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はてなキーワード: オイラーとは

2012-06-18

http://anond.hatelabo.jp/20120618003244

高瀬正仁さん訳の『オイラー無限解析』ですかね.以下宣伝ですけれど『ガウス整数論』と同じシリーズ朝倉数学史叢書の『リーマン論文集』も素敵です.あとガウス関連だと,高木貞治近世数学史談』や高瀬ガウスの数論 わたしのガウス』,ダニングトン『ガウス 科学王者』Carl Friedrich Gauss: Titan of Science なんかもよさそうです.

http://anond.hatelabo.jp/20120618000932

なんと!「自分代数幾何勉強していた時は―」って書いた者だけど、その本16日に書店で注文して届くのを楽しみに待っているよ。

自分ラテン語が読めないから邦訳を頼んだんだけど、いつか数学天才が生み出した古典的な分野から現代的な分野まで全部網羅したいね

ちなみに「ガウス無限解析」という本も同時に注文した。

※追記

ガウス無限解析」じゃなくて「オイラー無限解析」だった。

2011-02-02

http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110202091841.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f

20代後半東大情報院生

一般相対論方程式で弘大が快挙

弘前大学大学院理工学研究科山田慧生(けい)さん(24)と指導教員浅田秀樹准教授(42)=理論宇宙物理学=が、アインシュタインらが構築した一般相対性理論(一般相対論)の運動方程式を基に、三つの天体軌道(位置の時間変化)を瞬時に導き出せる数式を、世界で初めて見つけた。研究成果をまとめた論文2本は2010年11月と今年1月ノーベル賞級の論文が載る米国物理学会誌「フィジカルレビュー」に掲載された。同研究科が1日、発表した

M1で英文ジャーナル2本かぁ、しかもPRL、いぃなぁ~~~いぃなぁ~~~いぃなぁ~~~~優秀でいぃなぁ~~~~、情報系なんて、査読付き国際国際会議メインで、トップの国際学会に通すのはPRLに通すのと同じかそれ以上に難しいし、分野にはよるが使っている数学も難しい物が多いのに、物理の人から見ると、何、この人、国際会議ばっかりで、英文ジャーナル一本も出してないじゃん、マトモな業績ないねって下に見られる。

からって、ジャーナルに先に出してしまうと、二重投稿になるから著名な査読付き国際会議に出せなくなる。著名な査読付き国際会議論文が通らないと、仲間内ではマトモな業績がないってことになる。

結局、よさそうな研究ほど、その年の著名な査読付き国際会議に出して、それに通った後でしかジャーナルに出せないので、ジャーナルにするのがどうしても遅れ気味になる。著名な査読付き国際会議に通らないと、通らないだけ遅くなる。

業績だけ見れば、情報系は物理に負ける傾向が強い。

就職理論物理に比べれば遥かにマシであるところが、唯一いいところか。

2chで見つけた解説がこれ。分野外の俺でも分かりやすかった。

61 名前名無しのひみつ [sage] 投稿日: 2011/02/02(水) 14:56:16 ID:UtBIDr6i

>>31

読んだ

重力場ニュートン力学じゃなく一般相対論で扱う場合

真面目に運動方程式を解くのは非常に難しい

そこで普通方程式を (v/c)^2 の多項式の形に展開して、

これの高次の項は無視するという近似をして問題を解く

これを一般相対論の Post-Newtonian 近似という

物体の速度 v が c に比べてあまり速くない場合ならこれで十分

PN近似にも、(v/c)^2 の何次の項まで残すかでいろんな流儀があるが、

今回の研究は一番粗い「1次のPN近似」、つまり (v/c)^2 の1次の項まで

残して計算してみたと。

で、この近似の場合にもニュートン力学場合と同様に

オイラーの直線解があるよ、というのを示したという話だね

発見というほどでもないが、今まで誰もやってなかったのは意外かな

2010-05-16

http://anond.hatelabo.jp/20100516171203

グラフ理論の基礎(ハミルトン路ぐらいまではムリかな。オイラー路までできればいいか。もし教育課程に導入するなら、ベクトル単元の学習を早め、空いた時間に入れると有向グラフとの矛盾もなくてなお良い)

俺のグラフ理論の基礎のイメージとは違うな

MST, dijkstra,Warshall-Floyd, max-flow min-cut あたり

学生大学入学前までに自主的に学ぶべきもの

古典、一階述語論理

グラフ理論の基礎(ハミルトン路ぐらいまではムリかな。オイラー路までできればいいか。もし教育課程に導入するなら、ベクトル単元の学習を早め、空いた時間に入れると有向グラフとの矛盾もなくてなお良い)

漢字検定準一級該当漢字の読み書き(レベルとしては小説読んでれば余裕)

英語の語根についての理解と語構成。

自然言語とは(日本語意味が複数解釈できて糞とか言うヤツらを撲滅するために)

現代思想(任意)

2010-01-14

オイラー定数、1000番目のベル数と当てられる度に記事内容変更して回答者を玩ぶなんて性格悪いにも程があるな。

せめて別の問題は別の記事に書けよ。そうしても見苦しいのに愚かにしか見えない。

2009-07-02

勉強ができることは頭の良さとは無関係」というのは偉人への冒涜

勉強ができることは頭の良さとは関係ない」という主張をよく見かける。この系統の主張を見るにつけ不愉快に感じる。それはその手の主張が過去偉人の業績を否定しているからだ。勉強とは知識を吸収し、自分のものとすることである。知識とは現在正しいと認められている過去偉人たちの思考の結果である。その知識を学び吸収するということは、過去偉人と同じ水準の認識レベル・思考レベルになることと同じである。従って勉強ができることは頭の良さと関係があるのである。「頭の良さというのは何か新しいことを考え出す力だ」という反論があるかもしれない。確かにそれは一理ある。私も『頭の良さ』は『知識』と『新しいことを考え出せる力』で構成されると思っている。『頭の良さ』の定義論争にはいると終わりはないので、私の『頭の良さ』の定義についてはおいておき、ここでは仮に『頭の良さ』を『何か新しいことを考え出す力』としておこう。そう定義したとしても、勉強ができることと頭の良さには関係がある。現代では学問の水準が高くなり、知識なしにたいしたことは新たに考え出せないからだ。例えばなんの知識なしに微分積分法、複素解析フーリエ変換などを考え出せるひとがいるだろうか?よくあるジョーク貧乏学校に通えない子供自分連立方程式を考え出すというものがある。連立方程式程度ならともかくも、現在最低限必要とされる微分積分フーリエ変換などはいくら天才でも知識なしには一生かかっても考え出せないだろう。まして「なにかあたらしいことを考え出す」ことなどできないだろう。現在では過去偉人たちの積み重ねによって学問の水準が高くなったために、『何か新しいことを考え出す』ために『知識』が必要不可欠なのだ。それにもかかわらず、勉強すなわち知識を得ることと頭の良さを無関係とするのは過去偉人の業績を否定することに等しい。「勉強ができることは頭の良さとは関係ない」というのは「オイラーニュートンアインシュタインが考え出せたことは、誰でも予備知識なしに考え出せる」といっているに他ならない。

2009-02-13

http://anond.hatelabo.jp/20090213091612

壊れてんのは数学じゃなくてモデルだろ。

いっぺん死んであの世オイラーあたりに土下座してから出直してこい。

2008-12-19

結論には同意します。しかし、

それだけにもったいない気がしてなりません。以下、順を追ってご説明します。

主観的な記述

「思われてならない」「思う」のように主観的な記述に終始しており、事実に基づいた客観性を充分に有していません。すでにブックマークコメントでも指摘があるとおり、

増田ではよく自分理系だからこうだとか、こういうのが好きだとかって自分自分を決めつけていることがおおい

と主張するのであれば、「増田内での何月何日のどの記事にこのような記述があるが……」と引用することで、記述された内容に基づいた、より客観的な記述が可能になります。逆にこれを怠ると、「この人は自分主観――悪く言えば思い込み――でものを言っている」と看做され、あなたの主張の「通じやすさ」を著しく損なう恐れがあります(事実意見の区別がついていないよりは、ずっとよいのですが)

例証の不在

というのも、この論理性って数学的な論理性のこと位しか意味しないでしょう。論理性っていってもいろいろあるのに。

危険だというのは、数学論理性だけが妥当な論理だと信じてしまうと、やっかいなんじゃないかと思う。

この言説が、

「ニセ化学批判者は現代科学こそがすべてであると思っているが、現代科学は万能ではない」

という言説に酷似しているように思います。特に、ならばどのようなものが妥当であるのか、を具体的に示していないという点で。「数学論理性のみが論理性ではない」という命題は、数学論理性以外の論理性が一つでも例証されれば真となりますから、論証それ自体にかかるコストは大きくないはずです。それさえも行っていないことが、あなたの主張の根拠を弱めてしまっています。

誤ったアサンプション

立派な科学者先生トンデモを堂々と主張できるんだから、トンデモを信じることと論理性になじみがあるかは、あまり関係がないんだろう。

記号論理学がお好きだそうですから、ここで一つ三段論法を使ってみましょう。先の引用を前提と結論に分けますと、

……あ、あれ? もう一回やってみますね。

うーん、やっぱり欠けているような気がします。そもそも前提が一つでは三段論法になりません。つまり、明示されなかった前提(アサンプション)があるわけですね。こういうことです。

さて、ではこのアサンプション、真と言えるでしょうか?

実は反証があります。

http://d.hatena.ne.jp/lets_skeptic/20081127/p1

この記事曰く、

たぶん、科学者科学者というぐらいなんだから、科学的思考を扱う能力は必須だろうと考える人が多いと思う。でも、現実はそうでもない*2。

研究にはある程度の決まりきった手順がある*3。それに従うと、科学的思考なんてのをあまり意識しないでまともな結果を出せたりする。

この「科学的思考」の中に論理性も包含されるとすれば、「立派な科学者は(全員)論理性になじみがある」というアサンプションは、かなり怪しくなります。平たく言うと、

「立派な科学者トンデモを信じてるって、そりゃその科学者論理性ないだけなんじゃないの?」

と指摘することができる、というわけです。

おわりに

確かに、自分論理に慣れていると過信するのは危険なことです。これは自分文系であるか理系であるかオイラー系であるかなどという自己認識とは無関係です。であるからこそ、自らの主張の論理性を常に疑い、兜の緒を締めてゆくことが必要なのではないでしょうか。これは、自らが疑似科学的な誤謬に陥らないためでもあるはずです。

元記事→http://anond.hatelabo.jp/20081219045204

2008-11-01

anond:20081031234751

オイラーのように

eとπの間にアイがあった、と。

(厳密な突っ込みやめてね。)

2008-10-31

http://anond.hatelabo.jp/20081031223653

元増田です。

うむ。多分、オイラー法とQR法程度の知識で「数値解析がわかった」とか思ってるんじゃないかな。

本当の数値解析は職人芸の世界で、素人がうかつに手を出すとやけどをする恐ろしいところなんだけどねえ。

QR法って何?」って思って検索してしまいました・・・QR分解のことですか、そうですか。よかった、かろうじてわかる。

本当の数値解析は職人芸の世界で、素人がうかつに手を出すとやけどをする恐ろしいところなんだけどねえ。

そうですよね・・・職人芸ですよね。それは分かっています。ですから、数値計算プログラムを自分で書く気はしません。

linpackなどで既存のルーチン探して、コピペするだけです。そっちの方が早いし確実ですし、バグがない。

だから、全然数学をやった気にならないのです。

中で何やっているのか、本当は知らないとだめだよね、と思います。

数値計算」だと幅が広すぎますが・・・要するに、「何か計算しないといけないと思うと、ネットを探してルーチンコピペするだけになってしまっているこの状態をなんとかしたい」ということです。

http://anond.hatelabo.jp/20081031223347

うむ。多分、オイラー法とQR法程度の知識で「数値解析がわかった」とか思ってるんじゃないかな。

本当の数値解析は職人芸の世界で、素人がうかつに手を出すとやけどをする恐ろしいところなんだけどねえ。

2008-07-26

数学オタが非数学オタの彼女数学世界を軽く紹介するための10題

cf.) http://anond.hatelabo.jp/20080721222220

まあ、どのくらいの数の数学オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、その上で全く知らない数学世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、数学のことを紹介するために覚えるべき10の事柄を選んでみたいのだけれど。(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女数学布教するのではなく相互のコミュニケーションの入口として)

あくまで「入口」なので、思考的に過大な負担を伴う21世紀数学七大難問は避けたい。できれば学部レベル、難しくてもマスターレベルにとどめたい。あと、いくら数学的に基礎といっても義務教育を感じすぎるものは避けたい。数学好きが『三平方の定理』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。そういう感じ。

彼女の設定は

数学知識はいわゆる「高校数学」的なものを除けば、テイラー展開程度は使える

理系度も低いが、頭はけっこう良い

という条件で。

まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。

ブルバキ数学原論ニコラ・ブルバキ

まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「ブルバキ以前」を濃縮しきっていて、「ブルバキ以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。ページも7000以上だし。

ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。

この情報過多な原論について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報彼女に伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」試験としてはいいタスクだろうと思う。

四色定理(ケネス・アッペル、ウォルフガング・ハーケン)、ケプラー予想(ヨハネス・ケプラー、トマス・ヘールズ)

アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな証明(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの

という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。

数学オタとしてはこの二つは“検証”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。

ヒルベルト23の問題(ダフィットヒルベルト

ある種の難問数学オタが持ってる公理への憧憬と、ヒルベルト教授数学オタ的な考証へのこだわりを彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもヒルベルト的な

「証明できないことを証明するカッコよさ」を体現する連続体仮説

公理主義好みジョーク」を体現する物理学公理

の二つをはじめとして、数学オタ好きのする問題をちりばめているのが、紹介してみたい理由。

位相幾何学トポロジー](レオンハルトオイラーカールフリードリヒガウス他)

たぶんこれを見た彼女は「ドーナツだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。

この系譜の学問がその後生み出されていないこと、これが近代では大人気になったこと、欧州なら定理ラッシュになって、それが日本で花開いてもおかしくはなさそうなのに、日本国内でこういうのが生み出されないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。

ナッシュ均衡(ジョン・フォーブスナッシュ

「やっぱりゲーム理論は役に立つものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「囚人のジレンマ」でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この概念にかけるナッシュの思いが好きだから。

断腸の思いで選びに選んでそれでもパレート効率的ではない、っていうあたりが、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、その「部分最適戦略」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。

ナッシュ均衡による戦略を俺自身はダメとは思わないし、もう選択しようがないだろうとは思うけれど、一方でこれがアメリカ旧ソ連だったらきっちり冷戦にしてしまうだろうとも思う。

なのに、各所に頭下げて迷惑かけて部分最適戦略を選んでしまう、というあたり、どうしても「自分の利得を最大化してきたものが捨てられないオタク」としては、たとえナッシュ均衡がそういう概念でなかったとしても、親近感を禁じ得ない。概念自体の一般性と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。

ユークリッド原論(エウクレイデス)

今の若年層でエウクレイデス(ユークリッド)見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。

キリスト生誕よりも前の段階で、数論とか初等幾何とかはこの原論で頂点に達していたとも言えて、こういうクオリティ数学書がエジプト紀元前に書かれていたんだよ、というのは、別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく数学好きとしては不思議に誇らしいし、いわゆるマス北野数学者と思ってる彼女には見せてあげたいなと思う。

フェルマーの最終定理ピエール・ド・フェルマーアンドリュー・ワイルズ

フェルマーの最終定理の「設問の単純さ」あるいは「投げっぱなし感」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。

「この余白はそれを書くには狭すぎる」的な感覚数学オタには共通してあるのかなということを感じていて、だからこそアンドリュー・ワイルズの行き着く先はフェルマーの最終定理以外ではあり得なかったとも思う。

「一般化された予想問題を解く」という数学オタの感覚今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の源はフェルマーの最終定理にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。

ギリシアの三大作図問題(ギリシア時代の数学者たち:詳細不明)

これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。

ういういかにも簡単に解けそうな作図をこういうかたちで問題にして、その証明が非オタに受け入れられるか気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。

数学ガール(結城浩

9個まではあっさり決まったんだけど10個目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的に数学ガールを選んだ。

ブルバキから始まって結城浩で終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、ネット時代以降の数学萌えの先駆けとなった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。

というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10個目はこんなのどうよ、というのがあったら教えてください。

「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。

こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。

物理オタが非オタ彼女物理世界を軽く紹介するための10人

via : http://anond.hatelabo.jp/20080721222220

まあ、どのくらいの数の物理オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、

「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、

 その上で全く知らない物理世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」

ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、物理のことを紹介するために

見せるべき10人を選んでみたいのだけれど。

(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女物理布教するのではなく

 相互のコミュニケーションの入口として)

あくまで「入口」なので、時間的に過大な負担を伴うマニアックな人物は避けたい。

できれば伝記が出てる人物、少なくともブルーバックスレベルにとどめたい。

あと、いくら物理的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。

物理好きが『ケプラー』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。

そういう感じ。

彼女の設定は

物理知識はいわゆる「ブルーバックス」的なものを除けば、中学校程度の物理は知ってる

サブカル度も低いが、頭はけっこう良い

という条件で。

まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。

アルバート・アインシュタイン

まあ、いきなりかよとも思うけれど、「アインシュタイン以前」を濃縮しきっていて、「アインシュタイン以後」を決定づけたという点では

外せないんだよなあ。知名度もあるし。

ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。

情報過多なアインシュタインの業績の数々について、特にリーマン空間上の時空の幾何学という数学的側面が強い一般相対論について、

どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報彼女

伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」試験としてはいいタスクだろうと思う。

アイザック・ニュートン

アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな物理学者(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの

という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには

一番よさそうな素材なんじゃないのかな。

物理オタとしてはニュートン力学万有引力法則は“常識”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。

スティーブン・ホーキング

ある種のSF物理オタが持ってる時空制御やタイムトラベルへの憧憬と、一方で時間順序保護仮説を唱えるオタ的な理論物理へのこだわりを

彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもSFオタ的な

「一般相対論破綻」を記述する特異点定理

量子力学重力統合」を提唱する量子重力理論

の二つをはじめとして、オタ好きのする理論世界にちりばめているのが、紹介してみたい理由。

ジョン・フォン・ノイマン

たぶんこれを見た彼女は「モーツァルトだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。

これほどの変態的天才がその後続いていないこと、これがアメリカでは軍事への貢献で大人気になったこと、

数学から経済学までのあらゆる分野に影響を残した天才ぶりはアメリカなら実写テレビドラマになって、

それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、

日本国内でこういう天才が生まれないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。

ジェームズクラークマクスウェル

「やっぱり物理は目に見える自然現象を説明するためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「アンリ・ナビエ」

でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、電磁気学にかけるマクスウェルの思いが好きだから。

(以下思いつかねえ)

レオンハルトオイラー

今の若年層でオイラーを目指す人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。

量子力学よりも前の段階で、力学現象を解析的に取り扱う哲学位相空間の技法は彼で頂点に達していたとも言えて、

こういうクオリティ物理学者数学者の片手間でこの時代に生まれていたんだよ、というのは、

別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく物理好きとしては不思議に誇らしいし、

いわゆるニュートン力学でしか物理を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。

アマリー・エミー・ネーター

(還元論的)物理の「本質」あるいは「原理」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。

「あらゆる基本的な物理量は保存する」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、

だからこそ理論物理学の最も基本的な量はハミルトニアン以外ではあり得なかったとも思う。

複雑系を取り扱う新しい物理」というオタの感覚今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の

源はハミルトニアン(時間並進対称性に起因する保存量)にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、

単純に対称性と保存量の美しい関係を楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。

エドワードウィッテン

これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。

こういう純粋数学チックな物理を元文系の天才物理学者が推進していて、それが非オタに受け入れられるか

気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。

リチャード・P・ファインマン

9人まではあっさり決まったんだけど10人目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にファインマンを選んだ。

アインシュタインから始まってファインマンで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、場の量子論以降の

素粒子物理時代の先駆けとなった人物でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい人物がいそうな気もする。

というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10人目はこんなのどうよ、というのがあったら

教えてください。

「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。

こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。

10人は疲れるなこれ…。穴だらけだわ。そういう意味では元増田すげえな…。

ディラックとかハイゼンベルグとかシュレディンガーあたりを入れたかったが入らなかった。

あと湯川秀樹朝永振一郎も入れたかった。

2008-02-15

http://anond.hatelabo.jp/20080215144415

論理的思考力というのもそうなんだが要するに集中力と持続力ですよ。

だから、1年かけて絵を仕上げたとか、不利な対局でも投了を認めざるを得ないとこまで

がんばるとか、そういう事と等価な部分はあるでしょう。うんざりするような単純作業を、

完成形をイメージしてこつこつ進めるという事は、「すぐに結果を出すこと」とは矛盾するし、

頭のよい人ほど安直に結果を出すことを求められがちになるけど、みんながそれをやったら

責任のなすりつけあいと業績のかすめとりあいで社会が貧しくなるので。

ただし特に数学をやっときゃよかったと思うのは「数式の読み方」がわからないことです。

オイラー(理系数学者/天文学者、有神論者)が無意味な数式をディドロ(文系哲学者

無神論者)に突きつけて、「ゆえに神は存在する、返答せよ!」と恫喝した、という

ネタがありますが(ちなみに実話ではないそうです)こういう不安感は一介の文系としては

いつも持っています。そうすると、ちょっと数学を知っている人が tips 的なものを書い

たり、最新科学の業績について「わかりやすく」解説した本とかを買って読んで何の役にも

立たないといったことにもなるわけで、そういうのが嫌なら少し勉強したほうがいいです。

まぁなんというか工学的制御の結果として「一定速度」とかを実現している電車

到着時刻を考えるのに微分方程式は要りませんよね(時刻表を見ればいい)。で、最短

ルートを求めるという「組み合わせ最適化」についていえば数学ができることは

それほど強力ではないし。エンジニアリングがうまくいって世の中に人工物が溢れた

結果が、数学があんまり役に立たない、という現状をもたらしたともいえます。

2007-12-01

自分のバックグラウンドを少し明かしたほうがいいのではないか

まじめに話し合おうとしているのか、中2病の大学生二日酔を慰めようとしているのかによって対応は違うから。なんにせよ、元増田ゲーデルを知らないことはよく分かった。以下読み物。

数学歴史は長いが、ユークリッドピタゴラス以降、恐ろしく長い空白があった。その後、ニュートンライプニッツあたりから突如急角度の上昇が始まる。この後、オイラーガウスといった大天才がヨーロッパに続けざまに現れて17世紀から19世紀くらいまでは数学の黄金期と言って良い。こんな急激な進歩があったのは、数学物理学、工学がかみ合って足並みをそろえて進歩を始めたことに原因がある。当初、数学は本当に純粋学問だったが、微分積分が物体の運動を予言できることからにわかに風向きが変わり始めた。

反証可能性」「未知の事象の予測」「知られている事象との一致」といった厳しい原則に基づく科学的アプローチは天動説に反する観測的事実が蓄積し始めたことに端を発するといってよい。太陽を中心とする円形軌道に地球を諸惑星を置いたコペルニクスモデルは、当時の精密化した天動説と大差ない誤差を持っていたが、太陽を焦点とする楕円軌道を提唱したケプラーは、きわめて精密に観測結果に一致した。

その後、ニュートンが現れ、ケプラーの法則万有引力の法則と微積分で説明することに成功した。

このように近代数学と近代科学は足並みをそろえて歩き始めたのだが、この二つには大きな差がある。自然科学(いわゆる科学)は自然の事物を理解するための仮説の集合であるのに対して、数学とは最初に提示された公理とその操作方法に基づく演繹された知識の体系であるということ。つまり、数学自然に根ざしていない。これは強調してもしすぎることはない点で、しばしば数学者はこの数学の自立性を以って自然科学を見下すことがある。

数学公理とその操作からなる演繹的な体系と書いたが、もちろんはじめはそうではなかった。最初はものの数を数えるところから始まり、距離を測り、面積を測り、重さを量り、時間を計るためのツールだった。つまり自然に根ざしていた。が、19世紀後半に精密化が進んだ後、いったん数学は崩壊の危機に面した。それを救うために公理系を整理し、再出発して網羅的に数学の完全性、無矛盾性を証明しようとする動きがあらわれた。だが、最後にはゲーデルが現れ、完全且つ無矛盾公理系はないと証明して、公理主義者たちをがっかりさせた。

数学は出発点こそ自然科学に密着していたが、今では(失敗したものの)公理に基づく独立した体系と考えて良い。そうしたところで、数学の出す答えが変わるわけではない。が、じっくりと考えたときに、自然現象がこうもうまく数学に従うという点については少し気味の悪さを感じざるを得ない。たとえば、速度を積分すると距離を算出できるというのは、科学的な仮説である。この仮説は徹底的に検証されているので安心して利用できる。だが、速度ときょりという自然現象がなぜ数学概念である微分積分にこうも厳密に従うのか。突き詰めて考えると、それは時空間の線形性、時普遍性に支えられているが、それ自身がなぜそうなのか、誰にも分からない。

微分積分というのは公理から出発して導き出された数学の体系のひとつである。それ自身は自然科学的アプローチで反証する必要ない。なぜなら、数学の証明は自然科学実験による「証明」とはまったく異質の厳密な証明だからだ。一方、自然科学実験による「証明」は確からしさを積み上げることでしかない。

http://anond.hatelabo.jp/20071201141145

2006-12-08

とあるはてな貴族の密談

http://anond.hatelabo.jp/20061207123250

http://anond.hatelabo.jp/20061207141031

娼婦B「お早うございます。今日は冷えますわね。」

紳士C「おかげで配達員時代を思い出すな。」

娼婦A「えっ、貴方にそんな極貧時代が?」

紳士C「今日の地位を得るために、どれだけの変遷を辿ったか、君にはその10%も喋ってないはずだぞ。」

娼婦A「そんな…。貴方は生まれてこのかた、その風貌を維持されてたのだと思ってましたわ。」

紳士C「人間は一様ではない。かといって二通りでもないな。」

娼婦B「二項対立的に人を認識しなさんな、ってことよ、貴方。」

娼婦A「数学には疎いわ。オイラー完全数はもうこりごり。」

紳士C「オイラーを知っているだけでも十分だ。あとは友愛数とか、フェルマーの最終定理とか、…、ゆとり教育の弊害で、彼らの功績も浮かばれないな。」

娼婦B「だから『博士の愛した数式』はベストセラーとなったわけですわ。数学にロマンを見た小川さんには、ほんと敬服しますわ。」

「続きを読む」記法って使えましたっけ?

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