はてなキーワード: いでとは
通院が終了して1年たったので書いてみる。
一昨年の夏、パニック障害と診断された。
通勤電車の中で突然激しい動悸、過呼吸、めまい、体の震えがおき汗が止まらない、「早くここから出ないと死ぬ」みたいなので頭がいっぱいになって本気で死ぬんじゃないかと思った。
次の駅で降り救護室で休んで1時間後にはすっかり回復してたけど、病院に行って検査した。
特に悪いところは見つからず。
会社に行って同僚に症状を話すと「パニック障害かもね」と言われた。
ああ、やっぱりかと思った。
その前の年にすでに何回かパニック発作らしきものは経験していた。
電車乗ってるときに無性にそわそわして結局途中で帰っちゃったり、急に「ここから逃げなきゃ」という感覚に襲われたり。
トイレに逃げ込んで30分ぐらいずっと出られないとか(大丈夫と思って出てもすぐ戻ってしまう)、必死でその場所から離れようとして柱に頭ぶつけて気絶したこともあった。
その後雑誌でパニック障害の記事を見てこれなのかもなとうっすらとは思っていた。
結局また2日後くらいに発作が出て、その足で心療内科に行った。
あっさりと「パニック障害ですね」と診断され、朝晩と頓服でソラナックス(抗不安薬)を処方された。
やっぱりこれは病気なのか、いつ治るのか、一生薬飲まなければならないのかと絶望的な気分になった。
「治ります」なんてほんとかよ、と。
電車乗るのつらいから会社行けなくなるのかな、旅行もできないななんて考えてた。
医者はストレスが原因と言っていたが、原因となるストレスが思い浮かばなかった。
仕事はかなり暇、嫌な客やうるさい上司や先輩がどうこうというのもなかった。
ただ今思えば「仕事がないこと」がストレスだったのかもしれない。
ひどいときは2駅ずつ降りてた。
薬はだいたい30分くらいで効くので、家を出る時間から逆算し薬を飲む。
音楽聴いて気を紛らわせたり、始発の電車に乗り座って寝てしまう。
呼吸がおかしくなったときはベンチに座って上半身を太ももにくっつけるような体制でしばらく待つ(この体勢か腹這いになって寝るのが一番呼吸が楽と本に書いてあったから)。
あと突発的なことにほんとダメージ受けやすく「信号待ちです」とか「前の列車で急病人の救護を・・・」なんてアナウンスが入り電車が止まったときなんて冷や汗でまくり。
他にも恐怖だったのが、待つこと、列に並ぶこと。
並んでる途中で「どうしよう逃げられないどうしよう」と何度思ったことか。
もう一生ディズニーランドには行けないと思った。
90分も120分も並ぶなんてできない、と。
東京では大して問題ではなかったが、帰省したときにこれもダメなのかと気付いた。
運行が様々な要因に左右されやすく電車以上に怖い。
親には黙っていたので、車で送ってもらうときはとにかく渋滞が起こらないことを祈ってた。
発作を出ないようにするための生活習慣の改善はほとんどやったと思う。
神経を刺激して発作を誘発するといわれるタバコ、お酒、カフェイン、炭酸飲料をやめた。
セロトニンを増やすため豆類(納豆・豆腐・味噌)や乳製品を積極的に取り米食を心がけた。
あとは十分な睡眠時間の確保、なるべく日光に当たるようにするなど。
発作出るのが怖くて外出しなくなりがちらしいので、なるべく短い距離でも出かけるようにした。
出かけるときは必ず薬と発作の予感を抑える冷水、気を紛らわせるミンティアやガム・アメの類を持って歩いた。
日光浴の効果は不明だけど、食生活の改善はかなり効いたのではないかと思っている。
不安感自体は3ヶ月ほどでかなり薄れ発作の回数も減り、薬を朝晩飲むのは止めた。
仕事が少し忙しくなり飲み忘れることがあったが平気だったということがきっかけだったと思う。
その後はっきりとした発作が起きたのは1回だけだ。
これから先も1年に1回くらい発作は起こるかもしれない。
でも対処法をすでに習得しているし、「パニック発作では死なない」ということを認識しているからもう大丈夫だと信じている。
一昨年の夏にもう一生できないかもと思っていたことをこの1年でできた。
ドライブにも行けるようになった。
今はもう、パニック障害だったことがただの思い出となっている。
iPhoneを握ってそろそろ1週間が経つ。
今までぼろぼろのガラケーを使ってきた身としては便利さに驚かされてばかりだ。
未だにiTunesカードを買っていないので無料アプリしか使えないのがもどかしい。
でもいろいろ試しているうちに無料アプリだけでも戦えるような気がしてきたり。
そんなわけで色々試行錯誤しながらiPhoneで
原稿の下書きとか、
日記とか、
・Meemo
・Jotnot Lite
・瞬間日記
まずおなじみEvernote。
ちょっとしたメモから日記まで基本的に全部の情報はここに集約させてます。
たくさんのアプリを前述したけど、正直これだけあれば私は満足かも。
ただ無料会員ゆえオフライン環境にいるときに閲覧編集ができない。
これは痛い。私の身近にはソフトバンクの電波が入らない場所も少なくないのだ。
そんなオフライン環境にいるときはMeemoを使って文章を書いている。
Evernoteのノートブックに準拠したカテゴリーを作るとわかりやすい。
直接Evernoteにアップできるようなアプリがあるともっと便利なんだけどなあ。
有料アプリならありそうなのでiTunesカードを買ったらまた探してみよう。
画像でメモを取りたい時にはJotnotLite。iPhoneカメラでスキャンができる。
これもメール送信ができるのでEvernoteに送信して簡単に画像メモが取れる。
有料版は確か直接アップロードできたはず。
そりゃそうでしょ。
大学出たからには就職して当たり前と刷り込んだのは大学側でも企業側でもないんだよ。
もちろん、そいつらは大学側も企業側もカモでしかないから、高校卒業前にうちの大学おいでーって勧誘するし、就職率をウリにしたりするよね。
けどね、高校卒業したら大学行くべきだと刷り込んだのは高校側でも大学側でもないんだよ。
もちろん、そいつらは高校側でも大学側でもカモでしかないから、進路指導とかどこ大に何人入りましたって宣伝するけどね。
ぶっちゃければ、企業、大学、高校、全部被害者だよ。バカな親とその子供のね。
国も仕事増やす必要なんかない。自分で生きることができないなら死ねばいい。国もみすみす生活保護なんて与えて甘やかす必要はないよ。
ってことは、低学歴にしても因果応報だし、それ以外の学問を自分で専攻したんだから因果応報だし、甘えだよね。
「文系博士課程ですが、死亡フラグと聞いたけどやりたいからなりました。」
↓(数ヵ月後)
「やっぱり死にたくないです。成果出てないから辞めたいですけど、職用意してください」
↑こんなやつに同情しろってのが無理だよね。
まあ、厄介者扱いでグルグルと数年ごとに部署を回されてるんだが、こいつが口汚いんだ。ちょっと気に障ると相手を罵る罵る。
こりゃ、そういう病気なのかな?と思っていたが、ここ数ヶ月矛先がこっちに向いてきた。あんまりにも酷くてつかれるので上司に相談したら、病気はほぼ完治して病院にも行ってないらしい。というか、ただの人格的にダメな人だったというオチ。
メンヘラを武器に仕事もしないし、そもそもできないので色々と仕事面でサポートしてたんだが、あほらしくなってしまった。上司に相談して仕事を完璧に分けさせてもらって、不干渉を貫くことにした。工場の片隅に品質管理を名目に机をおかせてもらって、仕事場も確保した。ちょっと寒いけど、心の平穏は大事だしね。さてヒートテックの下着でも買ってくるか。
できるだけ早い段階での「敗戦準備」。
いつだよ。核ミサイルを落とされるなんて予想できない。(という事と仮定して)。いつ?いつ敗戦準備をすればよかったの?
そして、敗戦準備ってなに?
村人かやらなきゃいけない(国じゃなくてね)、村人にやらせなきゃいけない敗戦準備ってなに?
動かない資金を流動させるための施策のほうが優先度は高い。
同意する。同意するけど。その政策がないという話をしている。
例: 円介入で為替操作 > FXに食われてもとに戻りFXに食われた分は常にFXで還流するので市場に戻らない。 ので 効果が限定的
金利を下げる > 海外とデフレの最低に食われて効果なし。昔は下げれば効果あったけど、今ではマイナスにしないとダメな所まで来たとグリーンスパン先生が敗北宣言。
結局、現段階では、産業界そのものは法人税の引き下げを要求しているぐらいで、所得税・消費税については様子見。理由は簡単で、増減税いずれに転んでも景気悪化が懸念されるから。
実効的に効果のある、政策がないから、次の優先度である、物理的な産業基盤の強化の話をしないといけない。そのなかで村人に出来ることは金融強化の話ではなくスキルアップ。
という話をしているのに。
優先度は高い。
という話をされても、そらそうだ。としか言いようがない。
それは男性を誤解してます。性的興奮状態じゃなくて、単に喧嘩して興奮状態なだけです。
情報を共有するための時間を一日に一回か二回、まとめて取ることにして
それ以外の時間は基本的に私語をしないようにしてしまえばよいのではないでしょうか?
いつ話してもよくて、いつ話しちゃいけないのかを、空気以上の明確な区切りでもって教える。
それでも難しそうな相手ですが。
京都至上主義っていうか。
老いも若きも。
あとこれ業種によるけど、京都出身が相手じゃなかったら嫌がる奴が結構いる。
まず出身どこ?て聞いて。
やっぱりおつきあいって大事やし〜ってふざけんな!
営業ずっとやってる叔父がいて愚痴ったら
やっぱそのへん京都は変らしいですね。仕事できる京都外<仕事できない京都市内
うぜえ!
お前らんとこに町家とか寺とか残ってんのは米軍の判断だっつーの。
って言うのが何か妙に癇に障る。
〜やし、がもうドヤ顔と結びついてんのかもしれない。
どうして自分が見えない所なのに色々言われていることが分かるのでしょうか?
見えない所で言うのが必ずしも悪い事ではありません。直接言うのが必ずしも良い事ではありません。自分にも言える事と増田は言っているので、分かっている事だと思います。
見えない所で言われたくなく、直接言って貰いたいのであれば、相手との関係によるのではないのでしょうか。また、良い関係であれば、見えない所でも直接でも、増田が納得いかなかったり、気分を淀ませたり、晴れない事はないと思います。
自分にも言える事と増田は言っているので、相手は自分が見えない所で色々言われたから、言っているのかもしれません。
>俺が悪い点もあるが、俺が完全に悪いという訳では無い。
ではしょうがないでしょうね。これはよく加害者が使うフレーズですが、増田は加害者なのでしょうか。加害者とは残念ですが非難されるものですよ。増田は誰かの過ちを非難したことはありませんか?
やられたり、奪われたり、貶められたりなどの被害者の傷は一生癒えることはありません。
>当人同士の問題でも無い所で
根っこで当人同士の問題だったりしませんか。
トラウマで何かができなくなってしまったら、何かができないこと自体よりもトラウマが問題だったりします。
例えば、いじめで登校拒否になったら、登校拒否自体よりもいじめが問題だったりします。
納得いかない、気分が淀む、晴れない、腹が立つという感情は相手に伝わるので、大袈裟な事を言えば、刺されたくないのなら穏便にするのが楽ですよね。
これは勘違い。求めないのではなく、戦略・戦術面で失敗していたら、個人の資質など何ほどの役にも立たない、と言っているだけ。
当時の日本軍はもう、戦略・戦術面で失敗 していたんだから、、個人の資質など何ほどの役にも立たないよね。
何も役に立たないのに、
立ち向かえないなら立ち向かえないという事実と向き合う胆力が必要だった。
もっても仕方が無いでしょ。という話。
現実問題として、必要とか、不要ではなく、 そこにある現実であり、かつもう、どうにもならないので。
諦めるか、何かにすがるかしか無くて、 前者なら何もいらない。 後者なら 竹槍が必要。
この状況で 国ができることは 竹槍ぐらいだとおもうが?
他に何があるの? 胆力が必要というのは、 国ができることじゃないよね? もはやこの時点において。
、戦わずして勝つのが上の上と言ってだな…
今現在の、日本に 戦わずして勝つ という選択肢はもう無いだろ。
立ち向かえないなら立ち向かえないという事実と向き合う胆力が必要だった。
実は、戦略については他国のほうが一歩先を行っているものの、そこまで大きくは違わないだろ。中国だろうとアメリカだろうと、問題は抱えてるんだから。
戦略面が互角となれば、戦術で 戦術が互角となれば 戦闘で という話でしょ?
現状 戦闘で大きな差が出せないような 戦略的差がついているんだっけ?
それに別に、そこまで戦局を巻き返さなくても、大敗北を敗北に変えるだけでも、今の日本には大きな価値があるだろ。という話。
文字通り、おっしゃるとおり、国民一人ひとりの胆力が重要だと思うので
SLGでいういなら、訓練度だね。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらのインクさんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R92LAB0MXPIE0
話題の本ということで読んでみたのですが、予想以上に凄いシロモノでした。
主人公の川島みなみちゃんは重い病気で入院してしまった親友の代わりに野球部のマネージャーとなり、彼らを甲子園へ導くことを決意します。
しかし野球はもちろんマネージャーについてもよく知らないみなみちゃんは、それについて学ぼうと思い立ち、本屋でドラッカーの『マネジメント』を購入しました。
帰宅してマネジメントを読みはじめたみなみちゃんは本文に出てきた『真摯』の二文字を見て、突然泣き出します。
なお、この時みなみちゃんがなぜ意味もわからなかった『真摯』という文字を見て号泣したのか、その理由が後に語られることはありません。
そして翌日からみなみちゃんは何かにとりつかれたようにマネジメントを信奉しはじめます。
問題が起きる→マネジメントを読む→解決!
終盤まで延々とこんな流れが続きます。
一般的な物語ならそう簡単に話が終わるはずなどなく、むしろさらなる困難が待ち構え、それにどう立ち向かうかが重要になってくるわけですが、そんなものドラッカーのマネジメントの前では無意味です。
これさえ読んでいれば人生は全てうまくいく。週刊誌で宣伝している願いのかなう宝石のような効果がマネジメントにはあるのです。
少なくとも、本書を読んで私はそういう印象を受けました。
そんなに凄い本なのだから、みなみちゃんがより深くマネジメントにのめり込んでしまうのは必然でしょう。
病状が悪化して今まさに死にかけている親友が文字通り必死に何かを伝えようとしているのに、その言葉をさえぎってマネジメントの朗読をはじめるみなみちゃんの姿は、カルトに洗脳された信者そのものです。
元マネージャーを失った悲しみを乗り越えて決勝戦に挑む野球部員たち。
ちなみに今までろくに練習もしてこなかった彼らは、マネジメントのおかげで普通に練習するくらいには成長していましたが、その程度の彼らがどうやって決勝まで進むことができたのかは謎です。
決勝戦の相手は当然、甲子園出場のために日夜凄まじい練習と実戦で鍛えてきた強豪です。
結論から言えば、みなみちゃんの学校はその強豪校に勝利して甲子園への切符を手に入れるわけですが、勝利できた理由は「なぜか」です。
なぜか相手がどんな球を投げてくるのか分かった。なぜか今日は調子がいいといった具合に、本文中ではやたら「なぜか」という言葉が繰り返され、選手たちは謎の覚醒をします。
もはやマネジメントは関係ありません。
それについさっき元マネージャーが亡くなったばかりなのに、今日はいつもより調子がいいというのはあんまりではないかと。
それとも、元マネージャーという大切な存在を失ったことで選手たちは自分の中に眠っていた未知なる力に目覚めたのでしょうか。
女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んでいる隙に、他の部員たちは久保帯人先生の『BLEACH』を読んでいたに違いありません。
そして甲子園当日、野球部のキャプテンがインタビューを受けるところで物語は幕を閉じるのですが、
比較的まともだと思っていた人物が実は誰よりも洗脳されていたことが判明する、ホラーとしてはかなり秀逸なラストが待っています。
あらすじだけでも十分おそろしいのに
「日本の企業は体育会系出身者が多いから運動部に所属していると企業に採用されやすい」
など、お前それドコ情報だよと問い詰めたくなるようなことを平気で言う登場人物や
家賃12万の賃貸にすんでるけど、残りの人生40年だとして更新料と合わせてエクセルで計算したら6120万だった。
引っ越さないでこれだから、あと2回引っ越すとしたら余計に2,300万はかかる。6400万ぐらいか。
東京、新宿まで1時間圏内だったら4500万クラスで十分暮らせる一軒家買えそうだけど、利息税金と補修考えたらどっちもどっちなんだろうな。
彼女の世界は増田だけのためにまわってるんじゃないんだよ! めんどくさい奴!
よく女の子が「彼氏がメール返してこない、電話も短い」って悩むあれと一緒。
個人的には、
【OK】
【微妙】
・女友達と飲みに行く。恋心なし。手を握る程度のスキンシップあり。
【NG】
・女友達と飲みに行く。恋心あり。軽くチューとかもあり。
・女友達と身体の付き合い。気持ちはあくまでも友人でしかない。
【論外】
なので、増田は論外だw
たぶん、彼女に変われといっても無理。
大阪で学生やってたとき。同じ大学で知り合った沙紀って子と仲良くなった。音楽の趣味が合ってたのでよくライブに一緒に行ってた。最初はフジファ ブリックだったかな。あとは友達がやってるバンド見に、田舎の小さいライブハウス行ったりしてた。ライブハウス行った後は地元でたこ焼き食ったりバー行っ たりして帰るのが定番コースで、その日も枚方のBLOW DOWNていうライブハウスに行って帰りに立ち飲みのバーで二人で飲んでた。沙紀は酒が強くて、よく笑う子だった。
と彼女がいうのは金が無い学生の常套手段で、手っ取り早く酔うためにワンショットで飲むわけだ。テキーラが入ると沙紀はガハハハと色気の無い声で 笑って、今日のライブがどうだったとか、あそこの演奏がダメだったなんて批評家に変わってしまう。ただ、ボクはそれは黙ってふんふん聞いているのが好きで はあったので、その時間はそれなりに楽しかった。
いつもは2時間ばかり飲めば帰ろうという流れになるのだけれど、その時は沙紀がいつも以上に酔っ払っていてなかなか帰ろうとしない。どんどこ酒を注文してはガハハハと笑っている。と、突然沙紀が「はい」と手を上げた。
「なに?」
「ばんちゃんはさ、大学出たら何するの?」(※ばんちゃんはボクの当時のあだ名)
「サラリーマンかな」
「似合わんね」
「そうでもないよ。沙紀は?」
「お嫁さん」
「ははあ」
酔っ払っている女に突っ込むのも面倒だったので、てきとうな相槌を打った。正直言って沙紀が主婦やってる姿なんて想像できなかった。だけどボケなのか本気なのかの判別もつかなかったので、いい加減に返事をしたところ沙紀はちょっと怒ったようだった。
「お嫁さんになりたいねん!」
「ええやんか。誰とや」
「それはしらんよ。でもなりたいねん!」
「なったらええがな」
「なりたいの!」
「なったらええ、言うてるやないか」
そんなやり取りしていたら沙紀が急にボクの手を掴んで胸のあたりまで引っ張りあげられた。
「これデートやろ?」
「これってなんや。今この酒飲んでることがか?」
「うん」
「デートってことないやろ。おれら付き合うてるわけでもないし」
正直言ってボクも男なわけで意識してないわけがなかったのだけれど、こんな急展開は想像してなかったわけで、平静を装ってみたりした記憶がある。
「じゃあ、付き合うてよ」
「いや、おまえそんな酒の勢いではやめようや。なんで今やねん」
「今やなかったらええの?」
「ちゃんとしてるときに言うてくれたら、そらちゃんと考えるよ」
考えるって基本的にYESなんだけれども、そこは男としてがっついてないよという格好付けな意識が働いての言葉で。
「考えてくれんの!?」
と言ったところで沙紀はいつもの数倍の笑顔で抱きついてくる。そしてそのままチュー。こっちも酔ってるし、別にいいかとチュー続行。周囲の目線も 気になったけど、そこはもう音楽好きの仲間うちが来るところで、店員も客も基本的に顔見知りだし、ほとんど客もいなかったのでその辺はもう諦めた。
沙紀は唇を少し開いてぱくぱくついばむように吸い付いてくる。ちょっと間がほしくて会話を挟んでみる。
「ちゅうはいつぶり?」
「なんやそれ」
「私酔ってないよ!」
「それは酔っ払いの言う台詞や」
くだらない会話をしつつボクはこのまま沙紀と付き合うのかあ、なんて考えていた。そこで携帯が鳴った。バイト先の友人からだった。沙紀にことわっ てバーの外に出て、電話にでた。内容はバイト仲間で飲んでるから来いよっていう定番のアレで、行けたら行くわつっててきとうに会話しつつ、向こうは後輩の 子とかに電話回して一人ずつ「来てくださいよー」というようなことを言っていた。ようやく電話をきって時計を見ると20分以上も話してし まっていた。急いで店に戻る。すると沙紀がいない。
あれ?店の入り口のところで電話してたから帰ったわけでもないしトイレかな?と思ったのだけれど少し変だ。カウンターの中にいるはずの店員さんが いない。おかしいなと思い店の奥を覗く。すると少し奥まった仕切りの先に人がいた。膝から下だけ見えていた。一人は間違いなく沙紀で、もう一人はこれも間 違いなく店員だった。しかし、おかしい。何故、沙紀がそんなところにいるのか。そして、足の向きから想像するに、沙紀と店員は非常に近い位置で向かい合っ ている。
この時点でボクもある程度は想像できていたんだけれど、仕切りの隙間から中が覗ける位置まで移動すると、やっぱりというかなんというか沙紀と店員 は抱きあってキスをしていた。それどころか店員の右手は沙紀のジーパンの中に差し込まれていた。その時の気持ちは、悲しいともまた違って、単純に「女って なんでそんなことできんのかな」っていう疑問だった。さっきまでボクとチューしていた20分前のあなたはいずこへ?あとライブ友達がいなくなっちゃうなと いう喪失感はあった。
ボクはそのままくるりと回れ右をして店を出、タクシーに乗ってバイト先の飲み会に合流した。女っておそろしいなとがくがく震えながら酒を飲んで、べろんべろんに酔っ払ってカラオケ屋に出入り禁止になった。そんな話を思い出した。
言語っていうか英語についてすごく印象的なエピソードがあったので書いておく。それはボクが韓国に赴任してしばらくしてからの日本出張のときだった。ソウルにオフィスができてから初めて現地スタッフを連れて日本に戻った。その時、上海のオフィスやら香港オフィスのメンバーも同時に日本に来ていたので折角だからと、大きな会議室にみんな集められて自己紹介をすることになった。使う言語はばらばら。韓国は日本語ベースで現地スタッフはハングル、上海も日本語ベースで現地スタッフは上海語か北京語、そして香港は英語ベースの広東語。なので韓国、上海スタッフは日本語で、香港スタッフは英語で挨拶をした。そして最後に日本のメンバーが英語で挨拶した。これに対して韓国スタッフは少々お怒りだった。彼らの言い分としては「入社するのに日本語の能力が必要だった。日本の会社なのだからそれは当然だと思っている。それなのに日本のスタッフは英語で話している。日本人なんだから日本語で堂々と話せばいいではないか」ということだった。彼らの主張は基本的には正しくないと思っている。理由は「外国の人と話すときは英語を使うことが一般的だとボクが"思っている"から」、という薄っぺらいものだけれど。でも彼らの気持ちも分かる。彼らの日本語能力は相当に高かった。ボクがこれまで会ったどの外国人よりも日本語がうまかったように思う。彼らの中で日本語というのは他の人が持っていない特別な能力であり、それが最大限生かされる日本の会社に入ったのだから、それを発揮して活躍したいと思うのは当然だろう。だが、本社の人間は公式な場では日本語ではなく英語を使っている。違和感を持っても仕方ないのかもしれない。
ことほどさように、人にとって母国語以外の言語は話せるということは誇らしいことなのだろう。それが努力して身に着けたものならばなおさら。英語が話せること、韓国語が話せること、中国語が話せること、すばらしい能力であると思うし、それは仕事に存分に使えばいい。最早、英語ができることはプラスじゃなく、できないことでマイナスされる時代なので、英語ができない人(ボクみたいな)は努力すべきだと思うが。ただ、それが全てではないし、他言語ができようがなんだろうが仕事ができることとは無関係なのは間違いない。だから、英語ができる人間ができない人間よりも優れているということは絶対にないし、逆に英語ができない人間ができる人間に対して「あいつらは英語ができるだけで日本の仕事ができない」と陰口をたたくこともそれは間違っているのだと思う。結局のところ英語ができない人間は心の中で英語ができないことへの焦りや、英語ができる人間に対しての羨望を持っているから自分の言語以外の能力に価値を求めようとするし、英語ができる人間は少なからず優越感を持っていて、それが自分の仕事力だと思ってしまう節があるのだと思う。だけれども、それはあんまり表に出すべきものではないのではないかと思った。という話。
そーゆーのを全部承知の上で、
やっぱ差別主義を表に出すのはダメっすよね、ってのが所謂大人で。
もうそんなんわかりきったことなので、一々話題にしないんですよ。
増田さんは典型的な中二病の病状を呈してるように思うんですよね、痛々しいっていうか。
みんなが言わないことを敢えて言っちゃう自分が大好きなんですよね、わかんなくもないです。
私も割りと貴方を見て沸き起こる失笑というか、そういうのを押し殺せないので
基本的にはバカはバカで差別対象だと思うし、その通りなんですよ。
ただ、そんなん敢えて口に出すのはバカだよなー、と思うだけで。
隣の人スッゲー臭いんですけど、そいつウゼエと思っても問題ないですよね
的なブコメを見て思うんですが、やっぱりそうだと思うんですよね。
やっぱり勉強してればまだニートだの無職にはならないような国だし(無職やニートになった人は例外なく「勉強」不足でしょ)
そういう意味でバカなんだろうなーって思うし(文字通り勉強しかしなかったとかね。一途ってのは褒め言葉じゃありませんよ)
やっぱりバカって見下されて当然だし(偏差値の低い高校生の喋り方って猿みたいですよね。知性が備わっていない。カラスよか学習できなさそう)
ああいう人間やめた人ってふつうに気持ち悪いし(大道芸にしてもなんにしても規範から外れてるってのは気持ち悪いよね。わざと冒険とか言ってる人いるけど痛々しいだけだし気持ち悪さも加味されるからやめてほしいんだホント)
まあそんなわけで、内心から湧き上がる差別感情を押し込めるってのは無理があるんですよね。
で、それを飼い慣らして無差別気取る俺カッコイイってのは僕が中学二年生に通った道なんだけど、
上のブコメ周りはそういう人たちがおとなになってもそれを引きずっているような感じでやっぱり気持ち悪いよね。