はてなキーワード: 事実婚とは
この手の「日常に潜む差別語」の議論、英語のhusbandの語源が「家長」だと知ってから一気にバカバカしくなったな。
wiktionary先生によれば「古英語:hūsbonda(家長)<古ノルド語:húsbóndi(hús(家)+bóndi(家主))」らしい。バリバリ家父長制の名残で草。
一時期自分の旦那を「ハズ」と呼ぶのが流行ってて進歩的だと思われてた時期があったけど、あれみんなこぞって「家長」「家長」って言ってたんだな。くっそウケる。
「ご主人」も「奥さん」も、別に本当に男は女を支配すべきだと思っているわけでも女は奥に引っ込んでろと思ってるわけでもなく、単に「男である配偶者」「女である配偶者」って意味で使ってる場合が大半なんだから、別にいいんじゃねえのって感じ。
「ご主人」に文句つけてる人が英語でhusbandって言ってたら「そんな言葉を使うとは家父長制主義者だな!」って言ってやればいいんじゃねーの。割と本気で。
「『ご主人』を使うのは男尊女卑」が通るなら「husbandって呼ぶのは家父長制」も通らなきゃおかしいでしょ。語源がそのものずばりの家長なんだから。英語圏の出羽守諸氏にはお気の毒だけど。逆に言えば現状husbandはほぼ許されているんだから「主人」もオッケーだと思う。
husbandは良くて主人はダメなんて通らない。どっちも許すかどっちも許さないかのどちらかにすべき。まあ私はどちらも許すべきだと思いますが、主人と呼ぶのはけしからん派の諸氏は今後英語でどんな自己紹介するんでしょうね。そういう人たちがhusbandって口を滑らすたびに馬鹿にされる風潮を作っていこうな。
法的な定義や公的な書類でならともかく、「あなたの配偶者さん」「部長の配偶者の方」みたいな表現って現実社会で一度も聞いたことないんだけど。もうちょっと実用的な語を提案してくれませんかね。
「夫」「妻」も、自己紹介とかでは使えるけど、「あなたの妻」「部長の夫」って言うとなんかよそよそしさがあるよな。世間話とか社交的な場面では「あなたの奥さん」「部長の旦那さん」みたいなやわらかい言い方が普通じゃん? 「配偶者」にはそういう実用性が欠片もない。
パートナーでいいのでは。
基本的にモノガミーにしか対応していない語なので、カップルに対しては使えるけれどたとえば男3人とか女1人に男2人とかそういうポリアモリーな関係の人らには使えないよなぁ。まあでもそれは「主人」や「奥さん」もそうか。このへんの語彙は今後考えていく必要があるんだろうね。
ロシア語とか、過去形を作るときにも男性名詞と女性名詞で別の形になるからなぁ。日本でよくある「実は女でした」系の叙述トリックが使えなさそうで大変だと思う。真面目にああいうのを翻訳するときってどうやってるんだろ。
妻のことを「主人」と呼ぶシーンを想像した上で、嫌な気持ちにならなかった奴だけ賛同すべき。/ 嫌なんだよ、「お気持ち」とか言って封殺すんな。つかあと数十年したら変わるから諦めろ。
よくよく読めばわかるけど、この増田では「主人もhusbandもけしからん」派の人は一切否定してないよね。私とは意見が合わないけど尊重に値する意見だと思う。主人は嫌だというあなたがhusbandも撲滅すべきと主張するなら筋は通っている(「主人」を批判するのと同じくらいの強度と熱意で「husband」を批判しろとは言ってない)。
「主人と言うのは男尊女卑! 英語みたいにhusbandと呼ぶべき!」派の人は馬鹿だしそんな意見は尊重に値しないよねって言ってるだけ。別増田でそういう意見がピックアップされてたけど(anond:20191224163418)、まあこういうご意見に対してはバカバカしいお気持ち扱いでいいんじゃないでしょうか。
続柄で呼ばないポリシー自体は結構だと思うんですが、「あの人だれ?」「ああ、あの人は田中さんの旦那さん」みたいな局面はどうしてるんです? 純粋に気になる。「ああ、あの人は田中さんといって、うちの部署の田中さんの配偶者」みたいな感じ? 二度手間では。
あと例えばそれほど親しくない友達の配偶者を呼ぶときに、事実婚とか実生活では別姓で通してるとかならともかく完全に夫婦同姓な場合はどうするんだろ。「そういえば山田さんは元気?」お前の目の前にいるのも山田だ。「花子さんは元気?」いったいいつからお前は名前で呼ぶほど親しくなったんだ。「配偶者の人は元気?」なんでそんなお役所口調なの……。「奥さんは元気?」これでしょ。
繰り返すけど、続柄で呼ばないこと自体にケチをつけるつもりはないです。私だっていちいち人を紹介するのに続柄はつけない。「こちらは○○を担当している佐藤さん」が普通でしょう。でも続柄で呼ぶのが一番しっくりくる場面というのは実生活に厳然とあるわけで、そういう場合に特に差別的意図がなく「奥さん」や「旦那さん」「ご主人」を使うのくらい別にいいでしょ、というのが趣旨。
>○もし私がデートレイプなどで妊娠してしまった場合も中絶はダメ?
まず、元増田さんは親です。未成年の子の中絶について、同意を求められる立場に定められた権利者です。
子供が自分の意思は認められるか、と、当然のことを確認されなきゃいけない状況に陥っていることじたい、何か間違えた、と思われませんでしたか。
で、娘さんは最も脅威がある性暴力について聞いてらっしゃいます。
> 犯罪に巻き込まれることは悲しく辛いことなので、妊娠するしないなど関係なく危ない場所に近づか無いなど、できる限り自衛して欲しい。
再三再四言われてるんだけど、性暴力の加害者は多くの場合は面識が既にあった知り合いだったりします。
>「平成20年に全国の男女 5000 人を対象に内閣府が行った男女間における暴力に関する調査によると、女性の 7.3%(123 人)が「異性から無理やり性交された経験がある」と回答していますが、その加害者は、「よく知っている人」が 61.8%、「顔見知り程度の人」が 13.8%で、8 割近くが面識のある人という結果が出ています」
>「また、顔見知りだというだけでなく、夫や恋人からの被害も多いのです。内閣府の調査でも、加害者が面識のある人だった人 93 人のうち、「配偶者(事実婚や別居中を含む)・元配偶者(事実婚を解消した者を含む)」という人が 35.5%と最も多かったのです。」
「自衛」で性犯罪被害を女の責任にするなと散々言われてきていたかと思います。
夜道で知らない人に殴られたり、公道で煽り運転を食らった場合には、された側の落ち度は問われないのにね。
それが女性がただでさえ訴えにくいものについて釈明をせざるを得ず、警察を含めて様々なところへのアクセスのハードルが上がり、
そこで「自衛」を持ってくるのは娘さんへの性教育として適切かどうか。
電車でも女子トイレでも性犯罪に遭うことがある世の中で、どこだったら性犯罪に巻き込まれない場所なんでしょうか。
> 君が妊娠した場合は、彼氏のご両親も含めて産んで育てるという方向で説得するようなのが私の父親だと。
> もし、言いにくかったら連れてきて今日と同じような話をパパから彼氏にしてもいいよ。
避妊という女性の希望をまるで受け入れないような男と二人で仲良く子育てをさせるために父親が出てくる?
相手と相手の両親をどう詰め腹を切らせるかしか考えておられないのでは。
そんな男と一緒に子育てをする未来を、娘さんは受け入れないといけないのですね。
その言葉を聞いたときの、あなたの娘さんの心中を察してしまうと、天を仰がざるを得ません。
>○パパは何で私の体のことなのに中絶はダメだというの?
>ウチではお腹の中にできた子供は生まれる前でも「人間(孫)だと思っている」から。
>これについては、いろんな倫理観があるので、あくまでも我が家の基準だと思って欲しい。
>お腹の中にできた命を殺したという罪を君に背負って欲しく無い。
>もちろん、最終的な中絶するしないは、君にしか決めることはできない。
刑法212条~216条で厳然と裁かれる法定の罪となっています。
性教育をするのであれば、未成年に知識を授けられるだけの裏づけが必要ではないかと。
https://www.jaog.or.jp/qa/confinement/ninsinshusanqa6/
>人工妊娠中絶手術は母体保護法が適応される場合で、今回の妊娠を中断しなければならないときに行う手術です。人工妊娠中絶手術が受けられるのは妊娠22週未満(21週6日)までですが、妊娠初期(12週未満)と、それ以降とでは手術方法が異なります。
こうした除外規定があるから、中絶が違法とされない場合があるというだけです。
娘さんは中絶についての、現状の法の状況について、知識を間違えて吹き込まれております。
さらには、その上で「中絶は人殺し」という道徳の問題として刷り込まれました。
それでいて「最終的にはあなたが決める」となると「胎児殺しは、やるならお前の責任だ」にしかなりません。
女性にいわれのない罪悪感を植えつける「性教育」は「純潔教育崩れ」の間違いではないでしょうか。
「自衛」のおはなしとあわせて思うわけですが。
違いがあるとすると「セックスはしてもいいよ」ということだけですよね?
既存の性教育のコンテンツでも理解した上で誤りなく伝達できる程度の学習は大事かと思います。
その場の設け方も大事なんですけれど……とりあえず、俺流性教育は要らないかと……。
知らないことを学ぶのは恥ずかしいことではありません。
そも、私ら、年長世代は性教育を受けたことがなかったりするので、若い人のほうが理解していたりする状況があるのは当然です。
知識量が逆なのに親をやってるわけにもいかないでしょうよ。親になりましょう……。
子供を産むつもりだったが、どちらかが不妊である、という場合、本来一人だけが損をするだけなのに
結婚という文化のせいで離婚できず、共に子供を得られない。これは社会的にも、妊娠可能な人間にとっても、大きな機会損失。
少なくともデキ婚をスタンダードにすべきだし、現在の結婚費用も高すぎるのでうかつに離婚できない。
でもそれだと極端すぎるので、まず籍を入れるより先に「(準)結婚式」を質素に上げる。質素だけどロマンチックな感じで。
そして子供が健康に生まれたら、ここで皆で壮大に祝う。皆が子供を見る事で扶助意識が芽生える。人脈もできるだろう。
これが一番両者にとって合理的。
俺のところは事実婚にしたわ。
妻が苗字変えたくなくて、俺に「苗字変えてほしい?」「いや、嫌なら変えなくていいけど」「じゃあ増田さん変えてくれる?」「うーん」
このとき俺が考えたのは、俺が苗字変えたらま周りに訳ありとか思われるのが面倒くさいのと、母がそういうのにうるさいからけんかになるからめんどくさいと思ったのと、NTTとかの解約で全然電話繋がらない&たらい回しの経験から、苗字変更の諸々の書類申請がクソめんどくさいことが想像できたことと、友達にいじられるのが嫌だったとか、あと単純に子供のころからあだ名のない俺は苗字予備されてきたのでそこそこ愛着もあるので苗字変えたくないというのもあり、めんどくさがりだから苗字変更にどこに何を申請すればいいのかを調べるのが面倒くさかったというのもあり、「おれも変えたくない」と回答した。
で、役所の世帯申請で「夫(見届け)」という書類を出し、事実婚ということでターンエンドした。扶養所得の税金免除がきかないのが最大のデメリット。それ以外は会社の人から「結婚してたんすか?」「なんで事実婚?どういうこと?」という質問にいちいち答えるくらいで、それも口下手陰キャ野郎の俺にとっては話のタネになってるから何も問題ない。
とんでもない間違いだぁ…こんなの零点だ零点
【また追記】
すべてのコメントや言及エントリにお返事はできないけれど、少し追記したいです。
同じように結婚後の姓に馴染めない、みたいな既婚者先輩の声も多数聞けて、私だけじゃないんだー、と思えてよかった(小並感)。
n年経っても慣れない、みたいなのを読んで、逆に覚悟が決まったのかむしろ気が楽になりました。ありがとうございます。
あとこれは是非言いたいんだけど、ちらほら夫を責めるというか、夫が悪いみたいなコメントが見えましたが、それは違います。やめていただきたい。
現状は女性側が姓を改めるのが「一般的」とされていて、よって私がエントリで書いたような有形無形の負担を女性が負うってケースのほうが件数としては多いのだろう。でも、いざ男性側が姓を変えるってなった時には、(有形の負担は大差ないと思うけど)無形の負担は女性の比じゃないんじゃないかと思う。「なんで?」って話になる機会も断然多そうだし。そりゃ特別な主張がなければ夫側の姓にしますって。
妻側が姓を変えて負担を負いがちっていうのの裏側には、夫側が姓を変えた場合の、馬鹿にならない負担の大きさがあると思うんですよ。だとすればこれは女性差別だ!男が悪い!っていう話ではないですよね。
【追記ここまで】
少し前に結婚した。どちらの姓を名乗るか決めるにあたって、ごく普通に、夫の姓を名乗ることに決まった。
私は夫婦別姓制度については、まあ別姓にしたい人は別姓を名乗れるようになればいいんじゃない?そのうち制度ができればいいよね、くらいの考えで、言ってみれば「他人事」として考えていた。自分がもしも結婚したら、「普通に」夫の姓を名乗ると思ってた。そこまで生まれたときの姓に執着がある訳じゃないし。
むしろ、夫婦別姓のために事実婚とし、子どもが生まれる時だけ入籍、その後離婚する、みたいなスタイルを取っている夫婦の話をテレビで知ったときには、すごく率直に言って引くというか、白けたような気持ちになったりもした。
ラディカルに夫婦別姓を主張する勢に対しての評価は5ch(2ch)なんかでは私が観測する限りではまあ辛辣で、「姓が変わるとか別にノーダメ、名前変わるくらいでそんなに影響があるとか大げさすぎる、旧姓にそこまでこだわるとか頭おかしい」みたいな意見が多勢に思えた。私はそんな論調のスレを見るたびに、「でも別姓も選べたっていいじゃん?」と思うと同時に、自分に関しては「まあ普通に相手の姓でいいけど」と思っていた。すごく率直に言えば、「姓が変わるとか別にノーダメ、名前変わるくらいでそんなに影響があるとか大げさすぎる、旧姓にそこまでこだわるとか頭おかしい」と、うっすらと思っていた。
そんで時は流れ、結婚するということになり、じゃあ苗字どっちにする?という話になった。
(現)夫は、「俺はどっちでもいいけど」と前置きした上で、夫の姓を名乗ろう、と提案した。養子でもないのに妻の姓を名乗るということになると、夫側に何か名前を変えたいような疚しい背景があるのではとかあれやこれや勘繰られるからと。
私もせやな、と至極納得して、我々夫婦は夫の姓でやっていくことに決まった。
私は夫の姓でやっていくことに決まった。
言っておくと、私は元の姓と夫の姓どっちがいいか比べた時に、純粋に夫の姓の方がいいなと思った。まあまあよくある私の元の姓に対し、夫の姓はちょっと珍しい姓であった。なんなら「レア苗字ゲットだぜ」くらいに思っていた。もっと言うと今でもたまに「かっこいい苗字やん…」としみじみしたりする。
という訳で私は姓が変わることが決定し、あと結婚もまず間違いなく決まったと判断し、会社に結婚の予定を報告した。「名前は某に変わりますが、業務上では引き続き増田でお願いします」と伝えた。
私は一介のしがない事務員だが、いくつか特定の取引先を担当していたので、取引先それぞれに「結婚しましたので名前変わりました☆」と言って回るのがめんどくさかったのだ。
ずっと前になるが、今の会社ではなく、新卒で一番最初に入った会社の先輩社員で離婚された女性がいた。同じ頃に別の女性社員が結婚して「名前が某になりました」と通達があったので、私はおそるおそるその離婚した先輩社員に「名前どうなるんですか…?」と聞いた。先輩社員は「いや、苗字は変えない」と答えた(離婚してもそれまでの姓を名乗れる制度があるのはその少し後に知った)。
大して親しくしていていただいた訳でもないのに、今考えるとなかなか不躾な質問に、わりとさっぱりした表情で飄々と答えてくれた先輩の、その後に小さく「最悪だよね…」と呟いたその声を、上司に結婚を報告しながらなぜだか思い出していた。
パスポートを変更し、銀行を4行回り、思ったよりも時間がかかって携帯電話の名義変更はその日はできなかった。
何枚も書類を書いて、慣れてないので(あと私が大変粗忽者なので)名前の欄を旧姓/新姓で書き損じまくり、最初の何枚かは窓口のお姉さんも私も新婚に免じてって感じで「あらあらうふふ☆」ってノリだったのがいい加減私の表情も死んだ。
家に帰って夫に一日の苦労を愚痴ったら、「でも俺が苗字変えたらなんか疚しいことあるのかって思われちゃうからね」と姓を決定した時の理由を繰り返した。
まあ確かにな、と私も思い、とはいえ一日で(仕事休まなきゃ行けない所は)ひとまず手続き済ませられた訳だし、これでおおよそ済んだ訳だし、と、それ以上愚痴を言い募るのはやめた。携帯の名義変更は済んでいない。
ここまでですでに長いが、私が本当に言いたいことはまだ書けてない。
こんなに書いて本題に入れてないのに自分でもびっくりしているが、私が言いたいのは、「思ったより生まれ育ってきた苗字にアイデンティティー持ってました」ということなのだ。
結婚後もそのまま何も変わらず仕事をしていて、業務上は名前変えません宣言をしているので、私は平日の昼間という日常のほとんどを「増田さん」として過ごしている。新姓を使うのは、クレジットカードの署名(名義変更してるから)と宅配便の受領の署名(クレジットカードの名義変更したから通販のアカウント変更したから)くらいだ。
で、それ以外のふとしたタイミングで名前を使う機会があると、いまだに逡巡する。逡巡した結果、旧姓を使ったりもする。飲食店の順番待ちで名前書くときとか。
新姓を使ったっていいはずなんだけど、「クレカや身分証と紐付く場面でもなし、新姓使う必要ある?」と思うと旧姓を書いてしまうのだ。もっと言うと瞬間的に「私増田だもん!!」と思っているのに気づく。
きっと会社で旧姓使ってるから慣れてないんだ、と思う。私はわりと転職してきた人間なので、きっと今の会社もずっとはいない。転職活動の暁には新姓で履歴書を書いて、新しい会社では新姓で活動する。
でもそう考えると、なんか、胸が締め付けられるのだ。
という事実に、怖じ気づいている。
姓が変わるのは自分が自分でなくなる感じ、という言い方は、かつて私が引いていたラディカルな夫婦別姓論者さんたちの言い分ではなかったか。
結婚すると名前が変わるってのは「普通」のこととして広く受け入れられてきている訳だけど、しかしよくよく考えてみれば、名前にアイデンティティー抱くってのもごくごく普通ではないですか?
自分が当事者になってやっと分かったというのも至極トロい話で恥ずかしいけど、このアイデンティティー抱いてる対象が変わるっていう衝撃が「普通」の名のもと受け入れられてきたってのはちょっとすごいと思う。
名前変わるなんて別になんてことない。って言ってる人たちは、一度本当に変わってみて欲しい。って正直ちょっと思うけどこういう論法は反発を感じるよね。分かる。私もそうだし。っていうか私だって当事者にならなきゃわからない気持ちだったし。
まとまらないけど疲れてしまったため急だけどそろそろ終わりにします。姓を変えるってのは、有形(手続きの煩雑さ)無形(アイデンティティーの揺らぎ(こう言うと大袈裟に聞こえるけどそうとしか端的に表現できない))の負担があるんです、っていうのを吐き出したかった。
そう思うとエモいよなあ。
いくらなんでも、話題性のためだけにAV男優と結婚して子供まで作るようなことはできないだろうし。はあちゅうの言うとおり、本当にしみけんが人生を変えてくれて、どうにかして一緒にいたかったのだろう。
しみけんはAV男優で既に前妻との間に子供も二人いる。家族に歓迎されないとか、仕事とはいえ他の女とセックスすることに葛藤や不安があるのも事実だろうね。だから個人と個人の結びつきとして事実婚を選びましたってインタビューで答えてるけど、まあだいたい事実だろう。納得させてる感じがいかにもリアルだし。
はあちゅうは正直胡散臭い嘘だらけの人間だと思うが、この件に関してはそれなりに正直なところがあるんだろうなあと思うとエモい。だからナニということはないが