はてなキーワード: デウスエクスマキナとは
(北インドよりもヘルシーでバラエティ豊か、コメが食べられるので日本人にも)で人気がある。
そこでこういうトラブルが起きた。
(ドーサが美味しい。中にカレーポテトみたいなのが入ってるのがいい。最近ドーサだけを専門で出す原宿の店を見つけた。デウスエクスマキナの近くでちょっと駅から遠いけど周りにオシャレな店もあるので買い物のついでに寄ると良い)。
(でも言ってもその辺のカレー屋で出してるパパドだっておいしい。パパドをライタにつけて食べるだけでもおいしいじゃないか。でも言いたくないが日本のカレー屋のパパドは小さすぎる。イギリスなら頭おかしいくらいでかいパパドがタダで出てくるのに。)。
・ワニくんは死んで終わるよ(直球表題宗)
→殺されるよ(他殺派)
→全部走馬灯だよ(1日目に死んでる派)
→悪魔と契約してて魂取られるよ(あんな簡単に彼女できないよ派)
→爆発するよ(爆発オチなんてサイテー派)
→世界が滅亡するよ(全滅派)
→寿命で死ぬよ(日数は連載開始からの現実の時間であって劇中は数十年後になるよ派)
→死ぬ終わり方もあるし死なない終わり方もあるよ(100日目マルチエンディング派)
→生き返るよ(福音派)
→残機が減るだけだよ(ゲーム脳派)
→異世界転生するよ(なろう派)
→生き返らせる話になるよ(ドラゴンボール派)
→[半分当たり(書籍版で掲載予定)]友人たちのその後の話になるよ(スピンオフ派)
・ワニくんは死なずに終わるよ(一転宗)
→死を超越した存在になるよ(神化派)
→神みたいなのが出てきて何とかしてくれるよ(デウスエクスマキナ派)
→ワニくんの名字が「100日後に死ぬ」で、彼女の名字が「死」で、結婚して婿入りするから「死まであと〇日」なんだよ(深読みしすぎ派)
・ワニくんは死なないし終わらないよ(新宗天邪鬼)
→100日目は投稿されないよ(未完派)
→[一部当たり(書籍化はする)]ウェブ版は99日目までで、100日目は書籍版にしか載せないから、読まなければワニくんは死なないし終わらないよ(あのね商法派)
→死まであとマイナス〇日になって続くよ(しょぼんのアクション派)
『佐藤浩市炎上で話題の映画「空母いぶき」、専門家が指摘するこの作品の別の問題点 | デイリー新潮』のブックマークを見ていて引っかかった。
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.dailyshincho.jp/article/2019/05160602/?all=1
「空母いぶき」を劇場で鑑賞するのが2019年5月後半におけるもっとも贅沢な時間の使い方である(婉曲表現)ことに議論の余地はないが、ちょっと待って欲しい。
https://togetter.com/li/1195690
人類を開幕滅亡に追い込まれている状況に追いやるために設定されている正体不明で一杯湧いてくる意思疎通不可能な色々なアレ
のアレ。
このご時世、意思疎通できる宇宙人や、哺乳類~爬虫類を連想させる敵は「殺したらかわいそう」「彼らにも権利がある」「我々がすべきだったのは戦うことじゃない、愛だったんだ」的なご意見により、避けられる傾向にある。「ハニワ幻人♪全滅だ♪」と長閑な作劇ができた時代とは違うのだ(※)
地球上に存在する国家・国民を敵にして、エンターテイメント劇をつくることの困難さは想像に難くない。監督脚本プロデューサーも苦労したんだろう。(※※)
・・・何が言いたいかというと、シャドーボクシングであっても、面白いエンターテイメント作品は作れる。「空母いぶき」はそういうレベルの作品ではない、ということ。
中途半端にアレなヤバい感じを出しつつ(「やつらにとっては国際法は何の意味もない!」)、なぜか最後のデウスエクスマキナで常識が通じてしまうとか。
シャドーボクシングだからつまらない…そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…
※ そういう意味で、会話が成立するけれど話が通じない、という「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」のサノスの敵キャラクター造型はすごいと思う
※※ 現在公開中の潜水艦が主役のポリティカルシーミリタリーサスペンスアクション映画「ハンターキラー 潜航せよ」では 敵をロシア軍の中の強硬派(悪いロシア人)にすることで処理している。
*
ちゅーかワイなんかは低能先生によくゴミクズ論法みたいな切り返しはされたけど(まあ、そういうからかい方はした)
特にブコメで低能だなんだ言われた記憶はないのでそんなに凶悪な印象無いんだよね。
話は一応通るし合意形成は無理だけど相手に自分を認識させることも相手を認識することも余裕だったから、そういう意味でもお前らが手抜いて通報ばっかしてたのが原因じゃね? とは思うんだよね。
ワイも一回お前らにBANされてかなりムカついたし。
通報とか割とやめた方がいい。デウスエクスマキナに頼ったら自分もさらに外からデウスエクスマキナ呼ばれるカウンター撃たれる可能性を留意した方がいい。
相手に銃持たせないなら銃撃たないほうが良いよ。
12.5話の総集編見た。
https://www.youtube.com/watch?v=lAqqua14Kq8
テレビ放送の1話見て震えて毎回期待して盛り上がっていたが、9話以降でずっこけて、なかった事にしたかった者としては、ひとまずうまいまとめ方にした総集編でそれなりに納得できた。
しかし、これ観て改めて自分の中でこんな風な話ならよかったのに、という妄想が再度沸き上がったのでここに書きなぐっておく。
エネルギー問題の解決で世界が大きく変貌した事を見せてほしかったなー。
テクノロジーの進化と、生活の変化、人々の価値観の変化を群像劇として見せたら面白い描写山ほどできそう、
逆にワムに頼らないアーミッシュ的な団体の反対運動派がいるとか、でもその運動も下火になりつつあるとかね。
で、サンサは正直この作品にはいらない気もするけど、あれを出すなら、多次元の自分が無限に選択や行動を変えてひたすら人生が分岐していくシチュエーションを受け入れる世界を描写して欲しかったなぁ。
カドの話の結論として、真道やザシュニナの存在や沙羅花がこの宇宙のファンであるというテーマである。「自分という存在やこの宇宙は唯一無二のもので複製や代理が利かない」という描写をするなら、サンサっていらないと思うんだよなー。
この辺の描き方のルールを厳密に決めないまま唯一無二の自分とサンサの両方を出すのはSFの食べ合わせとしては良くない気がする。
サンサを出すならば、いっそタイムリープものでよくある、無限の選択肢を個人が選べてしかも併存させられるって描写をやってほしかった。
そうしたら、人間自体の基本的な心理概念とかもすんごい所に行きそうだし、異方への転換を受け入れる人間も無限の可能性で出てくるので、話の描写としては難しくなるかもしれないけど、
やりようはあった気がする。
たとえば、物語を描写する軸としての世界では、サンサに懐疑的で進展に戸惑う世界を描写すれば良いし、他の自分の可能性がおぼろげにしか見えない選択肢の世界としても描写すれば良い。
で、明確に多次元の自分を感じ取れる人間は、ワムを作れる位レアケースとして描写すれば、話を追う側には納得感もある、例えば品輪博士は多次元の自分を感じられずに憤るけど、もともとのスペックが高いので、別の手段で何とかしちゃうとか、彼女が多次元を感じる事すら再度一般化させちゃうとか色々描きようはある。
総集編は「唯一無二の自分」をテーマに再編集されたけど、個人的にはこの概念すら覆してくれるSFをテレビアニメで見たかった。
いくらでも替えが利いて選択肢は無限に広がって行く可能性をサンサで示されたら、人類はどう行動するか?
で、宇宙の外まで自らの意思で広がって行く世界と並行して、今と変わらない世界を選択する世界を同時進行で進めて行く様な描写を見たかったよなぁ。
で、その辺の葛藤もある物語の世界では、極めつけとしてナノミスハインが登場して、物理的な運搬や移動の制限がなくなって、これが決め手になって、結果、人類が数年で宇宙に広がって行き、テクノロジーも指数関数的に進化する。
でも、唯一無二の自分を大事にする徭沙羅花はカドの到来する世界を嫌い、カドの影響が最も少ない宇宙に移動して、カドの登場しない世界でのんきに生活するとか、そんなんで良いとおもってる。
ましてや、子供が出てきてデウスエクスマキナで終わらせるなんてもってのほか
それをやるなら物語の中の一人でも、人類全員でもいいでので無限の彼方まで行ってしまう事を描写して物語を締めた方がなんぼかよかった気がする。
人類が絹糸として収穫されるかと思ったら、その蚕に養蚕工場どころか、異方のさらに外の異方の世界まで人類に連れて行かれてしまったザシュニナが最後に悔しがるとか寂しがるとか
そういうの観たかった。
あと、個という存在も超越して欲しかった。この辺は幼年期の終わりとおんなじだけど、取り残された人類が個を超越してどっかにいってしまう人類を観測して欲しかったなぁ。
最終話編
・築城院真鍳ちゃん野放しだけどいいのか国外逃亡したしもうどうでもいいのか
・多元宇宙論がどうこう言ってるが多分誰もちゃんと理解してないけど本当に大丈夫なのか
・メテオラずっと残るらしいけどこれは世界の歪み的にはセーフな範囲なのか
・適当に話でっち上げて終わらせたぜってセリフはスタッフの本音漏れてないか
・真鍳ちゃん>アルタイル>>その他作中の全て みたいになってないか大丈夫なのかマジで
・クリエイターが雁首揃えて考えた攻略法がアルタイルを倒すためにアルタイルの下位互換を用意したましたは流石にショボくね
・セレジアの恋人カロンがハゲにかました皮肉を見事にスルーするハゲは創作者としてどうなんだろうかお前の話ワンパすぎんぞって言われてるぞ
・トレパク疑惑のある絵師が自分の創作キャラとイチャイチャしてるのを真剣に見守る統率の取れた観客
・アルタイルはベースが二次創作だから何でもありだぞというギミックに追加の説明は無かったですね
・承認力で全部説明つくならステマしてバズらせさえすりゃスーパーシンジやU1みたいな感じで他のキャラもチートし放題じゃねえか
・デウスエクスマキナクラスのキャラを都合よく使ってはいはい辻褄合わせましたよは本当よくないよ創作者の怠慢だよ盛り上がれないよ
ソレ以前編
・あじゃらかもくれんきゅうらいすは台詞がダサすぎて何でバズったのか不思議でならない
・というか承認力による設定改変をもっと積極的にやれよそれがこの作品の肝だろ
・どうせ設定の雑さなんて浮き彫りになりすぎてこれ以上どうしようもないんだからもっと派手に動くべきだったんだよ
・チャンバーフェスにネタを取っておこうとしたんだろうがそれならもう1クールでまとめろよ
・22話って中途半端だな本当に
以下駄文
いやーとりあえず最終話終わりましたね。
ラストを見るまでは分からないという事で今まで色んな事言うのは我慢してきましたが流石にもう言います。
ひどかったね今のアニメ。
最終回で大逆転することはなくて、やっぱ駄目だったかとため息がでるような話でした。
とりあえあず個人的に評価を100点満点で言えば40点ぐらいの作品でしょう。
そのうち大部分がネットでわいわい語り草にするのが楽しかった事による点数ですので、人に薦める場合の点数は100点満点で10点ぐらいです。
嫌いな奴に時間を無駄に使わせようって時か、糞アニメ大好きな人にアニメ紹介する時ぐらいしか名前を出すことはないでしょう。
放送前の期待値は70点ぐらいだったのでそこからかなり下がってます。
自分もまだまだ見る目無いなぁ。
1話の段階で「ん~~~~???これって伸びない可能性のほうが高いのでは~~~????」と思うには思ったのですが、それを放送前に感じ取れないと駄目ですね。
伸びないにしてももう少し低空飛行しそうに予想してたのですが、気づけば地中を潜っていたレベルになったのは予想外。
全体的な造りも荒いし細部の枝葉も荒かったですからねー。
たまーに細かい話を掘り下げようと頑張っていたのは見かけたんですが、世界観の造りが荒いせいかいまいちピンと来ない話ばかりになってた印象です。
「落とした?」としか思えない放送スケジュールもちょくちょくありましたけどねー。
そこまで頑張らんでいいのにと思って見てました。
ニコニコで最初の何話か見て、特に1話目の絶望感とかすごくて、
いい感じのダークファンタジーなあと思って見てたんだけど、
絶望的な戦力差でありながら巨人に対抗する人類が見所だったのに、ここで不思議パワーかよ、と。
特に、巨人の疑いをかけられた主人公、それを庇うヒロインや親友がピンチ!って時に、
主人公がまた、不思議パワーで体の一部を巨人化してピンチを打開ってところで完全に冷めて、それ以降見てない。
「あー、仲間を思う心で質量も実力差も覆してしまう、ライトなノリなのね。おもいのちからってすげー。」
って感じ。
作品の評価の良し悪しの一つに、「悪い裏切りがないか」かがある。
夢オチ、
これらは皆、悪い裏切り。
主人公の巨人化にも作中における必然性があるのかもしれないが、
少なくとも不思議パワー(悪い裏切り)があることは間違いがなく、
どうにも見ることができなくってしまった。
祖母の家で待ち構えていた私の所に結婚相談所の人がやってきた。
「こちらは増田さんのお宅ですか」「いいえ、田中です。増田は孫です」
1週間前。結婚相談所の勧誘電話が祖母の家にかかってきた。私はたまたまその時に居合わせた。
本人を出して欲しいというので代わると、熱心な勧誘をしてきた。
「そんなの関係ありません!」
実は一昨年まで別の相談所にお願いしていて全く成果が出なかったのでやめたのです。あきらめたのです。
「うちは違います!沢山の方々に頼んで良かったといわれています!」
「そういう方々よくいらっしゃいます。わたしどもは専門のカウンセラーがおりまして成婚するまできっちりとお世話させていただいております」
はあ、まあ、そうですか。
そういうカウンセラーを向かわせるのでぜひ一度話を聞いてみて欲しいというので、まあ面白いかなと思ってOKした。
さて、やってきました相談所の人。ぎらぎらとした感じの方である。こういうかたにセンシティブな情報を話したくないなあ。と思ったが、黙っていても面白くならなそうなので覚悟を決める。
大体、以前の相談所は私の言うことを職業趣味来歴の全てに渡って単語の説明レベルからしてもちっとも理解してくれないところだったので、まるで就職活動の時のように外見を取り繕っていたのだ。それが原因でお見合いすらほとんど成立しなかったのだとしたら、全部ぶっちゃけてしまった方が良好な結果が得られると考えた。
また、全部ぶちまけてしまった方がこの人はきっと困るという直感があった。嘘でもカウンセラーとか名乗るならその腕前を見せてもらいましょうか。
まず、相談所の人はファイルに入れた新聞の切り抜きをタネに話し始めた。結婚相談所への苦情が消費者センターに多くあがっていること。詐欺みたいな相談所が数多くあること。でもうちは違います、料金体系がこうで、たっぷりお金をいただく代わりしっかりしたサポートがあります、お見合いも社内の会食スペースを使って内密に行えますしこのようなきっちりとしたオフィスがと写真を見せたりする。
ただ、私にはその相談所が他と違って信用できるようには聞こえなかった。「他と違って信用できますと根拠無く話す」だけだったので。これはだめかも知れません。
一通り話し終わったところで、相談所の人は言った。
「入会したからといってぼうっとしていても結婚できると思わないでください。それでは結婚はおぼつきません。なんとしても結婚するぞという強い意志を発揮して熱心に活動してください。」
ありゃ?この人、電話勧誘の人から全く情報をもらっていないのかな?それは私にとって滅びの言葉で、では今すぐお帰りくださいって言いたくなってしまうのですけど。
ここで帰れって言っても良かったのですが、ちょっと我慢してみることに。
「ええとそれでは増田さんのことを聞かせてください。今回お申し込みになったのはどのようなきっかけで?」
本当に聞いていないらしい。とりあえず素直にジャブいってみますか。事実を提示するだけですが。
「私は申し込んでいません。私は別にとりたてて今結婚したいという強い気持ちは持っていないのですが、そちらの電話勧誘の方が是非一度話を聞いてみて欲しいとおっしゃったので受けたまでです」
「結婚したいという気持ちを持ってらっしゃらない?」そんな馬鹿なという表情。
「ええ、電話でも申し上げましたけれど、3年前から2年間結婚活動をしておりまして、お見合いの成立が極めてわずか。他には最初の3ヶ月程度は身上書送付の打診があったので許可したものの全て不成立。あとは自分でカタログを見ては身上書を送付して全て却下されるだけの2年間でした。もうこりごりです。容姿も悪いですし、稼ぎも悪いですし、オタクですし、きっと無理なんですよ」
「うちは千人以上の会員を抱えておりまして、他の相談所とは異なりきちんとした紹介をさせていただいております。大丈夫です。」
「あの、以前活動されていたと言うことは結婚したいというお気持ちが無いと言うことではないのですよね?」
ああ、そうきますか。2撃目。
「今回同様に祖母のところに勧誘電話がかかってきたら祖母と母が盛り上がってしまい、前の相談所の所長に『いまは結婚したい気持ちが無くても沢山出会うことで自分の好みとか結婚したいという気持ちがきっと湧いてきますよ』と説得されたのでそんなものかと思って一応やってみただけのことです。ひ孫を見たいと言うから頑張ってみましたけれど、結局そういうことにはなりませんでした。」
「もう一度頑張ってみませんか」
「うーん…」
そこで週刊誌の切り抜きが出てきた。NHKの「無縁社会」特集に関する記事だ。
「今はお祖母様ご両親と健在でお寂しくはないでしょうが、そのうち鬼籍に入られますとお一人になってしまいます。またその過程で介護問題などもございますし、お一人で立ち向かわれるのは本当に大変です。是非パートナーを見つけていただいて、子孫を育てられて、ご準備をされてはいかがでしょうか」
その考え方あまり好きじゃないんですよねえ。
「それで結婚を望むということは相手のご両親に加えて私の両親の介護も手伝えと言うってことですか?そんなひどいことさせられませんよ他人をわざわざ捜してまで。そこは一番上の子である私の責任ですよ。介護の手が足りないから結婚してくれなんて相手にいえませんよ。それに両親をきっちり看取ったら一人でのたれ死ぬのも一興ですし」
「そんなこと言って今は若いからよろしいですけど…(ここから小声でつぶやく)もしかしたら公園にいるホームレスのようになってしまうかも知れないのに」
「食事がとれて図書館にいけさえすれば満足して生きていけますし。それにそうなったらそうなったときでしょう」この時点ではよくわからないけれどかなり頭に来ました。ふーん結婚は金のためなんだふーん。ホームレスが脅しになると思うなよ。生活保護申請して降りなきゃ包丁もって国会議事堂か桜田門で暴れれば暖かい飯が食べられるのでしょう?
私はむっとしている。
「増田さんがここにいらっしゃるのはどうしてだと思いますか?ご両親が出会われて、愛し合うことで生まれてきたんじゃないですか。次世代を作っていくのは生物として自然なことで、是非増田さんも」
ちょっと角度を変えてきたかなあ。こどもをそだてるのはとうぜんじゃないか、いきものだもの、ということか。ごめんあまり興味ない。わたしはきっと本能とか薄い。
「別にうちは増田の本家ってわけでもないですし。本家はもう私の次世代が生まれていますし。そちらが続けばそれで良いんじゃないですかね?」
そして私は無言。
「えっと…異性に惹かれる、こういう異性が理想、というのがございますでしょう。探してみる気にはなりませんですか」
ふむ、それを聞きますか。3撃目行くよ。
「実は異性に惹かれたことがないのです」
「えっとそれは…(小声で)同性が好きというその…」
「それもわかりません」ああこのひと、馬鹿にされてると思ってる気がする。違うんだよ。事実だよ。
「どういうことですか?」
「生まれてこの方、男性も女性もそれどころか自分自身も、好きになったことがないのです。学生のころは異性を好きにならない自分に戸惑って同性が好きなのかと思ってみましたが、そちらでもずっと一緒にいたいと思うような感情が沸き立つことはありませんでした。どちらも好きになったことがないので、異性が好きなのか同性が好きなのか本当にわからないのです」
「いやいやそんな。どっちが好きかぐらいわかるでしょう。」
「体験したことがないからわかりませんよ。味わったことのない食べ物を好きかどうかわかる人なんていないでしょう?私は中学生のころから大学を出るまでほぼ同性しかいない環境で暮らしてきていて、自分も周囲も好きだとか惚れたとかなかったのですよ。勉強で手一杯でしたし、就職後は不況と会社の不振で脇目もふらず働きましたからね。急にこの年齢で恋愛やら結婚やら持ち上がってきたところで。誰かを好きになること自体が未体験ですから、男性が好きなのか女性が好きなのかわからないし、どんなタイプの人を自分が好みなのかなんてもっとわかりません」
あ、とまっちゃった。
そのあとは無縁社会と介護と失職時の備と生き物としての自然をぐるぐる繰り返すだけで全然面白くなかった。なんだか面倒くさくなってきたとき、母が到着。デウスエクスマキナのように状況をぶっ壊した。
最初にかけてきた勧誘電話が田中向けではなくて増田向け、しかも私の下の名前を出して名指しでかけてきていたため、前の相談所と結託しているんだろうこの詐欺師めなんて騒ぎ出したのだ。あんまり侮辱されるんで相談所の人が「そんなこと言うとどこ行っても結婚できないようにしますよ」みたいなことをちらっと言ってしまったため余計加速。「それ見ろつながっているんだろ」と怒る母に「もう来ませんから!」と捨て台詞を残して去る相談所の人。私はその間中、脳裏でドリフターズの場面転換の音楽が流れていた。ちゃっちゃらちゃっちゃらちゃっちゃちゃっちゃらちゃっちゃちゃっちゃちゃちゃ。
ああ疲れた。
結局ね、結婚相談所の人というのは、客は男性も女性も異性が欲しくてガツガツしているもので、男性はセックスと子供が欲しくて、女性は金と子供が欲しいという前提で来るのね。
私のように「なにそれおいしいの」「たべたことないしどうでもいいや」「むりにすすめるからたべてみようとしなくもなかったけどかたかったからいいや」となっちゃうと説得の言葉を持たないよね。
ああもう、本当に疲れたよ。