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はてなキーワード: 疎開とは

2024-03-03

anond:20240303084334

疎開すりゃーなんとかなる

ただし木密地域てめーは早々になんとかしろ

2024-01-15

災害時に外野バカ・低知能の口を封じるのはさすがに仕方がないのでは?

・・・と思ったが、そうなると自分親族や友人が被災地にいる時に何も言えなくなるからなぁ

 

私が俺が(被災地人間よりも)大変の毒メンヘラ

エネルギー食糧簡単因果関係大都市圏で大規模地震があったら実質的疎開しかないが理解出来ない低知能、

これらを生み出した日本毒親どもは猛省して

 

親の責任はいだって重大

2024-01-13

anond:20240113110225

もし、猛暑富士山噴火が起きたら、

避難所への避難では済まず、いきなり集団疎開現実的になるでしょう。

地震と違い、噴火は一瞬で終わらず、2週間程度は続くので、

火山灰が降り続ける中、ずっと避難所生活物資を届けることはほぼ不可能からです。


ゆえに、被害が及ばなかった、ド田舎の古びた空きマンションに一斉に疎開して、

まずは、噴火がおさまるのを待ち、その後、都内の最低限のインフラ復旧だけに専念することになるのです。

政府機関都内での活動は難しいので、いったん、京都大阪辺りに臨時遷都することになり、

大阪都構想が現実味を帯びてきます

2024-01-12

anond:20240112005827

疎開したくない子もいそうだけど強制なんだろうか

輪島市の一部中学校、まるごと疎開するらしい

やれやれ文句言ってた奴らは見てるのかね?

かなり異例の対応らしい

なお生徒数は400人もいるらしい、大変だ

しかも100Km以上離れてる、大丈夫なのか?家族と離れて暮らすって

まあでも2ヶ月程度ならどちみち避難所暮らしからいいのか

 

一部高校も県外に移転とか

2024-01-11

anond:20240111094744

関東田舎出身だけど、爺さん婆さんが空襲から疎開して田舎に居着いているので本家東京みたいな友人は結構多かった。

2024-01-09

正月地震でよかったのか、悪かったのか

良かった

・孫や子供が居て助かったお年寄りが居る

・そのまま孫や子供の家に疎開できる

小学校の校庭がぐちゃぐちゃになっているところがあった

 

悪かった

帰省していた孫や子供が亡くなった

・家で亡くなった、学校なら大丈夫だったかもしれない(学校が倒壊したとは聞いてない)

・初動が少し遅れた(予想)

正月になると思い出す

 

何か見逃してる気がする

2024-01-08

ぶっちゃけ南海トラフあったら広範囲放射能汚染されるよね。常識的に考えて22.7mの津波対応できる訳がない

あと首都圏直下型地震があって、津波火災旋風が起きたら、1400万人(+900万人)に対応するの現実的に考えて不可能なので、

南関東以外へ疎開するしかないが、老人や足の悪い人に、果たして東北まで移動は可能ものだろうか?

ついでに、『どこからなら電車が動いているか?』その情報はどうやって手に入れたら良いもんかね

というか、いつになったら通信障害が無くなるか・いつでも充電できる状態になるかも完全に未知数だよな

 

そもそもインフラを担う人たちは果たして出勤可能状態か?という視点抜けてるよな

貴族さまにありがちな『貧民はいつでも我のために働いてくれる』みたいな

自分家族安全が最優先なので働いてる場合じゃねーのだわ

 

運送業電気水道ガスの工事担当はもちろん、医療も深刻だろうな。311ですら東京医者は休んだり疎開したので、国公立勤務医以外は期待出来ないでしょうね

消防の人と自衛隊はいつでも期待出来るが・・・警察はどんなもんでしょうね、1400万人(+900万人)の犯罪果たして対応できるか?

平時ですら起こる反社による略奪やテロから老人や女子ども守り切れるか?

2024-01-01

anond:20240101192033

ということは田舎から東京(都会)に「疎開」させるための費用東京(都会)の方が負担して頂けると考えていいわけですね?

anond:20240101190648

田舎という地域を存続させるかどうかと、そこで暮らす人の命については別では?

生命を守るために、都から田舎へと「疎開」という手段を取った時代もあった

生命を守るために、その逆を行う判断もありなのでは?

2023-12-16

生きてれば90過ぎの祖父母たち

父方の祖母関西の裕福な家の3人娘の一人に生まれて、戦時中田舎親族宅に疎開していたそうだがその家でもお手伝いさんや子守がいて、健やかに過ごしていたそうで特に戦時中の思い出なんかもないようだった

祖父田舎農家の五男で、市場への納品の帰りに空襲に遭ったり、食生活にも苦労したそうで、現代大根の葉や芋の茎なんかの節約レシピの類を嫌っていた

一方、母方の祖母一家満州暮らしており、終戦後に帰国してからも苦労が多く、夫にも早くに先立たれ、孫から見てもいつも険しい顔をしていた

戦時中子供だった人たちももう亡くなる世代なんだよな

2023-10-20

anond:20231020094525

アメリカはいま、バイデン政権の元で難民支援に力を入れているので、ニューヨークボストンミネアポリスなどの都市パレスチナの人が集団疎開できるようにするのはどうだろうか。

バイデン大統領公式パレスチナヘイトを許さないと宣言したし、米国内でもBLM団体や名門大学パレスチナへの連帯を支持しており、暮らしやすいと思う。

大口寄付金ストップされてでもパレスチナ支持を訴える大学もあるという。

2023-07-17

物語わたしたちの中にある(君たちはどう生きるか

君たちはどう生きるか、をみた。

自分ジブリファンではないので、物語の先にある「モデル」や「元ネタ」までは考えが及ばないのだが、

「こんなお話だと解釈したぞ〜」ってのを書きたい!(ネタバレあり)



大まかなストーリー

ライフステージ転換期の、戸惑いと受容を描いたお話」だと思った。

・眞人:少年から青年期への変化(ヒミ=ヒサコも同年代

・ナツコ:青年から母親への変化

転換期の渦中、心や体の変化に戸惑いを抱える者たちが神隠しにあった〜みたいな。

キリコに関しては、次のステージに引き上げてくれるキャラに感じた。

ちょっと悪知恵をくれる先輩だったり、手助けしてくれる産婆さんみたいな(実際物語では船頭や見守り役に徹するし)。





以下、私の解釈をつらつら書く



1.変わりたくない眞人とナツコ

戦時中だが暮らしには困ってなさそうな眞人。

だけど眞人はこの先の人生に興味がなさそうで、疎開先の学校も嫌、新しいお母さんも嫌、

気持ちはこれから先の「生」よりも、死んでしまったお母さん、つまり過去」に向いている。

しかし体や心は先へ先へと成長していて、ナツコや父親の「性」に触れて戸惑い、怒りを感じている。

塔への侵入が失敗に終わった後の眞人の声の低さに驚いた。

「塔への侵入を試みる=精通メタファー?」なのかな。

2次成長の強調を感じて、眞人は少年青年になりかけている状態なんだなと思った。

初期、アオサギヘ異常な攻撃性を持って接しているのも思春期のあまりあるパワーを感じたw

自傷行為は、クラスメイトへの嫌がらせではなく「こんな環境に送り込んだ父親」を責めたい面もありそう。

自分拒否しているんじゃない、周りが自分拒否しているんだ」という状態を作り出したい、

社会への拒絶を相手のせいにしたい…という受け身な心の表現のように思えた。

アオサギはそんな「社会的死を望む眞人の心の表れ、葛藤」なのかなと。

成長なんかしないでずっと自分の中にいたい!ずっと子供でいたい!みたいな願い。

眞人はずっとお母さんの子供でいたかった。

異世界に行ったのもの「ナツコを取り返しにいくぞ〜!」みたいなモチベがあったわけではなく、

ただただお母さんに会うために、流されるままにいった印象。

なんなら「お母さん=過去」に向かって、成長したくない〜〜みたいな思いも抱えながら向かっている感じ。

門をあけるのもペリカンの力だし、船をこぐのもキリコの力。

まだまだ与えられる存在の「キッズ」なんだよね。

同様に、ナツコもつわりに苦しみ、出産が怖かった。いきなりできた息子(眞人)が怖かった。

言われなきゃ妊娠中なんてわからない、母親感のない妖艶なお姉さんビジュ。

そんな、変化が怖い!変わりたくない!状態の眞人とナツコが、同じく殻に閉じこもった大叔父に導かれて異世界へ行ったのかな〜というのが物語の始まりの捉え方。


2.大人のヒミツを知ってしまう眞人

ヒミとの出会いは、「自分の中の母親像に別の面を見つける」という体験だったんじゃないかなあ。

母親元少女だったことを知る、そして少女母親になるということのヒミツを知るというか。

産屋に入る=禁忌を犯す…というのは、「性行為」を知る?とかなんじゃないかなと。

(ナツコとヤったとか、ナツコで抜いたとかじゃなく、どうやったら子供ができるか知っちゃう…みたいな)

ヒミ/ヒサコ、ナツコ、眞人は性行為を知っているか楽園から追い出される…みたいな見方もできるのかなあ。大叔父はそれを知ることを拒んだからずっと楽園にいる。

血の表現の多さや、おどろおどろしいジャムパン処女性の喪失のようにも思えたし、ジャムパンキリスト教で言うワイン(血)とパン(肉)にも思えた。

(あの食事シーンでキリストとの契約人類繁栄させ続けることを約束させられたのかな?とも思ったり。)

精子っぽい表現の多用、「命を奪う、頂く」「命が死ぬ、命をつくる」みたいなモチーフも多くて、全体的に「命の受け継ぎ」が描かれてる感じがした。

ワラワラ邪魔をする老ペリカンたちは、戦争によって死んでしまった人や今で言う氷河期世代なんかの

「そう生きざるをえなかった人々=命を繋げなかった人々」なのかなあとも思えて、

その選択や悲しみを否定する気にはならず、敵キャラだとは思わなかった。

このへんは私が出産適齢期を過ぎつつある未婚女性からそう感じ取ったのかも。

そしてこれだけ性的な印象を感じておきながら、物語全体を通して「子を産め」というメッセージだとは思わなかった。

というか、大叔父世界で作り出されるワラワラたち=精子たち?は…なんか受精しなさそうな感じがするw

殺生もせず、無垢もの加害意識を持たざるもの)の精子放出は、オナニーなんでないかい…?と。。

ナツコが「あんたなんて大嫌い」みたいに言うのは、眞人だけに向けられた言葉じゃなくて

子供を産み育てることへの恐怖、与えられる存在から「与える・守る存在」に変わらなければならない、母になることへの恐怖の表現なんじゃないかなと。

眞人が「お母さん」と呼びかけることでやや柔和な表情に変わるのは、眞人への好意ではなくて覚悟が決まったような、我を取り戻したような感じがした。

あのシーンでナツコは母になる覚悟、眞人は大人になる覚悟母親の死を受け入れ新しい母親を受け入れる、実社会と向き合う覚悟)が決まった感じ。

そういう意味ではこの物語神隠しではなくて、「ナツコの出産」の寓意でもあるのかな?


3.世界への責任に気付く眞人

13個の石の積み木が駿の作品数を意味しているとは思いもしなかった〜!(というかそんな知識なかった!)

英語12まではeleven…twelve…て数えるけど、13からはteenで数え始めるので、そういうキッズティーンの境目に留まる…みたいな意味なのかなと思って見てた。

叔父キッズにしがみついて、1から13まで積み続けるが13を超えられない(13個詰むとバランスが崩れてしまう)

知識自分想像の中だけで楽園を作り上げ、維持している。

眞人にとってのアオサギは、大叔父にとってのインコ大王なんじゃないかな。大叔父は、インコ大王と共に自分楽園に閉じこもることを決めた。

眞人はアオサギを説得し、社会と向き合うことを決めた。13よりその先の世界を作っていくことを決めた。

(この異世界聖書楽園だとしたら、キリコは蛇の側面もあるのかな…)

叔父もけして悪役とは思えなかった。

本をたくさん読んで知識理想社会への願いはたくさんあったんだろう。だけど実社会で石を積むことを選ばず、自分楽園を"理想世界"にすることを選んだ。

叔父は眞人を楽園に閉じ込めようなんて思ってなくて、世界へ送り出すことを心から喜び、希望を託しているように思えた。

このシーン、これが駿からメッセージなんだろうなと思って見ていた。

自分理想知識教養を大切に、でも自分の中だけでもなく、血縁でもなく、半径5mでもない、外の世界と折り合いつけて"よく生きてくれ"みたいな。

いつまでも誰かの作品や誰かに庇護される世界に留まっているなよ〜みたいな。

私たちはみんな14個目のブロックを渡されていて、この世界をよくするためにそれを投じる責任がある。そんなことを思った。


4.じきに忘れていく

神隠しのような、蘇りのような、胎内回りのような鑑賞体験を通して自分が感じたのは「やだ〜〜思春期追体験みたい〜〜〜」という感想

アオサギが言ったように、私たちはじきにこの感情を忘れてしまう。

だけど異世界は石のカケラと、キリコ人形を残してくれた。

成長と共に、私たち世界への意志理想希望や野望)はどんどん弱まってしまう。だけどカケラぐらいはみんな持っている。

自分が忘れても、キリコ私たち思春期を見守っていてくれた少し上の先輩)はうっすらとその青い時代を覚えていてくれる。

私たちはいつかの眞人でありナツコでありキリコなんだろうな。

この社会の暖かさと、この社会大人として生きていく自分責任…みたいなものを感じらせられて、鑑賞後はなんだかじんわりと涙目になってしまったのだった。


感想おわり

アッ…そういえばこの映画には「おわり」がなかった。たぶん。

監督から後世を生きるわたしたちに対して「社会と関わること」「命を紡ぐこと」「ものをつくること」のバトンを受け渡されてるような気がして、

この世界はおわらない、つづいてく…さぁ、君たちはどう生きるか?みたいなメッセージを感じた。(タイトルのまんまァ!!)




さいごに

この映画難しいなって思ったのは、小さな感情の動きやメタファーっぽいものバラ撒かれていて、

それらが調理されて最終的にハンバーグやらカレーになって出されるでもなく、そのまま終わるところ。

見る人は、物語カケラ自分なりに取捨選択して、頭のなかでそれぞれのストーリー調理しなければいけない。

それゆえ、ジブリや駿ファンはそれを彼らの社史や人生だと捉えるし、そうでない人は何か別のものに捉えるのかも。

(当然"カケラ"だけ渡されるわけなので「なんのストーリーもなかった…なにこれ?」となるのも当たり前。)

私は出産適齢期を過ぎつつある未婚女性なので、どうしてもカケラの拾い方や積み方にクセがあると思う。

でもそういう、「見る人によって様々なミスリードが生まれる=見る人の中にいろんなストーリーが生まれ作品」って本当に面白いと思うんだよね。

結局この映画が見せているのは映画ではなく、自分自身のような気がする。

私の勝手解釈を読んでイラだった人もいるかもだけど、もしよかったら他の方が感じたストーリーも教えてほしい!

▼楽しかった解説メモ

先人の皆さんたちの解説も楽しく読みました〜!!(ジブリいろいろ未視聴なのでほ〜そう読み取ると確かにおもろ〜と勉強になった…

https://anond.hatelabo.jp/20230714205336

https://anond.hatelabo.jp/20230716093137

https://anond.hatelabo.jp/20230715212033

宮崎駿君たちはどう生きるか」の検証にもならない独り言/ジブリ映画感想レビュー

大学2年の時にニーチェを読んだ。ニーチェサリンジャーを読まないといわゆる「基本的人権」が認められない世界観の中で、避けられない選択肢だったので、読んだ。そして意味がわからなかったので、本屋普通に並んでる様な文化人解説本をいくつか読んだ記憶があり、その後読んだ年齢の倍以上経てその殆どを忘れてしまってる。

さて、先日「君たちはどう生きるか」を鑑賞した。何故かネタバレを極端に避ける風潮があって私の周りでも内容に触れる人は極端に少ない。

ただ「理解するのが難解な作品である」といった趣旨投稿をしている人は何人もいた。

果たしてそうなのだろうか?という疑問を持ったので本増田を書いている。

特にメモをとってわけでもないので、ディテール齟齬がある部分は勘弁いただきたい。

1、話の骨子

真人空襲(?)で母親を失くす

その後、母親の妹が新しい母親となり、母親実家疎開(?)をする

亡くなった母親の思い出もあり、新しい母親真人は心を開けない

金持ち仕草抵抗のない父親が車に乗せて初登校をしたため、ガキ大将的な奴と喧嘩になるがMMA能力があったため圧倒する

帰り道に石で自分の頭を殴り✳︎1 かつ犯人を言わないという知的な叱られ対策を行う

亡くなった母親の残した「君たちはどう生きるか」に出会う ✳︎2

その後成長した少年は新しく生まれた弟と家族と共に東京に戻る

ご覧の様にストーリーは極めてシンプルである。そして、✳︎2の描写が本作品の大部分を占めている。

2、おしいれのぼうけんなのか否か

いやいや、おしいれのぼうけんのさとしとあきらのぼうけんは実際に異世界へ行ったのであるよ。そういう人もいるだろうし、多感な子供がおしいれに罰として閉じ込められるという昭和のみ許された罰によって生じた脳への過大なストレスで発生したイマジネーションの中の世界という人もいるだろう。

今回は後者の説をとらせて貰いたい。

真人はあまりに強く石で頭を打ってしまい、かつ慣れない場所でのストレスから母親が残してくれた「君たちはどう生きるのか」に没頭してしまう。

この原著小学生の時に読んだことがあり、その歳からは3倍以上の歳となってしまったので

あるが、コペルくんという快活な出来杉くんが日々体験した葛藤かに、「叔父さん」が真摯に答えてくれるという内容で、漫画化されて話題になった時の売り文句を見ても感じたのだが、児童文学の姿を借りた思想書/啓蒙である

うっすら覚えている内容も、格差によるキャズム父親金持ち仕草でいきなり浮きまくって喧嘩となり、派手な登校拒否スタートとなった真人とは重なる点も多く、「叔父さん」の回答は真人の心に刺さるものが多かったろう。

聞くところによると反戦主義者であった吉野源三郎は、自由言論活動抑制された戦前、戦中において、その活路を児童文学見出したようだ。

吉野源三郎ニーチェの対比については東洋哲学視点で語る人は少なくない。戦前、戦中においてはニーチェが死んだと評した絶対的価値観と同様のものがこの国に溢れていたのは事実だろう。

そういった意味では吉野源三郎日本ニーチェと感じる人はいてもおかしくないのだろうけど、昭和小学生であった自分には全く刺さらなかった一冊であった。

なんにせよ、真人少年はこの本を読み、心の中のぼうけんへとでかける。

3、これは大事ものから

庭にある「塔」はよそから飛来した飛翔体で、大叔父は「これは大事ものから」と新しい建築物で囲った。

ここで思い出すのは聖書の一節である

「新しいぶどう酒は新しい革袋に盛れ」(ルカ5章38節)当時の慣例を無視したイエスは、新しい思想は、新しい環境にて受け入れかし的な意味で言ったらしい。

健全なる精神健全なる身体に宿れかし」

と宿るじゃ大きく意味が異なるので、この辺も解釈によって随分と違う。

さておき。この大叔父の言っている「これは大事ものから」は絶対的価値観で、この絶対的価値観を装飾したり保護したもの戦前、戦中に世に溢れていた「常識なのだろう。

この常識に対して、「君たちはどう生きるのか」は児童文学というN国ハックを成功し、無事相対的価値観真人少年に届けることに成功する。

✳︎母親も塔で行方不明になった時期があり、大叔父は姿を消したままなのは絶対的価値観に対する「疑問」を持ったことに対して、思想警察等の介入を招いたという事なのでは?といった解釈もなりたつ。一方で、隠れキリシタンマリア像的な「進歩的思想」を表すものとも受け取れるがその場合はいくつかの齟齬生まれる。

4、アオサギの指すもの

本作でトリックスターとして描かれるアオサギ古代エジプトのベヌウを始めとして様々な宗教で描かれている。

混沌に現れたベヌウがアトゥムとなりそしてラーとなったが古代エジプト神話創世記で、ベヌウはその後もフェニックスになったり、旧約聖書で忌むべきものと描かれたりと様々な存在であり続ける。

全てのアオサギは嘘つきだとアオサギは言った。これは本当か?!

という問答が本作ではあったが、アオサギは「相対的価値観」のメタファとして描かれたのでは?と私は思う。

敵か味方か、友人かわからない存在

見る人によって、見る時によって解釈が異なる存在相対的価値観象徴としてこの上ない。

ソクラテスの良き友人であり、ソクラテスソクラテスとならしめ、そして死に追いやった「ダイモン」はその後「デーモン」となり絶対悪となる。

アオサギは創世の核から、忌むべきもの、そして後世では聖職者キリストとしても解釈をされている。相対的価値観象徴として登場するに相応しい扱いのブレブレさ。

嘘つきを「悪」や「忌みもの」と置き換えたとしても時代、そして答えるものスタンスでその答えが変わるだろうアオサギトリックスターに据えたのは、アオサギ不死鳥火の鳥としての立ち位置だと考えても中々に面白いのではないだろうか?

5、ペリカン反戦

わらわらが空に舞うシーンとペリカンの登場をみて、多くの人が空襲によって生まれるはずの命が奪われていったのをイメージしたのではないだろうか。

出雲大社をはじめ、神道結婚式では玉串をおさめるさいに、新郎新婦螺旋の様に左右に交わりながら神前に進む。

この「螺旋」という存在は、永劫回帰もつながる東洋思想の根幹となるもので、すべてのもの平等に無価値で、それぞれが相対的価値をそれぞれに対して持ち、または持たない。

下の世界は明示的に「地獄」と表記されてたのであるが、おそらく描かれてるのは冥界だろう。

ニーチェが死んだと評したものはそれ以前のキリスト教における始まりのある絶対的価値観というのが有力な説であるが、その絶対的価値観を作った人物の1人であるアウグスティヌスが「聖心、自己犠牲」の象徴とし、その後も様々な紋章で愛されたペリカンが魚の内蔵餌にし、上の世界での誕生を待つわらわらの命を次々と奪っていくのは宮崎駿フラットな「反戦思想」が読み取れる極めてシニカルメタファーではないだろうか。

ペリカン第二次世界大戦でも輸送機爆撃機のノーズアートとして愛用をされていたのは、ミリタリーに造詣の深い宮崎駿なら知らないわけはないだろうと考える次第である

6、インコがよくわからない。

インコ軍団の描かれかたは、当時の日本軍部の急進派やポピュリズム扇動された国民イメージとさせる。

ところが、インコアオサギペリカンの様に何かのメタファとして使われてた例を少なくとも私は知らない。

あえて言えば、ポピュリズム扇動される一定数の国民は今も変わらない、その人たちはみな同じ様ち聞いたことを繰り返す。

これらに対しての皮肉を込めて、鸚鵡はアレだからインコにするか、となったくらいしか思いつかない。

1シーン、インコたちが「陰謀論者」を彷彿とさせるセリフを言ってたのが気になるが、それにしても偶然の一致だろう。

何故、インコなのかは本当にわからない。

まとめ

本作は極めてシンプル構成少年の成長の数年間を描きつつ、そのきっかけとなった一冊の本バックボーンを深く掘り下げた作品だと思う。

ただ、その一冊が示すところは当たり前の様に社会実存する不条理や、固定された常識を「畜知」として個々の持つ倫理観や、相対的価値観を持って超越すべきと描くものだった上に宮崎翁の表現だ。わかりやす理解が困難であるところが極めてわかりやすい。

現象界では常に変化が起こり、全く同じ真理などは存在せず、全てのものに等しく「無」だけがその拠点として存在すると、ナウシカ宮崎駿は伝えたかった気もするのだけど、これすら三連休の最終日にしこたまアルコールを飲んで歩くのすらおぼつかない私の中だけの相対的宮崎駿である

なんにしても本作の序盤の数分で感じるスパイダーバース同様の狂気は、宮崎駿存命の間しか味わうことが出来ない、スタッフロールと引き換えに命を削った各コマを作り上げた人々の命の結晶である時間は貴重だ。一方、チケット代なんて酒を2、3杯飲むのと引き換えられる程度の数字が書かれた概念しかないだろう。

よっぽど忙しい人や、ジブリ宮崎駿が嫌いな人も最初10分で良いから見てほしい。

そんな狂気に溢れた作品であった。

おまけ 

昨晩、地下室からのふしぎな旅を改めて読んだ。柏葉幸子は素晴らしい。

宮崎駿引退するまでに一回で良いか柏葉幸子作品監督をやりたいはずと、私は勝手に思っており、君たちはどう生きるかもその色眼鏡で鑑賞するといくつかのシーンから妄想が膨らむ。「鈴木くん。柏葉幸子は素晴らしいぃぞぉ」という宮崎駿の声が脳内で響く。

2023-07-15

君たちはどう生きるか」をみてきた

ジブリ公式Twitterが流れてきて、(カヘッカヘッとかいうやつ)気になってみに行った

好きなジブリ映画は①千と千尋アリエッティハウル

田舎イオンシネマ結構人が入っていた

土曜の10からの回、

ネタバレ感想

冒頭あたり 主人公キャラデザ良い、火事のところの走るところの作画が良すぎる、ゲタ脱ぐところの表現が流石

疎開から 家豪邸すぎ、背景めちゃ良い、老婆たち7人の小人みたい、隠れてたもう1人いる?おじいさんが別のとこにいただけかな、母の妹腹触らせるのちょっとひく

森の館気になる、アオサギにのメタファー?、冒険はじまりそう→思ってたよりなかなか始まらない

館入ってからがちと展開バタバタ

おばあヒロインなの?ついてくるのわろ

あっちの世界描写良い、背景や家の中流ジブリ、海や木の感じ最高

学…死す…みたいな文、考察しがいありそう

おばあと服一緒だな…きりこさん、キャラデザ性格良い

わらわらはこだまみたい、かわいさ狙いすぎ感ある

ヒミ、あいみょん棒すぎ声高すぎびみょう…

鳥たちとか産屋とかメタファー多すぎ、大叔父全てがメタファーすぎ

世界の背景雰囲気は最高だけど…バタバタして結局戻って来れてよかったね急すぎエンド…米津の曲は合ってるけどあんま印象に残らない

まとめ

主人公と背景や作画ジブリ感を味わえたのはよかった、ストーリーは無いようなもの、いろんな考察感想をみるために映画をみたんだとおもう

2023-07-14

宮崎駿長編アニメ映画としての最後を飾るのにふさわしい作品であり、その出来は文学作品としての領域に達している。

しかし、それゆえか映画を見終わったあと若い人たちからはよくわからなかった、という会話も聞こえてきた。

だが、子供時代から宮崎駿アニメに親しみ、そして反抗し、そして再び畏敬の念を抱き、そのあと少し忘れてしまっていた世代である私には響いた。

映画を見終わった後、ガチで泣いてしまった。

なんというか、これは宮崎駿から私たちへの最後挨拶のようにも感じたからだ。

 

  

この映画宮崎駿自伝的要素が強い。

舞台は戦中、主人公少年は裕福な家庭に生まれ田舎へと疎開する。

事前情報無しで見たがやはりな、と思わせるものだった。

 

作品を見る前の予想

自伝的要素が強い

宮崎駿アニメ集大成的要素(あるいは大甲子園的な展開もありえる?)

黒澤明「夢」のような雰囲気

・悪くすると老耄が入り混じった醜い悪夢的な映画

 

しかし、物語冒頭の観客の心を鷲掴みにしてくるパートの見事さから宮崎駿の老耄ぶりを心配する必要はなくなった。

はず、だったのだが、どうにも見ていて大丈夫か?この映画?と心配になるときが何度かあった。

というのは映画の冒頭から序盤までのパートはいいのだが、サギが出てくるパートから映画に対しての不愉快さが積もり始めるからだ。

予想していた悪夢的な醜さをコントロールできていないのではないか?と心配になり始める。

だが、見終わった段階で言えることはこれは計算通りのものであり作品設計に狂いはない。

観客がそろそろ、この映画に見切りをつけたくなる、というタイミング物語は猛スピードで展開し始める。

 

メモ

ペリカン悪食自分より大きな動物でも食べようとする。

 

ここから意味不明文章になり、突然文章は終わる。

まだ上手く消化できていないのだ。

 

創作とは。

確か村上春樹スティーブキング創作とは、掘り進める行為であるとか言っていたような気がする。

さなミノで岩とトントントントン自分の心の底を削り続けるうちに創作の源と出会うとかなんとか、そういうイメージ

宮崎駿共通するイメージを抱いているのかどうか?

どうやら創作の源は、石であるようだ。

世界をつくる力は石が与えてくれるものである

その石の力で、世界をつくりあげた人物であり、今となっては力尽きようとしている老人。

石の積み木の位置を渾身でもって微調整しても世界はもう保たないのだ。

そして、もはや自身は老境である

世界は滅ぼうとしている。

そう世界は滅びるのだ。

老人の世界を形作る石の積み木は微調整しても、もう新しい世界を生み出すことはないし、

そして、そもそも私は年老いて、もはや力尽きようとしている。

私の世界も、そして私自身もまもなく滅びるのだ。

 

ああ、駿、駿、駿。

ああ、これは別れの挨拶ではないか

なんと悲しいことを律儀に告げることのなのか。

 

みんな、みんな突然いなくなる。

志村は、なんの前フリもなく消えた。

その他のたくさんの愛すべき人たち。

子供の頃から愛し親しんだ人たち。

彼らは何の別れの挨拶もなく消えていった。

 

でも。

ああ、駿、駿、駿。

お前は何と律儀に別れの挨拶をしてくるのか。

そして、その悲しさに私は胸が張り裂けそうだ。

 

インコ王様は、新しい積み木をこうやってああやってこうすれば、それで世界再生するのだ。

とやってみせるが、それは世界の滅びを早めるだけだった。

世界は石の力を扱える血族でなければ、存続させることが出来ないのだ。

創作の源である石を扱えねば。

2023-06-30

[] そのななひゃくきゅう

バラーッス

 

本日ハーフタイムデートランジスタの日、アインシュタイン記念日日本においては集団疎開の日となっております

さて、一年も残り半分が近くなってまいりました。

やり残したことなどは沢山あるでしょう、ですが少しでも達成したことを覚えておけば、まあ何かしら気休めぐらいにはなるのではないでしょうか。

あえてネガティブに書くとこんな感じになりますが、やっぱり残り半分も近いので最後まで頑張りましょうね!が一番ポティブかもしれません。

とはいえ頑張れない人もいるのが世の中ですから適当にやって、適当に出来たものを褒めて、頑張って出来たものを一生の成果かのように褒め称えましょう。

そんな感じです。

 

ということで本日は【適度な賞賛いか】でいきたいと思います

適度な賞賛いか!適度な賞賛ヨシ!

 

それでは今日も一日、ご安全に!

2023-02-13

◯◯ある彼くん

・誤解ある彼くん(見た目は怖いが実はいい人)

・願いある彼くん(世界平和をいつも願ってる)

トライアル彼くん(お試しで付き合ってる)

・次回ある彼くん(帰り際に次のデートを予約してくる)

疎開ある彼くん(時々田舎疎開する)

2023-01-26

VPS自宅サーバーにインストールしたいSaaS代替Webアプリ38選

シェアウェア(という表現はおいておいてのやつ。https://anond.hatelabo.jp/20230124045812)の記事面白かったので、自分の得意分野の領域でいろいろ紹介します。

基本的に、SaaSサービスは便利だけど、あれもこれもと契約していったらサブスク破産するので、

ものによってはセルフホストした方がいいと思ってる派。

Dropbox/GoogleDrive/box代替

NextCloud

もともとownCloudっていうDropbox代替があったんだけど、そこから分派して今も機能開発が続いている。

興味深いのはLAMP構成なので、VPS自宅サーバーじゃなくても、レンサバで動くのがいいよね。

データ保存領域オブジェクトストレージ(S3互換)も利用できるので、例えばWasabiなんかと契約してお安く済ませてしまうのも全然アリかと。

Trello代替

Wekan

最近カンバンシステムって、単体で使うんじゃなくていろんなアプリの中で使われる印象なので、今更Trelloだけ使いたい、なんてニーズはないかもだけど、

そこまで複雑でなく小規模なプロジェクトとかだと、意外とTrelloだけでいいよね、みたいなこともあるかな

そういう時は、これを使うといいかも。

Slack代替

Mattermost

ちょっとUI雰囲気が違うだけで、まんまSlackです。絵文字の追加もできるし、APIもあるし。人によって好き嫌い分かれるスレッド機能も、まあ、あのスレッド機能のまま。

その他のSlack代替選択肢
  • Rocket.chat
  • Zulip

この2つは使ったことないので、名前だけ挙げておきます

Zapier/IFTTT/Make代替

n8n

n8nと書いてnodemationと読ませるらしい。初見殺しすぎんだろ。

Zapier使ったことある人はすぐわかると思います

ZapierやIFTTT無料枠あるけど、あれもこれもやり出すとすぐ無料枠埋まっちゃうので、これ結構いいと思うんだけどな。

その他のZapier/IFTTT/Make代替
  • Huggin
  • Windmill

kintone代替

Exment

kintone使ってる会社増えてると思うんだけど、まだまだ1ユーザー1500円ってのは高いので、零細企業は導入し辛いと思う。

で、それの代替になるのがExment。UIがkintoneとは少し違うので代替と言い切れないかもしれないが、

やれることはkintoneのソレと全く同じなので、用途代替はできる。

開発も日本企業なので、UI日本語化されている。LAMP構成なので、レンサバでも動くよ!

Airtable代替

NocoDB

そもそもAirtableって何やねんって人もいるかもしれないけど、kintoneとGoogleスプレッドシートをいいとこ取りして、Trelloとガントチャートを足した感じ。

これのOSS版です。結構再現度高いので良い感じ。

ZoomGoogleMeet・Microsoft Teams代替

Jitsi

これもまあまあいい感じでZoom再現してますZoomの方が新機能の追加早いけど、Jitsiも頑張って追いついている感じです。

ただ、やる内容が複数人でのリアルタイム動画配信なので、サーバースペック回線スペックはまあまあ必要なので要注意。

BigBlueButton

こちらは使ったことないんだけど、よりオンライン授業向けらしい。

Calendly代替

Cal.com

最近よく見かけるようになった、オンラインミーティングとかの予定をブッキングさせるSaaS

あれのはしりがCalendlyで、日本でもいくつかそれのSaaSができてますね。

あれらも無料枠だと1カレンダーだけしかできなかったりするんだけど、これなら好きなだけブッキングさせられます

Intercom、Zendesk代替

Chatwoot
Papercups

ECサイトとか、Webマーケティングを重視してるサイトによくある、画面右下に吹き出しアイコンがあって、チャットウインドウがぴょこっと出てくるやつ。

日本ではWeb接客とか言われてるけど、あれの代表的SaaSがIntercom。Zendeskは、どちらかというと内部ツール向きかな。

これのOSS版がChatwootとPapercups。自社サイトWeb接客入れたいけど、費用抑えたい、って時にどうぞ。

Backlog/Asana代替

OpenProject

この手のツールがないと仕事にならないという人も多いと思います

これまでだとRedmineがそれのOSS版的立ち位置でしたが、さすがにイマドキあのUIはないなぁ、と。

OpenProjectは、Microsoft Projectの代替イメージしてるみたいですが、

ガントチャートカンバンデフォルトで使えるので、BacklogやAsanaの代替にはちょうど良いでしょう。

ただ、そんな高度なことしてるわけではないのに、サーバー要求スペックちょっと高めなのでご注意を。

Google Analytics代替

Matomo

UA廃止GA離れが始まってるとも聞きますが、疎開先として有名。

PHPで動くので、PHPWordPressでできたサイトに一緒に入れちゃってもいいと思う。

HeadlessCMS関連

HeadlessCMSは、データ表示を持たず、フロントエンドAPIを通じてデータを渡すタイプCMSのこと。

このジャンルでは、SaaSだとContentfulが有名だけど、OSSでもいろいろある。

Strapi

Node.js製。歴史があるので、結構いろんなことができる。

WordPressのGutenbergエディターを取り込んだプラグインなんかもある。

User認証も持ってるので、CGM的なサイトを作ろうと思ったらできなくもない。

Directus

これもNode.js製。利用できるDBが幅広く、既存データベース活用できる。

なので、既にPostgresSQLとかでデータを持ってるんだけど、

非エンジニアにもデータを触らせるためのフロントエンドが欲しい、ってニーズに良いかも。

こちらもUser認証デフォルトで持ってる。

Cockpit CMS

PHP製。SQLiteMongoDBで利用可能MySQL/PostgreSQL使えないのがちょっと残念。

Shopify代替

Medusa.js

近年、本腰入れて自社ECサイトをやろうと思うと必ず選択肢に上がるShopify。

インテグレートパートナー向けのエコシステムも充実してるので、取り組み始めるエンジニアシステム会社も多い。

ヘッドレスコマースや越境ECには向いているものの、これをセルフホストしたい、というニーズに応えたのがmedusa.js

ざっと見てみただけだけど、モダン構成で、今時のフロントバックエンドを分けた構成でやりたい、というのには向いている。

プラグインmedusa-marketplace.jsというのもあり、Amazon的なマーケットプレイスも実現可能

Figma代替

Penpot

昨年、Adobeに買収され、デザイナーたちを驚愕させたFigma

先日はAdobe XD終了のお知らせとなり、UIデザイナーたちの不安は募るばかり。

そんな提供企業に振り回されたくないなら、このPenpotでUIデザインしよう。

Figmaほど機能実装はされていないが、まあまあ一通りのことはできる。

Figma代が嵩むとお嘆きの制作会社なんかは、一考の余地あるんじゃなかろうか。

Google Form代替

Oh My Form

企業によっては、コンタクトフォームをたくさん作りたいという会社もある。

例えばセミナーを頻繁に開く企業だったりとか、

人材採用フォーム職種別に細かく分けたい(しかも頻繁に募集職種が変わるとか)

などの要望によって、GUIフォームを作りたい局面がある。

Google Formで大体解決しそうだけど、それをGoogleに頼りたくないならこちら。

まあまあ機能豊富なので、人によってはGoogleFormよりもこちらを好むかも。

Gmail代替

Mailu

DockerベースWebメールUI。送受信に必要ものを、丸っとDockerで用意してくれているので便利。

SalesForce/HubSpot代替

SuiteCRM
Mautic
Erxes

HubSpotは、いわゆるMarketing AutomationCRMを一体にしたツール無料枠もあるが、かなり限定されている。

上記でいうと、Erxesが単体で一番近い機能を持っている。

MauticはMarketing Automationよりの機能が多く、ユーザーサイト上での回遊をビジュアル化してくれたりする。

SuiteCRMはザ・CRMという感じ。SalesForceデフォルトで使う感じに近い。

ツールが分かれてしまうのは辛いところだけど、それぞれにAPIがあるので、うまく繋げられると強力なツールになってくれるはず。

Sendgrid/Mailgun代替

Postal

Webサービス作ってると、メールの通知や一斉配信などがあると思う。

通常これらはSendGridや、AWS SESなどで処理すると思うが、これらにもOSS代替がある。

PostalDockerメール周りのもの全部用意してくれているので、かなり楽。

Jimdo/Wix代替

Microweber

WordPressモダンにしたような感じで、EC機能デフォルトでついてる。マルチサイトも標準。

Jimdo/Wix代替と書いたが、もちろん自分サイトをMicroweberで作ってもいいが、

自前ホスティングして、JimdoWixのようなサービスを始めることもできる。

テンプレートをいくつか作っておいて、Stripeを仕込んでおけば、今日からあなたJimdo/Wixのような事業を始められるわけだ。

STUDIO/Webflow代替

Webstudio

JImdo/WixSTUDIO/Webflowは一緒くたに語られがちだが、明確な違いがある。

前者はプリディファインドなブロックGUI構成するのに対し、後者DOM要素ベースで構築していく。

まりよりHTML/CSSによる細かなデザインコントロールがしやすく、Webデザイナーが親しみやすい。

それのOSS版がWebstudio。まだアルファ版だが、フロントエンドはそれなりによくできているので、

バックエンドを自前で用意してStripeを仕込んでおけば、今日からあなたも(以下略

Facebook代替

friendica

Facebookなんか使わねーよ、っていう人も多いかもしれないが、

特定コミュニティの中でコミュニケーション取るには、FacebookUI機能は優れていると思う。

なので、サークルとか同窓会、あと自治会とかPTAなんかにいいんじゃないだろうか。

LAMPなので、レンサバでもいけると思う。

Netflix代替

Jellyfin

Netflix代替って、Amazon Primeとかじゃねーの、と思われるのかもしれないが、そうではなくて、

あなたNetflixみたいな商売したいならこれを使うといいよ、というのがJellyfin。

いや、そんな商売しないよ、と思うかもしれないが、

使いようによっては、おじいちゃんおばあちゃん向けの子動画配信サービスとして構築するとか、

Stripeと連携して、劇団バンドオリジナル配信サイトを構築するなんかも面白いと思う。

YouTube/Vimeo代替

PeerTube

今更誰もYouTubeVimeoの後追いをしようとはしないでしょうが

複数ユーザーから動画のアップを受け付けて、それを閲覧したい用途もあると思う。

例えば、軽音部で複数バンド練習風景を録画したのを定期的にアップしたりとか。

学習塾で、授業の録画を授業ごとにアップしていったりとか。

YouTube Live/Facebook Live/ニコ生/Twitch代替

Owncast

ZoomGoogle Meetのような双方向ではなく、一対多の一方通行配信

個人的には、企業のウェビナーツールとしての可能性を感じる。(Zoomのウェビナープランとか高いもん)

メールワイズ/Re:lation代替

FreeScout

つのメールドレス複数人運用したい時のツールメールワイズとRe:lationどちらも日本SaaS

FreeScoutはOSSだけど、海外製。一応日本語化もされてるっぽい。

ECサイト顧客問い合わせや、営業チームのプライマリ対応なんかに良いと思う。

Bubble代替

Budibase
AppSmith
ToolJet

Bubbleってなんぞ? という人のためにお伝えしておくと、ノーコードベースWebアプリ開発ツール

データエンティティ設計したら、自動的CRUDを作ってくれて、フォームを配置するというような感じ。

Bubbleはそれ系の老舗で、歴史が長い分ノウハウも溜まっており、連携できるサービスも多い。

ただ、ベンダーロックインされるし、季節的なキャンペーンとかでは、アプリ使用しない期間もサブスク費用がかかる。

Budibaseは、Bubbleの思想に一番近い感じ。凝ったUI必要なければ、ざっくりコレでなんでも作れちゃう

AppSmithも同じような感じだが、これはDBをあらかじめスキーマ定義しておかないといけないところが若干不便かな。

ToolJetはルーティングURL概念がなく、本格使用を諦めたんだけど、最近アップデートしたらしいので、そこのところどうなってるかまた確認ときたい。

他にもこの手のやつあったら、いろいろ教えて欲しい。単純に好きなので。

「こういう用途のやつ、ある?」みたいな質問も歓迎。

見つかったら追記します。

2023-01-03

日本戦争が起こったら、疎開先でホテル暮らしになるんかな

戦争が起こった時の住民避難で、どうやって避難するかと、どこに避難するか、どう生活するのか。


空き家活用する?

ホームステイ日本人はしない気がする。

国がホテル借り上げて、そこに疎開

2022-11-07

anond:20221106091329

おお、戦中戦後田舎の人と全く変わらない、漠然とした都会へのヘイトよ。

疎開してきた都会の子イジメ抜いたDNAはきっちりと受け継がれているのだなぁ。

2022-10-17

anond:20221016140905

バズってるので補足

各社が同じタイミングで足並みをそろえて中国の常駐先の企業から人員を引き上げるっていうのがポイント

従来も不正方法技術を入手した疑惑のあるメーカー装置を売らないとかいう事例は合ったんだけど、稼働中工場から主要メーカーが一斉に人員を引き上げる事例をほぼほぼいたことがなかったのでビビってるわけ。

半導体製造装置って同じ装置が全世界に数十台~数百台しかないみたいな事はざらで、量産効果が出ない規模の製造台数だから一台一台の特性微妙に違ってたりする。また、使っていくうちにちょっとずつ特性が変わって行ったりするんで、定期的な校正作業必要だったりする。なんで、大規模な半導体工場には必ず装置メーカースタッフがいて調整したり補修したりしてるんだが、この人員がいなくなるのは相当な嫌がらせになるはず。

もちろん中国メーカープリンタ互換インクを作るみたいなノリで消耗品を自前で準備したり、どうしてもダメな部分は既存装置を共食い整備したりして対応するだろうけど、稼働率も性能も徐々に低下していく未来が容易に想像できてしまう。

そもそも欧米大手半導体装置メーカーから見た中国メーカーって金払いの良い顧客絶対に手放したくないのである

日系メーカーだと、新しい装置を導入しても性能評価だとかなんだかんだ理由つけて、装置搬入してから1年くらい引き延ばして製品が量産まで行って利益出せるなという段階まで行ってようやく支払いみたいな悪質な話がよくあるのだが、中国メーカーって装置代金に色付けるから納入早められないか的な感じで非常に太っ腹だったりする。(そのくせ消耗品ケチって社外の互換品を使って起きたトラブル装置メーカー押し付けたりするクソな部分もあるが。日系メーカーだと消耗品はおとなしく純正使ってくれるのでありがたい笑)

装置メーカー視点で見ると、中国半導体工場がここ数年で一気に増えてきたので次は工場に設置した装置メンテナンス事業でもうひと稼ぎだ!ってフェーズなので、軍需と関係ないメーカーとは取引続けてもいいよねってアメリカ政府絶対ロビーイングしてるはず。特にYMTCのように、すでに工場が稼働しているメーカーは一旦は『シロ』とされてたわけなので、それを手のひら返しして撤退というのは相当な圧力があったと予想される。気まぐれなトランプ氏が大統領の時ですらなかった稼働中工場から人員撤収を行うからにはそれなりの理由があるはずなので、そこに恐ろしさを感じているのだ。

ブコメより

どっちかっていうと1Xxnm以下のプロセスにこれ以上進ませないための措置。数年で戦争になるから疎開とかそういう話ではない。/https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2210/12/news074.html

これは完全にアメリカいちゃもん。40nmまでしか加工できない露光装置でも、処理を2回繰り返すことで解像度を20nmに上げられるダブルパターニングや、4回繰り返すことで10nmに上げられるクアッドパターニングという手法で微細加工できたりするので100%建前でしかない。最も同じ処理の繰り返しには重ね合わせ精度が求められて装置校正必須になるため、メンテ人員を引き上げられるのはこういう部分でも痛手ではあるが。

2022-10-16

アメリカ中国に対する半導体規制ガチでキツい件

半導体業界人

自分の周りでは大ニュースになってる割に世間では全然騒がれてないんだけど、メチャクチャ国際関係インパクトがあると思われる事件現在進行形で起きているで紹介したい。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-12/RJNDM6T0G1KW01

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-13/RJNXIKDWRGG001

中国事業を展開している半導体装置メーカー人員を引き上げるというニュースなんだけど、記事中で取り上げられている装置メーカーのAMAT、ASML、Lam、KLAは世界シェア1位、2位、3位、5位のメーカーであり、それらが人員を一斉に引き上げるという部分にヤバみを感じる。(ちなみに4位は日本東京エレクトロンだが、アメリカ圧力かけられたら逆らえないのでここも時間問題)

バイク業界で例えるなら、日本政府の号令でホンダヤマハスズキカワサキが、一斉に中国からスタッフを全員を引き上げました!くらいのインパクトである

今回の製造装置メーカーニュース以外でも、台湾に大規模な工場を2つ持っている米系半導体大手マイクロンアメリカに大規模な工場を2つ作る発表を1ヶ月ほど前にしていて、あたか中国台湾侵攻に備えた工場疎開のようにも見える。

 

そんなわけで、業界の知人達とは第二次世界大戦時に経済制裁日本工作機械の輸出を止めて兵器工作精度を落とした流れみたいだなと警戒し合っている。今後も半導体をめぐる米中対立悪化が続くと予想されるので状況を注視していきたい。

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