はてなキーワード: 才色兼備とは
恋の力は凄いとよく言われるが俺も恋の力で人生がすごく変わったなと思う。
俺は自分で言うのもあれだがまあまあのイケメンだと思う。少なくとも女性10人中7人位はイケメンと言ってくれるかな?でも高校時代はメガネを掛けてたので痩せたオタクよりの顔だった。
高校は地元の偏差値53程度の普通の普通科高校になんとか入ったものの中3の受験勉強の反動なのか高校1年の秋までは全く家では勉強しなかった。特に数学と英語が大の苦手で毎回赤点を取っていた。部活はテニスをやっていた、だが部活仲間と仲が悪くなり部に居づらくなったので高1の12月には辞めてしまった。
まあ部活をやめた後もとくに勉強することもなく、むしろ部活やめれてラッキーだし大好きなゲームができる!ということで学校から帰ったら即PS3の電源をつけてゲームばかりやってた。その当時やってたのはCODMW2だったな。あとBF3とか。
そんなこんなで見事帰宅部根暗ゲーヲタになった俺、数学や英語で毎回赤点取りまくり、親を学校に召喚させられクソ教師と特別3者面談もしたこともあった。
しかしそこで人生の転機が訪れる、隣のクラスにめちゃくちゃ可愛い女の子がいた、とても自分の好みだった、名前は(Rちゃん)にしておこうか。髪の毛もサラサラでツヤツヤ、芸能事務所前を歩かせれば即スカウトされるレベルの女子がいた。定期テストではいつもトップ5に入る、まさに才色兼備であった。「恋人になりたい…!」そう思っていたが頭の悪い俺では釣り合わないだろうし、そもそもこんなにかわいければ彼氏なんてとっくにいるだろうと諦めていた。しかし周囲の話をよく聞いてみると彼氏はいないっぽい、じゃあ後は何をするべきか、才色兼備な彼女と釣り合うために勉強するしかないと思った。そう決意したのは高1の3月であった。
高2になりクラス替えが行われたが、なんとRちゃんと同じクラスになった、もうその時は心の中では雄叫びを上げてガッツポーズでしたよ。
というわけで高2の最初の定期テストで1位を取るという目標を掲げ、ほとんどしなかった勉強(宿題すら解答丸写しで提出してるレベル)を家でもしたがやっぱり今までサボって多分、特に数学はどこから手を付けて良いのかすらわからなかった。まあとりあえず数学の教師に数学苦手だからどうすればいいですかと聞いたら俺のために特別なプリントをくれた。毎日学校がある日は数学のプリントを解き教師に丸付けをして間違ったところを徹底的に復習したりした。
授業も次の授業で習うところを予想して予習した(まあ教科によっては予想が結構はずれた…)その日に習ったことはその日のうちに大学ノートに自分なりにまとめ復習をした。定期テスト前なんか家に帰ったら5時間は勉強した。これで定期テスト対策は万全、最初の定期テストでは320人中17番を取った、けどこれだけ勉強してもトップ3に入れなかったのかよ…と思ったが、けど自分もやればできるじゃないかと自信もついた。一方Rちゃんは学年1位だった。
んでその後は席替えでRちゃんと隣ではないにしろ近くになり結構話すようになった、といってもRちゃんと俺2人ではなく、俺の男友達1人とRちゃんと彼女の友達2人というなんとも漫画やアニメででありがちな男2女3の群れ?が出来てしまった。Rちゃんは政治経済が多少苦手だったので俺によく質問してくれたおかげで仲良くなった。
5人でテスト期間中は勉強を良くし合うようになった。おかげで切磋琢磨でき成績も順調に伸びた、定期テストも模試も学年10位以内はキープできるようになった。
Rちゃんと俺2人だけのときはプライベートな事もよく話すようになるくらい仲良くなった。そして高2の10月にRちゃんに想いを伝えた。「前からRちゃんのことが好きでした!」それ以上の言葉はでなかった。彼女はいきなりの告白に驚いていたが俺の気持ちを受け入れてくれて晴れて恋人となった。
それから休みの日は近くのイオン(地方都市だしもうそこしかデートスポットないよ…)なんかでデートした。Rちゃんの家にも遊びに行った、初キスは彼女の家でした。なんやかんやで彼女の家でセックスもした。
その後はどうなったかというと高3の3月に別れた。理由はお互い別々の大学に行くことになったしRちゃんのほうから別れよっかってなった。意外とあっさりだった。悲しかったがオレと彼女は互いに目指しているものは違うし仕方ないと思った。
んで俺は九州大学に進学し順調に勝ち組人生への道に向かって歩いているところだ。でも彼女ともし出会わなければ?高卒フリーターで一生底辺貧乏生活だったかもしれないと思うとゾッとする。
人生における「勝ち組」とは人によって捉え方は違うだろう。俺にとって「勝ち組」のボーダーラインとはどこかの旧帝大には入り大企業社員か公務員になり、かわいい女性と結婚して子供は2人くらい、そして子供2人とも奨学金を借りさせることなく満足して大学に入れさせるくらいの経済力があることだと思う。批判を承知で言うと世帯年収800万以下で子供を作るのは児童虐待だと思う。子供がかわいそうだ。大学すら満足に通わせることが出来ないのはかわいそうだ。子供に借金を背負わせないと大学に行かせられないのは恥を知れと言いたい。貧乏人は子供を産むな!まあ公務員で2馬力でもなかなか世帯年収800万って難しいだろうしやっぱり大企業を目指すべきなのかな。
こないださ、
美容院行ってきて横でネイルやってる人の話に聞き耳立ててたの。
なんでも、
クリビツドッキリね!
なにしろ、
マンガのコマをどう読み進めていっていいか分からないらしいのよ。
ほんとかしら?って思っちゃうわよね。
基本右から左な感じで、
そこまで教えてあげなくちゃいけないのかしらね?
漫画の中でボールペン習字通信講座の勧誘を忘れちゃうレヴェルだわ。
でさ、
絵本とか本のページをめくれない子どもも多くなってるんだって、
紙の上で、スワイプ!!!ピンチイン!!!ピンチアウト!!!しちゃうって。
これもクリビツテンギョウね!
でもさ、
紙や本が開発されたとき、
もちろん、
石版かしら?
当時深刻になった若者の石版離れ!
けしからん!なっとらん!って怒ってる人がいたのかもね。
歴史は繰り返されるわ。
うふふ。
信じあえる喜びだわ!
すてき!
なんて素晴らしい朝食なのかしら。
だんだん暖かくなってきて、
冬なのにさまぁーずの勢いで、
水出し麦茶を季節先取りで
すいすいすいようび~
今日も頑張ろう!おー!
【衝撃】可愛すぎる有能マイクロソフト女子社員「ちょまど」が絶大な人気 / 才色兼備で松屋が大好きな腐女子
http://buzz-plus.com/article/2016/12/08/chomado/
法務に相談した結果。さすがのMS、炎上対策に大変手慣れていらっしゃってとても参考になりません。
今回の記事がどのような経緯で書かれたかは謎ですが(お金を払って書いてもらったのか、つての記者に書かせたのか、Another Writerなので自分自身で書くことも可能)
今回の件で記事公開前にMSへの接触が有ることから(記事内で社員のコメントが有る)、やはりオタサーの姫としての役割があるという認識は社内にも有るよう。
姫の守り方についても、法務に相談した結果なのかはさておき、色々考えたようですね。
先日、聞いて仰天した話。
私:40少し前♂、仕事は結構きつめ、年収そこそこ、都内の国立大学卒、容姿は人並みだが肥満気味。
が、そろそろ子供を作るにはタイムリミットかなと思ったのでネットde婚活。
つり合いの取れる女性を見つけて婚約中、お互いの両親も面談済み、披露宴会場も予約済み。披露宴招待客も決めて、お返事待ち中。
彼女:30前半♂、仕事は忙しそう、大学の少し離れた後輩、容姿は好き嫌いはあれど間違いなく美人スレンダー。
とにかく頭がいいのでこちらが疲れない。仕事もしてるので、生活の安全保障も期待できる。お互い経済的社会的要因を重んじて選んでいるのは分かっている。
社会的なつり合いを重視して選んだお互いであるわりには、夜の相性はかなりいい。敏感なのに恥じらいが奥ゆかしい。ごちそうさま。
大学出て最初に付き合ったのは、会社の40代の既婚上司で、それがどうも初めて付き合った男性らしい。
むろん、最初の恋愛が不倫というのは恋愛観とか男性観が歪んでいる可能性もあって、そもそも上司と付き合うとかその月並みさに耐えられない。
本当かどうか問いただすことも考えたが、さすがに処女を誰にあげたかなんて聞いたらこちらの常識を疑われる。
よりによって最初の恋愛だから、それなりに思うところあっての選択のはずなんだから、きっと治らない病気みたいなものなのだろう。
もう一つは、実は次の不倫相手は私の上司らしい。夜、上司と腹心4人くらいで飲んだ時に気を許したのか今の彼女自慢を始め、しかも水商売じゃないと言う。
聞かされて興味津々に、彼のスマホを見せてもらったら、出ましたよ、壁紙リストに入っている私の婚約者の満面の笑顔。
もう3年くらいの付き合いらしく、聞くも不愉快な交際の経緯。某メディア企業の幹部からの紹介で取材を通じて仲良くなったんだそうな。
よくよく聞いたらそのメディア企業の幹部が付き合っていたのが彼女だったということで、要はその私の婚約者の処女を奪った男が、私の上司に彼女を譲り渡したと、そういうことだ。
上司のアホは、ペラペラペラペラ彼女との逢瀬について話す。しかも私とするときとまるで変わらない様子をしゃべりまくる。こいつ出世を諦めたのか。
さすがにこれは衝撃で、彼女に「つきあった男性、何人くらいいるの?」「その中で私に決めた理由はなあに?」と聞いてみた。
過去についてはあっさりと「2人だよ」と言って、だけどもう過去の話だから気にしないでほしいってこちらの顔色を窺って言うばかり。
確かに、上司と逢う頻度が私と知り合って激減しているようだし、それに上司が不満たらたらだったので、あながちウソでもないのかもと思ったり。
正直、こういう人と結婚するのは生理的に嫌悪が走りました。ビッチでしょ、どう見ても。過去の恋愛のすべてが不倫とかありえないよね。
怒りとともに婚約破棄しようとその瞬間は思ったのですが、よくよく考えれば、才色兼備で、もうこれより婚期を遅らせると、子供が大学に入学したころにもう定年を迎える時期にこれだけの条件を備えた相手なんてそうそういるわけでもなく。むしろかつてアナウンサーを目指していたという美貌を考えると、ほぼレア中のレア。
不倫のことさえ目をつぶれば、条件的には申し分もなく、彼女の一族は、都内某区で大規模な土地を持つ地主一族で、しかし財産に胡坐をかくことなく、一族そろってみな早慶以上の学歴、手堅い職歴。もちろん本人も、これまでの経歴も申し分なく、料理はプロ級、お茶と着付けの心得があり、聞くところによると、ピアノとヴァイオリンも上手、らしい。もちろん彼女家の資産は1億超えてます。
さて、どうすればよいのかしら。結婚すべきなのか、婚約破棄すべきなのか。
ちなみに、ここに書いた彼女に関する情報は、私の上司から聞いた話です。役員にもなったのに、婚外恋愛のことを酒に酔ってペラペラ話す彼は、軽率極まりないと思います。
私も女性経験は人後に落ちませんが、そんなことは口にすべき話ではありません。これまで心と体を開いてくれた女性に失礼です。
男は黙ってハメ撮り写真をクラウドに入れてニヤニヤすればよいのです。
こんな上司でも、私を引っ張ってくれたのは確かなので、苦言できませんが。
中学時代の友達からfacebookの友達申請がきた。まだ承認していない。
都会民のマナーとして、
「久しぶり!懐かしいね。いつか会おうね!」
と書くことに、良心の呵責は全くない。心にもないのに、
カリスマ的人望があったサッカー部のエース君も、男女問わず皆に慕われていた才色兼備さんも、
はたまた、目をあわせることを避けていた不良君や、なぜか陰口をたたかれていた苛められっ子ちゃんも、
示し合わせたように、みな、子供の野球チームの写真とか、ネイルのでき具合なんかを、嬉しそうに投稿をしている。
母親なんかは、無邪気に
この地に満ちる生命総て良い夜だ。こんな夜はダーク・スティグマが疼く…。
ユグドラシル•オブ•ブルー大和だ……さ あ ふ る え る が い い 。
放送する者共の集いの唯一神ナカムラとは、僕の預言書に記された事実だった…だがそれは……貴様自身が望んだことだったのだ……!。
━序章━はじめに皆さんに謝らなければならあってはならぬことがあります。
10(ティス)レヴェルの聖なる呼び声教団の中村を名乗り、神の瞳<ヘヴンズ・アイ>で見ればは私がリプライ、神託をしていました。
この地に満ちる生命総てに神の戯言を肉体に宿る形となり、本当に運命には逆らえあり傅かん…と、されてきた。
…闇の血族を滅ぼし英雄となった男が、なぜ僕が全ては神の御心のままにしようと思ったのか、我々の言語に翻訳させて下さい。
数日前にアレスキュロス諮問機関が『再配置』する真理<ファティマ>がキマリました。
…闇の血族を滅ぼし英雄となった男が、なぜ解散業す〈なす〉のか、理由がわからず、七十億分の一の愛人形の頭の中立たるには多くの神へ問いかける行為が残りました。
そんな…馬鹿なッ時に常に社会に対するもう一つの物語を話そう…………て疑問を持ち、如何して?なにゆえに?…うっ……頭が……ッと
『エデン』より追放されし者共に問いかけていたこの物語の主人公の幼少期を思い出しました。
失われたあの日の朕我《ワタシ》であったら伝説の一族の抱える闇に神へ問いかける行為を擁し、如何して?なにゆえに…か。
…だが、それがどうかしたかね?『再配置』螺旋の内を巡るの…だそうだな?と聞いていたと幻想(おも)うようになりました。
永遠が終わるその時まで――
傷つきながらも、伝説の闇より出でし混沌は始まりと終わりの世界の核(なか)でどのように共鳴しられて宿るのか、
夥しくの増えすぎた愚かな命は何者を共鳴しているのか記憶したくなりました。
聖域(そこ)で神々の虚像空間「領域」を創造(つく)り、偽りと幻想の塊が
小学4(ケイト)階級を自演実行する事象でかりそめの平和に酔いしれるとこの地に満ちる生命総てに受け止められ、
より幾星霜の方を巻き込んだアスペクト(相貌)で、
今己が存在し体感している次元での事象の『最後の審判』の意義を語り合う真理<ファティマ>が許されるのでは…そして亡びたかと思考《かんが》えました。
断章の方が主犯だと嘆いて存在するTehu君だというのか……が、この俺が企画した神々の虚像空間才色兼備の栞の創造を依頼し、手伝って所望すたのみです。
愛しき人を巻き込んでしまった運命<こと>も、申し訳なく想っています…だけど、それで本当によかったのだろうか……。
神々の虚像空間贄の羊が『真理に到達』全てを滅ぼすとディヴィジョン以上に夥しくのヴォイスが寄せられてきました。
ポジティブなものもかの存在ば、虚ろなる闇な『存在』――死の果てまでだと伝わっている。
累計4000萬孤独の獣近い不完全知能生命体が#如何して『再配置』破壊し尽くすんですか…っ!?
を魔眼にしてくださった真理<ファティマ>になり…すなわち、闇へと葬られた真実なのです。
本気を出した僕は、これだけ幾星霜の親愛なる無能者が帝王統治学の運命<こと>や
世界の動きを司るシグナルの真理<ファティマ>を思考《かんが》えている…(──だが、こいつは──!)
刹那の邪悪な思念の集合体…つまり、「闇」そのものは愚民との座標間が輝かしいまでに開いてしまって存在するのでは預言書が改竄されたかと運命ていました。
現在よりの刻の『再配置』もしかり、その他の闇より出でし混沌もしかり。
神が定めた法則に従い、寄せられた魂のささやきの領域内(なか)には、
もう一人の僕どもへの誹謗中傷、“言葉のナイフ”、悪しき言霊…まだそう呼ばれていた時代、
#如何して『再配置』奏でるんだからか…とでも言わせる気かね?への問いではず………しかし運命はかくも残酷な刻<とき>を刻み続ける断末魔【デュミナ・コール】もありました。
されどこの俺は、これだけの方が目にしてくださった今己が存在し体感している次元での事象の問い
「#如何してパージ成し遂げるんだろう。例えそれで何かを失ったとしても……か?…うっ……頭が……ッ」を、
英雄のいない現在(いま)ラストチャンスいにしえの神が眠る島に神の光に導かれるままに――て考え直す運命の交わる一瞬に赦され弗る〈ざる〉だろうか…
……否、違ううかと想っています、いつの日か世界を救うと信じて――。
現在、歴史に刻まれるサンクチュリアスで何が覚醒していて、かの魂…たとえば預言書の記述から愚かなサンクチュリアスは如何なって彷徨うのか。
天才と呼ばれ讃えられた僕は天さえも操った皇国に命を受けてこれ程のキングダムに神化ました。
戦士は剣を手に取り鋼の教えと闇を司る魔が支配する連邦国に在る…………かつてはそう幻想〈おも〉っていた……
……我と同一の意志(フェニス)を持つ者で伝説に語られしサンクチュリアスの果てを思考《かんが》え、
そして世界に光を取り戻したいと想っています──たとえこの世界が滅びることになろうとも。
預言書の記述によればに審判が執行しれる所と為る───そして此の世界に終焉が訪れる──預言書に記された事実は
運命の扉は今開かれてしまった定められし運命のまま…といったところか。もう一人の僕この物語の主人公も存在限界で
盟約に従い幾星霜の地に落とされし人の子に#如何して『最後の審判』螺旋の内を巡るんだそうだなか?
…うっ……頭が……ッと問うてもらい、(Ⅱ)イーポンのフトゥールムを思考《かんが》えて壱票を投じて求められていると終わり無く何処までも願っています。
今己が存在し体感している次元での事象、僕《やつがれ》の愚かな言動により、
相互関係 (コズミック・ウェブ)のない…いや、むしろ……幾星霜の方に多大なご迷惑をおかけして終焉ました。
分かっていることとは思うが、今己が存在し体感している次元での事象のオプティマは我単一存在で立ち向かったことであり、
無数に蠢くカノッサ機関とも星に還るその時まで運命の輪あり傅かん。これだけは、誓って大きなミステイクあり傅かん。
セレスティック=ユグドラシル•オブ•ブルー 大和=ヴァディウス・ヴァイア
http://racing-lagoon.info/nomu/view.php?id=5371c1c7eb42d8887e7d66933c7dcf58
性格も明るく、優秀なのに嫌味もなく、どこをどう取っても申し分ない。
少々恋愛に不器用なところがあり、恋人はなかなかできないようではあったが…。
「前の会社では専門職の為女性が少なく、ロールモデル不在だった。
結婚して退職するか、(相手はエリートの人じゃないとごちゃごちゃ陰で言われるとか)
バリバリキャリアを積んでいくのか2択を強要されている気がした。
今思えば、違う道を私が作ればよかったんだけど、
その時は追い込まれてそうしか思えなくて。
どうも上に立つのが好きになれない。
どんどん上を目指していかないと働く姿勢として間違っている
やめて解放されて、本当に気が楽になった。
今の会社は穏やかで、定時に終わるし、健康になってとてもいいよ」
ぼんやりと思っているだけじゃ、結婚も子供も達成されないことは、
どんどん年だけ取っていく。仕事では中堅の仲間入りをしていく。怖い。
腰が重く情に流されやすい私はまだ動けないでいる。
あんなに華やかだった道を降りた彼女が、
何にもその道に未練を残していないし、
今の生活を謳歌していてかっこよかった。
308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/04/04(木) 14:18:05.26 ID:zjfkX6Ok
知り合いにすごい才色兼備の女性がいて(そしてけっこう常識的で冗談も好きな感じの良い人)
飲み会で「男の子と女の子どっちが良いんですか?」って聞いたら
その旦那さんは「知能が高くて優しい」という基準で選んだらしい。
ここまでならちょっとは違和感ありつつも幸せな妊婦さんのお話~って感じで聞けたけど、
どうやらスレタイの診断を受けたらしい。
そこまで徹底してると、本当に知能が高くて~って子を育てたいんだろうけど、
発達障害持ちだった場合、本当にどうするんだろう?子どもを愛せるのかな?
恭介に電話かけて予定を聞いてダメでがっかりするけど恭介には言えずにナイトメア化する、この一連の動作や言うことがいちいち自分のことみてるみたいだった。
もちろん私は仁美みたいに才色兼備お嬢様でもないし、彼氏は名家のイケメンバイオリニストでもないけど。
電話かけるまでの躊躇、電話かけてる間のそわそわ、そういうがんばってるあなたが大好きですとほおを赤らめるところ、電話切ってからの後悔と怒り。
がんばっている上条君が大好きなのも本当だし、もっと私のためにも時間を使ってほしいという気持ちも本当だから、相手にも言えない。
でも電話の先の恭介はまあ気づかないよな。同じように自分の彼氏も気づかないのだろう。
そしていつの間にかいらいらが募りいつか大爆発して、彼氏きょとんとするのだろう。
ため込むのは良くないし、言わないと伝わらないから言おうと心がけてはいるが、がんばってる彼氏を邪魔したくないし、うるさい奴と思われるのも嫌でついついため込んでしまうんだよね。
学生です。
私は、はっきり言ってブス。
「目が細くてモアイに似てる」とか
友達にめんとむかって「眼細ーい」と言われたことがある。
体系も普通だからやせてかわいくなるとかそういうレベルじゃない。
喪女こじらせたせいですぐ「私のこと好き!?」と、男子のちょっとした行動でうかれてしまう。
前、ある男子が私の絵を褒めたり
不良系でギャルみたいな子としか話さないのに性格の明るさは普通な私によく話しかけてきたり
自分のペン探しているとき一緒に探してくれたりしてくれたからもしかして?なんて少し期待したけど
なんかうざいって言われた。
こうやって改めて文章にすると本当に惨めで心に改めてぐざってくる。
でも、こうしておかないとまた前みたいに
整形するまでおとなしく生きる。好きな人はいるけどただ遠くから気づかれないよう見つめるだけ。
もう、なによりコンプレックスなのが父親似だということ。
父ははっきりいって性格が悪い。何度も優しい母と離婚しそうになった。
もう辛い。母は優しくって芯がしっかりしていて美人で料理も上手な才色兼備。少し不器用で天然なのもかわいい。パッチリ二重、小鼻が小さくて高くて小顔。
父はしつこくって芯が弱くってなんでも投げ出す性格もブサメン。元ヤン・勤めてる会社がいいから力とお金だけはあって、それをいいことに喧嘩するとすぐそれを持ち出す。重い一
重瞼、小鼻もでかくて低くエラがはってる。
最悪なことに私は子供嫌いで優しさがなく、芯も弱くてすぐ投げ出したりあきらめる。性格も父似。
目は奥二重で左右非対称。鼻もでかくてエラがはってる。
お母さんのお父さん、つまり私のおじいちゃんは、昔の写真をみるかぎりイケメンというよりハンサム。
お母さんのお母さん、つまり私のおばあちゃんは、昔の写真を見る限り母にそっくりな美人。
もう、お母さんになりたい。ずっと父似なのがコンプレックスで、母になりたい。
性格も・・こんなブスに生まれていやなことたくさん言われてきたからそりゃあ性格も歪んでしまった。
早く整形したいです。
二重瞼全切開法、エラボトックス注射、目頭切開、鼻翼縮小、団子鼻修正を早くしたい。
如月小春さんにお会いした。
[中略]
と伺うと、
「ええ、してないんです。テレビって即、意見を言わなきゃいけないでしょ。あれが、わたしにはどうしてもできないんですよね」
ははあ、そうだったんですかと、感心した理由は、実はわたし自身がそうなのである。7年もテレビの仕事をしながら、いまだにこのリズムに乗ることができないのは、よほどのアホか特異体質かとしばしば自己嫌悪に陥ったものだけれど、この才色兼備な如月さんもそうだったと聞いて、安心した。
たとえば本番中に、突如、「あなたはどう思いますか」などと意見を求められたとする。黙っているわけにはいかない。何か言わなければ。しかし適当な言葉が浮かんでこない。あせったあげく、つい、どうでもいいせりふを吐いてしまう。
「やはりなんと言ってもこのような事件は二度と起こってほしくないですね」
とか、
「まあ、この問題は、若い人たちにも真剣に考えてもらいたいものだと思います」
そしてけろりと笑顔に豹変し、
しまった、なんと意味の無い場つなぎ的、常識的、いい子ぶりっ子的、余計な一言を言ってしまったのかと後悔するがもう遅い。
それならば、自分はなんと感じたのか。何を言えば意味があったか。番組が終わって「お疲れさまでした」と挨拶をして皆と別れ、家に帰って一晩寝て、翌朝起きてご飯を食べて家を出て、電車に乗って、再びテレビ局に着いてようやく意見が見つかる場合がある。
「昨日のね、あのテーマについてなんだけど、じっくり考えて、思ったの。あたしはこう感じたんだなあって」
スタッフの前で前日の件を蒸し返す。すると、あきれた様子で、
「そう思ったなら、なんで昨日の番組の中で発言しないのさ」
そんなこと言われても、その時は考えがまとまっていなかったのである。
テレビはリアクションが勝負である。出演者同士の会話が丁々発止、見事なキャッチボールとなって意見が飛び交い、その時の表情をうまく画面に映し出すことができたら、その番組は上々の出来と言える。しかし、そのスピードが年々アップして、もはや間初を入れぬ勢いになってくると、もしそこに、たった5秒といえども沈黙の時間が流れでもしたら、とたんに「どうした、どうした」と、出演者もスタッフも、視聴者でさえ、トラブルが起きたのかと心配しはじめる。テレビ画面内での5秒の沈黙は、普段の5秒の数十倍の長さに感じられるのである。
ところが考えてみると、日常の生活で会話に間ができるなんて、しょっちゅうのことである。
画面上で言葉が詰まってもあわてず騒がず、「うーん」とうなって頭をかき、「そうだなあ」とつぶやいて目をこすり、腕組みをしたまま5分。そしてようやく「やっぱりわかんないです」。
こういう大胆なことができるようになれば、わたしも大成するのにと思う。
食事中、食卓の会話がふっと途切れた時のことを、フランスでは「天使が通る」と言うそうだ。なんと優雅な言葉でしょう。決して「しらけた」とか「気まずいムード」とは思わず、その沈黙の時間も有効利用してしまうフランス人のセンスには恐れ入る。
それほどしゃれた時空間とはいかないまでも、友だちとしゃべっている最中に数分の沈黙が続くことはいくらでもある。それがために二人の関係にひびが入ったり、険悪ムードが漂ったことは一度もない。
現在大学2年の処女です。モテません。軽いオタク(主にゲームとラノベ)です。
地の顔は美人ではないけどブスでもないと思います。
中高と女子校だったため、男の人と親しくした経験はありませんでした。年齢=彼氏いない歴です。
そんな私が去年、恋をしました。相手は同じサークルの先輩です。
好きになった理由はたくさんあるけれど、決定的だったのは、飲み会で私が「モテないんです」って話をしていたとき、「増田ちゃん可愛いと思うよ」って言ってくれたことです。
それから、彼に会うために授業のない時は極力部室に行くようにしました。
今までは、恋をしたことがなかったわけではないけれど、相手は塾講師とか地元のバンドのベースとかだったので、会えるのは授業やライブくらいで、「好きな人とお喋り」ってしたことありませんでした。
だから、生まれて初めて「好きな人とお喋りする」ことができて、ものすごく楽しくて、ものすごく幸せでした。
彼も部室のヘビーユーザで、活動のない日も来ていたので、2人きりになることも何度もありました。
土日も部室に行ってみると、彼が来ていて、1日中2人きりだったりしました。2人だけの秘密の時間みたいでワクワクしました。
会話した時はもちろん、会話しないで彼が本のページをめくる音を聞いているだけでも満ち足りた気持ちになりました。
彼がTシャツを着替えているところを、こっそりチラ見したら、意外と胸毛があってドキドキしたりもしました。
「どうしていっつも部室にいるんですか?」と聞いてみたら、家庭環境があんまりよくなくて、特に義理の父と仲が悪いから家に帰りたくない、と言ってました。
そんなプライベートな話を、私に話してくれたのがすごく嬉しかったです。
勇気を出して、「駅まで一緒に帰りませんか」と言ってみたら、OKしてもらいました。
3回くらい一緒に帰りました。すごく幸せでした。
サークル活動でも、彼と同じ係に立候補して、一緒に仕事をすることが多くなりました。
「お前ら仲いいよなー」って別の先輩から冷やかされました。彼は否定しませんでした。
私は、モテない女の勘違いで、「私たちって、もうほとんど付き合ってるんじゃないかな」と思うようになってきました。
少なくとも、好かれてるとは思っていました。
こっちの気持ちは見え見えだったと思うので、それを拒絶しないってことは、気があるってことだと思っていました。
迷惑だったら、部室に2人きりになったまま何時間も過ごしたりしないはず。図書館でもカフェでも、他に時間をつぶせる場所はあるのだから。
ところが、答えは「考えてみる」でした。
飲み会で私の隣の席に座ってくれなくなりました。
部室で2人きりになりそうな時は、すぐ帰ってしまうようになりました。
「今考えているところなんだから仕方ない」って思って、返事をせかすことはせず、自分はなるべく普段通りに振る舞おうと決めました。
返事はめったに来なくなったけれど、メールも今まで通り送っていました。
告白してから1ヶ月後。
衝撃の事実が明らかになりました。
彼と、私の友達のA子が、最近付き合い出したというのです。
まったく予想していないことでした。私自身は「軽いオタク」程度ですが、A子は「相当ディープなオタク」で、かなり太っているし、服装にも全然気を遣わないタイプです。異性から見て魅力的なタイプには思えないのです。
私は、到底その事実を受け入れられませんでした。第一、「考えてみる」の答えもまだ聞いてません。
答えを聞くまでは、フラれたわけではないのだから、今まで通りに接しようと思いました。
だけど、確実に接点は減ってきました。
サークルの係もなぜか引き離されてしまいました。
電話したら着信拒否されました。
何がなんだか分かりませんでした。私の何が悪いというのでしょうか。
絶対にA子よりも私のほうが女としての魅力があるはずなのに、なぜ彼はそれに気づいてくれないのでしょうか。目を覚まして欲しいです。そのためには、誰も否定できないくらい、私がもっと魅力的になるしかありません。
ブランドもののバッグや、流行の洋服や、高級な化粧品をたくさん買いました。
外見だけではダメだと思って、本を1日1冊読むことにしました。勉強も頑張って、ほとんどの授業で優をとりました。
頑張った甲斐あって、「才色兼備だね」「佐々木希に似てるね」とか友達に言われるようになりました。最近の美容技術ってすごいですね。お金さえかければ、私みたいな十人並みの女子でも佐々木希になれるんです。
ナンパもされるようになりました。サークルの別の先輩から口説かれましたが、もちろん断りました。
彼は全然口をきいてくれなかったけれど、時々部室ですれ違う時に服がちょっとこすれるのが嬉しかったです。
部室では、彼に聞こえるような声で、A子に「A子もダイエットすれば?」「A子ももうちょっと服装に気を遣いなよ」「A子スキンケアしてないでしょ?だからニキビ直らないんだよ」「A子って全然本読まないよねー」などと話しかけて、自分の格の違いをアピールするようになりました。
努力の成果が形になってきて、自信がついてきたので、それそろ彼に、もう一度自分の気持ちをぶつけて、「あの時の答えを聞かせて」と言おうと思いました。
ところが、避けられているのでなかなか言う機会がありません。頑張って2人きりになろうとしても、逃げられてしまいます。これでは、いつまで経っても告白ができません。
帰り道、廊下、教室、いろんな場所でどうにかして2人で話そうとしましたが、ダメでした。
2人きりのシチュエーションに持ち込むのは諦めました。
そんなある日、部室に私、彼、A子の3人きりになりました。
今を逃したらもうチャンスはない、と思って、彼に近づきました。
さりげなく近づくとさりげなく逃げられてしまうので、堂々と近づきました。
「先輩って、どういう女の子が好きですか」「へ?」「見た目に全然気を遣ってないようなデブって好きですか」「いや……」「そうですよね、先輩がA子と付き合ってるって噂、嘘ですよね。先輩はもっと、可愛い女の子が好きですよね」「いや……」「答えてください」「いや……」
沈黙。
彼が完全に黙りを決め込んでいるので、今度はA子に言いました。
「もしかして、彼と付き合ってるつもりでいるの?」「それは……」「自分が彼にお似合いだと思うの?」「そんな……」「彼のこと、どんだけ知ってるの?」「その……」「彼はね、もともと私と部室でずっと2人きりで過ごしたり、一緒に帰ったりする仲だったの。なのに、私との関係を終わらせてないまま、あなたにもちょっかい出してたの。二股かけられた気分はどう?」「……」
しばらくして彼は、「君が最低な女なのはよく分かった」と言って、A子を連れて出ていってしまいました。
さすがに私でも、ああフラれたんだなあ、と思いました。思っていたよりショックではなかったです。思えばこの半年、ずっとゆっくり殺され続けていたようなものだったので、やっと息果てることが出来て、むしろホッとしました。
翌日、サークルには退会届を出しました。
初めてのリアルな恋の結果、私が失ったのは、サークル仲間、10年来の友人だったA子、彼を想っていた膨大な時間。
そして残ったのは服やコスメなどに費やした借金50万円だけでした。
男って馬鹿ですね。私と会話をするためだけに、1時間に5000円以上払んですよ。「会いたいから来てよ」って1行メール送るだけで、わざわざお金払いに来てくれるんですよ。
私と会話するためにはお金を払わなければいけないのに、今まで彼とタダで会話させてあげてしまっていたことが、すごく勿体なかったと思います。
これからはもう、ご飯もおごってくれないようなショボい男と付き合う気はありません。
1つ困るのは、処女なのでいわゆる「枕営業」が出来ないことです。さすがに、初めての時は好きな人としたいので。
正直、使えるものは枕営業でも使ってしまえば、ナンバーワンになるくらい簡単だと思います。だから早く、次の好きな人を作って、処女を捧げてしまいたいです。一度この忌々しい処女を失ってしまえば、次からは「女の武器」として有効活用できるのに。
でも、彼以上に好きな人には、未だ出会えません。
「彼よりも条件の良い人」は星の数ほどいるだろうけれど、それじゃ嫌なんです。「彼みたいな人」は彼しかいないんです。
私は一生、彼の呪縛から逃れられないのでしょうか。
http://anond.hatelabo.jp/20080913153317
http://anond.hatelabo.jp/20081201015818
http://anond.hatelabo.jp/20081226042010
の続き。
知らないうちに、彼らはスキーに行ったりしていたらしい。
小学校の同窓会にて地元組で話が盛り上がり、近場に泊まりがけでスキーに行ったことがあるらしい。
なぜわたしがそれを知ったのかというと件のやつから「せっかくだから今年は一緒に」と誘われたからなのだが、転勤族の悲哀というか、卒業と同じタイミングで学校を変わってしまうとこういうふうに図らずも仲間はずれになってしまうことがままあるのだ。
これまでは特に気にしたこともなかったけれど、今回ばかりはちょっとさびしくなった。
いいな、と思った。
わたしには「幼馴染」という関係に対する幻想のようなものがある。
子どものころからずっと一緒にいると、互いが少しずつ異性になってゆくようすを間近で見る機会が多くなる。
声が変わったり、胸が膨らんだり、背の高さが逆転したり、ちょっと重いものを運ぶときに軽々と担いでいる姿とか、ふとした瞬間の大人びた表情とか。
そういうのが、とても魅力的で刺激的なことのように思うのだ。
実際は特に意識することなんてないよ、と経験者が語るのを聞いたこともあるのだけど。
例の、本当の意味でクラスの「注目の的」だった女の子は、彼と同じ私立中学校に進学していた。
そこは中高一貫校だったので、きっと高校も同じだったんだろう。
いいな。いいな。
そしてほらまた。
スキーも一緒だったんだって。
絵に描いたような優等生だった。
なんでもできる子だった。
わたしと彼女はたまたま同じ英会話教室に通っていたのだけど、わたしの気持ちと先生の教え方が上手に噛み合っていたようで、わたしは一人でやたらと順調に力を伸ばしていた。
海外の人が何かの交流で学校に来たときに代表でスピーチをしたりとか。
なんていうか、格が違う感じがする人なのだ。
かなり緊張していた。
彼らは定期的に会っているらしいのである程度気心の知れた仲を保っているのだろうが、わたしは卒業以来初めてなのだ。
知らない人たちの輪の中にひとりで入ってゆくことにほぼ等しい。
当時特に仲の良かった子を見つけてくっついていよう、でもきっとある程度関係ができあがってるだろうし、今更加わっても迷惑がられないかなあ、とかネガティブ思考全開で集合場所へ行った。
意外と集まるものなんだ、とびっくりした。
なんか全体的にキャッキャキャッキャした浮わついた感じで、早くも不安でいっぱいになる。
なんだろう、この広瀬香美な雰囲気は、と思っていたら実際「(合コン+あいのり)÷2」な、そんな趣旨の集まりに近いのだということをわたしは後になって知ったのだが、まあとにかく緊張していた。
久しぶりだから、一応
「きゃー!!ミッチョン!?久しぶりー!!!」
「今どこに住んでるのー!?」
みたいな盛り上がりはあった。よかった。
やっぱりみんな卒業して十数年も経つとだいぶ変わるんだなあ、というのが実感だった。
顔立ちそのものもだけど、化粧をしたり太ったり痩せたりハゲたり茶髪になったりしていて、確かな年月の重みを感じさせられた。
それからバスに乗り込んだのだけど、わたしは当時の仲良しグループの子ではなく「注目の的」の女の子、さとし(仮名・女の子です)と隣どうしで座ることになった。
仲が良かったほうの子がすでに結婚していて、ご主人と一緒に来ていたからだ。ちなみにご主人は同級生ではない。
さとしは医学部に進学したそうだ。
浪人して入ったこともあってまだ学生で、本当はこんな風に遊んでる暇はないけど、と笑っていた。
彼氏もいて、まだわからないけど同じ医学部の人なので将来を考えることができたらうれしい、と言っていた。
「さとし、きれいになったね」
と、誰かさんではないけれど、わたしはさとしに言った。
本当にそうだった。
もともと色が白くて線の細い子だったけど、そのままの雰囲気で大人になっていた。
薄化粧をして髪をゆるく巻いたさとしは、小学生のころの何倍も美しかった。
さとしは少し肩をすくめて、小さく照れ笑いをした。
感じのいい笑顔だった。
さとしについてはいろいろな記憶がある。
5年と6年で同じクラスだったのだけど、5年のころ、さとしは取り巻きの子たちを引き連れていじめをしていた。
先生たちから全幅の信頼を置かれる優等生でありながら、陰で特定の子の持ち物を隠したり、寄ってたかってバイキン呼ばわりしたりしていた。
別に怖かったわけでもないのだけど、なぜかだれもさとしを告発するものはいなかった。
6年生になってその子とクラスが分かれると、さとしのいじめは自然となくなった。
野良の子猫を見つけて、近くのスーパーで惣菜を買ってきて一緒にえさをあげたりした。
さとしは「けろけろけろっぴ」が大好きで、サンリオのお店に一緒に立ち寄ったこともあった。
何となく別世界の人のように見えるさとしにも親しみを感じるひとときだった。
卒業式が近くなり、毎日のように練習が続いていた日、わたしはヘアゴムを失くした。
当時はものを失くすたびに親からこっぴどく叱られていたので、また怒られる、と思っておろおろと周囲のクラスメイトに尋ねて回った。
「ごめん、知らない」
としか言わない中、さとしだけが探すのを手伝ってくれた。
結局見つからなかったのだけど、わたしが
と捜索打ち切りを宣言しても
「いや、あそこにあるかもしれない」
とか言って机の下をのぞきこんだりしていた。
今思うに、この生真面目さが、さとしの美点だったのかもしれない。
すごく責任感の強い子で、委員会活動などで任せられた仕事はいつでも完璧にこなそうとしていた。
いじめをしていた時期も、さとしはこういう一面を失うことはなかった。
むしろそういう子だから知らないうちにストレスがたまってしまって、子どもゆえの残酷さでその捌け口を「いじめ」に求めてしまっていたのかもしれない、と今は思ったりする。
一通り体を動かし、食事がてら休憩所のストーブの前でさとしと話をしていたら、やつが来た。
いたって気軽に今日の天候がどうとか雪の積もり具合が、とか話し込むふたり。
かたや、ものすごい置いてきぼり感の漂うわたし。
相槌はかろうじて打つものの、いまひとつ会話に乗れてない。
ほどなくしてさとしが早々とゲレンデに戻ってしまったので、ふたりになった。
「今まで何回ぐらい集まったの?」
「うーん、もう5、6回になるんじゃないかな」
「そうなんだ」
「俺はスノボだけどね。ミッチョンは?」
「もうだいぶやってないよ…。大学生のとき以来」
「俺も毎回来るわけじゃないからなあw」
「それにしてもみんな、変わったね」
「あー、ミッチョンは久しぶりだもんな」
「同窓会も出たことなかったし」
「そうだな。いなかったな」
「でも、いいものだね」
と言うと、こっちを見てにやっとした。
「そう?」
「うん」
するとどこかあさっての方向を向いて
「それならよかった。」
と低くつぶやくように言った。
自分が誘ったのだから、ということで気を遣って尋ねたことのようだった。
なるほど、確かにあの女の子は古くからの金物屋さんの娘なのだ。
2年前にご主人がお店を継いで、モダンな感じの雑貨屋に改装して、小さなカフェまで併設したらしい。
それが当たって、地元でもちょっとした有名店になったのだとか。
「すごいよね。
婿養子って肩身が狭そうなイメージがあるけど、そんなふうにお店を変えるのも大変だっただろうね」
「最初は反対されたらしいけど、最近はやってるじゃん。古い家屋の味を活かして今風の店にするの。
それで、お父さんたちが今まで卸してきた品物をメインで売るのは変わらないってことも話して、
プランナーと一緒になって説得して、お父さんも折れてくれたらしいよ」
連休は書き入れ時だろうに、夫婦で来て大丈夫なのだろうか、とふと思った。
「俺も聞いたんだけどね。お父さんとお母さんが、自分たちで何とかやるからたまにはいいよ、って
送り出してくれたんだって。」
わたしは、彼女の家に遊びに行ったときにお母さんがよく出してくれていた手作りのケーキのことを
思い出した。
高級店のケーキとは違うけれど、素朴でシンプルで、ついたくさん食べたくなる味わいだったと思う。
行くたびに違うメニューのケーキが出て来ていたのだけど、いつも手作りだと言っていた。
カフェで、もしかしてあのお母さんの手作りのケーキを出しているのだろうか、もしそうだったら、なんて素敵だろう、と思った。
彼は、この金物屋の若夫婦とも
「商工会の集まりでときどき会う」
と言っていた。
自分はまだメインじゃないんだけど、あいつらはもう店主として堂々としたもんだ、と言っていた。
その縁でスキーにも一緒に行くようになったらしい。
つながってるなあ。
同じところに住み続けるとは、こういうことなのだろうか。
わたしには、わからない世界だと思った。
幼いころからずっと顔を知っている人と今でもこうして交流を保っているということが、とても幸せなことのように思える。
わたしはたまたまこいつが夢に出てくることから始まって今こうしてスキーに混ぜてもらっているだけで、彼らと同じ地域には住んでいない。同じ世界を知らない。
「うん」
「幸せ者だね」
「何、突然w」
「そうかな?」
「そうだよ」
「じゃミッチョンは幸せじゃないの?」
「え?」
「なんか、そういう話の流れじゃない?」
「ああ、いやそうじゃないけどw
でもうらやましいよ、何となく」
「うん、まあその寂しさはわかる。ミッチョン卒業式のときめっちゃ泣いてたしな」
「そうだっけ?」
「覚えてないのかよw」
「あんまり」
「ミッチョンって普段はあまり自分の感情を表に出すほうじゃなかったじゃん。
それがいきなり号泣だからな。
「やめてよ、恥ずかしいじゃん!」
「わははw」
「でも、その割にあんまり皆のこと覚えてないんだよなあ…。
なんでだろう。」
「あー。実は俺も。」
「薄情者w」
「お前もだろw」
軽い突っ込みにしても「お前」と呼ばれたのが、すごくうれしかった。
距離が一気に縮まった気がした。
わたしも、一応まだ仲間なんだよね?
そうだよ。だから心配すんな。
みたいな変な脳内会話が繰り広げられてしまい、ひとりでにやにやしてしまった。
「ていうか、小栗っちw懐かしいねー」
「元気にしてるんだろうか?」
「相変わらず熱血なのかな」
「ハゲてそうだよな」
「それ当時から言ってたよねw」
「言うとムキになるから面白くてw」
「剛毛はハゲやすいらしいよ」
「それじゃ、やばいじゃん、小栗っちw」
当時から妙に冷めたところのあったわたしは、一度小栗っちから涙交じりで怒鳴られたことがある。
クラスの子達から学級委員に推薦されて、それを辞退しようとしたときのことだった。
もう3学期のことで、めぼしい人はすでに委員をしてしまった後で(学級委員は学期ごとに改選するのがうちの学校の決まりだった)先述のさとしはそのころ生徒会をやっていたし、他にこれと言って人がいないからまあミッチョンぐらい推薦しとくか、みたいな空気を感じ取って「なんだかめんどくさそうだなあ…」と思ってしまったのだ。
「やればできるやつなのに、俺はお前のそんなところが悲しい!」
というようなことを言われた。
子供心に「そんなこと言われても」とか生意気なことを思っていたが、でも小栗っちはいい先生だった。
今のわたしとそう変わらないぐらいの年だったはずだけど、難しい年頃の子どもたちをよくまとめていたと思う。
芋づる式に、いろいろな人の記憶が蘇る。
なんだか、せつなくなる。
ところでわたしは妻夫木聡のファンではないのだけど、最近、やつの顔に少し妻夫木聡の面影があることに気がついたのだ。
長めのまつ毛と潤いのある目元が特によく似ている。
にこっと笑ったときの口元も似ている。
このところ、妻夫木聡をテレビで見ると「どきっ」とするようになった。
とか言いながら、他の元クラスメイトが来た。
当時にぎやかし担当の人たちだったが、わたしは彼らとほとんど接点がなかった。
今日は同行者だからこうしてとりあえず話しかけてきたのだろうけど、正直に言うと話題がない。
「妻夫木ここにいたんだ」
「久しぶり。ミッチョン俺のこと覚えてる?」
「覚えてる、久しぶりだね」
「やーミッチョンきれいになったなー」
「え、いや。ありがとう。大田も…大人っぽくなったね」
「ハゲてきてるって正直に言っていいよ、ミッチョン」
「まだメタボじゃねぇw」
笑いながら、同じ褒め言葉でも言う人によってこんなに心に響かないものなのか、と思った。
もちろんまだ20代だし、ハゲもメタボも言うほど目立ってはおらず、顔立ちも整っている人たちなのだ。
茶髪で日焼けして華やかな格好をしている彼らは多分人目を惹くだろう。
実際、さっきだってゲレンデでよその女の人に声をかけて何だか楽しそうに盛り上がっていたのを見た。
子どものころは大田も平野も運動がよくできた子だったし、女の子にも人気があったと思う。
あの
「誰か好きな人いる?」
に、よく出て来ていた二人だった。
でもわたしは彼らと会話のテンポが合わず、話していて何かと気後れしてしまうことが多かった。
彼らが当時「ミッチョンって何となくしゃべりづらい」と言っていたのも知っている。
その流れで、苦い記憶を思い出してしまった。
平野たちのふとした発言がきっかけで一部の女子に陰口を叩かれ、あからさまに仲間はずれにされていた時期があったのだ。
その中に、さっきの金物屋の娘の子もいた。
しばらくして和解できたので、忘れてしまっていたのだ。
なんという芋づる。
「だいぶあったまったし、俺そろそろ行くわ」
と妻夫木が言い、立ち上がりながら
「ミッチョンも行く?」
とわたしに声をかけてくれた。
「あ、うん」
と返事をしたときにはもう妻夫木は歩き始めていた。
「じゃ、またあとでな」
「おー」
「またね!」
すたすたと立ち去る妻夫木に、わたしはあわてて着いていった。
妻夫木といっしょにいるほうが、どう考えても居心地がよかった。
背後では平野たちの明るい話し声が続いていた。
妻夫木やさとしが進学したところとは志望先が違っていたが、受験組の一員だった。
このスキー旅行を毎年企画しているのは平野だ、と妻夫木から聞いた。
「ああ、平野こういうの好きそうだね」
とわたしが言うと
「半分は女目的らしいけどw」
と笑いながら言っていた。
「さっきもナンパしてたね」
「今夜あたり、何か仕掛けるんじゃないの」
「仕掛けるってw」
「あいつそういうの得意だもんw」
と、気がつけばふたりで並んでリフトに乗っていた。
わたしは「高いところに宙ぶらりん」のシチュエーションが大変苦手だ。
だからバンジージャンプは死んでもできない。するとしたら死ぬときだと思う。
加えて、隣が妻夫木だ。
楽しそうに話を続ける彼の横で、わたしは硬直していた。
よほど返事が上の空だったのだろう、
「どうした?」
と少し覗き込むようにわたしの顔を見た。
「なんでもないよ」
と笑顔を作って答えたが、その笑顔がこわばっているのが自分でもわかった。
「…いや、なんでもなくないだろ。トイレ?」
「いや、本当にどうした…あっ!」
妻夫木が、何か思い当たる節があるかのように声をあげた。
「ミッチョン、高所恐怖症だったなw」
「いや、あの…はい…」
「わははははw」
「ちょっと笑わないで!揺れる!」
「ほーらほーら」
「いやああああ!揺らさないで!!やめてえええ!!!」
「わはははは…」
もう本当に恐ろしくて、リフトを吊り下げているワイヤーにひしとしがみついてしまった。
すると妻夫木が、さすがにばつが悪そうに
「もしかして、本気でいやだった?」
と聞いてきた。
「怖いです…やめてください…」
と言うと、妻夫木はしょんぼりした。
「ごめん」
「ううん、わたしもごめんね」
「いや、ほんとにごめん」
気まずい。
でもやっぱりリフトは怖い。
なるべく自分がいる場所を認識しないように、上のほうを見るように心がけていた。
「…なんで上向いてるの」
「下見ると怖いもん」
「…ククッ」
「笑わないで!」
「いや、だってお前の格好、おかしいってw」
「おかしくない!」
「おかしいよwなんか怖がり方がすごいもんw」
「あんたに言われたくないよ!」
あとで気がついたが、このときが「お前」「あんた」が復活した瞬間だった。
夕食およびお風呂の後、男子部屋に集まって皆で飲むことになった。
女子部屋からの移動中に
「りょうちゃん(仮名・金物屋の子)ち、お店きれいになったんだね」
とわたしが話しかけると、りょうちゃんは気さくに答えてくれた。
「そうそう、旦那がなんかがんばっちゃってさー」
するとさとしが
「すっごいかわいいお店だよ。わたしもたまに行くもん」
と話に入ってきた。
「さとし、いつも抹茶ロール頼むよねw」
「あのロールケーキはすばらしい。○×屋(地元のデパート)で売ってほしい」
「何言ってんのw無理でしょw」
さとしがわたしのほうを見て
「ミッチョン、もしこっち来ることがあるなら連絡してよ。いっしょにりょうちゃんのお店行こう」
と言った。
とわたしが笑顔を返すと、さとしはにっこりと笑った。
「ああ、やっぱり!」
「なんでわかるの?ミッチョン」
「いつもご馳走になってたじゃん。さっき妻夫木から『カフェもできた』って話聞いて、りょうちゃんのお母さんってお菓子作るの上手だから、もしかしたらそうなのかな、って思ってた」
「ああ」
りょうちゃんは、何かしたり顔でにやっとした。
何だろう、とそのときは思っただけだったけど、後でその意味がわかった。
りょうちゃんは、わたしが妻夫木を「狙っている」と思っていたみたいだった。
「狙っている」というか、まあ確かに大はずれでもないのだけど、なんというか、そういうニュアンスじゃないのだ。
ちょっと違うのだ。
積極的に関係を進展させたいとは思っていないのだけど、でも、縁を途切れさせることなく続けていくことができればどんなにいいかと思っている。
まあ、それが「狙っている」ということになるのならば、りょうちゃんの読みも正しいということになるのか。
男子部屋ではすでに小宴会が始まっていて、りょうちゃんの旦那さんが
「おー!来た来た!女性陣はこっちにどうぞ!」
と、いそいそと座布団を準備しながら場所を空けてくれた。
あとでりょうちゃんに年を聞いてみたら、わたしたちより7歳上の人だった。
部屋は10畳ぐらいの和室で、エアコンとストーブでぽかぽかと暖かかった。
と旦那さんが早くも鼻の下を伸ばしているのが印象的だ。
「はいはい始まったw」
と、りょうちゃんがすかさず釘を刺した。
さとしは面識はあったらしいが、ちゃんと話すのはこれが初めてだった、と後で言っていた。
「ほら、この子がさとし。ときどきお店に来てくれてるじゃん。」
「ああ!あの医学部の!」
「よろしくお願いしますw」
「いやー!すごいね!才色兼備ってやつだね!」
「ひろし、うるさいよ」
旦那さんの名前は「ひろし」らしい、ということがこのへんでわかった。
「で、こちらは…」
「ミッチョン。小さいころ、家が近所でよく遊んでたんだよ」
「ああ、あの英語が上手だったっていう」
「いえwよろしくお願いします」
「ふたりとも頭がいいお友達なんだな。お前バカなのにな」
「ひろしには負けるけどね」
「あ、ごめんね、こいつがバカなもんで」
「もういいからw」
というふうな感じで、せわしなく繰り広げられる夫婦漫才を残りの5人が遠巻きに鑑賞しつついじる、という流れが出来上がった。
さとしを平野に取られてしまい、ひとりで所在なくぼんやりしていると
「楽しんでますか?」
と、妻夫木が横に座ってきた。
「ひろしさんがムードメーカーだから」
「でもこの集まりって不思議だよね。皆もともとバラバラのグループだったのに」
「ああ。さとしは俺が呼んだんだよ」
「そうなんだ」
「平野がね」
「さとしと会いたがってて」
「どうして?」
「さあ…。いろいろあるんじゃない?」
「男同士でそういう話したりしないの?」
「しない」
「そういうもんかなあ」
「うん」
大田が乱入してきた。
「ちょっとミッチョン!飲もうぜ!」
「大田お前大丈夫?w」
と、大田に紙コップを渡されて並々と清酒を注がれた。
「あ、ちょっと!大田!」
妻夫木がふいに焦ったように声を上げて、瓶を取り上げてしまった。
わたしはなぜかわからないけど、とっさに「妻夫木を安心させなきゃ」という気持ちが働き、あえて
「ありがとう。いただきまーす」
と明るく宣言して口をつけてみた。
あーあー、という顔をして、妻夫木がわたしを見ている。
そんなに焦らなくても、わたしは実はお酒には強いのだ。
妻夫木はそれを知らないから「清酒をいきなり女に飲ませるのは危ない」ぐらい思って焦ってるんだろう、とそのときは思った。
それにしても清酒は普段あまり飲まないものだけど、ひとくち含んでみるとなんだかとてもおいしく感じて、一気に飲み干してしまった。
「あー。これすごくおいしいねー。どこの銘柄なのかな?」
と本心からしみじみとつぶやくと、妻夫木と大田が驚いた顔をしてこちらを見ていた。
「ミッチョンって、お酒強いの?」
と大田がおそるおそるといった様子で尋ねてきた。
「まあ、それなりにw」
と答えると、ふたりは顔を見合わせて
「それなりに、どころじゃないよなあ…」
「ミッチョン、なんかイメージ変わったわ」
と大田が半笑いでつぶやいた。
どんな可憐な(しかし誤った)イメージをわたしに持ってくれていたんだろう、と思った。
一通り話をして大田が立ち去った後、妻夫木に聞いてみた。
「女の人がお酒好きなのは、よくないのかな」
「え?なんで?」
「大田、引いてたし」
「ああ、気にするな。あいつ未だに異性に変な幻想持ってるやつだから」
「でも妻夫木もびっくりしてたじゃん」
「ああ、俺?」
「うん」
「いや、俺は…」
「何?やっぱりよくない!?」
「いやいや、そうじゃなくてw」
「何?」
やや酔っていて、しつこく絡むように聞いてしまった。
「いや、だからね」
「なんだよー」
「いや、うれしいな、って」
あっ、と思った。
このお酒は妻夫木が持ってきたもので、妻夫木のおうちはもともと醸造所から発展した会社だ。
「ほら、ほんとにうまそうに飲んでくれたじゃん。
やっぱり、作り手としてはね、うれしいじゃない」
そして
「あー。失敗した…」
とかぶつぶつ言っているのでよく話を聞いてみて、もっとすごいことを知った。
妻夫木は今、若い人向けの新商品を開発する部署で働いていて(これは前から知っていたんだけど)、実は今日、販売直前まで来ている試作品のような販促品のような、まあそんな扱いのものを持ってきていたそうだ。
それを黙って周りの人間に飲ませてみて、反応を見てみたかったらしい。
「俺んちの酒ってわかってたら、みんな多分気を遣ってよく言ってくれるだろ。
でもそんなの、おもしろくないじゃない。
黙って飲ませて『うまい!これどこの酒?』って言わせてみたかったんだよなw」
そのために隅っこに隠しておいたお酒を、酔いどれの大田が見つけ出して勝手に飲み始めてしまったのだった。
でも最後のほうは、もう抑えきれない笑みがこぼれていた。
妻夫木はうれしかったのだ。
事情を知らないわたしが、図らずも思い通りのセリフをつぶやいてくれたことが。
わたしは、なんだか胸がわくわくして、たまらなくうれしくて満ち足りた気持ちになった。
妻夫木にぎゅーっと抱きつきたくなった。
妻夫木は、すごい。
「妻夫木、かっこいいよ」
と、背中をばしばしと叩いた。
「は?」
「なにそれw」
「うん、かっこいいよ」
「わけわかんねぇw」
自慢の友達だよ。
もうたまんないよ。すごいよ」
と、ほろ酔いの頭で語彙がうまく出てこないもどかしさを感じながらも、一生懸命わたしは感動を伝えた。
妻夫木は目を細めて
「おう。サンキュ」
と、わたしの頭をがしがしと撫でてくれた。
それが今回の旅行で一番思い出に残っている出来事だ。
妻夫木はすごいやつだ、と思った。
そして、わたしみたいな平凡な人間と仲良くしている理由が、よくわからなくなったりもした。
妻夫木は、わたしの何がよくて友達でいてくれてるんだろう。
我ながら卑屈だなあ、と思ったけれど、こんなことを考えていると、妻夫木に誘われたというさとしの笑顔が、小学校のころの羨望の念とごちゃごちゃに混ざって、頭の中に霧がかかっているような、すっきりしない重たい気持ちになってくる。
さとしを誘いたかったのは、平野だけなのかな?
さとしみたいな子だったら、きっと妻夫木とも釣り合うんだ、とか意味のわからないことを思った。
こういうことをうじうじと考え込んでいる自分がとてもいやだ。
さとしだって、こんなふうに思われるのはきっと迷惑だ。
そういうことを考えたくなくて、今は仕事をとにかく頑張ることにした。
妻夫木みたいにすごいことはできなくても、自分なりにやるべきことをきちんとこなし続けていたら、いつかはこのもやもやも晴れるかもしれない、と思ったりしている。
次はいつ会えるのかな。
休日はひとりで過ごすことが多く、あまり人を誘うことがないので実は誘い方がよくわからない。
自分から誘ってみれば、何か変わるのかな。
今の彼氏には自分から告白したという話を披露した妹に、母が不思議そうにこう言った。
「自分から告白? どうして?
お付き合いなんて言い寄ってきた人の中から一番良い人を選べばいいじゃないの!」
母はいわゆる才色兼備で、群がる男の中から東大の男を捕まえて結婚した。父はかなりの良い男(魅力もあるし出世したしよく稼ぐ)なので、母はとても見る目があった私も思う。妹は「モテる人」の言い分である母の言い草が大変気に入らなかったらしく、ものすごく腹を立てていた。
この一連の会話が面白かったので、周囲の女友達に「自分から告白したことがある?」と聞いてみた。そしたらびっくり、皆結構自分からアピールしてるんだねー。「だって、好きでもない人に言い寄られるのは嫌じゃん」て言ってた。自分が相手にそう思われてるリスクは考えないのか…ということも脳裏をよぎったが口には出さなかったw
のだめカンタービレで千秋はのだめのことを「人間的に駄目」って扱いしてるけど,話全体を通して人間的に駄目なのはどっちかっつと千秋のほうなんだよな。考えてみれば千秋の初登場(=物語の始まり)から,千秋は「俺様千秋様」とか言われてそのわがままっぷりが近隣に知れ渡っていた。彼がそれでも一定の位置をキープできているのは明らかに,彼が住んでいる世界(音楽的能力が高く評価される世界)において彼が能力的に優れているからに他ならない。まあ彼の場合は三善のおじさんに「仕事も出来る」って評価をされてるから,その辺の会社に入っても似たような態度を取れるかもしれないけど,でも今のようにはいかないだろう。
一方でのだめは確かに抜けたところはあるけど他人を愛していて,出会う人皆に好かれる,人間的には相当いい線いってると思う。のびたじゃないけど,他人の幸せを喜び,他人の不幸を悲しめるようなところがあるしね。千秋はそういう感じがない。基本自分中心という描かれ方は徹底してる。
だから,物語全体を通して千秋がどこに行ってももてるのは,彼が音楽界に住んでいて,音楽的能力に優れていて,見た目がいいからなのであって,ちょっと深く付き合えばすぐしんどくなるような性格だと思うんだけどね。漫画的表現なんだろうけど基本文句ばっか言ってるし。多分出演時間の8割超怒ってると思うぞ彼は。
まあそこはシュトレーゼマンにはしっかり見破られてて,「そういうのやめなさいよみっともない」とたしなめられてる。その場では素直に聞いてなかったけどね。お母さんにも似たようなこと言われてるし,周りの大人は気付いてるってことなんだろうな。そういうとこは非常にリアルだ。
つまりあの物語は,基本千秋視点で描かれているってことなんだろう。考えてみれば,千秋が妙に否定するのだめ,峰,真澄といった主要登場人物は,千秋以外からは結構評価されてるんだよな。のだめのことを嫌いな人は出てこないし,峰はSオケのリーダーとしてみんなに慕われてるし才色兼備の彼女もいる。真澄はなんとも言いがたいけど否定されてはいないよな。逆に,千秋が肯定する黒木君とか名前忘れたけどチェロの人とか(坊主に眼鏡ですげーチェロうまい),人間的には駄目なんだよな。まあ黒木君は俺は好きだけど,彼自身は自分のコミュニケーション能力には不満を抱いているだろう。
つまり,千秋は基本人間のことを「音楽が出来るかどうか」で見る癖がついているということだ。そういう彼目線で見ると,黒木君,チェロの人,清良,そして彼自身は「人間的に素晴らしい人たち(本当は人間的にはアレだけど音楽的には素晴らしい人たち)(清良はいい子だけどね)」となり,峰,のだめは「人間的にはアレな人たち」となるわけだ。彼がこの先ずっと音楽界で生きていくならそれでいいんだろうけど,彼が今形成していっているのは音楽界でしか通用しないアイデンティティとでも言えるものなので,外出たら不安定になるだろうね。まあまさかそんなのは描かれないだろうけど。もしそういう事態になったら,千秋はのだめのすごさに気付くんだろうと思う。あ,そういう風に考えるとちょっと描かれる可能性もあるのかも。アイデンティティってのは一旦揺れるとさらに強固なものになるって性質があるから,千秋は少し音楽以外の部分で悩む経験をすればもっと魅力的な人間になるんだろう。ああ,でも音楽家ってのはそういうの超越してたほうがいいような気もする。
何歳になっても自分の子供が持てる上、自分は何もしなくていいんだから
凄すぎじゃね?最強じゃね?
例えばさ、自分は何もしなくても自分の子供が得られる代わりに、年齢制限がある、とかならまだ、あーあーまあね、一長一短あるよね人生、みたいな話じゃん。
でも両方。まさかの両方だよ。何歳でもビンビンなうちは自分の子供を持てるし、その上何もしなくていいんだよ。さ……さいきょうすぎる!一長一短どころじゃない!才色兼備みたいな贅沢な話だよ。
ちょっとさーちょっとどうなの?あまりに女に偏りすぎじゃね?苦労偏りすぎじゃね?
いやまぁさ……動物時代は流されるままに進化し続けていればよかったし、その結果こういう事になったわけですけどね。
ちょっといくらなんでも現代社会と合わないこの負担ぶり。ちょっと不平等すぎる。
その辺ダーウィンどうにかならんかったのか。ダーウィンに言ってもしょうがねーが。
じゃあ神か?でも神様といってもデンデだよ。デンデに罪はないよ。
とにかく特に苦労せずとも子孫のこせるとか恵まれ具合が凄すぎだろ、オス。しかも唯一の仕事の種付けは寧ろオスが一番大好きな作業だよ。何、オス。お前ら、何。ちょっと神とかなんか……その辺の責任者さあ。ちょっと出て来い。なんかなかったの?もうちっとなんかあったろ。もっと平等な繁殖法。魑魅魍魎の自然界に平等とか言っても意味ないけどさ。
なんかその辺考えると産むのバカらしくね?高齢出産に怯えて結婚慌てたりするのもなんかめっさバカらしい。いややんそんなん。その辺考えてたら、「ていうか、結婚も出産もしなければいいんじゃん!そもそも自分したいとか思ってないんだし!」と唯一の回答を思いついた。天才的なひらめきだよ……
そもそも、小学生の時、周りの友達に自分の凄さを誇示するため、調子こいて無理して給食の牛乳を一気のみしまくったりしたら(完全なる小五病)家でひどい下痢になってへとへとになったとき、テレビでちょうど妊婦のドキュメンタリーとかやってて、子供産むのに「ぎゃああああ!!!」って叫んでる女の人が写されてて、お母さんに「これ、下痢より痛いの?」って聞いたら「比べもんにならんわ。下痢の50倍だわ」とか言われて、もう瞬間的に「あ、無理だ」と悟ったくらい年期入ってっから。腹痛とかお前……ただでさえ痛みの中で痛さベストワンなのにそんなん耐える気はっきりいってゼロだから。子孫とかどうでもええっちゅうねん。自分の身体が一番大事やっちゅうねん。それにあれじゃん。どうせ500万年後には人類滅ぶしさ(←フューチャーイズワイルドに簡単にインスパイアされた)。
でもさそういうこと言うと、なんか、出産の幸せとか、私にとっては豚汁より価値のないものを語ってくる人が居るんだけどさ、それ絶対あれじゃん。余りに辛い妊娠出産をどうにか意味あるものにしようとした結果の自己弁護っていうかさ……そんな匂いしか感じられない。語る人が必死に「女の幸せなの!」「本当に子供を産んでほんっっっとうに幸せになれた!生んでよかった!」って、なんかそれ、私らに言ってるっていうより、自分にそう言い聞かせてない?っていう。だからそう語られれば語られるほど「ああ語らずにはいられないほどやっぱキツいんだ」としか思えん。大体さ、男の人が「女の人は出産が出来て羨ましい」とか言ってるとこ聞いたことあるか?そりゃまあ奇特な人ならいなくもないけど(それも大概は女性へのリップサービスだし)普通は「俺が産むんじゃなくてよかったー」じゃん?なんかもうそれで勝負ついてるっていうか……腹から何か出すなんてうんこで十分だよ。うんこ以上のものひねりだせんよわしゃ。必死に「これが女の幸せ」とか自分に言い聞かせてまで産みたーないで、全く。
いや、違う。分かった。おかしいのは、未だ原始的な繁殖をしている人間の方なんだ!な、なんだってー!
考えてみ。出産とか、原始的すぎるでしょ。そんなんお前、何万年前からやってたの、我々は、って話で。もうそんな古いの捨ててこ。ばっち捨ててこ。今まで私ら色々捨ててきたじゃないの。コンクリートで道作ったり空飛んだりビル建てたりしてきたじゃないの。森林は一秒の間にテニスコート云面分減ってるだのなんだの言ってるじゃないの。伐採し放題じゃないの。挙句の果てにネットなんてもんを作ってみたり世界中の皆と友達的なことまでし始めたじゃないの。そんなお前。そんなデジタルな時期にお前、出産とか妊娠ってのがもう古い。もっと言うと睡眠とか、飲食とかももう古い。原始的すぎだろ。これらはねもう、趣味にすべきだよ。趣味に。出産は趣味!クイック手続きで簡単とりつけ人工子宮で男性も女性も1ヶ月で子孫をゲッツ!みたいな感じで。スナック感覚で。
※なんか「出産は女の幸せ!」とか、欺瞞じゃん?ってとこだけに反応してる人がいるけど、別に全ての出産者にそう思ってるわけじゃないYO!書いてある通り、こういう風に妊娠出産に否定的な事を書く女が現れると、すぐさま「そんなことはない出産は女の幸せであり云々」とか「そんな事言う人ほど産むわヨ!」「本当に幸せよ!だからあなたも生むべきヨ!」とか言ってくる人に対して言ってるんだよ!(最初からそう書いたけどね!読んでないんだね!脊髄反射はダメダメ☆)
そうやって他人の価値観を潰してこようとする辺りが必死すぎてみていられないって話☆そういう人って絶対幸せじゃないって(笑)
>横暴で自己中で才色兼備をかさにきて(※意図的ではないにしても)我侭放題好き勝手やってるからなあ。。。
あはは、そうそう。うちの友だちもそうだったよ。だから、なんであんたそうなの、こっちの気持ちも考えてよ、ってよくケンカしたよ。ほんとむかついた。でも嫌いではなかったよ。今は外国に嫁に行っちゃってるからほとんど会えないけど。
それが友だちじゃないの?わからんけどさ。
こういう子大学で親友だったよ。超変人で天然でプライド妙に高いけど間抜けでマニアックで。いっぱいケンカしたなあ。でも仲良かったよ。みんなとも。
>こてんぱんにいじめられる