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はてなキーワード: 阿川とは

2022-06-10

エロ同人レビューの供養

 日々の仕事で疲れてメンタルが逝きそうになってる中、疲労反比例して性欲だけが増しており、エロ同人でも読んで抜くかと思ったところ思っていた以上に感情移入した作品出会った。

 これはレビューでも書くべと思い立ったがFANZAレビューは1000文字までらしく大幅にオーバーしたのでここに供養がてら記す。拙文たれ流し申し訳ない。

作品は牛牛牛牛牛牛さんのギャルjkエロ漫画

https://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_216128/#area-link-review

世の中にギャルと致すエロ漫画は多数あれど、その中で本作のどこが抜きん出ているのか、その魅力を説明したいと思う。本作は、エロ漫画としてセックスシーンが多く、ヒロインキャラも絵も魅力的ではあり実用性は非常に高いが、それが本作の魅力ではない。

 本作の一番の魅力、それはエロ漫画としての文脈ではなく、恋愛漫画または青春マンガとしての文脈がメインを担っている点にある。

 ヒロイン阿川さんはクラスでも目立つ可愛らしいギャルだ。明るく、気さくで誰とでも打ち解ける雰囲気を持つ。しかし、教師を始め、乞われれば誰とでもヤるという噂も流れている。またモブ容姿比較すると彼女以外に金髪は見受けられず人当たりのいい性格とは裏腹にやや孤立している様子も見受けられる。

 そんな彼女に優しくされ、一目惚れした陰キャである主人公が話の流れから彼女童貞を捨てさせてもらうというのが大まかな流れである。背景やモブは大雑把に書きつつヒロイン阿川さんは丁寧に描かれ、セックスに至るまでの期待感コミカルしかリアルに描いている。

 さて、連載のエロ漫画同人エロ漫画の違いはなんだろうか?それは行為の濃淡ではないだろうか?連載のエロ漫画は少ないページの中でその行為を描かなければならないという制約がある。行為に至るまでの過程を丁寧に描くほどリアリティは増し没入感も感じられるが肝心のエロシーンが希薄になってしまう。そのため連載のエロ漫画の大半はエロシーンに配慮した結果どうしてもリアリティが無くなるといった問題が生じる。もちろん、それが一概に悪い訳ではない。ヒロイン自体の、またエロシーン自体の魅力、フェチズムでエロ漫画は十分別の魅せ方が可能であるし、連載を通して複数の話でキャラクターの核心にせまることも可能ではあるからだ。その点同人エロ漫画に制約は無い。その結果生まれるのがリアリティの差である。本作におけるリアリティとはオナニー恋愛に至るまでの過程である

 セックスとはもちろん快楽を伴う行為であり、互いを求め合う行為でもある。オナニーとの違いは相手がいることだ。そういう意味では、阿川さんがいままで相手にしてきた男(教師、他の同級生)は阿川さんを気づかうというよりかは、阿川さんをオナニーの道具として使い、阿川さんも同様に相手オナニーの道具とみなしている。阿川さんが興味があるのはセックスであり恋愛ではないからだ。主人公が初めて彼女セックスをする際、彼女の中で、最初主人公とのセックスオナニーの一環であっただろう。主人公の中でも憧れの女性ということはあるがこちらも行為自体がメインであっただろう。しかし、このセックスを通じてオナニーではない、相手のいるセックスとしての良さをふたりが薄っすらと体感したように思う。

 セックスでは相手が嫌がるようなことはすべきではない。主人公生来の臆病さもあるだろうが、一度セックスをした以降、1ヶ月ほど彼女に話しかけられずにいた。これは自分なんぞがまた話しかけても迷惑に思われるのがオチだと気遣い半分、否定されるのが怖いという臆病さが半分であると思う。

 その後、友人の後押しもあり、彼女ともう一度話すことになるが、その際、迷惑だと思ったので話しかけられなかった≒オナニーの道具としてではく自分を気遣ってくれていた主人公に対し阿川さんに初めて恋愛感情が湧く。これは、奇しくも、陰キャ自分にも屈託無く話してくれた阿川さんに惚れた主人公と同じ構図であり、これをもってエロ漫画文脈は完全に恋愛漫画文脈に置き換わる。この辺り、なぜか、映画エレファントマンのワンシーンで「こんなに美しい人に優しくされたのは初めて…」というシーンが想起された。

 以降は互いを求め合うセックスに没頭する二人だが、それ故に失敗し、困難もつきまとう。その困難に立ち向かうシーンでは恋愛漫画から青春マンガもしくは青春映画鞍替えしたのかと思ったほどだ。若いうちの失敗などどうとでもなる。若さと無謀さで是非とも乗り越えていってほしいと思った。

 最後に、自分童貞ではないが、いつまでも自分童貞であるかのように感じている。それは、高校時代大学時代恋愛と無縁の生活をしていたからではないかと思う。こういう恋愛がしたかった、そして恋愛に当たり前の様に存在するこんなセックスがしたかったと強く思わせてくれる作品だった。私は、セックスオナニーがしたいのではない、セックス恋愛がしたかったのだ。

 現在まだ物語は完結していないが、学生時代可能性は低くともあったかもしれないifの終わりを観るのはいかがだろうか?

2021-08-04

anond:20210801110936

たけしの面白さはコマ大数学科映画政治を語れる高い教養不謹慎ギャップにある。

https://thetv.jp/news/detail/129518/p3/

お笑いは、落差だから普通の人がくだらないことやるより、有名な賞を取った偉い人がやった方が面白い。だから理想は、ノーベル賞を取った後に、立ちション食い逃げで捕まりたいわけ。俺が『賞が欲しい』って言ってるのは、偉くなりたいんじゃなくて、お笑いのためなの(笑)



TV面白くないのは、たけしの不謹慎ボケちゃんツッコミを入れないから。

教養人は苦笑いするだけでツッコミができない。

ひな壇芸人たけし軍団は、たけしを神格化しすぎて遠慮しがちなツッコミしかできない。

これではひょうきん族のように、たくさんボケを撒いてアドリブから偶然生まれる笑いなどは起きない。

笑いのために偉くなったのに、皮肉にも笑いが生まれないほど権威化しすぎてしまった。

たけしのボケを成立させるには、教養が高くちゃんボケを笑ってツッコミ出す橋渡しができる人物必要

所ジョージ阿川佐和子タモリさんま などがそれにあたる。

所、阿川世代が下ながらも、親戚のおじさんぐらいにしか扱ってない距離感が良い。

2人の頭の良さは、たけしを前にその余裕を伺える。

タモリさんまも頭はいいのはもちろん、ひょうきん族時代の戦友。

とくにツッコミスペシャリストであるさんまが一番たけしと相性いいだろう。

ブコメで高く評価されてる、ツービートひょうきん族火薬田ドン笑っていいとも祝辞などは「事前に用意されたコント漫才であるさんまがいないとき、周りがリアルタイムボケ昇華してくれないなら、コントとして事前準備をすることでたけしの面白さを引き出す。

20年以上昔の世界まる見えだったか「俺がしゃべるほど視聴率落ちるんだよ。しゃべんないほうが数字いい。」と言ってて、そういや世界まる見えも、元気が出るTVもそういう立ち位置だなと、それを自覚してることに変に感心した覚えがある。今でも収録ではツービートばりの下品不謹慎な毒を吐いてるらしいのだが、さすがに今のTVでは不適切カットされるそうだ。今の時代不謹慎ネタは厳しい。

では、たけしがいなくてもいいかというとそんな事はない。たけしの数々の芸歴、教養映画の実績など、演者スタッフ視聴者みんなが一目置く存在というのは稀有で、たけしがいるだけで番組の格が上がる。たけしを抜いたらすべての番組深夜番組レベルに格が落ち、たけしがいればゴールデンに耐えられる。たけしは料理の豪華な器であり、なくてはならない薬味だ。たとえ中身が高級料理でもスーパープラスチック弁当箱に入れたら深夜番組レベルに落ちる。それぐらいの実績と格。

親戚のじいちゃん一生懸命不謹慎な事で笑い取ろうと必死になってるのを「たけしへのツッコミはそうじゃねえだろ! もっと事前に仲良くなって頭バチコーン言わせたれ!」と、心のなかでツッコミながら楽しむのも一興である

https://www.youtube.com/watch?v=woh2XK0ad3Q

https://www.nicovideo.jp/watch/sm17355349

2018-05-05

目標なんて持って無くてもいいの

サワコの朝」でホラン千秋さんをゲストに迎えて、目標を持たなくてもいいという部分の書き起こし。

ホラン:

阿川さんがテレビで「目標なんて持ってなくていいの、目標ってなんだろうななんだろうなーって思いながら死んでいくんだと思うは」みたいなことを仰ってたんですね。

それを聞いて目標なくてもいいんだと、阿川さんのその一言ですごく救われたんですよ私。

阿川

私は、同じように夢はなんですかとか最終的に何やりたいんですか、小説家になりたいんですかと言われるたんびに夢も目標もないぞとおたおたしてた。

そしたらある時に、チャン・イーモウ監督って言う北京映画監督にお会いして、インタビューをしたら、

「足元のことをきちんとやっていって、それがどこに繋がるかわからないけど、その二者択一ひとつひとつ選んで行くのは自分だと。

それをこうひとつひとつ二者択一を選んで行った結果、自分の思いもよらない場所にいたとしても、やっぱり、自分がたどってきた道なんだと。

から大事なのは、いま足元をきちんと誠意をもって仕事をすることだ」

みたいなことを仰った時に、あっ、それでいいんだって思ってすごく楽になったことがある。

2016-04-24

オタク政治的正しさ話題において雑に扱われるロリコン

タイトルのようなことを感じたきっかけとなった記事を3つ、順番に紹介していきます書き手ロリコンもっといえばペドフィリアです。

民族差別煽動デマツイートをしている同好の士に言いたいこと - ちらしのうら。

オタク趣味である私は、民族差別煽動デマツイートをしている同好の士に言いたいことがあります
もしも「犯罪者予備軍であるロリコンキモオタクが女子児童を襲いますので、ご用心ください」などというデマを流されたら、貴方はどう思いますか?
そんなデマは、もちろん許せないと思いますよね。
「軽い冗談だろ」とか「ネタにきまってるじゃん」とか言われて、軽く流せますか?
もちろん、軽く流すことなんてできませんよね。
でも、まさしく貴方は、そのようなデマの流布と同じことをしているのです。
否、「同じ」というのは語弊があります
というのも、たとえオタク趣味否定されたとしても、貴方民族的アイデンティティーは損なわれないでしょうから貴方民族的アイデンティティーという「実存の拠り所」まで失うことはありません。
しかし、民族差別煽動デマは、民族的アイデンティティーという「実存の拠り所」を奪うものであって、いわば「人格殺害する行為」であり、さらには現実殺人をも惹き起こす危険さえもあるものです。ですから、それは決して「軽い冗談」の一言で済まされるようなものではありません。

私はオタク趣味のことはわからないので、オタク趣味をお持ちの方が「オタク趣味否定は(民族的アイデンティティー否定とは違い)実存の拠り所の否定ではない」とおっしゃるのならそれはいいんですけど、ロリコンを巻き込まないでもらえますか?というのがいちロリコンとしての感想ですね。

ふつう性的指向による差別というのは、民族差別と同程度に「実存の拠り所」に対する攻撃であるとされているはずです。もっとも、よく知られている通り、指向か嗜好か、マイノリティーか否か、権力勾配があるかどうか——色々な論点があって、「ロリコン」に対する差別というものが、たとえばLGBTに対する差別と同等に捉えられるべきかというのは、議論がありますし、別に私も同等に捉えられるべきであると主張するつもりはありません(べきでないとも主張しませんが)。それでも、ロリコンが「ただの趣味」(とid:yukito_ashibe氏が主張しているところのオタク趣味)と同等に扱われるのは、看過できません。同等どころか同等未満にも見えます。「犯罪者予備軍であるロリコンキモオタクが女子児童を襲いますので、ご用心ください」って文を例示として示しておいて、その文の中で「ロリコン」(・「キモ」)が攻撃されていたことはすっかり忘れられているのですから

(なお、私の主張は「もしオタクがただの趣味であるというのなら、オタク趣味ロリコンを同等に扱うな」というものであり、「オタクはただの趣味か」についてはここでは検討しません。悪しからず。)

2

半年前に、こんなTogetter話題になりました。

【キモヲタ】と【BL愛好家】を英語ではどう表現するのか?NYで活躍中の日本人通訳者が語る - Togetterまとめ

また続き。ちなみに英語表現するとこうなります
キモヲタ: pedophile
BL愛好家: voyeur

最後ツイート現在は削除されていますが、このツイートがとりわけ話題になりました。私がこの件でもっとも腹立たしく思ったのが、若林宣(@t_wak)氏の擁護です。

「本物のペドフィリアではないんですよ、空想世界で遊んでいるだけです」ですむって、そんな訳がないでしょう。いいですか、Yuko Ohnaka氏のツイートは、あきらかにオタクを貶める目的で「キモヲタ: pedophile」と書いてるわけです。でも、そもそもpedophileという言葉悪口になってしまうのがおかしいのに、それに対して「オタクは本物のペドフィリアではない」と返すべきだというのは、「ペドフィリア悪口として使うのは全然オッケーだと思ってます」ってことですよね。それは最悪の切断処理です。若林氏は左派だし、左派ならこういうことは当然に理解できるはずだと思うのですが。)なにが「ペドフィリアだって認めたも同然だよ。」ですか。認めると問題があるんですか?単純にペドフィリアという単語チャイルドレスター意味勘違いしてるならまだわかりますけど。

若林さんは、これよりも前に

こんな発言をしていますから、少なくとも「オタクに対する差別」というのをそこまで深刻なものとは捉えていないわけです。その上で、「オタク」と「ペドフィリア」を同一視するYuko Ohnaka氏のツイートを見て、その「オタク」に「ペドフィリアを切り離せ」と説こうと思う訳ですから、「ペドフィリア」はもっとどうでもいいと思ってるんですよね。ふーん。

3

1年前に、TVタックルにてアニメ規制に関する特集が行われたことをきっかけに、いろんな議論が沸き起こりました。そのとき記事がこちらです。

大炎上「TVタックル」アニメ規制特集、規制賛成派から見た「オタク」の姿

ここで説明するのは大変なので、ご存知ない方は記事を読んでください。ですが、青柳美帆子氏のこの記事にも私はひっかかったところがあります

たとえば、ミッツがオタク3人に「あなたたちはロリータ趣味がある?」と聞くシーン。「あります!」と即答する20代男性に、阿川は目を見開いている。考えてみたら当たり前だ。
確かにインターネット上では、「ロリコン」という言葉が気軽に使われている。でも、実際は市民権を得ているものではなく、彼らはできるなら「幼い美少女二次元キャラクターは好きだけど、現実幼女に対する感情はまた違ったものである」と言うべきだった。

やはり、若林氏と同様、「幼い美少女二次元キャラクターは好きだけど、現実幼女に対する感情はまた違ったものである」という「オタクロリコンは違うんですよ」論法を推奨している。ただ、この場合ミッツ氏が「ロリコン=悪」という前提で質問しているようには読み取れないので、「ロリコンではない」と答えたところでさっきのように即「ロリコン悪口として使っていい」というようなことにはなりません。なので若林氏ほど酷い発言ではないと思いますが、それでも青柳氏の意見には賛成できません。

ロリコンである、ということを公言することは児童に恐怖を与えうるものであるから、場を選ぶ必要がある、という立場があります。この立場立脚するならば、「あります!」という答えは批判されてしかるべきということになるかもしれません。(もっともその場合は「ロリータ趣味がある?」という質問自体妥当性が先に問われるでしょうけどね。)ですが、そうだとして「幼い美少女二次元キャラクターは好き」ならセーフだと思う意味がわかりません。「どっちもアウト」や「どっちもセーフ」なら理解できるのですが、一方だけセーフとするところにやはり「切断処理」を感じてしまます

まあ、「オタク世間に受け入れられること」を最優先にするならこうした切断処理はある程度有効なのかもしれませんけど、それはあくま戦略上の話に過ぎません。彼らは別にオタク立場を向上させる義務があってテレビに出た訳ではありませんから、「こう答えるべきだった」なんて青柳氏に指図される筋合いはありません。

まとめ

以上、私が特に印象に残っている実例を挙げて批判しましたが、こういうケースはそこら中で見かけます

オタク趣味であってオタクに対する差別というのは他の差別に比べて深刻なものではない」と主張しながら、ロリコンペドフィリアという言葉をまるでオタク同義のように扱う人とか。

オタク三次元に興味が無いことをアピールして二次元を守るべき」と、ペドフィリアを切捨てるような戦略オタクに勧める人とか。

そういう人々を見る度に辟易します。

この記事がそうした風潮に一石を投じることを願っています

2015-12-03

トラウマ恋愛映画入門 町山 智浩

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少女マンガ表現機構―ひらかれたマンガ表現史と「手塚治虫岩下 朋世

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和解する脳 池谷 裕二

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プロ経営者」の条件 折口 雅博

資本主義という謎 (NHK出版新書 400) 水野 和夫

行動分析学入門 杉山 尚子

ここは退屈迎えに来て 山内 マリ

ウェブ炎上ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書) 荻上 チキ

統計学が最強の学問である 西内 啓

☆行動変容法入門 レイモンド・G.ミルテンバーガー

図説 イギリス歴史 (ふくろうの本) 指 昭博

アメリカ中学教科書英語を学ぶ―ジュニアハイテキストから英語が見えてくる (CD book) 林 功

☆☆「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか 鈴木 涼美

ぬばたま (新潮文庫) あさの あつこ

果てしなき渇き 深町 秋生

去年はいい年になるだろう 山本

日本人英語 (岩波新書) マークピーターセン

兵器戦術世界史 (中公文庫) 金子 常規

あなたを苦しめる過去から自由になる本 石井希尚

☆(007)ダメダメ人生を変えたいM君と生活保護 (ポプラ新書) 池上 正樹

無意識に買わせる心理戦サイモン・スキャメル=カッツ

なぜこの店で買ってしまうのか ショッピング科学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) パコ・アンダーヒル

33の法則 イノベーション成功と失敗の理由 オリヴァー・ガスマ

愛着障害 子ども時代を引きずる人々 (光文社新書) 岡田 尊司

あのころ未来星新一の預言 (新潮文庫) 最相 葉月

☆儒教ルサンチマン宗教 (平凡社新書 (007)) 浅野 裕一

サードプレイス―― コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」 レイ・オルデンバー

教育危機経済学 (御茶の水選書) 馬場 宏二

陽のあたる家~生活保護に支えられて~ (書籍扱いコミックス) さいき まこ

排除社会―後期近代における犯罪・雇用・差異 ジョック ヤング

憲法で読むアメリカ史(全) (学芸文庫) 阿川 尚之

☆働かない―「怠けもの」と呼ばれた人たち トム ルッツ

父が子に語る世界歴史〈2〉中世世界 ジャワハルラール ネルー

クリエイティブシンキング入門 マイケル・マハル

クリエイティブ喧嘩術 (NHK出版新書 408) 大友 啓史

コギトピノキオの遠隔思考 ソウルドロップ孤影録 (ノン・ノベル 1003) 上遠野 浩平

竜との舞踏 1 (氷と炎の歌 5) ジョージ・R.R. マーティン

双頭の鷲〈上〉 (新潮文庫) 佐藤 賢一

子どもの難問 野矢 茂樹

☓つねに結果を出す人の「勉強脳」のつくり方 イ シヒョン

皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上 塩野 七生

アメリカ史のアイロニー ラインホールド ニーバー

アーミッシュの赦し――なぜ彼らはすぐに犯人とその家族を赦したのか (亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズ) ドナルド・B・クレイビル

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫) 西原 理恵子

生命保険カラクリ (文春新書) 岩瀬 大輔

統計学を拓いた異才たち(日経ビジネス人文庫) デイヴィッド・サルツブルグ

☆売り方は類人猿が知っている(日経プレミアシリーズ) ルディー 和子

明治・父・アメリカ (新潮文庫) 星 新一

☆☆国をつくるという仕事 西水 美恵子

森有礼 悲劇への序章 (林竹二著作集) 林 竹二

林竹二著作集〈8〉運命としての学校 (1983年) 林 竹二

フィンランドに学ぶべきは「学力」なのか! (かもがわブックレット 169) 佐藤

教育立国フィンランド教師の育て方 増田 ユリ

オッリペッカ・ヘイノネン―「学力世界一」がもたらすもの (NHK未来への提言) オッリペッカ ヘイノネン

コミュニケーション力を引き出す (PHP新書) 平田 オリザ

演劇入門 (講談社現代新書) 平田 オリザ

フィンランド流「伝える力」が身につく本 北川 達夫

図解 フィンランドメソッド入門 北川 達夫

受けてみたフィンランド教育 実川 真由

話し下手でも7割聞くだけで相手を惹きつけられる会話のコツ46 野本 ゆうき

Rules of Attraction Bret Easton Ellis

シェイクスピアハンドブック 河合 祥一郎

生きることのレッスン 内発するからだ、目覚めるいのち 竹内 敏晴

ポストヒューマティーズ――伊藤計劃以後のSF 飯田一史

ラノベのなかの現代日本 ポップ/ぼっち/ノスタルジア (講談社現代新書) 波戸岡 景太

俺のイタリアン俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方 坂本

まことに残念ですが…―不朽の名作への「不採用通知」160選 (徳間文庫) アンドレ バーナード

農業で稼ぐ!経済学 浅川 芳裕

足代小フューチャースクールのキセキ 徳島県東みよし町立足代小学校

ホテルメイドでできている(1) (ジュールコミックス) 野崎 ふみこ

ホスピめし みんなのごはん(2) (ジュールコミックス) 野崎 ふみこ

りはめより100倍恐ろしい 木堂 椎

「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい―――正義という共同幻想がもたらす本当の危機 森 達也

ベトナムから来たもう一人のラストエンペラー 森 達也

「奇」の発想―みんな『少年マガジン』が教えてくれた 内田

ファンタジーを読む (岩波現代文庫子どもファンタジーコレクション 2) 河合 隼雄

結婚できないのはママのせい? -娘と母の幸福五百田達成

大人のための私服の教科書 久保田卓也

ルールを変える思考法 (角川EPUB選書) 川上量生

メディアを語る (別冊思想地図β ニコ生対談本シリーズ#2) 川上 量生

(003)世界の美しさをひとつでも多くみつけたい (ポプラ新書) 石井 光太

☆☆津波の墓標 石井光太

鳥貴族「280円均一」の経営哲学 大倉 忠司

☆OLたちの「レジスタンス」―サラリーマンとOLのパワーゲーム (中公新書) 小笠原 祐子

ニッポン定番メニュー事始め 澁川 祐子


金融商品にだまされるな! 吉本 佳生

金縛り]の謎を解く 夢魔幽体離脱宇宙人による誘拐 (PHPサイエンスワールド新書) 福田 一彦

国際メディア情報戦 (講談社現代新書) 高木

高校生からわかるマクロミクロ経済学 菅原

「なんで英語やるの?」の戦後史 ——《国民教育》としての英語、その伝統の成立過程 寺沢 拓敬

石油国家ロシア マーシャル I ゴールドマン

戦うハプスブルク家 (講談社現代新書) 菊池 良生

神聖ローマ帝国 (講談社現代新書) 菊池 良生

陋巷に在り〈1〉儒の巻 (新潮文庫) 酒見 賢一


秘訣は官民一体 ひと皿200円の町おこし (小学館101新書 19) 五十嵐 幸子

B級ご当地グルメまちおこし: 成功と失敗の法則 俵 慎一

町おこし」の経営学ケーススタディー・地域経済活性化 官と民の新たな関係 三井物産業務部「ニューふぁ~む21」チーム

☆なぜ富士宮やきそばB-1グランプリ覇者となりしか? B級ご当地グルメで500億円の町おこし 渡辺英彦

中小都市の「B級グルメ戦略―新たな価値創造に挑む10地域 関 満博

決定力! :正解を導く4つのプロセス チップ ハース

習慣の力 The Power of Habit チャールズ・デュヒッグ

波間の国のファウスト:EINSATZ 天空スリピングビューティ (講談社BOX) 佐藤

戸田誠二作品集リム奇譚 (ぶんか社コミックス) 戸田 誠二

2014-06-30

安心してくださいアンビバレント女々さん

僕は阿川陽志似の性欲の強い童貞です

2013-02-16

厚労省天下り組織労働政策研究・研修機構

http://www.jil.go.jp/

若林亜紀理事長のやってる仕事というのが、海外視察と称して毎月海外旅行

阿川佐和子「毎月?!」

若林「そうなんです。飛行機ファーストクラス

阿川「どこ行くんです?」

若林「ええと、パリとか好きですね、オペラとか美術館関係とか好きなんですね」

阿川芸術がお好きな方でらっしゃる

若林はい。ただ、真の日程はそうなんですが、表の日程表には現地関係者と打ち合わせとか書いてあって」

阿川ワイン飲みながら?」

若林「そうなんです、シャンパンとか飲みながらなんですけど、

一回の費用がそんな調子ですから500万から1000万円」

阿川「一人で?!」

若林「そうなんです。ヨーロッパ往復のファーストクラス飛行機代というのは250万かかるんですね。それとスイートルーム毎日泊まってたらそれぐらいになります

若林それから随行の者もついていきます

大竹まこと「すっごい無駄だね、ほんとはその法人は、何をやるのが仕事なの?」

若林お金雇用保険からもらってます雇用保険の一部を持ってきて、失業者を増やさない研究をすることによって財政に貢献するという」

阿川「でも仕事するなって言われるんでしょ」

若林はい

大竹まこと「で、何か仕事はやったんですか?」

阿川研究は?」

若林「いえ、やっちゃいけないんです」

大竹まこと「え、ちょっとまって、やっちゃいけないってどういうことですか?」

若林「私、ただの大学でて普通の事務の仕事しかできないんですけど、事務職募集ということで入っていったら、いきなり研究員という辞令を渡されました」

若林「“え?何かの間違いじゃないですか?私事務職ですよね?”と言ったら

“いや、この研究所には研究員が60人いることにして国からお金をもらってるんだけれども、10人くらいしかいないから、君たちにニセ研究員になってもらう”」

阿川「はっきりそうおっしゃるのっ?!」

若林「そうなんです。“仕事は一般事務だから全然気にしなくていいから。”と言われました」

若林厚生労働省から出向している総務部長、もうすごく偉そうで金メガネかけて」

大竹まこと「 つ ぶ せ ッ !! 」

若林・・・スーツを着た人が言うので、ああそんなものかな、とにかく結果を・・・

大竹まこと・・・全部つぶせ・・・ブツブツ」

◆ ◆ ◆

仕分け対象独法デタラメ 「労働機構論文1本6000万円」(日刊ゲンダイ 04月19日10時00分)

http://news.biglobe.ne.jp/politics/351/gen_100419_3514249739.html

予算のムダを洗い出す「事業仕分け」第2弾で仕分け人を務める与党議員が15日、対象となる54独立行政法人の視察を始めた。

厚労省所管の「労働政策研究・研修機構」が募集して発表している論文が、1本あたり6000万円以上もかかっていたのだ。

>視察団のひとり民主党尾立源幸参院議員は、「民間ならば2000万円もあればできる内容だ」と怒り心頭。

厚労省天下り組織労働政策研究・研修機構

若林亜紀理事長のやってる仕事というのが、海外視察と称して毎月海外旅行

阿川佐和子「毎月?!」

若林「そうなんです。飛行機ファーストクラス

阿川「どこ行くんです?」

若林「ええと、パリとか好きですね、オペラとか美術館関係とか好きなんですね」

阿川芸術がお好きな方でらっしゃる

若林はい。ただ、真の日程はそうなんですが、表の日程表には現地関係者と打ち合わせとか書いてあって」

阿川ワイン飲みながら?」

若林「そうなんです、シャンパンとか飲みながらなんですけど、

一回の費用がそんな調子ですから500万から1000万円」

阿川「一人で?!」

若林「そうなんです。ヨーロッパ往復のファーストクラス飛行機代というのは250万かかるんですね。それとスイートルーム毎日泊まってたらそれぐらいになります

若林それから随行の者もついていきます

大竹まこと「すっごい無駄だね、ほんとはその法人は、何をやるのが仕事なの?」

若林お金雇用保険からもらってます雇用保険の一部を持ってきて、失業者を増やさない研究をすることによって財政に貢献するという」

阿川「でも仕事するなって言われるんでしょ」

若林はい

大竹まこと「で、何か仕事はやったんですか?」

阿川研究は?」

若林「いえ、やっちゃいけないんです」

大竹まこと「え、ちょっとまって、やっちゃいけないってどういうことですか?」

若林「私、ただの大学でて普通の事務の仕事しかできないんですけど、事務職募集ということで入っていったら、いきなり研究員という辞令を渡されました」

若林「“え?何かの間違いじゃないですか?私事務職ですよね?”と言ったら

“いや、この研究所には研究員が60人いることにして国からお金をもらってるんだけれども、10人くらいしかいないから、君たちにニセ研究員になってもらう”」

阿川「はっきりそうおっしゃるのっ?!」

若林「そうなんです。“仕事は一般事務だから全然気にしなくていいから。”と言われました」

若林厚生労働省から出向している総務部長、もうすごく偉そうで金メガネかけて」

大竹まこと「 つ ぶ せ ッ !! 」

若林・・・スーツを着た人が言うので、ああそんなものかな、とにかく結果を・・・

大竹まこと・・・全部つぶせ・・・ブツブツ」

http://anond.hatelabo.jp/20130216192320

若林亜紀理事長のやってる仕事というのが、海外視察と称して毎月海外旅行

阿川佐和子「毎月?!」

若林「そうなんです。飛行機ファーストクラス

阿川「どこ行くんです?」

若林「ええと、パリとか好きですね、オペラとか美術館関係とか好きなんですね」

阿川芸術がお好きな方でらっしゃる

若林はい。ただ、真の日程はそうなんですが、表の日程表には現地関係者と打ち合わせとか書いてあって」

阿川ワイン飲みながら?」

若林「そうなんです、シャンパンとか飲みながらなんですけど、

一回の費用がそんな調子ですから500万から1000万円」

阿川「一人で?!」

若林「そうなんです。ヨーロッパ往復のファーストクラス飛行機代というのは250万かかるんですね。それとスイートルーム毎日泊まってたらそれぐらいになります

若林それから随行の者もついていきます

大竹まこと「すっごい無駄だね、ほんとはその法人は、何をやるのが仕事なの?」

若林お金雇用保険からもらってます雇用保険の一部を持ってきて、失業者を増やさない研究をすることによって財政に貢献するという」

阿川「でも仕事するなって言われるんでしょ」

若林はい

大竹まこと「で、何か仕事はやったんですか?」

阿川研究は?」

若林「いえ、やっちゃいけないんです」

大竹まこと「え、ちょっとまって、やっちゃいけないってどういうことですか?」

若林「私、ただの大学でて普通の事務の仕事しかできないんですけど、事務職募集ということで入っていったら、いきなり研究員という辞令を渡されました」

若林「“え?何かの間違いじゃないですか?私事務職ですよね?”と言ったら

“いや、この研究所には研究員が60人いることにして国からお金をもらってるんだけれども、10人くらいしかいないから、君たちにニセ研究員になってもらう”」

阿川「はっきりそうおっしゃるのっ?!」

若林「そうなんです。“仕事は一般事務だから全然気にしなくていいから。”と言われました」

若林厚生労働省から出向している総務部長、もうすごく偉そうで金メガネかけて」

大竹まこと「 つ ぶ せ ッ !! 」

若林・・・スーツを着た人が言うので、ああそんなものかな、とにかく結果を・・・

大竹まこと・・・全部つぶせ・・・ブツブツ」

2012-03-26

引用文: 阿川佐和子テレビリズムに乗ることができない

 如月小春さんにお会いした。

[中略]

 「もうテレビ仕事はなさっていないんですか」

と伺うと、

 「ええ、してないんです。テレビって即、意見を言わなきゃいけないでしょ。あれが、わたしにはどうしてもできないんですよね」

 ははあ、そうだったんですかと、感心した理由は、実はわたし自身がそうなのである。7年もテレビ仕事をしながら、いまだにこのリズムに乗ることができないのは、よほどのアホか特異体質かとしばしば自己嫌悪に陥ったものだけれど、この才色兼備如月さんもそうだったと聞いて、安心した。

 たとえば本番中に、突如、「あなたはどう思いますか」などと意見を求められたとする。黙っているわけにはいかない。何か言わなければ。しか適当言葉が浮かんでこない。あせったあげく、つい、どうでもいいせりふを吐いてしまう。

 「やはりなんと言ってもこのような事件は二度と起こってほしくないですね」

とか、

 「まあ、この問題は、若い人たちにも真剣に考えてもらいたいものだと思います

 そしてけろりと笑顔に豹変し、

 「ここでちょっとコマーシャルです」

 しまった、なんと意味の無い場つなぎ的、常識的、いい子ぶりっ子的、余計な一言を言ってしまったのかと後悔するがもう遅い。

 それならば、自分はなんと感じたのか。何を言えば意味があったか番組が終わって「お疲れさまでした」と挨拶をして皆と別れ、家に帰って一晩寝て、翌朝起きてご飯を食べて家を出て、電車に乗って、再びテレビ局に着いてようやく意見が見つかる場合がある。

 「昨日のね、あのテーマについてなんだけど、じっくり考えて、思ったの。あたしはこう感じたんだなあって」

 スタッフの前で前日の件を蒸し返す。すると、あきれた様子で、

 「そう思ったなら、なんで昨日の番組の中で発言しないのさ」

 そんなこと言われても、その時は考えがまとまっていなかったのである

 テレビリアクションが勝負である。出演者同士の会話が丁々発止、見事なキャッチボールとなって意見が飛び交い、その時の表情をうまく画面に映し出すことができたら、その番組は上々の出来と言える。しかし、そのスピードが年々アップして、もはや間初を入れぬ勢いになってくると、もしそこに、たった5秒といえども沈黙時間が流れでもしたら、とたんに「どうした、どうした」と、出演者もスタッフも、視聴者でさえ、トラブルが起きたのかと心配しはじめる。テレビ画面内での5秒の沈黙は、普段の5秒の数十倍の長さに感じられるのである

 ところが考えてみると、日常の生活で会話に間ができるなんて、しょっちゅうのことである

 画面上で言葉が詰まってもあわてず騒がず、「うーん」とうなって頭をかき、「そうだなあ」とつぶやいて目をこすり、腕組みをしたまま5分。そしてようやく「やっぱりわかんないです」。

 こういう大胆なことができるようになれば、わたしも大成するのにと思う。

 食事中、食卓の会話がふっと途切れた時のことを、フランスでは「天使が通る」と言うそうだ。なんと優雅な言葉でしょう。決して「しらけた」とか「気まずいムード」とは思わず、その沈黙時間も有効利用してしまフランス人のセンスには恐れ入る。

 それほどしゃれた時空間はいかないまでも、友だちとしゃべっている最中に数分の沈黙が続くことはいくらでもある。それがために二人の関係にひびが入ったり、険悪ムードが漂ったことは一度もない。

出典: ときどき起きてうたた寝し (文春文庫): 阿川 佐和

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%81%A9%E3%81%8D%E8%B5%B7%E3%81%8D%E3%81%A6%E3%81%86%E3%81%9F%E3%81%9F%E5%AF%9D%E3%81%97-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%98%BF%E5%B7%9D-%E4%BD%90%E5%92%8C%E5%AD%90/dp/4167435055

 
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