらい前、シャゲバブルがあった時にはイラストレータが足りていなかった。

から明らかに実力が足りてない人でも仕事が安定してもらえていた。

普通に就職してサラリーマンするよりも多く稼ぐ事ができた。

納期なんか守らなくても企業からしたら日常茶飯事なので大したおとがめはなかった。

しかし今はソシャゲバブル崩壊している。

大手ゲーム会社3DAAAタイトル回帰していき、ソシャゲも次々とサービス終了している。

イラストレータ需要がどんどん減っていった。

辛うじてVTuberブームが来て踏ん張れてはいるがそれも長くは持たなさそう。

こうした不安の中画像生成AI実用可能な段階で世の中に放たれた。

生成AIに反対の立場を取れば、絵で伸びなかった絵師でもバズる事ができる。

仕事が減っているのを生成AIのせいにして自尊心を保つことができる。

でも頭のどこかでは仕事絶対量が減っていることは理解している。

から有名になったイラストレータにはAI冤罪AI否定しない罪で炎上させる。

2022年より後に作られたアカウントは信用できない」

こういう空気を流すことで新規イラストレータになろうとしている人を潰す。

他の絵師を蹴落とさないと自分が飯を食えないと思い込んでいる。

絵師バトルロワイヤルの火蓋が切って落とされた。

戦わなければ生き残れない。

PvPソーシャルメディア今日も対戦相手を探している。

実際には戦わず実直に、納期ちゃんと守って顧客から満足度が高い絵師が勝ち残るのにも関わらず。

anond:20241021004208

絵師という言葉最近できた言葉ではなく律令制にもある外来語が入ってくるまで使われた伝統的な言葉1990年代から再度使われ始めただけ

そんな事より絵をかくことと音楽を作る事を同列に考えた場合作曲家が考えた音楽楽譜をとおして一般演奏家演奏するというのは紀元前より行われていた

しかし描かれた絵を再現する方法というのは生成AIが出てくるまでなかったのだ

生成AI音楽でいう所の楽譜である

音楽では作曲家演奏家が別の能力であり演奏できるからといって作曲できる訳ではなく、多くの人が作曲家が作った曲を楽譜をよんで演奏しているだけである

絵は絵師が描いた絵を模倣するための中間言語存在せず演奏家にあたる人がいなかったのだが生成AI中間言語の役目を果たしプロンプトエンジニア演奏家の役目となったのだ

anond:20241021004208

音楽界隈にいると、少数の作曲家(以下、「クリエイター」という。)、多数の演奏家(以下、「プレイヤー」という。)、無数の聴衆(以下、「リスナー」という。)が互いにインスパイアし合う「創作の循環」、古から続く巨大なうねりを、あらゆる局面で感じる。

生成AI学習云々の問題は、この循環の一要素として、肯定的に受け入れられている。

ここが問題なんだよ

AI絵師様はどうやって循環に戻すんだ?

AI出力をまたAI収集させんのか?

新しい風潮は誰が作るんだ?

仮に新しいものが生まれたとして、その個の認知AI消費に勝てるのか?

音楽はさ、AIで出力してハイ公開なんてやらんべ?

特定クリエイターの曲が聞きたきゃそこで聴くんだよ

AIで似たものを出力する互換品は、互換品でしかないべよ

逆に言えば、ごの互換品が本家を食う勢いで認知され、著作権?何それおいしの?とばかりに広まれば、集まって「No more 生成AI」ってやるよ、賭けてもい

音と違って絵は分かり易い

鳥山絵、手塚絵、ディズニー絵、ジブリ絵、その他諸々

石恵くらいのところならAIで出力して認知度を利用してやれとやれる

音楽ではそういうのが居ても肯定的に受け入れられている」という実績あるんか?

聞けば〇〇と分かる音楽を、その認知度を利用するためにAIで出力され、著作権関係リマセーンみたいな奴

JASRACに甘え過ぎなんだよ


今、音楽本業として、いわゆる音楽でメシをくっているクリエイターは、厳しく長い音楽不況を乗り越えた存在であるので、生成AIときには脅かされない実力がある。

失笑

誰もそんなとこは問題にしてねぇんだよ

音楽だって「個」の認知必要だろうがよ

それを掻っ攫う事への反発だよ

MOD界隈とかのその循環()とやらに関係ない所が蠢動してるが

あぁいうの笑って「循環循環♪」と言える界隈ならJASRACなんぞ存在しねぇんだよ

マヌケ

anond:20241021175113

うん、だから完全な生成AI絵潰しが前提の反AIどっちもどっち扱いしてることに突っ込まれてるのにごく少数の悪用例の二次被害絵師が潰されるかもみたいな話を挙げてくるのは完全にバカだよね?って話なんだけど

私がバカでしたごめんなさいは言える?

anond:20241021174702

で、実際絵師がやり放題されて筆折られてるの?

そんなこと広まってないよね

anond:20241021173522

暇さんのゲーム会社遍歴

セガ→②グループス→③グラニ→④サイゲームス→⑤グループ

だったと思うけど③④⑤は順番がうろ覚え

グループスというソシャゲ会社にいた時に先輩の谷さんがグラニを立ち上げるからとチーム単位で引き抜いて暇空を連れて行った

暇空は自分創業者の一人だと思っていて役員にしてもらえると思っていたが、谷さんからは手駒の一人ぐらいの扱いだった

ごねた結果役員にしてもらえたが、そこから2ヶ月で解雇された

株主でもあったため解雇後に最終的に谷さんに裁判で勝って6億ゲットするが、係争中はサイゲームス行ったり古巣グループスに行ったりした

グループスに帰った時、谷さんや他の人達社員が引き抜かれまくってグループスはボロボロだった

社長音信不通状態の中で、「神話帝国ソウルサークル」というソシャゲの開発が浮いていた

もう潰れる会社からどうでもいいとやる気がない社員能力のない新卒の中で、暇空が奮起して有名声優と有名絵師を集めて制作

その中にあきまんがいて仲良くなった

暇空のおかげでなんとかソウルサークルは完成するが、4ヶ月でサ終した

絵師憎しの層が非常に目に付くようになったのはAIのせいであるという感情は正当なものだと思う

anond:20241021173744

それって承認欲求拗らせてパクってるだけでしょ?

AI関係なくトレパク絵師なんて大物小物ごちゃ混ぜで昔から絵師界隈にごまんといたじゃん

AI絵師言葉遊びで貶すの流行ってるけど

何も描いてないやつよりは有産なんだよな

anond:20241021172835

絵描きへの嫌がらせに励んでる奴らってAI魔女裁判絵師攻撃に励んでる反AIのことでしょ

AI推進派の話してるからコメントつける前にちゃんと読んで

絵ばっかり見てるから文章に不慣れになるんだよ

anond:20241021171312

AI促進派が手描き絵師滅ぼすわけなくね?

学習元なくなるんだから

頭悪い人ってどっちもどっちの構図にするの好きだよね

anond:20241021004208

絵師界隈には、循環の要となるプレイヤーがほぼ存在しないため

ここは誤解で、絵師/絵描きこそがプレイヤーなのだと思う。大多数の絵師は本格的な自己コンテンツを有さず、多くの二次創作と、散発的なオリキャラを公開しているに留まる。

全体からすれば一部の著名絵師(特にゲーム会社から依頼を受ける/属してる人)や一次漫画家が、作曲家のようなクリエイターに相当する。

・ただ純粋聴くだけの音楽愛好家は存在するのだろうか?

筆者の属するコミュニティの偏りを感じる。私の周囲にはめっちゃいるよ、聞くだけの人。せいぜいカラオケで歌う程度で、カラオケでも歌わないけど聞くのは好きって人が最多数派に見える。

ウン千万再生ボカロ曲も今どき珍しくないが、プレイヤーはそんなにいるだろうか? 繰り返し再生する人もいるにせよ。

AI勢「無断学習されるから絵師pixivとX(Twitter)の絵を削除しろ

もう何がしたいんだかわからんね。

anond:20241021004208

AI絵師自称している人は少ない定期。

実際に1,000件ほどAI絵師に関する発言抽出して解析してみたが、

自ら名乗っている例は極小で、ほかは全てAI絵師に対する罵倒だったよ。

いらすとやデコードできない絵師たち

あのまとめ見て思ったんだけど、絵の読解ができてない絵師がそこそこいて悲しかった

抽象化されたいらすとや画像理解できず、上っ面だけなぞったと思われる

仮に絵ではAIに勝てても、クライアント要望を読み解く力でAIに負けそうな人たち……

追記あり日本絵師界隈が、反AI因習村と化した理由についての一考察

10/22追記

深夜のダラダラした文章に、思った以上の反響があり、恐縮です。キャンセルカルチャー運動辟易していましたので、考察と言いつつ、n=1の、偏見まみれのくさすような内容になっており、申し訳ございません。

コメントを通して、西洋史観や海外勢の動きなど己の勉強不足を感じ、大変参考になりました。ほか、新たに以下の視点を得ました。

絵師界隈にもプレイヤーはきちんと多数存在していて、それはいわゆる多くの「二次創作をメインに活動する者」なのではないか
にもかかわらず、「二次創作をメインに活動する者」は、自身を「プレイヤー」ではなく「クリエイター」だと勘違いしているから、絵師界隈の創作の循環は停滞し、変なことになってしまっているのでは?

現行法合法とされている無断学習(?)をダメとし、無断の二次創作をヨシとする矛盾性など)


声優はどうなの? について

彼らの職業は、対脚本家演者という関係からみて、クリエイターではなくプレイヤーよりかなという偏見があったため、言及していません。

そもそも、声は、創作というより身体的特徴なので、人権の一つとして適切に保護されることには、なんら議論余地はないのでは。

■ 「絵師」だけじゃなくて、「猟師」とかもあるやん? について

自他ともに達人と認める域に達した方が、「ワシは猟師じゃ」と自称するのは、偉そうだけど実際に偉いし、じゅうぶん身の丈にあっているのでいいんじゃないでしょうか。

追記終わり


本編


最近日本の「絵師」と呼ばれる者達の界隈で、生成AIに対する反発が拡がっている。

それは年々過激さを増し、最早、「お気持ち」や「感情的な反発」ただそれのみで、法的にも倫理的にも問題のないコンテンツを焼き払うまでにいたった。

因習村呼ばわりも、宜なるかな・・・・・・。

もちろん、全ての絵師がそうだとは思わないし、思いたくはない。

このような状況下では肯定的意見など出せようもないだろう。魔女狩りの憂き目にあってしまう。


さて、リーガルマインド(法的思考能力)は、法学部法律科目をみっちり学んでやっと習得できるようなものなので、これを持たない相手議論をふっかけても、いつの間にか例えになっていない例え話にすり替わるのがオチだ。

から、反AIを説得したり、論破したりするつもりは、私にはない。

ただ、不思議な点があったので、分析しようと思った。


生成AIに過剰に反発をしているのは、「絵師」やそれをとりまく「アニメコンテンツ」(以下、「絵師界隈」という。)に限られている。

他の分野でも生成AI進化・深化はめざましいが、変な炎上なども起こらず、粛々と最新ツールとして活用されている。

実際、私がメインで活動している音楽分野(以下、「音楽界隈」という。)でも、生成AIは、比較自然に受け入れられている。

同じクリエーターなのに、なぜ、こうもスタンスが異なるのか?


私は、三つの理由があると考えた。


-「創作の循環」の認識の違い

音楽界隈にいると、少数の作曲家(以下、「クリエイター」という。)、多数の演奏家(以下、「プレイヤー」という。)、無数の聴衆(以下、「リスナー」という。)が互いにインスパイアし合う「「創作の循環」、古から続く巨大なうねりを、あらゆる局面で感じる。

生成AI学習云々の問題は、この循環の一要素として、肯定的に受け入れられている。

しかし、絵師界隈には、循環の要となるプレイヤーがほぼ存在しないため、「「創作の循環」を知覚しづらい。

全ての創作は己の独力によるものだと勘違いしてしまう。


-「才能と作品」の認識の違い

西洋芸術は、音楽絵画の分野を問わず、才能は神から与えられたもので、作品は神に捧げるもの、という共通認識のもと、発展してきた。

信仰が薄れてきた現代においても、なお、フェアユース思想として残っている。

対して、日本には、そのような一神教概念はないものの、少なくとも音楽界隈にあっては、神に奉納する神楽なる存在がある。

更に、音楽理論そのものが、西洋ルーツとするので、「与えられた「捧げる」意識を醸成する機会が多い。

一方で、日本絵師界隈は、ガラパゴス状態進化しているため、「自分ゼロから努力して勝ち取ったもの」「作品自己表現」という認知になりやすいのではないか


-クリエイターレベルの違い

今、音楽本業として、いわゆる音楽でメシをくっているクリエイターは、厳しく長い音楽不況を乗り越えた存在であるので、生成AIときには脅かされない実力がある。

そうでないクリエイターは、純粋趣味として作品を作って発表して楽しんでいるので、生成AIも、面白いツールが出たな、としか捉えない。

一方、イラスト本業として、それでメシをくっている絵師界隈は、クリエイターの淘汰が進んでおらず、生成AIとき簡単に脅かされてしまう。

リアル生活がかかっているのなら、反発も過激になってしまうだろう。

参入障壁の低さと、00年代から需要の急速な拡大が、本来実力に見合わない人間プロとさせてしまったのかもしれない。

さながら、チューリップ・バブルだ。


以下、それぞれ、補足。


創作の循環」の認識の違い

音楽界隈においては知覚しやすい「創作の循環」

音楽界隈では、古くからクリエイタープレイヤーリスナーが繋がり、互いに影響を与え合う「巨大な循環」が存在している。

例えば、クラシックプレイヤー過去の偉大なクリエイター作品演奏し続けたり、ジャズヒップホップにおいて、サンプリングリミックスを通じて新しい音楽を生み出すのは、既存作品表現再利用する文化根付いているかである

表現の蓄積に敬意を払いながら、新しい創造を探求する」というプロセスを自然に受け入れられる土壌が存在している。

これは、DTM世界も同じで、音源サンプルが膨大に共有され、再利用されている現状からすると、AIによる生成もただ新しい音源手法を追加しただけという感覚が強い。

技術的な進化日常的に行われており、特定の著名なプレイヤー演奏サンプリングして音源化することも一般的である

これにより、生成AIも単なる新しいツールとして、既存の「循環」の中に自然に組み込まれている。

また、音楽界隈において、多くの場合クリエイタープレイヤーを兼ねており、リスナーもまた、プレイヤーを兼ねている。

ただ純粋聴くだけの音楽愛好家は存在するのだろうか?

音楽愛好家ならば、誰だって、一度は何かしらの楽器を触って、誰かの作った曲を演奏しようとした経験があるのではないか

クリエイタープレイヤーリスナーは、多くのケースで同じ立場で、創作の循環に積極的に関与している。

AIがその中に入ることは、「革命」ではなく、単なる「進化」だ。

私自身、音楽を通じてこの循環を何度も経験してきたため、AIを恐れることなく、むしろ新しい創作可能性として受け入れている。

音楽分野では、クリエイタープレイヤーリスナーが互いに影響を与え合い、生成AIもその延長線上にあるのだ。


絵師界隈においては知覚しづらい「創作の循環」

一方で、音楽界隈における「プレイヤー」に相当する役割が、絵師界隈には存在しないか、または極めて少ない。

クリエイターリスナー立場を結びつけ、要として機能する「プレイヤー」という存在希薄であるために、絵師界隈では「創作の循環」を感じる機会が乏しい。

その結果、生成AIは「自分領域侵害する存在」として映ることが多い。

絵師界隈において、絵師は、自分作品について、「自分ゼロから作り上げたものであり、完全な自己表現の成果」として捉える傾向が強く、他人作品に手を加えたり、既存表現再利用することに対しては、現行法問題がなくとも、極めて強い抵抗を感じやすい。



「才能と作品」の認識の違い:

西洋における芸術史とフェアユース

絵画音楽を問わず西洋における芸術歴史を振り返ると、才能は「神から与えられたもの」として見られており、芸術家はその才能を用いて作品を神に捧げるものだった。

パトロンは、神のために芸術家を支援して、芸術家は神のために技術研鑽を重ねた。

結果として、優れた作品がたくさん残り、ありがたくも現代にまで継承されてきた。

芸術史への脱線は避けたいので、軽く触れるにとどめるが、少なくとも、西洋芸術特に歴史的な音楽絵画の中では、才能は「神からの贈り物」として見られてきたため、それを使って作品を作ることは神聖な使命の一部であった。

元来、芸術作品やそれを生み出す才能は、個人の所有物ではなく、社会や神に捧げるものとされてきた。

この背景が、西洋フェアユース概念が広く受け入れられている一因のように思う。

才能や作品は神のものとして共有されるものというコンテクストのもと、生成AIによる「学習」や「再利用」も一部では容認されやすいのだろう。

任天堂とパルワールド訴訟問題における、日本欧米の反応の顕著な違いに、この当たりの感覚の違いが明確に出ているように感じる。

この点、日本絵師界隈にとって、才能は「自分努力によって勝ち取ったもの」であり、作品は完全に自分の所有物という感覚が強いのでは。

創作の循環」という巨大なうねりに触れる機会もないもんね。

その態度を傲慢とみるか、当然の権利とみるかはさておき、だからこそ、生成AI個人努力創造性を「奪うもの」として見られやすく、反発が生まれやすいと考えられる。



まとめ::生成AI技術未来資本主義への影響

このまま日本絵師界隈の生成AIに対する過剰な反発、炎上騒動が続くと、日本では、生成AIアンタッチャブルとなり、なんらの議論進歩も遂げなくなるだろう。

最終的に、生成AI技術は、外国の「GAFA」などの巨大企業によって独占され、資本主義論理に飲み込まれ可能性が高いと感じる。

外国大企業規約契約に巧妙に生成AI技術云々を盛り込み、最終的には技術データを独占し、クリエイターがそれに従わざるを得なくなる未来

絵師界隈の過激活動により、日本企業にとって生成AI技術のものアンタッチャブルとなったので、日本企業呆然と、日本人の優れた才能が外国資本に奪われていくのを眺めるしかできない。

そういう世界に誰がした?

もちろん、これは資本主義の一環であり、技術進化の中で繰り返されてきた「ひとつの循環」として受け入れるしかないのかもしれない。

私自身はそのような未来諦観し、これもまた創作における流れの一部だと考えている。

技術は常に進化し、その中でクリエイティブ表現方法もまた変わっていくものだ。

しかし、絵師界隈は、そういう未来をどう考えているのだろうか?

AIをただ拒否するのではなく、技術と共にクリエイティブ可能性を探求する道もあるのではないかと思うが、彼らはその選択肢考慮しているのだろうか? 

AIは決してクリエイター創造性を奪うものではなく、創作の循環、巨大なうねりの一部として受け入れられるべき可能性を秘めている。

これからクリエイティブ世界で、AIと共に新しい表現の形を探求していきたいので、絵師界隈には邪魔しないでいただきたい。

クリエイターは、絵師だけではない。



余談:呼称問題

「生成AIを使っているヤツを、絵師を呼ぶな」問題にも触れておきたい。

私としては、生成AIを用いて絵を出力する者は、「プロンプト・エンジニア」がより正確な呼称だと考える。

望む絵を出力することは、絵師界隈の人が想像しているような、そう簡単技術ではない。

命令文の模索や、好みのモデル階層マージ云々、どれをとっても、相当な知識必要だ。

現に、クラウドワークスでは既に、「生成AIイラストを出力してほしい」旨の依頼がわんさかある。

もちろん、これらはローカルGoogle Colaboratory等に環境を構築している者に限って、の話である

「Novel AI」や「Dall-E 3」、「Grok-2」など、企業最適化して、提供している出力サービスを使っている者は、今のところ「消費者」かな。

企業最適化したサービスを使ってキャッキャしているだけの人は、ごく普通の・・・・・・一般消費者、それ以上でも以下でもないのでは。

消費者イラスト生成AI恩恵にあずかれるようになっただけ。


そんなことより、絵師界隈の人たちは、自分自分のことを「絵師」って呼んで、恥ずかしくないの?

絵師」という言葉は、2000年代の2チャンネルの「同人板」で、敬称として、使われ始めたと記憶している。

「表紙を絵師に書いてもらって~」とか、「好みの絵師が~」とか。

敬称なので、自分自分のことを「絵師」と名乗る者は、当時はいなかった。

絵師になりたいです!!!」なんて、とんでもない。

一体全体いつから自分自分のことを「師」」と自称するような、恥ずかしい使われ方をされるようになったんだろう?

ニコニコ動画が出てきて、ネットが低年齢化して、「動画師」や「MIX師」という、変な亜種が登場したあたりからだろうか。



2024-10-20

anond:20241020190658

そもそも絵師」とか言ってる奴ってシンプル気持ち悪いのよ。

最近は面と向かってキモいとか言いづらいか別に言わないけど、だからと言って気持ち悪いっていうのがなくなってるわけじゃないからな。

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