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はてなキーワード: ドバトとは

2017-10-09

https://anond.hatelabo.jp/20171009142203

職場同僚のオバちゃんもレイドバトルはやってないみたい。

でも新種(私にはそう見えないが)が出るから今まで通りでもいいらしい。

レアポケモンにさえ興味惹かれなければ特に変わらないらしいよ。

ポケモンGOコミュ障には厳しいゲームになってしまった

もう疲れた

経験値をためるために一番効率のいいレイドバトルをやってるんだけど人間関係しんどい

言葉を発しない日が多いコミュ障自分にとってはかなりの苦痛になってる。

レイドバトルのために無理やり他人コミュニケーションを取ってたんだけどもう限界だ。

人口が少ない小さな市なので普通にレイドバトルをしようと思ってもなかなか人が集まらない。

そのため組織的にレイドバトルをするために多くの人がLINEグループに入ってる。

自分以外にもグループに入らずフリーでやってる人はそこそこいたんだけどそれだと人が集まらないので次々とLINEグループに入ってしまってた。

そのLINEグループがなかなかの曲者レイドバトルが始まるたびに和気藹々と会話をしてる。

それが友達がいなくコミュ障自分にとってはかなりしんどい。みんな仲良さそうなのが見てて辛い。

レイドバトルに非LINEグループの人が集まらないので仕方なくそLINEグループレイドに勝手寄生してるんだけど最近になって陰口を言われてることに気付いた。

挨拶も無しに入ってくるのが不快らしい。


自分理想レイドバトルが発生してる場所に人が何人か集まって「始めましょうか?」「始めましょ」と始めて

無言でスマホポチポチしてバトルが終わったら無言で去るのがいい。

都会では勝手に人が集まって無言でレイドバトルが始められるらしいから羨ましい限り。





だったらレイドバトルしなきゃいいじゃんって言われそうだけどもらえる経験値が桁違いなんだよ。

2017-08-24

http://b.hatena.ne.jp/entry/news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3137091.htm

レイドバトル導入後の、ポケストップ界隈の人だまり具合がちょっと怖いなと思って一人ポケGoだった自分はすっかりやらなくなってしまった。

その場所で立ち止まってる人の誰がポケGoプレイしてるのか分かりやすくなったし、待ってる時間が増えたせいか声掛けられそうになったことが一度あり、それ以降は警戒てやめちゃったし。

ポケGoが悪いとは言わないけど、因果関係ゼロと言うのもちょっと無理あるかなとも思う。

あと、まーたSFCか、とか、SFC4年25歳って色々アレだなとか、そういうのもちょっと思ったけど

2017-07-25

ポケモンgoシカゴフェス感想

ご存知だろうが、フェスは最悪だった

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170723-35104627-cnn-int

http://japanese.engadget.com/2017/07/22/pokemon-go-fest-lugia/

増田12時間かけて車を使ってシカゴに行ったので、すでに疲れも溜まっていた

しか参加者は約2万人

9時に着いたが、すでに長蛇の列ができており、10時開門で入れたのは12時近くだった

セキュリティを通過し、いざ記念メダルを手に入れようとしゲームを起動したが、ログインができなかった

呆然とするしかなかった。。。

入り口すぐのInformationブースには列ができており、みなログインできないことを問い合わせるための列だった

しかし、キャリア問題なので解決できないとの返答

その周辺の怒りが爆発した

"We can't play!"や"Fix the game!"コールも起こっていた

ニュースになっていた通り、メインステージアナウンスがあるたびにブーイングが起こっていた

タイプボーナス途中経過なんぞどーでもよかった

ただ、全てのスマホダメだったわけではない

一緒に参加していたBoost Mobileスマホを持つ友達プレイできていた

このBoost MobileはSprint系列キャリアで、安いプリペイド料金が魅力だが、エリアカバー率やつながりがよくない

しかし、このフェスではBoost Mobileの方が、全米のエリアカバー率が高いAT&Tよりも使えるキャリアであった

SprintとBoost Mobileポケモンgoスポンサーだったし、フェス内に独自ブースも持っていたので、おそらく優遇されていたのだろう

増田AT&Tだったので、グラントパーク内で割と人の少ないところに行かないと使えなかった。。。

これは人気のモンスターレイドバトルが始まっても参加できないことを意味する

これはAT&Tだけではないようで、現地で知り合ったVerizonの友達もつながらないと激怒していた

(この人は10分で売り切れてしまったチケットオークションで$200にて落札したと言っていたが。。。)

仕方ないので、Boost Mobile友達テザリングしてもらいなんとかログインし、プレイしていた

こういう知り合いがいない参加者は、このフェスずっと座っているか寝るかしかできなかった

お詫びの対応は当然だと思う

http://pokemongolive.com/en/post/pokemongofestupdate

そのうち、チケットの全額返金、100ドル分のポケコインイベント参加者全員に配布、参加者全員に伝説のポケモンルギア』を配布は良い

ちなみにイベント終了後、「詫びルギア」がバズってたのには笑った

しかし、「会場内に出現する予定だったレアポケモンタマゴを、公園を中心に2mile(注、日本の一部のニュースサイトでは2kmとなっているが、実際は2mile)圏内シカゴ市街でも出現するよう変更」について少し言いたい

フェス終了直後からこの変更が起こり、ルギアフリーザーレイドも始まった

この2mile内がポケモントレーナー群衆により、軽く騒動になっていた

さらシカゴの狭い道の中にあるビルホテルジムになってたので、群衆道路にはみ出し車の渋滞引き起こしていた

まるでお台場で起こったラプラス騒動のような。。。

結局、この群衆では通信障害が起こってしまうので、増田滞在日曜日の午前中まで延長し、レアポケモンルギアフリーザーをたくさんゲットした

CHICAGOアンノーンや、ヘラクロスをゲットできたことで、フェスの不満は40%くらい解消された

(ちなみに、グラントパークから2mile内のレイドでのルギアフリーザー捕獲チャンスは100%捕獲できるようだったので、皆パインの実を使ってキャンディー倍にして捕まえてた)

フェスでよかったのは、アメリカにしては安い料金でフードを食べられたことや、各チームのコンセッション内に充電器が完備されていたことだろうか

シカゴdeep dishを$3で食べられたのはよかった

脱水症状にならないように、水の補給は常にできるようになっていたし、救急班がすぐに出動できる体制になっていたのは評価したい

動画があったので、載せておく

http://www.businessinsider.com/pokemon-go-fest-chicago-video-niantic-john-hanke-booed-lugia-2017-7

特に以下のYouTube動画フェスの早乗りしたところからフェス終了後の様子まである

https://www.youtube.com/watch?v=KpoxnJGHGrA

ちなみに、7PMになると同時に会場は撤収

特に終了だというアナウンスもなくスタッフが"Leave imadiately!"と叫んでいたり、裏方がメインステージ液晶ライトの片付けを始めた様子を見て、

なんだったんだ、このフェスは。。。と思わせるのに十分であった

(追記)

7/26 6:30(JST)、nianticlabからメールにてお詫びがきた。チケットの返金は9月100ドル分のポケコインルギアは7日間のうちに自動的に入るとのこと。

7/27 10:20(JST)、気がつくと詫びルギアされてた。100ドル分のポケコインも振り込まれていた。

170ドルガソリン代と120ドルの3泊分のホテル代を費やし、寝不足と戦い、炎天下の中でほとんどゲームができなかったストレスと引き換えるにはちょっといかな。。。

2017-07-21

ピゴサが7/23に閉鎖することと、今後のポケモンGO課題

ピゴサが7/23に閉鎖するとのことだ

https://twitter.com/pgosearch/status/887442422904479744

日本に住むポケモンGO友達が憤慨していたが、すでに他のサーチツールに移行したようで今は落ち着いている

増田現在アメリカ在住

この友達の怒りのLINEをなだめている時に最近ポケモンGOについて思うことがふつふつと思い浮かんだので書きのこ

ポケモンGO6月下旬に行われた大型アップデートによりゲーム性が変化した

まず、ジムシステムの変化

詳しいことは割愛するが、簡単説明すると以下の2点が大きな変化だ

この"やる気"はジムポケモンを設置後自動で減少していき、0になると所有ユーザーの元へ戻る

また、高個体値攻撃力、防御力、HPの値)のポケモンの方が、減少する速度が速い

この大型アップデート後、ハピナスカビゴンだらけのジム消滅したし、高個体値ポケモンも大幅に減少した

サーチツールで野生の高個体値ポケモンを探す利点は、ジム制圧レイドバトル(後述)を有利に進めるために変わっている

なので、旧ジムシステムで勝ち残る高個体値ポケモンを探すユーザーは激減したであろう

そしてレイドバトルの実装である

ポケモンGOレイドバトルとは、規定場所規定時間内にユーザーが協力してボスポケモンを倒すイベントバトルだ

レイドバトル開催の通知は、標準機能の"Near by"で通知がくるが、500m以内の通知しかこない

一方、サーチツールはそのレイドバトル通知の範囲を広げており、ユーザーは広範囲レイドバトルの通知を得るために使っているようだ

今回、ピゴサが運営によって閉鎖することになったのは、これが原因だと言われている

なぜなら、レイドバトル通知範囲拡大は、GPS情報偽装により不正レイドバトルへ参加するユーザーが増加するから

伝説のポケモンレイドバトルが開始するタイミングで、ピゴサが閉鎖することになったのは、そのようなユーザー増加を阻止するためであろう

たまに、自分の周りにいる人よりも多い人数がレイドバトルへ参加していることがある

それは不正に参加しているユーザーいるからであろう

おそらくThe Pokemon Company internationalはピゴサに要請をしたのだろう

レイドバトルの特性上、強いボスポケモンを倒すためには多くのユーザー必要

サーチツールトレーナー同士のリアルなやりとり(LINEのようなインスタントメッセージ電話)をすることなく、効率的に人を集めることができる

しかし、Ingressの時からそうだと思うが、ポケモンGO仮想世界で起きているゲームを通じてリアル交流を図ることを目的としていると思う

サーチツールはこの方針破壊するものである

サーチツールを通じて、交流が図れると思う人もいるかもしれない

しかし、それはサーチツールじゃなくてもできることだ

現に、サーチツールがない増田地区では、レイドバトル開始前に"どの公園でどんなポケモンが取れるのか"や"金色コイキング"の情報をやりとりしている

さら最近では、あるユーザーDiscordというチャットツール内に、地区内のサーバーを立ててくれたようで、そこで情報の交換が行われている

しかもその地区リアル経験を元に交換される情報なので、信憑性も高いし、自分もやってみようという気持ちになれる

だが、人が集まらない地区レイドバトルは悲惨である

増田地区はかなり大きな都市なのだが、人が歩いておらず車しか走っていない道路や、人が集まらない郊外公園で行われる強いボスポケモンレイドバトルで勝利することは不可能に近い

これはアメリカに限らず、日本でも起こっていることである

地域格差問題は、Ingressの時からずーーっっと問題になっている

この地域格差を埋めるためにサーチツール機能するであろうが、位置偽装をする不正ユーザーも現れてしま

今後、この地域格差をどうやって解消していくかが、ポケモンGO課題となろう

ちなみにシカゴフェス参加してくるので、応援よろしくお願いしまーす

2017-06-28

ジムバトル変更の不満

1.ポケコイン時間制になったので、ポケモンが帰って来ないとコインもらえない

コントロール自分でできない

→多くのジムにおいて、生き残る箇所が1つでも出るような運用必要

(無駄も多い)

2.長い時間ジムに置くことがポケコイン獲得につながる

→みんなが動かない=寝ている時間こそポケコインの獲得チャンス

=深夜がチャンス

(これが運営の望んだこと?)

3.家など移動しないで済む場所ジムがある人はより有利

4.たいてい6体置かれているので、置けない

5.6体倒さないとジムを獲得できないので、獲得に時間がかかる

→他色のジムを落とすコストより、

チャリ等でジムをたくさん回ってまだ5体のジムとかを探すほうが効率的という印象。

6.ジムを落とすのに時間がかかるため、時間的余裕のある人に有利。

会社の行き帰りにさくっとやれない。=ストレス

7.レイドバトル中には通常のジムでのバトルができない。

ジムに置いた時間=ポケコイン

レイドの直前においていた人は有利。

(これでいいの??)

8.CPが減るという仕様

CPって個体値じゃないの?それが減るの?

それって不思議じゃない??

やる気とCP関係するなら、HPCP関係しそうだけど。

システム観点から書いたので、

すぐ落ちるとかは含めなかった。

ポケモンGO楽しいので、ぜひがんばっていただきたい。

2017-06-21

ドラゴボの孫悟飯セル戦後ニートになるのが自然

バトルアンドバトルの生活から真面目な学生へ戻れるとかウソだろ

と当時思っていたがドラゴボチョで就職したものの嫁実家の財力に寄生していたのでもう許した

2014-01-09

http://anond.hatelabo.jp/20140109151408

文学的・・・とは思わなかったが、「少女ギャングと青い夜」は面白かったよ。

30歳ちょい過ぎの俺にはあの、学校に立て籠もって、警察たくさんってところは、

野島伸司の「未成年」を思わせて、なかなかグッと来るものがあった。

アグネスファイト」ね。OK。買おう。

他にストーリー性重視っぽいエロ漫画ある?

missio ドバトので文学思えるなら相当色々ある気がするが…

ブックマークの人も、詳しいなら教えてくれると助かるが。

http://anond.hatelabo.jp/20140109122216

文学的エロ漫画少ないよな・・・

ドバトの「少女ギャングと青い夜」とかは良かったけどあんまり多くない。

でも少ないことを卑下して他をけなさず、ストーリー重視のエロ漫画をどんどん有難がろうぜ。

ゴージャス宝田の最新作アグネスファイトが今月末のx-erosで最終回だぞ。絶対買おうぜ!

そして読者アンケート投票して、需要が確実にあることをアピールしようぜ!

2013-04-14

http://anond.hatelabo.jp/20130414131248

これは単に男の求愛行動だと思うんだ。

ほら、孔雀とか。

メスの前で、羽根を広げてすこしでも自分を大きく、魅力的に見せようとするでしょ。あれと同じだ。

自分を少しでも大きく見せたい、かっこ良くみせたい、そういう本能に基づいた言動なんだと思う。

自分の好きな男だったら、心の底から「きゃーすごーい!」って思えるだろうけど、そうじゃない場合、なんか下心だけ透けて、そのうえ、自分を大きく見せたいときの言動ってたいてい「上から目線」でもあるから、ただひたすらイラッとすることになる。

まあでもそんなときは、ああ、この人はいませっせと求愛ダンスを踊っているんだな、と、羽根を広げた孔雀とか、胸をふくらませたドバトあたりを想像してると、なんだかおかしくなって心に余裕がでてきて、ちょっと楽しめる。

あとは機械的にモテル女のさしすせそ「さすがー! 知らなかったぁー! すっごーい! そうなんですね!」(「せ」は割愛)でもリピートしておけばやり過ごせるよ。

女性無駄な「女子力アピール」と似たようなものだ。スルーが吉。

2013-01-21

2012年を振り返る成年向け&BLコミックス私選10

1.川崎直孝 「アとエのあいだ」

男性エロにはネタ要素を求めずにはいられない。みんなも、もう1冊の方は見なかったことにしたいんだろ?


2.犬星月見荘のあかり

あい月見荘のあかり あかり月見荘のあかり大好き。あかりちゃんの曇り無きハッピースマイルを見るたびに湧き上がるバッドエナジーがクセになる。


3.ドバト 「じゅうよん。」

ドバト先生の描くロリの健気さっていいですよね。ゴージャス宝田にいじられるドバト先生萌え。


4.白羽まと 「Two Loveる」

2012年トンデモ枠。圧倒的な触手描写と、手の込んだギャグ設定が楽しいです。


5.けろりん 「愛だ恋だのいってないで」

前作「ピンクトラッシュ」からシリーズ続いたねー。メンズヤング休刊したけど、けろりん先生の人気はむしろ高まってきてるかな。


6.クジラックス「ろりとぼくらの。」

話題を巻き起こした表題作。続く裁判傍聴はちょっと露悪的過ぎたかも。


7.石川シスケ 「やりすぎめるへん」

シスケ先生のエロ漫画モチベーションの高さには惚れ惚れします。


8.GGGGGGGGGG 「自発あるいは強制羞恥」

ドライブ感溢れる鬼畜展開がナイスでした。青年誌の方も段々ノってきた感じ。


9.紙魚丸 「JUNK LAND」

紙魚丸ワールド単行本にまとまって良かったです。しかし蕾秘(ライヒ)って誌名、格好良すぎませんか?


10.駄菓子 「純潔の終わる日々…」

光源フェチが表紙に現れてないの惜しい。乳首ガチガチなの、イイよね。



  • 長文で女性向け(順位なし)

梶本レイカ 「高3限定」

BL創作同人で注目され、2010年にはふゅーじょんぷろだくとから「ミ・ディアブロ」が刊行された梶本レイカの代表作長編が、2012年遂に単行本にまとまった。グロテスクショッキングな展開と尖りにとがった描写は、鬼畜BLという枠組みを超えた強度と鮮烈さを持って読む人に叫びかける。サブカルコミックが鳴りを潜め、マンガ表現のホットトピックはもっぱら萌え4コマという昨今にあって、BLジャンル表現の極北を担っているというのは決して言い過ぎでは無いだろう。ウェブ掲載分の収録は2巻で終わり、現在は新規ストーリーがふゅーじょんのオリジナルBL誌「comic Be」で掲載中。山奥の男子校で繰り広げられる暴力と退廃に満ちた肉体関係は、新たな広がりを見せている。



市川けい 「スロースターター」

高校野球部・キャッチャーの攻・エアリーヘアの受。大きく振りかぶりそうな2人の出会いは、通学の車内だった。互いの学校生活の話で盛り上がり、ふと会えない日が出来ると少し寂しくなり……。友情からのBLというのは、自分の気持ちに戸惑い、相手との距離感を測りかねながら縮めていくのが王道だ。「通学/通勤電車でいつも一緒になる」という巡り合わせは、こうしたストーリー運び非常に相性の良い舞台装置で、天丼設定とまでは言わないがそう珍しくはない。市川けいが出色なのは、それを踏まえた上でガラ空きの電車内におけるあの間延びした空気感を、コマの間合いで巧みに表現していることだ。モノローグの入れ方、固定ショットコマでの人物の動きなどの「間」を取るセンスが独特で、意図的に停滞させられたテンポは、2人の進展のじれったさと絶妙マッチしている。反面、肝心のプロットは2人が結ばれるまでダレることはない。各話の山場の見せ方も上手く、特にキスシーンの甘酸っぱさたるや爆発甚だしいリア充になっている。内容的にも若く爽やかな仕上がりが心地よい。とてもしかしそのキスシーンが駅構内のトイレってのがまた何とも……電車好きすぎじゃなかろか。



夏糖 「花咲き道理」

「その人の持つオーラが花や泡の形で見える」不思議な力を持つ主人公と、彼が属する劇団舞台にした群像劇。能力設定、といっても物語中でそれが意味を持つシーンはごく数箇所で、主眼は公演に向けて活動する劇団の人間模様にある。劇団員各々の交流の中で主人公の取る立場は概して淡白なのだが、それは画面の中にこっそりと映りこむオーラの花と同じように、作品に安らいだ雰囲気を与えてくれている。ラスト主人公が心情を吐露するシーンも、劇団の居心地の良さが読み手に伝わってくるような、素朴な優しさが感じられる。抑制の効いたストーリーで、主人公存在に癒される話。

掲載された茜新社のBL誌「OPERA」はキレの良い新人をいくつも擁するが、単行本まで結実する作家はそう多くない。群像ものしか演劇というメタストーリーが絡む複雑な設定で1年以上に亘って手がけた事実は、それだけの力量を物語っている。現在はリブレ出版の「Citron」でも執筆しており、今後の作品にも期待したい。



磯野フナ 「委員長のおもちゃ性教育」

真面目な文章ばっか疲れんだよ! いいよねーこういうアホ丸出しの単行本タイトルって。ジュネットピアスJUNEって最近は描写の濃い萌エロBLの名産地だけど、磯野せんせーはたいへんイキがよろしい。コナかけられて顔を赤らめるとこ、イジられて涙を滲ませるとこ、ブッこまれて表情を蕩かすとこ、マジでエロ可愛いぜ。目の描き方を中心に絵柄もアニメ系っつーかまあ女性同人独特なんだけど、デフォルメもメリハリ利いてるし、描き慣れた感ある一方で性交シーンも手を抜いてないのがアツいね。あと女の子可愛い(超重要)。BL作家の女体描写って成年マンガ家男性向け)の男体描写よりレベル高い気がするんだけど、そんなことないですかね。偏見かね。コミックJUNE休刊してしまったが、新人の弾数は色々あるので何とか次につなげて欲しいもんです。



木村イマ 「コーヒー男子にシロップ」

良くも悪くも、創作同人臭の強い作風なんだけど、いいと思います。そういうの好きなんで……。くっつかずに悲恋でおしまい、とか、何となく悩みを打ち明けて心を楽にしてEND、だとか、そういうのは、商業誌だとあまり喜ばれないと思うけど、新人らしくて贔屓したい。描線にも不安な雰囲気が出てて、作風とはよく合ってます。



名取いさと 「つないだ両手がはなれたら」 「日陰蝶」

ここでは基本的に新人を紹介しているが、2012年新人を一人挙げるなら、名取いさとを選びたい。心交社の「moca」とリブレ出版の「Citron」の掛け持ち連載で、同時期に単行本を刊行。それぞれほんわか友情モノと少し鬼畜な暗い雰囲気に仕上がっていて、ストーリーの幅広さがグッド。髪の毛1本1本まで行き届いた丁寧な作画も新人離れしており、「日陰蝶」では剣道着を着けての試合・会話シーンを(第1話で)こなすなど、作画に対する気合が窺える。無理のない人体描写と細やかな表情の描き分け、作者の萌えを垣間見せるキャラクター造形も多様と、BLマンガ家としての天分アリアリ。難を付けるなら、タフな仕事量にも関わらず安定した絵柄で既に初々しさを脱却していることか。女性キャラ可愛い(超重要)し、くたびれたオヤジから涙ぐむショタまで愛のある描写が光る。今後は一般女性青年誌まで活躍の舞台が見込めるモンスター新人だ。





東条さかな 「ピンクの貞操帯」

“君の鍵穴は私の鍵で開かれる!!”っつー単行本帯のアオリちょっと話題になったよねコレ。まあピアス単行本に限らず誌面でもアオリ文が横行してて、編集がいちいちナイスフレーズ捻り出してるわけだし、ちゃんと反応するのはいいことだよね。「股間もテントもピンコ張り!!全裸で楽しむ夏休み河原キャンプ」とか、綴込みの見開きイラストもイカしてるんだわこれが。しかし東条せんせーの手がけるショタサイコーだな。桃尻のラインが犯罪過ぎる。超絶画力だからトンデモBL変態ファンタジー安心して楽しめるんだよなー。貞操帯&お漏らしやら目隠しオナホプレイやら猫耳コスプレの尻尾アナルin(前作)やら、マガジン・マガジンって出版社は心得てるわ。この人って美少女絵も絶品だから(超重要)、Keyのゲームコミカライズも好評連載中なんだぜ。まさに鍵穴ってやかましいわwww



葉月つや子 「白衣にひそむ熱情」

眼光も険しいサツバツな絵柄に慣れれば、有無を言わさぬ攻の気迫はBLでも稀有なストロングスタイル葉月つや子といえば知る人ぞ知るレディコミの女王である近年の主な活動場所はぶんか社の「まんがグリム童話」だが、レディコミ仕込のスピーディでパワフルな作劇はBLでも健在だ。怒気漲らせる攻が駆動する物語は、受を存分に振り回し、しかし最終的には見事に鞘に収まる。各読みきりの短い尺の中で怒涛のダイナミズムを見せ、その上できっちりハッピーエンドに収めるこのカタルシスはワザマエと言うほか無い。長いキャリアを持つ作家の2年ぶりとなるBL単行本は、そのいぶし銀の魅力を堪能できる一冊だ。いつもならヤクザや貸金のダークスーツ姿が映えるところだが、本作では医者白衣が前面に出ており、少しだけ和らいだ雰囲気になっている。



トワ 「秘密にスキャンダル」

人気タレントである幼馴染との秘密関係を描いた、作者の初単行本。BLのお約束というか、こうした立場関係では有名人側が惚れている構図が基本であり、本作もその例に漏れない。回想の幼年時代から現在は大学生としてのキャンパスライフ、進展後はサラリーマンとなった主人公との恋仲まで、柔らかなタッチによる登場人物たちは皆親しみやすく、ほのぼのとした作品だ。タイトル通りのスキャンダル疑惑や、ライバル芸能人の横槍といった筋書きも大体鉄板だが、本作は脇役がどれもキャラが立っており、悩める主人公とのやり取りに説得力がある。そのため個々のエピソード感情移入が出来て、自然に楽しめる、という好例になっている。スピンオフによる余りものカップル救済というお決まりの続編展開も、キャラの読者人気を裏付けるものだろう。可愛い女子も沢山出てくるが(超重要)、特に主人公の妹の鈴ちゃんがイイ。鈴ちゃんヒロインにした少女マンガが読みたい。



作画:如月マナミ,原作:渡海奈穂 「純潔ドロップ 青坂高校シリーズ」

「純潔ドロップ」は、とある高校を舞台とした原作を、2人のマンガ家が作画した双子作品の片割れである体育科の完璧スポーツマンモテ男と、普通科文化部である残念イケメンの確執から始まる学園BL。如月マナミの描くキャラクターは端正な顔立ちながら表情豊かで、特に赤面して眉を歪める描写が秀逸だ。文化部長が強気体育会系に不意打ちする、逆転の構図もしくはギャップ萌えをメインに扱っている。その場の勢いやら体育会系特有の頑固さ(偏見)に流されて、つい一線を踏み越えてしまう運びは原作の鮮やかな手腕。双方負けず嫌い性格コミカルで、背伸びし過ぎな攻とオラオラ一転甘えたな受が微笑ましい。舞台である高校は共学で、2人の取り巻きには制服姿の可愛いJK(超重要)も色々出てくる。彼女達が当て馬やモブ扱いではなく、ちゃんと個性を持って物語に関わるのも好感度高い。

ちなみに、ここに挙げた他作品の掲載誌にリブレ出版の「Citron」、茜新社の「OPERA」、心交社の「moca」があるように、最近のBLジャンルは各社でオリジナルアンソロジー誌が創刊されており、新人デビュー・活躍舞台もそちらが多数になっている。本作「純潔ドロップ」の発行元であるプランタン出版はその波に乗っている出版社だ。掲載誌「Canna」は創刊3年に満たないが2012年には500ページ超えという、BL誌全体の中でも上位のボリュームに到達した。価格や発売サイクルの違いもあるし、何より雑誌の厚さと発行の安定性は別物だから単純比較は出来ないが、見過ごせない存在であることは間違いない。



という訳で、2012年を振り返る男性向け・女性向け10冊でした。すっきり。

2010-07-20

起きて半畳寝て一畳、缶詰の如き部屋は暗い。

味気のない味付け鰯に成り果て、夢も希望も無い俺は夢うつつのまま、湿る布団から起き上がるなり、

日曜の朝に延髄蹴りを食らわしたつもりが壁に足を打った。本当に辟易としている。

こんな足の指の痛みにも、慰めにもならない僅かな休日にも。それらに誤魔化される俺にも。うんざりだ。


昼は近所のハンバーガー屋に向かった。

洋風肉挟みパンの類など滅多に食わない俺は、店に足を踏み入れると、爽やかで騒がしい音楽や複雑な注文形式に戸惑った。

暖色の制服に清潔なエプロンを引っ掛けた笑顔の奴さん、開口一番「店内でお召し上がりですか?」言うに事欠いてこれだ。

前言を翻訳すれば(お前みたいなドブ臭い下種がミーのハイセンスな店内で犬食いしてると美的景観を損ねるから

買うもん買ったらさっさとお引取り願いたいのだが、どうだね?)となる。明らかに。

勿論、俺だって人間の端くれ、恥や理性の欠片くらいは残っている。分相応に野良で食うさ。いいえ。

間髪入れず俺は「チーズバーガー」と一言。そこへ奴さん笑いながら、被せるようにして清涼飲料や揚げ芋なんかを勧めてくる。

他人様の食生活に干渉してまで売り上げを伸ばしてえのかくの社畜め、とは口には出さず、

口に合いもしない身の丈に似合いもしない「ポテトジンジャエール」を追加した。

この紙袋、右手に温かく、左手に冷たい。


―――先週の日曜日の事だ。

総合家電量販店の個室トイレに入って屁を捻り出していた俺は、

蛍光ピンクチョークでドアに大きく書かれた《それ》に度肝を抜かれた。

 《イケメンチーズバーガーをぶつけると死ぬ》

全く意味が分からない。

ただ、その呪詛めいた断言が、全く根拠の無い為に却って凄まじい説得力を持ち、

トイレットペーパーが彫刻刀となって頭骸骨の内側に透かし浮き彫りされた。

俺のウンコ同然の自意識が、人々の青春幸福といった光明に晒される度に、

腹の底で波打つコールタール状の胆汁に、火傷のような二十文字を打ち込んだ。―――


本当かどうか、試したくて堪らなかった。

だが、チーズバーガーを手に入れ、いざ実行出来る体勢が整うと、はたと思い止まった。

公衆電話の上からドバトが言った(怖気付いたか馬鹿者よ)いいえ。

そのイケメンとやらには、何の縁も恨みも無い。

通りすがりの該当者に実験の協力を仰ぐ事も出来るが、もし万が一、相手方を死なせてしまったら取り返しが付かない。

俺は殺人者になりたい訳ではない。事の真偽を確かめたいだけだ。

しかし、死を勧めるに値する知人も憎悪する個人も居ないからには、手近で試す事が出来ない。

ここは(古今の開拓的科学者達がしばしばそうしたように)自らを実験体とする他に術は無い。


近隣公園に着き、脚部が太いスプリングになっている青い馬に跨った。

紙袋からチーズバーガーを取り出し、柑橘類の皮を剥く要領で包み紙を開いた。

食欲をそそる匂いカタチ温度のソレを、空中に向けて低く放った。

頭上を見上げながら、空に跳ねっ返るソレ、落下地点に照準を合わせて首を体を傾けた。

息を飲んだ。

目を瞑った。

当たった感触。

どうなったか。

目を開ける。

地面には二つに割れたパンが転がり、チーズのついたハンバーグが砂まみれになっていた。

何より、俺は生きていた。

この結果から、いくつかの可能性が考えられる。

まず「俺が《イケメン》という条件に該当しなかった」か(これは当然の大前提だが)、

あるいは「この《チーズバーガー》とは違う《チーズバーガー》でなければならない」か、

そもそも「《イケメン》は《チーズバーガー》が当たっても死なない」のか、色々と仮説が立てられる。

ただ一つ確実に立証されたのは「俺にチーズバーガーをぶつけても死なない」という事だ。

本当にどうでもいい。一体何をしているんだ。青馬を嗾けて、前後に揺れた。何も進まない、何も起こらない。

非道く悲しくなって、俺は泣いた。


汚れたパンとチーズハンバーグを拾い、雑に整形して紙袋に入れた。

帰り際、生け垣の中からドバトが言った(思い知ったか馬鹿者め)はい。

どんなに有り得ない事だと思っても、誰かに言われても、笑われても、

こうして一つずつ着実に確かめていくしかない、誤魔化しの利かない現実に俺は味を占めた。

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