はてなキーワード: ibmとは
エンタープライズITの世界を紹介する。これから業界に入る若者は参考にしてほしい。
エンタープライズのITはこんなツリー構造になっている。下層にいくほど枝分かれする。層の深さや枝分かれの多さはプロジェクトの金額による。このあたりの闇は増田でも多く語られている。たとえ天下のGAFAでも1次請けやIT部門の下に入る。昔はオラクルやIBMだったのがAWSやAzureに代わっただけで構造的には同じだ。
それではカネの流れと利益構造を説明していこう。増田のメインターゲットである下層から説明する。
この層はIT会社ではなく人材派遣会社といっていい。n次請けはn-1次請けに人材を派遣するので以下の構造がある。
例えば、月単価100万円の人を10人派遣すると売上は1,000万円になる。この売上を営業やコーポレートといった連中と社内で取り合うわけだ。だから給料を上げるには単価と作業時間を上げるしかない。
n次請けの営業はn-1次請けと単価を交渉する。単価は派遣対象のスペック(経歴書)で決まる。単価を上げるためのキーワードはだいたい決まっていて、チームリーダーとかクラウドとか入れておけばいい。あと、作業時間は無駄に多い方がいい。自動化で作業時間を減らすやつはバカだ。君の残業代は売上から出ている。
n次請けにいる人に告げる。さっさと転職しろ。AWSに転職したら給料3倍だ。
この層は人材プール会社になっている。大企業は資本金や信用調査などを満たせない零細企業と直接取引ができない。2次請けは大企業と零細企業の間に入り、需要に応じて人材を売る役割を果たす。あと、キチガイみたいなやつが入らないようにフィルタするとか、派遣されてきた人が突然バックれた時に代わりを探すことも大事な付加価値だ。
例えば、月単価50万円の人を80万円で紹介すると、売上は80万円、利益は30万円になる。給料を上げるには安い人材を高く売ることが重要だ。そのためには2次請け社員がチームリーダーとなり、n次請けの安い作業者でチームを作ればいい。作業者の人数を増やせば売上は伸びる。リーダーができないやつはクビだ。
2次請けにいる人に告げる。現職はいい待遇だと思っているだろうが、外の世界を見ろ。
この層は大企業だ。2次請けやハードソフトベンダを統合してシステムを納品する。一括請負契約の場合はリスクバッファの役割を負う。開発が炎上してもIT部門は痛みを負わない代わりに、マージンでガッポリ儲ける仕組みだ。
実際には、IT部門が出したRFPに対して工数を見積もり、価格を提示する。受注できたら開発に取り掛かり、納品と検収を終えたら売上が立つ、という流れになっている。コンペの場合は見積工数にかかわらず提案価格を大幅に安く出すこともある。また、受注してから売上が立つまで数年かかる場合もあるため、資本力が勝負だ。ハードウェアやパッケージ製品、クラウドを一緒に販売する場合もある。
給料を上げるには出世することだ。出世するには仕事を増やして安い人材を高く売る必要がある。
重要なのは流行りの商材でIT部門を釣って仕事を取ることだ。RPAやAIなどのバズワードがなぜ人気なのか理解してもらえただろうか。開発は2次請けに任せればいい。お前の単価はいくらかわかっているか?
1次請けにいる人に告げる。リストラに備えろ。潰しの効かない仕事を続けていると転職できなくなる。
IT部門は、ユーザ部門から受託した企画を具体化し、ベンダをコントロールしていくことが主な任務になる。あとは負債化したシステムの運用管理をやっていく。
IT部門はコストセンタなのでコスト削減が評価される。また、トラブルでシステムが止まると社内から批判を浴びるため品質管理が評価される。
負債化したシステムは細々とメンテしていくしかない。ハード保守が切れるタイミングで大規模更新を計画して実績をアピールだ。
ただし、IT部門はポストが限られているので出世するには社内政治が重要だ。出世の見込みがないなら転職しろ。
ユーザ部門は新しい企画を立てて経営層から承認をもらい、ITを使って収益を得ることが仕事だ。あるいは費用を削減することが仕事だ。
ユーザ部門はコンサル会社に企画書を作らせて、営業やマーケティングなどの他部門と要件を調整し、遅くて融通の利かないIT部門のケツを叩くことが任務だ。
だがよく考えてほしい。IT部門と多重下請のケツ叩きに無駄な時間を使うより、自分たちがベンダと組んで一緒に企画、開発、運用を進める方が効率的かもしれない。今日の企画を来週にリリースできたら最高ではないか。小さくリリースして学びを得て改善していく。
GAFA | Google・Apple・Facebook・Amazon | |
GAFAM | Google・Apple・Facebook・Amazon・Microsoft | |
GAFMA | Google・Apple・Facebook・Microsoft・Amazon | |
FAAMG | Facebook・Apple・Amazon・Microsoft・Google | |
FAMGA | Facebook・Apple・Microsoft・Google・Amazon | |
FANG | Facebook・Amazon・Netflix・Google | |
FAANG | Facebook・Apple・Amazon・Netflix・Google | |
FANNG | Facebook・Amazon・Netflix・Nvidia・Google | |
CAAFANNG | Comcast・Amazon・Avago・Facebook・Apple・Netflix・Nvidia・Google | |
FAAA | Facebook・Amazon・Alibaba・Alphabet | |
MAGA | Microsoft・Apple・Google・Amazon | |
MANT | Microsoft・Apple・Nvidia・Tesla | |
G-MAFIA | Google・Microsoft・Amazon・Facebook・IBM・Apple | |
NATU | Netflix・Airbnb・Tesla・Uber | |
SLAW | Spotify・Lift・Airbnb・WeWork | |
BAT | Baidu・Alibaba・Tencent | 中国の三大IT企業 |
BATH | Baidu・Alibaba・Tencent・Huawei | |
BATX | Baidu・Alibaba・Tencent・Xiaomi | |
TMD | Toutiao・Meituan・Didi | 中国の新・三大IT企業 |
WAAAX | WiseTech・Appen・Altium・Afterpay・Xero | オーストラリアの新興IT企業 |
SNRS | Softbank・Nintendo・Recruit・Sony | サンライズと読ませるらしい |
酸素が重いから回転が遅い、というのは違うからね。酸素より重いランタンのほうが酸素より速いからね。回るのは原子核じゃなくて核スピンだからねホントはね。わかりにくいから原子核って書いたんだと思うけど一応ね。核スピンは、そうねぇ、小さな磁石だと思ってくれてもそんなに間違った理解ではないよ。
で、NMRの原理のところだけど、現代でラジオ波の吸収を使って調べることはほとんどないんじゃないかな。連続波(continuous wave; CW)法で検出にQメータ使っている人なんてほとんどいないでしょ。いまは(といってもだいぶ昔からだけど)パルス法が主流で、これは強く短いラジオ波パルスを照射することで広帯域の核スピンを励起して一度に信号を取るとても効率の良い方法だよ。
え、それって吸収を調べているんじゃね?って思うかもしれないけど、ちょっと違うのね。本質は、核スピンが集合してできた巨大な磁石(巨視的磁化とよんでます)なのね。この巨視的磁化はコイルの中に置かれています。
この巨視的磁化は超伝導磁石の作る強磁場の方向に通常は向いているんだけど、コイルによりラジオ波パルスを照射されるとパタンと倒れるのね。これが励起状態です。
で、励起されたらまた強磁場の方向に向こうとするんだけど、このとき元増田が書いてくれたように、置かれた環境や結合に依って違う回転スピードでぐるぐる回りながら戻っていくのね。
この回っている巨視的磁化の周りにはコイルがあって、コイルの中で磁石が動くとどうなるかというと、ファラデーの電磁誘導の法則ってのを覚えている人がいると思うんだけど、電圧が発生して電流が流れるのね。で、この誘導された電流は巨視的磁化の周波数の交流で、こいつを検出器で検出しているというわけ。
この巨視的磁化ってのが本質だと書いたけど、ホントのホントはスピンが揃っていること……コヒーレンスなのね。コヒーレンスって可干渉性とか訳されたりするけど、この時間的にも空間的にも揃っていて、しかもその持続時間が非常に長いことがNMRを他の測定法とは一線を画す面白い測定法にしているよ。
たとえば、炭素の巨視的磁化と水素の巨視的磁化が干渉して結合状態が分かったりするよ。あと、人間が作るラジオはパルスもかなり干渉性の高い電波で、このラジオ波パルスの打つタイミングや長さや強度や打つ方向を工夫すると、巨視的磁化を操ることができて、欲しい情報だけを引き出すことができたりするよ。こういう一連のパルスをパルスシーケンス(パルスプログラム)と呼んでいるんだけど、このパルスシーケンスを開発している人達もいるよ。ほんとにプログラムするようにできたりするよ。そのためには量子力学、特に密度行列の時間発展を計算できる必要があるよ。
あとは量子コンピューターにも使われようとしたこともあるよ。こともある、とか書くと怒られるかもだけど。IBMが核スピンを使って初めて量子コンピューターを実証したよ。でも今の主流ではないよ。
超伝導磁石に関しては、強い磁場を生み出すことも重要だけど、空間的・時間的に均一であることも重要だよ。NMRって特に溶液NMRだと10^-9の精度での磁場の均一性が求められるよ。時間で変動しても、場所で違っても信号がなまってしまって困るのね。
そうそう、超伝導は理学系が多くて、超電導は工学系が多く表記に使っているよ。どうでもいい豆知識だね。
で、いま世界最強の溶液NMRにも使える超伝導磁石(と電磁石のハイブリッド)はアメリカはフロリダ州タラハシーにある45 Tマグネットだよ(https://nationalmaglab.org/magnet-development/magnet-science-technology)。水素の共鳴周波数でいうと、ええと、1.9 GHzで、もはやラジオ波じゃなくてマイクロ波だね。
NMRの弱点は、感度がめちゃくちゃ悪いことだよ。質量分析とかタンパク質ちょびっとでいいけど、NMRだと必要量が桁で変わるよ。タンパク質とか作るのめっちゃ大変だから、そのへんはNMRの泣き所だよ。感度向上は古くて新しいNMRの研究テーマだよ。今はいろいろな方法があってね……(以下略)。
最初のエピソードに立ち戻って事態を回収させる展開は別にいいよ。
でもヒロイン一人を助けるときは何千回いろんなことを試しても失敗してたのに、
死んだフリがクライマックスっていう展開のつまらなさ、(アクションも知的な工夫もないし、何より間抜け)
確認のし忘れっていう肝心なところでの凡ミス、(今までの主人公の経験が役に立ってない、真剣に見てるこっちの気持ちを削ぐ)
そこから偶然の生還(じゃあ最初から適当に刺されてもよかったし、そんな偶然がありならなんでもいいじゃん)
って、
前提条件として用意された設定はご都合主義とは別の話
ラスト付近で「タイムマシンの存在自体が戦争につながる」って設定が加わったことで
当然「タイムマシンを開発可能な他の存在」にも話は膨らむべきでしょ。
主人公だってエンディングでIBMだかなんかを廃棄したわけで。
科学的な普遍性が支配してる現実をベースにした世界の話なんだから、
前提としても「二人しかタイムマシンを生み出せない」って方が作品内の理屈としてもおかしくて、
裏づけがないと成り立たない。
なら理屈としては、世界中のタイムマシンを開発可能な人たちもどうにかしないと、
敵はタイムマシンの情報について網を張り巡らせてるとかいってたし。
二人しか開発できなかったとしても、
NTT退職だのGoogle入社だのいろいろと盛り上がってるがお前らそんなにお賃金欲しいなら狙うのはWebでもSIでもない。
外資ITベンダー。コレ。HWならIBM/HPE/Dell/Cisco/Juniper/F5/NetApp、SWならOracle/SAP/Salesforce/Redhatあたりな。
お前らはエンジニアだろうから営業職は除外するとして、Presales SE/PS/CS この順でお賃金が高くて、左から順に40歳ぐらいで評価が普通だとしてざっくり1200万/1000万/800万。
雇用の安定性は日本企業と比べたらそりゃ落ちるけど、外資コンサルみたいに up or out なんてかっこいいことも言わんで。数年に1回、下位5%が月給12ヶ月分とかのパッケージ込みで退職勧奨されるぐらいや。こんなんその辺のニッポン企業でも普通やろ?
必要なスキルもお前らが大好きなソフトウェアエンジニアリングとかWebのフロントエンド・バックエンドやってたなら十分や。インフラもちょっとかじってたりしたなら、下手したらこの辺のベンダーの人間なんかよりよっぽどスキル高いやろな。
Presalesなら出来上がってる仕様と客の要件が理解できればそれをうまくマッチングさせて動くように売ればええんや。PSなら動くように導入すればええんや。CSはなんかあったときにサンドバッグになっとけばええんよ。
あとは開発職な。これはニッポンにはほぼない職種やな。本国かインド・中国やね。本国の開発職はGoogle程ではないにしても待遇はええで。
で、一回入ってしまえば評価が普通なら毎年3%ぐらいは昇給するやろ。ここは個人の成果というよりかは会社の業績次第やね。またーり並みの評価でジリジリ年収が上がっていくのを待ってもいいし、ワイはもっと上にいくんや!思うなら業界内でぐるぐるしとけば転職のたびに10%アップ狙えるで。野心があってうまく生き残った奴は部長になれば平社員の1.5倍、本部長なら2倍やね。
どや?悪くないやろ?
IBM 9801mk2 では?