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はてなキーワード: 自己犠牲とは

2023-12-11

自殺攻撃のおかげで勝利した戦いって史実存在したのかどうか気になる

気になるので軽くググったがすぐには見つからなさそうだ

ここでいう自殺攻撃というのはいわゆるカミカゼイメージしている

兵士独断による英雄自己犠牲自殺攻撃ではなく

組織的に行われた自殺攻撃

「戦列歩兵とか?」

戦列歩兵……マスケット銃を担いで隊列を組んで前進するアレね

何割かは撃たれて脱落することは承知戦術なので、まあ自殺的とも言えるかもしれない

ちょっとイメージとは違うんだが、当時の価値観なんかを調べるのは参考になるかもしれないな

自殺攻撃が成果を挙げてしまった国はどのような価値観を持つにいたるのか←究極的にこれを知りたいので

絶対先行研究があるはずなんだが、検索ワードを選定しないと資料の海に溺れる予感が強い

捨て奸とか?」

薩摩死ぬこと前提の足止め戦術

うーーーーーん、これは組織的なのか?自殺攻撃的ではあるが……

捨て奸って敗走するときに「成果」は挙げたかもしれないけど、捨て奸のおかげで「勝利」することはないからなあ

勝ってる時にしない戦術なんだわ

そう、「自殺攻撃のおかげで勝利した戦い」ってのが見つからない理由ってそれなんだよな

勝ってる側ってそもそも自殺攻撃をする必要がないんだわ

そういう意味では前述の戦列歩兵はいい線いってた

「そういうこと言うと戦争ほとんどすべての戦術って自殺攻撃精神を持ってない?」

そうではあるが

それを言ってしまうと自分が知りたい内容から話がずれてしま

自殺攻撃戦死率が高い戦術成功体験を得た人々がどのような価値観を持つかを知りたいので

枢軸国勝利IF小説読めば?」

枢軸国が勝ったIFの物語を読めば価値観を推察することもできるかもしれない、ということね

一理ある

意外とこの線が一番筋が良いか史実ではなくなってしまったが

注意すべきは「枢軸国が勝つ≠自殺攻撃が成果を上げた」ということ

そう考えると一理はあるが、やはり筋は良くないかもしれない

枢軸国勝利IFというテーマは語るべきことが多すぎるから、上手いこと探さないと結局小説の海に溺れてしまいそうだ

もうちょっと検索ワードの選定を試みよう

センシティブテーマから変な資料を読んでしまうと変な先入観が身についてしまいそうで怖い

案外、戦争から離れて考えた方が筋がいいかもしれない

戦死率が高い戦術成功体験を得た人々がどのような価値観を持つか→人的資源を軽視するノウハウ成功体験を得た人々がどのような価値観を持つか

一気にビジネスの話になってきたぞ、これはこれでセンシティブだなあ

聞く人によっては連想ゲームが始まってしまうかもしれない 不毛

日記

---

Wikipediaの「自殺攻撃」のページで出典にされているこの本おもしろそうだから読んでみるか

自殺攻撃のおかげで勝利した戦い」にも「自殺攻撃戦死率が高い戦術成功体験を得た人々がどのような価値観を持つか」にもあまり関係ないけど

ヒトラー特攻隊歴史に埋もれたドイツの「カミカゼ」たち』

近所の図書館に蔵書あり、助かるね

2023-12-01

子供を持ちたくないのは「子供を持ちたくないから」じゃないか

早いもので私も20代の後半にさしかかり、恋人が後々結婚と子作りを希望しているためそりゃ~どんなもんかねと将来を思い描いてみた。が、育児をする自分想像するだけで寝込むほど鬱になった。

元々子供特別好きだということはないが嫌いというほどでもないと思っていたので、床に臥す程かと少々自分人間性に自信を喪失した。

ミノムシのように布団にくるまりうーんうーんと思考を巡らせた結果、子供のものではなく、子供育児)に付随するアレコレが嫌なのかもしれない事に思い至った。

思考の整理もかねて下記書き連ねる。

子供好きな人から見たら不快になりそうなことが書いてあると思うので自己責任で読み進めてほしい。


私が子供を持つことに抱くマイナスイメージは下記のようなもの

時間的自由がなくなりやりたいことができない。

・寝られない。

・うるさい。

・好き勝手に動いてコントロールできない。

自己犠牲万歳精神

など。

こうして書き連ねるとわかるが、これは別に主語が「子供」ではなくても普通に不快になることばかりだ。

まり原因は子供ではなく状況にある。

子供のもの不快なわけではない。対処のしようがある。

具体的にはこうだ。

-

時間的自由がなくなりやりたいことができない。

辛くなったら適度に他人に協力を仰ぐ。もしくは外的サービスの利用を検討する。(パートナーの協力は前提だけどまだ足りないと想定しうるので)

恋人が「俺の収入だけで生活できる」と言っているので、自分収入サービスに充てることはできそう。

-

・寝られない。

上記と同じ解決法で睡眠時間の確保が可能

完全母乳とかの神話を捨てれば母親以外も授乳できるはずなので夜間にまとめて寝ることもできる。

私は完全粉ミルクだった(母親母乳が出ず)らしいけど健康に育ったので大丈夫だろう。

-

・うるさい。

よく考えたらそもそも大きい音が苦手なことに気づいた。(クラブ映画館、耳の遠い高齢者も苦手だった)

全く聞こえないのは問題だが、静かにしてもらえないなら騒音の軽減のために音量調節機能のある耳栓使用したい。

子供の声に耳栓なんて、、、子供の声が騒音だと思うなんて、、、という神話は忘れることにする。

-

・好き勝手に動いてコントロールできない。

好き勝手動いてコントロールできないのは大人であれ動物であれ同じなのでそこについては諦めるべきだが、ならなぜ子供のことだけコントロールしたくなるかというと、子供が何か問題を起こしたときに親である私の責任になってしまうからということがある。

責任からの罪悪感がキツく精神的に参るであろう想像がつく。

例えば公共の場所で子供が騒いだ時に睨まれるのは親のほうだ。親としては静かにさせたいだろうがそううまくいく時ばかりではない。

解決方法について「公共の子供の粗相はある程度は自然災害のように思って自衛するしかないのだとの共通認識で皆が生き、親が必要以上に自分を責めなくていい雰囲気にする」、、、と言いたいところだが、それは「空き巣に入られたのは鍵をかけなかったほうが悪い」と言っているようなヤバさも感じないではない。難しい。

鳴き声くらい出させてしまっても気にしないタフさも必要かもしれないが、より建設的な解決方法としては、「問題行動が子供本人にとってメリットがない状態」を作るよりほかはないと思われる。

私の幼少期は癇癪がほとんどなかったらしいと母から聞いた。

当時幼心に「泣きわめいてもなんの意味もない」と思っていた記憶があるため、メリットがなければその行動をおこさないのではないだろうか。そんなに簡単問題ではないかもしれないが。

だとして「この行動は本人に何のメリットが?」という問いかけは問題行動の解決に役に立ちそうな気がする。

必要なのはコントロールより寄り添いかもしれない。

-

自己犠牲万歳精神

正直これが一番きつい。

好きでやっている趣味や好きな仕事だって気乗りしないときにやるのはつらいのだから、気乗りしようがしまいが毎日こなさなければならない育児がつらくないわけないが、「思ってはいけない、その大変さすら貴ばなければならない」という母性神話に呪われている。

このご時世「身を粉にして働くことが素晴らしい」なんて言おうもんならド・ブラック企業認定されてしまうと思うが、子育てに関しては「親なら自分が飢えてでも子供に食わすもんだ」とか本気で言う人間がいるのだから驚く。

まともに聞いていたら呪い殺されてしまう。

好きで生んだとしても嫌なものは嫌、つらいものはつらいと言っていいのだと自分に言い聞かせるしかない。

時々パートナー共感してもらうとなお、解呪が早まる。

理解していても解呪に大変な労力を要しているので、こんな馬鹿げた神話は金輪際誰も口にしてはいけない。

「好きで生んだんだろう」という言葉ナンセンスさよ。アーメン


ざっと洗い出すとこんな感じになった。

状況的に解決可能なことばかりだし、一部自分思い込みのせいだったりするので「子供という存在」そのもののせいではないことが分かる。

上記問題さえクリアできるなら子供を持つこともいいことだなと素直に思える。愛する人の子、両親の孫は見てみたい。

私は現在未婚小無しなの想像範疇を出ず、経験からしたらつっこみたいことが山ほどあるかもしれないが、そこはご容赦いただきたい。

懸念材料をとっぱらって健全子供が産みたいと思えるようになりたいだけなので。

その一方で、上記に書いたことは「子供のせい」ではないにしろ子供がいると発生いしやすい状況になる」ことは間違いないと思うので、それをふまえてして子供を持たないという選択も全く大アリだと思っている。

解決できても解決のもの価値を見出せないんじゃ意味がない。

どんな価値観、選択も間違いではないので、後悔の無いようにしていけたらいいよね~と思う。

ここまで読んでくれてありがとう

2023-11-27

anond:20231127052505

すべてを説明するのは難しいけど、フェミニズムって要するに男女同「権」の考え方。

から男の人が男らしさとかいってデートご飯を奢るのは歓迎されない。

(もちろん奢られてシメシメ ってなってる人もいるだろうけどね笑)

男らしさ、なんてないから。

基本的には、デートでも男女は平等であった方がいい。

ただし、エレベーターでは女性を守るように立つとか、さりげなく女を護る自己犠牲高得点です。

暴漢に絡まれた時も、身を呈して護るべき。

でもそれは男だから女だからじゃなくて、大切な家族を守りたいから、それがこの時代の男らしさなんです。

2023-11-26

anond:20231124224116

ノブレスブリージュって自己犠牲精神であって、一番に気に入らない相手攻撃に行く精神のことじゃないぞ。その辺りって自己犠牲が嫌いな、ノブレスブリージュの精神とは真逆にいるような人たちでしょ。

2023-11-03

自分の為に頑張れない

他人のためなら頑張れるのに…

仕事でもここまでしっかりやっておけば〇〇さんが楽になるな

とか考えると頑張れる

困ってる人がいると、自分が同じ境遇にいる時以上に頑張れる

でも自分の夢とか本当はやりたいこととか

資格取るとかなんかそういうの頑張れない

自分個人的に、単純にやりたいと思う事を頑張れない


なんかこれって人間本能なんじゃないかと思った

子供を産み育てて子孫繁栄さすための本能的な

もしそうなら自己犠牲ってのは人間本質なんではないか

自己犠牲って愛なのかね

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いや、でもこれは他人からの見返りを求めてるのかもしれないよね

感謝されたいとか、他人が助かってるのを見て自分存在意義を感じたいとか

そうだとしたら、気持ち悪いな

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子供を産み育てることで、一人の人間は救われると思ってるんだけど

他人が助かってるのを見て自分存在意義を感じたいとか」ってことだと思う



でも他人を使って存在意義感じようとするのって何か気持ち悪い

まり子供依存してる感じとか、だよね

じゃあどうしようか

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なんか弱っちい感じで気持ち悪いよね

なんか反射してるのを見てる感じなのかね

自分単身で自分認識できてないか

他人にぶつけてリアクションを見て自分を感じる説ある?

なんかめっちゃきもい


でもやっぱ感謝されたり嬉しい反応されたら嬉しくなっちゃうよね

好きな人に喜んでほしいよね

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でも好きな人プリンあげて喜んでるのを、嬉しいと感じる時って

喜んでる笑顔が見れて単純に嬉しいって感じだよね

いや、でもそこには、「自分が喜ばせた」っていうアレがある気がする

2023-10-18

男はさーーー

もといオスの肉体持つ生物はさー

とにかくフィジカル的に鈍感かつ頑丈なんでそうでないボディのプレイヤーと比べて当人が思ってる以上にイージーモードよ。

でもまあ生まれた時から金持ち人間自分の家のバッファ感謝を感じないように、生まれた時からオスボディの人間も何らそこに感謝感じず、自分の「今」を起点にして「不幸と飢餓」をフツーに感じる。

それはそう。生物として自然進化の為の布石として「慣れ」と「それに伴う不満」は遺伝子レベルで我々に組み込まれている。

「だからなに? 知らんよ自分自分自分なりの不満があるんだし」はいだって大正義よ。

でも許したいね自分傲慢他人傲慢も。そして許してほしいね

WEBじゃ言えないけどな、そんな甘え。

持つ者の「居直り」がいつだって持たざるものとの対立を生む。

目が悪いまま生きられる幸運 / 特権ってものを生まれながらにして「頑丈」さ持つ者は感謝し、可能であれば恥じ入り「慈悲と自己犠牲」の精神持ったほうがよい。

2023-09-29

バッドエンドで終わるメジャー作品

俺の頭では黒澤明の「影武者」と「乱」ぐらいしか思いつかんかった

ダークナイト」はバットマン汚名かぶって去るが

あれは当人意志だし事件解決したので

苦みのある終わり方だがバッドエンドいう気はしない

ルルーシュ死ぬTVコードギアスも然り

Fate/ZERO」はそのあとFate/staynightに続くのが前提だから

・・・

単に主人公の死を代償に解決とか主人公の敗北だけでなく

本当に救いのない終わり方だと

フランキー堺主演の「世界大戦争」とか

核戦争世界破滅の完膚なきバッドエンドといえそうだが

オール特撮オタクしか知らねえか

ホラー映画殺人鬼モンスターが生きのびる系や

エイリアンシリーズや初代ゴジラみたいに

主人公自己犠牲で相討ちエンドは一定数あるが

ゾンビ」の没になった初期シナリオ案みたいに

怪物に襲われた側が全滅とかあきらめて自決とか

本当に救いなく終わるのってどれぐらいあるのか

・・・

実録系で主人公死ぬ奴ならバッドエンドは結構あるな

俺たちに明日はない」とか「仁義の墓場」とか

昭和28年版の「戦艦大和」は撃沈されて海に落ちる所で終わり

吉田満原作じゃ作者=主人公生還してるのに)

・・・

でも完全フィクション一定知名度がある作品だと

やっぱ「影武者」と「乱」ぐらいしか思いつかんかった

2023-09-23

三大「好きなSFで挙げられたらセンスない認定する作品

星を継ぐ者

 Outer wildsに抜かれた過去作品Outer wildsと一緒に挙げるならまだしもこっちを挙げてOuter wildsを挙げない奴はクソ雑魚アンテナ人間SF好きを自称しながらゲーム食わず嫌いするような雑魚

たったひとつの冴えたやりかた

 主人公美少女から評価してるだけのルッキズムもしくは自己犠牲エンドを称賛してるだけの中二病。閉鎖空間吊り橋効果が起きるだけの話なので内容自体はかなりペライ。

インターステラー

 あまりにも唐突でクソ雑な展開。本音を言えばサイエンスフィクションする気なんてアリマセーンと言わんばかりのオチ。まあエロゲみたいなもんだと割り切ればありなんだろうけど、それならもうシュタゲでええやん。普遍的なノリにした劇場版シュタゲしかないっていうかさ。それならシュタゲ本編のが上じゃねっていう。

PSYCHO-PASS

 マイノリティ・リポートの方が完成度高いと思うんだよね。ライ麦畑でつかまえてアンサーソングとしても攻殻機動隊の方が上。凶暴な兄ちゃんを飼いならすバディものとして評価してますってなら分からなくも無いんだが、好きなSFを挙げるって流れでそういう話をされても困るんだよなあ。伊藤計劃話題で盛り上がってるときに「ミァハたそペロペロ」とかいきなり言われたらドン引きするだけみたいな。

・初代以外のガンダム

 まあ初代は色々とエポックメイキングだったり色んな文脈集大成的な部分があったりで評価してもいいと思う。でもそれ以外はわざわざSFについて語る場で挙げるほどではないかなあ。∀はガンダムシリーズとしては集大成なんだけど、単品でSFとして凄いかっていうと違うんだよね。

神様のパズル

 青春ジュブナイルしかないというか後の展開を見れば分かるようにキャラクター小説しかないというか。それにしては王道すぎるというか。せめてパズルの軌跡かなあ……。

マブラヴオルタネイティヴ

 いやマジで居るんだよたまに。令和にもなってマヴラブマジで凄かったと言い続けてるのが。別に凄いってほどじゃないぞ。ガンパレもそうだぞ。進撃の巨人もな。オール・ユー・ニード・イズ・キルも当たり前のようにそうだからな。

最後にして最初アイドル

 矢澤にこ同人誌星雲賞になったの一発ネタやろぶっちゃけスケールインフレし続けるスピード感は凄いが、極大大局的百合世界観の一本勝負しかないわけで。

手塚治虫関連

 当時にしては凄かったね。でも今語るほどかい?ゆーて基本的SF小説で語られたネタ大衆向けにパクってきたのが多いだけよね。まだ若い業界でよく起きるやつ。エロゲ業界やら深夜アニメ業界やら日活ポルノやらの黎明期でも起きてたねえ。先行者利得だねある種の。

横浜駅SF

 カクヨム話題になってた時期がピーク。矢澤とおなじ感じ。よくまあ何とかオチをつけたなとは思いはしたがね。

・猫のゆりかご

 ナンセンスを愛するっていうのは普通センスがないということだよ。本当に。まあセンスって結局は大衆最大公約数に寄ってるかどうかでしかない所はあるというオチがついたね。じゃあこの辺でお開き。

2023-09-19

anond:20230919121657

他人のために自分蔑ろにする自己犠牲精神みたいな物は無いと思われる

上っ面を取り繕うのだけは得意なタイプだと考えられるが…

anond:20230918195757

性格は?

自己犠牲精神が強いなら、「なんらかを封印するために、特定場所から動けない。実質死んでるようなもの」でクリア可能だろ。

封印対象は「非常に邪悪だが、こいつが存在することで世界気候バランスが保たれてる」とか、「存在すること自体有害だが、当人は非常に無垢なので殺すには忍びない」とかでいける。

2023-09-11

anond:20230911222750

ありがとう

男性に嫌われる女性の13の特徴

1. 常に何をしているのか束縛をしてくる

→異性とそこまでの仲になったことないよ

2. 男女問わず常に上から目線で話す

→当てはまらない

3. 損得勘定しか動かない

→当てはまらない。とはいえ、そこまで自己犠牲もしない

4. 常に他人悪口を言う

→常には言わない。気心知れた友達雑談話してる時にどうしても嫌いな人のこと言うことはある。

5. 何をするのにも否定をする

→全く当てはまらない

6. 嫌いな人への態度が異常に悪い

→悪いと言うか、萎縮はするかも

7. 不機嫌な時に手を付けられなくなる

→不機嫌な時は人に会わない方

8. 相手気持ちを考えないで行動する

→気は遣う方…でも男性が気にするポイントはよくわからいか的外れ可能性はある

9. 些細な「ありがとう」が言えない

→言える

10. 品がない

→これは自分ではわからない

11. 何でもかんでも友達に話をする

→他の人の個人的な話はしない

12. ブランド物を大量に買ってたり、金遣いが荒い

→全く当てはまらない

13. いろんな男と常に遊んでいる

→まったく

2023-09-10

この人、『竜とそばかすの姫』のプロデューサーらしいけれど、

『竜とそばかすの姫』って音楽映像こそ素晴らしかったが

ストーリー高校生主人公一人で遠く離れた東京児童虐待に立ち向かわせたりと、

女性キャラクターに対する母性自己犠牲押し付け最近細田守映画の中でも特に酷いと言われて批判されてたよな

それって細田守思想だけじゃなく、この人の女性蔑視の反映でもあるのかなと思った

この人、男性として女性結婚男性器を用いた性行為をして妊娠させておきながらいけしゃあしゃあと「自分は女だ」などと名乗るとは、あまりにも図々しく厚顔無恥だと思うんだけど。

本気で「心が女」ならば、どの面下げて股間のモノをおっ勃てて奥さんを孕ましたの?恥を知れよ

ていうか、この人、お子さんが『娘』だって、何を根拠に言っているんだろう?

しかしたら性別違和があって自分男の子だと感じているかもしれないのに。

でも女性に過剰な願望を投影している親だから、そんな事になったらお子さんを虐待しそうだな

女の子なんだから子供を産みなさい、母親になりなさい、って押し付けそう

日本テレビ映画プロデューサーの谷生俊美、女性として生きると決めたパパだけどママになり、娘へ伝える思い』

https://news.yahoo.co.jp/articles/ab7a3bfcbf7ab1fa25fe221cc4f6678fa72d5581?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20230910&ctg=lif&bt=tw_up

アニメ映画「竜とそばかすの姫」(2021年公開)などを手掛けた日本テレビ映画プロデューサーで、トランスジェンダーの谷生俊美さん(49)が、著書「パパだけど、ママになりました」(アスコム)を出版し、4年前に女の子の「パパ」となったことを明かしました。女性パートナーとの出会い結婚、愛娘を囲む家族3人の暮らし、そして、男性に生まれながら「女性」として生きると決めた理由……。自らの半生を振り返り、つづった娘への「手紙」に込めた思いを、谷生さんに聞きました。」

医師性同一性障害であると診断されていたので、性別適合手術をした上で戸籍女性に変え、男性結婚することも考えました。でも、あまりリアリティーをもってとらえることができませんでした。

実際、女性として婚活したら、どうなるんだろう――。そう考えたら、世界の見え方が180度転換するのを感じました。仮に女性だとして、40歳、未婚、国立大学大学院を出て、日本テレビに勤務。給料はこれくらい……、色々な条件を婚活市場にあてはめてみます

そうすると、女性だと「バリキャリ」で「負け犬」と称されてしまうことに気づきました。同じ「スペック」でも、男性だったら「超優良物件」と言われるのに、です。まして、それがトランスジェンダー女性だとすると、客観的に見てめちゃくちゃ難しいと思わざるを得ませんでした。

2023-09-07

anond:20230907135042

日本人配慮的行動は集団主義的な自己犠牲ではなくて

ただ周りの顔色伺って自分ポジションを保とうとする自己中心主義の現れ

だって事を社会心理学山岸俊男データ取った上で言ってて一応定説になってるみたいだぞ。

全然思いやりではないらしい。

2023-08-30

anond:20230830005132

神があらゆる人間踏み台嘲笑対象として弱者男性をお創りになったんで弱者男性は尊き自己犠牲化身なんだぞ

しろ俺に謝罪感謝料よこせ

2023-08-24

anond:20230822230158

昔の漫画の作者や編集者は「子供のため」っていう大義のために自己犠牲してた

今の読者に子供がいなくなったか自己犠牲大義名分はなくなって、いか効率よく休みながら稼げるかってなってるんだよ

2023-08-23

転売ヤーと「安いことが正義」という価値観名誉価格

日本社会には「良いものを安く売ることが良いことだ」ということを美徳だと感じている人たちが多いと思う。

しかし良いものを安く売ることは、その良さを減じている。良いものとは高いのである。良質なものは珍しいことが多く、手に入らないから高いのだ。

良いものを作り安く売ることで、作り手には何が入るのか。名誉である

良いものを安く売ることで「あの人はいい人だ」「できた人だ」「立派な人だ」という称賛を浴びることができる。

逆に、買い手はその安さのかわりに称賛を売っているのだ。

もし良いもの価格に十分見合ったものだったらどうだろう。買い手は「こんなものか」「そういうものだろう」「なぜ感謝しなければならない」「正当な対価である」と感じるのだ。称賛などしない。

「良いものなのに安くする」というのは、自信の無さの裏返しである。高い値をつけたとき罵倒に耐えきれないから、その自信の無さが値段に出るのだ。

「でもみんなに提供するためにこんな低価格でやっているんです」と言えばみな納得する。「そんなに安いならしょうがない」「こんなに安いのにうまい」「こんなに安いのに高品質だ」という評価になる。

その頑張り、その苦心がいっとう評価される。買い手は安くものが手に入って満足する。素晴らしく理想的物語である

しかし良いものとは高くなるべきなのである本来もっと価値があってしかるべきである。そういう売り手と買い手だけが存在する一商品クローズド市場ではなく、世の中には別の市場もある。世界とは魑魅魍魎跋扈する極めて不安定世界であり、小さなクローズド世界とは性質が完全に異なる。その別の市場での価値からだいたいいくらぐらいになるのかを知っているのが転売ヤーである

転売ヤー基本的に悪である。買い手からすれば、「手に入るハズだったものが、欲しくもないヤツに目の前でとりあげられて、ニヤニヤされるムカつき」を味あわされる。

そうして「どうせ手に入らないなら手にした者が破滅すればよい」というルサンチマン・すっぱい葡萄合理化から転売ヤーが敵視される。

これは自然感情であるので、転売ヤー擁護することはしない。転売ヤー大人しく罵倒を受けていればよい。

売り手からしても、転売ヤー名誉をかっさらモンスターである自分には人徳があり、美徳を重んじたために、その対価として名誉を得られるはずだったのに、転売ヤーは購入しても売り手に称賛など送らない。したがって売り手も転売ヤーを敵視する。顧客が高い金を払って転売ヤーから買った場合顧客は称賛など一切しないからだ。

これも自然感情であるので、転売ヤー擁護することはしない。転売ヤー大人しく罵倒を受けていればよい。

そう。悪いのはすべて転売ヤーである転売ヤーは徹底的に悪である

しかしその罵倒メカニズムもまた、市場経済に組み込まれている。転売ヤーは、罵倒されることで、金銭的な利益を得ている。

一方で売り手も買い手も、適正な価格というもの理解していない。売れるならば、それで手に入るユーザーが少なくなっても高くしなければならない。それが適正価格からだ。

この適正価格では、名誉の売買などされず、感謝はない。単なる正当で公平な取引である。もちろん「価格以上のものを売る」というピュア精神自体は素晴らしいものであり、経済を推進させるために重要ものだ。

買い手の「高くて買えない」「高いなら買わない」という思想は、資本主義を悪とみなし、みんなが平等に貧しくなろうとする清貧思想につながる。

結局のところ「そこまでして欲しくはない」のだ。「そんなに高いのならいらない」のだ。適正価格よりも安くすることで、本来手にとれないはずだったユーザーにまで裾野を広げ、そして人気と称賛を得る。

安いのだから責任は負いたくない。どこまでいっても、最後最後で「だって、こんなに安いのだからしょうがないじゃないか」という言い訳を作ることができる。

から成長しない。

適正価格よりも安くすることで、従業員給料なども安くなる。取引先にも「安さ」の圧力をかけ、よりものを安く安くと要求する。「いいものを安く」とは聞こえがいいが、「安くなければまともに買ってもらえない」「安くなければ称賛などされず対等だと思われてしまう」ことを知っている。

「高いけど買う」「買うために稼ぐ」「ほしいものを手に入れるために戦う」という思考にならなければならぬのだ。

日本はこの「名誉」とその逆である「恥」を子ども時代から徹底的に教育されている。「嫌われること」「排除されること」「村八分にされること」を必死で恐れている。

自尊心が低く、自己肯定感が低く、他者に対する期待が高い。

現代日本で起こっていることは、名誉価格が下落しているということだ。名など腹の足しにならず、名を取っていると死ぬときが来たのだ。しかも、名のため他人のためにどれだけ自己犠牲を払っても、他人はそれに見合った称賛をくれはしない。名を贈る余裕がなくなった。いよいよそれが耐えきれなくなったとき日本人の感情は爆発する。「実ばかりだけでなく、名も無いぞ」と。

誉や称賛を重視して、良い人であろうと、純粋であろうと、潔癖であろうと、善良であろうとするから転売ヤーを敵視するのだ。実際には血塗れで強欲で禍々しいはずなのに。

実際には、転売ヤーけが悪なのではない。売り手も買い手も悪なのだ。その悪を直視せず、小さな世界だけで完結しようとして、己と異質の黒船民族排除しようとするのは、尊王攘夷と何が違うのか。江戸はもう終わったぞ。

いい加減「いいものを安く」はやめろ。良いものは高いのだ。高くしろプロであるならば。感謝や称賛など求めるな。

ダンピングしてお手軽に名誉を獲得しようとする輩は、徹底的に糾弾し、より合理的・徹底的に搾取しなければならない。それが全体のためにふさわしい。

安くするから、そのツケがきているのだ。これがFalse Economyである

2023-08-22

増田被害者の皆さん、集ストテク犯について話すことを躊躇してはならない

さないということは、将来の国の不幸につながるからだ。

からなければ、テクノロジー犯罪の機材を見せてくれれば、テロ対策にどう使うか、私たち被害者が身をもって知っているのだから、私が考えて教えてあげよう。

テロだけでなく、凶悪犯罪や立てこもり事件地震などの災害に使われる可能性があるものもあり、悪用に使って平時から隠しておけば、本当に困ったときには黙っていなければならないはずだ。

時が経つにつれ、その思いは本当に強くなる。

かつて震災の中、配給などの順番を待つ日本人自己犠牲精神や、誘導して流された警察官最後まで津波の到来をアナウンスしていた姿に世界は感動した。

ここ数十年の外国勢力による価値観押し付けによって、多少変わりつつあるようだが、普遍的ものだと思う。

2023-08-21

男らしさから降りるということ

男らしさとはどういうことか検索してみた

自己犠牲精神決断力、行動力、頼りがい

こういう要素が欠かれていた

まり、男らしさから降りるということは

自分が一番で優柔不断消極的他人依存する人間である

つまるところ弱者男性

女は男らしさから降りるということをなにか勘違いしていて、男らしさから降りると正義ポリコレ人間になると思ってるみたいだが結果は真逆である

2023-08-17

anond:20230817151232

せやろうか?平壌体制側が逃げてレジスタンス化してゲリラ戦スタートって感じになるんでは?恐らく、中露もある程度は北朝鮮自己犠牲を求めるのじゃないか

anond:20230817094740

自己犠牲ができるなら、「私は夫姓で良い。けれど、私の息子・娘は自由に選ばせること。その結果、相手姓になっても文句は言わないこと。」とすれば連鎖は切れるんじゃないかな。

宣言書でも書かせて。

特攻隊ジャンプ漫画

終戦記念の番組とかで、特攻隊の話が「あん狂気の沙汰は二度と繰り返してはいけません」的に出ているのを見てふと思ったんだけど、

昔読んだ漫画(とかゲームとか)だと、特攻隊的な話って、わりと美談として描かれることが多かった気がするんだよね。

チャオズ自爆天津飯気功砲亀仙人魔封波アバンやポップのメガンテとか。そもそもドラクエメガンテ呪文が「尊い自己犠牲呪文」的に紹介されてた気がするし。)

後者の話を肯定的に読んでいたら、(条件が揃えば)前者を肯定するまであっという間だと思うんだけど、どうでしょう

そもそも最近漫画(読んでないが)は、あんまりそういうシーンはないのかな?

2023-08-06

anond:20230806172452

わかる

他人への配慮とか、自己犠牲でやると病む

自分のためだけに生きよう

2023-07-26

anond:20230726030621

自分けが得することを主張してそれが正義ってことはないだろうけど

給付するからには全ての層に偏りなく均等に分配しろ」とかだって

公平性に重きを置いている「正義」のひとつじゃん?

自分が損してでも、ってのは全体のための自己犠牲奉仕であって、

より美しいかもしれんけど、「弱者強者寄付しろ

かいっても「強者だけ他者貢献するのが正義?」って疑問は常にありうる。

2023-07-21

映画ダンジョンズ&ドラゴンズアウトローたちの誇り」特筆する点

なんか誰も書いてないっぽいので書いておく。

ネタバレなので未見の人で観る予定がある人はこれ以降は読まないでほしい。






映画館でみんな終わるとき泣いてたよ。

オレも泣いていた。

それはね、主人公エドガンの妻のジアのためなんだよ。

エドガンは妻を蘇らせるためにメチャクチャ苦労して命を懸けていろんな冒険するわけなんだけど、

結局は妻は蘇らない。

なぜかって、ホルガを蘇らせるためにアイテム使っちゃったから。

でもさ、これには理由があるんだ。

エドガンの娘のキーラは、もう何年もホルガと一緒に暮らしていて、母と娘のような関係になっていたんだ。

妻のジアが戻ってくるのはいいんだけど、ホルガを押し退けてまで戻るべきではない。

ここが重要伏線なんだけど、

その判断は、エドガンの夢で**事前に**行われているんだよ。

ジアはエドガンの夢に出てきて「過ぎたものは行かせてやりなさい」みたいなことを言ってる。

これはもちろんエドガンの深層心理的に妻よりも、ホルガ存在のほうが大きくなっているということもあるだろうし、

(ひねくれた見方をすると、主人公が妻を忘れることの言い訳をしているとも取れるんだけど)

ファンタジー世界としては、**本当に妻の霊魂が**「私のことはもういいから、いざというときホルガのほうを優先してね」と言っているということだ。

ジアの「自分の命よりも娘のこれからのことを心配している親心」の表明なんだよ!!!

エドガンが「ジアよりもホルガと娘の関係を優先するという判断を内心でしている(ジアならたぶんこう考えるだろう)」ということの心理表現なのかもしれない。

これだけでも泣けるんだけど、

主人公エドガンが妻の気持ちを汲み取って、ホルガを生き返らせるところで映画館にいた人全員泣いていたと思う。

「ジア、お前の気持ちはわかった。悲しいが、お前の意思尊重するぜ。そしてこれがオレの娘をこれから守っていくという決心だ」

ホルガとしては「私なんかを蘇らせやがって、お前の妻はどうしたんだよ」と思っているが、

ここまでホルガキーラ関係を描いてきた映画としてはこれしかない結論だ。

娘のことが心残りで現生に留まっていたジアの魂も、ここで本当に納得して死ねたんだな、ということかもしれない。

ぜんぜん「成仏」という概念がないはずのファンタジーなんだけど、実質的成仏している。

ジアの自己犠牲、そして死んだ者が死んだ者として役割をまっとうするという点。

これをもってしかダンジョンズアンドドラゴンズという映画は成立しない。

いろいろあって死ぬほど苦労して、スペクタクルなこともあったけど、一番重要なことは「愛していた死んだ人間を生き返らせること」じゃない。

未来を娘が健やかに生きていく、そしてホルガとの関係性なんだ。

これから生きていくこと、人とのつながりを大事にしようぜって話なんだよ。

この物語全体がジアのための物語なんだ。

死んだ人が本当に死ぬためにはなにをしないといけないのかってこと。

映画を観ている我々も死者の意思を引き継いで生きている。

それはファンタジー世界であろうがフィクションであろうが変わらない。

物語は嘘っぱち、セリフも嘘っぱち、もちろん魔法なんかは存在するはずもない。

でも、この真実が作り物である映画を超えて、胸に迫ってくるんですよ。

娘を愛する母の願い。このメッセージだけは本物の本物だ。

嘘で塗り固められた作品真実を伝えるという、このアンビバレンツさこそがこの映画映画たるところです。

2023-07-17

宮崎駿君たちはどう生きるか」の検証にもならない独り言/ジブリ映画感想レビュー

大学2年の時にニーチェを読んだ。ニーチェサリンジャーを読まないといわゆる「基本的人権」が認められない世界観の中で、避けられない選択肢だったので、読んだ。そして意味がわからなかったので、本屋普通に並んでる様な文化人解説本をいくつか読んだ記憶があり、その後読んだ年齢の倍以上経てその殆どを忘れてしまってる。

さて、先日「君たちはどう生きるか」を鑑賞した。何故かネタバレを極端に避ける風潮があって私の周りでも内容に触れる人は極端に少ない。

ただ「理解するのが難解な作品である」といった趣旨投稿をしている人は何人もいた。

果たしてそうなのだろうか?という疑問を持ったので本増田を書いている。

特にメモをとってわけでもないので、ディテール齟齬がある部分は勘弁いただきたい。

1、話の骨子

真人空襲(?)で母親を失くす

その後、母親の妹が新しい母親となり、母親実家疎開(?)をする

亡くなった母親の思い出もあり、新しい母親真人は心を開けない

金持ち仕草抵抗のない父親が車に乗せて初登校をしたため、ガキ大将的な奴と喧嘩になるがMMA能力があったため圧倒する

帰り道に石で自分の頭を殴り✳︎1 かつ犯人を言わないという知的な叱られ対策を行う

亡くなった母親の残した「君たちはどう生きるか」に出会う ✳︎2

その後成長した少年は新しく生まれた弟と家族と共に東京に戻る

ご覧の様にストーリーは極めてシンプルである。そして、✳︎2の描写が本作品の大部分を占めている。

2、おしいれのぼうけんなのか否か

いやいや、おしいれのぼうけんのさとしとあきらのぼうけんは実際に異世界へ行ったのであるよ。そういう人もいるだろうし、多感な子供がおしいれに罰として閉じ込められるという昭和のみ許された罰によって生じた脳への過大なストレスで発生したイマジネーションの中の世界という人もいるだろう。

今回は後者の説をとらせて貰いたい。

真人はあまりに強く石で頭を打ってしまい、かつ慣れない場所でのストレスから母親が残してくれた「君たちはどう生きるのか」に没頭してしまう。

この原著小学生の時に読んだことがあり、その歳からは3倍以上の歳となってしまったので

あるが、コペルくんという快活な出来杉くんが日々体験した葛藤かに、「叔父さん」が真摯に答えてくれるという内容で、漫画化されて話題になった時の売り文句を見ても感じたのだが、児童文学の姿を借りた思想書/啓蒙である

うっすら覚えている内容も、格差によるキャズム父親金持ち仕草でいきなり浮きまくって喧嘩となり、派手な登校拒否スタートとなった真人とは重なる点も多く、「叔父さん」の回答は真人の心に刺さるものが多かったろう。

聞くところによると反戦主義者であった吉野源三郎は、自由言論活動抑制された戦前、戦中において、その活路を児童文学見出したようだ。

吉野源三郎ニーチェの対比については東洋哲学視点で語る人は少なくない。戦前、戦中においてはニーチェが死んだと評した絶対的価値観と同様のものがこの国に溢れていたのは事実だろう。

そういった意味では吉野源三郎日本ニーチェと感じる人はいてもおかしくないのだろうけど、昭和小学生であった自分には全く刺さらなかった一冊であった。

なんにせよ、真人少年はこの本を読み、心の中のぼうけんへとでかける。

3、これは大事ものから

庭にある「塔」はよそから飛来した飛翔体で、大叔父は「これは大事ものから」と新しい建築物で囲った。

ここで思い出すのは聖書の一節である

「新しいぶどう酒は新しい革袋に盛れ」(ルカ5章38節)当時の慣例を無視したイエスは、新しい思想は、新しい環境にて受け入れかし的な意味で言ったらしい。

健全なる精神健全なる身体に宿れかし」

と宿るじゃ大きく意味が異なるので、この辺も解釈によって随分と違う。

さておき。この大叔父の言っている「これは大事ものから」は絶対的価値観で、この絶対的価値観を装飾したり保護したもの戦前、戦中に世に溢れていた「常識なのだろう。

この常識に対して、「君たちはどう生きるのか」は児童文学というN国ハックを成功し、無事相対的価値観真人少年に届けることに成功する。

✳︎母親も塔で行方不明になった時期があり、大叔父は姿を消したままなのは絶対的価値観に対する「疑問」を持ったことに対して、思想警察等の介入を招いたという事なのでは?といった解釈もなりたつ。一方で、隠れキリシタンマリア像的な「進歩的思想」を表すものとも受け取れるがその場合はいくつかの齟齬生まれる。

4、アオサギの指すもの

本作でトリックスターとして描かれるアオサギ古代エジプトのベヌウを始めとして様々な宗教で描かれている。

混沌に現れたベヌウがアトゥムとなりそしてラーとなったが古代エジプト神話創世記で、ベヌウはその後もフェニックスになったり、旧約聖書で忌むべきものと描かれたりと様々な存在であり続ける。

全てのアオサギは嘘つきだとアオサギは言った。これは本当か?!

という問答が本作ではあったが、アオサギは「相対的価値観」のメタファとして描かれたのでは?と私は思う。

敵か味方か、友人かわからない存在

見る人によって、見る時によって解釈が異なる存在相対的価値観象徴としてこの上ない。

ソクラテスの良き友人であり、ソクラテスソクラテスとならしめ、そして死に追いやった「ダイモン」はその後「デーモン」となり絶対悪となる。

アオサギは創世の核から、忌むべきもの、そして後世では聖職者キリストとしても解釈をされている。相対的価値観象徴として登場するに相応しい扱いのブレブレさ。

嘘つきを「悪」や「忌みもの」と置き換えたとしても時代、そして答えるものスタンスでその答えが変わるだろうアオサギトリックスターに据えたのは、アオサギ不死鳥火の鳥としての立ち位置だと考えても中々に面白いのではないだろうか?

5、ペリカン反戦

わらわらが空に舞うシーンとペリカンの登場をみて、多くの人が空襲によって生まれるはずの命が奪われていったのをイメージしたのではないだろうか。

出雲大社をはじめ、神道結婚式では玉串をおさめるさいに、新郎新婦螺旋の様に左右に交わりながら神前に進む。

この「螺旋」という存在は、永劫回帰もつながる東洋思想の根幹となるもので、すべてのもの平等に無価値で、それぞれが相対的価値をそれぞれに対して持ち、または持たない。

下の世界は明示的に「地獄」と表記されてたのであるが、おそらく描かれてるのは冥界だろう。

ニーチェが死んだと評したものはそれ以前のキリスト教における始まりのある絶対的価値観というのが有力な説であるが、その絶対的価値観を作った人物の1人であるアウグスティヌスが「聖心、自己犠牲」の象徴とし、その後も様々な紋章で愛されたペリカンが魚の内蔵餌にし、上の世界での誕生を待つわらわらの命を次々と奪っていくのは宮崎駿フラットな「反戦思想」が読み取れる極めてシニカルメタファーではないだろうか。

ペリカン第二次世界大戦でも輸送機爆撃機のノーズアートとして愛用をされていたのは、ミリタリーに造詣の深い宮崎駿なら知らないわけはないだろうと考える次第である

6、インコがよくわからない。

インコ軍団の描かれかたは、当時の日本軍部の急進派やポピュリズム扇動された国民イメージとさせる。

ところが、インコアオサギペリカンの様に何かのメタファとして使われてた例を少なくとも私は知らない。

あえて言えば、ポピュリズム扇動される一定数の国民は今も変わらない、その人たちはみな同じ様ち聞いたことを繰り返す。

これらに対しての皮肉を込めて、鸚鵡はアレだからインコにするか、となったくらいしか思いつかない。

1シーン、インコたちが「陰謀論者」を彷彿とさせるセリフを言ってたのが気になるが、それにしても偶然の一致だろう。

何故、インコなのかは本当にわからない。

まとめ

本作は極めてシンプル構成少年の成長の数年間を描きつつ、そのきっかけとなった一冊の本バックボーンを深く掘り下げた作品だと思う。

ただ、その一冊が示すところは当たり前の様に社会実存する不条理や、固定された常識を「畜知」として個々の持つ倫理観や、相対的価値観を持って超越すべきと描くものだった上に宮崎翁の表現だ。わかりやす理解が困難であるところが極めてわかりやすい。

現象界では常に変化が起こり、全く同じ真理などは存在せず、全てのものに等しく「無」だけがその拠点として存在すると、ナウシカ宮崎駿は伝えたかった気もするのだけど、これすら三連休の最終日にしこたまアルコールを飲んで歩くのすらおぼつかない私の中だけの相対的宮崎駿である

なんにしても本作の序盤の数分で感じるスパイダーバース同様の狂気は、宮崎駿存命の間しか味わうことが出来ない、スタッフロールと引き換えに命を削った各コマを作り上げた人々の命の結晶である時間は貴重だ。一方、チケット代なんて酒を2、3杯飲むのと引き換えられる程度の数字が書かれた概念しかないだろう。

よっぽど忙しい人や、ジブリ宮崎駿が嫌いな人も最初10分で良いから見てほしい。

そんな狂気に溢れた作品であった。

おまけ 

昨晩、地下室からのふしぎな旅を改めて読んだ。柏葉幸子は素晴らしい。

宮崎駿引退するまでに一回で良いか柏葉幸子作品監督をやりたいはずと、私は勝手に思っており、君たちはどう生きるかもその色眼鏡で鑑賞するといくつかのシーンから妄想が膨らむ。「鈴木くん。柏葉幸子は素晴らしいぃぞぉ」という宮崎駿の声が脳内で響く。

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