はてなキーワード: classとは
http://mizchi.hatenablog.com/entry/2018/07/31/124354
念の為言っておきますがOOPの呪いについては特に異論はありません。
古いJavaのような、クラスにしかメソッドが所属できないモジュールシステムばかりの時代じゃありません。 クラスは基本的に不要だと思います
Javaは今でも「クラスにしかメソッドが所属できないモジュールシステム」でしょ。クラスに属していないように見えるのは糖衣構文に過ぎない。
https://twitter.com/mizchi/status/1024103868613812225]
オブジェクト指向の呪い、ほとんどの言語のモジュールシステムでは関数参照がそのままexportできるのに、すべての関数を static メソッドまたはクラスメソッドとして表現する人が未だに多く、見るたびに指摘してる…
関数参照ってなんですか?「exportする」ってそんなに一般的ではない気がする。
もしfunctionオブジェクトをimportするのを指しているのならば、所詮オブジェクトなので状態が含まれない保証はない。
https://twitter.com/mizchi/status/1024104303907065856]
そりゃJSみたいに柔軟なインポートができる言語ばかりじゃないし…
https://twitter.com/mizchi/status/1024151165703938048]
JSの似非OOP慣習と向き合うのに class の導入は必要だったと思うけど、それはそれとして class 使わないのは別
これはそう。結果論的にはclassそもそも導入されるべきではなかった気もするけど。
https://twitter.com/mizchi/status/1024155163399876609]
Dijkstraのijkが好き
めちゃくちゃわかる
湧いてきたら追加する
from typing import Sequence class ReverseSequence(object): def __init__(self, sequence: Sequence): self.sequence = sequence # reference to container self.index = len(sequence) # current index # Step 1. define __iter__ method whitch returns self. def __iter__(self): return self # Step 2. define __next__ method # rasing StopIteration at the end of iteration. def __next__(self): if self.index > 0: self.index = self.index - 1 # next index return self.sequence[self.index] else: raise StopIteration class ReverseSequenceGenerator(object): def __init__(self, sequence: Sequence): self.sequence = sequence self.index = len(sequence) def __iter__(self): while self.index > 0: self.index = self.index - 1 yield self.sequence[self.index] raise StopIteration assert list.__eq__( [element for element in ReverseSequence('spam')], [element for element in ReverseSequenceGenerator('spam')] )
class Reverse: def __init__(self, data): self.data = data self.index = len(data) def __iter__(self): return self def __next__(self): if self.index == 0: raise StopIteration self.index = self.index - 1 return self.data[self.index] class ReverseGenerator: def __init__(self, data): self.data = data self.index = len(data) def __iter__(self): while True: if self.index == 0: raise StopIteration self.index = self.index - 1 yield self.data[self.index] assert [s for s in Reverse('spam')] == [s for s in ReverseGenerator('spam')]
数ヶ月前のはてなブックマークの仕様変更で"はてなNG"などのChromeのエクステンションが使えなくなったとかなんとかいう話を見た覚えがある。その後の展開は知らないけれど、今見たところ最終更新日が2014年のままだからおそらくどうもなっていないのだろう。
WebExtensionsの知識もないので、出来合いの広告ブロックアドオンuBlock Originのコスメティックフィルターを使って仕様変更後のはてなブックマークのエントリーをブロックする方法をメモしておく。使ったブラウザはFirefox 60だけど、他のブラウザでも似たような感じでできるのではないだろうか。
uBlock Originのダッシュボードを開く。ツールバーのアイコンやアドオンメニューの設定ボタンから開くことができる。
My Filtersタブを開く。
例えば朝日新聞のasahi.comをブロックしたい場合、次の行を追加しApply Changesボタンを押して変更を確定する。
hatena.ne.jp##.js-keyboard-selectable-item:has(a[href*="asahi.com"])
ブロックしたいサイトが増田(anod.hatelabo.jp)だとしたら次のような行を足すことになる。
hatena.ne.jp##.js-keyboard-selectable-item:has(a[href*="anond.hatelabo.jp"])
例えば「アメフト」を含むエントリーをブロックしたい場合は、次の行を追加しApply Changesボタンを押して変更を確定する。
はてなブックマークのエントリーリストページにはタイル、リスト、ヘッドラインと3種類の表示方法があり、htmlの書かれ方もそれぞれ違うが、class="js-keyboard-selectable-item"のli要素がどの表示方法でも共通して存在する。2018年3月以降のはてブページでエントリーをブロックするためにはこの要素を指定して隠すのが手っ取り早い。広告ブロックソフトを使うにせよ、JavaScriptを自分で書くにせよそういう方針になると思う。
uBlock Originを使ったブロックの欠点は上記のように設定が若干難しいのと、はてなNGのようにIDを指定するだけでブコメもブログも両方ブロックという芸当はできないことだろうか。ブコメ、ブログをそれぞれブロックすることになる。利点は高速性を謳うuBlock Originなどの機能をそのまま使うので速度低下を最小限に抑えられることだろう。
http://tsudoi.org/guide/detail/7.html
・大前提として改行あけるよりもインデントの方が視覚的に分かりやすい、ソースを書いた本人だからそう思うだけ、親馬鹿効果
・インデントを前提とした設計がされているエディタをまるで考慮してない
・インデントを無くす代わりに余計なコメントを書いてソースを汚している
・みんなhtmlコーディングの話だと理解した上で言っている、自分が賢いと勘違いしすぎ、整形前のコードは万人に読みやすい支持のあるルール(W3Cに違反しない範囲)で記述するのは人として当たり前
・自分だけが分かりやすいと思うやり方にこだわるのは11年目からやめよう、製作に必要なのは最適化と自分が死んでも問題ない環境づくりの両立であって独りよがりの美しさは誰も求めてない
・インデントが多いと見づらいから勧めていたはずなのに、今はインデントが少ないから使え、という謎の野獣先輩理論、少ないからこそインデントで問題ない
たぶん彼はある面では良い考えだがインデントを排除することが見やすさの向上につながっていない、
もし少しでも記述を減らして早く書きたいのだったらコメントさえ使ってないはずだ。
ある程度の支持も得られたかもしれない。
特に開始タグの前にコメントは必要ない、class名を見れば済む話なので必要なら閉じタグに書くべき。
コメントの使用こそが薄々内心では分かりづらいと思った彼なりの妥協点なのは明白。
あとどうしても深い階層になってしまう場合はスケールに合わせてファイルを分割したり共通かすればいいわけで
今どきhtmlだけしか使わないウェブサイトなんて存在せんだろう…。
気に入らないなら無理に使わんでいい!
都合の悪いことは見なかったことにすんな
たまにRubyでコード書いてるけど、毎回色々と忘れていてつらい。
何で一括置換機能消えたん……
VERSION BUILD=1001 RECORDER=CR SET !REPLAYSPEED MEDIUM SET !ERRORIGNORE YES URL GOTO=http://b.hatena.ne.jp/username/OKIKAE/ TAG POS=1 TYPE=A ATTR=CLASS:js-keyboard-entry-page-openable TAG POS=1 TYPE=IMG ATTR=ALT:ブックマークを編集 TAG POS=2 TYPE=LI ATTR=TXT:OKIKAE TAG POS=1 TYPE=LI ATTR=TXT:オキカエ TAG POS=1 TYPE=INPUT:SUBMIT FORM=ACTION:/my/bookmark ATTR=* WAIT SECONDS=20
ユーザ名usernameで使用してる「OKIKAE」タグを「オキカエ」に一括置換する場合。Chrome版で実行済み。最後に20秒待ってるのは、置換後に一覧ページへ反映されるのが遅れる為。
ただ自分でやった時(当然ユーザ名・タグは別の名前)に、2013年11月頃の分で一向に置換されないままループしたりで安定しない。
ここのところ思い出したかのように時々リニューアルが行われてるはてなブックマークのデザインだけどさ。
少し前にリニューアルされたお気に入りページは、#left-container #center-container #right-container って、要するにdivタグにidを振り分けて3ペインのデザインを実現しているんだけれども、先日リニューアルされたユーザーのブックマーク一覧ページは .left-container .center-container .right-container って、divタグにclassを振り分けて3ペインのデザインを実現しているのね。
こういう全体で1度しか使わないデザイン上の区切りを指定するのにidを振るかclassを振るかってのは正直好みの問題でもあって、header,footer的なものはidだから3ペインもidだろとか、優先順位とか管理しやすいからclassでもいいだろとか宗教問題にもなりそうではあるんだけれど、同じ会社が作っている同じサービスのほとんど同じページ表示に別の形式での記述がされているのはデザイナー間での事前定義と言うか意思疎通がされていないってことでもあってかなりマズいことじゃないのかな。
何かリニューアルするたびに「まともに仕事できないのかはてなのデザイナーは」って揶揄されるけど、実際はてなのデザイナーチーム、チーム内で大変なことになってるんじゃないか。経営陣その辺ちゃんと把握してるか?
引数がA,B,C,D,Eあるとして
A,Bだけ渡したら、内部でC,D,Eを自動的に解釈するメソッドが作りたかった
これ、例えば
func hogeAll(A a, B b, C c, D d, E e) {
}
func hoge(A a, B b) {
}
んだけど、ABCDE全てに対して有/無のメソッドを全て定義すると果てしなくなる
実際にこれはよくやられると思う
HikisuClass hikisu = HikisuClass.create(a,b) // これで内部で自動的にc,d,eを解釈する
でもメソッド一個のためにクラスを作るのってクソ面倒だなと思う
もう一個方法があるとしたら、Classに値を入力したあとメソッドを実行する方法だ
hoge.a = a
hoge.b = b
hoge.do()
hoge(a,b,null,null,null) みたいなことになりそう
ちなみに何でそういうことをしたいかと言えば、自然言語がそうなってるからだ
大抵の引数が省略されるし、省略されたりされなかったりする、非常に柔軟なんだ
もちろん受ける側の作り込みが大変になるが、ちゃんとリーダブルに作ろうとしたらそっちのほうが良いんじゃないかと思える
引数のoptional,requireを指定できればもっと良い
これってポリモーフィズムあたりの話か?
___
追記:
あ、DIコンテナみたいな話かな
でも結局煩雑だし使いたくない
greasemonkey書いて戻るボタン押さなくて良くした。
// ==UserScript== // @name anond easy track back // @description anond easy track back // @namespace http://anond.hatelabo.jp/ // @include http://anond.hatelabo.jp/* // @require https://code.jquery.com/jquery-3.2.1.min.js // ==/UserScript== (function() { var url = window.location.href, isEditPage = url.slice(url.lastIndexOf('/')).startsWith('/edit'); if (isEditPage) { appendTrackBackContent(); } else { appendEditLink(); } })(); function appendTrackBackContent(){ var postId, match = $('#text-title').val().match(/anond:(92;d{14})/); if (match.length>1){ postId = match[1]; } else { return; } jQuery.ajaxSetup({async:false}); var content = ''; $.get('http://anond.hatelabo.jp/' + postId, function(data){ var section = $(data).find('.section'); var title = $(section).children('h3').text().slice(1); $(section).children('p:not([class])').each(function(idx, val){ content += $(val).text() + "<br/>"; }); content = '<hr><h4>' + title + '</h4><p><small>' + content + '</small></p>'; }); jQuery.ajaxSetup({async:true}); $(content).insertAfter('.post-submit'); } function appendEditLink () { var masudaId = $('#bannersub .username a').text(); $('h3').each(function (idx, val){ var postId = $(val).children(":first-child").attr("href").slice(1); $(val).append(' <a href="http://anond.hatelabo.jp/' + masudaId + '/edit?title=Re: [anond:' + postId + ':title]">92;u2190</a>'); }); }
タイトルに「anond:14桁の番号」があったらそっから引っ張ってきて画面下に表示する。
大なり小なりとかがエンコードされてるけど普通に表示する方法よくわからない。ちなみに直さないと使えない。
http://anond.hatelabo.jp/20070612084049
一部これの真似
勉強が不得意な職業プログラマですが、WindowsアプリをSPAに作り替えることになりそう。
プロジェクトメンバーに積極的に技術を習得するような人はいないので、簡単なフレームワークを探しています。
↑に近いようなフレームワークありませんか?
Tampermonkey
https://chrome.google.com/webstore/detail/tampermonkey/dhdgffkkebhmkfjojejmpbldmpobfkfo?hl=ja
https://addons.mozilla.org/de/firefox/addon/greasemonkey/
// ==UserScript==
// @name unvisualizer
// @namespace http://anond.hatelabo.jp/
// @description unvisualize section including specific word at Hatelabo::AnonymousDiary
// @include http://anond.hatelabo.jp/*
// @exclude http://anond.hatelabo.jp/hatena/*
// ==/UserScript==
(function() {
var target = document.evaluate(
"//div[@class='section' and descendant::*[contains(text(),'Troyes') or contains(text(),'fiorentina') or contains(text(),'genoa') or contains(text(),'forums.zoho') or contains(text(),'medhelp.zendesk') or contains(text(),'.co.uk/') or contains(text(),'elbertcountyrepublicans') or contains(text(),'purob.com') or contains(text(),'imvu.com') or contains(text(),'thelittleonescollection') or contains(text(),'nfyi.org') or contains(text(),'usa-fox-tv.kinja.com') or contains(text(),'livestream1.odiblogs.com') or contains(text(),'reddit.com') or contains(text(),'huffduffer.com') or contains(text(),'healthunlocked.com')or contains(text(),'surveymonkey.com')or contains(text(),'yakmari.kinja.com')or contains(text(),'putlockeronline') or contains(text(),'freefullmovies.website') or contains(text(),'change.org')or contains(text(),'nervefullmovie.com') or contains(text(),'navtv.co.za')or contains(text(),'Hrvatska')]]",
document,
null,
XPathResult.UNORDERED_NODE_SNAPSHOT_TYPE,
null);
for(var i=0; i<target.snapshotLength; i++) {</p>
target.snapshotItem(i).style.display = "none";
}
})();
// or contains(text(),'')
ついでにこの記事も消える
NGワードは適宜追加してください
ホッテントリメーカーで作るような煽りタイトルって、みなさんもう見飽きてると思うんですよね。
今調べたらホッテントリメーカー2008年だそうで。どうりでねー。古臭いなーと思いましたよー。
「一から学ぶJava」ってのをね、1.0にするだけでこんなに素敵なタイトルになるんだから面白いですねー。
タイトルを思いついただけだったんですけど、思いついたらやっぱりちゃんと中身も書かないと行けないじゃないですか。やだー
面倒くさいんですけどね。ちょっと1.0から学んでみましょうか。
Javaの1.0がリリースされたのは1996年1月23日ですね。発表されたのが1995年5月23日でJavaの誕生日といった場合にどちらを取るかで揉めることがあります。
かれこれ20年前なわけで、当時のパソコンというとハードウェアはCPU が Pentium 133MHz メモリ16M とかそんな感じだったかなあ。今どきの携帯電話の例としてiPhone 6sを挙げるとCPUが1.85GHz メモリ 2G ってんだから凄いですね。OSは1995年11月23日にリリースされたWindows95とかそんな時代背景です。インターネットがようやく一般に普及し始めたところでしょうか。
今から思うと相当弱いハードウェアですけども、そろそろVM方式を採用しても良さそうな、そんな時代でした。インタープリタだと流石に遅い、でもC言語のようなコンパイル言語だと"Write once, run anywhere"とはいかない、という判断もあったのだろうと思います。Javaが純粋なオブジェクト指向言語ではなくintなどのプリミティブ型を持つというのは、当時のマシンスペックを考えた場合、ある程度妥当な判断だったと言えるでしょう。これが後々苦しくなってくるわけなのですが。
Javaを作った会社はSun Microsystems(サン・マイクロシステムズ)というアメリカの会社で、2010年1月27日にオラクルにより吸収合併され今はありません。SolarisというOSとSPARCプロセッサでUNIXサーバーの販売で90年代後半までは一人勝ちのような状況だったと聞きます。当時にすでに「ネットワークこそがコンピュータ」(The Network is the Computer)というモットーを掲げてたんだからおかしい。1996年リリースのJavaが標準でネットワーク機能を備えていたのもこのあたりの思想から来ているのかもしれませんね。
当時のプログラミング言語としてC++が挙げられますが、C++でのプログラマへの負担といいますか、ヒューマンエラーの起きやすさといいますか、その辺を改善する目的で開発されたのがJavaだったわけです。
1996年の時点にこんな言語が登場したのですから革新的でした。
いろんな企業がJavaに賛同します。その中にはMicrosoftもありました。この時期、Microsoftは次期のWindows開発用のプラットフォームにJavaを据えようと考えていました。その後、袂を分かつことになるのですが……。
プログラム言語として構文などを見ると、C++を強く意識した構文なのは間違いなく、しかしポインタ演算を廃してポインタを機能を限定した「参照」に置き換えるなど簡素化が多く見られます。C++からはいろんな機能が削られています。関数ポインタ、構造体、演算子オーバーロード、テンプレート((テンプレートについては実装が間に合わなかったという話を聞きます))などなど。そのためC++の劣化であるように揶揄する人もいますが、こうしたものを捨てて言語仕様を比較的小さくシンプルに抑えた点は評価に値すると思います。しかし、今でもこうした削減された機能を愛する人からはJavaを腐す要素として挙げられてしまうのでした。
Wikipediaからピックアップすると1.1での大きな機能追加は
といったところです。当初よりJavaの内部文字コードはUnicodeで文字を表すchar型は16bitで設計されていました。Unicodeは当時それほど普及しておらず、Unicode対応のテキストエディタさえ少なかったと記憶しています。時代を先取りしていると言えますが、大きな誤算はUnicodeが当初16bitのコードポイントに世界のあらゆる文字を格納しようとしていたことで、漢字圏の我々からすると16bit=65,536程度の空間に文字が全部入るわけないだろ!というものだったが故に早々に破綻し、Unicodeは21bitのコードポイントに拡張されることになるのです。これはまた後の話。
なんにせよ、日本語が対応されたのは1.1からで、日本でのJavaの採用が始まったのはこの頃からと言えましょう。
当時のJavaのGUIはAWTというものでしたが、これを用いたGUIの開発は当時は結構行われていたイメージですね。Visual BASIC でGUIを作るプロダクトも結構あったと思います。GUIのためのオブジェクト指向言語としてJavaが使われていたイメージがありますね。JavaBeansもそのための仕様でした。件のsetter/getterの話題に繋がっていくのですが。
JDBCはJavaとデータベースをつなぐインターフェースです。RMIではあるJava VMから別のJava VMにオブジェクトを送って実行する、といったことができます。こうした機能が用意されたことで、ソフトウェアのフロントとしてのGUI、裏方の実装のためのネットワーク機能、データベース機能、さらにはソフトウェアを配布するためのJava Appletという布陣でJavaでのソフトウェア開発が加速していた時代といえます。
Microsoft Visual J++ もこの時代ですよ。
Java 1.1以降のバージョンのものは互換性確認のためにOracle Java Archiveからダウンロードすることができ、今でも入手することができます。もちろん、Java7ですら2015年4月にEOL(End of Life,サポート終了)となっているので、通常利用するのはJava8としてください(本稿執筆時点)。
当時のドキュメントを見るのも一興です。現在と比べると標準APIがかなり小さい。なお、当時のjavadocは今とはデザインが大きく異なります。
この時代であれば、全パッケージを舐めて標準APIを学ぶこともそう難しくはありませんでした。この時代から触っている人間は新バージョンが出るたびに増えるAPIを順に学んでいけたのです。しかし、現代にJavaを学ぶ場合、どのバージョンでは何があって……というのをいちいち学ぶ必要はほぼありません。Java5以前は一緒くたでいいと思いますし、一部のAPIで歴史的経緯があってねーというのを知っていればおそらく十分ではないでしょうか。
strictfpキーワードは浮動小数点演算をやる人は覚えておきましょう。JavaはパフォーマンスのためにCPUの浮動小数点演算を扱うことが許されており、そのため実行するCPUによって精度が異なることがあるんですね。まあ今時のCPUだと大丈夫だとは思うんですが。
リフレクション機能ではJavaのクラスを抽象的に扱うことができます。設定ファイルに書かれたクラス名のclassをロードして実行する……みたいなことができるんですね。フレームワーク的なものを作る場合には多用することになります。
1.2からは新しいGUIのSwingが採用されました。AWTがOSごとのGUIパーツを用いていたためデザインに違いがあったのに対し、Swingでは統一的なルック・アンド・フィールが用いられるようになりました。まぁ今ならJavaFXを使うのが良いと思います。
初期のJavaはやはりVM方式の実行速度の遅さが指摘されていました。実行時の構文解析を伴わないだけインタープリタよりは早いものの、実行バイナリを作るC/C++よりは遅い、そうした評価です。ここではサン・マイクロシステムズのVMにJIT(ジャストインタイムコンパイラ)が乗ったことが挙げられていますが、JIT自体は別の会社が先駆けて開発していたことは記しておきたいと思います。
JITコンパイラは実行時にJavaのバイトコードを環境のネイティブコードにコンパイルして動かす技術です。この後、JITコンパイラ、動的再コンパイル技術、世代別ガベージコレクションを備えたHotspotといった様にJavaVMは進化していきます。現代では実行時の最適化が進み、大きなスケールで見た場合、Javaの実行速度はC/C++での実装と比べてそれほど遅れるものではありません。遅くても倍の時間は掛からない程度といったところでしょうか。
あとは特記すべきはコレクションフレームワークです。皆が多用しているであろうjava.util.Listやjava.util.Mapといったライブラリが整備されたのがこの時なのです。それ以前はjava.util.Vectorやjava.util.Hachtableというクラスが可変長配列の機能を一手に担っていました。今ではVectorやHashtableは使うべきではありません。
Java の開発はSun Microsystems が主導していたけども、すべてがSunのものだったというわけでもなく。Javaには多くの会社が出資していてその中のひとつがMicrosoftだったわけですね。
Microsoft の Visual J++ では delegate とか独自機能拡張もありましたけど、裁判で問題になったのは J++ でコンパイルしたclassファイルはMicrosoftのVMでしか動かないという部分ですね(他社製のVMで動くclassファイルを作ることもできる)。classファイルがどこのVMでも動くの大事だろ、"Write once, run anywhere"だろ、お前何してくれてんの!と喧嘩になったわけです。当時のMicrosoftはブラウザまわりでも独自拡張がやりたい放題、標準規格?なにそれ美味しいの?みたいなスタンスをあちこちで見せていたものです。
結局、この事件でMicrosoftのJavaはバージョン1.1相当でストップ。好き勝手にやれないなら独自に言語作るわーとばかりに.NET フレームワークと C# といった方向に舵を取ります。
JavaがPC上でのUI開発の主力になろうとした勢いはここで潰えます。
Java SE とは別にこの時代に Java EEがリリースされていることは特記しておきたいですね。これ以後、それまでのCGIに取って代わって、JavaはWebサービスの開発のプラットフォームとして多用されるようになります。
2000年あたりからはJavaはGUI開発というよりは、Webサービスの開発が主流という流れになっていきます。インターネットのサービスが非常に発達していった時代、背後ではとてつもない量のJavaのプログラムが支えていたわけです。ただまあ、こうした産業利用は一般的なユーザーの目にはあまり入らないわけです。一般人からすればJavaといえばJava Appletみたいなイメージはずっと残っていたでしょうが、実体としてはJavaといえばServletという時代になっていたわけです。
企業で用いられる社内システムにもServletは多く採用されました。
理由はいろいろ挙げれると思うのですが
というのが大きな理由だろうと思います。JSPというテンプレートエンジンを用いてHTMLを整形してWebページを作り出す、というアーキテクチャはある意味では便利で簡単でした。
もっともHTMLの表現力に足を引きずられるため、GUIの機能性という点では後退したわけなのですが。それでもメリットが大きいと判断されたのでしょう。というか、まともにGUIを組めるプログラマがほとんどいないから、GUIのシステム開発がなかなか成功しないってのもあったんでしょうけどね。
2000年あたりというと携帯電話の普及も取り上げなければなりません。現代のスマホ、ガラケーに比べれば非常に機能は貧弱で、まさに携帯「電話」でした。要するに電話とメールぐらいしかできなかったんですね。
そこにdocomoのiアプリ、Jフォン(ボーダフォンを経て現ソフトバンク)のJavaアプリ、auのEZアプリという携帯電話上でちょっとしたアプリが動くよ!というのが乗るようになってきたんです。これがJavaを組込み用途にコンパクトにしたJava MEというものが土台となっていて(正確にはiアプリはちょっと違う)Servletと並ぶJava言語の大きなもうひとつの領域となっていました。
iアプリは当初は容量が10k byteまでといった制約があり、容量制限が非常に厳しかったのですが、新機種が出るたびに容量は緩和されていきました。
docomoはiアプリ含めiモードによって一世を風靡します。こうした土台を作ると、その上で商売をしたい人がたくさんやってきて、勝手にコンテンツを作ってくれる。docomoはそれらから手数料を取るので労せずして大金を稼げるというわけです。賭場の胴元というわけです。
この賭場が、将来にAppleのiPhone, GoogleのAndroidに荒らされることになります。docomoがなかなかiPhoneを出さなかったのもiモードという自前の賭場を失うことを良しとしなかったためです。金づるを失ったdocomoはSamsungと組んで独自の携帯向けOSであるTizenの開発に乗り出します。そんなTizenですが鳴かず飛ばず。噂ではインドあたりではリリースされたとか、なんとか。
話を2001年に戻しましょう。
Microsoft離反でGUIのプラットフォームとしてのJavaというものは存在感を弱めていました。この分野の復権に寄与したのはJava 1.4 (2002年2月6日)で導入されたJava Web Startです。
Java Appletがブラウザ埋め込みで動作したのに対し、Java Web Startではブラウザから起動しつつも独立したアプリとして起動するのです。
Webシステムが企業の社内システムに採用された話は先に述べたとおりですが、やはりWebシステムのGUIというのはHTMLに引きずられて貧弱だったんですね。
端的に言えば入力値が数字かどうか?みたいなチェックがなかなか難しい。HTML上でJavaScriptでやるわけなんですが、なかなか気持よく入力できるような感じにはならなかったんですね。
また、Ajaxによるブラウザのページ遷移を伴わない通信というのが出てきたのも2005年ぐらいなので、入力値に対してサーバ問い合わせするようなことはできなかった。当時だと一旦画面遷移させないとできなかったわけです。
こうした事情から、クライアントサイド、要するにPC側でもっとリッチなUIが使いたい!という要望があったわけです。Webシステム使いにくい!という不満の噴出と言ってもいい。そこで出てきたのがRIA (Rich Internet Applications)というわけです。
Javaは1.0時代のAppletからそうですが、ネットワークを介して別のPCにプログラムを送り込み、そこで動作させるという能力を持っていました。それこそまさにRIAに求められる機能性だったわけですね。
RIAの代表とされるのは
あたりです。三つ巴の戦い、どこに軍配が上がるのか!?と注目されましたが、勝利したのはHTML / JavaScriptでした。
Google MAP で注目を浴びたAjax技術、それまでブラウザでは不可能と思われていた高級なGUIをHTML / JavaScriptで実現させました。もうやめて欲しいですよね。せっかく脱ブラウザの流れが来たと思ったのにまたWebシステムに逆戻りですよ。
RIAが失速した理由として考慮して置かなければいけないのはスマートフォンの台頭です。RIAでは端末を選ばずどこでも同じアプリが動かせる点がポイントのひとつでしたが、スマートフォンではそうは行かない。"Write once, run anywhere"を破壊したのはスマートフォンだったというわけです。
しかし、先日インストールなしでアプリを実行するAndroid Instant Appsが発表されたりしまして、結局RIAの思想といいますか、要求というのは今でも息づいているのだなと思った次第です。
1.3 / 1.4 では機能追加はあっても言語構文が大きく変わることはありませんでした。大きく変わったのはJava 5です。この時からバージョニングが変わって1.5ではなく5と表記されるようになりました。
Java5の特徴はなんといってもジェネリクス。それまでjava.util.Listにデータを出し入れするのにはキャストが必須だったわけですが、ようやくキャストから開放され型の安全度がぐっと高まりました。その他に以下のような変更があります。
言語としては随分変わっったわけですが、もうかれこれ10年以上前のことですからこれらの機能が「Java5から導入された」という知識は今となってはあまり必要とされません。これらの機能が使えないJava 1.4で開発をする事案が殆ど無いからです。0ではないのが悲しいところではありますが。
Java 6 (2006年12月11日)がリリースされた後、Java 7 (2011年7月28日) が出るまでJavaは停滞してしまいます。その間にSun Microsystemsという会社がなくなってしまったためです。
Sun Microsystems の経営状況が悪化しており、ついに身売りをすることになりました。身売り先はIBMともGoogleとも噂されましたが結局2010年1月27日にオラクルに吸収合併されました。
Javaの停滞中にはJava VM上で動く非Java言語も台頭してきました。Scalaなどですね。
やや戻って2007年にAndroidが発表されます。Androidの開発言語にはJavaが採用されていますが、実行環境はJava VMではなく、ライセンス的な事情でJava(TM)は名乗らない微妙な位置関係にあります。
Java 5 以降で大きく言語仕様に手が入るのは Java 8 (2014年3月18日)です。並列処理を行うためのStream APIと、そのために簡易に関数を定義するためのラムダ式が導入された点が大きいですね。日付APIも刷新されました。
このように、Javaは1.1の黄金時代から今に至るまで利用ジャンルを転戦しながら産業の土台となって支えてきた歴史があります。ジャンルの趨勢により浮き沈みもあります。今後についても決して楽観視はできないでしょう。Javaを学ぶことはプログラミングを学ぶステップとしては意義はあると思いますが、Javaを学べばゴールというわけではありません。プログラム言語も次世代へと移りつつあります。業界動向には注視していきましょう。