2014-12-19

http://anond.hatelabo.jp/20141218213843

企業労働分配率は、ここ数年、下がりっぱなしである

このことは、グラフでもすぐにわかる。たくさんのグラフがあるので、自分で見るといいだろう。

どれを見ても大抵、ここ数年下がる前の段階で歴史的高値の状態にあり、今は平均への回帰をしているだけにしか見えないなあ。むしろ一時的はいえ、回帰する平均よりも上げていてくれてありがとうございました御苦労さまでしたという感じ。

しか労働分配率には

http://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/fukao/09.html

労働分配率の下落は、主に、分母の名目GDPのうち「固定資本減耗(減価償却費)」の増加に起因していることに注意する必要がある。「固定資本減耗」は非製造業を中心に設備投資資本ストックが蓄積されたこと、情報通信機器など減耗の速い資本割合が増えたことなどで拡大した。

資本への分配を「固定資本減耗」を含まないネットの「営業余剰」のみで捉え、労働分配率を総労働コスト/(「雇用者報酬」+「営業余剰・混合所得」)で測ると、労働分配率は2000~11年に0.5%しか下落していない。

という実態があってフローであれ『内部留保を吐き出させろ』とせまるべきほど企業が溜め込んでいた様子はない。

記事への反応 -
  • 企業の内部留保についての話題が、はてブでホッテントリに入った。    日本共産党が信じて疑わない「大企業の内部留保」というトンデモ埋蔵金理論について しかし、これはトンデ...

    • 「企業の労働分配率は、ここ数年、下がりっぱなしである」 このことは、グラフでもすぐにわかる。たくさんのグラフがあるので、自分で見るといいだろう。 どれを見てもここ数年...

    • そうそう。共産党も「内部留保○○円!」なんて絶対額で煽るんじゃなくて、増分をもとにきちんと議論してほしいんだよなあ。いやちゃんと赤旗の記事では説明してるのかもしれない...

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