「詩集」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 詩集とは

2014-11-29

詩集みたいな何か

去年の僕のtwitterプロフィールに一時期掲載していたのをまとめた。誰のためでもない。自分の為でもない。

参考

僕のtwitter

https://twitter.com/atter0123

やっぱり高校生は今のうちにしっかり勉強しとけ

前編:http://anond.hatelabo.jp/20130522180321

後編:http://anond.hatelabo.jp/20130522180539

題名:無題

何のために大学にいくのかと問われて、即答できる現代人は少ないだろう。かつて大学が数えるほどしかなかった頃、人は大いなる志と目標、夢を抱いて大学の門をくぐった。しかし、昨今の少子化と飽和状態と化した大学数のミスマッチ大学全入時代を招き、結果として「何と無く」「みんな行っているから」「学歴のため」といった本来大学不要n

国学社会反対連合会(学反連) by痛い信者

題名手段目的を履き違えたローニン生

幼い頃からKO大学に行くことが夢でした。福沢先生の著作を読み漁り、キャンパスに何度も足を運び、大学の授業にも何度も潜り込みましたが、なぜか勉強できませんでした。そうこうしているうちに、僕は大学でやりたいことがないことに気づきました。KOに入ること、それだけが全てだったのです... (自伝信者目録」前書きより抜粋)

唯一の将来の夢は、大金持ちになること!! by痛い信者

題名:何も産み出せない

TSFにしても、今まで3年間やってきた無駄な行いにしても、共通しているのは情報を消費しているだけで、何一つ産み出せていないことです。もちろん生きている限り全くということはないのでしょうが、その全てが自己満足他人から評価されるようなことが全くと言ってないのです。まるでカルト宗教信者のように。

そしてお金時間けが去って行った by痛い信者

題名:虎と化した痛い信者

なぜ虎になったのか。自分は周りの声を無視して上京した。親はそれを傲慢だと言ったが、実は臆病な自尊心と、尊大羞恥心の為せる業だったのだ。本当はただ勉強したくなかったからという理由を自ら認めるのを恐れ、そうかと言って、苦労して勉強以外の才を磨くのもできなかった。それが心中の虎であり、ついに本当に虎になったのだ。

中島敦山月記」を一部改変 by痛い信者

題名:結局世の中、遺伝が全て

養老孟司さんの著書によると、今後生科学分野の進展によって「進化遺伝子」が抽出される可能性が出てきたようです。分かりやすくいうと天才DNAですかね。それが抽出された瞬間、我々凡人の存在意義は無くなります。何事も遺伝。例えば代々東大出身家系の人はそれまで全く勉強してなくてもたった一年東大合格したりしまからね。

養老孟司「我々がどんなに頑張ってもイチローにはなれない」by痛い信者

題名人生目標あいまいみすと

自分は何のために存在しているのかという疑問は、実は地元高校入学した時から持っていました。その後その負担に耐えきれずに、自分探しと称して学業を放り投げ東京へ。後は増田の通り。自分なんて東京のどこにもいませんでした。結局今の自分は、勉強の他にもこういった「超えるべき壁」からも、ずっと逃げ回った結果なのかもしれません。

そんなこと言ってる間にセンターまで残り一週間 by痛い信者

2014-01-17

「森のやうに獣のやうに」という詩集が読みたい。

一体どこに行けば手に入るんだろう。

ローソンに行っても、ファミマに行っても、APミニストップも、色んなコンビニを回って書籍コーナーを探したけど、見つからなかった。

たまににあるのはチャンプロード

このヤンキーポエムで我慢しろというのか。

だれか、「森のやうに獣のやうに」に載っている詩を教えて下さい。

ヤンキーポエムはもうゲップが出るほどお腹いっぱいなので要りません。

2013-09-09

ちょっとだけきちんとする

仕事の用事が終わり4日間は休日を満喫できる(急用がなければ)

家の中の乱れようったら無いわ

食器洗い 洗濯 床掃除 ゴミ捨てぐらいは毎日してるけど

細々した部分に手を入れるのはやはり休日

シューズを洗って、花瓶の萎れた花は取り替え、布団を干して

家具の細かい部分の埃を取る 水周り掃除 書類を整理

カバーを洗い ピアノ曲を流し心を落ち着け 

ヴィヨンの詩集や借りてきた本、今日買ってきた増田総理の新刊

等計11冊を読み、また増田も読み、日記を綴る

増田に書くのもいいけど文具コーナーで見つけたピンクの装飾の凝った

日記帳にも心惹かれる 

ピアノの鍵盤アプリダウンロードして遊ぶ

ダンスの練習もしたいしフランス語学習必要

テーブルコーディネイトやお茶にも興味ある

ダメだ、4日じゃ全然足りないー

やりたいことが何も見つからないという人に少し分けてあげたいぐらいだ

休みの日に家事の行き届いて無いところにできる範囲でちょっとだけ手を

ちょこちょこ入れたり生活に華やかさや楽しさゆとりを加えるのは

仕事で疲れた魂のリズムを戻すのに効果的なライフハック

2012-10-27

死をポケットに入れて

最初に言っておこう。

失ったものに対しての取り返しのつかなさを感じるのは、そこから多くの物を得ていたからだ。

愛し合った分、憎み合うように。

すべての物は、そうやって釣り合いを取っている。

父を亡くしたのは、14歳の時だ。

2度目の癌で、1度目は胃で、2度目は喉だった。

告知の是非がまだ争われていた時代、彼は知ることを望み、

一時帰宅ときに、家族食卓自分は癌だと、必ず治して帰ってくると、そう告げた。

今思うと、とても不思議病気だと思う。

癌は自分が育つために、宿主もやがて殺してしまう。

部位的なその特徴から喉頭癌の進行は早い。

正月一時帰宅を終えて、

(なんとも日本人とは律儀な性格だ。正月は自宅で迎えたいらしい。犯罪者でも、末期の患者でも。)

すぐに目に見えて容態は悪くなった。

口内炎のように見えていた癌は段々と増えて、私たちは怯えた。

皮膚は乾き、黄色くなり、骨と皮だけになっていく自分の肉親を見る機会は何度もあるものではない。

だけど、そんなことは何も珍しいことではない。

ありふれた病気の、ありふれた悲劇

どんなにひどい事も、どんなに素晴らしい事も、この世の中では起こりうるのだ。

何よりも、見た目以上に思い知らされたのは、人が内側から段々と腐っていくそ匂いだ。

甘くすえた、その匂いを今でも覚えている。

今でも、何年かに一度ぐらい、町中でその匂いをさせている人にすれ違うと懐かしく思う。

もうすぐ死にゆく人の、その匂い

人は自分の信じたいことしか信じない。

そのためには、どんな事象も誤魔化せるのだ。

たとえば、肺に穴をあけて血と膿の混ざった水を吸いだしたり、真っ黒な血を吐いたり、

意識がなくなった父に看護婦が話しかけながら直腸に手を入れて汚物を掻きだしたり、

そんなことを目の当たりにしても、家族は信じるのだ。

「これで悪いものが全部出たから、あとは良くなるだけだ。」と。

病院時間は、緩慢なようで、あっというまに過ぎる。

廊下に面する個室のドアが閉じられたら、それは隣か、その隣の患者が死んで運ばれるサインだ。

病棟の個室は、治療のためのそれというよりも、順番を待つための場所に近い。

不思議もので、どんなことにでも人間は慣れ、希望を持つことができるのだと思う。

クリスマス解放を願うアウシュヴィッツ収監者のように。

病棟でもまた然りだ。

中学生だった私は、医学書を読み、信じることを拒否し、

それでも意識を取り戻さない父親の横で、ポパイの「ぼくたちのセックス」特集に夢中になった。

どんなことも、釣り合いが取れているのだと思う。

こんなにも悲しいのは、きっと、こんなにも愛されていたかなのだと。

静かに、いつの間にか彼は死んでいた。

母親と弟が仮眠を取っている間に。

わたしが、介護用のベットで7月の雲の流れているのを見ていた間に。

最期には、痰も腹水も出なくなり、人間は乾いて死ぬものなのだと知った。

何のために、あの8か月は必要だったのか。

母親がこっそりと医師に手渡した、あの金は何だったのか。

何でもないと、今ならば思う。

すべては、私たち自身を慰める、その鎮魂の前払いのようなものだったと。

少しずつ、少しずつ、わたしたちは覚悟を重ねてきたのだ。

見たくないものを認めるために。

後悔をしないために。

誰のせいにも、しないために。

すべての物から得ることはある。

どんなに酷いことからも、経験を。

失ったものからは、愛情を。

束縛からは、解放を。

あるマンガで、しゃれこうべに怯える主人公魔女は言った。

頭蓋骨が怖いの?自分も一つ持っているのに?」

そうだ。わたしは怖くない。死は既に、自分の中にある。

から、弟が事故で死んだ時も、私は比較的冷静さを保つことができた。

私はもう、14歳ではなく29歳になっていた。

馬鹿みたいなその死因を聞いた時も、少しだけ安堵した。

事故で良かったと。

それなら誰も憎まないですむ。

大きく腹部を膨らませて、全身の穴から血の混じった体液を流す弟の体を拭き、

検死後にドライアイスを置いていかない警察の不親切を苦々しく思った。

仕方のないことだ。警察葬儀屋ではないし、五月に死体は長持ちしない。

(いつか覚えておくと役に立つかもしれない。)

2度目の―今度はあまりに突然な―身内の死に途方に暮れながらも、

誰も憎まないでいいことに、少しだけ安堵した。

誰かのせいにすること、

誰かに責任を見つけること、

憎しみを将来に繰り延べることは、

自分迷路に追い込むだけだ。

死をポケットに入れて。

棺に入れた弟の好きだった詩集は、灰となってなお文庫の形を保ち、火箸で突くと粉となって崩れた。

放蕩の限りを尽くした詩人は80歳を超えても生き長らえ、

20代の、5月の生の盛りに(flower of life)、弟は死んだ。

途方に暮れる母を支え、喪服美人妻を気取り、

火葬場で弟の骨を見た時は、とても申し訳なくて笑うしかなかった。

どこも損なわれていない、こんなに立派で太い骨なのに。

恥ずかしくて、恐縮するぐらいの健康人間だったのに。

どうしようもないことは、どうしようもないことだと思う自分は、どこかおかしいのだろうか。

弟の婚約者は、ショックで髪の毛が抜けてしまった。

私は、釣り合いをとるために、手放すことを選んだのだ。

それが自分バランスを取るために、丁度良かったからだ。

今でも、ふと思う。

自分の中の死を。

自分の周りの死者を。

どうしようもない、役割とか、病とか、不正とか、エゴのことを。

昼間の汗や尿と同じように、夜中の暖かい布団の中で流す涙のことを。

何かを失ったと思っている人へ。

何の慰めにも為らないかもしれないが、それは間違いだ。

失った分、同じ大きさの何かを得ている。

何かを失ったと感じたのであれば、それは既に、それだけのものあなたが受け取っていたからだ。

得たもの、それが憎しみならば、手放してしまえばいい。

あるいはその痛みは、あなたあなたの亡くしたものだけで組成されたものだ。

それならば、誰にも渡さずに、自分のものだけにしてしまおう。

それから数年して、私は妊娠した。

まだ生物とも呼べないような、たった8ミリの物体の写真を見て、少しだけ、泣いた。

大きな喜びと、大きな喪失の両方の可能性を持ったものを、私は孕んでしまった。

愛と呼べるような感情は、まだわからない。

だけれど、ともに時間を過ごし、それを失った時に、

わたしは自分を壊さずにいられるだろうか。

死は、私の中にもセットされている。

その事を怖いとは思わないが、少しだけ、祈るような気持ちになる。

どうか、どうか、私が愛する人たちに、沢山の何かを与えることができますように。

釣合いなんて、とれていなくていいから、

たくさんの、―できれば喜びを―、残すことができますように。

まり陳腐さに自分で笑って、また少し、泣いた。

2012-03-07

http://anond.hatelabo.jp/20120306211950

生きるのが下手な拒食メンヘル女って、普通にある精神疾患でめずらしくないです。あなたに必要なのは心配してくれる友達でも男の絶望でもなく、拒食患者の診断経験豊富精神科医です。

盲腸自分で治そうとして治せる人が少ないのと同じで、自分でなんとかしようと頑張れば頑張るほど、大抵の人は失敗して他人に迷惑をかけて苦痛が長引くだけの結果になります普通にプロの人のカウンセリングを受けた方が楽ですよ。

 

拒食で思い出したんですけれど、以前よく読んでいた詩人で、伊藤比呂美さんという方がいらっしゃいまして、彼女思春期にすごい拒食生活をやっていた方で、そのことを詩やエッセイの中で書いておりました。

「あかるく拒食ゲンキに過食」とかエッセイ普通に読みやすいですが、「青梅」とか「テリトリー論」といった詩集は、どれもシャレにならない人生の断片を含んでて、読んでてとても怖かった。

ユーストに行くと比呂美さんの映像いっぱいころがってますね。たとえばココとか。

http://www.ustream.tv/user/bungakutai

彼女場合、たぐいまれな表現能力があったおかげで自分でなんとかできたタイプの人ですが、あれは普通の拒食の人には真似できません。詩でも絵でも歌でも編み物でもなんでも、自分表現する方法を獲得すると、拒食という表現自然と消えてなくなりますが、それまでの間は、プロアドバイスを受けた方が楽ですし早く楽になれます

 

まあ、生きる実感の楽しみ方は人それぞれなので、いまのあなた生き方はあえて否定はしません。好きなように生き、好きなように死になさい。ただし他人には絶対に迷惑をかけないように。

2012-01-05

普通の大人になりたくないあなたへ

普通の大人にならなくてすむ方法はそれほど多くあるわけではない。今私の知り合いの女性達は、

大きく二つに分かれているような気がする。とりあえず生活のベースになりうる仕事を持っている人と、

何も持っていなくてそれを探してもいない人のことだ。仕事を探すのは大変だ。比較的頭が良くて向上心がある女達は

パソコンなど新しい技術を覚えようとしている人が多い。

動物達は「棲み分け」と言うもの自然のうちに実行する。 

まり、ある決まった地域、区域に集中していろいろな種類の動物が住むとえさや水が不足し、弱い動物は強い動物

常に攻撃を受けるようになる。それを防ぐ為に動物はさまざまな区域に分かれて住むようになるわけだ。

もちろん「棲み分け」はそれぞれのテリトリー完全に決まっていて、其の場所を確保すれば安全と言うわけではない。

木の上にいる猿は比較安全だが、それでも豹に狙われる。

 この国は人口が、多いから、既にたくさんの成功者がいるような職種にもぐりこんでいくのはかなり難しい。

例えば編集者とかカメラマンなど、もう既に数は足りているどころか、あまっている。先輩達は道を譲ったりなんかしない。

つかんだポストは定年まで決して離そうとしない。そういうところで職を得ようとするのは至難の業だ。

たとえ人気のある出版社に入れても、面白い仕事を先輩達がやすやすと手放すわけがない。

人生に積極的な女達はこの数年、パソコンに進出してきた。パソコンインストラクター

さまざまなソフトを使った事務処理、ゲームプログラム制作、各種インターネットビジネス

そういった女達の進出は目覚しいものがある。女はメカに弱いという常識を逆に利用した「棲み分け」への強い意志だ。

女はメカに弱い、だからパソコンを操りインターネットなどの特性を理解している女はまだ少ない。

それでもパソコンを教えたりプログラムソフトを売り込んだりするときに女のやわらかさは武器になるに決まっている。

有力なコネがない私はそういった分野に進むしかないのではないか

そういうような考えが人間界の「棲み分け」を産むようになる。

そしてそれは大部分が正しい。

この「anan」の特集を読む人たちは、安易な期待をしていないだろうか。

何か、ちょっとした工夫や考え方などで、普通の大人にならずにすむ方法があるのではないかという甘い期待だ。

「毎朝、起きたときに好きな詩集の一節を必ず読み、さわやかなバロックの曲を聴きながら、ナチュラルメイクで、

作りたてのクロワッサンを食べる」みたいなこと、つまり、「日常生活の中でのささやかなおしゃれな工夫」では残念ながら、

人生は何も変わらない。そういう世間的な豊かな生活を楽しんでいるのは、

普通でない」大人たち、つまり具体的に「普通」の人よりも努力した大人達だけだ。普通の大人になりたくない、というのは

まらない人生がいやだと言うことだと思う。日本は変わってしまった。

普通の大人」が「つまらない人生」を意味するようになったわけだが、其の認識はもちろん正しい。

普通の大人」というのは今までの「日本典型的な大人」と言うことだろう。

それなりの会社でそれなりのポジションにいるお父さんを助け立派に家を守り子どもを育てる「おかあさん」というのが

典型的な大人の女の人」だ。それなりの会社でそれなりに働きそれなりの恋人を持つと言うのが「普通の大人の女」だ

其の両方に魅力を感じなくなったというのだと思うのだが、その認識はまったく正しい。

 この2、3年に起こったことだが、この国の「普通」の完全な崩壊証明している。

オウム真理教には「普通」のエリートが多く入信していた。援助交際をする女子高生は「普通」の家庭の娘達で、

神戸の十四歳は「普通」の中流家庭で育っている。テレビメディアはそういったネガティブな人たちを

「特別な環境」に育った「特別な人」だというふうに規定したがっているが、もうごまかすのは無理だ。

もちろん「普通」で幸福に生きている人もきっとまだ大勢いる。特に田舎に多いかもしれない。

だが「普通」が「幸福」だと言う図式はもう存在しない。

普通」はシャープ感覚を持つ若い女の子が忌み嫌うほどに、弱体化してしまった。

それでは普通に成らないためにはどうすれば言いか。コレはもうはっきりしていて訓練しかない。

訓練して特別な技術を身につけないと特別にはなれない。

訓練というと、暗く地味なイメージがある。何か嫌なことに耐えなければならないという先入観があるかもしれない。

それは、なんでも言う事を聞く「普通」の大人を大量に必要とされた貧しい日本の間違ったやり方だ。

この国はごまかしに満ちていて、成功した人に、インタビューで「どんな訓練をしまたか。」とはほとんど聞かない。

「どんな苦労をしまたか」と聞く。

成功した人は、「苦労した人」ということにしたいわけだ。わたしは、24歳で作家としてデビューしたが、

まったく苦労はしていない。今でも苦労なんて全然していないし、苦労なんて一度もしていない。

確かに技術を得るための訓練をするのは単純に楽しいものではない。

語学の訓練を考えてみればわかるが、単調で、忍耐力がいる。ただし、そのことが好きだったら、

それがいくら単調でも「苦労」にはならない。

から長い訓練のためには、その訓練の対象を好きになる必要がある。

どんな人間にも、そういう、長い訓練に耐えられる好きなものが一つぐらいあるはずだ。

それを、見つけることができたかあるいはできなかったか人生はそこで二つに、分かれる。

見つけることはできた人間は訓練が苦にならないから特別な技術を身につけて「特別」になれる。

見つけられなかった人は、特別な技術が何もないから「普通」にならざるを得ない。

「わたしはね、才能はあったのでも努力勉強が好きじゃなかったからこうやってつまらない平凡な人生を送るはめになった、

からあなたにはそうなって欲しくないの、だから今はつらいかもしれないけど勉強しなさい。

今、耐えて、しっかり努力しなかったら私やお父さんみたいに平凡に生きるしかないんだから。」

 そういうお母さんは「努力しなかった」のではない。訓練が苦にならないないかを見つけることができなかっただけだ。

努力好きな人はいない。私も大嫌いだ。だが、好きなことだったら、努力は苦にならない。

訓練ということで言うとたとえば20歳という年齢は既にかなりハンディがある。バイオリニストやバレリーナにはもうなれない。

語学学習を始めるのも遅ければ遅いほど苦労するし、働きながら何か訓練するのは大変だから

25歳という年齢はかなり絶望的だ。30歳になると、せいぜいつまらない人生趣味ごまかすぐらいのことしか残されていない。

趣味というのは魔物だ。「そんなに好きなら趣味でやればいいじゃない」と大人たちは言う。

それも嘘だ。素晴らしい趣味を持っている人はたいてい素晴らしい仕事を持っている。

「特別」な人たちは趣味を必要としていない場合も多い。

まらない仕事をしているが素晴らしい趣味を持っているという人に私はまだあったことがない。

 つまらない人生を送っている「普通」の大人たちは実にさまざまなやり方で若い人に嘘をつく。

「苦労」「努力」「勉強」「趣味」その他にも色々な言葉があって、

学校や家庭やメディアやその他いろいろな場所で、その言葉は囁かれる。

 営業のような仕事に女は向いているのか、女には競争心はあるのか、仕事を持つ女は

どこかさびしそうに見えるというのは本当か、女が普通でなくなると色々な問題が起きることは事実だが、

それはまた別の問題である

 「普通」の大人にならないための方法は簡単だ。好きなことを見つけて、それを誰よりも訓練すること。

  簡単で、しかもそれ以外の方法はどこにもない

2010-04-18

2010年4月17日(土)付朝日新聞天声人語より

若き日の谷川俊太郎さんは詩集『二十億光年孤独』で世に出た。本の題名にもなった名高い詩は、〈人類は小さな球の上で/眠り起きそして働き/ときどき火星に仲間を欲しがったりする〉と始まる。

(略)

谷川さんの詩を、オバマ大統領に献上したくなった。2030年代を目標火星に人を送るという新しい宇宙政策を打ち出した。(略)「月へ行く」とケネディ大統領がぶち上げたとき、米国はまだ地球を回る軌道にも人を送ってはいなかった。それから8年後、人類は月に降り立った。

想像を刺激されたのだろう、その年に福島県小学生が書いた「うちゅう人とお話を」という詩がある。〈わたしは まほうじてんを開いて/うちゅうのことばで 話しかける/「ガガガ ルル ルル ララララ ピル」っていうと/「ルルル ダダダ テテラ テテラ」てしゃべるかな〉(児童詩誌『青い窓』から)

子ども感性には詩人も脱帽だろう。この詩もオバマ大統領に献上したくなる。宇宙人と話すための「まほうじてん」を探し出して、そっと添えながら。

http://www.asahi.com/paper/column20100417.html]

「フテンマ キチ イセツアン デス」っていうと/「ワカッタ ソノアン デ イキマショウ」てしゃべるかな

いやマジで、これ、朝日新聞皮肉だったりする?

2010-04-02

出かける際の妄想から

鏡をのぞきこんだら、やっぱりいつも通り気持ち悪い顔だった。

イケメンになる奇跡を信じているのだが、いまだ望みはかなわない。

しょうがないから洋服をめかしこむが、最近服を買ってもないし、こんな微妙な気温でどんな恰好するか悩んで、悩んでいた自分も嫌になっていった。

鏡の前から立ち去ろうとし、服なんてなくなればいいと世界を恨んだ。

そう、第一服なんてあるのがおかしい。

なんで人間って体毛発達してねえんだ。

まあ毛むくじゃらの人間なんて猿の惑星のようで、それはそれできもいだろうが。

じゃあ、国民全体に服が支給されて、それ以外身につけてはいけないだとかどうだろう。

なんだか、小学生のころの仮面同盟みたいだ。

そのとき、子供のころの思い出がふと頭をよぎった。

あれは、髪いじりを生業としてた親戚家で、首だけのマネキンを見つけたとき。

その部屋は、没個性的な生首どもがきれいに棚へ整列されていた。

赤、茶、黒、髪の長いの短いの、たくさんの生首を区別するものは髪型だけだった。

親戚家では幼少のころ、そんな生首を片手に遊んでいたのだが、まさに基準範囲が「頭」だけになるのではないか。

だったら、イケメンの天下だろう。

なにせ服という、人間を判断する材料が減ってしまう。

それって相対的に顔の価値を高めて、イケメンを有利にすることじゃないか。

要するに、オタクをはじめとする非モテファッションをなにかと敵にして、イケメンとの差を埋めるものだと理解していない気がする。

逆にファッションに身を包むのを、みっともないと勘違いしているかもしれない。

普段から見下される非モテは、見下されることに敏感だ。

だから見下される前に、金がないだとかセンスがないだとか居直って、守りに徹してしまう。

ただ、最低限金をかけるのは必要だし、センスは磨くものだ。

ゲームのために食事を抜いたり、中二に書いた詩集をいきなり出版社に持ち込んだりするのと一緒。

それなのに天性のなにかを期待してしまうのは、昨今の血縁だとかでマンガ的展開を期待してたりするからか?

努力もしないで平等に扱えはないだろう。

それこそ非モテ層が好きそうな、男女平等の考えに近いのでは?

だいたい非モテは見下されているから、周りを見下すことを普通だと思っている節がある。

どうせ●●っていっても××って思ってんだろ、なんて変に勘繰る。

その固定概念を上手に解きほぐせないものか。

ネコ画像探しているときにレッサ―パンダ画像見つけてもあんまり印象に残らないだろ?って2ちゃんのまとめかなんかでみたけど、言い当てて妙だ。

数秒眺められ好き嫌いの感情で大きく分けられたとして、それ以上の感情を抱かれることもない。

アイドルの不細工さで盛り上がれるのも、オタクくらいだろう。

ただ自分がレッサ―パンダではなく蓮コラで、道ゆく人にトラウマ植えつけてんじゃねえかとか、そんなことまで気になって仕方がないが。

2010-02-08

   

読書するとき、一番苦労するのが、読み始めの最初の部分である

頭が十分に読書に対してうまく立ち上がってないのである

この最初の部分を乗り越えると、あとはすらすらと読み進めることができるのである

というわけで、きちんとした読書をする前には、軽く準備運動をしておくことが効果的あることが分かる

私の場合、読みなれた詩集漫画などで準備してから、未読の本に向かうことにしている

2010-01-14

吐き気がするわ。

よく覚えてましたねw RT @hagiyoshi そもそも『雲のむこう、約束の場所』の最初期構想段階で、東さんと新海さんで「並行世界」「量子コンピューター」「可能世界」とか話してたんだったっけなあ。そう考えながら読み進めた#QFだったのよ。

http://twitter.com/hazuma/status/7744653673

だからも『雲のむこう、約束の場所』は主人公が「浩紀」なんだよね。あとぼくの妻の詩集もどこかに出てくる。小ネタ

http://twitter.com/hazuma/status/7744666471

新海誠はファンだったんだけど、そりゃないわって感じ。

だから「雲のむこう」は微妙な出来になっちまったんだろう。

DVD売り払ってきたい気分だ。

だいたい、批評家創作に手出しても碌なことにならないんだよ。

2009-12-02

昭和初期を生き抜いたニート 中原中也の詩



「正午 〜丸ビル風景」  中原中也

ああ十二時のサイレンだ、サイレンサイレン

ぞろぞろぞろぞろ出てくるわ、出てくるわ出てくるわ

月給取の午休み、ぷらりぷらりと手を振つて

あとからあとから出てくるわ、出てくるわ出てくるわ

大きなビルの真ッ黒い、小ッちやな小ッちやな出入口

空はひろびろ薄曇り、薄曇り、埃りも少々立っている

ひょんな眼付で見上げても、眼を落としても……

なんのおのれが桜かな、桜かな桜かな

ああ十二時のサイレンだ、サイレンサイレン

ぞろぞろぞろぞろ出てくるわ、出てくるわ出てくるわ

大きなビルの真ッ黒い、小ッちやな小ッちやな出入口

空吹く風にサイレンは、響き響きて消えてゆくかな

佐々木幹郎編「中原中也詩集『在りし日の歌』角川文庫クラシックスより)

2009-11-28

図書館で本を探していて、たまたま目についた詩集を借りた。

「にんげんをかえせ」という題の、広島の、原爆戦争を書いた、ちちをかえせ ははをかえせ としよりをかえせ こどもをかえせ。

それを朝ソファで読んでいて、寝て、リビングのテーブルに置いておいたら母が読み始めた。人と本を共有するのが苦手な私は「なんでこんな本読んでるの」という質問を予想して身構えて、「日常生活に感謝しようと思って」という理由を用意したのだけれど、日常生活に感謝するために戦争に触れるというのは一体、いかがなものか。

他人の痛みを利用するようであんまりじゃないかと思う。戦争を知らない世代の、過保護に扱われることに慣れきって平和ボケした阿呆の甘ったれた駄々を、隣に置いていいものじゃないだろうに。苦しんだ人苦しんでいる人の苦しみはそんなふうに扱われていいものじゃないだろうし、私の日常生活もまた、本来そんなふうにして感謝されるものじゃないはずで、けれどじゃあ、平和を求めて書かれたんだろう詩を、どう扱えばいいんだろう。

読んで泣いて悼んで平和を希求するのも同じで、なんだか白々しい気がした。自分の白々しさを広げて見ているんだろうか。戦争の対義語は平和だけれど、だから全くの別物であって、2つを関連づけて語るのはおかしいんじゃないか?戦争が悲しかったことと平和を求めることと、当事者が繋げるのは「敵」を憎むのと同じくらいもっともだけど、戦争を知らない私も知ってそれを理由に平和を求めるべきなのか、求めていいのか。例えば今日食べた食品の多くが輸入品で、おいしかったから、世界平和でありますようにと、祈るのとどちらが良いのか。

歴史詩集も食事も生活の1つの部分として、ああ悲しいことがあったんだなと受け止めて、どこかの国の食材を食して、殴らず殺さず生きればいいのか。戦争を知らないと言われると痛い。誰も知らない世界を求めているはずなのに、求めるがゆえに忘れるな忘れるなと恐れて、教育して、された私は知らないまま、知った気になって一緒に何か訴えるべきなのか、知らないが酷いことなんだろうし明日の朝ご飯バナナがいいと駄々をこねた方がいっそ誠実なのか、中東なりアフリカなりに行って見て来ればいいのか、隣人と殴り合いの喧嘩でもしてみればなにか悟れるのか。

そもそも私の「戦争の(他人の)苦しみをどう扱えばいいのだろう」という発想も不幸自慢の横行する平和の中で育ったもので、苦しむ人は苦しみなんて放って捨てていたんじゃないかと、想像してみもする。知らないけども。大体いくら誠実でありたいと思ったって、知ることや考えることでどうにかなるものばかりでもあるまいに。戦争プロパガンダに乗せられるな、人を悲しませてはいけない、痛めつけてはいけない、優しくあれと、知っていればそれでいいんだろうか。紛争地域に愛の手並びに金銭的援助、啓蒙活動への参加、賢い消費者であり、倫理道徳を順守し、思いやりと礼儀をもって生活をしていたら、なんか気持ち悪くない? 皆がそうだったらそりゃ平和だろうけど、もはや平和ではないというか、やっぱりなにか、すごくずれてる。戦争があって、人が死んで、悲しんで苦しんでいるのだけど、私はなにを思えばいいんだろう。

2009-10-02

オッカムの剃刀小学生

http://d.hatena.ne.jp/AntiSeptic/20091001/p1

いやまあ、なんというか。消毒氏はhttp://d.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20090930/1254321315に対してオッカムの剃刀よろしく「アンタの解釈は違うよ、だって××は○○と解釈すればそれでいいじゃんwww」と説明して見せている。もちろん、「なぜ○○と解釈したほうがいいか」という理由つきで。

物語解釈なんて、ただ説明をつけるだけならいくらだって言える。(これは物語ではないが、)いろは歌の隠された真の意味はこれこれ、この詩集の隠された意味はこれこれ…とかいうように。しかしある解釈がそういう「だって私こう思うもん!」といった感想文や妄想ではない「まともな解釈」となるには、「なぜそのように解釈しなければならないか」という確かな理由がなければいけない。たとえば、「○○解釈では十分に説明できない△△が、××解釈では整合性を持って説明できる」というようなことがあって、初めてその××解釈は有効になるわけだ。

こんなことはいうまでもないことだし、だからこそ消毒氏もきちんと説明を怠らない。ところが、ここで批判された大野なんちゃらという人はそこのあたりがまるでわかっていないらしい。

ohnosakiko 2009/10/01 21:40

いやー、見事に一歩も進みませんねwww

大文字の他者>は言語活動を支えるものだということを書いているのに、どうしても「規範」という概念で理解したいんですねぇ‥‥

後に出てくる「規範」も、<大文字の他者>が立ち現れる象徴界のごく一部なんですが‥‥

まあでもしょうがないという気がしてきました。

普通何冊か読んでやっとわかりかけるようなことを、ブログ記事の一つ二つじゃとても無理ですわやはり。説明している方もシロウトだし。

ごめんごめんw 忘れて下さい。


だから「『共通基盤』なんて常識とか規範とかそんなものしか考えられない」という消毒解釈に抗する「ここにおいて『なぜ』消毒解釈でなく<大文字の他者>~解釈を採るべきなのか」という理由はどこに存在するのだ(笑)。理由が存在しないのなら、当然、「『規範』という概念で理解」すべきに決まっている。

というより、本来そうした「なぜか」を了解することこそが、「わかる」ということなのである。特殊相対性理論は本を読まないとわからないくらいむずかしいが、結果としてそれなりにでも「わかって」いるのなら、少なくとも「なぜこの理論を正当とせねばならないのか」「なぜニュートン力学よりもこの理論を採らねばならないか」は説明できる。それは「ブログ記事の一つ二つ」でちゃんとできるのであり、「シロウト」でも十分にできるのだ。ではなぜ、そのくらいのこともできないのか?

それは「わかっていないから」だ。本人は「何冊か読んでやっとわかりかける」などと書いているが、実はなにも「わかって」いない。きっと何冊も読んでいるうちにその解釈を覚えてしまい、そのことを理解と混同しているのだろう。

小学生が「光速がなにものよりも速い、速度は30万キロメートル毎秒」というのをただ覚えたって、ちっとも「光速のことを理解した」ことになりはしない。かれは他人に光速を説明する能力など持っていないだろう。もちろん、そんな状態で物理話に首をつっこんでも、「見事に一歩も進」まないことはいうまでもない。

いやはや、どういうつもりで「理解したいんですねぇ‥‥」だの「一部なんですが‥‥」なんてほのめかし、草を生やしているのか。残念、というほかない。

2009-09-16

http://anond.hatelabo.jp/20090915082832

自分ブログに書こうかと思ったんだけど、あまりにも自分内面に触れることで、恥ずかしいのでこちらに書きます。全体的に「戦闘力必要ないじゃん」とか「戦闘力は強敵モテるためのものorZ戦士同志のランク付け」という論調が多くて「戦闘力の高い戦士」、いわゆるサイヤ人(笑)的なものの存在が軽視されてる気がしたので。

わたしは武空術もするし、カメハメ波もするし、スカウター天下一武道会や「強い奴」のチェックもそれなりにします。妻もいるし、サイヤ人ではないけれど、おそらく外見上はそれほどヘタレに見えないでしょう。

だけど、内面は立派に戦闘力の低い戦士で、十分ヘタレです。

どうして強くなることを決めたかというと、自分の弱さにものすごいコンプレックスがあったから。とくに、中学生のころは鏡を見るのも嫌だった。周りの戦士たちは大きくて逞しくてで髪の毛があるのに、わたしは背の低い童顔だったから、よく子供に間違えられた。「弱い」ということは、あたりまえだけど「勉強ができない」とか「運動ができない」と同レベルの単純なルサンチマンを生みます。そして、単純だからこそ根深い。わたしは弱い自分が嫌いでしかたなかった。大人ならドラゴンボールも集められるし、「強くなくても認めてもらえる」ことを知ることもあるかもしれない。だけど、中学校という狭い世界のなかでは、弱い自分をどうしたって認めてあげることができなかった。

だから、「強く」なろうとした。単純な理屈です。

武空術と気円斬とカメハメ波で、それなりに見られるようになるのはご存知の通り。たしかに「強い」と言われたこともあったし、強敵に認められたりもした。

だけど、どんなに取り繕ったところで、もとから「強い」サイヤ人には勝てるはずもないんです。だって、彼らたちはもう内面が強い。強いという事象を当たり前のようにして育ってきているから、それを疑うことも、悩むこともない。戦闘力は仲間に認められるため? 強敵に認められるため? なんて議論が無駄に思えるくらい、手足のように力を扱える、そこに不自然を感じない戦士はいるのです。つまり、わたしはどこまでいっても「強く」なれなかった。

そして、「強い」と言われるようになった代わりに、仲間から逆の意味呪詛を吐かれることもありました。

修行して強くなった」とか「精神と時の部屋に入った」「ハゲ」ということが全部戦士受けを狙ってる、とか、軽薄だと受け取る人。もしかしたらわたしの運が悪かったのかもしれないけど。でも、そういう戦士が少なからずいました(それなりに高レベルの戦士だったからかも)。どうせと悟空と遊んでるんでしょ、みたいな。要するにサイヤ人(笑)なんでしょ、とか、Z戦士なんでしょ、みたいな。 

もちろん、ある程度仲良くなって内面を知ってもらえれば、そういうことを言う人はいなくなる。だけど、初対面でそう決めつけられることは、やっぱり苦痛でした。詩集が好き(中原中也とか)って言っても、え、銀色夏生?みたいな。そういう些細なことでも、何度か積み重なると嫌気がさすものです。わたしは普通に、対等に、話がしたかった。でも、そういうタイプが仲間と認めるのは「普通地球人」で、わたしではない。たとえそこから仲良くなることによって修正されても、第一印象で不利になることは変わらない。

じゃあ、どうすればよかったんだろう、って思います。戦闘力をつけることなんて目指さなきゃよかったのか? 戦闘力だけでサイヤ人(笑)だって馬鹿にされるくらいなら、と。

わたしは、戦闘力が低い=弱いことだとは思いません。もちろんそういう人もいるんだろうけど、わたしのような人間から見れば、修行しない人はそれだけ素の自分に自信がある、強い人にみえてしまう(こういう戦士の心理が本当にわからないので、よければ経験者の人教えてください)。わたしは弱いから修行してるだけなのに、外見だけで「戦闘力の高い、強い戦士」だと思われる。どういうことなんだろう、って。

今はもう、そんなふうに外見だけで人を判断する敵は相手にしないことに決めたのでいいんですが、しこりとしては心に残っています。

でも、やっぱり強敵には言いたい。

「戦闘力だけで人を判断しないでください」

あなたたちが「スーパーサイヤ人に限る」とかいう言葉で、暗に戦闘力で人を判断する戦士を批判するように、わたしもそういう強敵を批判します。そして、外見で戦士を判断しているのはいわゆるフリーザさんだとか、戦闘好きだけじゃない。非モテ草食系男子を自認・自称する人も、逆の意味でたくさん戦士を傷つけているんだということを、わかってほしい。「修行を積まないことを推奨する」ことを、「修行した戦士を批判する」ことに結びつけないでほしいと、思います。戦闘力が多少高くてもでも、内面はあなたたちと同じように繊細で内向的な戦士って、思ってるよりたくさんいると思うんだ。

そして「修行しない戦士」たち。「セルゲームなんて怖くていけない」、「天下一武道会なんてめんどくさい」なんて言葉で、あなたたちも人を傷つけていることがあるんです。だって、世の中には本気で、修行をしないと外も歩けない(神経症的な意味で)人がいるのだから。修行をしなくても、強くならなくてもそのままでいられるのなら、それだけで恵まれていることもあるんだよ、とわたしは思います。

自分の気持ちも考えろ」って言ってるわけじゃありません。でも、こういう女もいる、しかもそう少ない人数ではないということを、せめて知ってほしかった。このエントリーがどれだけの人に届くかわからないけど、なるべくたくさんの人に理解してもらえたら、とてもうれしいです。

2009-07-07

http://anond.hatelabo.jp/20090707210431

結婚指輪はいらないといった

朝 顔を洗う時

私の顔をきずつけないように

体を持ち上げるとき

私が痛くないように

結婚指輪はいらないといった

今 レースのカーテンをつきぬけてくる

朝陽の中で

私の許に来たあなたが

洗面器から冷たい水をすくっている

その十本の指先から

金よりも 銀よりも

美しい雫が落ちている

星野富弘詩集

2009-05-05

http://anond.hatelabo.jp/20090503233005

ふたば二次裏でまとめられていた、中高生のための100冊

未読 1. 「隣の家の少女」 ジャック ケッチャム

未読 2. 「黒死館殺人事件」 小栗虫太郎

未読 3. 「異邦人」 カミュ

★★読(大学) 4. 「果心居士の幻術」 司馬遼太郎 地味。でもヘタに新撰組血風録とか読むよりマシかも。

未読 5. 「突破者―戦後史の陰を駆け抜けた50年」 宮崎学

未読 6. 「存在の耐えられない軽さ」 ミラン・クンデラ

★★読(会社員) 7. 「ドグラマグラ」 夢野久作 中高生でわかんのか? ふいんきの問題?

★読(大学) 8. 「檸檬」 梶井基次郎 こてんこてん。

未読 9. 「大製鉄所―橋本雄介小説集」 橋本雄介

未読 10. 「ローダンシリーズ<1>大宇宙を継ぐ者」 K・H・シェール,クラーク・ダールトン

★★★読(高校) 11. 「十角館の殺人」 綾辻行人 これは中高生でも楽しめた気がした。

未読 12. 「豹頭の仮面」 栗本薫

未読 13. 「魔が堕ちる夜―デーモニックプリンセス 二次元ドリームノベルズ」 謡堂笹弘

未読 14. 「車輪の下」 ヘッセ

未読 15. 「玩具修理者」 小林泰三

未読 16. 「罪と罰」 ドストエフスキー

未読 17. 「封神演義」 安能務

未読 18. 「江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼」 江戸川乱歩

未読 19. 「赤い影法師」 柴田錬三郎

未読 20. 「ファウスト」 ゲーテ

未読 21. 「老人と海」 ヘミングウェイ

★★読(会社員) 22. 「ディアスポラ」 グレッグ・イーガン 会社員になってから読んだが難解すぎて楽しめなかった。宇宙消失とかの方が楽しくない?

★★★読(会社員) 23. 「EGコンバット」 秋山瑞人 「ガンパレードマーチ」っぽいなあと思った。「猫の地球儀」の方が好み

未読 24. 「蝿の王」 ウィリアムゴールディング

未読 25. 「ドゥイノの悲歌」 R・M・リルケ

★読(高校) 26. 「夏への扉」 ロバート・A・ハインライン 昔のエスエフってこんなのかー。という感慨。期待しすぎるとがっかりする。

未読 27. 「コズミック」 清涼院流水

未読 28. 「化物語」 西尾維新

未読 29. 「姑獲鳥の夏」 京極夏彦

未読 30. 「少女コレクション序説」 澁澤龍彦

★★読(高校) 31. 「人間失格」 太宰治 背伸びして読んだが、よくわからなかった。

未読 32. 「左巻キ式ラストリゾート」 海猫沢めろん

未読 33. 「帝都物語1」 荒俣宏

未読 34. 「道程」 高村光太郎

未読 35. 「鼻行類―新しく発見された哺乳類構造と生活」 ハラルト・シュテュンプケ

未読 36. 「プログラミング言語C ANSI規格準拠」 B・W・カーニハン,D・M・リッチ

未読 37. 「ムーンチャイルド」  アレイスター・クロウリー

未読 38. 「外科室・海城発電 他5篇」 泉鏡花

★★★★★読(大学) 39. 「ラヴクラフト全集(1)」 H・P・ラヴクラフト 予想外に楽しかった! マジお勧め

未読 40. 「饗宴」 プラトン

未読 41. 「書を捨てよ、町へ出よう」 寺山修司

未読 42. 「妖聖記」 竹河聖

未読 43. 「新訂孫子」 金谷治訳

未読 44. 「寺山修司少女詩集」 寺山修司

未読 45. 「スローターハウス5」 カート・ヴォネガット・ジュニア

未読 46. 「アーカム計画」 ロバート・ブロック

未読 47. 「地下室の手記」 ドストエフスキー

★★読(会社員) 48. 「黄昏百合の骨」 恩田陸 同作者「麦の海に沈む果実」の続き。一冊だけなら「夜のピクニック」。

未読 49. 「娘に語る祖国」 つかこうへい

未読 50. 「黄金の羅針盤 ライラの冒険」 フィリップ プルマン

未読 51. 「フリッカー式 <鏡公彦にうってつけの殺人」 佐藤友哉

未読 52. 「未来のイヴ」 ヴィリエ・ド・リラダン

★読(大学) 53. 「桜の森の満開の下」 坂口安吾 これもアレコレで引用されてたんで読んでみた系。

未読 54. 「野火」 大岡昇平

未読 55. 「マッチ棒遊びの本―ひまつぶし決定版」 大島正二

★★読(大学) 56. 「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」 村上春樹 大学時代村上春樹よく読んだけど、特に残らなかったなあ。

未読 57. 「マルコヴァルドさんの四季」 イタロ・カルヴィーノ

★★★★★読(大学) 58. 「さようなら、ギャングたち」 高橋源一郎 大学時代高橋源一郎もよく読んだけど、理解できなかったなあ。でも、これは面白かった。

未読 59. 「すべてがFになる」 森博嗣

未読 60. 「発作的座談会」 椎名誠木村晋介沢野ひとし目黒考二

未読 61. 「知性について 他四篇 」 ショーペンハウエル

未読 62. 「夏と花火と私の死体」 乙一

未読 63. 「バガージマヌパナス―わが島のはなし」 池上永一

未読 64. 「純粋理性批判」 カント

未読 65. 「高丘親王航海記」 渋澤 龍彦

未読 66. 「黒猫」 エドガー・アラン・ポー

未読 67. 「わが闘争―完訳」 アドルフ・ヒトラー

未読 68. 「夫婦茶碗」  町田康

未読 69. 「しゃばけ」 畠中恵

★★★★読(会社員) 70. 「猫の地球儀」 秋山瑞人 かなり好きなSF。小・中学で「星虫」とか読んだ後に読むといいよ。

未読 71. 「グミ・チョコレート・パイン」 大槻ケンヂ

未読 72. 「遠野物語」 柳田国男

未読 73. 「武士道」 新渡戸稲造

未読 74. 「絶望系 閉じられた世界」 谷川流

未読 75. 「函の中の失楽」 竹本健治

未読 76. 「オレンジが歯にしみたから」 狗飼恭子

未読 77. 「中島らもの明るい悩み相談室」 中島らも

★★読(会社員) 78. 「戦闘妖精・雪風(改)」 神林長平 神林長平SFって読みづらくて苦手。

未読 79. 「町工場 世界を超える技術報告」 小関智弘

未読 80. 「今夜、すべてのバーで 」 中島らも

未読 81. 「剣客商売」 池波正太郎

★★読(高校) 82. 「妖精作戦」 笹本祐一 新盤「星のダンス」とか「裏山の宇宙船」じゃないんだ。

未読 83. 「悪魔のミカタ魔法カメラ」 うえお久光

未読 84. 「赤毛のアン」 ルーシーモードモンゴメリ

★★★★★読(中学) 85. 「百億の昼と千億の夜」 光瀬龍 漫画もよかった。中二病も突き詰めるとこうなるという感じ。

未読 86. 「二重螺旋悪魔」 梅原克文

未読 87. 「アラビアの夜の種族」 古川日出男

未読 88. 「失われた時を求めて<第一篇&gt;スワン家の方へ」 マルセルプルースト

★★★読(中学) 89. 「星を継ぐ者」 ジェイムズ・P・ホーガン ホーガンは甘すぎてもう読めないなあ。中学生ぐらいの時は楽しめたけど。

未読 90. 「嵐が丘」 エミリー・ブロンテ

★★★★読(中学) 91. 「MOTHER2」 久美沙織 隠れた名作。

未読 92. 「若きウェルテルの悩み」 ゲーテ

未読 93. 「信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス」 宇月原晴明

未読 94. 「稲川淳二の死ぬほど怖い話」 稲川淳二

未読 95. 「星の墓標」 谷甲州

未読 96. 「鴉」 麻耶雄嵩

未読 97. 「東亰異聞」 小野不由美

未読 98. 「グラン・ヴァカンス―廃園の天使」 飛浩隆

未読 99. 「フィーヴァー・ドリーム」 ジョージ・R・R・マーティン

未読 100. 「しあわせの書―迷探偵ヨギガンジー心霊術」 泡坂妻夫

昔はモノを思わなかったことであるなあ。

2009-05-03

ふたば二次裏でまとめられていた、中高生のための100冊

  1. 「隣の家の少女」 ジャック ケッチャム
  2. 黒死館殺人事件」 小栗虫太郎
  3. 異邦人」 カミュ
  4. 「果心居士の幻術」 司馬遼太郎
  5. 突破者―戦後史の陰を駆け抜けた50年」 宮崎学
  6. 存在の耐えられない軽さ」 ミラン・クンデラ
  7. ドグラマグラ」 夢野久作
  8. 檸檬」 梶井基次郎
  9. 「大製鉄所―橋本雄介小説集」 橋本雄介
  10. ローダンシリーズ<1>大宇宙を継ぐ者」 K・H・シェール,クラーク・ダールトン
  11. 十角館の殺人」 綾辻行人
  12. 「豹頭の仮面」 栗本薫
  13. 「魔が堕ちる夜―デーモニックプリンセス 二次元ドリームノベルズ」 謡堂笹弘
  14. 車輪の下」 ヘッセ
  15. 玩具修理者」 小林泰三
  16. 罪と罰」 ドストエフスキー
  17. 封神演義」 安能務
  18. 江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼」 江戸川乱歩
  19. 「赤い影法師」 柴田錬三郎
  20. ファウスト」 ゲーテ
  21. 老人と海」 ヘミングウェイ
  22. ディアスポラ」 グレッグ・イーガン
  23. 「EGコンバット」 秋山瑞人
  24. 蝿の王」 ウィリアムゴールディング
  25. 「ドゥイノの悲歌」 R・M・リルケ
  26. 夏への扉」 ロバート・A・ハインライン
  27. コズミック」 清涼院流水
  28. 化物語」 西尾維新
  29. 姑獲鳥の夏」 京極夏彦
  30. 少女コレクション序説」 澁澤龍彦
  31. 人間失格」 太宰治
  32. 「左巻キ式ラストリゾート」 海猫沢めろん
  33. 帝都物語1」 荒俣宏
  34. 「道程」 高村光太郎
  35. 鼻行類―新しく発見された哺乳類構造と生活」 ハラルト・シュテュンプケ
  36. プログラミング言語C ANSI規格準拠」 B・W・カーニハン,D・M・リッチ
  37. ムーンチャイルド」  アレイスター・クロウリー
  38. 「外科室・海城発電 他5篇」 泉鏡花
  39. ラヴクラフト全集(1)」 H・P・ラヴクラフト
  40. 「饗宴」 プラトン
  41. 「書を捨てよ、町へ出よう」 寺山修司
  42. 「妖聖記」 竹河聖
  43. 「新訂孫子」 金谷治訳
  44. 寺山修司少女詩集」 寺山修司
  45. スローターハウス5」 カート・ヴォネガット・ジュニア
  46. アーカム計画」 ロバート・ブロック
  47. 地下室の手記」 ドストエフスキー
  48. 黄昏百合の骨」 恩田陸
  49. 「娘に語る祖国」 つかこうへい
  50. 「黄金の羅針盤 ライラの冒険」 フィリップ プルマン
  51. フリッカー式 <鏡公彦にうってつけの殺人」 佐藤友哉
  52. 未来のイヴ」 ヴィリエ・ド・リラダン
  53. 桜の森の満開の下」 坂口安吾
  54. 野火」 大岡昇平
  55. マッチ棒遊びの本―ひまつぶし決定版」 大島正二
  56. 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」 村上春樹
  57. 「マルコヴァルドさんの四季」 イタロ・カルヴィーノ
  58. さようなら、ギャングたち」 高橋源一郎
  59. 「すべてがFになる」 森博嗣
  60. 「発作的座談会」 椎名誠木村晋介沢野ひとし目黒考二
  61. 「知性について 他四篇 」 ショーペンハウエル
  62. 「夏と花火と私の死体」 乙一
  63. バガージマヌパナス―わが島のはなし」 池上永一
  64. 純粋理性批判」 カント
  65. 「高丘親王航海記」 渋澤 龍彦
  66. 黒猫」 エドガー・アラン・ポー
  67. 「わが闘争―完訳」 アドルフ・ヒトラー
  68. 夫婦茶碗」  町田康
  69. しゃばけ」 畠中恵
  70. 猫の地球儀」 秋山瑞人
  71. グミ・チョコレート・パイン」 大槻ケンヂ
  72. 遠野物語」 柳田国男
  73. 武士道」 新渡戸稲造
  74. 絶望系 閉じられた世界」 谷川流
  75. 「函の中の失楽」 竹本健治
  76. オレンジが歯にしみたから」 狗飼恭子
  77. 中島らもの明るい悩み相談室」 中島らも
  78. 戦闘妖精・雪風(改)」 神林長平
  79. 町工場 世界を超える技術報告」 小関智弘
  80. 「今夜、すべてのバーで 」 中島らも
  81. 剣客商売」 池波正太郎
  82. 妖精作戦」 笹本祐一
  83. 悪魔のミカタ魔法カメラ」 うえお久光
  84. 赤毛のアン」 ルーシーモードモンゴメリ
  85. 百億の昼と千億の夜」 光瀬龍
  86. 「二重螺旋悪魔」 梅原克文
  87. アラビアの夜の種族」 古川日出男
  88. 失われた時を求めて<第一篇&gt;スワン家の方へ」 マルセルプルースト
  89. 星を継ぐ者」 ジェイムズ・P・ホーガン
  90. 嵐が丘」 エミリー・ブロンテ
  91. MOTHER2」 久美沙織
  92. 「若きウェルテルの悩み」 ゲーテ
  93. 信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス」 宇月原晴明
  94. 稲川淳二の死ぬほど怖い話」 稲川淳二
  95. 「星の墓標」 谷甲州
  96. 「鴉」 麻耶雄嵩
  97. 東亰異聞」 小野不由美
  98. 「グラン・ヴァカンス―廃園の天使」 飛浩隆
  99. 「フィーヴァー・ドリーム」 ジョージ・R・R・マーティン
  100. 「しあわせの書―迷探偵ヨギガンジー心霊術」 泡坂妻夫

2009-02-23

[][]必読書 浅田彰

http://aquirax.blog3.fc2.com/blog-entry-3.html

批評家作家としても名前のある近畿大学の教師たちが学生に読ませる本のリストを作ろうとして出来上がったのがこの「必読書150」で、柄谷行人の序文によれば浅田彰も積極的に参加したらしい。

浅田彰が紹介したのは以下の本だ。

「饗宴」プラトン

ユートピア」トマス・モア

「グラマトロジーについて 上」ジャック・デリダ

「グラマトロジーについて 下」ジャック・デリダ

アンチ・オイディプス」ジル ドゥルーズ (著), フェリックス ガタリ

オイディプス王ソポクレス

パウル・ツェラン詩集〈1〉」パウル・ツェラン

パウル・ツェラン詩集〈2〉」パウル・ツェラン

パウル・ツェラン詩集〈3〉」パウル・ツェラン

2008-10-16

http://anond.hatelabo.jp/20081016012328

ハイクの惨状を良くしらないのだけど、詩集だけの増田ってないのかな。

AnonymousParnassusとか。

というのも、この時間増田にあがってくる詩をこのトラバで初めてちゃんと読んで、自分もよいなあとおもったので。

増田の中にあると、ちょっと埋もれ気味だよね。勿体無い。

2008-08-03

タイトル当て

http://anond.hatelabo.jp/20080803000009

著者のあいうえお順+外国人著者になってるな。

あと文庫限定で、同じ著者もあり、というところがヒントか。

とりあえず分かったところ。

29. 恩田陸ドミノasin:4043710011

42. 今野敏「隠蔽捜査asin:4101321531

80. 町田康町田康詩集asin:475843042X

95. カズオ・イシグロ日の名残りasin:4151200037

99. ハインライン夏への扉asin:4150103453

http://www.kinokuniya.co.jp/01f/event/kisen/index.html

No.著者書名ASIN情報
11.伊坂 幸太郎死神の精度」asin:4163239804
12.いしい しんじ「トリツカレ男」asin:4101069239
13.いしい しんじ「ぶらんこ乗り」asin:4101069212
14.石持浅海「扉は閉ざされたまま」asin:4396334060B!
15.
16.乾くるみ「イニシエーションラブ」asin:4167732017B!
17.宇江佐真理
18.
19.
20.
21.小川 洋子博士の愛した数式asin:4101215235
22.荻原 浩ハードボイルドエッグasin:4575508454
23.荻原 浩明日の記憶asin:4334743315
24.奥田 英朗イン・ザ・プールasin:416771101X
25.奥田 英朗「最悪」asin:4062735342
26.奥田 英朗空中ブランコasin:4167711028
27.
28.恩田陸夜のピクニックasin:4101234175
29.恩田陸ドミノasin:4043710011TB
30.海堂 尊チーム・バチスタの栄光asin:4796661611
31.垣根 涼介「君たちに明日はない」asin:4101329710
32.
33.加納朋子ななつのこasin:4488426018TB
34.川上 弘美「センセイの鞄」asin:4167631032
35.
36.
37.
38.北村 薫「空飛ぶ馬」asin:4488413013
39.北山 猛邦「「クロック城」殺人事件」asin:4062758636
40.
41.黒崎「しゃべくり探偵asin:4488418015
42.今野敏「隠蔽捜査asin:4101321531TB
43.坂木司  B!
44.酒見 賢一後宮小説asin:4101281114
45.桜庭 一樹少女には向かない職業asin:448847201X
46.佐々木「笑う警官asin:4758432864
47.
48.重松 清「流星ワゴンasin:406274998X
49.雫井 脩介犯人に告ぐasin:4575511552
50.司馬 遼太郎新選組血風録asin:4041290074
51.島田 荘司占星術殺人事件asin:4061833715
52.
53.小路 幸也東京バンドワゴンasin:4087462870
54.
55.
56.
57.
58.田辺 聖子ジョゼと虎と魚たちasin:4041314186
59.
60.豊島 ミホ檸檬のころasin:4344409221
61.中島 らも「今夜、すべてのバーで」asin:4061856278
62.
63.
64.
65.南條 範夫駿河城御前試合」asin:4198923213
66.畠中 恵しゃばけasin:410146121X
67.
68.
69.原尞
70.
71.樋口有介
72.
73.
74.藤沢周平
75.
76.星新一
77.堀江 敏幸「雪沼とその周辺」asin:4101294720
78.町田「告白」asin:4122049695
79.町田康町田康詩集asin:475843042XTB
80.
81.
82.
83.宮部 みゆき
84.村上 春樹ノルウェイの森asin:4062748681
85.村上 春樹世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドasin:4101001340
86.
87.森 絵都「DIVE!!」asin:4043791038
88.森 絵都カラフルasin:4167741016
89.
90.森見 登美彦四畳半神話大系asin:404387801X
91.山崎 豊子沈まぬ太陽asin:4101104263
92.横山 秀夫クライマーズ・ハイasin:4167659034
93.横山秀夫震度0asin:4022644354B!
94.
95.カズオ・イシグロ日の名残りasin:4151200037TB
96.ダニエル キイスアルジャーノンに花束をasin:4151101012
97.
98.
99.ハインライン夏への扉asin:4150103453TB
100.

トラックバックブクマ情報から更新しました。)

2008-07-08

猿ベージ

http://anond.hatelabo.jp/20080315152400]

これを全部読んでいない人間は「猿」です。

ちなみに猿に人権はありません。ネットで表現をする権利も自由もありません。よく覚えておくように。

プラトン『饗宴』岩波文庫

アリストテレス『詩学』岩波文庫

アウグスティヌス『告白』岩波文庫

レオナルド・ダ・ヴィンチレオナルド・ダ・ヴィンチの手記』岩波文庫

マキァベッリ『君主論中公文庫BIBLO, 岩波文庫

モア『ユートピア岩波文庫

デカルト方法序説岩波文庫

ホッブズリヴァイアサン岩波文庫

パスカル『パンセ』中公文庫

スピノザエチカ岩波文庫

ルソー『社会契約論』岩波文庫

カント純粋理性批判岩波文庫

ヘーゲル精神現象学平凡社ライブラリー, 作品社

キルケゴール死に至る病岩波文庫

マルクス資本論岩波文庫

ニーチェ『道徳の系譜』岩波文庫

ウェーバープロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神岩波文庫

ソシュール『一般言語学講義』岩波書店

ヴァレリー精神の危機』

フロイト『快感原則の彼岸』ちくま文庫

シュミット政治神学』未来社

ブルトンシュルレアリスム宣言』岩波文庫

ハイデッガー存在と時間ちくま文庫, 岩波文庫, 中公クラシック

ガンジーガンジー自伝中公文庫

ベンヤミン『複製技術時代における芸術作品』複製技術時代の芸術, 晶文社クラシック

ポランニー『大転換 市場社会の形成と崩壊』東洋経済新報社

アドルノホルクハイマー啓蒙弁証法岩波書店

アレント全体主義起源みすず書房

ウィトゲンシュタイン哲学探求』大修館書店

レヴィ=ストロース『野生の思考』みすず書房

マクルーハン『グーテンベルグの銀河系みすず書房

フーコー『言葉と物』新潮社

デリダ『グラマトロジーいについて』

ドゥルーズガタリアンチ・オイディプス』河出書房新社

ラカン精神分析の四つの基本概念』岩波書店

ウォーラーステイン『近代世界システム岩波書店

ケージジョン・ケージ青土社

サイードオリエンタリズム平凡社

ベイトソン精神と自然』新思策社

アンダーソン『想像共同体NTT出版

本居宣長『玉勝間』岩波文庫

上田秋成『胆大小心録』岩波文庫

内村鑑三『余は如何にして基督信徒となりし乎』岩波文庫

岡倉天心『東洋の理想』講談社学術文庫

西田幾多郎西田幾多郎哲学論集?・?・?』岩波文庫

九鬼周造『「いき」の構造』岩波文庫

和辻哲郎『風土』岩波文庫

柳田國男『木綿以前の事』岩波文庫

時枝誠記国語学原論』

宇野弘蔵経済学方法論』

海外文学

ホメロスオデュッセイア岩波文庫

旧約聖書創世記岩波文庫

ソポクレスオイディプス王新潮文庫岩波文庫

『唐詩選』岩波文庫

ハイヤーム『ルバイヤート』岩波文庫

ダンテ神曲岩波文庫

ラブレー『ガルガンテュアとパンタグリュエルの物語』岩波文庫

シェイクスピアハムレット角川文庫新潮文庫岩波文庫ちくま文庫

セルバンテスドン・キホーテ岩波文庫

スウィフトガリヴァー旅行記』岩波文庫

スターントリストラム・シャンディ』岩波文庫

サド『悪徳の栄え河出文庫

ゲーテファウスト新潮文庫岩波文庫

スタンダールパルムの僧院』

ゴーゴル『外套』

ポー『盗まれた手紙』

エミリー・ブロンテ『嵐が丘』

メルヴィル『白鯨』

フローベール『ボヴァリー夫人』

キャロル不思議の国のアリス

ドストエフスキー『悪霊』

チェーホフ桜の園

チェスタトンブラウン神父の童心』

プルースト失われた時を求めて

カフカ『審判』

魯迅『阿Q正伝』

ジョイスユリシーズ

トーマス・マン『魔の山』

ザミャーミン『われら』

ムージル『特性のない男』

セリーヌ『夜の果ての旅』

フォークナー『アブサロム、アブサロム!』

ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』

サルトル嘔吐

ジュネ『泥棒日記

ベケットゴドーを待ちながら

ロブ=グリエ『嫉妬』

デュラス『モデラートカンタービレ

レム『ソラリスの陽のもとに』

ガルシアマルケス百年の孤独

ラシュディ『真夜中の子どもたち』

ブレイクブレイク詩集

ベルダーリンヘルダーリン詩集

ボードレール悪の華

ランボーランボー詩集

エリオット『荒地』

マヤコフスキーマヤコフスキー詩集

ツェランツェラン詩集

バフチンドストエフスキーの詩学』

ブランショ『文学空間』

日本文学

二葉亭四迷浮雲

森鴎外舞姫

樋口一葉『にごりえ』

泉鏡花高野聖

国木田独歩武蔵野

夏目漱石我輩は猫である

島崎藤村破戒

田山花袋『蒲団』

徳田秋声あらくれ

有島武郎『或る女』

志賀直哉『小僧の神様』

内田百〓『冥途・旅順入城式』

宮澤賢治銀河鉄道の夜

江戸川乱歩『押絵と旅する男』

横山利一『機械』

谷崎潤一郎『春琴抄』

夢野久作ドグラ・マグラ

中野重治村の家

川端康成『雪国』

折口信夫死者の書

太宰治『斜陽』

大岡昇平『俘虜記』

埴谷雄高死霊

三島由紀夫仮面の告白

武田泰淳ひかりごけ

深沢七郎楢山節考

安部公房砂の女

野坂昭如『エロ事師たち』

島尾敏雄『死の棘』

大西巨人神聖喜劇

大江健三郎万延元年のフットボール

古井由吉『円陣を組む女たち』

後藤明生『挟み撃ち』

円地文子『食卓のない家』

中上健次『枯木灘』

斎藤茂吉『赤光』

萩原朔太郎『月に吠える』

田村隆一田村隆一詩集

吉岡実吉岡実詩集

坪内逍遥『小説神髄』

北村透谷人生に相渉るとは何の謂ぞ』

福沢諭吉『福翁自伝

正岡子規『歌よみに与ふる書』

石川啄木『時代閉塞の現状』

小林秀雄『様々なる意匠』

保田與重郎『日本の橋』

坂口安吾堕落論

花田清輝『復興期の精神

吉本隆明『転向論』

江藤淳『成熟と喪失』

by 柄谷行人、他

追記

必読書150』柄谷行人浅田彰、他(太田出版

http://www.amazon.co.jp/%E5%BF%85%E8%AA%AD%E6%9B%B8150-%E6%9F%84%E8%B0%B7-%E8%A1%8C%E4%BA%BA/dp/4872336569

ネットにはほとんど「猿」しかいないんじゃないかと思うことも多いので、是非、脱「猿」してみて下さい。2chは「猿」の巣窟でもかまわないのですが、はてなが「猿」の巣窟であってはインフラリソースの損失だと思っています。実のありげな議論が起こっているなと思いきや、はてな「猿」が集団でやってきて議論を潰しているケースがほとんどなので。

2008-02-23

死をポケットに入れて。

最初に言っておこう。

失ったものに対しての取り返しのつかなさを感じるのは、そこから多くの物を得ていたからだ。

愛し合った分、憎み合うように。

すべての物は、そうやって釣り合いを取っている。

父を亡くしたのは、14歳の時だ。

2度目の癌で、1度目は胃で、2度目は喉だった。

告知の是非がまだ争われていた時代、彼は知ることを望み、

一時帰宅のときに、家族の食卓で自分は癌だと、必ず治して帰ってくると、そう告げた。

今思うと、とても不思議病気だと思う。

癌は自分が育つために、宿主もやがて殺してしまう。

部位的なその特徴から、喉頭癌の進行は早い。

正月の一時帰宅を終えて、

(なんとも日本人とは律儀な性格だ。正月は自宅で迎えたいらしい。犯罪者でも、末期の患者でも。)

すぐに目に見えて容態は悪くなった。

口内炎のように見えていた癌は段々と増えて、私たちは怯えた。

皮膚は乾き、黄色くなり、骨と皮だけになっていく自分の肉親を見る機会は何度もあるものではない。

だけど、そんなことは何も珍しいことではない。

ありふれた病気の、ありふれた悲劇。

どんなにひどい事も、どんなに素晴らしい事も、この世の中では起こりうるのだ。

何よりも、見た目以上に思い知らされたのは、人が内側から段々と腐っていくその匂いだ。

甘くすえた、その匂いを今でも覚えている。

今でも、何年かに一度ぐらい、町中でその匂いをさせている人にすれ違うと懐かしく思う。

もうすぐ死にゆく人の、その匂い。

人は自分の信じたいことしか信じない。

そのためには、どんな事象も誤魔化せるのだ。

たとえば、肺に穴をあけて血と膿の混ざった水を吸いだしたり、真っ黒な血を吐いたり、

意識がなくなった父に看護婦が話しかけながら直腸に手を入れて汚物を掻きだしたり、

そんなことを目の当たりにしても、家族は信じるのだ。

「これで悪いものが全部出たから、あとは良くなるだけだ。」と。

病院時間は、緩慢なようで、あっというまに過ぎる。

廊下に面する個室のドアが閉じられたら、それは隣か、その隣の患者が死んで運ばれるサインだ。

病棟の個室は、治療のためのそれというよりも、順番を待つための場所に近い。

不思議なもので、どんなことにでも人間は慣れ、希望を持つことができるのだと思う。

クリスマス解放を願うアウシュヴィッツの収監者のように。

病棟でもまた然りだ。

中学生だった私は、医学書を読み、信じることを拒否し、

それでも意識を取り戻さない父親の横で、ポパイの「ぼくたちのセックス」特集に夢中になった。

どんなことも、釣り合いが取れているのだと思う。

こんなにも悲しいのは、きっと、こんなにも愛されていたからなのだと。

静かに、いつの間にか彼は死んでいた。

母親と弟が仮眠を取っている間に。

わたしが、介護用のベットで7月の雲の流れているのを見ていた間に。

最期には、痰も腹水も出なくなり、人間は乾いて死ぬものなのだと知った。

何のために、あの8か月は必要だったのか。

母親がこっそりと医師に手渡した、あの金は何だったのか。

何でもないと、今ならば思う。

すべては、私たち自身を慰める、その鎮魂の前払いのようなものだったと。

少しずつ、少しずつ、わたしたちは覚悟を重ねてきたのだ。

見たくないものを認めるために。

後悔をしないために。

誰のせいにも、しないために。

すべての物から得ることはある。

どんなに酷いことからも、経験を。

失ったものからは、愛情を。

束縛からは、解放を。

あるマンガで、しゃれこうべに怯える主人公魔女は言った。

頭蓋骨が怖いの?自分も一つ持っているのに?」

そうだ。わたしは怖くない。死は既に、自分の中にある。

だから、弟が事故で死んだ時も、私は比較的冷静さを保つことができた。

私はもう、14歳ではなく29歳になっていた。

馬鹿みたいなその死因を聞いた時も、少しだけ安堵した。

事故で良かったと。

それなら誰も憎まないですむ。

大きく腹部を膨らませて、全身の穴から血の混じった体液を流す弟の体を拭き、

検死後にドライアイスを置いていかない警察の不親切を苦々しく思った。

仕方のないことだ。警察葬儀屋ではないし、五月に死体は長持ちしない。

(いつか覚えておくと役に立つかもしれない。)

2度目の―今度はあまりに突然な―身内の死に途方に暮れながらも、

誰も憎まないでいいことに、少しだけ安堵した。

誰かのせいにすること、

誰かに責任を見つけること、

憎しみを将来に繰り延べることは、

自分を迷路に追い込むだけだ。

死をポケットに入れて。

棺に入れた弟の好きだった詩集は、灰となってなお文庫の形を保ち、火箸で突くと粉となって崩れた。

放蕩の限りを尽くした詩人は80歳を超えても生き長らえ、

20代の、5月の生の盛りに(flower of life)、弟は死んだ。

途方に暮れる母を支え、喪服美人妻を気取り、

火葬場で弟の骨を見た時は、とても申し訳なくて笑うしかなかった。

どこも損なわれていない、こんなに立派で太い骨なのに。

恥ずかしくて、恐縮するぐらいの健康人間だったのに。

どうしようもないことは、どうしようもないことだと思う自分は、どこかおかしいのだろうか。

弟の婚約者は、ショックで髪の毛が抜けてしまった。

私は、釣り合いをとるために、手放すことを選んだのだ。

それが自分のバランスを取るために、丁度良かったからだ。

今でも、ふと思う。

自分の中の死を。

自分の周りの死者を。

どうしようもない、役割とか、病とか、不正とか、エゴのことを。

昼間の汗や尿と同じように、夜中の暖かい布団の中で流す涙のことを。

何かを失ったと思っている人へ。

何の慰めにも為らないかもしれないが、それは間違いだ。

失った分、同じ大きさの何かを得ている。

何かを失ったと感じたのであれば、それは既に、それだけのものをあなたが受け取っていたからだ。

得たもの、それが憎しみならば、手放してしまえばいい。

あるいはその痛みは、あなたとあなたの亡くしたものだけで組成されたものだ。

それならば、誰にも渡さずに、自分のものだけにしてしまおう。

それから数年して、私は妊娠した。

まだ生物とも呼べないような、たった8ミリの物体の写真を見て、少しだけ、泣いた。

大きな喜びと、大きな喪失の両方の可能性を持ったものを、私は孕んでしまった。

愛と呼べるような感情は、まだわからない。

だけれど、ともに時間を過ごし、それを失った時に、

わたしは自分を壊さずにいられるだろうか。

死は、私の中にもセットされている。

その事を怖いとは思わないが、少しだけ、祈るような気持ちになる。

どうか、どうか、私が愛する人たちに、沢山の何かを与えることができますように。

釣合いなんて、とれていなくていいから、

たくさんの、―できれば喜びを―、残すことができますように。

あまりの陳腐さに自分で笑って、また少し、泣いた。

2007-12-07

http://anond.hatelabo.jp/20071207185213

ノンフィクションがいいなあ。

今まででおもしろかっったのは、シェークスピアの伝記とルソー物語

後、歴史物も好きだけど難しいのは苦手。

すーっと身体に入ってくるのがいいなあ。

詩集も好きです。

よろしくお願いします。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん