はてなキーワード: うえお久光とは
ベタと言われるだろうけど、俺のオススメ百合SFはやっぱり、うえお久光『紫色のクオリア』(電撃文庫、2009年)。
これは本当にすごい。人間がロボットにしか見えない少女という題材からクオリアの問題を扱うほのぼの百合なのでぜひ読んでみてください(にっこり)。古今東西のSFへのオマージュが詰まりまくっていて(クライマックス直前のシーンはまんまグレッグ・イーガンの『万物理論』やんけ! ってなった)、その上にこう友情以上恋人未満の絶妙な百合が描かれていて最高なんですよ(語彙力)。「1/1,000,000,000のキス」、いいよね……あとできれば原作に忠実なコミック版(全3巻)も買ってゆかりからの手紙も読んでほしい~~~~~~~~。
次点が、小川一水『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ』(ハヤカワ文庫JA、2020年~)。宇宙で泥をこねあげて漁をするというセンス・オブ・ワンダーあふれる設定から叩きつけられる体格差百合。2巻ではヤンデレな昔の女も登場してきて、ゴリゴリ異性愛主義の権化みたいな作家だった小川一水がついに百合に目覚めたんだなぁという謎の感慨が湧いてくる。
あと、小説じゃなくてアニメだけど、『プリンセス・プリンシパル』(2017年~)は百合スチームパンクの傑作だから見て。壁で分断された煙の街ロンドンで繰り広げられるスパイ&アクションが最高なのよ。メインはスパイなんだけど、ちゃんとスチームパンクもしているのでぜひ。
百合スチームパンクだと、エリザベス・ベア『スチーム・ガール』(創元SF文庫、2017年)も面白かった。都市伝説を扱ったやつだと、宮澤伊織『裏世界ピクニック』(ハヤカワ文庫JA、2017年~)も割と面白い。
「そうはならんやろ,が少ない」「人間の幸せや欲望をテーマ」ね。了解。
「猫の地球儀」(秋山瑞人)すまん。人間じゃない。主人公は猫だ。が,知能が高くなるよう品種改良された猫なので勘弁してくれ。社会から受け入れられない欲望を持ってしまった天才の物語。
「紫色のクオリア」(うえお久光)人間にとって自分の人生とは? 他人とは? を思弁的に突き詰めて突破した作品。ある意味,そうはならんやろの連続だが,それを豪腕でねじ伏せている。
「ふわふわの泉」(野尻抱介)画期的な発明で一攫千金に成功した主人公が幸せについて考える物語。ふわふわは架空の物質だが,製法はともかく,科学的には実在しても全くおかしくはない。それが存在することによる社会の変化も,あるいは変化のなさも,納得感がある。
おまえ本当に編集者だったのか? 白鳥士郎をBタイプの典型と思っているあたり全然わかってないといわざるをえない。
ラノベは、ある意味何でもありという懐の深さを持っていることもあり、たまに全然ラノベじゃないヒット作品やその種がまぎれこむことがある。
古くは小野不由美の「十二国記シリーズ」や有川浩の「塩の街」なんかがそうだ。浅井ラボの「されど罪人は竜と踊る」みたいなダークファンタジーや、うえお久光の「紫色のクオリア」とか桜坂洋の「All You Need Is Kill」みたいなハードSFがまぎれ込むこともある。
これらは、初速だけ出してあとはけちょんけちょんという普通のラノベとかは、根本的に違う売れ方をする。で、白鳥士郎の最新作はその典型例の作品だ。あれを「前作の人気が冷めないうちに出たから売れた」とか思ってるのだとしたら、お前の目は節穴もいいところだ。
http://anond.hatelabo.jp/20140604175240
http://anond.hatelabo.jp/20140605021604
正直野球とか詳しくないので適当だけど.打線の並びは最初の増田に依拠.
筒井康隆がやっつけ仕事で手を染めた学園タイムリープSF芸を完成させた名作.
ファミ通文庫の可愛らしい理系少女萌えイラストからの猛烈なアーサー・C・クラークリスペクトが熱い.ハヤカワ文庫での復刊時の謳い文句に草不可避.
読了後時系列を表に起こしてようやく理解できた.『タイム・リープ』と並ぶ学園タイムリープものの金字塔.
みんな大好き言語SF.感染モノと組み合わせてこんな風に料理するセンス・オブ・ワンダーの凄さ.
まあ,やっぱりこれでしょう.ラノベとしてもSFとしても完成されていて隙がない.
テスタメントの続きが出ていないことが最大の難点.はよ書け.
ぶく速 SFが読みたい!2012年のSFベストランキング発表!
うんちくは多いけど、それだけって感じ。
俺設定・俺テクノロジーを語るために物語を適当にこじつけたような。
SFってただの設定厨ってことだったの?
がっかり。
■2013/03/01追記
南極点のピアピア動画には、カタルシスがほとんど感じられなかったんだよね。
予定調和的に淡々と進んでいくだけで、オーバーテクノロジーなりトンデモ理論なりが、話の展開を作る上でただのモブに成り下がってたように思えた。
それを使って話の展開が180度変わったりとか、そういうカタルシスが欲しいんだ。個人的には。
SF的な「設定」は「とりあえずある」っていうだけで、おはなしの部分は平坦なストーリーをなぞるだけだったら、むしろストーリーなんてなくていいとすら思えるんだよね。
用語集とかだけでいいじゃん、みたいな。
じゃあSF小説の醍醐味ってなんなの?って話にもなっちゃうけど。
参考までに自分の傾向。
・とりあえず翻訳物は苦手っぽい。日本人の作家だとありがたいかも。
・よくまとめサイトとかであがるものだと星を継ぐ者があるけど、あれは最初の10ページだか20ページだかで読むのをやめてしまった。
・小川一水の老ヴォールの惑星は面白かった。でも同作者の他の作品(ラノベレーベルとか)はなんかイマイチ面白くなかった。
・伊藤計劃は前提知識とかが専門的すぎるように感じられてとっつきづらかった。
・ループもの、時空跳躍ものが好き。そういや夏への扉とかもオススメで上がってたっけか。
↑って書いたら、日本人のを読むからダメなんだと言われたから、とりあえずSF要素が薄いor読みやすい海外モノでオススメないかな?
名作と呼ばれてるもの=読みやすいってわけじゃないのは痛感してるから、「SF 名作」とかで出てくる本にも下手に手を出しづらいんだよね。
★★読(大学) 4. 「果心居士の幻術」 司馬遼太郎 地味。でもヘタに新撰組血風録とか読むよりマシかも。
未読 5. 「突破者―戦後史の陰を駆け抜けた50年」 宮崎学
★★読(会社員) 7. 「ドグラマグラ」 夢野久作 中高生でわかんのか? ふいんきの問題?
未読 10. 「ローダン・シリーズ<1>大宇宙を継ぐ者」 K・H・シェール,クラーク・ダールトン
★★★読(高校) 11. 「十角館の殺人」 綾辻行人 これは中高生でも楽しめた気がした。
未読 13. 「魔が堕ちる夜―デーモニックプリンセス 二次元ドリームノベルズ」 謡堂笹弘
未読 18. 「江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼」 江戸川乱歩
未読 19. 「赤い影法師」 柴田錬三郎
★★読(会社員) 22. 「ディアスポラ」 グレッグ・イーガン 会社員になってから読んだが難解すぎて楽しめなかった。宇宙消失とかの方が楽しくない?
★★★読(会社員) 23. 「EGコンバット」 秋山瑞人 「ガンパレードマーチ」っぽいなあと思った。「猫の地球儀」の方が好み。
未読 25. 「ドゥイノの悲歌」 R・M・リルケ
★読(高校) 26. 「夏への扉」 ロバート・A・ハインライン 昔のエスエフってこんなのかー。という感慨。期待しすぎるとがっかりする。
★★読(高校) 31. 「人間失格」 太宰治 背伸びして読んだが、よくわからなかった。
未読 34. 「道程」 高村光太郎
未読 35. 「鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活」 ハラルト・シュテュンプケ
未読 36. 「プログラミング言語C ANSI規格準拠」 B・W・カーニハン,D・M・リッチー
未読 37. 「ムーンチャイルド」 アレイスター・クロウリー
未読 38. 「外科室・海城発電 他5篇」 泉鏡花
★★★★★読(大学) 39. 「ラヴクラフト全集(1)」 H・P・ラヴクラフト 予想外に楽しかった! マジお勧め。
未読 40. 「饗宴」 プラトン
未読 41. 「書を捨てよ、町へ出よう」 寺山修司
未読 42. 「妖聖記」 竹河聖
未読 45. 「スローターハウス5」 カート・ヴォネガット・ジュニア
★★読(会社員) 48. 「黄昏の百合の骨」 恩田陸 同作者「麦の海に沈む果実」の続き。一冊だけなら「夜のピクニック」。
未読 50. 「黄金の羅針盤 ライラの冒険」 フィリップ プルマン
未読 51. 「フリッカー式 <鏡公彦にうってつけの殺人」 佐藤友哉
未読 52. 「未来のイヴ」 ヴィリエ・ド・リラダン
★読(大学) 53. 「桜の森の満開の下」 坂口安吾 これもアレコレで引用されてたんで読んでみた系。
未読 55. 「マッチ棒遊びの本―ひまつぶし決定版」 大島正二
★★読(大学) 56. 「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」 村上春樹 大学時代に村上春樹よく読んだけど、特に残らなかったなあ。
未読 57. 「マルコヴァルドさんの四季」 イタロ・カルヴィーノ
★★★★★読(大学) 58. 「さようなら、ギャングたち」 高橋源一郎 大学時代に高橋源一郎もよく読んだけど、理解できなかったなあ。でも、これは面白かった。
未読 59. 「すべてがFになる」 森博嗣
未読 60. 「発作的座談会」 椎名誠、木村晋介、沢野ひとし、目黒考二
未読 61. 「知性について 他四篇 」 ショーペンハウエル
未読 63. 「バガージマヌパナス―わが島のはなし」 池上永一
未読 66. 「黒猫」 エドガー・アラン・ポー
未読 67. 「わが闘争―完訳」 アドルフ・ヒトラー
★★★★読(会社員) 70. 「猫の地球儀」 秋山瑞人 かなり好きなSF。小・中学で「星虫」とか読んだ後に読むといいよ。
未読 71. 「グミ・チョコレート・パイン」 大槻ケンヂ
未読 75. 「函の中の失楽」 竹本健治
★★読(会社員) 78. 「戦闘妖精・雪風(改)」 神林長平 神林長平のSFって読みづらくて苦手。
未読 80. 「今夜、すべてのバーで 」 中島らも
★★読(高校) 82. 「妖精作戦」 笹本祐一 新盤「星のダンス」とか「裏山の宇宙船」じゃないんだ。
★★★★★読(中学) 85. 「百億の昼と千億の夜」 光瀬龍 漫画もよかった。中二病も突き詰めるとこうなるという感じ。
未読 88. 「失われた時を求めて<第一篇>スワン家の方へ」 マルセル・プルースト
★★★読(中学) 89. 「星を継ぐ者」 ジェイムズ・P・ホーガン ホーガンは甘すぎてもう読めないなあ。中学生ぐらいの時は楽しめたけど。
★★★★読(中学) 91. 「MOTHER2」 久美沙織 隠れた名作。
未読 92. 「若きウェルテルの悩み」 ゲーテ
未読 93. 「信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス」 宇月原晴明
未読 95. 「星の墓標」 谷甲州
未読 96. 「鴉」 麻耶雄嵩
未読 99. 「フィーヴァー・ドリーム」 ジョージ・R・R・マーティン
未読 100. 「しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術」 泡坂妻夫
昔はモノを思わなかったことであるなあ。