はてなキーワード: 清酒とは
でブコメとかでは
「1合700円とか、せいぜい1000円の酒」 → 「合」でなく「升」が正しい。これを間違えている元記事もひどいが、それを指摘しない本記事もひどい。「一升瓶でなく居酒屋の値段だろ」というが、相場を知らんのか。
とか書かれてる
相場感でいうと、酒の値段はここ40年くらいそんなに変わってない
鬼殺しみたいな合成酒と呼ばれるものなら、今でも一升600円位で飲める
昔は、日本酒級別制度というのがあって、特級/一級酒/二級酒とか呼んだ
その二級酒というのは、特級/一級に「該当しないもの」なので
そりゃ酷いのも売られていた
酔えるだけで飲めたもんじゃないって感じ
そのイメージを引きずってる古い人は添加された日本酒を嫌う傾向にある
wikipediaにも記載があるが、移行期には「特撰」「上撰」「佳撰」などの酒も売られた
覚えてる人もいるかと思う
いまでは、日本酒の分類は、「純米、吟醸、本醸造、合成清酒」「生原酒、火入れ、雫吊り、ひやおろし」などの感じで行われている
「合成清酒」はアルコールに糖類、有機酸、アミノ酸などを加えて、清酒のような風味にしたアルコール飲料で、最近のは味の調整がきちんとしていて以外に飲める
70%以下を「本醸造酒」
60%以下を「吟醸酒」
50%以下を「大吟醸酒」
「純米」がつくと、米と水だけで作っている
生と火入れの違いは
加熱して酵母菌の数を減らし、熟成の度合いを抑えるかどうかにある
二回の火入れをしたものは熟成が抑えられ味の変化が起こりにくく保管しやすい
生原酒は、この火入れを行わない酒で、搾りたての風味を損なわずに飲めるのが売りとなるが味の変化が早い
・買ってすぐに飲む
・開けて一週間後に飲む
・開けてひと月後に飲む
・未開封でひと月眠らせて飲む
それぞれで風味が変わるのが生原酒
温度変化はそのまま味に直結するので、管理の悪い居酒屋や、転売屋などから買うと、逆に火入れよりもまずい酒を飲む羽目になる
「袋吊り」「雫取り」などとつくものは、ろ過だけでなく「絞り」も行わない酒で
主に品評会などに出される類の酒となる
「袋吊り無濾過生原酒」として流通するものは、まぁ蔵で上位に入る酒と思って良い
適切に管理された火入れ酒は、生原酒に劣らない風味を持ってることもある
有名な上善如水がヒットしたことで、「飲みやすい酒」が全国的に作られるようになった
この2つをして、落ちていた日本酒の人気が復活していくことになる
生原酒などは、本来神に捧げる酒(奉納される酒)で、地元でしか飲めない酒だった
「おいしい酒」と「残念な酒」があり、選び方を間違えると、おいしい酒にありつけない
などと書かれているが
そんなことはない
この辺はワインと一緒だ
甘口は単に重いことを指し、本当に甘いわけでもないというのは知っておいた方が良いだろう
呑み口が甘い酒を飲みたい場合、淡麗辛口の酒を飲む方が甘く感じることもある
それで選んでくれる程度の知識を持つ酒屋で買うべきだ
高い酒とは?となってくる
コレもまた有名な獺祭の「磨きその先へ」が大体四合で4万くらい
この値段は何であろうかと
もちろん、酒蔵の技術の粋を集めた、みたいなことも関係はするが
大概においては、酒米の削り具合が影響する
ちなみに、磨き二割三分で77%を取り除いている
完全に好みの問題ではあるが
芋焼酎のように人を選ばない
ぶっちゃけ、米残ってないんじゃないの?と思ったりもするが
まぁ、削れているのだろう
合成清酒で、一升が700円~1000円くらい
蔵の上位酒とかで、一升が4/5000円くらい
雫取りとかで、一升が10000円くらい(というより、四合で5000円という方がいいか)
たまに美味しいお酒を飲みたいって人は
信頼できる酒屋で四合5000円くらいの酒を買って
ちょっと口に合わなくても、1週間くらいで好みの味になることもある
ちなみに、元記事の「添加」は、醸造アルコールですらなく、乳酸菌の話で
みたいに言われたりするやつ
自分のことを「通」だと思いたい人に歓迎される傾向にある情報で
と謳っている
蔵の人は、当然に好みが出るだろうし、既存客は嫌うかもしれないとまで言っていた
毎年味も変わると
その年の米、その年の水で造った酒は、本来の意味でその年その土地の酒といえるのではないかと
日本酒会のような場で語りを聞いたのだが、それ自体は悪くはないと思った
実際飲んでみると「和の月」は好みが分かれるだろうなとも思った
これは乳酸添加したら不味いという話ではない
まず、しばらくここに投稿することができなくなったことを心よりお詫びさせて頂きたい。
私の身に何か起こったのではないかと心配してくださる方もいたであろう。現在、何事もなく生活できている。
ここでの注意喚起がストックホルム貴族の息のかかった遠縁の血縁者の目につき、工作員たちから逃れるために各地を転々としていたのである。その後実家や土地の整理などに追われており、はてな匿名ダイアリーにアクセスすることすらできなかった。
工作員の1人が私の主張に理解を示しており、彼から誘われとある過疎地域のワクチン接種会場で出動医としての勤務に就いた。もちろん、私にストックホルム貴族による虐殺計画に加担するつもりはなく、接種会場に訪れた方々に注意喚起を行うつもりであった。
過疎地域と侮っていたが、出動医、看護師、自治体職員までストックホルム貴族の影響下に置かれており、結局私は目的を果たすことのできないまま退去させられたのである。
そこから印旛郡の某自治体に戻り、そこに新しい生活の拠点を確保し、インターネット環境を整えようやく今に至るのである。
ここで再び自己紹介をさせて頂きたい。
父は教師をしながら祖父と共に清酒用の米を作り、休日には空気銃で鴨を撃つのどかな人間であった。母は音楽教師であり、米農家に嫁ぎながら遂に一度も田んぼに足を踏み入れないまま生涯を終えた気位の高い女性であった。
何事も起きない小さな町で生まれ育ち、千葉県立佐倉高等学校を卒業し代ゼミから一橋大学商学部に入るまでは安穏と過ごしていた。在学中ストックホルム商科大学に留学し、ローベン島の離宮で行われたパーティーで知り合った貴族達と関わるうちに彼らの有色人種虐殺計画を知った。一橋大学商学部卒業後、叔父宅での居候期間を経た後に神戸大学医学部医学科に入学。学部教育を終え大学院医学研究科にてストックホルム貴族達の陰謀を暴くため研究に打ち込むも怯えた教授達から医局と学会を追放。さらに帰郷後にはサナトリウムにて亥鼻の工作員たちから拘束される屈辱を受けた。
AFURIの件で、「地名を商標として権利取れるのはおかしいだろ」という声をよく見かける。
これはある意味正しい考え方で、商標法の規定としても「その商品の産地、販売地・・又はその役務の提供の場所・・・を
普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標」は商標登録を受けることができないとされている。
(これは逆に、その商品の産地と広く認識されていない地名であれば商標登録できる可能性がワンチャンあることを意味する。
ラーメンとしての「阿夫利/AFURI」は、ラーメンの産地として当時広く認識されているわけではなかった事情から権利取得できていると思われる。)
自分が腑に落ちないのは、「ラーメン屋も酒蔵も、地名を押さえるような商標登録やめろ!」ならわかるけど
「ラーメン屋はやめろ!(酒蔵の商標出願はスルー)」な論調なのはなぜか?という部分。
商標のルールでは、「外観(見た目)・称呼(読み)・観念(意味合い)」の3要素で、登録商標と製品の類似関係を判断する。
つまり、酒蔵側の「雨降・あふり」が登録になると、他の酒蔵は「あふり」という読みをする単語を商品に表示することに一定の制約ができてしまう。
これはお前らの言ってる地名を独占することとどう違うの?
その辺を考えずに酒蔵をスルーして、ラーメン屋だけ叩いているブクマカは視野が狭いので、
今からでも両方叩く内容か、どちらも叩かないような内容にブコメ書き換えたほうがいいよ。
Q.ラーメン屋がお門違いの清酒メーカーの差し止めを求めるのは権利濫用なんじゃないの?
A.今後日本でも酒を販売する計画があるとのことだけど、ラーメン屋側は少なくとも海外では実際に酒を販売してる実績はあり
「トロール」と呼ばれる全く分野に関係ない人が権利だけ持ってるのとは事情が違うはずだよ。
Q.酒蔵は地域のことを考えて権利行使しないから権利持っていいんだよ
A.一私企業に過ぎない酒蔵がいつ方針を変えるかなんて誰もわからないよ。
本件でも、酒蔵のオーナーが別の本業を持っている会社にチェンジしたので。
Q.ラーメン屋側も自分が出す商品以外まで権利取る必要はないだろうが!
A.自分の商品だけじゃなく、類似の商品・サービスまで広げて権利を取得するのは普通のことだよ。
全然違う会社に「八海山」ってサイダー出されたり居酒屋出店されたりしたら、絶対に八海山酒造の製品だと誤認する人出るやろ?
Q.予定があるにしても、今出してない製品の商標権を取れるのはおかしいやろ!
A.発表後や発売後に取ろうとすると、悪意を持った第三者に先に商標権を取得される恐れがあるので、
製品発表前に出願して、商標権が取れたことを確認できてから発表や発売をするのは普通のことだよ。
(これは今回の問題で、酒蔵側のコンプライアンスケアが不十分だった部分)
アップルみたいな大企業だって、新製品の名前を発表前にいかにバレずに商標出願するか苦心してるし、
毎年商標バレする東映の新しいライダーやプリキュアも、発表前に商標出願することで第三者の悪意の取得を防ぐ工夫の結果なので。
そもそも、商標権が取れるかどうかわからない段階で製品発売しなきゃいけないルールだったら、誰も独自の名前をつけないようになって産業が阻害されるよ。
酒蔵側が「AFURI」を認識した段階で、不使用取消審判請求と自分たちの商標出願を同時に行っていればよかったんだよね。
そうすれば制度の趣旨に則って無事に先行商標を潰しつつ、自分たちの清酒を指定した「AFURI」も通ったかもしれないのに。
「あふり」という名前の響きを独占しようとしていたのは酒蔵側も変わらないのにな。
そもそも商標登録できないのは「商品の産地又は販売地を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標」なので
「××(地名)は〇〇(商品)の産地」と一般に知られていない場合、地名の商標登録が認められる場合もある。
https://www.lhpat-tm.com/knowledge/discernment/0011-2.html
これは誰もがその商品について使用する名称を独占されることを防ぐための規定なので、
出願当時に阿夫利はラーメンの産地と一般的に知られている訳じゃなかったことを鑑みると、
少なくともラーメンの商標として「阿夫利」を登録するのは特に問題のない行為。
(清酒はまだ争いはあると思うけど、周知性を立証する必要がある一定地方(例えば関東一円レベル)で
阿夫利が酒の産地として有名かというとそうでもないと思うし、正直どう転ぶかは裁判所の判断次第)
また、少なくとも30年近く名前を変えずに事業を展開してきたことによって
もうラーメン業界では「AFURI」が固有の事業者を指す言葉、というのは定着してしまっているんだよな。
(全国でもコンビニ流通を通じてそれなりに売り上げてるので立証は可能と思われる)
「先のプロジェクトを見越してとりあえず取るだけ取っとくぜ!」というのが認められないから
それが認められるんだったらありとあらゆる単語をとりあえず取るだけ取っとくぜ!が行けるわけだし。
海外では清酒の品名として使ってたらしいからとりあえずさっさと輸入して期間限定でも販売しとけば
こんな面倒くさいことにはならなかったのにな。
今回の件ってAFURIは清酒カテゴリで2020年4月に商標登録してたんだけど使用実績がなく
商標は登録してから3年間不使用だった場合、不使用取消審判を行うことができ、
登録したのに3年も使わなかったことに対する蓋然性が認められなければ登録が抹消される。
AFURI側はそれがわかっているので、不使用取消審判をされる前に「新しく」商標登録を行ったわけだが
これって不使用取消審判って制度に対して非常に不誠実な態度だと思うんだよね。
派遣社員全盛期に問題になった「3年継続勤務したら正規雇用しないといけないから、2年11カ月でいったん契約切って、別の契約にするから継続勤務にならないから正規雇用にしないよ」という態度とそう変わらない。
不使用取消審判に関しては「請求されるらしいから急いで使うぜ!」という駆け込み使用に関しては
請求されるある程度前から開発等を進めていた証拠が出せない場合、商標権の使用と認められないことがある。
今回の件に関しては現状の商標法に沿った形でAFURI側が商標を取っている(と思われる)ので
酒造のほうが分が悪いだろうなとは思うのだが、
この登録したのに3年使わずに再登録した蓋然性が認められなかった場合や
酒造側が登録申請しようとしているから再登録したと認められた場合は
AFURIが負ける可能性もなくはない(たぶん勝つとは思うんだけども)。
動物性タンパク質の摂取を控えている私も、土用の丑の日には鰻を避けるわけにはいかないであろう。
酒々井町で生まれ育った私は幼い頃から、手繰川沿いを自転車で走り鰻釣りを楽しんだものである。
酒々井町立酒々井中学校を卒業し千葉県立佐倉高等学校に進学した頃には釣った鰻を焼くだけでは足りず、甲子正宗か梅一輪と合わせなければ満足できないようになっていた。音楽教師の母は呆れていたが、高校教師の父は「清酒にする米を作ってる家の男だ」と笑いながら私と共にヘベレケになっていたものだ。
神戸大学医学部在学中は、当時交際していた女性とその両親と元町の青柳という店で鰻を食べた。あの鰻も素晴らしいものであったが、私にとって鰻といえばやはり成田の川豊なのである。
土用の丑の日におさまらず、事あるごとに川豊の鰻を食べていた我が家の者は私含めストックホルム性の癌を発症していない。よって肝細胞に仕組まれたシステム(これにより現代日本人はNKの細胞傷害性が慢性的に阻害されている)にも関わらず、うなぎのタンパク質はマクロファージからのサイトカイン放出、それによる癌発症とは無関係なものであろう。
ちなみに、ストックホルム貴族達に辟易していた時にローベン島で知り合ったハンプシャーの某伯爵は私が持参した甲子正宗を大層気に入り、その後来日した際には川豊の鰻を堪能されたそうである。
叔父と父からの相続金で食い繋いでる身としては川豊の鰻は手痛い出費ではあるが、定職に就いている人たちですら土用の丑の日のうなぎを渋るということは悲しいものである。
私はこの何も起きない町の周囲よりは少しばかり裕福な米農家で生まれ育った。
父親は県立高校で教鞭を執りながら祖父とともに清酒用の米を作り、休日には手繰川や印旛沼沿をぶらぶらしながら空気銃で鴨を撃つのどかな人間であった。
酒々井町立酒々井中学校に在学中、私は坊主頭を拒否し横分けを貫いていた。そんな私に対してある1人の教員は事あるごとに拳骨を浴びせてきたが、それほど大事にはならなかった。それほど酒々井はのどかな町であったのだ。
千葉県立佐倉高等学校に在学中、私はよく手繰川まで自転車を走らせ鰻を釣った。これを庭で焼き、甲子正宗とともに一杯やるのが最高なのである。
当時、千葉県立成東高等学校に在学していた私の彼女は私がヘベレケになる様子を見ながら「高校生でお酒飲んで煙草なんか吸ってるとがんになって死んじゃうからね!」とよく叱った。
彼女とは大学卒業頃に疎遠になった。日本女子大学に進み栄養士となって病院で働いていた。私が一橋大学商学部を卒業し、さらに神戸大学医学部医学科に進み、そこを卒業する頃に他の男と結婚した。
「がんになって死んじゃうからね!」と言っていた彼女は子供を産んですぐに子宮頚がんに襲われた。
私は彼女を救おうとしたが、その頃既に私は酒々井で「気狂い」の烙印を押されており彼女が入院しているのが千葉県立東金病院であるということを聞き出すのも一苦労であった。ようやくたどり着くもストックホルム貴族達の息の根のかかった千葉県警に拘束され、私がプロポフォールで意識を奪われている間に彼女は亥鼻の医局員共にステロイドを過剰投与され殺された。
私の父について触れておこう。
私の父は県立高校の教師をしながら祖父とともに清酒用の米を作り、休日には空気銃で鴨を撃つのどかな人間であった。
中学3年生の私にタバコと酒をすすめ、共に甲子正宗を飲むような人間でもあったわけだが。
母は現在の千葉市緑区出身で中学校音楽教師であり、米農家に嫁ぎながら遂に田んぼに足を踏み入れることを拒否したまま生涯を終えた。
私は何事も起きない小さな町で生まれ育ち、何事も起きないまま酒々井町立酒々井小学校、酒々井町立酒々井中学校、千葉県立佐倉高等学校へ進んだ。
父は私に農家を継がせることを嫌がり、東京大学へ進学して霞ヶ関の役人となることを求めた。私が代ゼミの寮で心変わりを起こし一橋大学商学部に進学すると、少し落胆したようであるが、公認会計士に合格しいずれは叔父の税理士事務所を継ぐように求めた。
私は親に反発するほど自我の強い子供ではなかった。父の言う通り、一橋大学商学部で学び公認会計士となり、監査法人での勤務を経ていずれは叔父の事務所を引き継ぐものだと考えていた。そして、共に酒々井中学校で学び千葉県立成東高等学校から日本女子大学に進み管理栄養士を目指していた当時の彼女と結婚し、酒々井町にて父と同じように家庭を築くものだと。
私が目覚めたのは留学中であった。ゼミナールの指導教員に薦められるまま、ストックホルム商科大学に留学した。そこで財界人の子息達と知り合い、招待されたローベン島離宮のパーティーでストックホルム貴族達と彼らの思惑を知った。思惑について詳しく知ったのはチェコでストックホルム貴族達やリヒテンシュタイン家の人間達と鹿猟に興じている時であったが。
私は日本に帰り、一橋大学商学部を卒業すると叔父の事務所に居候しながらこそこそと勉強し神戸大学医学部医学科に進学した。
今までの私の歩みを見ていれば、私が公認会計士となり父と叔父の願いを果たすのは自明であったろう。しかし、私の瞳の怒りの炎を感じ取ったのか、父は怒るでも小言を言うでもなく、神戸へ送り出してくれたのだ。
私が医局から追放され、とある田舎のサナトリウムに拘束されて以来父とは縁が切れてしまったが、慣れ親しんだ酒々井町の自宅で生涯を終えられたことは知人から聞いた。
中学生の時からなんとなく感じていたけど、年々母親と会話が成功する確率が減ってきている。
両親にはとても感謝しているし、恵まれた生活をさせてもらって自分は幸せ者だと感じているが、どうしても母親をひとりの人間として見たときに好きになれない。相性の悪い相手だと感じる。
今現在も1日を振り返ってイライラが止まらず眠れないので、日々母を観察し、ようやくその発言や行動の分析が進んできたことを、ここに書き出そうと思う。
母とは時たま会話が成立しないときがあり、これには母がそもそもこちらの話を聞いていないパターンと、母の発言の中には実際の言葉とは違う意味が多分に含まれていて、こちらが全てを汲み取って理解しないと言葉のキャッチボールが成立しないパターンがあると考えられる。
前者の例
「お母さん、この日ってなんか予定あったっけ?」
「……(スマホに夢中で聞いていない、もしくは聞こえていない)」
「歯医者行ったら駐車場でぶつけられそうになったよ。飛び出してきたくせに睨んできて、すごく感じ悪い人だった。」
※最近は他にも、いきやりTikTokやTwitterの画面を見せて「見て!誰々さんがどこどこ行ったって!」も頻発
後者の例
「このお酒、リキュールだけど成分表に清酒って書いてあるね。だから日本酒の匂いがするんだ。」
「うん。リキュールと言ってもいろんな種類があるんだなって。」
「だから、簡単に言えば香りをつけたお酒がリキュールでしょ?その材料になるお酒にも色々種類があるんだねって今知ったの。」
「そりゃそうでしょ。」
前者のパターンは、そもそも母はその場の思いつきや目の前のことに集中してしまうことが多いので避けることは不可能。日常で最も頻発するが、昔からこうなのでどうしようもない。
後者のパターンは、会話の中で年々登場回数が増えている上にあたかもこちらだけが理解不足であるかのように扱われるので大変頭にくる。
母はいわゆる主語がない人だ。いきなり突拍子もなく「何日だっけ?」なんてのは当たり前で、こちらが主語を探す会話スタイルが基本。
さらに、おそらくだが、母は「家族相手なら多少適当に喋っても話が通じる」と思っている。
この2つが組み合わさった結果、「母の中ではごく普通の言葉だが、出力結果が主語も述語もめちゃくちゃで何を指しているかわからないため会話にならない」からの「こちらは困惑、母も『なんでこいつにはこの程度のこともわからないんだ?』と困惑」という状況になる。
前者はスルーするなりあとから同じことをもう一度話すなりすればいいものの、後者をぶちかまされたときはこみ上げる苛立ちを抑え込むので精一杯だ。
後者のパターンで例に挙げた会話では、こちらは途中まで母の「だってリキュールでしょ?」という発言は「リキュールなんだから日本酒ってのはおかしくない?」という意味だと捉えて会話していたつもりだったが、どうやら違うようだというのがわかる。ここまではいいのだがじゃあ本当は何が言いたかったの?というのがわからない。「リキュールというお酒はいろんな材料をもとに作られるのだから、日本酒でできたリキュールもあるだろう?」ということならば二度目の否定は意味が通らなくなる。
しかしここで「つまり何が言いたいの?」は禁句だ。毎回黙りこみ、結局言葉の真意を聞き出せたことはなかった。
長年この謎と向き合い続け、こちらの理解不足がいけないのだろうと様々な思考や対策を行ってきたが、今はもうこのモードに入った母の言葉の真意を理解することは不可能だと諦め、「あーそうだね」で会話を強制終了させることにしている。
この方法のメリットはこちらの神経のすり減り方ががいくらかマシになることで、デメリットは母が不機嫌になることだ。おそらく母は母でこちらの「オメーの言ってること意味不明だからもう話すのやめるわ」という空気を感じ取っている。
ここまではこちらの言葉に対する母の返し方という内容だったが、では母からの言葉はどうなのかというと、ハッキリ言って母の話はクソつまらない。
母から振ってくる雑談の内容は、ここ半年程は、親戚の非常識夫婦に対する愚痴、仕事に対する愚痴、大好きなアイドルの話題のうちどれかだ。
前者2つはこちらもストレス発散になるならばとできるだけ聞く。個人的にこの非常識夫婦が大嫌いなのであまり聞きたくない。
問題なのはアイドルの話で、これが「テレビに出ていたのがカッコよかった」とか「今度発売されるCDが楽しみ」とかだったら話の広げ方、返し方も色々ある。「何の番組に出てたの?」とか「もう予約したの?」とか。
私はそのアイドルに全く興味がないし、そんな話をされても「見れば?」くらいしか返す言葉がない。
ここで、普段から母の方も私の話を聞いてくれて、会話を弾ませることができるのであればまた違うのだろうが、こちらからの言葉にはわざとかどうかは知らないが無視か会話ブッタ切り、会話が成り立ったかと思えば主語も述語もめちゃくちゃで、挙句の果てにこちらが悪いかのように決めつけてきて不機嫌になる。
母とはいえ、そんな相手のしてくる、興味もないどうでもいい話を積極的に聞けるのはもはや仏かなんかだろう。
こういった日常の積み重ねに加え、母のクソでかい独り言と足音や物音を聞いているだけで頭がおかしくなりそうなくらいイライラする。
可能な限り常にヘッドホンかイヤホンをして過ごし、可能な限り自然に母の声を無視して会話の発生を避けている。
仕事の都合上、母は私よりもかなり早く起きて出社していくのだが、聞くだけで今家の中のどのあたりにいるのか特定できるくらいデカい足音で歩き回るため、必ず起こされる。
母はかかと歩きだ。ドカドカとかダカダカという走り回るような足音ではなく、ドンッドンッという重く響く足音。
また、母の独り言に対し、話しかけられているのかと思って返事したら無視されたのでもう一度返事をしたら、「えっ?別に話しかけてないけど」ということがあったので、明確な呼びかけ以外は聞こえないふりをすることにした。
両親が建てた家に住み、両親の稼いだ金で飯を食う被扶養者の分際だが、両親が仕事に出かけて不在の時間が何よりも安らぎだ。
ここまで母を悪く書いておいてアレだが、一応母の名誉を守るために、今まで毎日私を見守り、何不自由ない生活を提供してくれた人だということは書き加えておく。
また、母から私に対しても「こいつのこういうところマジでムカつくわ」という点はたくさんあると思うので、別にイラっとするからと言って母を糾弾したり矯正させたりしようなんて考えはない。
欧州最大のレアアース鉱床をスウェーデンで発見!って世界がインスパイアザネクスト級のニュースあったじゃない。
というか
おでんを作っている最中にもうかれこれ丸2か月になるんだけれども、
お馴染み私の攻めのおでんの具のメンバーの牛すじ・スペアリブ・手羽元のそれぞれの具材から出る超絶うまうまエキスというか
鍋の中で精製されたものなんだと思う?
そうお察しの通り
正解は越後製菓!
って違う違うそうじゃそうじゃないの
マーチン脂なのよ。
でね、
鍋冷えてるとラード状に脂が固まって層になっていて
火を入れるとまたそれがとろけて鍋のルーシーの出汁とかとつつみ込むように一体化になるの。
そこで私は思ったのよ。
そのどう考えても旨味しかなさそうな三獣脂の脂は美味さ最強なのじゃないかしら?って
その前に三獣脂!ってもの凄く上手いこと命名この瞬間思い付いて言えたからこれメモしてパクって今これを読んでいるあなたが自分発信で開発した言葉です!って言っていいからね!
手柄は譲るわよ。
ひとりはみんなのために!みんなはひとりのために!ってそれが三獣脂の主題歌よ!ってそんな夢冒険!
そんでね、
その三獣脂で作る炒飯って爆発するんじゃない?って今から悪いこと考えてるのよ!
もちろん爆発するってフィジカルにポップコーンのようにお米がポップにコーンと爆発するって意味じゃなくて、
牛すじ・スペアリブ・手羽元の脂の3つの旨味が縦の糸はあなた横の糸は私方式に、
うちのお店はそれでやってます!みたいな織り重なって出来たその布は誰かを温めうるかも知れない級の炒飯の美味しさ的な意味で温まりうるという意味で
そのつまりは
三獣脂で炒めうる炒飯は美味さが爆発するんじゃないかしら!ってことなの。
まだ実験はしていないけど、
机の上で考えた机上での理論は完成しているので空論ではないわ!
イーロンでも無いし
マスクでも無いし、
脂っこいものを食べて黒ウーロン茶を飲んで何事も無かったかのように涼しい顔してチャラからのノーカウントにしようとしている人でも無いんだから!
みんな黒ウーロンを過信で信じ過ぎているのよ!
ゆくゆくは十六獣脂茶を作って新垣結衣さんことガッキーにシーエムしてもらうの。
でも三獣脂の旨さは嘘じゃないの!
机の上での理論は机上で完成しているので、
ってこれどう机をひっくり返しても、
これどう考えても美味しさしかなくない?
普通味の走攻守のバランスをレーダーチャートのグラフに示してみてエクセル上で考えてみると
篠原涼子さん的に言うと
「愛しさと切なさと心強さ」のそれぞれの項目が100点だし
平松愛理さん的に言うと
「部屋とワイシャツと私」のそれぞれの項目が100点だし
私のライフワークであるおでん作りの前に研究していたお粥のテーマである
「手軽さと簡単さと食べ応え強さ」のそれぞれの項目が100点なの。
何々と何々と何々でってのの大喜利ができるぐらい
3タテと言ってもかつてソフトバンクホークスがいつかの何年かに優勝を決めてビールかけ優勝祝賀会の翌日みんなベロンベロンで酔っ払って二日酔いでへろへろでくたくたのしんどいはずなのにその次からの3試合3連勝とか!
「挽きたて、打ちたて、ゆでたて」ってなって全く意味が違うことになるからこれ豆な!って蕎麦だけどねって1つ賢くなるぐらい注意してね。
でもさー
ネットミームで各ジャンルの専門家の方面の方々の何々の三銃士呼んでくるよ!ってタクシーで連れてくる漫画のやつ
私ももしかしたら炒飯三獣脂呼んでくるよ!って呼ばれる方のネットミームになれるチャンスかも!
でもこの三獣脂事業は誰かに譲って使って良いよって今言ったから、
この炒飯三獣脂のネットミームにもなれるってダブルゲットのチャンスよ!
クイズ番組で言うと
でも冷静に考えたら
もし4チーム中4位で
愛川欽也さん真面目か!って冷静にそんなことを言いたいんじゃなくって、
そっからでも十分に1位に優勝出来そうな勢いの三獣脂美味さ爆発の机の上の理論は机上で完成されているのよ!って意味だから
心意気の意気込みでの飛び込み前転の話しよ!
この三獣脂精製に2か月はかかんのよ。
ドラゴンボールのタイムマシーンのエネルギーを動かす片道分の抽出時間の1年よりかは早いけど
またさらに
量産化となると大変よね。
瓶詰めのラインを動かせる量ほどは今の技術では三獣脂は大量生産できないわ。
ゆくゆくは最終、
街中で走っているあなたも見たことがあると思うウエイパーの赤いトラックみたいにイメージキャラクターをシソンヌの長谷川さん似の人を採用して、
またそして、
1日1日操業が終わったらドモホルンリンクルの製造工程のラインの機械を毎日全部分解して、
綺麗にしてまた1から組み立てて明日の三獣脂の製造に挑むぐらいでもあるわ。
そんでおでんを作っている副産物としてこの三獣脂が発見されたのと同時に
偶然にもまた一つおでんの中のザワールドの世界で鍋のベーナーで発見したことがあるの!
それはつい先日おでんに投入すべく
スペアリブを鍋が冷めた状態からぶっ込んで火を入れて煮ていくんだけど、
その灰汁が鍋のベーナーの中の漉しきれなかった2か月という古式ゆかしい不純物と一緒に固まって、
なんかこれ間違っていたらリアルにごめんなさいだけど、
出来立ての白濁の日本酒を透明な澄みきり綺麗にするために灰を入れてそこに付着させて沈殿させて透明にさせるってレガシーテクノロジーの技術に似てない?
いっぺん鍋を綺麗に洗おうと
濁りはさすがに取れなくて半ば諦めていたんだけど、
まあ半ばと言っても50パーセントではなく75パーセントぐらい、
いや正直80パーセントぐらいほとんど濁っているのは取れないと思い仕方ないと諦めていたの。
本当は自分の中にある頭痛薬の処方成分のように半分の優しさは残しておきたかったけれども。
でもその濁りが
スペアリブを煮たときに沸騰して浮かび上がってきたスペアリブから出た灰汁が全部中の余計な不純物をもミーシャさんの曲の「つつみ込むように…」って感じで吸着して、
笑うぐらいに澄み切った清おでんのおでんのルーシーの出汁のスープになったのよ。
あれさらに
例の自衛隊やアウトドアの達人の人たちがそこら辺の水たまりとかの泥水をも漉して飲料水として飲めるようになるハイテクアウトドアグッズを用いれば
でも正直手放しでは喜べないこともあって、
あれ一応あの不純物も旨味の歴史の積み重ねの地層の堆積物の一部のルーシーの出汁の要素なのよね。
権威が濃すぎる人もいるけれども
きっと。
スープが透き通って綺麗になる反面旨味も灰汁に吸着してしまって取り除かれると味が落ちるそういったことがあるかも知れないので手放しでは自転車運転したら危ないわよ!
違う違うそうじゃそうじゃないの、
手放しで喜べないってマーチンが初めて自転車に乗れたときの幼少期のエピソードトークよ。
よく実験で間違って、
シャーレとかの培養液的ななんか寒天みたいな上にくしゃみぶっ放してペニシリンかラクリマクリスティーが偶然にも出来ちゃったとかの話しあるじゃない。
私もそれ自由気ままにおでんにスペアリブ間違って入れちゃった!みたいに
濁ったおでんを澄み切った清おでんに綺麗にする方法って実用新案出せっかも!
まあこの手柄も誰かに譲ってあげるわ。
キレてるね!とかナイスカット!とか肩の上に山手線の電車乗っけてんのかい!とかの声欲しいわ!
他にもボディービルのかけ声辞典に載っていないかけ声でもいいしさ。
にしても、
うふふ。
葛湯をいただいたわよ。
作り立てお湯で溶いたときは熱すぎるので、
少し冷ましてからいただくのが
朝寒いので、
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
ダシダ使うとかなり本格的になると聞いてこのレシピ参考にして作ってる(味の再現度より作りやすさ重視で)
https://cookpad.com/recipe/2911636
味はかなり濃くてうまくて満足度がある
https://www.gyomusuper.jp/product/detail.php?go_id=109
味はダシダとほぼ同じで値段は半分で買える
これあるとチゲ作る時にも便利なので俺は常備してるけど、新たに買ってもそんな重い出費ではないだろうから買ってみてくれ
ちなみに白ワインじゃなくて料理用清酒で作っても普通にうまいのでマジで家にある調味料でほぼ作れる、牛だしを用意する手間だけだよ
貝類に含まれるうま味成分「コハク酸」の生成メカニズムと含有量アップの方法
身近の食材にも含まれており、うま味成分の一つとなっています。
特にアサリはコハク酸を多く含みます。さらに、調理前にそのまま置いておくだけでさらにコハク酸を生成して、その結果より美味しくなります。
がん増殖抑制、肌荒れ予防改善・美肌、脂肪燃焼の促進などの効果を持っていますので、積極的に摂取したいものです。
目次 [非表示]
1、コハク酸とは
1-2、コハク酸の特徴
2-1、貝類の中で多く含む
4、単独で美味しいですが、組み合わせにより奥深い味
4-2、コハク酸は味にコクをもたらす
まとめ
1、コハク酸とは
有機酸に分類され、漢字で書くと「琥珀酸」です。ドイツの鉱物学者ゲオルク・アグリコラ氏が琥珀の乾留により発見したので、この名前になりました。
「琥珀」と書くと、口に入れるものとは連想しにくいと思いますが、実は、コハク酸は植物界に広く存在し、動物生体内ではたんぱく質や有機酸等を燃焼や分解して、エネルギーを作り出すサイクル(トリカルボン酸回路、クエン酸回路)の一員として存在しています。
応用的に、清酒・味噌・醤油などの調味料に使用され、よく聞かれる「うま味」の一種となっています。貝類のうま味成分として知られています。
1-2、コハク酸の特徴
コハク酸と言えば、貝類やアサリをイメージする方が多いです。その理由は、農学士の青木克氏が旨味抽出物の中にコハク酸を発見し、『日本農芸化学会誌』8巻867-868頁(1932年)に、「貝類中に琥珀酸の存在に就て」という論文が発表されています。
コハク酸は、酸味、苦味が混ざったような旨味で舌をギュっとさせる強い味です。添加量によって「えぐ味」を感じるので、味の素に代表されるグルタミン酸のように単独で使うことはありません。
加工食品で使う場合、コハク酸と塩類の結合品である「コハク酸ナトリウム」という調味料があります。ネット通販のアマゾンにも出ています。「アマゾン コハク酸」
2-1、貝類の中で多く含む
コハク酸含有量は、あさり, かき, しじみに多く含まれます。同じ貝類でもホタテやとこぶしんにはあまり含まれていません。
コハク酸は生物が呼吸する際に体内で必ず作られ、消費される物質です。アサリは呼吸がうまくできない、息苦しいような状態になると、命を維持するために、より多くのコハク酸を作り出します。
アサリは海水では酸素を吸って生きていますが、海から離れると、体内のグリコーゲンを分解し、コハク酸を作って生き続けます。時間がたつほどコハク酸はどんどん増えていきます。
しかし、時間がたちすぎると、継続的に作り出すことが出来ず、逆に命を維持するために消耗していきます。一定量のコハク酸を消耗するとアサリは死んでしまい、腐敗へ進んでいきます。
アサリのコハク酸含有量は個体の大きさによって違いますが、一例をあげると、採れたてのアサリはコハク酸が100g中63mgなのに対して、パック詰めは98mgに増えたデータがあります。特に、夏期は増加量が多いです。
ご家庭の場合は、購入してきたアサリを一度水から出して2~3時間ほど置けば良いと思います(置いておく環境によります)。それ以上置くと、放置中に殻が開いてしまいます。殻が開いていると死んでしまっています。死んだアサリは、強烈なくさいにおいがするので食べないようにしましょう。
例えば、夕飯の支度する前に、アサリを水から出して、火がついているガスコンロの温度に影響されないところ(熱すぎないところ)に置いて、料理の一番最後に調理すればよいでしょう。もしくは、子供のお迎えをする前に、水から出して、濡れたキッチンペーパーを上に置いてから放置してもよいでしょう。
コハク酸は、料理のうまみだけでなく、様々な効能があることがわかっています。私たちの体内において、クエン酸回路と呼ばれるエネルギー代謝の仕組みに深くかかわってきます。すなわち、細胞分裂や血流、新陳代謝などの面において優れた力が期待できるのです。また、医薬品や化粧品にも使われています。
広島大学の加藤範久教授らの研究グループが、コハク酸に大腸がんや胃がんのがん細胞の増殖を抑制する効果があることを発見しました。
加藤教授らはラットを使った実験で、ポリフェノールを摂取させたラットの大腸内でのコハク酸濃度が高まることを発見し、その後の応用実験において、濃度が20ミリモルになると大腸がん細胞の増殖が半減することを確認しました。
加藤教授は「コハク酸の効果は日常的な食生活に近い分量で認められる」とし、「がんの増殖抑制に身近なコハク酸が有効であることが明らかになった意味は大きい」と説明しています。今後は人への応用が期待されています。
コハク酸はお肌の保湿や新陳代謝にも効果があるため、化粧水などに利用されることもあります。
コハク酸は収斂(しゅうれん)作用を持っています。収斂作用に関しては、コハク酸は酸性および親水性であり、酸性に寄せることで化学的にタンパク質収縮・凝固作用を起こすことができるためです。
この効果により肌をキメ細かく整えてくれます。肌のキメがきれいになる結果、肌が美しく見えて、化粧のノリがよくなりますので、肌荒れ予防改善・美肌効果も持っていると言われます。
さらに、最新の研究で、コハク酸の摂取による、脂肪の燃焼促進効果があることを証明する動物実験に成功したことをネイチャーという一流の科学誌に掲載されました。
コハク酸を食べているネズミは太りにくく、糖尿病にもなりにくいことが分かりました。人間へ同様な効果を期待できます。
その他に、冷え性、高血圧、動脈硬化予防の効果も知られています。
4、単独で美味しいですが、組み合わせにより奥深い味
コハク酸豊富なアサリを使えば、味噌汁に出汁がなくても美味しく仕上げることが出来ます。
コハク酸はグルタミン酸ナトリウム(昆布のうまみ成分)、イノシン酸ナトリウム(かつお節のうま味成分)、グアニル酸(干し椎茸のうま味成分)などとの間に味覚上の相乗効果があるという研究結果はありませんでした。
旨味相乗効果とは、異なるうま味成分を組み合わせて使う事で、感じるうま味が倍増する現象です。よく知られた例は鰹節と昆布の合わせだしです。その詳細は、「うま味の相乗効果を科学的に説明、今すぐ使える活用例までの紹介」で紹介しています。
4-2、コハク酸は味にコクをもたらす
シンプルな味でも美味しいですが、我々が「おいしいな」と思う味は、ある程度複雑さがあるものが多いです。例えば、甘さや苦さ、香り、素材の質感などがうまく調和し、バランスが取れる料理です。カレーや鍋のような料理です。それは、味にコクが感じられるためだと思います。
長時間煮込むことでこのような味の複雑さを出すことも可能ですが、アサリやコハク酸を入れることにより短時間を作り上げることは可能です。
日本では、アサリの酒蒸し、味噌汁、お吸い物等で、単独で使うのは一般的ですが、韓国のチゲ(鍋料理)では、貝類を鍋には必ず入れています。また、中華料理では、アサリたまご蒸しも有名な料理です。
キムチチゲは、キムチ(グルタミン酸)×肉(イノシン酸)×貝(コハク酸)といった様に、うま味を多重層的に構築している料理です。
アサリたまご蒸しは味のシンプルのたまごに、アサリ(コハク酸)を入れることにより、さらに美味しく仕上げます。出汁の代わりにもなります。
たまご蒸し
まとめ
このように、コハク酸は化学的なもののように感じますが、実は、自然に存在するものです。よく知られていないかもしれないですが、うま味成分の一つとなっています。
身近な食材の中にも含まれております。特にシジミやアサリはコハク酸を多く含んでいます。
様々な効能を持っており、さらに少量で使うことにより、より美味しい料理を短時間で仕上げることは可能ですので、積極的に摂取しましょう。