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2007-02-13

私の友人Aは25歳。痩せているし顔もベビーフェイスで、くりりとした大きな目がかわいい。顔だけでなく、大学大学名を堂々と言えるだけのところを出ている才色兼備。同じ高学歴でも光浦似の私とは大違い。

そんなAだが、容姿社会的地位、出自、恋愛コンプレックスで、その美しい顔をいつも歪めている。Aの話はいつも自分の不安の話。私もなんとか手助けしたいものだと、ポジティブ彼女のよさを指摘するのだが、頑としてそこに長所を見出そうとはしないのだ。いつかAの心の穴が癒える日が来るのだろうか…。

さて。ここ数年のAは、結婚「しなくてはいけない」と脅迫的になってしまっている。まだ25歳にもかかわらず。というのも、彼女にとっての結婚は上昇婚であり、彼女のあらゆるコンプレックスを解消することができる、最後の頼みの綱だからだ。私は、Aが、高いステータス男性ばかりを狙って(しかし、どの男性とも全く上手くいかないどころか、好かれもしない。なぜなら、常に複数の男を選択肢にいれ、スペックを比較をしてしまっているからだ。それはもはや恋愛ではないのである)、「恋愛」とやらをしようとするのを見てきたが、むしろ私のほうが、そのなりふりかまわない間違った努力をするAの姿に心が痛くなり、これ以上の相談を受けることについて全くもって参ってしまった。

Aにとって、結婚は自己成就である。彼女の心を癒すのは、男の地位と経済力のみである。しかし、それは本当の意味での自己成就ではないのは明らかであるし、彼女もそれは分かっていることだ。しかし、それでも、結婚によって、人がうらやむような幸せ人生を得たいのだという。「地位と経済力のある男」という「ブランド」を身にまとうということで受ける羨望の目は、決して自分自身に向けられているのではなく、その「ブランド」に向けられているにすぎないのにもかかわらず…。

果たして、男性はAの「ブランド」に成り下がれるのだろうか。

すなわち、Aのように男性を道具化(手段化)する女性を好きになる男性はいるのだろうか。

私は、血眼になって結婚相手を探す彼女が心配だ。

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