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2022-05-10

魔導師の人たちって、いわゆる「魔法使い」とは全く異なる存在だよな。

おれはまだ魔法使えないんだけど、魔導師の人たちってなんか勘違いしてないか

あ、魔導師といっても魔+導師意味魔導師を名乗っている人は違うぞ。

魔法指導者みたいな意味から魔法を使えることは大前提

魔力を持っている、選ばれし逸材たち。

それに対して魔導+師の意味での魔導師たちって、よう考えたら魔法とか魔力を「導いてる」だけよな。

あくまでも自分とは別の所にある魔法・魔力を、アイテム自分の体を触媒?にして対象に向けて行使する。

必定、その行使できる力の上限は自分以外の場所にある魔力・魔法の上限の制約を受けるし、

導くべき魔力・魔法隠蔽されたり、アクセスを阻害された場合は、途端に無力化されてしまう。

魔導師諸君、それってホント自分の実力だって、胸を張って言えるのかな?え?おん?

2022-05-01

話題作品に対して持ち上げる奴もケチつける奴も嫌い

お前の自己顕示欲のための触媒にするんじゃねえよ気持ち悪い。

ゴールデンカムイ超最高です><(この作品凄さが分かる私ってセンスいいよね)」

ゴールデンカムイオチ微妙でしたね( ´_ゝ`)(この作品マウント取れるってことは私はそれより上ってことです)」

みてーなの全部キンモー

消えろ

2022-03-21

ロシアで採れる主な資源って天然ガスパラジウムらしいけど、

天然ガスゼロエミッション需要低下確定(天然ガスより原発推進の流れになってる)

パラジウムは主に自動車排ガス触媒に使われていてEVにはほぼ不要

とあと十数年でいらなくなるものが多いらしい

結局EVとかゼロエミってロシアを殺すためにやってるんやな

そらロシア発狂して西側恨みます

てかマジでゼロエミやEVが上手くいったらロシア死ぬやん

経済的には核兵器並みの破壊力やと思う

2022-01-30

JAXAの老人が本当に言いたかったであろうことを言語化する

世の中のSF作品には嘘が多くそれによって勘違いをする人が多く居て困る。

私は前々からそういった人達勘違いからくる発言によって迷惑してきた。

取材だったり、質問だったり、若手の失敗、取引先の相手との行き違い、あらゆる場面で「SFから得た間違った知識」にストレスを感じさせられてきた。

同じような間違いを何十人何百人という人間が口にし、その度に指摘し続けることに疲れた

巷でSF映画話題になる度に、そういった勘違いをした人がまた自分のもとにやってくると思うとウンザリする。

映画CMを見るだけで、作品面白さが最優先で現実科学なんてものはそのための触媒しか思ってないことが伝わってくる。

頼むから科学もっと敬意を払い興味を持って欲しい。

詳しい人間に大雑把な質問をぶつけるだけで好奇心を満たしてしまわずもっと根源的な部分からしっかりと知識を積み上げて欲しい。

SF作品であっても、現実事象ちゃん再現しようという気持ちがあるのなら否定する気はなく、それらが「正しい知識」を多くの人に授けてくれる事さえ期待する。

私は前に「プラネテス」という漫画もまさにそういった作品であるかのように誰かに薦められた。

そのことを思い出してふと手にとって見たが、なんのことはないこれもまた嘘まみれの作品であった。

私は非常に強く傷ついた。

私が嘘にまみれたSFを嫌いだと知っているはずの人達からこんなものを薦められたことに苛立ち、孤独感に襲われ、この世界から断ち切られた絆を必死に取り戻そうと焦ってしまった。

結果として見境のない攻撃を行ったことを謝罪したい。

私の頭の中で「プラネテスという作品」「その作品の読者」「フィクションから得た間違った知識を信じる人」「間違った知識を信じたことで宇宙事業の足を引っ張るような人」がごちゃまぜになっていた。

特に最後の「間違った知識を信じたことで宇宙事業の足を引っ張るような人」と「プラネテス」が結びついた時、過去のあらゆる悲しみの原因がプラネテスにあるかのように私の脳が錯覚を起こしたのだと思う。

幾千の作品の行く万という嘘によって作り出された幾億の人の勘違いの全てからまれた苛立ちを、たった一つの作品にぶつけてしまった。

これはあまり理不尽だったように思う。

もしも私が突然「私は日本人に沢山酷いことをされたので、日本人である貴方を殺すことで憎しみを晴らします」とお互いに初めてあう相手同士で言われたらギョッとするだろう。

それと同じことをしてしまった。

私が理解してほしかったのは「作品としてしっかりしている」と言われるようなSFでも「サイエンスとしての考証がしっかりしていること」は全く保証されていないという事だったのに。

そして、その違いを切り分けることな安易につなげて考え「この作品面白いから、この作品は本当なんだ」というような勘違いはしてくれるなという事だったのに。

これも少し違っていて、実際には「勘違いはしてくれてもいいが、それが勘違いなのかどうかを自分で本を読んで学ぼうという姿勢を持ってくれ」なのだ

漫画から得た知識繋ぎ合わせてもどこまでも漫画から得た知識連鎖しかならない。

自分でしっかりと学んで欲しい。

面白SFを読んだ次に向かう先が、次の面白SFではなく、科学雑誌であってくれればいいのに、そういった自分気持ちが世の中とすれ違っていると感じて、産まれ孤独感が暴走してしまった。

作品面白さは科学的な正しさを保証しない」ということを、世の中のすべての人に理解してもらおうなんて押し付けだったのかも知れない。

リアリティがある作品こそが素晴らしいという価値観が逆流していき、素晴らしい作品であればそれがリアリティであると世の中が歪んでいったのだなんてのは私の杞憂なのかも知れない。

兎にも角にも、私が自分の長年の苛立ちを特定作品のものにぶつけたのは度が過ぎたことだ。

ありとあらゆる罪の根源を特定の何かを生贄にして押し付けるようなことなどが許されるのは神様ぐらいのものだ。

人間のくせに「現在過去未来その全ての悪の象徴としてお前を断罪する」なんて口にしたのは「分を弁えない」ことだった。

人間に出来るのは、あくまで一度に一つの作品に対して、一人の人間に対して、一つの間違いに対して、一つずつ対処していくことだったのに。

長い時間の間に溜まってきた不満を一度にぶつけてはいけなかったのだ。

個人的わだかまりや消化不良な怒りの積み重ねから出た99%の八つ当たりをさも100%正当な怒りのようにぶつけたことを謝らせて欲しい。

それでもわがままを言うならあの怒りに1%ほどは正当なものがあったということぐらいは許してもらえないだろうか。

私達はいだってフィクションからまれた嘘によって現実がおびかやかされること」に怯えて暮らしてきたのだ。

有名な作品であれば有るほど些細な嘘がより多くの人を巻き込み大きな渦となって現実に襲いかかってくる。

作品において嘘を書く」ということは、どこかで現実科学と戦っている人間に突然の大嵐となって遅い来る可能性を生むとういことを知っておいて欲しい。

それでも、これは私達科学者が戦わなければいけない私達の問題なのだということから目を逸らすつもりはない。

ただ、「分かった上で、それでも誰かを楽しませるために仕方なくやっているだろう」と思わせて欲しい。

本当に、本当に不安になるのだ。

娯楽作品安易に飛び交う嘘を見る度に、それがどんな形で自分たちを脅かしにくるのかが。

私達の臆病さを、慈悲を持って許してくれるとありがたい。


こんなもんかな?

なんで俺が言語化するのかって?

かんたんだよ。

あの爺さんはプライドも高いし半端に知識も有るしその癖ボケが進行しているからもう自分の口で自分が言いたいことも言えなくなってるからさ。

からその代わりに俺が言ってやるのさ。

言語化ってなにも本人がしなきゃ駄目ってこともないだろ?

他人の口からから言えることもある。

赤ちゃん気持ち母親が代弁しなきゃ駄目なのと一緒だよ。

プライドと脳の性能が釣り合わなくなったお爺ちゃんなんて赤ちゃんみたいなもんだからさ、優しくしてやろうや。

2021-12-04

普通の飯を食レポすると体験の質が下がる

今日食レポ業者王将より

「五目あんかけラーメン

期間限定メニュー人気NO.1ということですが早速いただきます

まずはあんかけスープから

あつっあつっ……

熱すぎて味がわかりませんがオイスター的な中華的な発覚とかその辺の風味が強いですね

塩気や甘みが抑えめなのでうま味がすごく感じますが逆に言うとうま味だけが強すぎてバランスが悪い感じです

お次は麺をいただきます

あんかけたっぷり絡んでいます

口に入れると……ボソボソ感が凄い

このボソボソがあんかけたっぷり絡めているんでしょうがボソボソが凄い

風味も卵のなのか小麦粉のなのかボソボソした感じがずっと纏わりついてくる

ただものすごくラーメンって感じで「俺は"五目あんかけそば"じゃなくて"ラーメン"が食いたかったんだよ」というクレームが入る心配はなさそうです

お次は具を

具は白菜・チンゲン菜・人参豚肉しいたけエビが1個ずつ

しいたけエビが1個ずつなのがパットケチ臭いですが食べてみると肉厚なので2、3回に分けて食べられるから全体で見るとバランスは取れてます

この2つは肉厚なので味についても比較的濃厚です

ただ野菜マジで出涸らしですね

メニューには「野菜の旨みがたっぷり出たスープ」と書かれていますが、見方を変えれば「うま味がたっぷり抜けたあとのクズ野菜」が入っているということですね

ラーメン屋でチャーシューがついてくるのはそもそもチャーシュー自体がダシをとった出涸らし再利用品だというのはあります野菜でソレをやるとここまで味が消えるんですねー

口に入れると強烈な青臭さに対する味の薄さのギャップで脳が一瞬バグます

豚肉は表面をしっかり焼きすぎて固くなってますがおかげで肉汁が出きらずに残ってて美味しいです

見えました

これは個別に食べちゃ駄目ですね

具材スープと麺をいっぺんに口に運ばないとボソボソ麺・うま味だけスープ出涸らし野菜個別に味わう羽目になるのです

いざ、一緒に……ボソボソの弱々しい麺とシャキシャキ野菜が口の中で喧嘩して噛む強さをどうしたらいいのか顎が混乱してUXがクソになりました

なんだこれは……麺に合わせれば野菜の硬さが邪魔になるし野菜に合わせると麺の食感がなくなってボソボソだけが残る……

うーむ……難解ですね

まあ野菜野菜というだけで栄養バランスがよさそうという付与勝ちがあるからセーフとしましょう

スープと一緒に食べて流し込んどきゃいいですね

問題はあります料理としてのアイディアはいいですね

出汁で旨味をとったスープを作ってそれを麺と絡めながら食べるというラーメンという料理本質に迫っています

五目あんかけ焼きそば場合は、あんかけ具材大事食材の一部ですが、五目ラーメンになると出汁を取るための出涸らしになるのですね

どっちつかずの料理にすることなく割り切って出涸らし出涸らしとしてぶっこんでしまったのは割り切ってます

出涸らしクズ野菜を捨てることなく客の胃に入れているかエコロジーです

麺も単体としての味わいを完全に捨ててスープに絡めるためだけに全ての性能をかけていて割り切ってます

スープだってそれ自体で飲むとうま味成分が強いだけではうまいことにならないことを教えてくれて勉強になる

麺を触媒にしてスープを味わうという行為のために全てを犠牲にする姿勢ラーメンとして非常に本質的ですね

ある意味では冒涜

プロレスラーダッチワイフ相手プロレスしたり完全にブック無視ガチで殴り合ったりするようなもんです

ラーメン屋の看板ではなく餃子の王将という看板を出してるからこそ出来る仕打ちですな

うん……こんなん考えず「うまいうまい!不味い!うまい!不味い!」って食ったほうがぜってーいい気分で食い終えられたわ

食レポはメシが不味くなる

2021-11-09

anond:20211109233400

分かってないから分かってないなと言ってるんだよ。

現に俺がちゃん説明した文章ですら読めていないから、貴様が「分かってない人間であるという評価はむしろ裏打ちされた。

その証拠自分で言ってる。俺は「全部言わなくても分かるだろ」ってスタンスですらない。

「全部言わないから分からなくてもいいよ、好きなように受け取ってあとは勝手に進めてくれ、話を広げるも打ち切るも自由だ、俺のことはどう思ってくれてもいい」というスタンスなんだよ。俺は理解を求めていない。触媒をぶん投げていくような芸をしただけだ。

そういうニュアンスは先のトラバをまともに読んでいれば分かっていたはずだが、尚も俺のことを「全部言わなくても分かるだろ」みたいな、理解を求めるくせに己のコミュニケーション不全を顧みずイキっている傲岸不遜な人間だとみなしている。

俺のことをそういう人物だと思い込みたいバイアスによって人物像を捻じ曲げているわけだ。

まり貴様架空人物に向けて自家発電的に勝手に怒りをジェネレートして、怒りたいように怒っている。

そんな趣味に付き合っている俺は優しすぎて全増田が惚れてしまうようなナイスガイだ。アンダスタン?

2021-10-26

anond:20211025163920

全部ひっくるめて「温暖化」が最強の敵になったので。

ここに挙げられているものの多くは内燃機関火力発電が原因のもので、でも煙突触媒つければ(あるいは燃焼に頼るのをやめれば)なんとかマシになる。

でも「触媒つけようが、カーボン石油もこの場合カーボン)を燃焼してエネルギーを取り出す場合、どうやってもさけられない燃焼CO2の発生」が残ってラスボス化した。

そして外国では「カーボンエネルギーやめます。燃焼なんてもってのほかだ。ウランから熱だけキレイに取り出します」が解決手段になったしそのためEVも割安でつかえる

日本はその熱取り出し機械原発地震でぶっこわされたので8割くらいは火力発電にもどしているが、

それだと電気代が割高(石油も輸入ものだしco2ペナルティも払わされる)。

ウランは昔たっぷり輸入してあるのにそこから熱がとりだせない。

とにかくエネルギーがないとamazon配送自動車もウーバーイーツもマグロ漁船も前に進めない。困っている。

anond:20211025205929

対策を止めたら戻るよ 排ガス燃費向上と触媒義務化で無くなったしな 環境ホルモン下水中のヒトのホルモン成分じゃねって説がなかったっけ?

2021-10-21

外人ってスマホ写真から邪魔被写体を消す技術ほんと好きだよな

昨夜GoogleがPixel6を発表して紹介動画ざっと見てたけど

カメラ機能の紹介で「AI技術を駆使してこんなに簡単自然写真の中の〇〇が消せます!」みたいなのにやたら力が入ってて、なんだかなーという気分になった

 

新型コロナ流行る前の年、娘の幼稚園入園式の記念写真撮影を友人が買って出てくれた

おかげで俺と嫁はスマホデジカメを気にする事なく式に参列することができた

数日後、友人から写真が送られてきたのだが、その中にぎょっとするものがあった

それは正門前で娘と嫁が並んでいる記念写真だった

娘と嫁以外の人間が一人も写っていなかった

全く同じ構図で他の参列者や児童先生が写っているものもあったので、何かのアプリで除去したものだとすぐに気づいた

友人なりにサービスしたつもりだったのだろうが、その写真を見た娘は泣き出してしまった

俺と嫁は「きっとカメラが壊れていたんだよ」と娘をなだめてその場をごまかした

 

この一件があってから写真を精密に加工する(特に、写っていたはずのもの簡単に除去できてしまう)技術には俺は否定的

写真(ビデオもだが)は、レンズに写った(映った)もの全てを余すところなく残すから価値があるんだと思う

から都合よく消したり足したりするのが当たり前になったら「そこには本当は何があったのか」「そこには本当にそれがあったのか」が分からなくなり、過去を振り返る触媒としての価値がなくなってしま

10年後、20年後、あるいはもっと先の未来、娘との思い出に浸る時に「はて、確かここには誰かがいたはずだが」「おかしい、この場にこの人がいるはずがない」「この時の娘は不機嫌だった記憶があるが、なぜ笑っていたのだろう」と首を傾げながら、娘との思い出そのもの曖昧模糊とした物へ劣化する年老い自分想像して胸をかきむしりたくなる気分になった

2021-10-14

魔法少女が変身する時の触媒に埋め込まれてる宝石はどこからくるのか

2021-10-07

anond:20211007113212

どちらかと言うと研究内容の方が気になる

ノーベル化学賞アメリカ人ドイツ人」って見出し記事があったけど大事なのは国籍じゃなくて何やったかだろうと

せめて「有機触媒発明アメリカ人ドイツ人ノーベル化学賞」って書いて欲しい

2021-08-23

anond:20210823022801

シンフォギアが近いって言われてるけど全く違うでしょ。

歌を触媒に使って最終的に暴力で全部解決してる。

初代マクロスは結局そうなんだけど、そこから「歌だけで敵を倒してみよう」って所がマクロス7の革命なんだな。

文化侵略武力による防衛の同時進行がマクロスにおけるコンセプトだったのを一度ぶっ壊して再構築したわけだ。

歌で弱らせながらミサイルをぶっ放すのではなく、ミサイルをぶっ放したらそれがスピーカーになって歌でやっつけるっていう意味不明作品誕生する。

まあその大革命は上手くいくことなく、次の作品以降はいつもどおり歌で弱らせた所をミサイルぶっ放すんだが。

じゃあシンフォギアはどうなのかっていうと、歌は武器を使うためのトリガーであって歌の内容で感動させることさえしてないんだよな。

これはある意味マクロス7とは逆方向の進化なわけだが、結局それって他の作品から脱出したマクロスから有象無象へと回帰するだけで進化というより退化に近いんだよ。

武力象徴であるロボを使った上で、徹底して文化によって戦うことを選ぶっていう行為によって表現される新しい戦闘行為の形がマクロス7だったんだが、結局人類はそこに対して説得力を感じることが出来ず、暴力によってしか解決できない問題が沢山あるんだという概念に引きこもったま21世紀はもう20年も使われてしまったんだな。

2021-08-14

いかにしてヴァイオレット・エヴァーガーデン第一次世界大戦を語り直したのか

ソースhttps://www.animefeminist.com/history-not-with-a-bang-but-a-letter-violet-evergarden-rewrites-traditional-world-war-i-narratives/

暁佳奈のライトノベル原作とする京都アニメーションの名作、ヴァイオレット・エヴァーガーデンネットフリックスで公開されたとき初見の私が想像していたのは、Foreignerのヒット曲さながら、愛というものを知ってみたい少女の無邪気な物語だった。まさか号泣することになるとは。

ものの数分でその予想は裏切られた。

この作品は涙なしには観られない戦争ドラマであり、スチームパンク歴史改変モノだったのだ。しかし、何よりもトラウマにまつわる物語だとわかった。

PTSD歴史1900年代初頭の文学作品における定形表現、そして人気ジャンルである戦争物語」を、本作は、少女兵士主人公とした上で見つめ直している。第一次世界大戦歴史、とりわけ女性歴史を振り返り、再解釈することで、かつての物語に対してフェミニスト的なテーマ根底に据えた新たな息吹をもたらしているといえる。

Dulce et decorum est歴史フィクションにおける第一次世界大戦

戦争物語という切り口からヴァイオレット・エヴァーガーデン解説している人は珍しくない。例えば「Mother’s Basement」というYoutubeチャンネルでは、人情味を持って共感表現し、ヴァイオレットの成長を描ききったシナリオの妙について見事な考察動画がアップされている。だが、トラウマ障害を抱えた少女が自信を持って活躍できるようになっていく様子や、いかPTSDリアルに描かれているかという点については、あまり取り上げられてこなかったように思う。

この点を踏まえた上で、テルシス大陸における戦争モデルとなった、第一次世界大戦の基本事項を整理するところから始めようと思う。ざっくりと言えば、この大戦1914年から1918年の間に起こったもので、何がきっかけとなったかは諸説ある。開戦とともに急速に戦火が拡大したけれど、1914年の冬までには終結するだろうというのが大方の見方だった。

その目算が外れたのは言うまでもない。戦争は4年も長引き、フランスドイツイギリスを中心とした各軍のインフラは、塹壕戦と呼ばれる、この時期に流行した新しい兵器や戦法に対応するための装備が圧倒的に不足していた。

兵士の多くが若く経験不足だったこともあり、戦いは想像以上に過酷ものになっていった。戦争から帰還した兵士たちの間には、「新しい」病気蔓延した。俗に「シェルショック」と呼ばれ、後に「PTSD」や「PTSS」 (心的外傷後ストレス障害、外傷後ストレス状態)として診断されることになる、「男性ヒステリー」という病だ。

ヒステリー」とは、当時、性別役割分担に厳格だったヴィクトリア朝時代に用いられた医学用語で、今で言うところの鬱病不安神経症、心的外傷後ストレスといった精神疾患全般を表すものだったが、適用対象シス女性ほとんどだった。そのため、「ヒステリー」扱いされた兵士たちは周囲から男失格のレッテルを貼られ、つまはじきにされる結果となった。

兵士だけではない。第一次世界大戦に参加した国々とその植民地は、集団的トラウマに苦しんでいた。とりわけ顕著なのはドイツで、戦争への参戦とその後の経済低迷の影響からナチスの台頭を許すほどだった。フランスイギリスドイツメディアでは、この大戦は未だ主要なテーマであるし、世界各国の兵士とその家族が残した手紙は今なお読むことができる。

この大戦世界に与えた影響は計り知れず、文学歴史、そして現代戦争にも様々な影響を及ぼしている。だが、ここで重要になってくるのは、戦争にまつわる有名な物語歴史で描かれるのは男性ばかりなのに対し、本作の主人公であるヴァイオレット・エヴァーガーデン女性兵士ということだ。

男性ばかりなのは当然、当時の軍隊で中心的な役割を担うことができたのは男性だけだったからだ。例外としては、第一次世界大戦において戦闘に参加した唯一の女性イギリス兵、フローラサンデス(セルビア所属)や、マリア・ボチカリョーワという若い女性が隊長を務めた、「ロシア婦人決死隊」と呼ばれるロシア軍の小隊などが挙げられる。

だが、第一次世界大戦軍隊従事した女性の多くは、戦場看護師として働くか、工場で働くなどが一般的だった。例えば、アメリカの「ヨーマネッツ」や「ハローガール」と呼ばれる女性たちは、銃こそ持たなかったが、電信技師カモフラージュデザイナー魚雷組立工など、幅広い仕事によって戦争を支えた。

軍に従事した女性たちにも多くの物語があったにもかかわらず、戦争物語フィクション作品ほとんどが男性中心となっている。女性はもっぱら脇役として登場し、戦死した兵士を嘆き悲しんだり、恋人役だったり、あるいは…良からぬことをされる。言ってしまえば、男性キャラクターを成長させるための舞台装置であり、そのためだけに殺されてしまうことも少なくない。

戦場の先にある人生ヴァイオレット・エヴァーガーデンと新たなポスト戦争物語

ヴァイオレット・エヴァーガーデン世界においても、戦闘戦争は男の仕事であり、女性はもっぱら「受動的」な役割に追いやられている。だが、ヴァイオレットは他とは異なり、女性であるだけでなく、兄ディートフリートからギルバートへ「プレゼント」として押し付けられた「道具」という扱いであることから、注目すべき例外と言える。ヴァイオレットはモノ化されているのだ。殺人こそがヴァイオレットの生かされる理由であり、ギルバート命令に従うことが唯一の生きる意味なのだ

こうした虐待と、戦争ギルバートを失ったトラウマ、そして戦場で目にした暴力が相まって、ヴァイオレットは明確なPTSDを抱えることになる。作品を通して、ヴァイオレットは次のようなPTSD特有の症状をいくつも示している。

これらの症状は、娘を亡くして嘆き悲しんでいる作家オスカーのために手紙を書いた後、はっきりと立ち現れてくる。戦いの中で自分がしてきたことを理解し始めたヴァイオレットは、戦場フラッシュバックに苛まれ始める。

最終的に、ヴァイオレットはギルバートを探すために戦地を訪れる。ギルバートを見つけられなかったことで深い絶望に陥ったヴァイオレットは、自殺を試みる。退役軍人自殺リスク現在も高く、自殺者数は戦死者数を上回っている。

第一次世界大戦歴史を描いた物語の多くがそうであるように、ヴァイオレットが抱えるテーマも、いかにして心的外傷後ストレスに立ち向かうかという点に重点が置かれている。このことは、作品構成にも反映されている。

ストーリー序盤におけるヴァイオレットは、戦地での負傷から立ち直ろうとする、感情を失った少女だった。しかし、第7話でホッジンズが警告したように、ヴァイオレットの記憶は「(自身を)燃え上がらせる火」であり、いつか「たくさん火傷している事に気付く」ことになるものだった。そして、ヴァイオレットはそれに気づいてしまう。戦場で過ごした日々を思い出すたび、ヴァイオレットだけでなく、視聴者までもがフラッシュバック体験することになる。

しかし、「女々しさ」とか「弱さ」といったPTSDに対する従来の見方とは異なり、ヴァイオレット・エヴァーガーデンはヴァイオレットのシェルショックを丁寧に扱っている。ヴァイオレットが自動手記人形仕事を通して他人共感してきたのと同じように、この作品視聴者にもヴァイオレットへの共感を求めているのだ。

ギルバートの死を否定するのをやめ、自身トラウマを受け止めたヴァイオレットには、PTSDから立ち直るための長く険しいプロセスが待ち構えていた。トラウマ研究では、これを「心的外傷後成長」と呼び、ネガティブもの(停滞、衝動的な行動、否定)と、ポジティブもの前進対処法の獲得など)の2種類に分けられる。

ヴァイオレット自身にとっても視聴者にとっても幸運なことに、ヴァイオレットの心的外傷後成長はおおむねポジティブものだった。自動手記人形として人と一緒に働くうちに、自分感情を受け入れ、なぜそのような気持ちになるのかを考えて納得できるようになったことで、ヴァイオレットは回復の道を歩み始める。

さて、本作のいわゆる「今週のお客様エピソードの中には、「戦争で失った恋人を恋しがる女性たち」というお約束的展開をそっくりそのまま踏襲しているものがあるが(OVAがその好例)、一応付け加えると、この展開自体本質的に悪であると言いたいわけではない。OVAでは、第一次世界大戦中に多くの女性体験した出来事リアルに描かれており、膨大な量の手紙世界各地に送られたという点も史実に忠実となっている(手紙の多くは歴史資料として残存している)。

しかし、ヴァイオレット自身は、作品を通して、そのような歴史的・文学的な流れに逆らっている。

ヴァイオレットは家に帰ってきたが、想い人は帰ってこなかった。

兵士は、新たな傷を負って帰ってきたのだ。

そして、ヴァイオレットはその生い立ち故に、想い人を亡くしたクライアントと、亡くなった想い人の両者に共感することができる、いわば、境界的な立ち位置人物といえる。「民間人」と「軍人」、「女性世界」と「男性世界」、「家庭」と「軍隊」、そういった境界の中でこそ、ヴァイオレットは真に花開くことができるのだ。

中継役と触媒役— フィクションにおける「受け身女性」のイメージに疑問を投げかける

ヴァイオレットの境界的な立場は、自動手記人形仕事においてユニークな強みとなっている。作中の時代設定と同時期に当たるヴィクトリア朝時代第一次世界大戦期は、タイピストゴーストライターになる女性が急増した時期であり、ヴァイオレットも当時の女性たちと同じく、この波に乗っていると言える。

こうした女性たちは、「媒体としての女性」というお約束表現として文学に登場するようになった。彼女らは、タイプライター電信機、さらには速記法を用いて、人々の思いを目に見える形にし、様々なメッセージを伝えるという役割を担っていた。哲学者文学理論研究者のマーサヌスバウム言葉を借りれば、「目的のために使われる道具」としてモノ化されることも多かったが、家父長制の世界を生きる多くの女性にとって、この種の仕事は、生まれてはじめて主体性を獲得できる場でもあった。

ヴァイオレットの当初の動機は、初めて手にした主体性社会で活かそうとしたヴィクトリアン朝の女性たちとは若干異なっている。自動手記人形を志したのは、他者理解したい、そして何よりも、少佐最期言葉理解したいという目標を叶えるためだった。そして、人々の思考感情の「媒体」としての立場を通じて、自分感情をよく理解し、虐待トラウマを乗り越え、主体性を獲得することができるようになっていく。

第一次世界大戦や、そこに至るまでの過程を題材とした文学作品によく見られる、「媒体としての女性」という定形表現とは異なり、ヴァイオレットが主体性を持つことができたのは、その境界的な立場ゆえである戦争に巻き込まれる家庭の立場戦争を戦う軍隊立場、その両者に対して共感理解できるという強力な武器を生かすことで、戦争テーマにしたアリア歌詞を書くために戦死した兵士手紙研究したり、嘆き悲しむ父親のために文字通りの意味媒体となったり、兄弟の絆を取り戻す手助けをしたりと、ヴァイオレットは単に人の気持ちを左から右に渡す中継役ではなく、自らの手で変化をもたらす主体となっている。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン史実の違いは、これまでメディア等で描かれてきたタイピスト媒体役の職業人たちが受け身存在と見なされてきた一方で、ヴァイオレットは周囲の人々の物語積極的に関わっているという点にある。こうした活動を通じて人々の成長を助けていく中で、ヴァイオレット自身にも成長が見られるようになっていく。

11話では、その成長がはっきりと見て取れる。過激派部隊を立ち退け、銃弾に倒れ死に瀕している兵士エイダン最期言葉を記録し、訃報の知らせと最期言葉家族の元へ届けに行くという、物悲しいエピソードだ。戦争の両側面への共感を要するこの仕事を全うしたことで、ヴァイオレットはようやく自分他人に対して素直に悲しむことができるようになる。ギルベル少佐の死をきちんと悼むことができるようになったのも、ここからである

単なる道具でしかなかったヴァイオレットが、今や積極的に自らの心的外傷後成長を促進しようとしている。これは、従来の戦争物語や、シェルショックや女性タイピストにまつわる歴史に対する新鮮かつ現代的なアプローチといえるのではないだろうか。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン第一次世界大戦に大きく影響を受けており、史実によるものから文学から引用されたものまで多岐にわたる。PTSDに対する思いやりあふれる描写然り、「媒体としての女性」という定形表現に対する批判然り、この作品は、歴史上の極めて重要時代最後退役軍人が亡くなり、徐々に記憶から忘れ去られつつある時代—との対話の上に成り立っている。

だが、家庭内物語戦争物語ブレンドし、両ジャンル共通する定番の展開を巧みにひっくり返したという点で、ヴァイオレット・エヴァーガーデンファンタジー世界は、オマージュ元の戦争物語と趣を異にしている。スチームパンクファンタジー世界という舞台の上で、使い古された展開を別な角度から見つめ直すことで、進歩的物語を紡ぎ出しているのだ。

退役軍人の描かれ方、精神疾患女性物語、こうした事柄尊敬の念を込めて丁寧に扱うことで、戦争トラウマにまつわる従来の物語いかに語り直すか、その基準点をこの作品確立したと言える。戦争トラウマにまつわる物語も、より包括的で、健全で、私たちに活力を与えてくれる存在たりえるのだ。それが、従軍した兵士や亡くなられた方々に対する、せめてもの追悼でもある。

戦争は決して変わらない」とよく言われる。だが、ヴァイオレット・エヴァーガーデンが示してくれたように、その語り方を変えることができるのは確かだ。

2021-08-12

氷河期世代ってどんな音楽聞いてるの?

エロゲ文明崩壊したことでお前らに寄り添った音楽はもうこの地球のドコにも無くなったよね?

まさか恥知らずにもクラシックとかを聞いて自分上流階級になったつもりを気取ってるのかい

ホテル街のゴミ箱を漁って金持ちの食残しを食べてセレブと同じ世界に立つ乞食のようじゃないか

すまない馬鹿にしているわけじゃないんだ。

ただ君たちについて語ろうとするとどうしてもこういう話題になりがちなだけだ。

不運な境遇の中首も吊らずによく頑張っていると思っているよ。

それで君たちが聞くような曲なんてあるのかい

恋愛ソングなんて聞いても少しは温かい時代を生きている連中の平平凡凡な愛の歌さえ君たちには身を焦がすような灼熱のようで聞いてられないだろう?

惨めな負け組同士の傷の舐め合いを聞いても自分が生きるために蹴落とし合ってきた君たちは歌われる敵役の側だから聞いてられないだろう?

あれかいジャカジャカと煩いだけのインストなんかだったら君たちでも楽しめるのかな。

聞きたいな。

本棚って人を写すって言うだろ?

それってどんなメディアリストでも同じだと思うんだよね。

君たちを見せてくれよ。

あいいじゃないか、お互いに傷をなめ合うための触媒だと思ってくれればいいからさ。

2021-07-16

anond:20210716160333

HCl+NaOH、と書いても実際はそれぞれ水溶液中で電離しているのをお忘れでは?

HCl水溶液はHCl分子が水の中でプカプカ浮いてるのではなく、ほぼ100%H+とCl-になっている。なぜなら電気的にそのほうが落ち着くから

NaOH水溶液も同様にNa+とOH-電離している。なぜなら電気的にそのほうが落ち着くから

これらを混ぜるとNa+とH+とCl-とOH-が一緒くたになることになるが

水=H2OH2Oでくっついているのが電気的に落ち着くので極一部を除き即座にH+とOH-はくっついて水になる。

結果としてNa+とCl-が残る。こいつらは水中ではNaCl分子として浮いているわけではなくNa+とCl-に電離したままである

なぜなら電気的にそのほうが落ち着くから

なぜ落ち着くのかは中学化学でやっている。

注目するのは単に人がそれを必要としてるから以外に理由はないのでは。

溶媒触媒の反応式は基本的に省略するというのが決められたルールってだけ。

必要であれば書くように求められることもある。受験化学でも何かあった気がするが。

2021-07-04

今やってるNHK朝ドラOPって歌詞KOTOKOっぽいじゃん?

と思ったんだけどよく考えたら佐藤ひろ美の方が近くね?

って考えてちょっと調べ直したんだけどさ、どうも違うんだよな。

I'vっぽい感じは確かにあるんだけど、でも単語区切り方のセンスちょっと違うんだよなあ……。

でも確かにKOTOKOとか佐藤ひろ美とかUR@Nとかそういう文化の中に、こういった感じの歌詞があったはずなんだよなあ。

やっぱKOTOKOなのかな?

本人作詞多いし。

誰か答えを知らね?

榊原ゆいも近い気はするんだよなあ……。

メロディーに対する音ハメの関係があるから特定作曲者との組み合わせの時に現れる個性なのかな?

どこが似てるの?という人向け解説

一人称がぼく

比喩触媒に空を使う

・やや上から目線人生について語ってる感

ノスタルジーへの刺激

自分探しの途中感

恋人がいる日常のひめくり感

記憶や昨日といったループセーブを匂わせる単語

・特徴的なパーツを次々に置いていき聞き手集中力を維持する音作り自体も近いセンス

2021-06-21

どうして昔のバイクルックスにできないのか

性能追求と各種規制が原因の大半だが、度々話題になる割にはいちいち答えるのが大変なので誘導

ヘッドライトの変遷

丸目ヘッドライトガラス製)>スポーツバイクカウルが付く、丸目2灯が主流へ(80年代)>樹脂製レンズとなりさまざまな異形ヘッドライトが生まれる>LED化によりフルカウルスポーツバイクでは逆スラントノーズばかりに

 

フレームの変遷

ダブルクレードルフレームアルミツインスパーフレームダイヤモンドフレーム他いろいろ

 

タイヤサイズの変遷

前が大きく後ろが小さい(フロント19、リア17など、特に大型バイクに多くどっしりとした感じ)>スポーツバイクで旋回性を高める為フロントタイヤが小さくなる(フロント16)>バランスのいい前後17インチ統一される

またバイアスタイヤラジアルタイヤへの変遷により、タイヤ幅が広く扁平率の高いものとなる

 

リアサスペンション

二本サス>モノサス

 

マフラーの変遷

4気筒エンジンには4本出しマフラー>集合管マフラー排ガス規制により巨大な触媒通称弁当箱)が引っ付く

 

ホイールの変遷

ワイヤースポークホイールキャストホイールホンダコムスターホイール)>レーサーレプリカでは3本スポークキャストホイール流行る、その後6本に>最近は複雑な形状かつ細身軽量なキャストホイール

 

エンジン冷却方式の変遷

空冷>油冷(スズキ)>水冷

排ガス規制により2stは全滅

吸気の効率

ダウンドラフト構造によりエアクリーナボックスが上に伸びる、それによって減少したタンク容量を稼ぐ為に上か横にタンクが膨らむ

 

ABS搭載の義務

ABS化しにくいドラムブレーキが全滅

 

チャコールキャニスター搭載の義務

最近になってタンクの下に変なのがぶら下がってたらだいたいコレ

 

マスの集中化

バイク中心部に重心を寄せると旋回性がよくなるという理論だが、これによって尻の切れ上がったバッタみたいなバイクが増える

 

以上の各部変更の為、現在バイクに昔のバイクのガワを載せようとしてもZ900RSのような「よく見るとコレジャナイバイクが出来上がってしま

間違ってるとか追加あればコメント願います

2021-06-06

anond:20210606114955

情報どうもです!みつかりました

新潟大、世界最小エネルギーで水の電気分解成功

宇都宮

2021年6月2日 17:54

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世界高水準の酸素発生電極との過電圧比較。赤が今回開発した電極

 新潟大学自然科学系による研究グループは、超低過電圧で水を分解する高活性酸素発生触媒を開発し、世界最小のエネルギーで水を電解することに成功したと発表した。

 化石燃料に代わる新たなエネルギー源の1つとして水素が期待される中で、水の電気分解による水素生成技術研究も進められている。しかし、電気分解を行なうための電解質水溶液である水電解セルでは、理論電圧である1.23Vに加えて、酸素発生電極と水素発生電極への過電圧必要で、前者は現状では300mV程度と高いのが課題だった。

 研究グループでは、多孔性ニッケル基板とチオ尿素をともに焼成すると、窒化炭素に包まれた硫化ニッケルナノワイヤーが同基板上に析出することを発見酸素発生電極として利用することで、32mVの超低過電圧での水の電解に成功した。

 分析によれば、硫化ニッケルナノワイヤーと電解質水溶液の界面に、触媒活性サイトとなるニッケル酸化物層が形成され、基板から効率的電子輸送が行なえたことが要因だとしており、高水準な電極と比べても大幅に低い電圧での電解が可能だという。

 同グループでは、今回の結果が高効率水素生成技術の実現につながるとしており、今後はこの水電解セル太陽電池による、実用的な太陽光水素生成システムの開発を目指すとしている。

編集部おすすめ記事

2021-05-26

anond:20210526100029

モンハンやるのが友情かあ……浅い友情しか知らなくて可愛そう

本当の友情ってゲームみたいな便利な触媒があるとむしろ邪魔になるようなものだよ

2021-04-15

http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/ja/news/3531/

触媒だとしても基材の表面で砂同士を接着するならそれが接着剤なんじゃないの?と思ったけど

回収できる=基材に残存しないので触媒ってことなのね

2021-03-14

anond:20210314105214

俺はあれみて

・チーグラ―ナッタ触媒

ポリプロピレン

までうっすら連想した

2021-01-28

anond:20210128173904

存在すると思う。金は夢じゃないんだ。腐食しにくくてメッキに強い、それ自信は化学結合しにくいけど触媒としては優秀でプラチナ以外の元素

きっと僕はあると信じている

2021-01-05

anond:20210104215028

理系はまず基準を整えるべきだと思うけれども如何か。

・【教育者が考える優秀な人】:何の教育者で考えるとは何を基準化したもので、優秀とはそのうちの何割なのか。

二次試験思考力を問い、1次試験で処理能力を問うてるらしい:一次二次文字が違う意図と順序が逆な理由、その「力」とは具体的に何がどれだけ出来ることなのか、その問われている基準得点か偏差のどの部分を問うているのか。

・ぼくがネットで調~い理由個人が行ったことが個人として特有でない事を前提としないと他の人がそれを同じにできるわけがないがぼくというのはどの広義の平均を言っているのか。

教育レベル知識:他に何のレベルがあり、それらは段階としてどれだけあり、羅列していくというサンプル提示がそれらすべてなのか、結果を出して報告することなのか。

詰め込み教育~できんかったのかな?:何の話をしているのか。詰め込み否定からゆとり成果物エンタメとか意味不明。「でした」「ありました」と成果をあげることと成果物の差は、エンタメとは「人が興味をもつ事、楽しいと感じる方法」のことであればその対象付与されるべき装飾は結論について何らかの意味もつのか。

・けっこう大事観点:なにがどうどの分野において重要視されているのか。

ゴリゴリヘンタイだったり、マニアックな形で知識を使ったりしててユニーク手段特殊であっても導かれる答えは有用であり一般的なはずだが、手段について特殊性を先述のエンタメや新しいものにする必要はない。伝統的な同じ数字記号しかできていないし公式の利用も同じで充分。用途にあわせて意外性を発揮することを創作と同じ未定義空想仮定を織り込むのはそんな妙な表現でするものではないはずだが。

知識の使い方や見せ方を面白くできる人:継承には必要かもしれないが実質的知識を利用するのは結果を出すことであって、当人特殊性を評価するものではないはずだが。


他にも多く訳の分からない文章はあるけれども、最低限これらは定義していただかないと、妄想小説とかわらないのではないか

文章雰囲気から高校教育についての議題で高校教育教育者が行っている教育内容について「教育者」が登場しそれらが考えている基準かのように見えるが、試験についての意見を述べているようなので「大学受験を採点する位置にいる教育者」の話のようでもある。

それらが混在するのであれば教育者に番号を振ってどの教育者問題なのかを明確に分ける必要がある。化学物質の水溶実験をするのであればその触媒にもとから混在している物質ができるだけ少ないほうが結果を再現たかくできるし要素を明確にしていたほうがそれをまとめて情報化したとき再利用できる情報として利用できる。

試験で何を問われているのかしらないが、問うからには答えを返す受験生がなにかの解答をしているはず。能力を答えるわけではないだろうという事から能力を測定できるなんらかの結果を返しているはず。思考の力や処理の力とは何を指しているのか。

学校教育で覚えた定型公式や基本構造の骨子を変えず代入する値や求めるべき結果の状態を変えて記憶したもの再現させる数学問題などで途中式や結果の正誤を採点している現在様式についてなんらかの問題を提起しているのだと思われるが、学校教育記憶とそれを応用する1場面中の注目点以外に採点基準があるのだとしたら、思考の力や処理の力とは何なのか。

後半は導かれた結果が、いか大衆受けする身近で理解が容易く期待をさせ購入や投資などなんらかの行動を喚起するような表現方法をする必要性が書かれているようだが、人間の関心や行動が具体的にデータになっていないのではそれらがどれだけの割合で影響しているのか、人数以外では測定のしようがない。

人数で行動原理が測れるなら人に迷いはないはずで、そうなれば買い物や事故犯罪について統計から正確な予測ができるはず。人の行動が予測できないためそんなものは出来ていないのはエンタメや新しいものというのは成果物評価とは別のものだということになるが、そのいう教育とは一体なにを指しているのか。


文系ならば一旦理系のように、準備するものを紙に書いて一覧にしてほしい。

実験材料を用意するのと同じである

東浩紀氏のようにゴリゴリ文系言葉世界を創るとか、準備なしでその場で言葉にするライブ動画での音声で知がどうのといった頭のおかしい事を言うそれの様に、その場で言葉で言ったから、先に言った通り、他の誰かの言葉を借りるなら、という構成では結果は再現性も再利用性もなくその場にそれが存在したというだけの証明しかならない。

まず準備した要素を並べて合わせて、結果がでたのならそれら1要素ずつを組み合わせて得られた結果に有用性のあるものを残していった結果がどうなるのか。

理系であるならば、答えを導くための要素を準備の段階で精製し、再現率が高くなるように合成の手順を単純化し、得られた結果から従来の手段や結果にどう利用できるのかを文章にすべきだろう。

教育者免許をもたないもの幼稚園保育士も含むのか、考えるとか優秀なとは日常的な接触を含むのか具体的な試験のどれの得点を指すのか、それらをどのタイミングでどの部分を変化させれば現在に発生していない結果が得られるのか、それを示すべき。


いまの文章では砂場泥団子や砂山をつくって、自分は城が創れるのだけれどもなぜみんなこんなものができないのか、これからはこういうのが大事

と言っているのとさして変わらない。



理系として科学的に必要文章

どの成分のどんな素材をつかって、どういう経緯を経ればどんな形を形成することができるのか、それは何に応用できるのか

そういうことではないか

以上で凡そお分かりの通り、文系理系にもどちらかよりに中間の者はいると思うが、それらが大きく異なる点がある。

それは「否定で語る」か「肯定で語る」かである

理系の分野において否定をもって何かを成立させようとすると無限否定の要素を永遠に試し続けなくてはならない。

そんな不毛なことを最初からする人間などいないのだ。

できない、しない、たりない、ならば、できたことを、してみて、たしていく、をするだけだ。

理系なのであれば、各種定義肯定されるべき、いやもう要素の定義だけでもいいのですべきだと思うが。

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