はてなキーワード: 就労移行支援事業所とは
男に多い。距離感が異様に近い。仲良くないのに「ストッキングの柄がさくらんぼで、いいですね😊」って男に言われた時はきしょかった!
インターネットでお絵描きしてる引きこもり、上には上がいるものを知らず傷の舐め合いで生きてる
webデザイナーとかいうクリエイティブ(だと思い込んでいる)な肩書きに憧れて入ってきた人。勤勉だけどめちゃくちゃ現実逃避するし、自分を過大評価しがち
職歴あるし、なんでここにいるんだろうって時々思う。強者。けどめちゃくちゃ裏で考えて考えて爆発するタイプだからここにいる
喋り方がわからんだけで、まとも
棚上げ
わいら愉快な仲間たち
女は夢見がちお花畑が多い
これは私が就労移行支援事業所で訓練を受けていた時に体験したことです。
入所して半年ほどたった頃、事業所施設の代表からご自身が大学で受け持っている福祉関係の授業の中でリカバリーストーリーを発表してほしいと頼まれました。
なんとなく流れで承諾してしまいましたが、よく考えるとリカバリーストーリーは当事者がその体験を共有して糧にするもので、支援者の卵とはいえ大学生の前で発表するのはちょっと違うのではないかと疑問に思いました。代表は実際の授業で、学生にたいしてこれから君たちが支援する人たちがどんな人たちなのか肌で知ってほしい、と言ってましたが、こういう分野で学んでいる学生さんは施設での実習が必ずあるでしょうにと内心納得がいきませんでした。
私は20才前後で初めて精神科を受診しましたが、正しい診断が出てそれに沿った処方薬が出されて症状が安定するまで16年かかっています。今は前向きに生きてはいますが、せめてあと10年早く正しい診断が出ていたらと思うことも時々あります。
若くて希望に溢れているように見える学生さんたちを目の当たりにして、発表の内容も相まって自分が学生さんたちと同じ年頃のときに自殺未遂を繰り返していたことがとてもリアルに思い出され、発表中はフラッシュバック寸前の精神状態でした。あの場でパニックを起こさなくてすんで本当によかったと思います。
もちろん学生さんたちが若くて生き生きして見えるのは表面上のことで、実際はいろんな悩みをかかえているでしょうし、もしかしたらあの場にいた学生さんたちの中にも、心療内科や精神科に通院している方がいらっしゃったかもしれません。
しかしやはり私と彼らの人生の差というものに思いを馳せずにはいられませんでした。引き受けたことをとても後悔しました。
もともと施設でプログラムの一環として取り組んでいたリカバリーストーリーですが、作成当時から苦しかった時期のことを書いていると気分が落ち込んで大変でした。何度か代表と担当の職員にリカバリーストーリーを書くつらさを訴えたのですが、あまり深刻に受け取ってもらえませんでした。この辺りをよく考慮して断ればよかったのですが、私は当時まだしっかりした自己主張ができるまでには回復していませんでした。
事前に渡された発表の原稿には代表の手で補足の文章がたくさん入れられていて、赤ペン先生に添削してもらった答案みたいになっていました。最後は私の好きなミュージシャンの曲の歌詞を紹介しろとの指示が入っていて呆れました。曲の歌詞を紹介するのは拒否して回避できましたが、利用者に対するコントロール欲求が強すぎると思いました。
授業が終わってから代表と担当の職員にカフェでケーキとコーヒーをご馳走になりました。下手に辛かったと抗議をすると感情が高ぶって泣いてしまい、公衆の面前で恥ずかしい思いをするのが分かっていたので努めて平静を装っていました。
学生さんに書いてもらった感想カードみたいな紙を見せられたのをおぼえています。否定的な感想はひとつもなく、最近の若い人はみんな大人しくて真面目だなと思いました。一人くらいは尖ったことを書く人がいそうなものですが、もしかしたらそういうカードは見せてくれなかっただけかもしれません。
担当の職員からその感想カードをコピーしたものをもらいました。これはとても光栄で喜ばしいことなのだから一生の思い出にしろと言わんばかりだなと思いました。受け取りたくないと思いましたがいらないですと拒否する力もなかったです。それから代表に謝礼として五千円の入った封筒を渡されました。働いていなかった当時の私にしてみれば大金でした。今日の辛い体験もこの五千円を手に入れるための我慢料だったのだなと考えて無理やり自分を納得させました。
あと、この時代表に言われた「君は今までの人生で社会貢献ができていなかっただろうけど、今日こうして福祉の未来を担う学生の役に立てたことは立派な社会貢献だから誇りをもってほしい」という言葉にはものすごくモヤモヤさせられました。私が自発的にそのような考えに至ったのならば問題ないですが、それは人に言われて思うことではないし、言葉の前半は完全に余計なお世話だと思いました。
感想カードのコピーは読み返したくもないし持っていたくもなかったので、悪いとは思いつつ最寄駅に設置してあるゴミ箱に捨てて帰りました。
なぜ私はよく知りもしない初対面の若い人たちの前で、困難だらけの、何一つうまく行かなかった今までの人生を語らなければならなかったのだろう。精神科に入院して大学を休学したこと、復学してなんとか卒業できたけれど就活で内定をもらえなかったこと、仕事に就いても不安と緊張ですぐに離職してしまったことなどを、支援者の卵とはいえ現役の大学生たちの前で私が話す必要はほんとうにあったのか。みんな好意的な感想ばかり書いてくれたけれど、それはあくまでそれが授業の一環だからで、心のなかでは私のことを馬鹿にしていたのではないか。
そんな考えが頭の中を駆け巡って涙が止まりませんでした。
この施設にいたのはもうかれこれ5年以上前ですが、このときのことはよく覚えていて、いまでもなんとなく心のしこりとして残っているので書いてみました。
現在でも代表の人がこうしたことをやっているのかはわかりません。
最後に、支援者の卵の学生さんに精神障害当事者のリカバリーストーリーを聞いてもらうことが全く意味がないとは思いません。
ただそれは当事者を大学に呼びつけてゲストのような形で発表させるのではなく、当事者が主催しているリカバリーストーリーの発表イベントなどに学生さんが見学という形で入るのが望ましいのではないかと思います。
「発達障害」を抱える人であれば、「得意分野を生かせる仕事が向いている」、「マルチタスクは苦手だが、狭く深い業務に対する適性が高い」という特徴があり、経理事務や特許事務など、比較的専門的な事務作業が向いているという。
(引用元: https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1911/28/news029.html 「半数以上の企業が達成していない「障害者雇用」 意識すべきは「当たり前」のこと 」)
発達障害者むけの就労移行支援事業所は比較的専門的な事務作業を教えるのが良さそう。
現状では多くの事業所が生活習慣やビジネスマナーを教えて軽作業・一般事務・清掃への就職が一般的だと思う。
軽作業・一般事務・清掃は社会に必要な大事な職種ではあるが、多くの発達障害者に向いてる向いていないでいえば向いていない仕事な気がする。
とにかくヤヴァイ(語彙力)のでヤヴァイ事象を書き連ねたいと思う。
勤務中に帽子を被っている。勤務中の激しい私語。休み時間に学生みたいに騒ぐ。咳をするとき口に手を当てない。同僚の悪口を職場で大声で言う。明らかな社会不適合者で他人を激しく攻撃する。事業所周辺で路上喫煙する。女性利用者に付き纏う男性利用者。いつも頭がフケだらけの人がいる。枚挙に暇がない。
餃子の皮ほどの正方形の紙を二つ折りにし、ホチキスで止めてくじを作る。ゲーセンに納めるものだ。
各人が黙々とくじを作り、仕事を締める段になるとそれらの合計を出していくつ作ったのか記録を残す。
ただ作ったくじの数を足し合わせるだけなのだが、ある日利用者間でトラブルに発展した。
集計方法を巡って大声で罵り合う喧嘩にまでなった。ただの足し算に集計方法の違いなど存在するのか疑問だが、A型では常人の理解を超える問題が頻発する。
私が通う事業所では冷凍餃子の販売もやっているのだが、その宣伝に使う(ポスティングする)チラシを作ったことがある。
2部のA4版の紙を重ねてホチキス止めして1部のチラシを作る。
A型利用者の知能は恐ろしく低い。ホチキス止めが終わったらなぜか「出来上がったチラシの部数を数える」と言い出した。
チラシを商品としてどこかに納めるとかなら部数を数える意味も分かるが、自社の宣伝のため自社周辺の民家に投下するチラシである。枚数を数える意味はない。
で、刷り数500に対してチラシは490部くらいだった。一応職員が足りない部数を追加でプリントアウトすることになった。
普通なら話はこれでしまいであるのだが、ここは狂気のA型事業所である。
""なんとなく気持ち悪いから数え直す""と一部の利用者が言い始め、本当に数え直しを始めた。
私は職員に「頭おかしいから止めてくれ」と訴えたのだが、「ここには色々な人がいるから」という謎の理由でストップはかからなかった。
トレーディングカードの仕分けをやったときも衝撃的な人がいた。
仕分けのルール(カードの向きを揃えましょうなど)を何回説明しても正しく仕分けできないのだ。
何度も説明してその人が「カードの表裏、上下といった概念を理解できない」ことに気づいたときは愕然とした。
リサイクルショップに納品するアニメグッズの詰め合わせを作る仕事があった。
リサイクルショップからは「鬼滅の刃のグッズは入れちゃダメ」とか「呪術廻戦のグッズはまとめて梱包してくれ」とかいくつかの指示があるのだが、それらの指示が作業をする利用者に正確に伝達されなかった。
リサイクルショップ→職員→利用者という順番で指示が伝わらなければいけないのだが、職員がちゃんと指示を利用者に伝えないのである。
当然、作業は何度もやり直しを食らう。この詰め合わせは鬼滅の刃が入っているからやり直しなどと言われ、同じ詰め合わせ作業を5回くらいやらされた。
ほとんど虐待に近いと思うのだが、A型事業所には採算という概念がないためこうした非効率が放置される。
うちでは6〜7人のチームで1000本のペンを4時間で組み立てる。
最低賃金(950円くらい)×6〜7人×4時間=22800〜26600円ほどのコストがかかる。
だがボールペンを1000本組み立てて業者からもらえる金は500〜1000円ほど。無茶苦茶な話である。
A型は行政からもらう補助金で成り立っている事業なので、利用者が通所してくれればもうそれで十分なのだ。
あるA型事業所を見学したとき、職員に「A型事業所に来てはダメ。就職できなくなる。一般就労したいなら就労移行支援事業所に行くべき」と力説されたことがあった。
まぁ、そうだよな。私が経営者だったら、こんないい加減なところから人を採りたいなんて思わない。
この増田を読んでる人たちに伝えたいことも""そういうこと""だよ。
私は成人済みの精神障害者だ。働いてはいない上、障害者年金ももらっていないので公的な収入はない。就労移行支援事業所に通っているが病状は一進一退、働ける見込みはまだ見えてこない。時には病状が酷く悪化して寝たきりのようになりながら、支援事業所を長期間休む事もある。私的な収入として、体調が良い時に家事をできる範囲で行い、小遣いをもらっている。惣菜の作り置きを含めた料理や買い物、洗濯、掃除など一通りの家事はできるがやはり体調に左右される。成人済みで親元も出ているというのに収入はその小遣いだけだ。
ところで、タイトル通り私は二次創作をしている。体調が良い時に、なおかつアイデアが浮かんだ時に何かを生み出す。人が作ったものも好きだ。二次創作とはズレるが、公式から出るグッズなども欲しい物が沢山ある。
だが私には収入がない。周りの同志たちが公式コラボカフェに行ったり、素敵な薄い本で目を輝かせている様子を眺めているだけだ。お小遣いで厳選したグッズや薄い本が精一杯だ。ありがたい事に、お金を出すから本を出して欲しいという申し出を受けた事もあるが、不安定な体調を思うと安易に飛びつけなかった。
また、見知らぬ人に攻撃をされた事がある。私は精神障害者だから推しキャラに相応しくない、推しの創作をするなと、そのキャラの同担拒否と同担拒否の取り巻きに言われたのだ。なお、私自身は同担拒否ではない。例えるなら、一人のアイドルを複数のファンで支えるような気持ちで推しを見ていたし、その同担拒否と面識もなかった。私がその推しの二次創作作品を書いていたから目についたらしい。また、私が障害者だという事はプロフカードに一文だけ書いてある。普段は聞かれでもしない限り呟かないし、その事で配慮も求めていない。そんな状態でもこうして攻撃される。
もう一つ、苦しいものがある。オタ活は自分のお金で、という慣習のような言葉だ。私もこの言葉は最もだと思う。借金や小遣いでやるべき事ではない、オタ活にはお金がかかるのだ。ただ、その言葉を聞くたびに胸が締め付けられる。私にはオタ活をする資格がない。二次創作も辞めるべきなのだろう。公式のグッズ情報も追うべきではないのだろう。だが、オタ活に娯楽を見出している私のような精神障害者が、オタ活を捨ててしまっては何を気力に頑張れるのだろうか。今も就労移行支援事業所に通いながら、自分の稼いだお金でオタ活をしたいと必死に藻掻いて、頑張って、倒れてを繰り返している。私が働けるようになる日は来るのだろうか。障害者のオタクが、オタク趣味に全幅の癒やしを求める事ができるようになって欲しい。
この増田です。業務内容が知りたいというコメ等あったので、書いてみます。
資格は難関な国家資格とか業務独占資格は何ももっていないが、意外と仕事で役立っているのは大学時代に取った簿記2級とニートの頃取った基本情報技術者。(後述)
ちなみに簿記は経済学部だったから単位認定のために取った。結局中退したけど…
基本情報は当時首都圏に住んでいたため「IT系なら学歴不問で一発逆転!」という浅はかな理由から。
取ってから何年もたっていたので、就労支援の時にプログラムのかたわら復習していた。(簿記は範囲が大幅に増えてて大変だった)
まずは電話応対。総務はほかの部署から色々な相談を受ける仕事なので、電話が出来ないと仕事にならない。
初めは自分に掛かってくる内線にすらビビっていたのだが、上司から「どうせほとんど社内相手なんだから敬語なんて適当でいいよ!」「用件だって掛けなおせば分かるんだし、番号もシステムで調べられるから、出るだけでOK!」と言ってもらい、何度もロールプレイに付き合ってもらって、2年目ぐらいからはフロアのどの電話が鳴っていても出られるようになった。
異動時の手続き諸々
最初は怖くて出来なかったが、「失敗しても全然大丈夫。それよりも新しいことに挑戦しないことのほうがダメ。」と言われたので意を決してやってみた。
会社見学もロールプレイをやったり、技術系の社員さんに製品のことを聞いて勉強したりして何度かやっているうちにそれなりにできるようになった。
他にも雑多な仕事が色々
管理部には他にも経理課とシステム課があるのだが、人数も多くないのに結構色々な問い合わせがひっきりなしにあり、本来の仕事が捗らないという状況だった。
「せっかく簿記とか持ってるんだし生かしてみない?課長と話つけたから!」
上司の提案?で、自分が問い合わせの一次窓口になって、自分で裁けるものはそこで処理をするという形になった。(全く気乗りしなくて、余計なことしやがってコノヤロウ…と思っていた。)
しかし、意外と自分の知識でも答えられるような問い合わせが多く、簡単な経費精算・費用処理・PCトラブル・ネットワークトラブルはそれで解決するようになった。
もちろん専門的な事柄は歯が立たないから、要点だけまとめてエスカレーションする。
(例)
「出張から帰ったらファイルサーバーにだけ繋がらない!ネットやプリンタは使えるのに」 ⇒ サブネットマスクが違う(出張先で変えて戻すのを忘れていた)。別セグメントにあるサーバーだけ通信できなかった。
「無線マウス買ったんだけど動かないから返品お願い」 ⇒ USB3.0にレシーバーを刺していて、ノイズで動かなかった。2.0に刺して解決。
期末・期初の繁忙期は問い合わせだけではなく、部署の仕事も手伝っている。
社内システムのマスタメンテやPCキッティング、簡単なマクロ作成、内製システムの公開前テスター
簿記1級か応用情報を取ったら本社経理やシステム部門にも行けると言われているけど (ただし英語必須)、資格は結構沼に嵌る人が多いと聞くし今は変な色気は出さずに目の前の実務に集中している。(あと現場に近い方が自分のモチベが保ちやすいというのもある。)
就労移行支援事業所は近年増えていて、中には質の悪いところもあると聞いている。以下、主治医に教えてもらったことのほぼ受け売りだが…
・最新の定着率や就職先を公開している
就職できても長く働けないと意味がないし、就職率100%とか謳っていても大半がA型・B型事業所のところもある。
就職先は一般企業か、雇用形態はどうか、3年定着率はどうなっているかを見学の時に(聞かずとも)教えてくれるところは良いと思う。
見学だけでは雰囲気はわからない。体験利用は必須。できないところは論外として、複数日(1週間とか)利用するとどんなカリキュラムが組まれているか、自分に合っているかが理解できる。
個人的には本人の障害特性理解に重点を置いている事業所がおすすめ。
スーツかビジネスカジュアルで、お堅い職場みたいな雰囲気の方が就職してから楽。実習行ったりすると、「事業所より全然緩いじゃん!」てなるので。
・平均利用期間が長すぎたり短すぎたりしない
就職者の利用期間が2年の上限ほぼギリギリだったりする場合は、中々就職が決まらずに期限の間際に就労継続支援に行くパターンが多い。
逆に短すぎる場合も、本人の適性を見極める前に就職してミスマッチが発生している可能性がある。(前の記事で書いたとおり、短期の実習を通じて特性を理解していくので、半年とかだと1~2回しか実習に行けない)
直前まで一般雇用でフルタイムだった人じゃなければ、1年くらいは通った方が定着率は上がる。
大学や公立病院が紹介するのは、ある程度実績がある所だと思う。(全てではない)
事業所のHPの求人とか、転職サイトの求人でスタッフの待遇を確認しておく。
休みが極端に少なかったり基本給が少なすぎる場合は、当然モチベーションも低下するだろうし、スタッフ一人ひとりに大きな負荷がかかっていてきめ細やかな支援がしにくい。
また、離職率も高い傾向にあるため、担当がコロコロ変わって長期的な関係の構築が難しい。
と大体こんなところ。
n=1なので参考程度に…
学生時代にうつと社交不安障害で休学のち退学、そのままズルズルとニートをやっていた。
薬が合ったのか症状は大分寛解していたものの、たまに日雇いバイトをやるくらいで気づけば20代半ばに。
親も定年が近づき仕送りも厳しいと言われたので実家に帰ってきた。
引っ越しに伴って主治医が変わり、WAIS-III(ウェクスラー成人知能検査)とかカウンセリングとかしてめでたく?発達障害の診断をもらった。
ADHD+ASD混合型だとのことで、お察しの通り 言語性IQ>>>>>>>動作性IQ。
病院の先生から、障害者雇用というものがあってうまく合えば長く安定して働けると聞いて、就労移行支援事業所を紹介してもらった。
一般企業への就労を目指す障害者が通う学校みたいなとこで、民間が運営しているが財源は行政からの補助金。
一生涯のうち2年(一部特例で3年)しか利用できない。(1度就職してから再利用する場合は、最初の利用期間を除いた期間した使えない)
そもそも日常の生活が徒歩10分圏内、電車に乗って通院するのが2か月に1度の大仕事のニートが週に40時間も働けるはずがない。。。
まずは毎日朝起きて、決められた時間に通所してプログラムを受け、帰るという生活リズムづくりからだ。
これが人によって異なるが1~3ヶ月くらいかかる。
毎日安定して来られるようになると、半日から1週間程度の職場実習がある。
この実習はすぐ就職に繋がるものではなくて、事業所と懇意にしている一般企業で仕事をやってみてフィードバックをもらい
本人の特性の理解や希望する業種・職種・働き方を決めるためのもの。
基礎体力がつき特性理解が進み、ビジネスマナーが身についてから本格的な就職活動が始まる。
大きく分けて3種類の方法がある。
1つめは事業所から紹介される長期の職場実習を通じて就職する方法。自分もこれで就職した。
2週間から長ければ2か月くらい、企業の中でインターンを行って評価が良ければ最終面接⇒就職。
学生のインターンに比べれば期間が長いが、発達や精神の障害を持っている人は心身の調子に波があることが多いので安定して働けるか確認するため仕方ない。
(2か月インターンやって不採用だった知人はかなり落ち込んでいた…)
2つめは自治体や民間企業が主催する合同面接会に参加する方法。
コンベンション・センターに色んな企業のブースがあって、気に入ったブースで面接する。学生の合説とあまり変わらない。
ただ、見た限りではハローワークの求人にはいい条件のものが少ない。(一般就労も同じか)
大手企業としては自分の特性理解がしっかりできていて、フルタイムで長期間働ける人が欲しいので
ハロワには求人を出さず、実績のある就労移行支援事業所から取ることが多いと思う。
自分の場合は2年間は人事部の人がメンターとしてついて、定期面談したり自部署で相談しにくい話を聞いてもらったりしていた。
初めのうちは、障害者枠ということで腫物扱いされないか心配していたが、きちんと仕事も振ってもらえて
それを真面目にこなしていれば一般雇用の社員と同じように頼られるようになってきたので職場環境が良かったのは幸いだった。
知人には企業が補助金目当てで雇用して、半ば放置状態に置かれている人もいたので
大手企業で障害者雇用実績が多く定着率の高いところにインターンを通して採用された方がミスマッチがないだろう。
大体弊社の新卒2年目と同程度だが、これは障害者雇用だから安いというわけではなく
昇進試験も受けられると聞いている。
投稿する前に、この記事を見てモヤモヤしたり嫌な思いをする人がいると考えなかったわけではないが
自分自身こういった支援施設があることをお医者さんに教わるまで全く知らず、
・たまたま実家が都市部にあり(医療・支援施設、就職先が多い)、親との関係も悪くはない
・フルタイム勤務ができる体力があった
・ちょうど会社が新卒・キャリア採用を増やしている時期だった(法定雇用率を下回ることを回避する必要があった)
・職場の人が穏やかで、暖かく接してくれた
・たまたま新型コロナがそこまで大きな問題になっていない時期に登用の話があった
タイトル通り、無職でいまうつ病を患っている。症状もちょっと落ち着いてきて就職してみようかと思ったところで壁にぶつかっている。
障害者雇用で働けないかと考えた。ほぼ治ったとはいえ、疲れやすいし時々気分の落ち込みがひどくて集中できなくなるから、多少給料は安くてもその点について理解と配慮をしてもらえる職場があれば、と甘く考えていた。
結論から言うと、どうやら障害者雇用はすぐに雇ってもらえるわけではないらしい。ちょっと細かい話になるが、就労移行支援事業所か、同じようなもの、要するにトレーニング機関に何ヶ月か休みなく通いましたという証明が求められることが多いらしい。
就労移行支援事業所はお金はかからないが、通っている間は働くことはできない。だから、障害者雇用で雇ってもらうためには何ヶ月か働かずにいられる蓄えが必要だということになる。そのためにはお金を貯めなきゃいけない。働いてお金を貯めるというそのことができないのに。
無収入期間をつくりたくなければ、アルバイトをする必要がある。アルバイトとかの非正規雇用をしながら正規雇用を目指す、ということになるが、そうなるともちろん鬱病に配慮はしてもらえない。
(知識不足なので、他の道があったら是非教えてほしい)
もちろん、うつ病患者を雇うにあたって企業が勤怠の実績を求めるのは理解できる。本人が「元気です」なんて言っていても口だけかもしれないし、「実際に規則正しい生活をして何ヶ月か施設に通いました」という客観的な証明は必要になるだろう。自分が雇う側ならほしい。
だから何ヶ月かのブランクは必要にならざるをえないのはわかる。でも、そのあいだお金が入らないし、施設のつまらない訓練を受けなければいけない。つらい。
うつ病になるのがこんな辛いことだとは思っていなかった。大学を出て働いた最初の会社でうつ病になった。パワハラや長時間労働や人間関係のトラブルがあったわけではない。ただただ退屈で、次第に会社に行けなくなりうつ病の診断をもらい休職した。
復職するという手もあったが、仕事内容のつまらなさゆえに発症したのだと思うと、戻っても仕方ないと思って退職してしまった。今思うとここが一つの分岐点だった。
自分はとにかく甘く考えていた。うつ病患者にどれだけ世間が厳しいか知らなかった。無職になることがどれだけ辛いか知らなかった。多少無能なのはいいかもしれない。でも、定時出勤ができない、意欲を欠いた人間は仲間として新しく迎え入れてもらえない。どこにも迎え入れられていない無所属の人間は生きるのが難しい。
優しい家族がいて、友達がいて、貯金もあると思っていた。腫れ物のように扱う家族と話すのが嫌になること、どんどん先に進む昔の友達とは話が合わなくなり疎遠になり新しい友達をつくるのも難しいこと、貯金があっという間になくなること。何も知らなかった。
こうやって読むと甘えてるな。「うつ病の私を受け入れてください、うつ病でも受け入れてくれて当然」って気持ちがにじみ出てる。自分の気持ちを言語化して初めて分かった。
今はもう何もない。逆に気が楽かもしれない。こっから人並みのところまで登れたら、自分で自分に拍手できるかも。後悔の念は湧くけど頑張ろう。自分をヒーローみたいに思えないと頑張れない。そのせいで鬱になったのかな。
近いんですか。色々大変だけど、お互いがんばりましょうね…。
途中で貯金が底をついて就職したのですが、就労移行支援事業所は1年ほど通っていました。
障害者就労の実習にも出たんですが、ビジネスマナーがギチギチできつかったです。
統率の取れた動きとか、清潔感とか、とにかく健常者に近づけるのが第一目標みたいな感じでした。
ITで短時間だったり、負担が軽い仕事というのは難しいのかもしれないと思ってて、他業種から探しています。
クローン病は障害者総合支援法の対象疾病ってことは知ってる?障害者年金について調べてるなら知ってるかな…
障害福祉サービスの方から就労支援系のものを受けられないだろうか
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/hani/index.html
>平成27年7月1日から「障害福祉サービス等※1 」の対象 となる疾病が、151から332へ拡大されます。
対象となる方は、障害者手帳※2をお持ちでなくても、必要と認められた支援が受けられます。
※1 障害福祉サービス・相談支援・補装具及び地域生活支援事業 (障害児の場合は、障害児通所支援と障害児入所支援も含む)
>手続き
◆対象疾病に罹患していることがわかる証明書(診断書など)を持参し、お住まいの市区町村の担当窓口にサービスの利用を申請してください。
◆障害支援区分の認定や支給決定などの手続き後、必要と認められたサービスを利用できます。 (訓練系・就労系サービス等は障害支援区分の認定を受ける必要はありません)
◆詳しい手続き方法については、お住まいの市区町村の担当窓口にお問い合わせください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/naiyou.html
就労を希望する65歳未満の障害者であって、通常の事業所に雇用されることが可能と見込まれる者につき、生産活動、職場体験その他の活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練、求職活動に関する支援、その適性に応じた職場の開拓、就職後における職場への定着のために必要な相談、その他の必要な支援を行います。
【対象者】
就労を希望する65歳未満の障害者であって、通常の事業所に雇用されることが可能と見込まれる者。具体的には次のような例が挙げられます。
・(1)就労を希望する者であって、単独で就労することが困難であるため、就労に必要な知識及び技術の習得若しくは就労先の紹介その他の支援が必要な65歳未満の者
・(2)あん摩マッサージ指圧師免許、はり師免許又は灸師免許を取得することにより、就労を希望する者
企業等に就労することが困難な者につき、雇用契約に基づき、継続的に就労することが可能な65歳未満の者下記の対象者に対し、生産活動その他の活動の機会の提供、その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練、その他の必要な支援を行います。
【対象者】
企業等に就労することが困難な者であって、雇用契約に基づき、継続的に就労することが可能な65歳未満の者(利用開始時65歳未満の者)。具体的には次のような例が挙げられます。
(1)就労移行支援事業を利用したが、企業等の雇用に結びつかなかった者
(2)特別支援学校を卒業して就職活動を行ったが、企業等の雇用に結びつかなかった者
(3)企業等を離職した者等就労経験のある者で、現に雇用関係がない者
通常の事業所に雇用されることが困難な障害者のうち、通常の事業所に雇用されていた障害者であって、その年齢、心身の状態その他の事情により、引き続き当該事業所に雇用されることが困難となった者、就労移行支援によっても通常の事業所に雇用されるに至らなかった者、その他の通常の事業所に雇用されることが困難な者につき、生産活動その他の活動の機会の提供、その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練、その他の必要な支援を行います。
【対象者】
就労移行支援事業等を利用したが一般企業等の雇用に結びつかない者や、一定年齢に達している者などであって、就労の機会等を通じ、生産活動にかかる知識及び能力の向上や維持が期待される者。具体的には次のような例が挙げられます。
(1)就労経験がある者であって、年齢や体力の面で一般企業に雇用されることが困難となった者
(2)就労移行支援事業を利用(暫定支給決定での利用を含む)した結果、B型の利用が適当と判断された者
(3)上記に該当しない者であって、50歳に達している者又は障害基礎年金1級受給者
(4)上記に該当しない者であって、一般就労や就労継続支援A型事業所による雇用の場が乏しい又は就労移行支援事業所が少ない地域において、協議会等から意見を徴すること等により、一般就労への移行等が困難と市町村が判断した者(平成27年度までの経過措置)
2017年10月11日、NHKEテレで放送したハートネットTVを見終わった。
吃音のある大学生の就職活動だった。番組は「私たちの就活 —吃音とともに生きる—」
>http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/program/index.html?id=201710042000>
今年もスタートした就職戦線。社会に出る期待と不安に揺れる大学4年生。近年、売り手市場が続くなか、取り残されそうな若者たちがいます。吃音症のある就活生たちです。吃音症とは、発声の際、第一音が出ない、繰り返す、引き延ばすなど言葉を円滑に話せなくなる症状。全世界の人口の100人に1人が吃音者であり、日本では120万人以上の吃音者がいると言われています。吃音は、その場の状況によって不規則に変化していき、家族や周りの人も理解しづらい上、本人すらもいつどこで吃るのか、わからないといいます。医学的にも、その原因や本態は分からず、完治も困難というのが通説です。多くの吃音者が、自分の障害と正面から向き合わざるを得ないのが就職活動の時。言葉によるコミュニケーション能力が要求される面接は大きな壁となっています。言葉が円滑に話せないことで、コミュニケーション能力が不足していると判断されることも少なくありません。夢を抱くことよりも、吃音による障害が頭をよぎり、話すことの少ない職業を選ぶ吃音者も多くいます。吃音への理解が乏しい状況で、生きづらさを抱えながら、社会に旅立とうとする姿を追いかけました。<<
なぜ、一般枠の就職活動で吃音があることをカミングアウトしているんだろうか。自殺行為だ。吃音のある人を採用できない理由になってしまう。はっきり言って多くの採用側が不採用決定するだろう。もちろん宝くじに当たるような確率でどんな障害をもっていても障害者手帳は必要ありませんという事業者もいるだろう。だがそのような奇跡に巡り合うのは就職活動期の短期間ではありえない。新卒という大事な時期を逸してしまうだろう。もしも吃音や障害などをカミングアウトしても大丈夫という企業名や団体名が存在するならインターネット上でリスト化されているはず。逆に名称を教えてほしいくらいだ。
病気や障害があることは隠し通せるなら隠してよい。どうして正直に話してしまうのか。職場で配慮してほしい事なんて告白されれば、配慮の必要ない人を採用したいと思ってしまうのが本音だ。採用側としても法定雇用率にすら計算できない状態の人を採用すると吃音のある学生達は本気で思っているのか。
障害者手帳を持っている状態で吃音がありますとカミングアウトするならまだ理解の余地はある。吃音のある就活生は障害受容が足りないと感じる。障害受容をしないで吃音がありますとカミングアウトをするのが逆に怖い。職場内の環境を整え配慮をする採用側はその分、法定雇用率にも計算したい。ウィン・ウィンの関係だ。吃音のある学生は正直にカミングアウトしてくれるわけだから、採用側の考えはカミングアウトをするなら障害者手帳をを持ってきてくださいだ。あとでコピーを提出してくださいだ。今ここで正直に吃音のある学生に告白します。
吃音のある人の発声練習、面接練習をしている場面がハートネットTVの放送内であった。どこかの就労移行支援事業所だろう。
だが。はっきりいってこれは無意味。面接のときだけ運良く何事もなくても、結局社会人として働くことになってからありとあらゆるコミュニケーションがある。仕事や業務のみではなく、お客様や取引先と友好な関係を構築維持する。理不尽な要求に対応することもある。社内でも決まりきったルーチンワークだけではない。イレギュラーもある。面接のときだけ上手く乗り切ってやろうという魂胆もいただけない。面接のときから嘘をついているのは評価できない。そのまま絶対にバレないなら問題ないが吃音は必ずわかってしまう。素直に障害者手帳を持ってきてほしい。そしてどのような場面だと吃音がでるのか。どういう人と話す時に吃音がでるのか。どのくらいの時間吃音になってしまうのか。吃音になった場合どう配慮をしてほしいのか。そういうことを面接で教えてほしい。発達障害学生が提出してくる私の取扱説明書という障害特性や苦手な部分を表現した資料も必要だ。こういったことも吃音のある学生には就労移行支援事業所で学んでほしい。
例えば、発達障害のある就活生なら障害者手帳(発達障害の場合は精神障害者保健福祉手帳が交付される)を取得して新卒障害者枠で応募をしてくる。社内でも発達障害のある新卒学生で入ってきて新人として働いている。とてもいい子たちばかりだ。本当に発達障害があるのだろうか?と思うくらい大人しい真面目な子もいる。最初はちょっと???な部分が多かった子もいる。障害者就労支援職?ジョブコーチや就労移行支援事業所スタッフなど外部の人間が間に入って、お互いの距離感を埋めてくれる。邦人と外国人が文化や考えの違いによって驚くようなこと最初は理解し難いことを通訳してくれる感覚だ。入社してきた新人さんに教えてもらったことだが、新卒就職活動は一般枠と障害者枠を両方やったそうだ。一般枠でもいけるかもしれないと頑張りつつ、障害枠もしっかり考えて人生設計をしたという。
そしてこの放送をみてわかったこと。吃音を持った発達障害の人もいる。あの放送に登場したどこかの就労支援施設で訓練していた訓練生達、男子学生、女子学生、彼彼女らの特徴的な喋り方話し方、微妙につまる間が有る、時間が停止し沈黙をする場面。これらを持った発達障害の子が社内に存在する。会話をする時に視線が合わないところ、首や頭を不自然に動かすところも酷似している。瞬きが多いことや、あのー、そのー、えーっと、うーんと、なんであの、などなどを話す時に使う子もいる。障害者雇用セミナーで吃音が発達障害者支援法に含まれており、軽度でも精神障害者保健福祉手帳を取得できるという説明を受けた。その際、アスペルガー症候群や広汎性発達障害、ADHDやLDなどの発達障害と一緒に吃音を持っている場合もあるとのことだった。
放送の中で吃音のある学生がマスコミとかメディア、システムエンジニアになりたいとか語り一般枠で吃音をカミングアウトしながら就職活動していた。発達障害のある障害者手帳を持った学生は障害者枠でスムーズに希望する業界で内定が出ている現状を知ったらどう感じるのだろうか。もちろん障害者枠のためできる仕事は一般枠と比較すれば限られている。ただ、新卒として社会人になることの重要性と意義は気付いてほしい。障害者枠でもいいから新卒でブランク無しの状態で社会に出てきてそこから成長してほしい。障害者枠でも新卒で入社できれば新人教育プログラムを受けてどこに行っても通用する最低限の知識を得られる。その後、会社や職場で幅広い年代の人と仕事をする。これを経験する方が圧倒的に重要だということを気付いてほしい。就活に失敗して非正規やフリーターになってしまうとこういった貴重な機会すら巡り会えない。
今回の放送を見たところ吃音のある学生は吃音を障害者ではないと思ってこだわっているように私には見えた。吃音のある人達は吃音以外の障害がある人を低く見ているのか?自分たちはそうじゃないよアピールをしているようにも見えた。繰り返しになるが発達障害のある学生は障害者枠で就職活動をし内定もらってマスコミやメディア業界に、システムエンジニアになっている子もいる。学生側有利と言われている2017年現在で内定が無い、新卒で就職失敗して履歴書に空白ができるのは長い人生で見て大きな損失だ。障害者枠でもいいから社会に出てこいとしか言えない。おそらく吃音のある人たちは障害者枠イコール給与が安いとか考えているんだろうけど、弊社は違う。仕事できるならチャレンジできる。さらに元々いた社員にあとから発達障害があることが判明し障害者手帳を取得した立場の後輩もいる。発達障害によって発生するかもしれない部分は対策をして今まで通り働いている。その後輩もパッと見、発達障害があるとは思えない。ただ独特な価値観やセンスがあるのは知っていた。たまたま普通の人が絶対にしないであろう事を失敗したのがキッカケで発達障害がわかっただけだ。
話をもとに戻す。
吃音のある人が障害者に障害者枠に偏見があるならなおさら障害者手帳取って社会に出てきて結果を出して吃音のある自分のためにも後輩のためにも道を切り開いていけばいいじゃないかというのが正直な気持ちだ。そういう道が既に存在していればそもそもハートネットTVで取材対象に選ばれることもないだろう。なぜなら就職活動で困らないからだ。そうなっていないからハートネットTVで放送されるようになってしまっている。今回ハートネットTVで吃音のある人を取材対象にしたのは吃音のある人以外にも吃音を知ってもらう意味もあったのだろう。NHKも障害受容の難しい発達障害もあると伝えたかった意図もあるだろう。私も思い切ってここに書こうという後押しをハートネットTVにしてもらった。吃音のある学生は素直に障害者手帳をもって就活してみなさい。そして社会に吃音のある人も仕事できるじゃん!と思わせてもっと一緒に働きたいと思わせなさい。吃音のある人側が障害者だと思われたら嫌だからという理由で一般枠にこだわって就活を頑張り続けるのは自由だけど発達障害学生がどのような就職活動をして人生計画を考えているかも知ったほうがいい。障害受容のできた発達障害学生と吃音のある学生はどんどん差が開いていると思う。発達障害のある人の雇用事例や合理的配慮事例はたくさん考えられている時期。吃音のある人も雇用事例がどんどん集まってくれば就活が少しやさしくなるかもしれない。発達障害のある人の雇用事例、発達障害のある先輩の声コーナーの中に吃音が全くないから採用側もどうしていいのかわからないということもあるだろうけど今がその時だと思われる。吃音のある人、吃音のある学生はどのような合理的配慮をしてほしいのかどんどん情報を発信してほしい。
2018年から精神障害者保健福祉手帳をもった人(発達障害も含む)の雇用義務化が開始される。
ここで人事業界、採用側は新卒で入社してしまうと流動性が無い身体障害者で法定雇用率を達成するのは難しい。知的障害のある人も流動性が無い。
精神障害者はどうかというと勤怠が安定しない場合がある。そこで発達障害者が出てくることになる。
発達障害がビジネスチャンスと認識して発達障害者を扱う職業訓練所も乱立している状態だ。発達障害向けの就労移行支援事業所はピンキリ。発達障害のある人、発達障害のある学生はK社経由の発達障害の人が多いのではないか。
法定雇用率の引き上げ。ダイバーシティやサステナビリティ、CSRというワードが報道で消費者に触れる機会が多くなっている。
そのため採用側も障害者雇用を積極的に行うところも増えてきている。
そこでちょうど障害受容ができている発達障害者が重要視されている。
障害者雇用関連のイベントやセミナーでもそもそも発達障害とは何か?の説明から発達障害者の特性を学ぶことも多くなっている。
広汎性発達障害、アスペルガー症候群などの自閉症スペクトラム、ADHD、LD、トゥレット症候群、吃音などは厚生労働省や内閣府も発達障害の説明として具体的に明記している。採用側の人事採用担当も障害名、病名や特徴を把握している。
そんな中で私は吃音があります。と一般枠でカミングアウトされてもその後の展開が良い方向に行かないこと、難しいことを吃音のある人にはよく理解してほしい。
前のほうに書いたが、本当に発達障害があるの?ってくらいの人も障害者手帳を持っている。吃音も障害者手帳を取得してから就活戦線に来てほしいと思う。
ハートネットTVの冒頭でどこかの合同就職説明会でどこかの会社の人事採用担当者がコミュニケーション能力の重要性を解説していたように。その要求水準に吃音のある人が応えられないならば
障害者手帳を持っていてほしいというのが本音だ。何度も繰り返し書いているが、これが採用側の本音だ。吃音のある人よ。吃音のある学生よ。採用側は法定雇用率に計算したい。このような背景があるわけだから一般枠で病気や障害があります!とカミングアウトしても不採用通知の来る可能性が高くなるだけなのでそこの部分をよく考えて行動してほしい。
世の中には、就職をしたい障害者を支援する制度がいくつもある。その中の一つが、就労移行支援事業所だ。
これは国から委託を受けた私企業によって運営されている、通所型の施設である。
この施設を利用するには、地方自治体に利用申請をしなければならない。
が、この辺りの細かい制度の説明はあまりしないでおこう。こうした手続きは役所や施設に聞けば済む話だ。
この就労移行支援事業所が何をしてくれるかというと、就職までの手伝いと、就職後の定着支援をしてくれる。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/shingikai01/pdf/5-2i.pdf の2ページ目に詳しい図がある。ちなみにこの資料、就労移行支援事業所についての話は1〜2ページ目だけで、3ページ目と4ページ目はまた違う施設の話なので注意すること。
まぁ、こういう何をしてくれる施設かについての話も置いておこう。それも役所や施設がしてくれるだろう。
今回は、役所や施設に聞いてもわからんであろう部分を、実際にこの就労移行支援事業所に約2年通いようやく就職が決まった私が見てきたものを話したいと思う。
まず、この施設に向いている人と向いていない人の話からしよう。向いている人は、少なくとも1年近くは就職しなくても暮らしていけるあてがある人。向いていない人は、今すぐ就職できないと食い詰めてしまう人だ。
たぶん、多くの人がんなアホなというツッコミを入れたことだろう。だが、これは事実だ。
就労移行支援事業所が支援してくれる就職までの道のりは、決められた出席日に休まず出席する体力を作るところから始まる。最初は週3日くらいから始めて、数ヶ月かけて週5日出席できるようになるところがスタートである。これには最短で3ヶ月くらいかかる。
なんでこんなに低レベルなところから始めるのかというと、結局これが現実だからだ。特に病に倒れて療養していた人が、さあ元気になったから明日から週5日8時間のフルタイムで働くぞ!と意気込んでも、絵に描いた餅よりも食えない絵空事にしかならない。そんな便利なスイッチはない。
そして働く諸氏はご存知の通り、決められた日に出勤ができない人の居場所はどこにもない。
だからまずは決められた日に出席ができるというところが一番重要視される。加えて出席実績というのは1ヶ月の短期で見てもあまり意味がない。少なくとも3ヶ月は様子を見なければ安定して出席できるかどうかの判断もできないのだ。
なので、数ヶ月のうちに転職を決めなければならない人には、就労移行支援事業所は全く向かない。
それでも1年はふかしすぎだろ、と思うかもしれないが、3ヶ月という最短スピードで出席が安定したとして、次は企業実習が待っている。これは2週間から1ヶ月くらいの期間をかけて普通に経営されている企業で実習をさせてもらうというものだ。この実習をすることで、実際に働くのにかなり近い感覚を会得する。場合によっては、そのまま雇用に結びつくこともある。
これは1社だけではなく、2〜3社ぐらい体験実習に行くのが普通だ。だから、この段階でも3ヶ月は使うことになる。
この段階の目的は、自分の体調にとって無理のない勤務条件を探っていくことだ。就労移行支援事業所に休まず出席できていたとしても、実際の企業でそれをそのまま維持できるとは限らない。加えて、自らの障害特性と仕事内容のマッチングを見ることも大切なことだ。
そしてここまで最短でも6ヶ月。あとはひたすら履歴書を作り送り面接されたりお祈りされたりを繰り返すことになる。この段階にどのくらい時間がかかるかは運の要素も強いが、実はここで足踏みしてしまう人は案外いたりする。この段階に1年くらいいるのに就職が決まらず、2年(条件が許せば3年)の利用期限が来て去って行ってしまう人をちらほら見た。
なので、これらの段階に耐えられる最低条件というと、少なくとも1年近くは就職しなくても暮らしていけるあてがある人、になってしまうのだ。
私の通っていた事業所の範囲で就職した人できなかった人を見て来たが、まず就職しやすいのはコミュニケーションに難のない身体。この人たちは1年経つか経たないくらいで就職して行く。次にコミュニケーション能力に難のない軽度の精神、発達。この人たちは1年半から2年くらいで就職。そのほかの人が就職して行った姿はあまり見ていない。
なので個人的な感想として、企業は障害者の上澄みを求めているのだなぁ、と思う。出席率が低くなりがちな障害だったり、コミュニケーション能力に難を抱えている障害だったりすると、途端に就職がきつくなる印象を持った。
総括として、就労移行支援事業所は利用するべきなのか?という問いがあるが、個人的には「利用できればしたほうがいい」と思う。
その理由としては、自分の「無理のない日数で決められた日に確実に出席できる能力」は就労前に把握できていたほうが絶対にいいと思うからだ。
こんな当たり前のことを、と思う方は多いだろうが、これができない障害者の方は案外多い。特に精神。
企業側も、週3日だけど決められた日に確実に来れる人、は使い手があるが、週5日のうち不定期に2日休む人、はなかなか使いづらい。
病気等により図らずとも後者になってしまい仕事を辞めざるを得なくなってしまった、という経験を持つ方は納得していただけるものと思う。
そしてここからが重要だが、この就労移行支援事業所はピンキリである。
実際に自分が通う就労移行支援事業所を決めるまでの間いくつもの事業所を見学に行ったが、とりあえず人を集めているだけで利用者の就職支援指導をあまりしていなさそうなところもちらほらあった。そういうところは、うちはゆるくて自由なところだと言っていたが。
就労移行支援事業所は大抵体験期間を用意してくれているので、それを利用してスタッフの質を見極めよう。支援期間の2年まるまる使って結局就職できない、というリスクはあるのだから。
個人的には、スタッフがビジネスライクかどうかで事業所を選んだが、正解だったと思っている。
だが、それは結局就職が決まったからの意見で、同じ事業所に通っていて結局就職できなかった人には別の意見があるだろうが。
しかし、この就労移行支援事業所で障害者の就職が全て解決するのかというと、そんなことはない。
そもそもこの施設に長期間通うための生活基盤がない人はこの施設ではどうにもできない。それに、前述の通り支援期間は基本2年までと定められている。その間に就職ができないとなると、どうなるのか?残念ながら私はこの答えを知らない。
また、体調には自信があるんだという人はここで体力をはじめとした基盤作りから始めるよりは、障害者職業能力開発校の方がより実践的な職業訓練が受けられるだろう。